JP2008098044A - 複合操作型入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホルダの揺動中心軸に沿った方向に小型化が可能な複合操作型入力装置を提供すること。
【解決手段】ホルダ7に上面を開口した収納部7aを設け、この収納部7aの内部に回転操作体1を回転可能に軸支すると共に、ホルダ7に収納部7aを介して互いに逆向きに延びる第1の軸部7bと第2の軸部7cを突設し、これら両軸部7b,7cの先端部をそれぞれケーシング3の内壁面に形成した球状受部3cと軸受凹部3eに支持させる。そして、ホルダ7の揺動検出手段を構成する被検出体と検出素子のうち、被検出体である遮光板21を第1の軸部7bの先端部よりもホルダ7の中心寄りの位置に取り付けた。
【選択図】図7

Description

本発明は、少なくとも回転操作と揺動操作が可能な複合操作型入力装置に関するものである。
従来より、図9に示すように、ホイール形状の回転操作体100を箱型形状のホルダ101に回転可能に軸支し、このホルダ101を一対の支持体102によって揺動可能に支持するようにした複合操作型入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。ホルダ101と支持体102は中空構造のケーシング103によって覆われており、このケーシング103の上面には開口部103aが形成されている。回転操作体100の上部を除く大部分はホルダ101の収納部101a内に収納されており、収納部101aから突出する回転操作体100の上部がケーシング103の開口部103a内に露出している。回転操作体100は収納部101aを短手方向(図9の紙面と直交する方向)に貫通する支軸104によってホルダ101に回転可能に支持されており、この支軸104の一端には回転検出手段として例えばロータリエンコーダ(図示せず)が連結されている。ホルダ101の収納部101aを介して対向する長手方向の両外壁面には軸部101b,101cが突設されており、これら軸部101b,101cは回転操作体100の支軸104と直交する方向に延びている。両軸部101b,101cはそれぞれ支持体102の軸受部に回転可能に軸支されており、ホルダ101は両軸部101b,101cの軸心を通る直線を揺動中心軸Pとして支持体102に揺動可能に支持されている。これら支持体102は基台105上に立設されており、ケーシング103の下部開口端は基台105によって塞がれている。また、一方の軸部101bの先端には揺動棒106が連結されており、この揺動棒106の下端に被検出体としての永久磁石107が取り付けられている。一方、基台105上には検出素子としてのホールセンサ108が実装されており、これら永久磁石107とホールセンサ108によってホルダ101の揺動検出手段が構成されている。
このように概略構成された複合操作型入力装置では、ケーシング103の開口部103a内に露出している回転操作体100の外周面をユーザの手指等で回転操作すると、該回転操作体100の回転量や回転方向が回転検出手段であるロータリエンコーダによって検出される。一方、ユーザの手指等で回転操作体100の外周面を回転方向と直交する方向へ揺動操作すると、ホルダ101が回転操作体100と一体的に揺動中心軸Pの回りを左右方向に回動し、それに伴って回動する揺動棒106の永久磁石107と基台105上のホールセンサ108のとの相対位置が変化するため、ホルダ101の揺動方向が揺動検出手段によって検出される。
実用新案登録第3109167号
