JP2529986Y2 - 信号線雑音防止装置 - Google Patents

信号線雑音防止装置

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JP2529986Y2
JP2529986Y2 JP1992048098U JP4809892U JP2529986Y2 JP 2529986 Y2 JP2529986 Y2 JP 2529986Y2 JP 1992048098 U JP1992048098 U JP 1992048098U JP 4809892 U JP4809892 U JP 4809892U JP 2529986 Y2 JP2529986 Y2 JP 2529986Y2
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noise prevention
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浩二 渡辺
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、信号線雑音防止装置に
関し、特に、分割型筒状コアを有する信号線雑音防止装
置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル機器の信号線には、
外部からの電気的雑音による電磁障害を防止するため
に、筒状コアまたは分割型筒状コアが取り付けられてい
る。
【0003】従来の分割型筒状コアを有する信号線雑音
防止装置の断面図を図4に示す。この信号線雑音防止装
置は、筒状コアを2分割した形状の一対のコア片41
と、コア片41をそれぞれ保持するコアケース42とを
有している。一対のコア片41には互いに対向する分割
面の中央にそれぞれ軸方向に延在する溝43が形成され
ており、この溝43に信号線が収容される。また、コア
片41の外周面には分割面に平行な背面が形成されてい
る。
【0004】コアケース42は絶縁樹脂製で、溝43に
対応する切り欠き44が形成された箱型である。コアケ
ース42の開口部縁は、互いに他方のコアケース42と
連結して一体となるよう段差等が設けられている。ま
た、コアケース42の開口部縁には係合手段が設けられ
前記連結を確実にするようになっている。さらに、コア
ケース42の底面には、コ字型切り欠きによる片持ばね
片45が形成され、片持ばね片45の先端には、ケース
内部に向けて突起が形成されている。このコアケース4
2はコア片41を背面側から収容し、片持ばね片45が
コア片41の背面を押圧することにより、一対のコアの
対向面を密着させるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
信号線雑音防止装置では、コア片同志を確実に密着させ
るには、片持ばね片がコア片の背面を押圧する必要があ
り、寸法精度よくコア片とコアケース42とを作製しな
ければならない、即ち、公差が小さくなければならない
という問題点がある。また、コアケースに片持ばね片を
形成するなど構造が複雑であるという問題点もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、外周
面、内周面、分割面、及び一組の端面を備えた一対の半
円筒型コア片と、該一対の半円筒型コア片の各々を前記
外周面側から保持する一対のコアホルダーとを有し、前
記一対の円筒型コア片の前記分割面を互いに突き合わせ
て前記内周面が規定する溝に信号線を挟み込み、前記一
対のコアホルダーを互いに係合させて固定する信号線雑
音防止装置において、前記一対のコアホルダーを分離独
立した同一形状の2つの部材とするとともに、各々に前
記コア片を保持させたとき、前記分割面が前記コアホル
ダーから外部に突出するように前記コアホルダーの周縁
部を形成し、該周縁部に鋸歯状係合歯を有し前記分割面
よりも前方に突出する係合帯紐を設け、かつ前記周縁部
に他方のコアホルダーに設けられた前記係合帯紐の鋸歯
状係合歯と係合する係合部材を設けたことを特徴とする
信号雑音防止装置が得られる。
【0007】また、本考案によれば、前記コアホルダー
が前記背面及び前記一対の軸方向端面を支持する枠部材
と、前記溝に係合する係合片とを有することを特徴とす
る信号線雑音防止装置が得られる。
【0008】さらに、本考案によれば、外周面の一部を
平面で置き換えた信号線雑音防止装置が得られる。
【0009】
【作用】コアホルダーにコア片を保持させたとき、コア
片の分割面がコアホルダーの周縁部よりも突出している
ので、一対のコア片を互いに突き合わせたときでも2つ
のコアホルダーの周縁部は互いに接触しない。また、周
縁部に、保持したコア片の分割面よりも外部へ突出した
鋸歯状係合歯を有する係合帯紐を設け、他方のコアホル
ダーの係止部材に係止させるので、2つのコアホルダー
の周縁部間の距離によらずコア片の対向面を密着させた
状態でコアホルダーを一体化することができる。この構
造では、特にコア片を押圧するための部材を必要としな
いので、コアホルダーの構造を簡略化できる。例えば、
コア片の背面と端面とを支持する枠部材でよい。この場
合、コア片の外周面は、コアホルダーの形状に合わせて
一部を平面で構成することが望ましい。
【0010】
【実施例】以下に図面を参照して本考案の実施例を説明
する。図1に本考案の一実施例を示す。本実施例の信号
線雑音防止装置は、一対のコア片と、一対のコアホルダ
