JPH10222043A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JPH10222043A
JPH10222043A JP9034389A JP3438997A JPH10222043A JP H10222043 A JPH10222043 A JP H10222043A JP 9034389 A JP9034389 A JP 9034389A JP 3438997 A JP3438997 A JP 3438997A JP H10222043 A JPH10222043 A JP H10222043A
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JP
Japan
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shutter
cartridge
photosensitive drum
cartridge frame
process cartridge
Prior art date
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Application number
JP9034389A
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English (en)
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Katsunori Yokoyama
勝則 横山
Atsushi Numagami
敦 沼上
Kazufumi Watanabe
一史 渡辺
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
    • G03G21/18Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements using a processing cartridge, whereby the process cartridge comprises at least two image processing means in a single unit
    • G03G21/1803Arrangements or disposition of the complete process cartridge or parts thereof
    • G03G21/1828Prevention of damage or soiling, e.g. mechanical abrasion
    • G03G21/1832Shielding members, shutter, e.g. light, heat shielding, prevention of toner scattering
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2221/00Processes not provided for by group G03G2215/00, e.g. cleaning or residual charge elimination
    • G03G2221/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts
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    • G03G2221/1609Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts for the photosensitive element protective arrangements for preventing damage
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカートリッジのシャッター装置にお
けるシャッターリンクの抜け防止。 【解決手段】 1)シャッターアーム18bをシャッタ
ー棒18cの外側に配置し、シャッターアームの形状に
よりシャッター棒の抜け、変形を防止する。 2)枠体に設けた軸受部材の一部によりシャッター棒の
外側をガイドすることによりシャッター棒の抜け、変形
を防止する。 3)シャッター棒の端部に抜け止め用の円筒部材を設け
ることにより、シャッター棒の抜けを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体ドラ
ムを保護するためのシャッターを備え、電子写真画像形
成装置の本体に着脱可能なプロセスカートリッジに関す
るものである。ここで、電子写真画像形成装置とは、電
子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する
ものである。そして、電子写真画像形成装置の例として
は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば
レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファク
シミリ装置およびワードプロセッサ等が含まれる。
【0002】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画
像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。お
よび帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくと
も1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し
て画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更
に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的に
カートリッジ化して装置本体に着脱可能とするものをい
う。ここで前記プロセスカートリッジは、使用者自身に
よって装置本体に対する着脱を行うことができるから、
装置本体のメンテナンスを容易に行うことができるもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は後述従来の技
術を更に発展させたものである。
【0004】本発明はシャッター装置を構成する部材が
カートリッジ枠体から外れ難いプロセスカートリッジを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
は画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ
において、カートリッジ枠体の開口部から露出した電子
写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに作用
するプロセス手段と、前記電子写真感光体ドラム及びプ
ロセス手段を支持する前記カートリッジ枠体と、前記電
子写真感光体ドラムの露出部を開閉するシャッター装置
と、を有し、前記シャッター装置は前記カートリッジ枠
体を固定節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッ
ター棒を主動節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシ
ャッターアームを第1の従動節とし、前記シャッター棒
とシャッターアームの先端に夫々ドラムシャッターを第
2の従動節として枢着してなる平面四節連鎖機構を構成
してなり、シャッター棒の運動する平面に対する垂直方
向のシャッター棒の移動をシャッター棒以外の平面四節
連鎖機構を構成する他の部材により規制することを特徴
とするプロセスカートリッジである。
【0006】本出願に係る第2の発明はシャッターアー
ムをカートリッジ枠体に枢軸が軸方向へ移動しないよう
に取り付けると共にドラムシャッターを開閉するための
シャッターアームの移動範囲において、常にシャッター
棒の外側にシャッターアームが重なっていることを特徴
とする第1の発明に記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0007】本出願に係る第3の発明はシャッター棒の
外側に重なる部分を凸形状ととしてシャッターアームか
ら張り出したことを特徴とする第2の発明に記載のプロ
セスカートリッジである。
【0008】本出願に係る第4の発明はシャッター棒及
びシャッターアームはプロセスカートリッジの装着方向
から見て中間部が後退するように屈折しており、前記凸
形状はプロセスカートリッジの装着方向から見てシャッ
ターアームの後側に設けてあることを特徴とする第3の
発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0009】本出願に係る第5の発明はシャッターアー
ムから張り出した凸形状のシャッター棒に面する側はシ
ャッター棒の運動する平面に平行で近接した平面である
ことを特徴とする第3の発明に記載のプロセスカートリ
ッジである。
【0010】本出願に係る第6の発明はシャッターアー
ムのシャッター棒に面する側と凸形状のシャッター棒に
面する側を同一平面としたことを特徴とする第5の発明
に記載のプロセスカートリッジである。
【0011】本出願に係る第7の発明は画像形成装置本
体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、カート
リッジ枠体の開口部から露出した電子写真感光体ドラム
