JPH0611313U - 信号線雑音防止装置 - Google Patents

信号線雑音防止装置

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JPH0611313U
JPH0611313U JP4809892U JP4809892U JPH0611313U JP H0611313 U JPH0611313 U JP H0611313U JP 4809892 U JP4809892 U JP 4809892U JP 4809892 U JP4809892 U JP 4809892U JP H0611313 U JPH0611313 U JP H0611313U
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浩二 渡辺
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が単純で、交差を大きくすることができ
る信号線雑音防止装置を提供することを目的とする。 【構成】 コアホルダー20を枠部材21で構成して、
保持したコア片10の分割面が枠部材21の周縁部より
も突出するようにする。枠部材21は、コア片10の外
周面に形成された対向平面及び斜面を利用してコア片1
0を確実に保持する。枠部材21の周縁部には鋸歯状係
合歯を有する係合帯紐24と、係合部材25とが形成さ
れており、一対のコア片10の分割面を互いに突き合わ
せ、密着させた状態で、一対のコアケースは一体化され
る。コア片10はコアケースの弾性により互いに押圧さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、信号線雑音防止装置に関し、特に、分割型筒状コアを有する信号線 雑音防止装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ディジタル機器の信号線には、外部からの電気的雑音による電磁障害 を防止するために、筒状コアまたは分割型筒状コアが取り付けられている。
【0003】 従来の分割型筒状コアを有する信号線雑音防止装置の断面図を図4に示す。こ の信号線雑音防止装置は、筒状コアを2分割した形状の一対のコア片41と、コ ア片41をそれぞれ保持するコアケース42とを有している。一対のコア片41 には互いに対向する分割面の中央にそれぞれ軸方向に延在する溝43が形成され ており、この溝43に信号線が収容される。また、コア片41の外周面には分割 面に平行な背面が形成されている。
【0004】 コアケース42は絶縁樹脂製で、溝43に対応する切り欠き44が形成された 箱型である。コアケース42の開口部縁は、互いに他方のコアケース42と連結 して一体となるよう段差等が設けられている。また、コアケース42の開口部縁 には係合手段が設けられ前記連結を確実にするようになっている。さらに、コア ケース42の底面には、コ字型切り欠きによる片持ばね片45が形成され、片持 ばね片45の先端には、ケース内部に向けて突起が形成されている。このコアケ ース42はコア片41を背面側から収容し、片持ばね片45がコア片41の背面 を押圧することにより、一対のコアの対向面を密着させるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の信号線雑音防止装置では、コア片同志を確実に密着させ るには、片持ばね片がコア片の背面を押圧する必要があり、寸法精度よくコア片 とコアケース42とを作製しなければならない、即ち、公差が小さくなければな らないという問題点がある。また、コアケースに片持ばね片を形成するなど構造 が複雑であるという問題点もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、外周面、内周面、分割面、及び一組の端面を備えた一対の半 円筒型コア片と、該一対の半円筒型コア片の各々を前記外周面側から保持する一 対のコアホルダーとを有し、前記一対のコアの前記分割面を互いに突き合わせて 前記内周面が規定する溝に信号線を挟み込み、前記一対のコアホルダーを互いに 係合させて固定する信号線雑音防止装置において、前記コアホルダーに前記コア 片を保持させたとき、前記分割面が前記コアホルダーから外部に突出するよう前 記コアホルダーの周縁部を形成し、該周縁部に鋸歯状係合歯を有し前記分割面よ りも前方に突出する係合帯紐を設けると共に、他方のコアホルダーに設けられた 前記係合帯紐を係止する係止部材を設けたことを特徴とする信号線雑音防止装置 が得られる。
【0007】 また、本考案によれば、前記コアホルダーが前記背面及び前記一対の軸方向端 面を支持する枠部材と、前記溝に係合する係合片とを有することを特徴とする信 号線雑音防止装置が得られる。
【0008】 さらに、本考案によれば、外周面の一部を平面で置き換えた信号線雑音防止装 置が得られる。
【0009】
【作用】
コアホルダーにコア片を保持させたとき、コア片の分割面がコアホルダーの周 縁部よりも突出しているので、一対のコア片を互いに突き合わせたときでも2つ のコアホルダーの周縁部は互いに接触しない。また、周縁部に、保持したコア片 の分割面よりも外部へ突出した鋸歯状係合歯を有する係合帯紐を設け、他方のコ アホルダーの係止部材に係止させるので、2つのコアホルダーの周縁部間の距離 によらずコア片の対向面を密着させた状態でコアホルダーを一体化することがで きる。この構造では、特にコア片を押圧するための部材を必要としないので、コ アホルダーの構造を簡略化できる。例えば、コア片の背面と端面とを支持する枠 部材でよい。この場合、コア片の外周面は、コアホルダーの形状に合わせて一部 を平面で構成することが望ましい。