ーとを有している。ところで、これら一対のコア片と、
一対のコアホルダーは、それぞれ同一形状なので、ここ
では一方のコア片10と一方のコアホルダー20とを示
す。
【0011】コア片10は、略半円筒型のフェライトコ
アで、分割面11、内周面12、外周面13、及び軸方
向端面14とを有している。なお、内周面12は、信号
線(図示せず)を収容する溝を規定する。また、外周面
13は、分割面11に垂直に接する対向側面15と、対
向側面15に所定の角度で接する斜面16と、2つの斜
面を繋ぐ湾曲面17とを有している。
【0012】一方、コアホルダー20は、硬質弾性樹脂
製の枠部材21を有している。枠部材21は、コア片1
0の対向側面15と斜面16との接線近傍を支持する屈
曲壁22と、軸方向端面14を支持する端部壁23とを
備えている。一方の屈曲壁22の上端には鋸歯状係合歯
を備えた係合帯紐24が、また、他方の屈曲壁22の上
端には帯紐24を係止する係合部材25が一体的に設け
られている。なお、係合部材25は帯紐24を挿入する
方形孔と、方形孔内部に形成され、鋸歯状係合歯と係合
する係合爪を有している。
【0013】さらに、コアホルダー20は、端部壁23
のコア片10の溝に対向する位置に、切り欠きが設けら
れ、切り欠きに隣接して内側へ向かう係合片26が一体
的に形成されている。
【0014】上記、コア片10を、コアホルダー20に
保持させた状態を図2に示す。枠部材21は、コア片1
0の対向側面15と斜面16との接線近傍及び軸方向端
面14の所定部分をそれぞれ支持しており、係合片26
が、内周面12の軸方向端部付近に係合している。コア
片10の外周面13の一部を平面で構成し、その部分を
コアホルダーで支持するようにしたので、コア片は、回
転し脱落することなく、確実にコアホルダーに保持され
る。
【0015】この状態で、コア片10の分割面11は、
屈曲壁25の上端及び端部壁23の上端、すなわち、周
縁部よりも上方へ突出している。また、湾曲面17は屈
曲壁25の下端及び端部壁23の下端より突出してい
る。さらに、帯紐24は、分割面11よりも上方に突出
している。
【0016】図2に示すような、コアホルダー20にコ
ア片10を保持させたものを、2個用意し、コア片10
の内周面に信号線(図示せず)を沿わせて、即ち、溝内
に信号線を収容して、互いに対向させ、一方のコアホル
ダー20の帯紐24を他方の係合部材25の方形孔に挿
入する。また、他方のコアホルダー20の帯紐24を一
方の係合部材25の方形孔に挿入する。そして、一対の
コア片10が互いに突き合うまで、双方の帯紐24を係
合部材25の方形孔に挿入する。
【0017】帯紐24に設けられた鋸歯状係合歯は、係
合部材25の方形孔に侵入可能だが、引き抜く方向では
係合爪に係合する形状である。この鋸歯状係合歯の働き
により、一方のコアケース20と他方のコアケース20
との距離にかかわらず、これらコアケース20を一体化
できる。また、コア片10の分割面11はコアケース2
0の周縁部よりも突出している。したがって、図3に示
すように、一対のコア片10の分割面を互いに密着させ
た状態で、一対のコアケース20を一体化でき、コアケ
ースの弾性により、コア片10は互いに密着する。これ
により、従来のようにコアケースを一体化した状態でコ
ア片を押圧する片持ばね片等を設ける必要がない。ま
た、コア片のサイズにばらつきがあっても(公差が大き
くても)、コア片10の分割面11を密着させた状態
で、コアケース20を一体化できる。
【0018】なお、上記実施例では、コア片の外周面
に、分割面に垂直な対向側面と、対向側面に所定の角度
で接する斜面とを設けたが、コアケースで確実に保持で
きる形状であれば、他の形状であっても良い。また、コ
アケースの形状もコア片に合わせて、適宜別の形状とす
ることができる。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、分割型円筒コアを有す
る信号線雑音防止装置において、コアケースの周縁部よ
りもコア片の分割面を突出させ、鋸歯状係合歯を有する
係合帯紐と係合帯紐を係止する係止部材とでコアケース
を一体化するようにしたことで、コア片の公差を大きく
することができる。また、コアケースにばね片等を形成
する必要がないので、コアケース製造ようの金型の構造
を単純にし、コアケースの製造を容易にしてコスト削減
を図ることができる。
【0020】また、コアケースを枠部材とすることで、
コアケースの構造が簡略化でき、しかも少ない材料で製
造することができ、コストの低減を計ることができる。
【0021】さらに、コア片の外周面の所定部分を平面
で構成することで、コアケースによる保持を確実にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のコア片とコアケースの分解
斜視図である。
【図2】図1のコア片とコアケースの組み立て斜視図で
ある。
【図3】図1のコア片とコアケースを用いた信号線雑音
防止装置の斜視図である。
【図4】従来の信号線雑音防止装置の断面図である。
【符号の説明】
10 コア片 11 分割面 12 内周面 13 外周面 14 軸方向端面 15 対向側面 16 斜面 17 湾曲面 20 コアホルダー 21 枠部材 22 屈曲壁 23 端部壁 24 帯紐 25 係合部材 26 係合片 41 コア片 42 コアケース 43 溝 44 切り欠き 45 片持ばね片