と、前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段
と、前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持
する前記カートリッジ枠体と、前記電子写真感光体ドラ
ムの露出部を開閉するシャッター装置と、を有し、前記
シャッター装置は前記カートリッジ枠体を固定節とし、
カートリッジ枠体に枢着されたシャッター棒を主動節と
し、カートリッジ枠体に枢着されたシャッターアームを
第1の従動節とし、前記シャッター棒とシャッターアー
ムの先端に夫々ドラムシャッターを第2の従動節として
枢着してなる平面四節連鎖機構を構成してなり、シャッ
ター棒の運動する平面に対する垂直方向のシャッター棒
の移動をカートリッジ枠体とカートリッジ枠体に固定さ
れる部材により規制することを特徴とするプロセスカー
トリッジである。
【0012】本出願に係る第8の発明は前記カートリッ
ジ枠体に固定される部材はシャッター棒のカートリッジ
枠体に枢着された外側にシャッター棒に接近してシャッ
ター棒の運動する平面に平行な平面を有することを特徴
とする第7の発明に記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0013】本出願に係る第9の発明は画像形成装置本
体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、カート
リッジ枠体の開口部から露出した電子写真感光体ドラム
と、前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段
と、前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持
する前記カートリッジ枠体と、前記電子写真感光体ドラ
ムの露出部を開閉するシャッター装置と、を有し、前記
シャッター装置は前記カートリッジ枠体を固定節とし、
カートリッジ枠体に枢着されたシャッター棒を主動節と
し、カートリッジ枠体に枢着されたシャッターアームを
第1の従動節とし、前記シャッター棒とシャッターアー
ムの先端に夫々ドラムシャッターを第2の従動節として
枢着してなる平面四節連鎖機構を構成してなり、シャッ
ター棒の運動する平面に対する垂直方向のシャッター棒
の移動をカートリッジ枠体に回転自在で軸方向に移動し
ないように支持され、且つシャッター棒の根本を固定し
た軸部材により規制することを特徴とするプロセスカー
トリッジである。
【0014】本出願に係る第10の発明は前記軸部材の
外側端面には奥側にシャッター棒の杆部が丁度嵌合し、
口部がシャッター棒の杆部で押し開いて挿入できる溝部
が形成されていることを特徴とする第9の発明に記載の
プロセスカートリッジである。
【0015】本出願に係る第11の発明は前記プロセス
カートリッジとは、帯電手段、クリーニング手段また
は、現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカー
トリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に
対して着脱可能とする第1から第10の発明の何れか1
つに記載のプロセスカートリッジである。
【0016】本出願に係る第12の発明は前記プロセス
カートリッジとは帯電手段、クリーニング手段、現像手
段のうち少なくとも1つと電子写真感光体ドラムとを一
体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に対して着
脱可能とする第1から第10の発明の何れか1つに記載
のプロセスカートリッジである。
【0017】本出願に係る第13の発明は前記プロセス
カートリッジとは少なくとも現像手段と電子写真感光体
ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本
体に着脱可能とする第1から第10の発明の何れか1つ
に記載のプロセスカートリッジである。
【0018】本出願に係る第14の発明はプロセスカー
トリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写
真画像形成装置において、 a.カートリッジ枠体の開口部から露出した電子写真感
光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに作用するプ
ロセス手段と、前記電子写真感光体ドラム及びプロセス
手段を支持する前記カートリッジ枠体と、前記電子写真
感光体ドラムの露出部を開閉するシャッター装置と、を
有し、前記シャッター装置は前記カートリッジ枠体を固
定節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッター棒
を主動節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッタ
ーアームを第1の従動節とし、前記シャッター棒とシャ
ッターアームの先端に夫々ドラムシャッターを第2の従
動節として枢着してなる平面四節連鎖機構を構成してな
り、シャッター棒の運動する平面に対する垂直方向のシ
ャッター棒の移動をシャッター棒以外の平面四節連鎖機
構を構成する他の部材により規制するプロセスカートリ
ッジを取り外し可能に装着する接着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0019】本出願に係る第15の発明はプロセスカー
トリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写
真画像形成装置において、 a.カートリッジ枠体の開口部から露出した電子写真感
光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに作用するプ
ロセス手段と、前記電子写真感光体ドラム及びプロセス
手段を支持する前記カートリッジ枠体と、前記電子写真
感光体ドラムの露出部を開閉するシャッター装置と、を
有し、前記シャッター装置は前記カートリッジ枠体を固
定節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッター棒
を主動節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッタ
ーアームを第1の従動節とし、前記シャッター棒とシャ
ッターアームの先端に夫々ドラムシャッターを第2の従
動節として枢着してなる平面四節連鎖機構を構成してな
り、シャッター棒の運動する平面に対する垂直方向のシ
ャッター棒の移動をカートリッジ枠体とカートリッジ枠
体に固定される部材により規制するプロセスカートリッ
ジを取り外し可能に装着する装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0020】本出願に係る第16の発明はカートリッジ
を着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形
成装置において、 a.カートリッジ枠体の開口部から露出した電子写真感
光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに作用するプ
ロセス手段と、前記電子写真感光体ドラム及びプロセス
手段を支持する前記カートリッジ枠体と、前記電子写真
感光体ドラムの露出部を開閉するシャッター装置と、を
有し、前記シャッター装置は前記カートリッジ枠体を固
定節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッター棒
を主動節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッタ
ーアームを第1の従動節とし、前記シャッター棒とシャ
ッターアームの先端に夫々ドラムシャッターを第2の従
動節として枢着してなる平面四節連鎖機構を構成してな
り、シャッター棒の運動する平面に対する垂直方向のシ
ャッター棒の移動をカートリッジ枠体に回転自在で軸方
向に移動しないように支持され、且つシャッター棒の根
本を固定した軸部材により規制するプロセスカートリッ
ジを取り外し可能に装着する装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0021】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずに使用者自身で行
うことができるので、格段に操作性を向上させることが
できる。そのためにこのプロセスカートリッジ方式は、
画像形成装置において広く用いられている。
【0022】このようなプロセスカートリッジにあって
は、画像形成装置本体に装着するために、電子写真感光
体等の各部材を収容したカートリッジ枠体の両外面にガ
イド部となる円柱状のボスを設け、このボスを装置本体
に形成したガイドレールに沿わせて挿入するように構成
している。
【0023】また前記カートリッジ枠体の下部には感光
体ドラムが搬送される記録媒体に接触するための開口部
が形成してあり、カートリッジ未使用時には前記開口部
をドラムシャッターで閉じることにより、感光体ドラム
を保護している。このドラムシャッターは、現像枠体の
長手方向外側面の一方側には軸を中心に回動可能なシャ
ッターアームと、現像枠体の長手方向両外側面の回動中
心を中心にして回動可能なリンク部材であるシャッター
棒によって回動可能に支持されているのが一般的であ
る。
【0024】そしてプロセスカートリッジを挿入すると
ドラムシャッターが開き、逆にプロセスカートリッジを
抜き取るとねじりコイルばね等の付勢によってドラムシ
