JPH10223098A - 車両用レバースイッチ - Google Patents
車両用レバースイッチInfo
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- JPH10223098A JPH10223098A JP2491897A JP2491897A JPH10223098A JP H10223098 A JPH10223098 A JP H10223098A JP 2491897 A JP2491897 A JP 2491897A JP 2491897 A JP2491897 A JP 2491897A JP H10223098 A JPH10223098 A JP H10223098A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車の方向指示灯点灯装置等に使用される
車両用レバースイッチに関し、小音化を図った車両用レ
バースイッチを提供することを目的とする。 【解決手段】 キャンセルカム16によって摺動及び揺
動するカム6の上面に揺動軸6Bと共にガイドピン6F
を設け、カバー7に揺動軸6Bが摺動及び揺動可能に挿
入される長孔7Aとカム6の摺動方向に対して傾斜しガ
イドピン6Fが摺動する内側当接面7Dを有するガイド
孔7Eを設けた構成とすることにより、コイルばね8に
付勢されたカム6のガイドピン6Fがカバー7のガイド
孔7Eの傾斜した内側当接面7Dを摺動しながらカム6
とスライダー5が当接するようになるために小音化が図
れる。
車両用レバースイッチに関し、小音化を図った車両用レ
バースイッチを提供することを目的とする。 【解決手段】 キャンセルカム16によって摺動及び揺
動するカム6の上面に揺動軸6Bと共にガイドピン6F
を設け、カバー7に揺動軸6Bが摺動及び揺動可能に挿
入される長孔7Aとカム6の摺動方向に対して傾斜しガ
イドピン6Fが摺動する内側当接面7Dを有するガイド
孔7Eを設けた構成とすることにより、コイルばね8に
付勢されたカム6のガイドピン6Fがカバー7のガイド
孔7Eの傾斜した内側当接面7Dを摺動しながらカム6
とスライダー5が当接するようになるために小音化が図
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の方向指示
灯点灯装置等に使用される車両用レバースイッチに関す
るものである。
灯点灯装置等に使用される車両用レバースイッチに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用レバースイッチに
ついて、図4〜図6を用いて説明する。
ついて、図4〜図6を用いて説明する。
【0003】図4は従来の車両用レバースイッチの断面
図、図5は同分解斜視図、図6は同カバーを除いた平面
図であり、この図6は、スイッチ動作の説明のためにカ
バーの長孔を斜線で示している。
図、図5は同分解斜視図、図6は同カバーを除いた平面
図であり、この図6は、スイッチ動作の説明のためにカ
バーの長孔を斜線で示している。
【0004】図4及び図5において、1は樹脂製の上面
開放の箱形のケースで、側壁の一部に開口部1Aを有
し、これに対向する内側壁には節度用カム部1Bが設け
られている。
開放の箱形のケースで、側壁の一部に開口部1Aを有
し、これに対向する内側壁には節度用カム部1Bが設け
られている。
【0005】また、2は端部下面の回動軸2Aが上記ケ
ース1の開口部1Aに設けられた孔1Cに挿入され、ケ
ース1内に回動可能に収納された樹脂製の作動体で、他
端上面に凹状のカム溝2Bが設けられると共に、側面の
孔2Cには節度ピン3とコイルばね4が収納され、この
節度ピン3はコイルバネ4によって付勢されて上記ケー
ス1の節度用カム部1Bに弾接している。
ース1の開口部1Aに設けられた孔1Cに挿入され、ケ
ース1内に回動可能に収納された樹脂製の作動体で、他
端上面に凹状のカム溝2Bが設けられると共に、側面の
孔2Cには節度ピン3とコイルばね4が収納され、この
節度ピン3はコイルバネ4によって付勢されて上記ケー
ス1の節度用カム部1Bに弾接している。
【0006】そして、5は左右端にそれぞれ突部5Aを
有したコ字状のスライダー、6は樹脂製のカム、7は上
記ケース1の上面を覆う樹脂製のカバーであり、スライ
ダー5は下面に設けた凹溝5Bによって作動体2の上面
中央部の突部2Dに嵌合し、カム6は下面中間部に作動
体2のカム溝2B内を摺動する突部6Aと、上面中間部
にカバー7の長孔7Aに摺動及び揺動可能に挿入された
