JPH0413736Y2 - - Google Patents

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JPH0413736Y2
JPH0413736Y2 JP1985033389U JP3338985U JPH0413736Y2 JP H0413736 Y2 JPH0413736 Y2 JP H0413736Y2 JP 1985033389 U JP1985033389 U JP 1985033389U JP 3338985 U JP3338985 U JP 3338985U JP H0413736 Y2 JPH0413736 Y2 JP H0413736Y2
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JP
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card
transport path
shutter
abutting surface
roller
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、簡易な構成で、カードの挿入を確
実に一時停止させるようにしたカードリーダにお
けるカードシヤツタ機構に関するものである。
〔従来の技術〕
カード情報の読取りあるいは書込み処理を行う
カードリーダにおいて、カードリーダ内に異物の
挿入あるいは液体の注入などによりカードが故障
するのを防ぐため、あるいはカード処理中にカー
ドを引き抜くなど異常、不正操作を防止するため
に、カード取込み時あるいは返却時以外はカード
取込み部からカード搬送路内へのカード挿入を阻
止するカードシヤツタ機構が設けられている。
従来のこの種のカードシヤツタ機構は第7図に
示すように、カード挿入口1から挿入されたカー
ド2はガイド3に規制されながら入り込み、固定
シヤツタ4に突き当たる。この固定シヤツタ4に
よりカード2は一時的に停止される。この状態で
検出器(図示せず)がカード2の挿入を検知する
と取込みローラ5はカード2を押し曲げながら矢
印A方向に降下し、カード2の先端をカード搬送
路6方向に案内し、搬送機構によりカード2はカ
ードリーダ内に取り込まれるようになつている。
第8図は他の従来例を示すもので、カード挿入
口1から挿入されたカード2はガイド3に規制さ
れながら入り込み、可動シヤツタ7に突き当た
る。この可動シヤツタ7によりカード2は一時的
に停止される。この状態で検出器がカード2の挿
入を検知すると可動シヤツタ7は矢印B方向に駆
動され、カード搬送路6を開き、カード2は搬送
機構によりカード搬送路6内に取り込まれるよう
になつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来のカードシヤツタ機構では、
カード2が当接する各シヤツタ4,7のカード突
き当て面4a,7aが、カード2の挿入方向に対
して垂直な面で構成されていたので、カード2を
衝撃的に押し込んだり、突つつきながら挿入した
り、あるいはカード2を下方に折り曲げたり、あ
るいは湾曲した状態で挿入すると、カード2はそ
のままカード搬送路6内に入り込むなどして、十
分なカード停止機能を発揮できないという問題点
があつた。
この考案は、上記問題点を解決するためになさ
れたもので、いかなる挿入物に対しても一時停止
できるようにするとともに、カードを確実に取り
込むことができるカードリーダにおけるカードシ
ヤツタ機構を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかるカードリーダにおけるカード
シヤツタ機構は、カード挿入口から挿入されたカ
ードがカード搬送路内に入り込むのを阻止して一
時カード取込み部に停止させるための突き当て部
を設け、この突き当て部のカード突き当て面を湾
曲あるいは傾斜させてカード搬送路側に張り出し
た形状としたものである。
〔作用〕
この考案においては、カードがカード当り面に
当つた後でカードの先端が上向きに押し上げられ
るため、シヤツタの下面をカードが通過してカー
ド搬送路内に入り込むのを阻止する。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示すカードシヤ
ツタ機構の概略断面図であつて、第7図と同一符
号は同一部分を示す。この図で、8は取込み口カ
イドで、カード挿入口1が形成されている。9は
搬送ローラ、10は突き当て部のカード突き当て
面である。カード突き当て面10は図示のカード
2の先端が描く弧状、つまりカード搬送路6側に
張り出した形状に形成される。
まず、第1図の動作について具体的に説明す
る。カード挿入口1から挿入されたカード2は、
取込み口カイド8に案内されカードリーダ内部に
入る。カード2は固定シヤツタ4のカード突き当
て面10に当たる。この時、カード突き当て面1
0はカード搬送路6側に張り出した湾曲した形状
となつているのでカード2を挿入したとき、第2
図bのようになる。従来は第2図aに示すよう
に、カード挿入方向と直角にカード突き当て面1
0が設けられているので、押込力Fの反力F′(F
=F′)をカード2は挿入方向と逆方向に受ける。
剛性がそれ程大きくないカード2の場合、第2図
aのようにはならず傾向としては下向きとなる。
また強く押し込んだ場合も下方に湾曲する。これ
らの状態では、カード突き当て面10から受ける
反力F′の成分は下向きとなり、カード2はシヤツ
タ機構の下方に入り込む可能性が発生する。
そこで、この考案では第2図bのように、カー
ド突き当て面10を湾曲して下方を張り出す、あ