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面、内周面、分割面、及び一組の端
    面を備えた一対の半円筒型コア片と、該一対の半円筒型
    コア片の各々を前記外周面側から保持する一対のコアホ
    ルダーとを有し、前記一対の円筒型コア片の前記分割面
    を互いに突き合わせて前記内周面が規定する溝に信号線
    を挟み込み、前記一対のコアホルダーを互いに係合させ
    て固定する信号線雑音防止装置において、前記一対のコ
    アホルダーを分離独立した同一形状の2つの部材とする
    とともに、各々に前記コア片を保持させたとき、前記分
    割面が前記コアホルダーから外部に突出するように前記
    コアホルダーの周縁部を形成し、該周縁部に鋸歯状係合
    歯を有し前記分割面よりも前方に突出する係合帯紐を設
    け、かつ前記周縁部に他方のコアホルダーに設けられた
    前記係合帯紐の鋸歯状係合歯と係合する係合部材を設け
    たことを特徴とする信号雑音防止装置。
  2. 【請求項2】 前記コアホルダーが前記外周面及び前記
    一組の端面を支持する枠部材と、前記溝に係合する係合
    片とを有することを特徴とする請求項1の信号線雑音防
    止装置。
  3. 【請求項3】 前記外周面を、一部平面で置き換えた構
    成としたことを特徴とする請求項1または請求項2の信
    号線雑音防止装置。
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JPH0611313U JPH0611313U (ja) 1994-02-10
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10326685A1 (de) * 2003-06-03 2004-12-23 Würth Elektronik eiSos Gmbh & Co. KG Vorrichtung zum Absorbieren des Rauschens
JP2021125556A (ja) * 2020-02-05 2021-08-30 Necマグナスコミュニケーションズ株式会社 分割型カレントトランス及び分割型カレントトランス用ケース

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0447931Y2 (ja) * 1987-02-24 1992-11-12
JP2662301B2 (ja) * 1989-12-09 1997-10-08 ティーディーケイ株式会社 ノイズ吸収装置

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