ャッターが自動的に閉じるよう構成されている。また、
リンク部材としては鋼線等の棒状部材を曲げ加工して作
製しているのが一般的である。
【0025】
【発明の実施の形態】
〔発明の実施の形態の説明〕以下、本発明の実施の形態
を図面に従って詳細に説明する。
【0026】次に本発明の好適な実施の形態について説
明する。以下の説明において、プロセスカートリッジB
の短手方向とは、プロセスカートリッジBを装置本体1
4へ着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向と一致し
ている。またプロセスカートリッジBの長手方向とは、
プロセスカートリッジBを装置本体14へ着脱する方向
と交差する方向(略直交する方向)であり、記録媒体の
表面と平行であり、且つ、記録媒体の搬送方向と交差
(略直交)する方向である。また、プロセスカートリッ
ジに関し左右とは記録媒体の搬送方向に従って記録媒体
を上から見て右または左である。
【0027】図1は本発明の実施の形態を適用した電子
写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)の構成説
明図、図2はその外観斜視図である。また図3〜図8は
本発明の実施の形態を適用したプロセスカートリッジに
関する図面である。図3はプロセスカートリッジの側断
面図、図4はその外観の概略を図示した外観斜視図、図
5はその右側面図、図6はその左側面図、図7はそれを
上方(上面)から見た斜視図、図8はプロセスカートリ
ッジを裏返して上方から見た斜視図である。また以下の
説明において、プロセスカートリッジBの上面とは、プ
ロセスカートリッジBを装置本体14へ装着した状態で
上方に位置する面であり、下面とは下方に位置する面で
ある。
【0028】(電子写真画像形成装置A及びプロセスカ
ートリッジB)まず、図1及び図2を用いて、本発明の
実施の形態を適用する電子写真画像形成装置としてのレ
ーザービームプリンタAについて説明する。また図3に
プロセスカートリッジBの側断面図を示す。
【0029】このレーザービームプリンタAは、図1に
示すように、電子写真画像形成プロセスによって記録媒
体(例えば、記録紙、OHPシート、布等)に画像を形
成するものである。そしてドラム形状の電子写真感光体
(以下、感光体ドラムと称す)にトナー像を形成する。
詳しくは帯電手段によって感光体ドラムに帯電を行い、
次いでこの感光体ドラムに光学手段から画像情報に応じ
たレーザ光を照射して前記感光体ドラムに画像情報に応
じた潜像を形成する。そしてこの潜像を現像手段によっ
て現像してトナー像を形成する。そして前記トナー像の
形成と同期して、給紙カセット3aにセットした記録媒
体2をピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c,3
d及びレジストローラ対3eで反転搬送する。次いで、
プロセスカートリッジBの有する前記感光体ドラム7に
形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ4に電
圧を印加することによって記録媒体2に転写する。その
後トナー像の転写を受けた記録媒体2を搬送ガイド3f
で定着手段5へと搬送する。この定着手段5は駆動ロー
ラ5c及びヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを有す
る。そして通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して
転写されたトナー像を定着する。そしてこの記録媒体2
を排出ローラ対3g,3h,3iで搬送し、反転経路3
jを通して排出トレイ6へと排出する。この排出トレイ
6は画像形成装置Aの装置本体14の上面に設けられて
いる。なお、揺動可能なフラッパ3kを動作させ、排出
ローラ対3mによって反転経路3jを介することなく記
録媒体2を排出することもできる。本実施の形態におい
ては、前記ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3
c,3d、レジストローラ対3e、搬送ガイド3f、排
出ローラ対3g,3h,3i及び排出ローラ対3mによ
って搬送手段3を構成している。
【0030】一方、前記プロセスカートリッジBは、図
3乃至図8に示すように、感光層を有する感光体ドラム
7を回転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ8へ
の電圧印加によって一様に帯電する。次いで光学系1か
らの画像情報に応じたレーザービーム光を露光開口部1
eを介して感光体ドラム7へ照射して潜像を形成する。
そしてこの潜像をトナーを用いて現像手段9によって現
像する。すなわち、帯電ローラ8は感光体ドラム7に接
触して設けられており、感光体ドラム7に帯電を行う。
なおこの帯電ローラ8は、感光体ドラム7に従動回転す
る。また、現像手段9は、感光体ドラム7の現像領域へ
トナーを供給して、感光体ドラム7に形成された潜像を
現像する。なお光学系1は、レーザーダイオード1a、
ポリゴンミラー1b、レンズ1c、反射ミラー1dを有
している。
【0031】ここで、前記現像手段9は、トナー容器1
1A内のトナーをトナー送り部材9bの回転によって、
現像ローラ9cへ送り出す。そして、固定磁石を内蔵し
た現像ローラ9cを回転させると共に、現像ブレード9
dによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ロー
ラ9cの表面に形成し、そのトナーを感光体ドラム7の
現像領域へ供給する。そして、そのトナーを前記潜像に
応じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー
像を形成して可視像化する。ここで現像ブレード9d
は、現像ローラ9cの周面のトナー量を規定すると共に
摩擦帯電電荷を付与するものである。またこの現像ロー
ラ9cの近傍には現像室内のトナーを循環させるトナー
攪拌部材9eを回動可能に取り付けている。
【0032】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加して、感光体ドラム7に形成されたトナ
ー像を記録媒体2に転写した後に、クリーニング手段1
0によって感光体ドラム7上の残留のトナーを除去す
る。ここでクリーニング手段10は、感光体ドラム7に
当接して設けられた弾性クリーニングブレード10aに
よって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落として
廃トナー溜め10bへ集める。
【0033】なお、プロセスカートリッジBは、トナー
を収納するトナー容器(トナー収納部)11Aを有する
トナー枠体11と現像ローラ9c等の現像手段9を保持
する現像枠体12とを結合する。そしてこれに感光体ド
ラム7、クリーニングブレード10a等のクリーニング
手段10及び、帯電ローラ8を取付けたクリーニング枠
体13を結合して構成している。そしてこのプロセスカ
ートリッジBは、操作者によって画像形成装置本体14
に着脱可能である。
【0034】このプロセスカートリッジBには画像情報
に応じた光を感光体ドラム7へ照射するための露光開口
部1e及び感光体ドラム7を記録媒体2に対向するため
の転写開口部13nが設けてある。詳しくは、露光開口
部1eはクリーニング枠体13に設けられており、ま
た、転写開口部13nは現像枠体12とクリーニング枠
体13との間に構成される。
【0035】次に本実施の形態に係るプロセスカートリ
ッジBのハウジングの構成について説明する。
【0036】本実施の形態で示すプロセスカートリッジ
Bは、トナー枠体11と現像枠体12とを結合し、これ
にクリーニング枠体13を回動可能に結合して構成した
ハウジング内に前記感光体ドラム7、帯電ローラ8、現
像手段9及びクリーニング手段10等を収納してカート
リッジ化したものである。そして、このプロセスカート
リッジBを画像形成装置本体14に設けたカートリッジ
装着手段に対して取り外し可能に装着する。
【0037】(プロセスカートリッジBのハウジングの
構成)本実施の形態に係るプロセスカートリッジBは、
前述したようにトナー枠体11と現像枠体12及びクリ
ーニング枠体13を結合してハウジングを構成している
が、次にその構成について説明する。
【0038】図3に示すように、トナー枠体11にはト
ナー送り部材9bを回動可能に取り付けてある。また現
像枠体12には現像ローラ9c及び現像ブレード9dを
取り付け、更に前記現像ローラ9cの近傍には現像室内
のトナーを循環させる攪拌部材9eを回動可能に取り付
けてある。また、現像枠体12には図3に示すように現
像ローラ9cの長手方向と対向して、前記現像ローラ9
cと略平行にアンテナ−棒9hが取り付けられている。
そして前記トナー枠体11と現像枠体12を溶着(本実
施の形態では超音波溶着)して一体的な第二枠体として
のトナー現像ユニットDを構成している。
【0039】プロセスカートリッジBを画像形成装置本
体14から取り外したときに感光体ドラム7を覆い、こ
れを長時間光に晒されるあるいは異物との接触等から保
護するドラムシャッター装置18をトナー現像ユニット
Dを構成するカートリッジ枠体(11,12)に取り付
けている。
【0040】このシャッター装置18は図6に示すよう
に図3に示した転写開口部13nを開閉するドラムシャ
ッター18aとドラムシャッター18aを支持するリン
クであるシャッターアーム18b、シャッター棒18c
を備えている。このシャッター18aの長手方向の両端
部で記録媒体2の搬送方向の上流側で、図4、図5に示
すように現像ホルダ40の穴に右側のシャッター棒18
