JPH10215096A - ノイズ吸収装置 - Google Patents

ノイズ吸収装置

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JPH10215096A
JPH10215096A JP6256297A JP6256297A JPH10215096A JP H10215096 A JPH10215096 A JP H10215096A JP 6256297 A JP6256297 A JP 6256297A JP 6256297 A JP6256297 A JP 6256297A JP H10215096 A JPH10215096 A JP H10215096A
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noise absorbing
fitting
absorbing device
noise
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルにノイズ吸収具を挿通させた後、こ
のノイズ吸収具を電子機器シャーシ等に固定する場合、
ベルトやネジ等による固定では、狭い箇所での固定作業
が極めて困難なものとなる。 【解決手段】 一対のフェライトをカバーで覆った構成
のノイズ吸収具100と、ケーブル5が延設されるシャ
ーシ等に固定され、かつノイズ吸収具100に嵌合して
これをシャーシ等に固定する固定台200とで構成され
る。予め固定台200をシャーシ等の所要の箇所に固定
しておけば、ノイズ吸収具100をケーブル5の布設と
同時に固定台200に対して嵌合させるだけでその固定
を行うことができ、電子機器内の狭い箇所においても迅
速かつ容易にノイズ吸収装置の配設を行うことが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブルを伝送され
る信号に重畳されるノイズを吸収するためのノイズ吸収
装置に関し、特にケーブルを包囲するようにフェライト
で閉磁路を形成してノイズ吸収を行うとともに、シャー
シ等の電気機器への固定支持を可能としたノイズ吸収装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等のデジタル信号を取り扱
う電子機器では、ケーブルを通して伝送される信号にノ
イズが重畳されて機器内に侵入されると、機器の誤動作
を生じる原因となる。このため、近年では各種のノイズ
吸収装置が提案されており、例えば、半径方向に分割さ
れた一対のフェライトをケーブルを挿むようにして接触
させ、これらのフェライトでケーブルを包囲して閉磁路
を構成することでケーブルに重畳されたノイズを吸収
し、機器内へのノイズの侵入を防止するものが提案され
ている。
【0003】ところで、この種のノイズ吸収装置は、そ
の雑音吸収効果を高めるためには、ケーブルに対する長
さ方向の位置を所定位置に固定することが好ましい。す
なわち、この種のノイズ吸収装置を実際に用いる場合に
は、ケーブルに対してノイズ吸収効果が最も顕著な位置
を実験等によって求め、その上でこのケーブル位置にノ
イズ吸収装置を固定することが必要とされる。このた
め、従来においては、ノイズ吸収装置をケーブルに対し
て固定するための構成が設けられている。
【0004】例えば、実開昭63−39997号公報に
記載されているものは、一対のフェライトをそれぞれ支
持するためのカバーに設けられているケーブル挿通用の
開口の内縁に突起を設けておき、カバーを閉じて両フェ
ライトを結合させたときに、前記突起がケーブルの外被
を挟持し、あるいは食い込んでその固定を行うものであ
る。しかしながら、この構成では突起が固定的に設けら
れているため、ケーブルの径寸法が小さい場合には突起
がケーブル外被に当接されず、あるいは食い込まない場
合があり、またケーブル径寸法が大きくて外被の剛性が
高い場合にはカバーを閉じることができなくなる場合が
ある。
【0005】このような問題に対処するために、電子機
器のシャーシやパネル(これらをシャーシ等と称する)
に沿って延設されるケーブルに対しては、ノイズ吸収装
置をこれらシャーシ等に固定し、このノイズ吸収装置に
ケーブルを挿通することが考えられる。このため、例え
ば、ノイズ吸収装置の一部にベルト挿通穴を設けてお
き、このベルト挿通穴にクランプ用のベルトを挿通さ
せ、このベルトを用いてノイズ吸収装置を固定すること
が考えられる。あるいは、ネジ等よりノイズ吸収装置を
直接にシャーシ等に固定することも考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合には、ノイズ吸収装置をシャーシ等に固定するために
は、ケーブルをシャーシ等に設置する際に、これと同時
にベルトの締結作業による固定作業が必要であり、固定
作業が面倒なものとなる。特に、電子機器内の狭い箇所
にノイズ吸収装置を固定する作業は極めて困難なものと
