JPH087606Y2 - フエライトコア用のクランプ - Google Patents

フエライトコア用のクランプ

Info

Publication number
JPH087606Y2
JPH087606Y2 JP9537089U JP9537089U JPH087606Y2 JP H087606 Y2 JPH087606 Y2 JP H087606Y2 JP 9537089 U JP9537089 U JP 9537089U JP 9537089 U JP9537089 U JP 9537089U JP H087606 Y2 JPH087606 Y2 JP H087606Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
clamp
base
flat cable
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9537089U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0334217U (ja
Inventor
弘 菅原
治 五十嵐
博光 加賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP9537089U priority Critical patent/JPH087606Y2/ja
Publication of JPH0334217U publication Critical patent/JPH0334217U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH087606Y2 publication Critical patent/JPH087606Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は各種電子、電気機器において、電磁波障害対
策として平型ケーブルを内部に通すフエライトコアを固
定するために使用されるフエライトコア用のクランプに
関する。
〔従来の技術〕
従来より電子機器等の内部で発生した雑音、即ちノイ
ズ、或いは外部で発生し平型ケーブルを通して機器内部
へ侵入するノイズを軽減するため該ケーブルを磁性体で
あるフエライトコアの内部に通す技術が知られている。
例えば第3図に示したような、複数個(この場合2個21
a、21b)に分割された閉磁路コア21を外周から締め付け
て閉ループを形成させると共に、該コアを所定部位に固
定させるための係脱自在のクランプ22が用いられてい
る。このクランプ22は簡単にコア21を固定でき便利なも
のであつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし第3図に示したクランプ22は、コア21を固定す
ることはできるが、コア21の内部を通した平型ケーブル
3はコアを貫通してケーブルの長さ方向に自由に動ける
状態であるので、ケーブル3を固定するためには別途に
固定手段を設ける必要があり、そのために手間とコスト
がかかつていた。また、このクランプ22はコアの外周を
囲む角形アーチ形状を有するもので一定の大きさのコア
しか抱持できないものである。それで、平型ケーブルの
幅寸法が変つて大きくなるとコアの寸法が適合しなくな
り、またケーブルの幅寸法が小さい場合にはコアに無駄
な空間を生じさせる欠点があつた。
本考案は、以上のような従来のクランプがもつ欠点を
改良した別途に平型ケーブルを固定する手段を設ける必
要がなく、かつ該ケーブルの幅寸法の変化に対応できる
フエライトコア用のクランプを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はその目的を達成するため次のような構成を採
用している。
即ち、平型ケーブルを貫通させて包持するためケーブ
ルの断面に対応する孔を形成し、該孔と共に分割される
二分割片からなるフエライトコアと、閉磁路ループ形成
のため該コアの相対する分割片にわたり組合されたコア
の両側で前記孔を外れて外周面から夫々コアを締付ける
一対のクランプとよりなつて、該クランプの締付側には
側板を介してコアクリツプ部と平型ケーブルクリツプ部
をコアの孔方向に一体に並設したフエライトコア用のク
ランプである。
〔作用〕
本考案は以上のような構成であつて、コアクリツプ部
と平型ケーブルクリツプ部とを一体に並設しているの
で、コアを固定すると同時に平型ケーブルの固定を行う
ことができると共に、一対のクランプによつてコアの外
周面の両側周辺を締めつけることによつてコア全体を固
定できる。
〔実施例〕
以下実施例について図面を参照して説明する。第1
図、第2図は本考案の実施例を示す斜視図であつて、第
1図はコアを固定する前の状態を、第2図はコアを固定
した後の状態を示す。
1は角形枠状のフエライト製の閉磁路用のコアで、ほ
ぼ同形でコの字状の一対の分割片からなり、各コアの外
周面対応位置に平型ケーブル3の長さ方向に沿つてV字
状の凹溝4が形成してある。各コアのコ字状溝を向合せ
にしてコアを重ねて組立てると溝部で孔2が形成され、
この孔に平型ケーブル3が嵌つて孔内のケーブルはコア
により包囲される。
5は、該コア1を外周面の両側周辺から夫々締め付け
て抱持する一対で使用するクランプであつて、このクラ
ンプは板状のコア取付ベース8と、該ベース8の一端か
ら立設した側板9を介して該ベース8に向けて折曲げて
形成されてベース8と一体の弾性翼10とからなるコアク
リツプ部6と、前記コア取付ベース8と平行に形成され
た板状の平型ケーブル取付の第二ベース11と、第二ベー
ス11の一端から前記コアクリツプ部6と共通の側板9を
介して該ベース11に向けて弾性的に圧接する彎曲凸面を
伴つて折曲げて形成されて第二ベース11と一体の第二弾
性翼12とからなるケーブルクリツプ部7とを孔2の方向
と同方向に一体に並設してなる。
前記コアクリツプ部6には、コア取付ベース8から側
板9の外方に向けてねじ孔13を有する取付片14を延設す
ると共に、ベース8と弾性翼10の内側にはそれぞれ前記
コア1の凹溝4を係止させるための突条15を形成してい
る。また、コアクリツプ部6の弾性翼10とベース8に
は、平型ケーブルクリツプ部7とは反対側にそれぞれコ
アがクリツプ部7と反対方向に抜出さないよう抜け止め
用の段付ストツパー16が設けてある。
17は平型ケーブル取付の第二ベース11の表面に設けら
れた鋸歯状突起で、ケーブル3を第二弾性翼12と第二ベ
ース11との間で確実に抱持するのに利用される。
上記本考案実施例のフエライトコア用のクランプは、
適度の弾性と硬性を有するプラスチツク(例えばポリア
ミド、ポリアセタール等)で成形される。
上記本考案実施例のフエライトコア用のクランプを用
いてコア1を固定するには、第1図に示したようにコア
1の各分割片で囲まれる空間即ち孔2に平型ケーブル3
を通してから、コア1を外周面の両側周辺から各クラン
プ5のコアクリツプ部6に差し込めば、第2図に示した
ようにコア取付ベース8と弾性翼10との間でコア1を抱
持し、同時に、平型ケーブル取付の第二ベース11と第二
弾性翼12との間でフラツトケーブル3を抱持することが
できる。こののち各クランプ5の取付片14のネジ孔13に
ネジを通し、基板やシヤーシに固定すれば良い。この場