【0010】
【実施例】
以下に図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1に本考案の一実施例を 示す。本実施例の信号線雑音防止装置は、一対のコア片と、一対のコアホルダー とを有している。ところで、これら一対のコア片と、一対のコアホルダーは、そ れぞれ同一形状なので、ここでは一方のコア片10と一方のコアホルダー20と を示す。
【0011】 コア片10は、略半円筒型のフェライトコアで、分割面11、内周面12、外 周面13、及び軸方向端面14とを有している。なお、内周面12は、信号線( 図示せず)を収容する溝を規定する。また、外周面13は、分割面11に垂直に 接する対向側面15と、対向側面15に所定の角度で接する斜面16と、2つの 斜面を繋ぐ湾曲面17とを有している。
【0012】 一方、コアホルダー20は、硬質弾性樹脂製の枠部材21を有している。枠部 材21は、コア片10の対向側面15と斜面16との接線近傍を支持する屈曲壁 22と、軸方向端面14を支持する端部壁23とを備えている。一方の屈曲壁2 2の上端には鋸歯状係合歯を備えた係合帯紐24が、また、他方の屈曲壁22の 上端には帯紐24を係止する係合部材25が一体的に設けられている。なお、係 合部材25は帯紐24を挿入する方形孔と、方形孔内部に形成され、鋸歯状係合 歯と係合する係合爪を有している。
【0013】 さらに、コアホルダー20は、端部壁23のコア片10の溝に対向する位置に 、切り欠きが設けられ、切り欠きに隣接して内側へ向かう係合片26が一体的に 形成されている。
【0014】 上記、コア片10を、コアホルダー20に保持させた状態を図2に示す。枠部 材21は、コア片10の対向側面15と斜面16との接線近傍及び軸方向端面1 4の所定部分をそれぞれ支持しており、係合片26が、内周面12の軸方向端部 付近に係合している。コア片10の外周面13の一部を平面で構成し、その部分 をコアホルダーで支持するようにしたので、コア片は、回転し脱落することなく 、確実にコアホルダーに保持される。
【0015】 この状態で、コア片10の分割面11は、屈曲壁25の上端及び端部壁23の 上端、すなわち、周縁部よりも上方へ突出している。また、湾曲面17は屈曲壁 25の下端及び端部壁23の下端より突出している。さらに、帯紐24は、分割 面11よりも上方に突出している。
【0016】 図2に示すような、コアホルダー20にコア片10を保持させたものを、2個 用意し、コア片10の内周面に信号線(図示せず)を沿わせて、即ち、溝内に信 号線を収容して、互いに対向させ、一方のコアホルダー20の帯紐24を他方の 係合部材25の方形孔に挿入する。また、他方のコアホルダー20の帯紐24を 一方の係合部材25の方形孔に挿入する。そして、一対のコア片10が互いに突 き合うまで、双方の帯紐24を係合部材25の方形孔に挿入する。
【0017】 帯紐24に設けられた鋸歯状係合歯は、係合部材25の方形孔に侵入可能だが 、引き抜く方向では係合爪に係合する形状である。この鋸歯状係合歯の働きによ り、一方のコアケース20と他方のコアケース20との距離にかかわらず、これ らコアケース20を一体化できる。また、コア片10の分割面11はコアケース 20の周縁部よりも突出している。したがって、図3に示すように、一対のコア 片10の分割面を互いに密着させた状態で、一対のコアケース20を一体化でき 、コアケースの弾性により、コア片10は互いに密着する。これにより、従来の ようにコアケースを一体化した状態でコア片を押圧する片持ばね片等を設ける必 要がない。また、コア片のサイズにばらつきがあっても(公差が大きくても)、 コア片10の分割面11を密着させた状態で、コアケース20を一体化できる。
【0018】 なお、上記実施例では、コア片の外周面に、分割面に垂直な対向側面と、対向 側面に所定の角度で接する斜面とを設けたが、コアケースで確実に保持できる形 状であれば、他の形状であっても良い。また、コアケースの形状もコア片に合わ せて、適宜別の形状とすることができる。
【0019】
【考案の効果】
本考案によれば、分割型円筒コアを有する信号線雑音防止装置において、コア ケースの周縁部よりもコア片の分割面を突出させ、鋸歯状係合歯を有する係合帯 紐と係合帯び紐を係止する係止部材とでコアケースを一体化するようにしたこと で、コア片の公差を大きくすることができる。
【0020】 また、コアケースを枠部材とすることで、コアケースの構造が簡略化でき、し かも少ない材料で製造することができ、コストの低減を計ることができる。
【0021】 さらに、コア片の外周面の所定部分を平面で構成することで、コアケースによ る保持を確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のコア片とコアケースの分解
斜視図である。
【図2】図1のコア片とコアケースの組み立て斜視図で
ある。
【図3】図1のコア片とコアケースを用いた信号線雑音
防止装置の斜視図である。
【図4】従来の信号線雑音防止装置の断面図である。
【符号の説明】
10 コア片 11 分割面 12 内周面 13 外周面 14 軸方向端面 15 対向側面 16 斜面 17 湾曲面 20 コアホルダー 21 枠部材 22 屈曲壁 23 端部壁 24 帯紐 25 係合部材 26 係合片 41 コア片 42 コアケース 43 溝 44 切り欠き 45 片持ばね片