なる。また、この固定作業を簡略化するために、ノイズ
吸収装置を両面テープ等により固定することも考えられ
るが、これでは一旦固定を行うと、ケーブルのメインテ
ナンス時にケーブルおよびノイズ吸収装置をシャーシ等
から取り外すことが困難になる。
【0007】本発明の目的は、シャーシ等に対するノイ
ズ吸収装置の固定作業およびその着脱作業の容易化を図
ったノイズ吸収装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のノイズ吸収装置
は、ノイズ吸収具と、固定台とで構成されており、ノイ
ズ吸収具はケーブルを挟むように互いに密接状態で対向
位置される一対のフェライトと、これらのフェライトを
覆う一対のカバーとで構成され、固定台はケーブルが延
設されるシャーシ等に固定され、ノイズ吸収具に嵌合し
てノイズ吸収具をシャーシ等に固定する構成とされる。
ここで、ノイズ吸収具のカバーは円筒状に形成され、そ
の両端面には嵌合突起が突設され、固定台は前記カバー
の各嵌合突起に嵌合される一対の嵌合片が立設される構
成とする。また、嵌合片はその厚さ方向に弾性変形可能
とされ、その弾性力によりノイズ吸収具の嵌合突起に嵌
合される構成とすることが好ましい。
【0009】あるいは、本発明では、ノイズ吸収具のカ
バーは円筒状に形成され、その一端面には略径方向に向
けられた嵌合溝と、筒軸方向に突出された嵌合突起がそ
れぞれ一体に形成され、固定台には前記嵌合溝に嵌合さ
れる嵌入片と、前記嵌合突起が嵌合される嵌合穴を有す
る嵌合片が立設される構成とする。この場合、ノイズ吸
収具の一方のカバーには切欠部が設けられ、この切欠部
と他方のカバーとの間に挟持されるバンド支持腕が設け
られ、このバンド支持腕を挿通される締結バンドにより
前記ノイズ吸収具を挿通されるケーブルをノイズ吸収具
に一体的に締結する構成とすることが好ましい。
【0010】また、本発明では、ノイズ吸収具のカバー
は円筒状に形成され、その一端面には厚肉部が形成さ
れ、この厚肉部には嵌入溝が形成されるとともに翼片が
形成され、前記固定台には前記翼片が嵌入される嵌合溝
と、前記嵌入溝の一縁部に係合される係合突起を有する
係止片とを有する立壁部が設けられる構成としてもよ
い。この場合には、前記嵌入溝に嵌入される係止突起を
一部に有するバンド支持腕が設けられ、このバンド支持
腕を挿通される締結バンドにより前記ノイズ吸収具を挿
通されるケーブルをノイズ吸収具に一体的に締結するこ
とが好ましい。さらに、本発明では、固定具にはクリッ
プが設けられ、シャーシ等に設けられた穴に嵌入されて
固定具をシャーシ等に固定する構成が好ましい。この場
合、例えば、クリップは弾性変形可能なU字型に形成さ
れ、シャーシ等の穴に嵌入されたときにその先端部が前
記穴の内縁に弾接状態に嵌合される構成が採用される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明のノイズ吸収装
置を構成するノイズ吸収具100の第1の実施形態の部
分分解斜視図、図2(a)〜(c)はその平面図、AA
線断面図、BB線断面図、図3は組み立て状態の斜視図
である。これらの図において、1A,1Bはそれぞれ軸
方向の寸法が小さい半円筒状に形成された対をなすフェ
ライト、2A,2Bはこれらのフェライトをそれぞれ内
装支持するために対応した半円筒容器状に形成されたカ
バーである。前記フェライト1A,1Bは両者間にノイ
ズを吸収するケーブルを挟むようにして直径位置にある
平坦面11が互いに対向された状態で接触されることで
閉磁路を形成し、ケーブルを伝送される信号に重畳され
るノイズを吸収し、除去することができる。このノイズ
吸収動作については、既に広く知られているために、こ
こではその説明は省略する。また、前記各フェライト1
A,1Bは、前記カバーに内装支持されるために、その
筒軸方向の両端面には、円周面に沿った位置に筒軸方向
に突出された支持用突起12が形成されている。なお、
この支持用突起12はその円周面側がテーパ状とされて
おり、後述するように前記カバー2A,2Bへの装着お
よび固定が容易に行い得るようになっている。
【0012】一方、前記カバー2A,2Bは、それぞれ
の一側部において一対の連結片21により一体的に連結
された状態で樹脂により成形されており、この連結片2
1における可撓性によって両カバー2A,2Bは開閉可
能とされ、閉じたときには両カバーで短円筒容器が構成
され、さらに両カバーの半円状の内縁部22によってこ
の円筒容器の両端面にそれぞれ開口部23(図4参照)
が形成される。また、前記カバーのうち、一方のカバー
2Aの他側部には矢尻状をした係合突部24が円筒面の
接線方向に突出され、他方のカバー2Bの他側部には前
記各係合突部24が挿通されて係合される一対の係合穴
部25が形成されている。
【0013】さらに、前記各カバー2A,2Bの筒軸方
向の両端内面には、該周面側から中心方向に向けての一