揺動軸6Bを有し、下面の溝6Cにはカバー7下面の左
右2ヵ所のフック部7Bに両端が係止されたコイルばね
8の中央部が挿通している。
有したコ字状のスライダー、6は樹脂製のカム、7は上
記ケース1の上面を覆う樹脂製のカバーであり、スライ
ダー5は下面に設けた凹溝5Bによって作動体2の上面
中央部の突部2Dに嵌合し、カム6は下面中間部に作動
体2のカム溝2B内を摺動する突部6Aと、上面中間部
にカバー7の長孔7Aに摺動及び揺動可能に挿入された
揺動軸6Bを有し、下面の溝6Cにはカバー7下面の左
右2ヵ所のフック部7Bに両端が係止されたコイルばね
8の中央部が挿通している。
【0007】また、9はケース1下方に配置されたスイ
ッチユニットで、端子板10上面には複数の固定接点1
1が植設されると共に、摺動体12の下面には固定接点
11と弾接する接触片13が収納され、摺動体12の上
面に設けた突部12Aはケース1底面の長孔1Dを通っ
てこの長孔1Dと直交する作動体2の下面の長孔2Eに
挿入されている。
ッチユニットで、端子板10上面には複数の固定接点1
1が植設されると共に、摺動体12の下面には固定接点
11と弾接する接触片13が収納され、摺動体12の上
面に設けた突部12Aはケース1底面の長孔1Dを通っ
てこの長孔1Dと直交する作動体2の下面の長孔2Eに
挿入されている。
【0008】そして、14はピン15によって作動体2
の端部に装着された操作レバーであり、16はステアリ
ングシャフト(図示せず)の回転に連動するキャンセル
カムで、外周部に突部16Aが形成され、ケース1の節
度用カム部1B側の外壁の近傍に配置されている。
の端部に装着された操作レバーであり、16はステアリ
ングシャフト(図示せず)の回転に連動するキャンセル
カムで、外周部に突部16Aが形成され、ケース1の節
度用カム部1B側の外壁の近傍に配置されている。
【0009】上記構成において、操作レバー14を図6
(a)の中央位置から左右へ回動動作すると、作動体2
がケース1の孔1Cとカバー7の孔7Cに挿入された回
動軸2Aと2Fを支点として回動すると共に、側面の孔
2Cに収納されコイルばね4によって付勢された節度ピ
ン3がケース1の節度用カム部1B上を弾接しながら摺
動するため、作動体2に装着された操作レバー14の節
度を伴った回動動作が行われる。
(a)の中央位置から左右へ回動動作すると、作動体2
がケース1の孔1Cとカバー7の孔7Cに挿入された回
動軸2Aと2Fを支点として回動すると共に、側面の孔
2Cに収納されコイルばね4によって付勢された節度ピ
ン3がケース1の節度用カム部1B上を弾接しながら摺
動するため、作動体2に装着された操作レバー14の節
度を伴った回動動作が行われる。
【0010】また同時に、上面の突部12Aが作動体2
の下面長孔2Eに挿入されたスイッチユニット9の摺動
体12が、作動体2の回動に伴って端子板10上を摺動
し、摺動体12の下面に収納された接触片13が固定接
点11上を弾接摺動することによって、複数の固定接点
11の電気的接離が行われる。
の下面長孔2Eに挿入されたスイッチユニット9の摺動
体12が、作動体2の回動に伴って端子板10上を摺動
し、摺動体12の下面に収納された接触片13が固定接
点11上を弾接摺動することによって、複数の固定接点
11の電気的接離が行われる。
【0011】さらに、作動体2の回動に伴って、カム6
の下面突部6Aが作動体2の凹状の溝2B内を摺動する
と共に、揺動軸6Bがカバー7の長孔7A内を摺動し、
作動体2が回動した図6(b)の状態では、コイルばね
8によって溝6Cを付勢されたカム6の突出部6Dが、
ケース1の節度用カム部1B上方の開口部1Eからキャ
ンセルカム16の方向に突出する。
の下面突部6Aが作動体2の凹状の溝2B内を摺動する
と共に、揺動軸6Bがカバー7の長孔7A内を摺動し、
作動体2が回動した図6(b)の状態では、コイルばね
8によって溝6Cを付勢されたカム6の突出部6Dが、
ケース1の節度用カム部1B上方の開口部1Eからキャ
ンセルカム16の方向に突出する。
【0012】そして、この状態でキャンセルカム16を
回転させると、キャンセルカム16が図6(c)に示す
方向に回転した場合には、キャンセルカム16の外周部
の突部16Aに突出部6Dを押圧されたカム6が、コイ
ルばね8の付勢に逆らって揺動軸6Bがカバー7の長孔
7A内を摺動しながらケース1内に押し戻された後、外
周突部16Aが突出部6Dから離れると、コイルばね8
によって付勢されて揺動軸6Bを支点として揺動し、側