しかしながら、前述した従来の複合操作型入力装置では、ホルダ101の外壁面に突設された一対の軸部101b,101cをそれぞれ支持体102で軸支すると共に、支持体102から突出する一方の軸部101bの先端に被検出体としての永久磁石107が取り付けられているため、支持体102の分だけ装置全体が揺動中心軸Pに沿った方向に大型化してしまうことになる。このため、かかる複合操作型入力装置を例えばステアリングホイールのスポーク部のように設置スペースの限られた機器に適用しようとすると、設置場所の自由度が大きく制限されてしまうという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、ホルダの揺動中心軸に沿った方向に小型化が可能な複合操作型入力装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の複合操作型入力装置では、互いに逆方向外側へ突出する一対の軸部を有すると共に、これら両軸部間に上面を開口した収納部が設けられているホルダと、このホルダに回転可能に軸支されて前記収納部から一部を突出させた回転操作体と、この回転操作体の一部を外方に露出させた状態で前記ホルダを内包するケーシングと、前記両軸部の軸心を通る直線を揺動中心軸として前記ホルダを揺動可能に支持する支持機構と、前記ホルダに設けられて該ホルダと一体的に揺動する被検出体と、この被検出体の揺動動作を検出する検出素子とを備え、前記支持機構が前記両軸部の少なくとも一方の端部を前記ケーシングの内壁面に支持させる支持部を含んでおり、前記被検出体を前記支持部よりも前記収納部寄りの位置に設ける構成とした。
このように構成された複合操作型入力装置によれば、ホルダから突出する少なくとも一方の軸部の端部がケーシングの内壁面に支持されており、該軸部を軸支するための支持体を別途設ける必要がないので、ホルダの揺動中心軸に沿った方向における寸法を小型化することができる。なお、被検出体と検出素子はホルダの揺動検出手段を構成し、その検出方法は特に限定されるものではないが、例えば、ホルダに被検出体としての遮光板を取り付けると共に、この遮光板の移動を検出する検出素子としてフォトインタラプタを用いることができる。
上記の構成において、検出体はケーシングの支持部よりもホルダの収納部寄りであれば軸部に直接設けることも可能であるが、これら軸部と被検出体とをホルダの上下方向に位置ずれした異なる部位に設ければ、ケーシングの内壁面に支持される軸部の長さを短くすることができるため、ホルダの揺動中心軸に沿った方向の寸法をより一層小型化できると共に、軸部の撓みを防止することができて好ましい。
また、上記の構成において、ケーシングにその内部から外側面に達する貫通孔を設け、この貫通孔に挿入した止め板とケーシングの内壁上面とで軸部の端部を挟持するように構成すると、ホルダの軸部をケーシングの支持部に簡単に組み込むことができて好ましい。
本発明の複合操作型入力装置は、ホルダから互いに逆方向外側へ突出する一対の軸部のうち、少なくとも一方の軸部の端部をケーシングの内壁面に支持させると共に、この支持部よりもホルダの中心寄りの位置に被検出体を設けており、該軸部を軸支するための支持体を別途設ける必要がないので、ホルダの揺動中心軸に沿った方向における寸法を小型化することができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係る複合操作型入力装置の斜視図、図2は該入力装置の分解斜視図、図3は図1の入力装置からケーシングを取り除いて示す斜視図、図4は図3の反対側から見た斜視図、図5は該入力装置に備えられるホルダとクリック機構を下方から見た斜視図、図6は該入力装置の長手方向に沿う断面図、図7は該入力装置の短手方向に沿う断面図、図8は該入力装置が装着されたステアリングホイールの一部を示す正面図である。
本実施形態例に係る複合操作型入力装置は、例えばエアコンの風量風向調整やオーディオ機器の音量音質調整等の入力手段として用いられるものであり、図8に示すように、自動車のステアリングホイール50のスポーク部51の内部に装着されている。スポーク部51には複合操作型入力装置を覆う化粧板52が取り付けられており、この化粧板52から複合操作型入力装置の回転操作体1や複数の操作キー2の上端が露出してユーザ(運転者)の手指で操作できるようになっている。