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面、内周面、分割面、及び一組の端
    面を備えた一対の半円筒型コア片と、該一対の半円筒型
    コア片の各々を前記外周面側から保持する一対のコアホ
    ルダーとを有し、前記一対のコアの前記分割面を互いに
    突き合わせて前記内周面が規定する溝に信号線を挟み込
    み、前記一対のコアホルダーを互いに係合させて固定す
    る信号線雑音防止装置において、前記コアホルダーに前
    記コア片を保持させたとき、前記分割面が前記コアホル
    ダーから外部に突出するよう前記コアホルダーの周縁部
    を形成し、該周縁部に鋸歯状係合歯を有し前記分割面よ
    りも前方に突出する係合帯紐を設けると共に、他方のコ
    アホルダーに設けられた前記係合帯紐の鋸歯状係合歯と
    係合する係合部材を設けたことを特徴とする信号線雑音
    防止装置。
  2. 【請求項2】 前記コアホルダーが前記外周面及び前記
    一組の端面を支持する枠部材と、前記溝に係合する係合
    片とを有することを特徴とする請求項1の信号線雑音防
    止装置。
  3. 【請求項3】 前記外周面を、一部平面で置き換えた構
    成としたことを特徴とする請求項1または請求項2の信
    号線雑音防止装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007524223A (ja) * 2003-06-03 2007-08-23 ビュルス エレクトロニク アイゾス ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー ノイズ吸収装置
JP2021125556A (ja) * 2020-02-05 2021-08-30 Necマグナスコミュニケーションズ株式会社 分割型カレントトランス及び分割型カレントトランス用ケース

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JPH03181106A (ja) * 1989-12-09 1991-08-07 Tdk Corp ノイズ吸収装置

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