部領域を幾分厚肉に形成するとともに、この厚肉部に外
側から中心方向に向けて固定用溝26が開設されてお
り、この固定用溝26によって径方向の段部26aが形
成されている。そして、この段部26aは前記フェライ
ト1A,1Bの両端面に設けられた固定用突起12が嵌
合可能とされている。また、前記カバーのうち、ここで
は一方のカバー2Aの内面には、その周縁にそって矩形
のリブ状に形成したスプリング枠27が設けられてお
り、このスプリング枠27には、図1に示すように、矩
形に曲げ形成した線バネ3が内装されるように構成され
ている。
【0014】さらに、前記各カバー2A,2Bの筒軸方
向の両端面には、両カバーで前記した円筒容器を構成し
た際の円周一部となる部分に、それぞれ筒軸方向に突出
された嵌合突起28が形成されている。これらの嵌合突
起28はその端面が中心側から外径方向に向けて徐々に
その厚さが低減されるテーパ面とされ、全体として楔型
に形成されている。
【0015】この構成においては、図2および図3のよ
うに、フェライト1A,1Bはそれぞれカバー2A,2
Bに内装される。この内装に際しては、単にフェライト
1A,1Bを円筒面をカバーに向けてそれぞれカバー2
A,2B内に押し込めばよい。これにより、フェライト
1A,1Bにそれぞれ設けられた支持用突起12がその
テーパ面形状によって支持用溝26の段部26aを乗り
越え、乗り越えたところでこの段部26aに係合する。
これにより、フェライトはその筒軸方向の両端部におけ
る支持用突起12と段部26aとの係合によりカバー2
A,2B内に内装支持され、フェライト1A,1Bがカ
バー2A,2Bから脱落されることが防止される。ま
た、このフェライトの支持に際しては、一方のカバー2
Aでは、フェライトを押し込む前にスプリング3をカバ
ー2Aの内部のスプリング枠27内に載置する。スプリ
ング3はその両側辺においてスプリング枠27によって
位置が規制される。また、この状態ではスプリング3は
平面状態にあるため、その中間辺は円筒面であるカバー
2Aの内面から浮いた状態とされる。そして、このスプ
リング3の上からフェライト1Aをカバー2Aに押し込
んで固定を行うことで、スプリング3は外径方向に撓ま
せられ、その抗力としての弾性力によってフェライト1
Aは平坦面11の方向に付勢される。
【0016】したがって、図4に一部を示すように、フ
ェライト1A,1Bの各筒状内面にケーブル5を挿通さ
せた状態で連結片21において曲げて両カバー2A,2
Bを合わせると、係合突部24と係合穴部25との係合
により両カバー2A,2Bは対向状態に一体化され、前
記した円筒容器が構成され、前記ケーブル5はその開口
部23内を挿通される。そして、この状態では前記スプ
リング3の付勢力によって一方のカバー2A内のフェラ
イト1Aは他方のフェライト1Bに対して押圧され、両
フェライトの平坦面11が互いに密接される。これによ
り、両フェライト1A,1Bでケーブル5を包囲する閉
磁路が構成され、ケーブル上のノイズを吸収する。
【0017】また、本発明においては、前記したノイズ
吸収具100を固定支持するための固定台200が設け
られる。図4にその外観斜視図を、図5(a)〜(b)
にその平面図、CC線断面図、DD線断面図を示すよう
に、この固定台200は短辺が前記ノイズ吸収具100
の筒軸方向の長さよりも若干長い寸法の長方形の板状を
したベース部6を有しており、このベース部6上に筒軸
を短辺方向に向けた状態で前記ノイズ吸収具10を支承
する。このベース部6の一部にはベース部をシャーシ等
にネジで固定するためのネジ挿通穴61が開設される。
また、前記ベース6には、長辺方向に対向して一対のレ
ール62が短辺方向に延長されており、これらのレール
62上には後述するようる前記ノイズ吸収具100の円
周一部が支承される。また、前記ベース部6のこれらレ
ール62の間には、一端がベース部6に固定されて他端
部が幾分上方に傾けられた一端支持構造の弾性片63が
互いに対向するように設けられている。
【0018】さらに、前記ベース部6の両長辺のほぼ中
央位置には、前記ノイズ吸収具100の嵌合突起28の
幅寸法よりも若干大きな幅寸法で、かつそれぞれ互いに
対向するように嵌合片64が立設されており、これら嵌
合片64の上端部には内側に向けて突出された嵌合段部
65が設けられる。また、この嵌合段部65には、その
両端部を除く中央領域に前記嵌合突起の幅寸法にほぼ等
しい寸法の切欠き溝66が形成されている。なお、これ
ら嵌合段部65の直上にはその肉厚を薄くするためのテ
ーパ凹部67が形成されている。また、嵌合段部65の
直下にはベース部6を貫通する溝68が形成されてお
り、この溝68は前記嵌合段部65を樹脂成形する際の
型抜き時に形成されるものである。
【0019】そして、ケーブルを配設するシャーシ等の
箇所には、予め固定台200のベース部6をネジにより
固定しておく。このとき、固定台200はベース部6の