面端部6Eが作動体2の上面中央部に嵌合したスライダ
ー5の突部5Aに当接した後、再び突出部6Dがケース
1の開口部1Eからキャンセルカム16の方向に突出し
図6(b)の状態に戻るだけで、キャンセルカム16が
空回りしスイッチの動作としての変化はない。
回転させると、キャンセルカム16が図6(c)に示す
方向に回転した場合には、キャンセルカム16の外周部
の突部16Aに突出部6Dを押圧されたカム6が、コイ
ルばね8の付勢に逆らって揺動軸6Bがカバー7の長孔
7A内を摺動しながらケース1内に押し戻された後、外
周突部16Aが突出部6Dから離れると、コイルばね8
によって付勢されて揺動軸6Bを支点として揺動し、側
面端部6Eが作動体2の上面中央部に嵌合したスライダ
ー5の突部5Aに当接した後、再び突出部6Dがケース
1の開口部1Eからキャンセルカム16の方向に突出し
図6(b)の状態に戻るだけで、キャンセルカム16が
空回りしスイッチの動作としての変化はない。
【0013】これに対し、スイッチの動作をキャンセル
させる図6(d)に示す方向にキャンセルカム16が回
転した場合には、突部16Aに突出部6Dを押圧された
カム6が揺動軸6Bを支点として揺動し、カム6の左右
の側面端部6Eが作動体2の上面中央部に嵌合したスラ
イダー5の突部5Aを押圧するため、この押圧力によっ
て作動体2が回動軸2Aと2Fを支点として回動し、ス
イッチ動作がキャンセルされ図6(a)の中央位置に復
帰するように構成されている。
させる図6(d)に示す方向にキャンセルカム16が回
転した場合には、突部16Aに突出部6Dを押圧された
カム6が揺動軸6Bを支点として揺動し、カム6の左右
の側面端部6Eが作動体2の上面中央部に嵌合したスラ
イダー5の突部5Aを押圧するため、この押圧力によっ
て作動体2が回動軸2Aと2Fを支点として回動し、ス
イッチ動作がキャンセルされ図6(a)の中央位置に復
帰するように構成されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成の車両用レバースイッチでは、操作レバー14を
中央位置から左右へ回動動作した後、キャンセルカム1
6を空回りする図6(c)の方向に回転させた場合、キ
ャンセルカム16の突部16Aがカム6の突出部6Dか
ら離れる際に、コイルばね8に付勢されたカム6が揺動
軸6Bを支点として揺動し、側面端部6Eが作動体2上
面のスライダー5の突部5Aに当接するため、この際に
発生した衝撃音がケース1内に共鳴して大きな音とな
り、自動車内の静音化が要求される中で障害となってい
るという課題があった。
の構成の車両用レバースイッチでは、操作レバー14を
中央位置から左右へ回動動作した後、キャンセルカム1
6を空回りする図6(c)の方向に回転させた場合、キ
ャンセルカム16の突部16Aがカム6の突出部6Dか
ら離れる際に、コイルばね8に付勢されたカム6が揺動
軸6Bを支点として揺動し、側面端部6Eが作動体2上
面のスライダー5の突部5Aに当接するため、この際に
発生した衝撃音がケース1内に共鳴して大きな音とな
り、自動車内の静音化が要求される中で障害となってい
るという課題があった。
【0015】本発明はこのような従来の課題を解決する
もので、小音化を図った車両用レバースイッチを提供す
ることを目的とするものである。
もので、小音化を図った車両用レバースイッチを提供す
ることを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の車両用レバースイッチは、キャンセルカムに
よって摺動及び揺動するカムの上面に揺動軸と共にガイ
ドピンを設け、カバーに揺動軸が摺動及び揺動可能に挿
入される長孔に加えカムの摺動方向に対して傾斜しガイ
ドピンが摺動する内側当接面を有するガイド孔を設け、
ばねに付勢されたカムのガイドピンがカバーのガイド孔
の傾斜した内側当接面を弾接摺動しながら、カムとスラ
イダーが当接するように構成したものである。
に本発明の車両用レバースイッチは、キャンセルカムに
よって摺動及び揺動するカムの上面に揺動軸と共にガイ
ドピンを設け、カバーに揺動軸が摺動及び揺動可能に挿
入される長孔に加えカムの摺動方向に対して傾斜しガイ
ドピンが摺動する内側当接面を有するガイド孔を設け、
ばねに付勢されたカムのガイドピンがカバーのガイド孔
の傾斜した内側当接面を弾接摺動しながら、カムとスラ
イダーが当接するように構成したものである。
【0017】この本発明により、カムがスライダーに当
接する際の衝撃音を緩和させ、小音化を図った車両用レ