cの一端が枢着されて回動節点40gとなっており、図
6、図7に示すように左側のシャッター棒18cの一端
はトナー枠体11の下方枠体11bに設けたボス11h
に枢着されて回動節点40gとなっている。両側のシャ
ッター棒18cの他端はドラムシャッター18aのプロ
セスカートリッジBの装着方向に関し上流側に枢着され
ている。このシャッター棒18cは金属線材であり、ド
ラムシャッター18aに枢着した部分はプロセスカート
リッジBの両側間でつながっていて左右のシャッター棒
18cは一体もしくは左右のシャッター棒18cはつな
がっておらず左右別体である。また、シャッターアーム
18bはドラムシャッター18aの片側のみに設けら
れ、シャッター棒18cをシャッター18aに枢着した
位置とは記録媒体2の搬送方向の下流側の端においてド
ラムシャッター18aに一端が枢着され、他端は現像枠
体12に設けたダボに回動節点12dとして枢着されて
いる。このシャッターアーム18bは合成樹脂である。
【0041】シャッターアーム18b、シャッター棒1
8cは長さを異にしており、ドラムシャッター18a、
トナー枠体11と現像枠体12を併せたカートリッジ枠
体を夫々リンクとする平面四節連鎖機構をなしている。
両側のシャッター棒18cに設けた側方へ突出する突出
部18c1は画像形成装置本体14のカートリッジ装着
スペースSの傍に設けた固設部材(不図示)と当接し、
プロセスカートリッジBの移動により、シャッター装置
18を作動して、ドラムシャッター18aを開くように
なっている。即ち、シャッター棒18cは主動節、シャ
ッターアーム18b、ドラムシャッター18aは従動
節、カートリッジ枠体は固定節とする平面四節連鎖機構
となっている。
【0042】このドラムシャッター18a、シャッター
アーム18b、シャッター棒18c、カートリッジ枠体
(11,12)からなるドラムシャッター装置18は、
回動節点12dに挿入され一端がシャッターアーム18
bに係止され、他端が現像枠体12に係止された不図示
のねじりコイルばねでドラムシャッター18aが転写開
口部13nを覆うように付勢されている。従って、シャ
ッター棒18cの突出部18c1が拘束を受けないプロ
セスカートリッジBが装置本体14外にある状態では転
写開口部13nはドラムシャッター18aで覆われ感光
体ドラム7は保護される。
【0043】また、図3に示すようにクリーニング枠体
13には感光体ドラム7、帯電ローラ8及びクリーニン
グ手段10の各部材を取り付けて第一枠体としてのクリ
ーニングユニットCを構成している。
【0044】そして、上記トナー現像ユニットDと上記
クリーニングユニットCを丸いピンの結合部材22によ
って互いに回動可能に結合することによってプロセスカ
ートリッジBを構成する。即ち、現像枠体12の長手方
向(現像ローラ9cの軸線方向)両側に形成したアーム
部19の先端には現像ローラ9cに平行に丸い形状の回
動穴20が設けてある。一方、クリーニング枠体13の
長手方向両側2箇所には前記アーム部19を進入するた
めの凹部が設けてある。この凹部に前記アーム部19を
挿入し、結合部材22をクリーニング枠体13の取付穴
に圧入し、且つアーム部19端の回動穴20に嵌入して
更に内側のクリーニング枠体13の取付穴に圧入して取
り付けることにより、現像ユニットDとクリーニングユ
ニットCは結合部材22を中心に回動可能に結合され
る。このときアーム部19の根本に立設した図示されな
いダボに挿入して取り付けた圧縮コイルばね22aがク
リーニング枠体13の前述のアーム部19の進入する凹
部の上壁に当りこの圧縮コイルばね22aによって現像
枠体12を下方へ付勢することにより、現像ローラ9c
を感光体ドラム7へ確実に押し付ける。
【0045】(プロセスカートリッジBのガイド手段の
構成)次に、プロセスカートリッジBを装置本体14に
着脱する際のガイド手段について説明する。なおこのガ
イド手段については、図9、図10に示してある。な
お、図9はプロセスカートリッジBを装置本体Aに装着
する方向(矢印X)に見た場合(現像ユニットD側から
見た場合)の左側の斜視図である。図10はその右側の
斜視図である。
【0046】さて、上記クリーニング枠体13の両外側
面には、図4、図5、図6、図7に示すように、プロセ
スカートリッジBを装置本体14に着脱するときのガイ
ドとなるガイド手段が設けられている。該ガイド手段は
位置決め用ガイド部材としての円筒形ガイド13aR,
13aLと、着脱時の姿勢保持手段たるガイド部材とし
ての回り止めガイド13bR,13bLとにより構成さ
れている。
【0047】図5に示すように前記円筒形ガイド13a
Rは中空の円筒状部材であり、回り止めガイド13bR
は前記円筒形ガイド13aRと一体成形であり、円筒形
ガイド13aRの円周から一体でほぼ放射方向へ突出し
ている。円筒形ガイド13aRには取付フランジ13a
R1が一体に設けられている。このように円筒形ガイド
13aR、回り止めガイド13bR、取付フランジ13
aR1を有する右側ガイド部材13Rは取付フランジ1
3aR1の小ねじ用穴を挿通して小ねじ13aR2をク
リーニング枠体13にねじ込み固定されている。クリー
ニング枠体13に固定された右側ガイド部材13Rの回
り止めガイド13bRは現像枠体12に固定された現像
ホルダ40の側方へ延出するように現像枠体12の側面
側に配設されている。
【0048】図6に示すようにクリーニング枠体13の
側面に突出する位置決めピン13cに嵌合して回転止め
され、小ねじ13dでクリーニング枠体13に固定され
た平板状のフランジ29に外方(図6の紙面に直交して
手前方向)へ向って感光体ドラム7と同心の円筒形ガイ
ド13aLが突設されている。
【0049】図6に示すように、円筒形ガイド13aL
から少し離れて円筒形ガイド13aLのほぼ放射方向に
細長い回り止めガイド13bLがクリーニング枠体13
の側方へ突出するようにクリーニング枠体13に一体に
成形されている。この回り止めガイド13bLがフラン
ジ29と干渉する部分はフランジ29が切り欠かれてこ
の回り止めガイド13bLの側方への突出高さは頂面が
回り止めガイド13bLの頂面とほぼ一致する程度であ
る。この回り止めガイド13bLは現像枠体12に固定
した現像ローラ軸受箱9vの側方へ延出されている。こ
のように左側ガイド部材13Lは金属製の円筒形ガイド
13aLと合成樹脂製の回り止めガイド13bLが分か
れて別部材で設けられている。
【0050】次にクリーニングユニットCの上面13i
に設けられた規制当接部13jについて説明する。ここ
で上面とは、プロセスカートリッジBを画像形成装置本
体14に装着した際に、上方に位置する面である。
【0051】本実施の形態では、図4〜図7に示すよう
にクリーニングユニットCの上面13iであって、プロ
セスカートリッジ装着方向に対して直交する方向の右側
端13p及び左側端13qに各々規制当接部13jを設
けている。この規制当接部13jは、プロセスカートリ
ッジBを画像形成装置本体14に装着した際に、プロセ
スカートリッジBの位置を規定するものである。すなわ
ち、プロセスカートリッジBを画像形成装置本体14に
装着した際に、画像形成装置本体14に設けられた固設
部材25(図9、図10参照)に前記規制当接部13j
が当接して、プロセスカートリッジBは円筒形ガイド1
3aR,13aLを中心とする回動位置が規定される。
【0052】次に画像形成装置本体14側のガイド手段
について述べる。画像形成装置本体14の開閉部材35
を支点35aを中心に図1において反時計回りに回動す
ると、画像形成装置本体14の上部が開放され、プロセ
スカートリッジBの装着部が図9、図10のように見え
る。この開閉部材35を開けた開口部から画像形成装置
本体14の左右両側の内壁のプロセスカートリッジBの
装着方向から見て左側に図9、右側に図10に示すよう
にガイド部材16R,16Lが夫々設けられている。
【0053】図に示すようにガイド部材16R,16L
には夫々プロセスカートリッジBの挿入方向の矢印Xか
ら見て前下りになるように斜設したガイド部16a,1
6cと、このガイド部16a,16cに夫々つながりプ
ロセスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,13a
Lが丁度嵌入する半円形の位置決め溝16b,16dを
備えている。この位置決め溝16b,16dは周壁が円
筒形をしている。この位置決め溝16b,16dの中心
はプロセスカートリッジBを装置本体14に装着時プロ
セスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,13aL
の中心と一致し従ってまた、感光体ドラム7の中心線と
も一致する。
【0054】ガイド部16a,16cの幅は、プロセス
カートリッジBの着脱方向から見て円筒形ガイド13a
R,13aLが遊嵌する幅を有する。円筒形ガイド13
aR,13aLの直径よりも夫々せまい幅をもつ回り止
めガイド13bR,13bLは当然ゆるくガイド部16
a,16cに嵌まり込むが円筒形ガイド13aR,13
aL、回り止めガイド13bR,13bLはガイド部1
6a,16cにより回動を制約され、プロセスカートリ
ッジBは一定範囲の姿勢を保って装着される。そしてプ
ロセスカートリッジBが画像形成装置本体14へ装着さ
れた状態においては、プロセスカートリッジBの円筒形
ガイド13aR,13aLが夫々ガイド部材13R,1
3Lの位置決め溝16b,16dに嵌合すると共にプロ
セスカートリッジBのクリーニング枠体13先端左右の
規制当接部13jが装置本体14の固設部材25に当接
するようになっている。
【0055】上述したプロセスカートリッジBは円筒形
ガイド13aR,13aLの中心を結ぶ中心線のクリー