長辺がケーブルの延長方向に沿う方向に固定しておく。
そして、図6にその斜視図、図7(a)〜(c)にその
平面図、EE線断面図、FF線断面図を示すように、ケ
ーブル5をシャーシに配設するのと同時にノイズ吸収具
100を固定台200に嵌合させ、この結果ノイズ吸収
具100をシャーシ等に固定する。この固定では、ノイ
ズ吸収具100の嵌合突起28を固定台200の嵌合片
64の間に挿入させる。これにより、嵌合突起28は嵌
合段部65を外側に弾性変形させながらこれを乗り越え
て切欠き溝66に嵌合される。このとき、嵌合段部65
は切欠き溝66とテーパ凹部67により薄肉に形成され
ているため、外側に向けての弾性変形が容易なものとさ
れる。
【0020】そして、嵌合された状態では、ノイズ吸収
具100の円筒面が弾性片63を下方に弾性変形させる
ため、その弾性復帰力により逆にノイズ吸収具100は
上方に付勢され、この付勢力によって前記した嵌合突起
28と嵌合段部65との嵌合状態が外れることが防止さ
れる。また、嵌合段部28はその先端面においてノイズ
吸収具100の各端面に当接されるため、この当接関係
によってノイズ吸収具100が筒軸方向に移動されるこ
とが防止され、これにより嵌合突起28と嵌合段部65
との軸方向の嵌合が保持される。さらに、ノイズ吸収具
100は円筒面が一対のレール62間に支承され、かつ
切欠き溝66の両端部には嵌合片64が相対突部として
残されているため、嵌合突起28は切欠き溝66に対し
てノイズ吸収具100の径方向と平行な方向に挟持され
ることになり、ノイズ吸収具100が円筒方向に移動し
て嵌合突起28が嵌合段部65から外れることが防止さ
れる。
【0021】この構成では、予め固定台200のみをシ
ャーシ等に固定しておけば、ケーブル5をシャーシ等に
配設する際には、ケーブルをノイズ吸収具100に挿通
させておき、しかる上でノイズ吸収具100を固定台2
00に固定すれば、ワンタッチでノイズ吸収具100を
シャーシ等に固定することができるため、その固定作業
を極めて容易に行うことが可能となる。
【0022】なお、ノイズ吸収具100を固定台200
から取り外す場合には、例えばノイズ吸収具100を捩
じりながら固定台200から引き離せば、嵌合片64も
一体的に捩じられて、嵌合突起28と嵌合段部65との
嵌合が解除され、ノイズ吸収具100を固定台200か
ら取り外すことが可能となる。
【0023】図8は本発明の第2の実施形態の部分分解
斜視図であり、ノイズ吸収具101と、固定台201で
構成されている。なお、以降の説明において、第1の実
施形態と等価な部分には同一の符号を付している。ノイ
ズ吸収具101は前記第1の実施形態と同様に、半円筒
容器状のカバー2A,2Bが連結片21により連結され
ており、かつ、これらカバー2A,2B内にはそれぞれ
フェライト1A,1Bが内装されている。そして、カバ
ー2Aに設けた係合突部24と、カバー2Bに設けた係
合穴部25との係合によって円筒状に構成されたことき
に、内装されている線バネ3の弾性力によってフェライ
ト1A,1Bが相互に密接されて閉磁路を形成し、中心
穴を挿通されるケーブルのノイズを吸収するものである
ことは前記実施形態と同じである。
【0024】一方、この第2実施形態では、前記カバー
2Aの一端面に、接線方向に所定の間隔をおいて一対の
厚肉部41が一体に形成されており、これら厚肉部41
にはそれぞれ図示の下方向である外周方向に向けて互い
に平行な方向に開口した嵌合溝42が開設されている。
また、同じくカバー2Aの一端面の前記両厚肉部41の
間には、軸方向に突出する矩形でかつ楔型をした嵌合突
部43が形成されている。そして、これらの嵌合溝42
と嵌合突部43とは、後述するように前記固定台201
に嵌合され、この固定台201によって支持されるよう
に構成される。さらに、前記カバー2Aの一端側の内縁
のうち、径方向に伸びる直線状の一側縁部には、矩形の
切欠部44が形成されており、この切欠部44には後述
するようにケーブルを締結するための締結バンドを挿通
支持させるバンド支持腕8が嵌合支持される。
【0025】すなわち、前記固定台201は、前記第1
の実施形態と同様に矩形の板状のベース部7を有してお
り、その一部に設けられたネジ挿通穴71によって図外
のシャーシ等に固定される。このベース部7の上面の両
側位置には、前記カバー2A,2Bの軸方向長さにほぼ
等しい長さの一対の支承壁部72が対向した状態で一体
に形成されており、前記ノイズ吸収具101をこれら支
承壁部72の長さ方向に沿って載置したときに、これら
カバー2A,2Bの各外周面を前記支承壁部72によっ
てそれぞれ支承し、ベース部7上に安定に支持すること
ができるように構成される。また、これち支承壁部72
で挟まれる領域には、その先端部を幾分上方に向けた弾
性支承片73が一体に形成されている。さらに、前記ベ
ース部7の上面の一端部寄りの位置には、前記カバー2
Aに設けた嵌合溝42に嵌入可能な一対の嵌入片74が