バースイッチを得ることができる。
接する際の衝撃音を緩和させ、小音化を図った車両用レ
バースイッチを得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、側壁の一部に開口部を有した上面開放の箱形のケー
スと、このケース内に一端が上記開口部近傍を支点とし
て回動可能に収納され、他端上面に凹状のカム溝を有す
る作動体と、この作動体の上面中央部に嵌合したコ字状
のスライダーと、上面端部にガイドピンを有すると共
に、上面中間部に揺動軸を、下面中間部に上記作動体の
カム溝内を摺動する突部を有し、ばねに付勢され作動体
の回動によって作動体上を摺動及び揺動するカムと、上
記カムの揺動軸が摺動及び揺動可能に挿入される長孔を
有すると共に、このカムの摺動方向に対して傾斜し上記
ガイドピンが摺動する内側当接面を有するガイド孔を備
えて上記ケースの上面を覆うカバーと、上記ケース下方
に配置され上記作動体の回動によって複数の固定接点の
電気的接離を行うスイッチユニットからなる構成の車両
用レバースイッチとしたもので、キャンセルカムを空回
りする方向に回転させた際、ばねに付勢されたカムのガ
イドピンがカバーのガイド孔の傾斜した内側当接面を弾
接摺動しながら、カムとスライダーが当接するように構
成されているため、カムがスライダーに当接する際の衝
撃音が緩和され、小音化を図った車両用レバースイッチ
を得ることができるという作用を有する。
は、側壁の一部に開口部を有した上面開放の箱形のケー
スと、このケース内に一端が上記開口部近傍を支点とし
て回動可能に収納され、他端上面に凹状のカム溝を有す
る作動体と、この作動体の上面中央部に嵌合したコ字状
のスライダーと、上面端部にガイドピンを有すると共
に、上面中間部に揺動軸を、下面中間部に上記作動体の
カム溝内を摺動する突部を有し、ばねに付勢され作動体
の回動によって作動体上を摺動及び揺動するカムと、上
記カムの揺動軸が摺動及び揺動可能に挿入される長孔を
有すると共に、このカムの摺動方向に対して傾斜し上記
ガイドピンが摺動する内側当接面を有するガイド孔を備
えて上記ケースの上面を覆うカバーと、上記ケース下方
に配置され上記作動体の回動によって複数の固定接点の
電気的接離を行うスイッチユニットからなる構成の車両
用レバースイッチとしたもので、キャンセルカムを空回
りする方向に回転させた際、ばねに付勢されたカムのガ
イドピンがカバーのガイド孔の傾斜した内側当接面を弾
接摺動しながら、カムとスライダーが当接するように構
成されているため、カムがスライダーに当接する際の衝
撃音が緩和され、小音化を図った車両用レバースイッチ
を得ることができるという作用を有する。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、カムまたはカバーの少なくとも一方を、
弾性を有する軟質の樹脂とした構成のものであり、操作
レバーを中央位置から左右へ回動動作した際に、ばねに
付勢されたカムのガイドピンがカバーのガイド孔の内側
当接面に当接する衝撃音も緩和させることができるた
め、さらに小音化を図ることができるという作用を有す
る。
発明において、カムまたはカバーの少なくとも一方を、
弾性を有する軟質の樹脂とした構成のものであり、操作
レバーを中央位置から左右へ回動動作した際に、ばねに
付勢されたカムのガイドピンがカバーのガイド孔の内側
当接面に当接する衝撃音も緩和させることができるた
め、さらに小音化を図ることができるという作用を有す
る。
【0020】以下、本発明の一実施の形態について、図
1〜図3を用いて説明する。なお、従来の技術の項で説
明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳
細な説明を省略する。
1〜図3を用いて説明する。なお、従来の技術の項で説
明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳
細な説明を省略する。
【0021】図1は同実施の形態による車両用レバース
イッチの断面図、図2は同分解斜視図、図3は同カバー
を除いた平面図であり、この図3はスイッチ動作の説明
のため、カバーの長孔及びガイド孔を斜線で示してい
る。
イッチの断面図、図2は同分解斜視図、図3は同カバー
を除いた平面図であり、この図3はスイッチ動作の説明
のため、カバーの長孔及びガイド孔を斜線で示してい
る。
【0022】図1及び図2において、上面開放の箱形の
ケース1内に作動体2が回動可能に収納され、作動体2