ニングユニットC側とトナー現像ユニットD側ではこの
中心線を水平に保つとトナー現像ユニットD側がクリー
ニングユニットC側よりも大きな一次モーメントを生ず
るような重量配分になっている。
【0056】プロセスカートリッジBの画像形成装置本
体14への装着には、トナー枠体11の凹部17側及び
下側の夫々のリブ11cを片手でつかみ、円筒形ガイド
13aR,13aLを夫々画像形成装置本体14のカー
トリッジ装着部のガイド部16a,16cへ挿入し、続
いて挿入方向から見てプロセスカートリッジBを前下り
にして回り止めガイド13bR,13bLを画像形成装
置本体14のガイド部16a,16cへ挿入する。プロ
セスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,13a
L、回り止めガイド13bR,13bLは画像形成装置
本体14のガイド部16a,16cに沿って奥側へ進
み、プロセスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,
13aLが画像形成装置本体14の位置決め溝16b,
16dに達すると、この円筒形ガイド13aR,13a
Lは位置決め溝16b,16dの位置へプロセスカート
リッジBの重力で着座する。これによって、位置決め溝
16b,16dに対してプロセスカートリッジBの円筒
形ガイド13aR,13aLは正確に位置が定まる。そ
して円筒形ガイド13aR,13aLの中心を結ぶ中心
線は、感光体ドラム7の中心線であるから、感光体ドラ
ム7は画像形成装置本体14に概略に位置が定まる。
尚、最終的にはカップリングが結合した状態で感光体ド
ラム7は装置本体14に対する位置が決まる。
【0057】この状態では、画像形成装置本体14の固
設部材25とプロセスカートリッジBの規制当接部13
jはわずかに隙間がある。ここでプロセスカートリッジ
Bを持っている手を離すと、プロセスカートリッジBは
その円筒形ガイド13aR,13aLを中心にしてトナ
ー現像ユニットD側が下り、クリーニングユニットC側
が上昇し、プロセスカートリッジBの規制当接部13j
は画像形成装置本体14の固設部材25に当接し、プロ
セスカートリッジBは画像形成装置本体14に対して正
確に装着される。その後、開閉部材35を図1において
支点35aを中心に時計回りに回動して閉める。
【0058】プロセスカートリッジBを装置本体14か
ら取り外すのは、上記と逆で、装置本体14の開閉部材
35を開いてプロセスカートリッジBの把手部をなす前
述の上下のリブ11cに手を掛け持ち上げるようにする
と、プロセスカートリッジBの円筒形ガイド13aR,
13aLが装置本体14の位置決め溝16b,16dを
中心に回動し、プロセスカートリッジBの規制当接部1
3jが装置本体14の固設部材25から離れる。プロセ
スカートリッジBを更に引くと上記円筒形ガイド13a
R,13aLが上記位置決め溝16b,16dから脱出
して装置本体14に固定したガイド部材16R,16L
のガイド部16a,16cへ移動し、そのまま、プロセ
スカートリッジBを引き上げるとプロセスカートリッジ
Bの円筒形ガイド13aR,13aL、回り止めガイド
13bR,13bLは装置本体14のガイド部16a,
16c中を移動して上昇し、これによって、プロセスカ
ートリッジBの姿勢を規制されて、プロセスカートリッ
ジBは装置本体14の他の部分に当ることなく装置本体
14外へ取り出される。
【0059】なお上述のようにプロセスカートリッジB
を装置本体14への装着に際してはシャッター装置18
が作動して転写開口部13nは開放される。そして、プ
ロセスカートリッジBを装置本体14から取り外すに際
してはシャッター装置18が作動して転写開口部13n
を閉じる。このシャッター装置18の作動は、プロセス
カートリッジBを装着時にシャッター棒18cに設けた
突出部18c1がカートリッジ装着部のガイド部材16
Rの傍に設けた不図示の固設部材に当って進行を止めら
れ、シャッター棒18cが回動節点40gを中心にして
図6において反時計回りに回動し、このシャッター棒1
8cがドラムシャッター18aを図6において右方へ引
くことにより開く。この際、一端がシャッター棒18c
に枢着されたドラムシャッター18aの他端は回動節点
12dを中心にして回動するシャッターアーム18bの
先端に支持される。
【0060】(トナー枠体)図3、図4、図5、図7を
用いてトナー枠体について詳細に説明する。
【0061】図3に示すようにトナー枠体11は上方枠
体11a及び下方枠体11bの2部品によって構成され
ている。この上方枠体11aは図1に示すように画像形
成装置本体14の光学系1の右方の空間を占めるように
上方へ向って膨出しており、画像形成装置Aを大きくす
ることなく、プロセスカートリッジBのトナー量を増加
するようにしている。図3、図4、図7に示すように上
方枠体11aの長手方向中央に外側から凹部17が設け
られており、把手の機能を有している。そこで操作者
は、手でもって上方枠体11aの凹部17と下方枠体1
1bの下側を把んで持つ。なお、凹部17の片側及び下
方枠体11bの下側に設けた長手方向のリブ11cはプ
ロセスカートリッジBを持つ場合の滑り止めとなってい
る。そして、図3に示すようにこの上方枠体11aのフ
ランジ11a1を下方枠体11bの回り縁付のフランジ
11b1に嵌合し溶着面Uで合わせて、超音波溶着によ
り溶着面Uに設けた溶着リブを溶かすことにより両枠体
11a,11bを一体化している。ただし結合方法とし
ては、超音波溶着に限定されずに、例えば熱溶着、強制
振動、あるいは接着等で行なっても良い。両枠体11
a,11bを超音波溶着する際に上述のフランジ11b
1で両枠体11a,11bを支持するほか、開口部11
iの外側上方にフランジ11b1とほぼ同一平面上に段
部11mで支持する。
【0062】なお、両枠体11a,11bを結合するの
に先立って、下方枠体11bの内部にトナー送り部材9
bを組み込む。トナー枠体11の長手方向には、トナー
枠体11から現像枠体12へトナーを送るためのトナー
枠体11の開口部11iが設けられており、この開口部
11iをふさぐようにシールを溶着する。その後、トナ
ーを充填してトナーユニットJとなる。。更にトナーユ
ニットJは現像枠体12と超音波溶着し、トナー現像ユ
ニットDとなる。ただし結合方法としては、超音波溶着
に限定されずに、接着、あるいは弾性力を用いてスナッ
プフィット等で行なってもよい。
【0063】(シャッター装置)図11に本発明の具体
例であるプロセスカートリッジのシャッター装置を示
す。
【0064】既に述べたようにシャッター装置18は屈
折して大略く字形をしたシャッター棒18c、シャッタ
ー棒18cにほぼ倣って屈折したシャッターアーム18
b大略感光体ドラム7に沿うドラムシャッター18aか
ら構成され、シャッター棒18c及びシャッターアーム
18bは、それぞれ回動節点12d,40gを中心とし
てカートリッジ枠体(11,12)に対して回転可能に
支持されている。
【0065】シャッター棒18cは、直径2mmの硬鋼
線を曲げ加工により製作したものであり、回動節点40
g部ではカートリッジ枠体のボス11h1(ボス11h
の内左側を符号11h1,右側を11h2とする)に対
してシャッター棒18cの端部を図11の紙面に対して
垂直な枢軸18c2として、奥方向へ差し込んである。
【0066】他の片側即ち左側のシャッター棒18cは
図13に示すように右側の枢軸18c2と同軸心の枢軸
18c3を有する。この枢軸18c3は枢軸18c2と
同様に丸軸であるが枢軸18c2は丸軸のみであるのに
対して先端は平打ちされて扁平部18c4を有する。ト
ナー下方枠体11bに設けたボス11h2には枢軸18
c3を回転自在に嵌合する丸穴11h5を直径をわたる
両側に扁平部18c4が通り抜けることができるスリッ
ト11h4が設けてある。
【0067】このスリット11h4のドラムシャッター
装置18の通常の開閉作用、即ち、シャッター棒18c
が装置本体14のカートリッジ装着部の不図示の固設部
材に当りドラムシャッター18aが開く運動範囲におい
ては、スリット11h4とシャッター棒18cの扁平部
18c4は交叉しており、左側のシャッター棒18cの
枢軸18c3はカートリッジ枠体(11,12)から外
れないようになっていて、ドラムシャッター18aを過
剰に開いた位置で一致することにより、組立分解可能と
している。
【0068】なお、図11の例では両側のシャッター棒
18cは夫々先端が長手方向で同軸心上において分れて
枢軸18c6を有し、ドラムシャッター18aの長手方
向両端面側に枢着されている。
【0069】シャッターアーム18bは、樹脂製の成形
品であり、回動節点12d部ではカートリッジ枠体(1
1,12)に設けた回転軸に対して抜け止め用の形状を
有する内径部を嵌合することにより、回動節点12d部
でのカートリッジ枠体(11,12)に対するシャッタ
ーアーム18bの紙面垂直両方向への移動はない構成と
している。
【0070】次にシャッター装置のシャッターアーム1
8bをカートリッジ枠体に対して長手方向に移動しない
ように拘束して取り付ける構成について説明する。
【0071】図11のイ部の水平断面図の図12に示す
ようにシャッターアーム18bの根本のボス18b1に
は回動節点12dをなす軸が圧入固定されている。回動
節点12dはトナー下方枠体11bに設けた穴11b2
に丸軸部12d1が回転自在に嵌合している。丸軸部1
2d1は中心をとおり直径をわたるスリット12d2を
有し、端部に逆爪12d3を有する。シャッターアーム
18bのカートリッジ枠体(11,12)への取り付け
は、回動節点12dをトナー下方枠体11bの穴11b
2に差込むと逆爪12d3の斜めになった導入部12d