図1〜図7に示すように、この複合操作型入力装置は、下面を開放した中空構造のケーシング3と、ケーシング3の下面を塞ぐ基台4と、基台4上に載置された回路基板5と、回路基板5上に載置されたラバーコンタクト6と、ケーシング3の内部に揺動可能に収納されたホルダ7と、ホルダ7に回転可能に軸支されたホイール形状の回転操作体1等を備えており、ケーシング3と基台4はスナップ結合等の固定手段を用いて一体化されている。
ケーシング3は合成樹脂の成形品からなり、その上面には1つの開口部3aと複数のガイド孔3bが設けられている。また、ケーシング3の内壁上面には支持部である球状受部3cと軸受凹部3eが形成されており、これら球状受部3cと軸受凹部3eは開口部3aを介して対向している。さらに、ケーシング3の側壁には貫通孔3dが穿設されており、この貫通孔3dは球状受部3cの下方の内部空間と外部空間とを連通している(図7参照)。図1に示すように、開口部3aからは回転操作体1の上部が突出しており、各ガイド孔3bにはそれぞれ操作キー2(図8参照)が昇降可能に支持されている。基台4も合成樹脂の成形品からなり、その内底面には上面を開放した保持筒4aが立設されている。この保持筒4aには上端に駆動ピン8aを有する駆動受体8が挿入・保持されており、この駆動受体8はスプリング9の弾発力によって上方へ付勢されている。これら駆動受体8とスプリング9はクリック機構の一部をなす弾接部材であり、後述するように、クリック機構の他部はホルダ7の底面に凹状カム部23として形成されている(図5参照)。
回路基板5は基台4上にねじ止めされており、その中央部には逃げ孔5aが穿設されている。回路基板5上には一対のフォトインタラプタ10が実装されており、これらフォトインタラプタ10の間には所定の間隔が確保されている。両フォトインタラプタ10は図示せぬ発光素子と受光素子を有する光学部品であり、これら発光素子と受光素子は凹溝10aを介して対向配置されている。また、回路基板5上にはプッシュスイッチ11が実装されており、これらプッシュスイッチ11と両フォトインタラプタ10は逃げ孔5aを介して対向してる。基台4上に載置されたラバーコンタクト6の中央部には回路基板5の逃げ孔5aと同形状の逃げ孔6aが穿設されており、これら逃げ孔5a,6aはホルダ7の移動を許容するスペースとして機能する。ラバーコンタクト6には一対の透孔6b,6cが穿設されており、回路基板5上の両フォトインタラプタ10とプッシュスイッチ11はこれら透孔6b,6c内に露出している(図7参照)。また、ラバーコンタクト6には複数の膨出部6dが一体形成されており、前述した各操作キー2の下端はこれら膨出部6dの上面に対向している。図示省略されているが、各膨出部6dの内底面には可動接点が形成されると共に、回路基板5上には各可動接点に対向する複数の固定接点が形成されており、これら可動接点と固定接点の組によって操作キー2の押圧操作を検出する押圧スイッチが構成されている。
ホルダ7は合成樹脂の成形品からなり、このホルダ7には上面を開口した有底状の収納部7aが設けられている。収納部7aの内部には回転操作体1の大部分が収納されており、この回転操作体1の中心部には支軸12が係合状態で挿通されている。図6に示すように、この支軸12は収納部7aの長手方向に沿う両側壁に軸支されており、回転操作体1は支軸12の軸心を通る直線を回転軸Qとしてホルダ7に回転可能に支持されている。支軸12の一端には大径鍔部12aが設けられており、この大径鍔部12aの外周面には多数の凹凸が交互に形成されている。図4と図6に示すように、ホルダ7の外側面には保持部7fが形成されており、この保持部7fの内部にスプリング24と駆動受体25が収納されている。駆動受体25はスプリング24の弾発力を受けて大径鍔部12aの外周面に圧接されており、回転操作体1と一体的に支軸12が回転すると、駆動受体25が大径鍔部12aの凹凸に係脱してクリック感が生起されるようになっている。