の側面の孔2Cに収納された節度ピン3がコイルばね4
によって付勢されてケース1の節度用カム部1Bに弾接
すると共に、ケース1の上面はカバー7によって覆わ
れ、ケース1下方に配置されたスイッチユニット9の摺
動体12の突部12Aが作動体2の長孔2Eに挿入され
ていることは従来の技術と同様であるが、カム6には作
動体2のカム溝2B内を摺動する下面中間部の突部6A
や、カバー7の長孔7Aに挿入された上面中間部の揺動
軸6Bと共に、突出部6Dとは逆の上面端部に左右のガ
イドピン6Fが設けられている。
ケース1内に作動体2が回動可能に収納され、作動体2
の側面の孔2Cに収納された節度ピン3がコイルばね4
によって付勢されてケース1の節度用カム部1Bに弾接
すると共に、ケース1の上面はカバー7によって覆わ
れ、ケース1下方に配置されたスイッチユニット9の摺
動体12の突部12Aが作動体2の長孔2Eに挿入され
ていることは従来の技術と同様であるが、カム6には作
動体2のカム溝2B内を摺動する下面中間部の突部6A
や、カバー7の長孔7Aに挿入された上面中間部の揺動
軸6Bと共に、突出部6Dとは逆の上面端部に左右のガ
イドピン6Fが設けられている。
【0023】また、カバー7にはカム6の揺動軸6Bが
摺動及び揺動可能に挿入される長孔7Aに加え、このカ
ム6の摺動方向に対して傾斜した内側当接面7Dを有す
る左右のガイド孔7Eが設けられ、このガイド孔7Eに
カム6のガイドピン6Fが挿入されている。
摺動及び揺動可能に挿入される長孔7Aに加え、このカ
ム6の摺動方向に対して傾斜した内側当接面7Dを有す
る左右のガイド孔7Eが設けられ、このガイド孔7Eに
カム6のガイドピン6Fが挿入されている。
【0024】上記構成において、操作レバー14を図3
(a)の中央位置から左右へ回動動作すると、操作レバ
ー14を端部に装着したスイッチ作動体2が回動軸2A
と2Fを支点として回動し、コイルばね4によって付勢
された節度ピン3がケース1の節度用カム部1B上を弾
接摺動することによって、スイッチ作動体2を介した操
作レバー14の節度を伴った回動動作が行われ、また、
スイッチユニット9の摺動体12が端子板10上を摺動
して、摺動体12の下面に収納された接触片13によっ
て複数の固定接点11の電気的接離が行われると同時
に、カム6の下面突部6Aが作動体2の凹状のカム溝2
B内を摺動することによって、図3(b)に示すよう
に、突出部6Dがケース1後方の開口部1Eからキャン
セルカム16の方向に突出することは従来の技術と同様
である。
(a)の中央位置から左右へ回動動作すると、操作レバ
ー14を端部に装着したスイッチ作動体2が回動軸2A
と2Fを支点として回動し、コイルばね4によって付勢
された節度ピン3がケース1の節度用カム部1B上を弾
接摺動することによって、スイッチ作動体2を介した操
作レバー14の節度を伴った回動動作が行われ、また、
スイッチユニット9の摺動体12が端子板10上を摺動
して、摺動体12の下面に収納された接触片13によっ
て複数の固定接点11の電気的接離が行われると同時
に、カム6の下面突部6Aが作動体2の凹状のカム溝2
B内を摺動することによって、図3(b)に示すよう
に、突出部6Dがケース1後方の開口部1Eからキャン
セルカム16の方向に突出することは従来の技術と同様
である。
【0025】また、この状態から図3(d)に示すスイ
ッチ動作をキャンセルさせる方向にキャンセルカム16
を回転させて、突部16Aによってカム6の突出部6D
を押圧し、カム6の揺動によって側面端部6Eをスライ
ダー5の突部5Aに当接させ、作動体2を回動させて中
央位置に復帰するように構成されていることも従来の技
術と同様であるが、キャンセルカム16を空回りする図
3(c)の方向に回転させた場合には、突部16Aに突
出部6Dを押圧されたカム6は、揺動軸6Bがカバー7
の長孔7A内を摺動すると同時に、ガイド孔7Eに挿入
されたガイドピン6Fがこの摺動方向に対して傾斜した
内側当接面7Dに接し、この内側当接面7Dをガイドピ
ン6Fが弾接摺動しながら、コイルばね8の付勢に逆ら
ってケース1内に押し戻される。
ッチ動作をキャンセルさせる方向にキャンセルカム16
を回転させて、突部16Aによってカム6の突出部6D
を押圧し、カム6の揺動によって側面端部6Eをスライ
ダー5の突部5Aに当接させ、作動体2を回動させて中
央位置に復帰するように構成されていることも従来の技
術と同様であるが、キャンセルカム16を空回りする図
3(c)の方向に回転させた場合には、突部16Aに突
出部6Dを押圧されたカム6は、揺動軸6Bがカバー7