4が穴11b2の口部に当り、スリット12d2を縮小
するようにして逆爪12d3は穴11b2に入るのでそ
のまま押し込むと、逆爪12d3は穴11b2を通過す
ると弾力で復元して拡がって図12のようになりシャッ
ターアーム18bは長手方向へは抜けなくなる。
【0072】シャッターアーム18bにはシャッター棒
18cの長手方向のすぐ外側にくるように凸形状18b
2,18b3を設けてある。この凸形状18b2,18
b3はシャッター棒18cに面する側が長手方向に直角
な平板状であって、シャッター棒18cに接するか近接
している。この凸形状18b2,18b3の形状と大き
さはドラムシャッター18aの開閉に際し、常にシャッ
ター棒18cに面しているようになっている。従ってプ
ロセスカートリッジBの左側面をみると、シャッターア
ーム18bまたは及び凸形状18b2,18b3により
シャッター棒18cは作動中及び非作動中にかかわらず
常に一部が覆われていて見えない。なお本例ではシャッ
ターアーム18bのシャッター棒18cに面する例は凸
形状18b2,18b3と同一平面であるが、シャッタ
ーアーム18bのシャッター棒18cに面する側のシャ
ッターアーム18bがシャッター棒18cと間が大きく
あいているときは、凸形状18b2,18b3はシャッ
ターアーム18bの杆部に及んで設ける。
【0073】ただし、組立分解のためにドラムシャッタ
ー18aを過剰に開いた位置において、凸形状18b2
部をシャッター棒18cと重ならないようにしておく
と、シャッターアーム18bの組立分解とは関係なく単
独でシャッター棒18cの組立分解が可能となる。ま
た、本例では、プロセスカートリッジBの装置本体14
への装着方向から見てシャッターアーム18bの後方に
凸形状18b2,18b3を設けているが、凸形状18
b2,18b3の設ける側を限定するものではない。即
ち、シャッターアーム18b、シャッター棒18cの形
状によっては凸形状18b2,18b3の位置と形状は
変化するものである。
【0074】シャッターアーム18bの先端は長手方向
の枢軸18b4でもってドラムシャッター18aの長手
方向の端面側に枢着されている。
【0075】以上のシャッター装置の運動を図14、図
15に示す。
【0076】図14はドラムシャッター18aが感光体
ドラム7を覆った状態であり、プロセスカートリッジB
を装置本体14のカートリッジ装着部から取り外しの過
程で以降この状態が回動節点12d部に装着された不図
示のねじりコイルばねで保持されている。この状態では
シャッターアーム18bの凸形状18b2が回動節点4
0gに支持されたシャッター棒18cと重なっておりシ
ャッター棒18cは凸形状18b2により長手方向への
移動が規制されている。図15のIは図14と同状態を
示している。
【0077】プロセスカートリッジBを装置本体14の
カートリッジ装着部へ挿入すると、シャッター棒18c
の突出部18c1が装置本体14の不図示の固設部材に
当る。更にプロセスカートリッジBがカートリッジ装着
部へ挿入されて行くと、回動節点12d,40gのみが
図において左斜め下方へ向って進むので、シャッター棒
18cは回動節点40gを中心に反時計回りに回動し、
ドラムシャッター18aをほぼ停止状態で保つ。ドラム
シャッター18aはシャッターアーム18b先端をほぼ
一定位置に拘束し、シャッターアーム18bは回動節点
12dを中心に反時計回りに回動する。これによってド
ラムシャッター18aがほぼ停止したまま、プロセスカ
ートリッジBと共に感光体ドラム7が前進して露出可能
な転写開口部13nを開き、図示IIの状態となる。か
かる図示〓→IIのシャッター装置18の運動中シャッ
ターアーム18bの凸形状18c2,18c3の少なく
とも何れかは常にシャッター棒18cと重なっており、
これによってシャッター棒18cは長手方向への移動を
規制されている。
【0078】図15のIIからIIIの状態に更にドラ
ムシャッター18aがほぼ一定位置にとどまったまま感
光体ドラム7は前進し、IIIの状態においてプロセス
カートリッジBは位置決めガイド13aR,13aLが
夫々装置本体14のカートリッジ装着部の位置決め溝1
6b,16dに嵌合する。かかる図示II→IIIのシ
ャッター装置18の運動中、シャッターアーム18bと
シャッター棒18cの重なり部分は、シャッターアーム
18bの凸形状18b2部分とシャッター棒18cの杆
部の重なりから、シャッターアーム18b自体とシャッ
ター棒18cの回動節点40g部を含む杆部との重なり
となる。またもう一方の凸形状18b3はシャッター棒
18cの長手方向への移動を図示II→IIIのシャッ
タ装置18の運動の前半において常に規制している。
【0079】このように図示I〜IIIの全過程におい
て、シャッター棒18cはシャッターアーム18bまた
はシャッターアーム18bに形成された凸形状18b
2,18b3の何れかにガイドされるためにシャッター
開閉運動中に運動方向と垂直方向に負荷がかかった際に
回動節点40gでシャッター棒18cがカートリッジ枠
体(11,12)からはずれたり、シャッター棒18c
自身が変形したりするのを防ぐことができる。
【0080】逆にドラムシャッター18aが閉じる際
も、上述と逆の作用により、凸形状18b2,18b3
を有するシャッターアーム18bはシャッター棒18c
のすぐ外側に重なっており、シャッター棒18cはカー
トリッジ枠体(11,12)から外れない。
【0081】この実施の形態によればシャッター装置を
構成する部材の数は増加せずコストを増大させることな
く、シャッター棒の外れを防止できる。
【0082】なお、この実施の形態ではシャッターアー
ムに凸形状部を設けてあるが、凸形状でなく、シャッタ
ーアームの形状を常にシャッター棒に重なるようにして
もよく、或はシャッター棒の形状を常にシャッターアー
ムの内側に重なるようにしてもよく、更にはシャッター
アーム及びシャッター棒の形状を併せて常にシャッター
アームとシャッター棒を重なるようにしてもよい。
【0083】(実施の形態2)図16、図17に本発明
の実施の形態2であるシャッター装置を有するプロセス
カートリッジを示す。
【0084】シャッター装置18はシャッター棒18
c、シャッターアーム18b、ドラムシャッター18a
及びカートリッジ枠体(11,12)から構成され、シ
ャッター棒18c及びシャッターアーム18bはそれぞ
れ回動節点12d,40gを中心としてカートリッジ枠
体(11,12)に対して回転可能に支持されている。
【0085】シャッター棒18cは直径2mmの硬鋼線
を曲げ加工により製作したものであり、軸受部材31を
介してカートリッジ枠体(11,12)に回転可能に取
り付ける。
【0086】図18、図19にシャッター棒18cの節
点回りの構成を示す。
【0087】図のようにシャッター棒18cの枢軸18
c2をカートリッジ枠体(11,12)と軸受部材31
ではさみ込むようにして互いに外方へ弾発している外向
きの逆爪を有する固定つめ31bをカートリッジ枠体
(11,12)の穴11dにはめ合わせることにより軸
受部材31をカートリッジ枠体(11,12)に固定す
る。組立状態ではシャッター棒18c端部の枢軸18c
2は軸受部材31の溝部31cに回転自在に保持され、
一方、シャッター棒18cの杆部18c5は軸受部材3
1の長手方向に直角な平板状のフランジ31aとカート
リッジ枠体(11,12)の間に隙間をおいて挟まれ
る。
【0088】このため、シャッター開閉運動中に運動す
る平面と垂直方向に負荷がかかった際に回動節点40g
(18c2,31c)部でシャッター棒18cはカート
リッジ枠体(11,12)からはずれたりシャッター棒
18c自身の変形を防ぐことができる。
【0089】なお、この具体例では図19に示すように
シャッター棒18cの枢軸18c2を軸受部材31に設
けた溝31cで保持したが、図20に示すようにカート
リッジ枠体(11,12)側に溝11eを設けこの溝1
1eにシャッター棒18の枢軸18a2を嵌め込み、溝
部31cのない軸受部材31と同構成の軸押え部材31
Aを、枢軸18c2を溝11eからぬけ出さないよう
に、カートリッジ枠体(11,12)に取り付けてシャ
ッター棒18cを支持してもよい。
【0090】(実施の形態3)図21、図22に本発明
の実施の形態3であるシャッター装置を有するプロセス
カートリッジを示す。
【0091】シャッター装置18は、シャッター棒18
c、シャッターアーム18b、ドラムシャッター18a
及びカートリッジ枠体(11,12)から構成され、シ
ャッター棒18c及びシャッターアーム18bはそれぞ
れ回動節点12d,40gを中心としてカートリッジ枠
体(11,12)に対して回転可能に支持されている。
シャッター棒18cは直径2mmの硬鋼線を曲げ加工に
より製作したものであり、軸部材41を介してカートリ
ッジ枠体(11,12)に回転可能に取り付ける。
【0092】図23に回動節点40g部の構成を示す。
【0093】図のようにL字形に曲げられたシャッター
棒18cの先端の枢軸18c2部は樹脂製の円筒形の軸
部材41の中心に開けられた穴41fを貫通し、かつ、
先端部より直角に曲げられた杆部18c5の部分は軸部
材41の溝部41dにはめ込まれている。このシャッタ
ー棒18cと軸部材41が組み立てられた状態でこれを
トナー下方枠体11bのボス11h1に設けられた貫通
穴である円筒穴部11fに軸方向に挿入する。円筒穴部
11fへの軸部材41の挿入過程では軸部材41に設け
られた半径方向に突出する複数の凸部41bは先細の包
絡円上にあり、挿入方向の先端径は円筒穴部11fの直
径よりも小さく、挿入方向の後端側径は円筒穴部11f
の直径よりも大であって、且つ周囲三方を軸部材41の
直径方向に貫通するコ字形の穴41b1で囲まれていて