垂直に向けて立設されている。さらに、これら嵌入片7
4の間には、前記カバー2Aに設けた嵌合突部43が嵌
入可能な矩形の嵌合穴76を有する嵌合片75が立設さ
れている。
【0026】また、前記したバンド支持腕8は、その基
端部81が長さ方向に沿って下向きコ字状をした門型に
形成され、この門型構造によって基端部81が前記カバ
ー2Aの切欠部44に嵌合可能とされる。また、このバ
ンド支持腕8の先端部には矩形のバンド挿通部82が一
体に形成されており、このバンド挿通部82には図示の
上下方向に貫通する細長い平面形状のバンド挿通穴83
が開口されている。
【0027】このように構成されたカバー2A,2Bを
含むノイズ吸収具201では、カバー2A,2Bを組み
立てる前に、切欠部44にバンド支持腕8の基端部81
を嵌入させておく。その上で第1の実施形態で示したよ
うに線バネ3やフェライト1A,1Bを内装し、図9の
ように、カバー2A,2Bの係合突部24と係合穴部2
5とを係合させて円筒状に形成する。これにより、バン
ド支持腕8は基端部81がカバー2A,2Bの対向する
各内縁部によって挟持され、これによりノイズ吸収具1
01に一体化されることになる。
【0028】その上で、ノイズ吸収具101を固定台2
01の上に垂直上方から載置すると、ノイズ吸収具10
1の円筒状の外周面は一対の支承壁部72によって周方
向に安定化された状態で支持される。図10(a),
(b)はその状態の正面図とGG線断面図である。この
支持状態においては、ノイズ吸収具101に設けられて
いる一対の嵌合溝42内に固定台201の一対の嵌入片
74がそれぞれ嵌入され、かつノイズ吸収具101に設
けられている嵌合突部43が嵌合片75の弾性変形を利
用して嵌合穴76に嵌合される。したがって、この状態
では、各嵌入片74がある程度の幅寸法を有しており、
かつその厚さ方向に嵌合溝42と密接状態で嵌合されて
いるため、ノイズ吸収具101はその軸方向ないし円周
方向の移動が阻止されることになり、固定台201に対
する平面方向の位置決めが可能となる。さらに、嵌合突
部43と嵌合穴76との嵌合により、ノイズ吸収具10
1が固定台201の上方へ移動することも阻止される。
このとき、固定台201の弾性支承片73はノイズ吸収
具101の円周面によって下方に弾性変形されているた
め、その反発力によってノイズ吸収具101に上向きの
力を加え、この力によって嵌合突部43が嵌合穴76の
上面に強く押圧され、この嵌合突部43が嵌合穴76か
ら離脱することが防止される。これにより、ノイズ吸収
具101と固定台201との間の上下方向のガタが吸収
され、ノイズ吸収具101は安定かつ強固に固定支持さ
れる状態となる。
【0029】しかる上で、図11のように、ノイズ吸収
具101の開口部23内を挿通されたケーブル5に締結
用の公知のバンド9を巻き付け、このバンド9の一部を
バンド支持腕8のバンド挿通穴83に挿通させる。そし
て、バンド9を締結することにより、ケーブル5はバン
ド9によりバンド支持腕8に締結され、その結果ノイズ
吸収具101に一体化される。このバンドの締結を行う
ことにより、ケーブル5がノイズ吸収具101の開口部
23内でその長さ方向に移動されることが防止でき、固
定台201を介してケーブル5をシャーシ等に対して安
定に配設支持することが可能となる。
【0030】なお、この第2の実施形態において、ノイ
ズ吸収具101を固定台201から取り外す場合には、
嵌合片75を外側に弾性変形させて嵌合突部43と嵌合
穴76との嵌合を外せば、ノイズ吸収具101を垂直上
方に持ち上げることが可能となり、これにより嵌合溝4
2が嵌入片74から離脱され、その取り外しが可能とな
る。また、一時的にケーブル5をノイズ吸収具101か
ら取り外す場合には、締結バンドを切断する等して締結
を解除しなくとも、バンド支持腕8をカバー2A,2B
との挟持状態から解放し、バンド支持腕8をノイズ吸収
具101から取り外すことによっても可能である。ま
た、ノイズ吸収具101を固定台201に固定させた状
態のままカバー2A,2Bの嵌合を解放することによっ
て、ケーブル5のみをノイズ吸収具101から離脱させ
ることも可能である。
【0031】図12は本発明の第3の実施形態の部分分
解斜視図である。ノイス吸収具102の内部構造は前記
各実施形態と同じである。また、このノイズ吸収具10
2をシャーシ等に固定支持するために固定台202が設
けられ、かつケーブルを締結するための締結用バンドの
バンド支持腕8Aが設けられていることも前記第2の実
施形態と同じである。ここで、この実施形態では、前記
ノイズ吸収具のカバー2Aの一端面の円周一部に、接線
方向に向けて左右に翼片112を突出させた厚肉部11
1が一体に形成されており、かつこの厚肉部111の中
央位置には径方向に貫通される嵌入溝113が形成され
ている。この嵌入溝113の上縁部には矩形の凹部11
4が形成されており、またこの凹部114の直下位置の