合、弾性翼10と取付ベース8との間で抱持されたコア1
は、コア1の凹溝4と弾性翼10、ベース8の突条15とが
噛み合つてケーブル3の長さ方向と直角方向に外れにく
いばかりでなく、平型ケーブルクリツプ部7とストツパ
ー16との間に挾持されるのでケーブル3の長さ方向に外
れる心配がない。
尚上記実施例のコア1は同形のコ字状の一対の分割片
からなつているが、第3図に示せるように一方はコ字状
のもの他方はコ字状の溝を塞ぐ平形蓋のものでも差支え
ない。
〔考案の効果〕
本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。コアと平型ケーブルの固定を同時に
行なえるので、別途に平型ケーブルだけを固定する手段
を設ける必要がなく、そのため手間とコストを削減でき
る。更に、コアの外周面の両側周辺を締めつけることに
よつてコア全体を固定できるので、平型ケーブルの幅が
変つてコアの大きさが変つても直ちに対応できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案フエライトコア用クランプをコアから外
した状態を示す斜視図、第2図はクランプをコアに取付
けた状態を示す斜視図、第3図は従来のコアとクランプ
を示す斜視図である。 1:コア、2:孔、3:平型ケーブル 4:凹溝、5:クランプ、6:コアクリツプ部 7:平型ケーブルクリツプ部、8:ベース 9:側板、10:弾性翼、11:第二ベース 12:第二弾性翼、15:突条 16:ストツパー、17:鋸歯状突起
フロントページの続き (72)考案者 加賀 博光 神奈川県津久井郡津久井町青野原2111 日 幸工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭64−39611(JP,U) 実開 昭63−134511(JP,U) 実開 昭64−22004(JP,U) 実開 平2−129706(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平型ケーブルを貫通させて包持するためケ
    ーブルの断面に対応する孔を形成し、該孔と共に分割さ
    れる二分割片からなるフエライトコアと、閉磁路ループ
    形成のため該コアの相対する分割片にわたり組合された
    コアの両側で外周面から前記孔を塞がぬよう夫々コアを
    締付ける一対のクランプとよりなり、該クランプの締付
    側には側板を介してコアクリツプ部と平型ケーブルクリ
    ツプ部をコアの孔方向に一体に並設してなるフエライト
    コア用のクランプ。
  2. 【請求項2】前記クランプのコアクリツプ部は前記側板
    の両端から同方向に突出したベースと弾性翼を有し、該
    ベースと弾性翼とはコアの外周面に孔方向に形成の凹溝
    に嵌る突条が夫々内向に形成されてなる請求項1に記載
    のフエライトコア用のクランプ。
  3. 【請求項3】前記クランプの平型ケーブルクリツプ部は
    前記側板の両端から同方向に突出した第二ベースと、該
    ベースに向け弾性的に圧接する彎曲凸面のある第二弾性
    翼とを有し、第二ベースの圧接面には複数列の鋸歯状突
    起がベースを横断して突設されてなる請求項1に記載の
    フエライトコア用のクランプ。
JP9537089U 1989-08-14 1989-08-14 フエライトコア用のクランプ Expired - Lifetime JPH087606Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9537089U JPH087606Y2 (ja) 1989-08-14 1989-08-14 フエライトコア用のクランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9537089U JPH087606Y2 (ja) 1989-08-14 1989-08-14 フエライトコア用のクランプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0334217U JPH0334217U (ja) 1991-04-04
JPH087606Y2 true JPH087606Y2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=31644635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9537089U Expired - Lifetime JPH087606Y2 (ja) 1989-08-14 1989-08-14 フエライトコア用のクランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH087606Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284467A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Toyota Motor Corp ピストン測温装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284467A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Toyota Motor Corp ピストン測温装置
JP4694239B2 (ja) * 2005-04-04 2011-06-08 トヨタ自動車株式会社 ピストン測温装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0334217U (ja) 1991-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3075555B2 (ja) ノイズ吸収装置
JPH087606Y2 (ja) フエライトコア用のクランプ
JPS6214770Y2 (ja)
JP2001069647A (ja) ケーブル保持具
JPS60151184U (ja) フラツトケ−ブル保持装置
JPH0567089U (ja) シールドケース構造
JP7286145B2 (ja) ノイズ吸収装置の支持装置
JPH0438546Y2 (ja)
JPH0130822Y2 (ja)
JP2570223Y2 (ja) エッジングサドル
JPH0710484Y2 (ja) コアホルダー
JPS6232869Y2 (ja)
JPH0246069Y2 (ja)
JPH082993Y2 (ja) 電磁機器
JPH0334863Y2 (ja)
JPS6314408Y2 (ja)
JPH0343748Y2 (ja)
JPH0134323Y2 (ja)
JPH0726872Y2 (ja) 板状部材の係止構造
JPS6242557Y2 (ja)
JPS62408Y2 (ja)
JPH0429530Y2 (ja)
JP2519180Y2 (ja) コントロールケーブルの端末ホルダ
JPH0129809Y2 (ja)
KR200369147Y1 (ko) 무선단말기의커버결합구조

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term