この凸部41bは円筒穴部11fのロ部で圧せられ、弾
性変形により、その最大外径が円筒穴部11fの直径と
なる。
【0094】図24に回動節点41g部の組立状態にお
ける断面を示す。
【0095】組立状態では軸部材41の凸部41bの後
端が円筒穴部11fを通りぬけて凸部41bの変形が回
復し、この凸部41bと軸部材41の段差の肩部41a
でカートリッジ枠体(11,12)のボス11h1の両
端を挾み込んでいるため軸部材41は軸方向の移動量が
規制されている。
【0096】軸部材41の溝部41dの形状を図25に
示す。ここでdはシャッター棒18cの枢軸18c2の
外径にほぼ等しくしてあり、挿入口の幅tはdより0.
3〜0.7mm狭くしてある。この結果、シャッター棒
18cの枢軸18c2部の軸部材41への組立が完了
し、シャッター棒18cの杆部18c5が溝底部41e
にはまるとシャッター棒18cは軸部材41から、その
軸方向に抜け出てくることはない。
【0097】以上の結果、回動節点41gは回転軸方向
に移動量が規制された回動節点を構成するため、シャッ
ター開閉運動中に運動平面に対して垂直方向に負荷がか
かっても回動節点40gでシャッター棒18cがカート
リッジ枠体(11,12)から離れたり、シャッター棒
18c自身が変形することがない。
【0098】
【発明の効果】本発明のシャッター装置はシャッター棒
の運動する平面に対する垂直方向のシャッター棒の移動
をシャッター棒以外の平面四節連鎖機構を構成する他の
部材により規制することにより、シャッター棒のカート
リッジ枠体から外方への移動が規制されるのでシャッタ
ー棒の変形、カートリッジ枠体からの離脱が防止され
る。しかも部材数が増加しないのでコストが安い。
【0099】また、シャッター棒の運動する平面に対す
る垂直方向のシャッター棒の移動をカートリッジ枠体と
カートリッジ枠体に固定される部材により規制すること
により、シャッター棒のカートリッジ枠体から外方への
移動が規制されるのでシャッター棒の変形、カートリッ
ジ枠体からの離脱が防止される。しかも、従来のシャッ
ター装置にシャッター棒の移動を規制する部材をカート
リッジ枠体に固定するだけですみ、融通性に富み応用範
囲が広い。
【0100】また、シャッター棒の運動する平面に対す
る垂直方向のシャッター棒の移動をカートリッジ枠体に
回転自在で軸方向に移動しないように支持され、且つシ
ャッター棒の根本を固定した軸部材により規制すること
により、シャッター棒のカートリッジ枠体から外方への
移動が規制されるのでシャッター棒のカートリッジ枠体
からの離脱が防止される。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明の実施の形態を示し、
【図1】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図2】図1に示した装置の外観斜視図である。
【図3】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図4】図3に示したプロセスカートリッジの右側上方
から見た外観斜視図である。
【図5】図3に示したプロセスカートリッジの右側面図
である。
【図6】図3に示したプロセスカートリッジの左側面図
である。
【図7】図3に示したプロセスカートリッジの左側上方
から見た外観斜視図である。
【図8】図3に示したプロセスカートリッジを左下側を
示すための外観斜視図である。
【図9】装置本体のプロセスカートリッジの装着部の外
観斜視図である。
【図10】装置本体のプロセスカートリッジの装着部の
外観斜視図である。
【図11】実施の形態1のシャッター装置の斜視図であ
る。
【図12】図11のイ部の水平断面図である。
【図13】シャッター棒の他の片側の支持を示す分解斜
視図である。
【図14】シャッター装置の作用を示す側面図である。
【図15】シャッター装置の作用を示す側面図である。
【図16】図17のロ部矢視図である。
【図17】実施の形態2のシャッター装置の側面図であ
る。
【図18】図17の要部の拡大斜視図である。
【図19】図18の縦断面図である。
【図20】図19に対する変形例を示す縦断面図であ
る。
【図21】図22のハ部矢視図である。
【図22】実施の形態3のシャッター装置の側面図であ
る。
【図23】実施の形態3の分解斜視図である。
【図24】実施の形態3の水平断面図である。
【図25】図24の一部拡大図である。
【符号の説明】
1…光学系 1a…レーザーダイオード 1b…ポリゴ
ンミラー 1c…レンズ 1d…反射ミラー 1e…露
光開口部 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…給紙カセット 3b…ピックアッ
プローラ 3c…搬送ローラ対 3d…搬送ローラ対
3e…レジストローラ対 3f…搬送ガイド3g,3
h,3i…排出ローラ対 3j…反転経路 3k…フラ
ッパ 3m…排出ローラ対 4…転写ローラ 5…定着手段 5a…ヒータ 5b…定着ローラ 5c
…駆動ローラ 6…排出トレイ 7…感光体ドラム 8…帯電ローラ 9…現像手段 9b…トナー送り部材 9c…現像ロー
ラ 9d…現像ブレード9e…トナー攪拌部材 9h…
アンテナ棒 10…クリーニング手段 10a…クリーニングブレー
ド 10b…廃トナー溜め 11…トナー枠体 11A…トナー容器 11a…上方
枠体 11a1…フランジ 11b…下方枠体 11b
1…フランジ 11b2…穴 11c…リブ 11d…穴 11e…溝 11f…円筒穴部 11h1
…ボス 11h2…ボス 11h4…スリット 11h5…丸穴 11i…開口部
11m…段部 12…現像枠体 12d…回動節点 12d1…丸軸部
12d2…スリット 12d3…逆爪 12d4…導入部 13…クリーニング枠体(ドラム枠体) 13aR,1
3aL…円筒形ガイド 13aR1…取付フランジ 13aR2…小ねじ 13
bR,13bL…回り止めガイド 13c…位置決めピ
ン 13d…小ねじ 13i…上面 13j…規制当接
部 13L…左側ガイド部材 13n…転写開口部 13p…右側端 13q…左側端 13R…右側ガイド
部材 14…画像形成装置本体 16…ガイド部材 16a…ガイド部 16b…位置決
め溝 16c…ガイド部 16d…位置決め溝 16
R,16L…ガイド部材 17…凹部 18…シャッター装置 18a…ドラムシャッター 1
8b…シャッターアーム 18b1…ボス 18b2,
18b3…凸形状部 18b4…枢軸 18c…シャッ
ター棒 18c1…突出部 18c2…枢軸 18c3
…枢軸 18c4…扁平部 18c5…杆部 18c6
…枢軸 19…アーム部 19a…先端 20…回動穴 22…結合部材 22a…圧縮コイルばね 25…固設部材 29…フランジ 31…軸受部材 31a…フランジ 31b…固定爪
31c…溝部 35…開閉部材 35a…支点 40…現像ホルダ 40g…回動節点 41…軸部材 41a…肩部 41b…凸部 41b1
…穴 41d…溝部 41e…溝底部 41f…穴 A…レーザービームプリンタ B…プロセスカートリッジ C…クリーニングユニット D…トナー現像ユニット J…トナーユニット S…カートリッジ装着スペース U…溶着面

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 カートリッジ枠体の開口部から露出した電子写真感光体
    ドラムと、 前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持する
    前記カートリッジ枠体と、 前記電子写真感光体ドラムの露出部を開閉するシャッタ
    ー装置と、とを有し、 前記シャッター装置は前記カートリッジ枠体を固定節と
    し、カートリッジ枠体に枢着されたシャッター棒を主動
    節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッターアー
    ムを第1の従動節とし、前記シャッター棒とシャッター
    アームの先端に夫々ドラムシャッターを第2の従動節と
    して枢着してなる平面四節連鎖機構を構成してなり、 シャッター棒の運動する平面に対する垂直方向のシャッ
    ター棒の移動をシャッター棒以外の平面四節連鎖機構を
    構成する他の部材により規制することを特徴とするプロ
    セスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 シャッターアームをカートリッジ枠体に
    枢軸が軸方向へ移動しないように取り付けると共にドラ
    ムシャッターを開閉するためのシャッターアームの移動
    範囲において、常にシャッター棒の外側にシャッターア
    ームが重なっていることを特徴とする請求項1に記載の
    プロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 シャッター棒の外側に重なる部分を凸形
    状としてシャッターアームから張り出したことを特徴と
    する請求項2に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 シャッター棒及びシャッターアームはプ
    ロセスカートリッジの装着方向から見て中間部が後退す
    るように屈折しており、前記凸形状はプロセスカートリ
    ッジの装着方向から見てシャッターアームの後側に設け
    てあることを特徴とする請求項3に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  5. 【請求項5】 シャッターアームから張り出した凸形状
    のシャッター棒に面する側はシャッター棒の運動する平