の長孔7A内を摺動すると同時に、ガイド孔7Eに挿入
されたガイドピン6Fがこの摺動方向に対して傾斜した
内側当接面7Dに接し、この内側当接面7Dをガイドピ
ン6Fが弾接摺動しながら、コイルばね8の付勢に逆ら
ってケース1内に押し戻される。
【0026】そして、キャンセルカム16の突部16A
が突出部6Dから離れ、コイルばね8に付勢されたカム
6の突出部6Dが再びケース1の開口部1Eからキャン
セルカム16の方向に突出して図3(b)の状態に戻る
場合にも、ガイドピン6Fがガイド孔7Eの内側当接面
7Dに弾接摺動しながら、カム6が揺動軸6Bを支点と
して徐々に揺動した後、側面端部6Eが作動体2上面の
スライダー5の突部5Aに当接する。
が突出部6Dから離れ、コイルばね8に付勢されたカム
6の突出部6Dが再びケース1の開口部1Eからキャン
セルカム16の方向に突出して図3(b)の状態に戻る
場合にも、ガイドピン6Fがガイド孔7Eの内側当接面
7Dに弾接摺動しながら、カム6が揺動軸6Bを支点と
して徐々に揺動した後、側面端部6Eが作動体2上面の
スライダー5の突部5Aに当接する。
【0027】このように本実施の形態によれば、操作レ
バー14を中央位置から左右へ回動動作した後、キャン
セルカム16を空回りする方向に回転させた際、コイル
ばね8に付勢されたカム6のガイドピン6Fがガイド孔
7Eの傾斜した内側当接面7Dを弾接摺動しながら、カ
ム6の側面端部6Eとスライダー5の突部5Aが当接す
るように構成されているため、カム6がスライダー5に
当接する際の衝撃が緩和され、衝撃音の少ない小音化を
図った車両用レバースイッチを得ることができる。
バー14を中央位置から左右へ回動動作した後、キャン
セルカム16を空回りする方向に回転させた際、コイル
ばね8に付勢されたカム6のガイドピン6Fがガイド孔
7Eの傾斜した内側当接面7Dを弾接摺動しながら、カ
ム6の側面端部6Eとスライダー5の突部5Aが当接す
るように構成されているため、カム6がスライダー5に
当接する際の衝撃が緩和され、衝撃音の少ない小音化を
図った車両用レバースイッチを得ることができる。
【0028】また、カム6またはカバー7の少なくとも
一方の材質を、ポリエステルエラストマ等の弾性を有す
る軟質の樹脂とすることによって、操作レバー14を中
央位置から左右へ回動動作した際に、コイルばね8に付
勢されたカム6のガイドピン6Fがカバー7のガイド孔
7Eの内側当接面7Dに当接する衝撃音も緩和させるこ
とができるため、さらに小音化を図ることができる。
一方の材質を、ポリエステルエラストマ等の弾性を有す
る軟質の樹脂とすることによって、操作レバー14を中
央位置から左右へ回動動作した際に、コイルばね8に付
勢されたカム6のガイドピン6Fがカバー7のガイド孔
7Eの内側当接面7Dに当接する衝撃音も緩和させるこ
とができるため、さらに小音化を図ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カムがス
ライダーに当接する際の衝撃音を緩和させ、小音化を図
った車両用レバースイッチを得ることができるという有
効な効果が得られる。
ライダーに当接する際の衝撃音を緩和させ、小音化を図
った車両用レバースイッチを得ることができるという有
効な効果が得られる。
【図1】本発明の一実施の形態による車両用レバースイ
ッチの断面図
ッチの断面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同カバーを除いた平面図
【図4】従来の車両用レバースイッチの断面図
【図5】同分解斜視図
【図6】同カバーを除いた平面図
1 ケース 1B 節度用カム部 1E 開口部 2 作動体 2A,2F 回動軸 2B カム溝 2C 孔 2E 長孔 3 節度ピン 4 コイルばね 5 スライダー 5A 突部 6 カム 6A 突部 6B 揺動軸 6D 突出部 6E 側面端部 6F ガイドピン 7 カバー 7A 長孔 7D 内側当接面 7E ガイド孔 8 コイルばね 9 スイッチユニット 10 端子板 11 固定接点 12 摺動体 12A 突部 13 接触片 14 操作レバー 16 キャンセルカム 16A 突部
Claims (2)
- 【請求項1】 側壁の一部に開口部を有した上面開放の
箱形のケースと、このケース内に一端が上記開口部近傍
を支点として回動可能に収納され、他端上面に凹状のカ
ム溝を有する作動体と、この作動体の上面中央部に嵌合
したコ字状のスライダーと、上面端部にガイドピンを有