ホルダ7には上部カバー13と側部カバー14がスナップ結合等を用いて取り付けられており、収納部7aの上端から突出した回転操作体1の外周面は上部カバー13の開口13a内に露出している。また、側部カバー14とこれに対向するホルダ7の側面との間にコード板15が軸支されており、このコード板15は支軸12の他端にねじ止めされた歯車16に噛合している。これにより、回転操作体1の回転が支軸12から歯車16を介してコード板15に伝達される。さらに、ホルダ7の下面にはサブ基板17が固定されており、このサブ基板17上には一対のフォトインタラプタ18が実装されている。両フォトインタラプタ18も図示せぬ発光素子と受光素子を有する光学部品であり、これら発光素子と受光素子は凹溝18aを介して対向配置されている。コード板16はその周縁部に4つの切欠きを有する十字状に形成されており、該コード板16の周縁部が両フォトインタラプタ18の凹溝18a内を回転することにより、両フォトインタラプタ18から位相を異にする2種類の信号が出力される。すなわち、これらコード板16と両フォトインタラプタ18とによって回転操作体1の回転量や回転方向を検出する回転検出手段が構成されている。
図7に示すように、ホルダ7は互いに逆方向外側へ突出する第1の軸部7bと第2の軸部7cとを有しており、これら両軸部7b,7cは収納部7aの短手方向に沿う両側壁に突設されている。すなわち、第1および第2の軸部7b,7cは前述した回転操作体1の回転軸Qに対して直交する線上で互いに逆方向へ突出している。第1の軸部7bの先端部は球状に形成されており、該第1の軸部7bの先端部はケーシング3の内壁上面に形成された球状受部3cと止め板19とで挟持されている。この止め板19はケーシング3の側壁に穿設された貫通孔3dから球状受部3cの下方位置まで挿入された後、ねじ20を用いてケーシング3の外壁面に取り付けられている。一方、第2の軸部7cは円柱状に形成されており、該第2の軸部7cの先端部はケーシング3の内壁に形成された軸受凹部3eの上面に支持されている。これにより、ホルダ7は第1および第2の軸部7b,7cの軸心を通る直線を揺動中心軸Pとしてケーシング3に揺動可能に支持されると共に、第1の軸部7bを支点として第2の軸部7cが軸受凹部3e内を矢印B方向へ回動できるようになっている。また、ホルダ7には第2の軸部7cの下方に位置する駆動部7dが突設されており、この駆動部7dの下面は前述したプッシュスイッチ11のアクチュエータに当接している(図4参照)。図示せぬが、プッシュスイッチ11には自身のアクチュエータを上方へ付勢する復帰ばねが内蔵されており、この復帰ばねの弾発力によって第2の軸部7cは軸受凹部3eの上面に圧接されている。すなわち、プッシュスイッチ11はホルダ7の矢印B方向への回動を検出する押圧検出手段であると共に、ホルダ7を押圧前の元位置に復帰させる復帰手段としても機能している。
ホルダ7の外側面下部には第1の軸部7bの下方に位置する支持突起7eが形成されており、この支持突起7eに被検出体としての遮光板21がねじ22を用いて取り付けられている。遮光板21は第1の軸部7bの球状の先端部よりも収納部7aの中心寄りの位置に取り付けられており、ホルダ7と遮光板21は揺動中心軸Pの回りを一体的に揺動する。遮光板21の下端部は前述した両フォトインタラプタ10の凹溝10a内を揺動し、それに伴って両フォトインタラプタ10からオン/オフの切り替え信号が出力される。すなわち、これら遮光板21と両フォトインタラプタ10によってホルダ7の揺動方向を検出する揺動検出手段が構成されている。