前記嵌入溝113の内面には水平方向に伸びるリブ11
5が一体に突出形成されている。
【0032】一方、固定台202は、L字型をした板状
の小片からなるベース部7Aにより形成され、その平面
板部にはシャーシ等に固定するためのネジ挿通穴71が
設けられる。また、立壁部は厚肉に形成されており、こ
こに前記ノイズ吸収具102の厚肉部111の翼片11
2が嵌入可能な嵌合溝77が垂直方向に貫通した状態で
形成される。ここで、前記立壁部は、嵌合溝77の幅方
向に配列形成された一対のスリットにより、幅方向の中
央部分が片持状の係止片78として形成されており、こ
の係止片78の上縁部には内面方向に向けて楔状の係止
突起79が形成されている。
【0033】また、前記バンド支持腕8Aは、平面形状
がT字型をした板部材で形成されており、その幅寸法が
大きい基端部86の下面には先端が楔状の係止突起85
が形成された嵌入片84が垂直下方に向けて突出形成さ
れており、この嵌入片84は前記ノイズ吸収具102の
嵌入溝113に嵌入可能とされている。また、バンド支
持腕8Aの先端部87は若干厚肉に形成され、ここに水
平方向に貫通するバンド挿通穴88が開設されている。
【0034】この構成においては、ノイズ吸収具102
のカバー2A,2Bを閉じて内部にフェライト1A,1
Bを内装し、開口23内にケーブル5を挿通させる点は
これまでの実施形態の場合と同じである。また、固定台
202をネジ挿通穴71を利用してシャーシ等に固定す
ることも同じである。しかる上で、図13及び図14に
斜視図と中心位置の縦断面図を示すように、ノイズ吸収
具102の厚肉部111を、その翼片112が固定台2
02の嵌合溝77に嵌合されるようにノイズ吸収具10
2を固定台202上に載置する。このとき、固定台20
2に設けられている係止片78が弾性変形してその係止
突起79が、厚肉部111の上縁に設けられている凹部
114に係合するため、この係合力によって翼片112
が嵌合溝77から離脱されることが防止され、結果とし
てノイズ吸収具102が固定台202から離脱されるこ
とが防止される。
【0035】その上で、バンド支持腕8Aの基端部の嵌
入片84を、ノイズ吸収具102の厚肉部111の嵌入
溝113に嵌入させる。この嵌入により嵌入片84の先
端の係止突起85が嵌入溝113のリブ115に係止さ
れ、この係止力によってバンド支持腕8Aがノイズ吸収
具102から離脱されることが防止される。その後は、
図15(a),(b)に正面図と左側面図を示すよう
に、バンド支持腕8Aのバンド挿通穴88に締結用バン
ド9を挿通し、ノイズ吸収具102に挿通されるケーブ
ル5に対して締結を行うことで、バンド支持腕8Aとケ
ーブル5とを一体的に締結でき、ケーブル5の固定支持
が可能となる。なお、この場合、先にノイズ吸収具10
2にバンド支持腕8Aを嵌入させて一体化しておいても
良いことは言うまでもない。
【0036】この実施形態では、固定台202の係止片
78を外側に弾性変形させることで、係止突起79が凹
部114との係止状態から外れるため、翼片112及び
厚肉部111、すなわちノイズ吸収具102を固定台2
02から取り外すことが可能となる。また、バンド支持
腕8Aは、嵌入片84の係止突起85が嵌入溝113の
リブ115に係止しているのみであるため、強く引っ張
れば両者の係合状態を解除してバンド支持腕8Aをノイ
ズ吸収具102から取り外すことが可能である。特に、
この第3の実施形態では、バンド支持腕8Aは、カバー
2A,2Bが閉じた状態でもその着脱が可能である点で
第2の実施形態よりも有利である。
【0037】図16は図8ないし図11に示した第2の
実施形態の変形例を示す部分分解斜視図である。また、
図17はその組立状態の斜視図、図18(a),(b)
は図17のHH線、II線に沿う断面図である。この実
施形態では、固定台201Aにクリップ部を設け、シャ
ーシ300に対して固定台201Aないしノイズ吸収具
101をワンタッチで行うことを可能としたものである
が、ここでは、ノイズ吸収具101には第2の実施形態
におけるバンド支持腕8を設けていない状態を示してい
る。前記固定台201Aは、前記第2の実施形態と等価
な部分には同一符号を付しているが、ここでは第2の実
施形態のネジ挿通穴71の代わりに、ベース部7の両側
縁に、それぞれ裏面側に向けて突出されたクリップ片7
01が設けられている。これらのクリップ片701は概
ねU字型に形成されており、その一端部が前記ベース部
7に一体に連結された状態で形成され、その他端部は板
厚方向に弾性変形可能な構成とされるとともに、その一
部にはその板厚を変化させた係合段部702が設けられ
ている。また、これらクリップ片701の間のベース部
7には、ベース部の板厚方向に貫通される矩形の窓70
3が形成されており、この窓703内には先端部が裏面
側に突出された一端支持構造の押圧片704が配設され
ている。