すると共に、上面中間部に揺動軸を、下面中間部に上記
作動体のカム溝内を摺動する突部を有し、ばねに付勢さ
れ作動体の回動によって作動体上を摺動及び揺動するカ
ムと、上記カムの揺動軸が摺動及び揺動可能に挿入され
る長孔を有すると共に、このカムの摺動方向に対して傾
斜し上記ガイドピンが摺動する内側当接面を有するガイ
ド孔を備えて上記ケースの上面を覆うカバーと、上記ケ
ース下方に配置され上記作動体の回動によって複数の固
定接点の電気的接離を行うスイッチユニットからなる車
両用レバースイッチ。 - 【請求項2】 カムまたはカバーの少なくとも一方を、
弾性を有する軟質の樹脂とした請求項1記載の車両用レ
バースイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2491897A JPH10223098A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 車両用レバースイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2491897A JPH10223098A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 車両用レバースイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10223098A true JPH10223098A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12151541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2491897A Pending JPH10223098A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 車両用レバースイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10223098A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6587045B2 (en) | 2000-10-13 | 2003-07-01 | Yazaki Corporation | Winker lever canceling apparatus |
JP2010195115A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Asahi Denso Co Ltd | ハンドルスイッチ装置 |
KR200467275Y1 (ko) * | 2011-12-15 | 2013-06-04 | 대성전기공업 주식회사 | 차량용 다기능 스위치 장치 |
JP2020145077A (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | 東洋電装株式会社 | ターンシグナルスイッチ装置のオートキャンセル機構 |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP2491897A patent/JPH10223098A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6587045B2 (en) | 2000-10-13 | 2003-07-01 | Yazaki Corporation | Winker lever canceling apparatus |
JP2010195115A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Asahi Denso Co Ltd | ハンドルスイッチ装置 |
KR200467275Y1 (ko) * | 2011-12-15 | 2013-06-04 | 대성전기공업 주식회사 | 차량용 다기능 스위치 장치 |
JP2020145077A (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | 東洋電装株式会社 | ターンシグナルスイッチ装置のオートキャンセル機構 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040824 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041221 |