JPH10220287A - 内燃機関におけるタイミングギャカバーの構造 - Google Patents
内燃機関におけるタイミングギャカバーの構造Info
- Publication number
- JPH10220287A JPH10220287A JP9023697A JP2369797A JPH10220287A JP H10220287 A JPH10220287 A JP H10220287A JP 9023697 A JP9023697 A JP 9023697A JP 2369797 A JP2369797 A JP 2369797A JP H10220287 A JPH10220287 A JP H10220287A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- timing gear
- cylinder block
- cover
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
1aに、クランク軸2からカム軸3への動力伝達用タイ
ミングギャ列を覆うように装着して成るタイミングギャ
カバー4において、その膜振動を確実に抑制した状態
で、シリンダブロックからの突出高さを低くする。 【手段】 前記タイミングギャカバー4においてシリン
ダブロックの側面に沿って延びるカバー板4aのうち前
記カム軸3上のタイミングギャ6の側面に対面する部分
を、シリンダブロック1の側面1aに向かって内向き凸
状に陥没した球形部4a″に形成する。
Description
て、そのクランク軸の回転をカムに伝達するためのタイ
ミングギャを収納するタイミングギャカバーの構造に関
するものである。
ク軸の回転をタイミングギャを介して吸気弁及び/又は
排気弁用のカム軸に伝達する場合、前記タイミングギャ
は、内燃機関におけるシリンダブロックの側面に取付け
たタイミングギャカバー内に収納するように構成される
が、このタイミングギャカバーのうちシリンダブロック
の側面に沿って延びるカバー板の部分が、膜振動するか
ら騒音が増大することになる。
0725号公報等に記載されているように、前記タイミ
ングギャカバーにおいてシリンダブロックの側面に沿っ
て延びるカバー板のうち当該タイミングギャカバー内に
おける各タイミングギャの側面と対面する部分を、各々
シリンダブロックの側面に対して外向き凸状に隆起した
球形部に形成することにより、これらの部分における膜
振動の低減を図るように構成している。
におけるタイミングギャの側面のうち外周寄り部分に
は、カム軸の回転位相を表示するためのインジケータプ
レートが、当該タイミングギャの側面から突出するよう
に取付けられているから、前記タイミングギャカバーに
おいてシリンダブロックの側面に沿って延びるカバー板
のうち前記カム軸上におけるタイミングギャと対面する
部分を、シリンダブロックの側面に対して外向き凸状に
隆起した球形部に形成するに際しては、この外向き凸状
の球形部を、前記タイミングギャの側面から突出するイ
ンジケータプレートを当該球形部内に収納するように、
大きく隆起した球形部にしなけばならず、その結果、タ
イミングギャカバーにおけるシリンダブロックの側面か
らの突出寸法が増大することになるから、内燃機関の大
型化を招来すると言う問題があった。
バーにおける膜振動を低減した状態のもとで、解消する
ことを技術的課題とするものである。
るため本発明は、「内燃機関におけるシリンダブロック
の側面に、クランク軸からカム軸への動力伝達用タイミ
ングギャ列を覆うように装着して成るタイミングギャカ
バーにおいて、このタイミングギャカバーにおいてシリ
ンダブロックの側面に沿って延びるカバー板のうち前記
カム軸上のタイミングギャの側面に対面する部分を、前
記カム軸上のタイミングギャにおける外周寄りの部分よ
りも半径方向の内側においてシリンダブロックの側面に
向かって内向き凸状に陥没した球形部に形成する。」と
言う構成にした。
ーにおいてシリンダブロックの側面に沿って延びるカバ
ー板のうち前記カム軸上のタイミングギャの側面に対面
する部分を、前記カム軸上のタイミングギャにおける外
周寄りの部分よりも半径方向の内側においてシリンダブ
ロックの側面に向かって内向き凸状に陥没した球形部に
形成することにより、タイミングギャカバーにおけるカ
バー板のうち前記カム軸上のタイミングギャの側面に対
面する部分の膜振動を確実に低減することができる一
方、この部分におけるシリンダブロックの側面からの突
出寸法を、前記カム軸上におけるタイミングギャの側面
に取付くインジケータプレートを収納できる状態のもと
で、従来の場合よりも低くすることができるのである。
クの側面に装着したタイミングギャカバー内におけるタ
イミングギャ列のうちカム軸上のタイミングギャにその
回転位相を表示するインジケータプレートを取付ける場
合に、前記タイミングギャカバーにおけるカバー板の膜
振動を確実に低減できる形態のもとで、当該タイミング
ギャカバーのシリンダブロックからの突出寸法を低くし
て、内燃機関の小型化を図ることができる効果を有す
る。
1〜図3の図面について説明する。この図において符号
1は、内燃機関におけるシリンダブロックを示し、この
シリンダブロック1には、クランク軸2及びカム軸3
が、その一端が前記シリンダブロック1における一側面
1aに突出するように軸支されている。
る一側面1aに取付けられたタイミングギャカバーを示
し、このタイミングギャカバー4内には、前記クランク
軸2上に嵌着したピニオンギャ5、前記カム軸3上に嵌
着したタイミングギャ6及びこれらピニオンギャ5とタ
イミングギャ6との両方に同時に噛合するアイドルギャ
7が設けられている。また、前記カム軸3上のタイミン
グギャ6における側面のうち外周寄りの部分には、カム