【0038】この構成の固定台201Aを用いてノイズ
吸収具101を固定台201Aに固定支持させる場合に
は、前記第2の実施形態において、バンド支持腕8をノ
イズ吸収具101に取着する操作が存在していないこと
を除けば、第2の実施形態と全く同様に行うことができ
る。一方、固定台201Aをシャーシ300に固定する
場合には、予めシャーシ300には、前記クリップ片2
01に対応する一対の微小な矩形穴301を開設してお
き、これらの矩形穴301に各クリップ片701を嵌入
すればよい。これにより、図19の(a)にその外観図
を、(b)にそのJJ線断面図を示すように、各クリッ
プ片701は弾性変形されながら各矩形穴301に挿入
され、その後は自身の弾性力によって他端部の係合段部
702が矩形穴301の縁部に係合され、この係合力に
よって固定台201Aがシャーシ300に取着される。
このとき、押圧片704の先端部がシャーシ300の表
面に弾接されてその反力で固定台201Aを上方に押圧
する力が発生されるため、各クリップ片701の係合段
部702と矩形穴301の縁部との係合状態を安定な状
態に保持し、固定台201Aがシャーシ300に強固に
取着されることになる。なお、この固定台201をシャ
ーシ300から取り外すときには、シャーシ300の表
面上に突出された状態にある一対のクリップ片701の
他端部を指先で摘んでこれらを狭めるように弾性変形す
れば、係合段部702と矩形穴301の縁部との係合状
態を解除することができ、その上で固定台201Aを上
方に持ち上げればその取り外しが可能となる。
【0039】このように、この実施形態では、一対のク
リップ片701によりシャーシ300に対して固定台2
01Aをワンタッチで着脱でき、しかもこの固定台20
1Aに対して第2の実施形態と全く同様にノイズ吸収具
101をワンタッチで着脱することができるため、各種
機器に対するノイズ吸収具の着脱を極めて容易に行うこ
とができる。なお、前記矩形穴301は、クリップ片7
01の係合段部702との係合に直接関係されることが
ない側の辺の対向寸法、すなわちノイズ吸収具に挿通さ
せるケーブル5に平行な方向の長さがクリップ片701
の幅寸法よりも大きくても、クリップ片701と矩形穴
301との係合は可能であるため、矩形穴301をケー
ブル5に沿う方向に多少長めに開設しておけば、固定台
201Aおよびノイズ吸収具101の取着位置をケーブ
ル5に沿って調整することができ、この点で前記各実施
形態のようなネジにより固定台をシャーシ等に取着する
構成に比較してノイズ吸収具の取着位置を調整する際に
有効である。
【0040】ここで、前記第1ないし第3の各実施形態
では、ノイズ吸収具のカバーは短円筒状をした、いわゆ
るトロイダルフェライトの例であるが、その筒軸長が長
い形状のフェライトで構成されるノイズ吸収装置におい
ても本発明を同様に適用することが可能である。また、
固定台は両面テープによりシャーシ等に固定するように
してもよい。さらに、前記第2、第3の実施形態におい
ては、第1の実施形態のようにバンド支持腕を設けない
構成としてもよい。また、逆に第1の実施形態において
も、第2実施形態のようなバンド支持腕とその取付構造
を採用することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明のノイズ吸収
装置は、一対のフェライトと、これらのフェライトを覆
う一対のカバーとで構成されるノイズ吸収具と、ケーブ
ルが延設されるシャーシ等に固定されてノイズ吸収具に
嵌合してノイズ吸収具をシャーシ等に固定する固定台と
で構成されているので、予め固定台をシャーシ等の所要
の箇所に固定しておけば、ケーブルを布設するのと同時
にノイズ吸収具を固定台に対して嵌合させるだけでその
固定を行うことができる。したがって、ノイズ吸収具を
ワンタッチでシャーシ等に固定することができ、その固
定作業、ないし離脱作業を極めて容易に行うことがで
き、特に電子機器内の狭い箇所においても迅速かつ容易
にノイズ吸収装置の配設を行うことができる効果があ
る。
【0042】また、本発明では、ノイズ吸収具に対して
着脱が可能なバンド支持腕を設け、このバンド支持腕を
挿通する締結バンドによりノイズ吸収具を挿通させるケ
ーブルの締結を行うことにより、ケーブルをノイズ吸収
具に対して一体的に支持させることができる。これによ
り、シャーシ等に固定した固定台を用いてノイズ吸収具
を固定支持したときには、ケーブルをシャーシ等に対し
て固定支持させることも可能となり、安定したケーブル
の配置も可能となる。さらに、固定台にクリップを設け
ることで、シャーシ等に設けた穴にクリップを嵌入させ
るだけで固定台をシャーシ等に固定することができ、前
記したノイズ吸収装置の配設をさらに容易に行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のノイズ吸収具の部分
分解斜視図である。
【図2】ノイズ吸収具の平面図、AA線断面図、BB線