図5に示すように、ホルダ7の底面には凹状カム部23が形成されており、前述したように、この凹状カム部23と基台4側に保持された弾接部材(駆動受体8とスプリング9)とによってクリック機構が構成されている。このクリック機構は、ホルダ7の揺動操作時にクリック感を生起させるものであるが、ホルダ7を揺動方向の中立位置に自動復帰させる復帰手段としても機能している。凹状カム部23は中央の凹部23aを境に斜め下方へ拡がる一対の傾斜面23bを有しており、凹部23aはホルダ7の揺動中心軸Pと平行に延びている。図6と図7に示すように、凹状カム部23は回転操作体1の回転軸Qとホルダ7の揺動中心軸Pに対してそれぞれ直交する直線、すなわち、回転操作体1の中心と収納部7aの底面を通る鉛直線R上に形成されており、このような凹状カム部23に対して駆動受体8の駆動ピン8aがスプリング9の弾発力を受けて圧接されている。
このように構成された複合操作型入力装置では、化粧板52から露出する各操作キー2の上面をユーザが親指等で押圧操作すると、押圧された操作キー2がケーシング3のガイド孔3bに沿って下降するため、該操作キー2の下方に位置するラバーコンタクト6の膨出部6dが座屈して押圧スイッチがオン動作される。そして、操作キー2に対する上記押圧力を除去すると、ラバーコンタクト6の膨出部6dが自身の弾性によって元の姿勢に復帰するため、操作キー2がガイド孔3bに沿って上昇すると共に、押圧スイッチがオンからオフへと切り替わる。
また、この複合操作型入力装置では、化粧板52から露出する回転操作体1の外周面にユーザが親指等を押し当てて回転操作と揺動操作および押圧操作とを選択的に行うことができ、これら各操作をそれぞれ回転検出手段と揺動検出手段および押圧検出手段によって検出できるようになっている。例えば、回転操作体1を支軸12を回転軸として図7の矢印C方向へ回転操作すると、それに伴ってコード板15の周縁部が両フォトインタラプタ18の凹溝18a内を回転するため、両フォトインタラプタ18の出力信号に基づいて回転操作体1の回転量や回転方向を検出することができる。その際、支軸12の大径鍔部12aに形成された凹凸に対して駆動受体25が係脱してクリック感を生起するため、ユーザはこのクリック感によって回転操作体1の回転量を概略把握することができる。
また、化粧板52から露出する回転操作体1の外周面を図6の矢印A1−A2方向へ揺動操作すると、ホルダ7が第1および第2の軸部7b,7cの軸心を通る直線を揺動中心軸Pとして同方向へ揺動し、それに伴って遮光板21の下端部がいずれか一方のフォトインタラプタ10の凹溝10a内を横切るように移動するため、両フォトインタラプタ10のオン/オフ信号に基づいてホルダ7の揺動方向を検出することができる。その際、ホルダ7の揺動動作に伴って凹状カム部23と駆動受体8の相対位置が変化し、駆動ピン8aが凹状カム部23の凹部23aから一方の傾斜面23bへ移行してクリック感を生起するため、ユーザはこのクリック感によってフォトインタラプタ10がオン動作したことを認識することができる。そして、回転操作体1に対する上記揺動操作力を除去すると、スプリング9に付勢された駆動ピン8aが凹状カム部23の傾斜面23b上を摺動して凹部23aに係合するため、回転操作体1とホルダ7は揺動方向の中立位置に自動復帰する。
さらに、化粧板52から露出する回転操作体1の外周面を図7の矢印B方向へ押圧操作すると、ホルダ7は第1の軸部7bを支点として第2の軸部7cが下降するように回動するため、駆動部7dがプッシュスイッチ11のアクチュエータを押し込んでオン動作させる。そして、回転操作体1に対する上記押圧操作力を除去すると、プッシュスイッチ11に内蔵された図示せぬ復帰ばねの弾発力によって第2の軸部7cが上昇するため、回転操作体1とホルダ7は押圧操作前の非操作状態に自動復帰する。