るいは第2図cのように、カード突き当て面10
を直線的に傾斜させて張り出すことにより、カー
ド2は押込力Fの反力F′(F=F′)の成分のうち、
上向き方向f′1を受ける。カード突き当て面10
の接線方向成分f2の反力f′2はカード突き当て面1
0とカード2の摩擦係数の大きさで決まる。カー
ド2を上向きに押し上げる力成分により、固定シ
ヤツタ4の下面をカード2が通過するのは極めて
困難となる。
一方、カード2は取り込む際は、カード2の挿
入を検出器で検出すると、取込みローラ5が矢印
A方向に動作して、カード2の先端を押し下げ
る。この時、カード2の曲げ支点8cは取込み口
カイド8の下側ガイド8bの上面奥端となる。な
お、8aは上側ガイドを示す。
取込みローラ5のカード2への作用点を2aと
すると、中心を曲げ支点8cとし、そこからカー
ド2への作用点2aまでの距離を半径としてカー
ド2は曲げられるが、カード2の先端2bはほぼ
同じ回転運動を行う。そこで、カード突き当て面
10の湾曲の程度を表す曲率半径は、原理的にカ
ード2を真すぐに挿入した際、先端2bが突き当
たるカード突き当り点10aと取込み口カイド8
の下側ガイド8bの上面奥端の曲げ支点8cとの
距離である。また湾曲の曲率半径はカード2の挿
み込み力を考慮して幾分大きくする。取込みロー
ラ5が矢印A方向に下降してカード2を押し下
げ、搬送ローラ9に挾持されると搬送力が付与さ
れ、カード2はガイド3に案内されカード搬送路
6内に取り込まれる。
第3図はこの考案の他の実施例を示すもので、
第1図のカード突き当て面10が斜面になつた例
であり、カード搬送路6側に張り出し、第2図c
で説明したように第1図の構成と同様の作用を有
する。
第4図はこの考案のさらに他の実施例を示すも
ので、可動シヤツタ7の場合を示す。取込み口カ
イド8に形成されたカード挿入口1から挿入され
たカード2は、取込み口カイド8に案内されカー
ドリーダ内部に入る。カード2は可動シヤツタ7
のカード突き当て面10に当たる。カード突き当
て面10は第1図と同様に、カード搬送路6側に
張り出し湾曲した形状となつているので、カード
2はたとえ衝撃的に押し入れても、可動シヤツタ
7を押し上げて入り込むことは極めて困難であ
る。
カード2を取り込む際は、カード2の挿入を検
出器が検出すると、可動シヤツタ7がソレノイド
等のアクチユレータ(図示せず)の駆動力により
上方矢印B方向に上げられ、カード搬送路6が開
かれる。カード2は取込みローラ5と搬送ローラ
9に挾持され搬送力を付与され、ガイド3に沿つ
てカードリーダ内部に取り込まれる。なお、カー
ド突き当て面10の湾曲部の曲率は、可動シヤツ
タ7の回転半径あるいは可動の円滑性を高めるた
めに若干大きくした曲率半径とする。
第5図はこの考案のさらに他の実施例を示すも
ので、可動シヤツタ7の駆動支点がガード突き当
て面10に対し、ガード挿入口1と反対側に設け
られたものであり、この構成ではカード突き当て
面10を第4図と同様な形状にした場合、可動シ
ヤツタ7を上方に上げ、カード搬送路6を開く際
カード2の先端2bを持ち上げ、ガイド3の上部
に密着して取込み困難となるので、可動シヤツタ
7は矢印C方向に直線的にスライドさせ、カード
2の先端2bを巻き込まない軌跡で動作させる。
なお、ここではカード搬送路6の上部に可動シヤ
ツタ7が位置している例を示したが、カード搬送
路6の下部に可動シヤツタ7を位置させることも
できる。この場合、シヤツタのカード突き当て面
10のカード搬送路6側、すなわち上部が張り出
し湾曲した形状とする。
第6図はこの考案の実施例に係るカードシヤツ
タ機構を備えたカードリーダの一例を示す側断面
図である。なお、この例においては、カード2と
して剛性の比較的弱い磁気カードを用い、磁気カ
ード式公衆電話機に応用した場合を例にして説明
する。
第6図はカード2を挿入したときの状態を示す
もので、あらかじめ所定の通話残度数が記録され
たカード2がカード挿入口1より挿入されると、
固定シヤツタ4のカード突き当て面10に当た
り、それ以上の挿入が阻止される。この状態で、
図示しない検出器がカード2の挿入を検知する
と、検知信号が制御回路に送出される。
制御回路は検出器等によりそのカード2が正規
カードが否かを判定し、正しければ取込み処理か
ら一連の処理命令を発する。まず、駆動用ソレノ
イド11が動作して、シヤフト12の連結ピン1
3を押圧するため、取込みレバー14は軸15を
中心としてスプリング16に抗して反時計方向に
回動され、取込みローラ5を降下させる。これに
より、カード2は取込みローラ5によつて押下げ
られ、搬送ローラ9との間に挾持される。
取込みレバー14が回動すると、これに連動し
て切替部材17が時計方向に作動するため、カー
ド搬送路6の後半部を開くとともに、カード返却
路18をふさぐ。駆動用モータ19が時計方向に
回転し、駆動力は駆動ベルト20を介して減速プ
ーリ21に伝達され、減速プーリ21と同一軸上
の搬送プーリ22aが時計方向に回転され、その
回転が搬送ベルト24を介して搬送プーリ22
b,22cおよび従動ベルト25、従動プーリ2
3a,23bに伝達される。搬送プーリ22cの
回転は、搬送ベルト24を介して返却ローラ26
に伝達される。この返却ローラ26の回転が、返
却ローラ26と同一体に形成されたギヤ連動を介
して搬送ローラ9に伝達される。よつて、搬送ロ
ーラ9は時計方向に回転し、取込みローラ5を挾
持して発生する取込み搬送力でカード2をカード
搬送路6に沿つてカードリーダ内部に取り込む。
その後、搬送ベルト24と従動ベルト25に挾
持されて、カード2はカード搬送路27に沿つて