断面図である。
【図3】図1の組み立て状態の斜視図である。
【図4】ノイズ吸収具と固定台の斜視図である。
【図5】固定台の平面図、CC線断面図、DD線断面図
である。
【図6】ノイズ吸収具を固定台に固定した状態の斜視図
である。
【図7】図6の平面図、EE線断面図、FF線断面図で
ある。
【図8】本発明の第2の実施形態の部分分解斜視図であ
る。
【図9】図8の組み立て状態の斜視図である。
【図10】図9の状態の正面図とGG線断面図である。
【図11】図9において締結バンドでのケーブルの締結
を行った状態の斜視図である。
【図12】本発明の第3の実施形態の部分分解斜視図で
ある。
【図13】図12の組み立て状態の斜視図である。
【図14】図13の状態の中心位置での縦断面図であ
る。
【図15】締結バンドでのケーブルの締結を行った状態
の正面図と左側面図である。
【図16】本発明の第2の実施形態の変形例の部分分解
斜視図である。
【図17】図16のノイズ吸収具と固定台の組立状態の
斜視図である。
【図18】図16のHH線、II線断面図である。
【図19】図16の組立状態の斜視図と、そのJJ線断
面図である。
【符号の説明】
1A,1B フェライト 2A,2B カバー 3 スプリング 5 ケーブル 6 ベース部 7,7A ベース部 8,8A バンド支持腕 9 締結バンド 12 支持用突起 21 連結片 23 開口部 24 支持突部 25 支持穴部 26 支持用溝 28 嵌合突起 42 嵌合溝 43 嵌合突部 44 切欠部 64 嵌合片 65 嵌合段部 66 切欠き溝 74 嵌入片 76 嵌合穴 77 嵌合溝 78 係止片 79 係止突起 83,88 バンド挿通穴 112 翼片 113 嵌入溝 114 凹部 115 リブ 100,101,102 ノイズ吸収具 200,201,201A,202 固定台 300 シャーシ 301 矩形穴 701 クリップ片

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを挟むように互いに密接状態で
    対向位置される一対のフェライトと、これらのフェライ
    トを覆う一対のカバーとで構成されるノイズ吸収具と、
    前記ケーブルが延設されるシャーシ等に固定され、前記
    ノイズ吸収具に嵌合してノイズ吸収具を前記シャーシ等
    に固定する固定台とで構成されることを特徴とするノイ
    ズ吸収装置。
  2. 【請求項2】 ノイズ吸収具のカバーは円筒状に形成さ
    れ、その両端面には嵌合突起が突設され、固定台は前記
    カバーの各嵌合突起に嵌合される一対の嵌合片が立設さ
    れる請求項1のノイズ吸収装置。
  3. 【請求項3】 嵌合片はノイズ吸収具の筒軸方向に弾性
    変形可能とされ、その弾性力によりノイズ吸収具の嵌合
    突起に嵌合される請求項2のノイズ吸収装置。
  4. 【請求項4】 ノイズ吸収具のカバーは円筒状に形成さ
    れ、その一端面には略径方向に向けられた嵌合溝と、筒
    軸方向に突出された嵌合突起がそれぞれ一体に形成さ
    れ、固定台には前記嵌合溝に嵌合される嵌入片と、前記
    嵌合突起が嵌合される嵌合穴を有する嵌合片が立設され
    る請求項1のノイズ吸収装置。
  5. 【請求項5】 ノイズ吸収具の一方のカバーには切欠部
    が設けられ、この切欠部と他方のカバーとの間に挟持さ
    れるバンド支持腕が設けられ、このバンド支持腕を挿通
    される締結バンドにより前記ノイズ吸収具を挿通される
    ケーブルをノイズ吸収具に一体的に締結する請求項4の
    ノイズ吸収装置。
  6. 【請求項6】 ノイズ吸収具のカバーは円筒状に形成さ
    れ、その一端面には厚肉部が形成され、この厚肉部には
    嵌入溝が形成されるとともに翼片が形成され、前記固定
    台には前記翼片が嵌入される嵌合溝と、前記嵌入溝の一
    縁部に係合される係合突起を有する係止片とを有する立
    壁部が設けられる請求項1のノイズ吸収装置。
  7. 【請求項7】 前記嵌入溝に嵌入される係止突起を一部
    に有するバンド支持腕が設けられ、このバンド支持腕を
    挿通される締結バンドにより前記ノイズ吸収具を挿通さ
    れるケーブルをノイズ吸収具に一体的に締結する請求項
    6のノイズ吸収装置。
  8. 【請求項8】 固定具にはクリップが設けられ、シャー
    シ等に設けられた穴に嵌入されて固定具をシャーシ等に
    固定する請求項1ないし7のいずれかのノイズ吸収装
    置。
  9. 【請求項9】 クリップは弾性変形可能なU字型に形成
    され、シャーシ等の穴に嵌入されたときにその先端部が
    前記穴の内縁に弾接状態に嵌合される請求項8のノイズ
    吸収装置。
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