軸3における回転位相を表示するためのインジケータプ
レート8が、側面から突出するように取付けられてい
る。
いて、前記シリンダブロック1における一側面に沿って
延びるカバー板4aのうち前記アイドルギャ7の側面と
対面する部分を、シリンダブロック1の一側面1aに対
して外向き凸状に隆起した球形部4a′に形成する一
方、前記シリンダブロック1における一側面1aに沿っ
て延びるカバー板4aのうち前記カム軸3上のタイミン
グギャ6の側面と対面する部分を、前記カム軸3上のタ
イミングギャ6における外周寄りの部分よりも半径方向
の内側においてシリンダブロック1の側面1aに向かっ
て内向き凸状に陥没した球形部4a″に形成するのであ
る。
における外周寄りの部分にインジケータプレート8を取
付けた場合において、タイミングギャカバー4における
カバー板4aのうち前記タイミングギャ6の側面と対面
する部分を、前記したように、カム軸3上のタイミング
ギャ6における外周寄りの部分よりも半径方向の内側に
おいてシリンダブロック1の側面1aに向かって内向き
凸状に陥没した球形部4a″に形成したことにより、こ
の部分における膜振動を確実に抑制することができるも
のでありながら、シリンダブロック1における一側面1
aからの突出寸法Hを、前記の部分を従来と同様に図3
に二点鎖線で示すように、シリンダブロック1の一側面
1aに対して外向き凸状に隆起した球形部に形成した場
合よりも、低くすることができるのである。
を一体的に設けることにより、膜振動をより低減できる
のである。
バー板 4a″ 球形部 5 ピニオンギャ 6 タイミングギャ 7 アイドルギャ 8 インジケータプレート
Claims (1)
- 【請求項1】内燃機関におけるシリンダブロックの側面
に、クランク軸からカム軸への動力伝達用タイミングギ
ャ列を覆うように装着して成るタイミングギャカバーに
おいて、 このタイミングギャカバーにおいてシリンダブロックの
側面に沿って延びるカバー板のうち前記カム軸上のタイ
ミングギャの側面に対面する部分を、前記カム軸上のタ
イミングギャにおける外周寄りの部分よりも半径方向の
内側においてシリンダブロックの側面に向かって内向き
凸状に陥没した球形部に形成したことを特徴とする内燃
機関におけるタイミングギャカバーの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9023697A JPH10220287A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 内燃機関におけるタイミングギャカバーの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9023697A JPH10220287A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 内燃機関におけるタイミングギャカバーの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10220287A true JPH10220287A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12117606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9023697A Pending JPH10220287A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 内燃機関におけるタイミングギャカバーの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10220287A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7255085B2 (en) * | 2004-12-22 | 2007-08-14 | Hyundai Motor Company | Timing cover for engine |
WO2009034685A1 (ja) * | 2007-09-10 | 2009-03-19 | Honda Motor Co., Ltd. | エンジンに固設されたカバー |
-
1997
- 1997-02-06 JP JP9023697A patent/JPH10220287A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7255085B2 (en) * | 2004-12-22 | 2007-08-14 | Hyundai Motor Company | Timing cover for engine |
WO2009034685A1 (ja) * | 2007-09-10 | 2009-03-19 | Honda Motor Co., Ltd. | エンジンに固設されたカバー |
JP2009068345A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-04-02 | Honda Motor Co Ltd | エンジンに固設されたカバー |
EP2187018A1 (en) * | 2007-09-10 | 2010-05-19 | Honda Motor Co., Ltd. | Cover secured to engine |
EP2187018A4 (en) * | 2007-09-10 | 2012-04-04 | Honda Motor Co Ltd | COVER FIXED TO THE ENGINE |
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