搬送される。カード2の先端2bが磁気ヘツド2
8に達すると、カード情報の読取り処理を開始す
る。読取処理は、カード2がカード搬送機構29
によつて一定速度でカード搬送路27中を搬送さ
れている状態で行われる。カード2の後端が切替
部材17の上面を通過したのを検出器が検知する
と、制御回路からの制御信号により駆動用ソレノ
イド11を復旧させる。これにより、カード取込
み機構30および切替部材17は復旧し、取込み
前と同一状態となる。したがつて、2枚目のカー
ド2をカード挿入口1に挿入しても、カード取込
み機構30により取り込まれることはない。
通話が終ると、カード2は磁気ヘツド28によ
り残度数等を記録確認された後、必要に応じて残
度数の可視表示としてカード2上に、パンチ機構
31によりパンチ穴さん孔処理が施される。そし
て、カード2はカード返却口32に返却される。
返却処理はカード2を取込み処理と逆方向に搬送
することになるが、これは駆動用モータ19が反
時計方向に回転することにより、各プーリ21,
22a,22b,22c,23a,23b、各ロ
ーラ5,9,26および各ベルト20,24,2
5が第6図の各矢印方向とは反対方向に駆動され
ることにより実現できるのでその説明は省略す
る。
2枚目のカード2を挿入した状態でカード返却
処理を行うと、搬送ローラ9はカード返却方向に
回転するが、カード取込み機構30が復旧状態に
あり2枚目のカード2とは接触していないので、
2枚目のカード2をカード挿入口1より返却する
ことはない。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案は、突き当て部の
カード突き当て面を湾曲あるいは傾斜させてカー
ド搬送路側に張り出した形状としたので、平坦な
カードはもちろん、前方にたれ曲がつたカードで
も、強く挿入された場合でも、挿入力の突き当て
部から生じる反力の分力はカード取り込み方法、
つまりカード搬送路側とは逆方向に作用するの
で、カード取込み機構を動作させないで、押し込
むことが極めて困難となる。このように一部突き
当て面の形状、角度をもたせることは、加工ある
いは成形処理においては容易であるので、複雑な
カード挿入阻止機構を新たに設ける必要もなく、
部品点数、占有容積も小さくすることができる利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す側面図、第
2図a,b,cはそれぞれカードが突き当て面に
当つたときの作用を示す原理図、第3図、第4
図、第5図はそれぞれこの考案の他の実施例を示
す側面図、第6図はこの考案にかかるカードシヤ
ツタ機構を備えたカードリーダの側面図、第7
図、第8図はいずれも従来のカードシヤツタ構造
の一例を示す側面図である。 図中、1はカード挿入口、2はカード、3はガ
イド、4は固定シヤツタ、5は取込みローラ、6
はカード搬送路、7は可動シヤツタ、8は取込み
口ガイド、9は搬送ローラ、10はカード突き当
て面である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カード挿入口から挿入されたカードがカード搬
    送路内に入り込むのを阻止し、一時カード取り込
    み部に停止させる機能を備えた突き当て部を有
    し、前記カードを取り込む際は、前記カードを取
    り込みローラにより該カードを曲げて、前記突き
    当て部から前記カード搬送路側に挿入させるカー
    ドリーダであつて、前記突き当て部のカード突き
    当て面をカードの先端が前記カード搬送路側に曲
    げられないように湾曲あるいは傾斜させるととも
    に前記カード搬送路側に張り出し、さらに前記突
    き当て部の前後に前記カード搬送用のガイドをそ
    れぞれ設けたことを特徴とするカードリーダにお
    いてるカードシヤツタ機構。
JP1985033389U 1985-03-11 1985-03-11 Expired JPH0413736Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985033389U JPH0413736Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985033389U JPH0413736Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

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Publication Number Publication Date
JPS61152152U JPS61152152U (ja) 1986-09-20
JPH0413736Y2 true JPH0413736Y2 (ja) 1992-03-30

Family

ID=30535795

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JP1985033389U Expired JPH0413736Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625731Y2 (ja) * 1981-06-18 1987-02-09

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JPS61152152U (ja) 1986-09-20

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