    面に平行で近接した平面であることを特徴とする請求項
    3に記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 シャッターアームのシャッター棒に面す
    る側と凸形状のシャッター棒に面する側を同一平面とし
    たことを特徴とする請求項5に記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  7. 【請求項7】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 カートリッジ枠体の開口部から露出した電子写真感光体
    ドラムと、 前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持する
    前記カートリッジ枠体と、 前記電子写真感光体ドラムの露出部を開閉するシャッタ
    ー装置と、を有し、 前記シャッター装置は前記カートリッジ枠体を固定節と
    し、カートリッジ枠体に枢着されたシャッター棒を主動
    節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッターアー
    ムを第1の従動節とし、前記シャッター棒とシャッター
    アームの先端に夫々ドラムシャッターを第2の従動節と
    して枢着してなる平面四節連鎖機構を構成してなり、 シャッター棒の運動する平面に対する垂直方向のシャッ
    ター棒の移動をカートリッジ枠体とカートリッジ枠体に
    固定される部材により規制することを特徴とするプロセ
    スカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記カートリッジ枠体に固定される部材
    はシャッター棒のカートリッジ枠体に枢着された外側に
    シャッター棒に接近してシャッター棒の運動する平面に
    平行な平面を有することを特徴とする請求項7に記載の
    プロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 カートリッジ枠体の開口部から露出した電子写真感光体
    ドラムと、 前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持する
    前記カートリッジ枠体と、 前記電子写真感光体ドラムの露出部を開閉するシャッタ
    ー装置と、を有し、 前記シャッター装置は前記カートリッジ枠体を固定節と
    し、カートリッジ枠体に枢着されたシャッター棒を主動
    節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッターアー
    ムを第1の従動節とし、前記シャッター棒とシャッター
    アームの先端に夫々ドラムシャッターを第2の従動節と
    して枢着してなる平面四節連鎖機構を構成してなり、 シャッター棒の運動する平面に対する垂直方向のシャッ
    ター棒の移動をカートリッジ枠体に回転自在で軸方向に
    移動しないように支持され、且つシャッター棒の根本を
    固定した軸部材により規制することを特徴とするプロセ
    スカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記軸部材の外側端面には奥側にシャ
    ッター棒の杆部が丁度嵌合し、口部がシャッター棒の杆
    部で押し開いて挿入できる溝部が形成されていることを
    特徴とする請求項9に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記プロセスカートリッジとは、帯電
    手段、クリーニング手段または、現像手段と電子写真感
    光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカート
    リッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とする請求
    項1から10の何れか1つに記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  12. 【請求項12】 前記プロセスカートリッジとは帯電手
    段、クリーニング手段、現像手段のうちの少なくとも1
    つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化
    して画像形成装置本体に対して着脱可能とする請求項1
    から10の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 前記プロセスカートリッジとは少なく
    とも現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカー
    トリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とする請求
    項1から10の何れか1つに記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  14. 【請求項14】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置におい
    て、 a.カートリッジ枠体の開口部から露出した電子写真感
    光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持する
    前記カートリッジ枠体と、 前記電子写真感光体ドラムの露出部を開閉するシャッタ
    ー装置と、を有し、 前記シャッター装置は前記カートリッジ枠体を固定節と
    し、カートリッジ枠体に枢着されたシャッター棒を主動
    節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッターアー
    ムを第1の従動節とし、前記シャッター棒とシャッター
    アームの先端に夫々ドラムシャッターを第2の従動節と
    して枢着してなる平面四節連鎖機構を構成してなり、 シャッター棒の運動する平面に対する垂直方向のシャッ
    ター棒の移動をシャッター棒以外の平面四節連鎖機構を
    構成する他の部材により規制するプロセスカートリッジ
    を取り外し可能に装着する装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
    ることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  15. 【請求項15】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置におい
    て、 a.カートリッジ枠体の開口部から露出した電子写真感
    光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持する
    前記カートリッジ枠体と、 前記電子写真感光体ドラムの露出部を開閉するシャッタ
    ー装置と、を有し、 前記シャッター装置は前記カートリッジ枠体を固定節と
    し、カートリッジ枠体に枢着されたシャッター棒を主動
    節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッターアー
    ムを第1の従動節とし、前記シャッター棒とシャッター
    アームの先端に夫々ドラムシャッターを第2の従動節と
    して枢着してなる平面四節連鎖機構を構成してなり、 シャッター棒の運動する平面に対する垂直方向のシャッ
    ター棒の移動をカートリッジ枠体とカートリッジ枠体に
    固定される部材により規制するプロセスカートリッジを
    取り外し可能に装着する装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
    ることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  16. 【請求項16】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置におい
    て、 a.カートリッジ枠体の開口部から露出した電子写真感
    光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体ドラム及びプロセス手段を支持する
    前記カートリッジ枠体と、 前記電子写真感光体ドラムの露出部を開閉するシャッタ
    ー装置と、とを有し、 前記シャッター装置は前記カートリッジ枠体を固定節と
    し、カートリッジ枠体に枢着されたシャッター棒を主動
    節とし、カートリッジ枠体に枢着されたシャッターアー
    ムを第1の従動節とし、前記シャッター棒とシャッター
    アームの先端に夫々ドラムシャッターを第2の従動節と
    して枢着してなる平面四節連鎖機構を構成してなり、 シャッター棒の運動する平面に対する垂直方向に対する
    シャッター棒の移動をカートリッジ枠体に回転自在で軸
    方向に移動しないように支持され、且つシャッター棒の
    根本を固定した軸部材により規制するプロセスカートリ
    ッジを取り外し可能に装着する装着する装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
    ることを特徴とする電子写真画像形成装置。
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