このように本実施形態例によれば、ホルダ7に突設された第1および第2の軸部7b,7cの先端部をそれぞれケーシング3の内壁面に形成された球状受部3cと軸受凹部3eに支持させると共に、ホルダ7の揺動検出手段を構成する被検出体と検出素子のうち、被検出体である遮光板21を第1の軸部7bの先端部よりもホルダ7の中心寄りの位置に取り付けたため、第1および第2の軸部7b,7cを軸支するための支持体をケーシング3の内部に別途設ける必要がなく、その分、ホルダ7の揺動中心軸Pに沿った方向における寸法を小型化することができる。また、ホルダ7の外側面における上下方向に離れた位置に第1の軸部7bと支持突起7eを突設し、この支持突起7eに遮光板21を取り付けたため、第1の軸部7bの全長を短くすることが可能となり、この点からも小型化を促進することができる。さらに、ケーシング3の側壁に球状受部3cの下部空間と外部空間とを連通する貫通孔3dを穿設し、この貫通孔3dに外部から挿入した止め板19とケーシング3の球状受部3cとで第1の軸部7bの先端部を挟持したため、ホルダ7をケーシング3に対して簡単に組み込むことができる。
なお、上記本実施形態例では、ホルダ7が第1および第2の軸部7b,7cの軸心を通る直線を揺動中心軸Pとして揺動可能であると共に、第1の軸部7bを回動支点として押圧可能である場合について説明したが、本発明は揺動動作のみ可能で押圧動作しないホルダにも適用することができる。この場合、第2の軸部7cをケーシング3とは別の支持体によって軸支しても良いが、第1の軸部7bと第2の軸部7cの両方の端部をケーシング3の内壁面に支持させると、ホルダ7の揺動中心軸Pに沿った方向の寸法を短縮することができて好ましい。
また、上記本実施形態例では、ホルダ7の揺動動作を検出する揺動検出手段として、遮光板(被検出体)21とフォトインタラプタ(検出素子)10とで構成される光検出方式を採用した場合について説明したが、被検出体である永久磁石と検出素子であるホールセンサ等で構成される他の磁気検出方式を採用することも可能である。
本発明の実施形態例に係る複合操作型入力装置の斜視図である。 該入力装置の分解斜視図である。 図1の入力装置からケーシングを取り除いて示す斜視図である。 図3の反対側から見た斜視図である。 該入力装置に備えられるホルダとクリック機構を下方から見た斜視である。 該入力装置の長手方向に沿う断面図である。 該入力装置の短手方向に沿う断面図である。 該入力装置が装着されたステアリングホイールの一部を示す正面図である。 従来例に係る複合操作型入力装置の断面図である。
符号の説明
1 回転操作体
3 ケーシング
3a 開口部
3c 球状受部(支持部)
3d 貫通孔
3e 軸受凹部(支持部)
4 基台
5 回路基板
7 ホルダ
7a 収納部
7b 第1の軸部
7c 第2の軸部
7e 支持突起
10 フォトインタラプタ(検出素子)
12 支軸
19 止め板(支持部材)
20 ねじ
21 遮光板(被検出体)
22 ねじ
P 揺動中心軸
Q 回転軸

Claims (3)

  1. 互いに逆方向外側へ突出する一対の軸部を有すると共に、これら両軸部間に上面を開口した収納部が設けられているホルダと、このホルダに回転可能に軸支されて前記収納部から一部を突出させた回転操作体と、この回転操作体の一部を外方に露出させた状態で前記ホルダを内包するケーシングと、前記両軸部の軸心を通る直線を揺動中心軸として前記ホルダを揺動可能に支持する支持機構と、前記ホルダに設けられて該ホルダと一体的に揺動する被検出体と、この被検出体の揺動動作を検出する検出素子とを備え、
    前記支持機構が前記両軸部の少なくとも一方の端部を前記ケーシングの内壁面に支持させる支持部を含んでおり、前記被検出体を前記支持部よりも前記収納部寄りの位置に設けたことを特徴とする複合操作型入力装置。
  2. 請求項1の記載において、前記軸部と前記被検出体とを前記ホルダの上下方向に位置ずれした異なる部位に設けたことを特徴とする複合操作型入力装置。
  3. 請求項1または2の記載において、前記ケーシングにその内部から外側面に達する貫通孔を設け、この貫通孔に挿入した止め板と前記ケーシングの内壁上面とで前記軸部の端部を挟持したことを特徴とする複合操作型入力装置。
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