JP2529088Y2 - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
- Publication number
- JP2529088Y2 JP2529088Y2 JP5207891U JP5207891U JP2529088Y2 JP 2529088 Y2 JP2529088 Y2 JP 2529088Y2 JP 5207891 U JP5207891 U JP 5207891U JP 5207891 U JP5207891 U JP 5207891U JP 2529088 Y2 JP2529088 Y2 JP 2529088Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector housing
- connector
- bracket
- fitted
- fitting hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電線を接続するために使
用される電気コネクタであって、特に相手コネクタと嵌
合する前に一方のコネクタを固定物に固定する固定用ブ
ラケットを有せしめた電気コネクタに関するものであ
る。
用される電気コネクタであって、特に相手コネクタと嵌
合する前に一方のコネクタを固定物に固定する固定用ブ
ラケットを有せしめた電気コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電気コネクタ構造として
例えば図1に示す如き構造のものがある。すなわち、1
は不図示の電線を接続する雄型コネクタハウジングであ
り、2はその雄型コネクタハウジング1を例えば車体等
の固定体に固定保持せしめるためのブラケットであっ
て、このブラケット2にはボルト等によって、ブラケッ
ト2を車体に固定する取付孔3が設けられている。さら
に上記ブラケット2には雄型コネクタハウジング1を余
裕をもって遊嵌される嵌合孔4が形成されており、この
嵌合孔4の内側面には雄型コネクタハウジング1を弾圧
的に保持せしめるための帯状弾性片5が一体的又は別体
で設けられているものである。
例えば図1に示す如き構造のものがある。すなわち、1
は不図示の電線を接続する雄型コネクタハウジングであ
り、2はその雄型コネクタハウジング1を例えば車体等
の固定体に固定保持せしめるためのブラケットであっ
て、このブラケット2にはボルト等によって、ブラケッ
ト2を車体に固定する取付孔3が設けられている。さら
に上記ブラケット2には雄型コネクタハウジング1を余
裕をもって遊嵌される嵌合孔4が形成されており、この
嵌合孔4の内側面には雄型コネクタハウジング1を弾圧
的に保持せしめるための帯状弾性片5が一体的又は別体
で設けられているものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のブラケット2構造にあっては、コネクタハウ
ジング1の保持手段が弾性片5であるために、そのブラ
ケット2内に嵌合保持されるコネクタハウジング1、あ
るいはこのコネクタハウジング1に接続されている電線
束等に外力が作用されると、その外力によりコネクタハ
ウジング1が弾性片5の弾圧力に抗して変位し、その結
果この雄型コネクタハウジング1に嵌合されるべき雌型
コネクタハウジング(図示せず)の嵌合が困難となると
いう不具合があった。
うな従来のブラケット2構造にあっては、コネクタハウ
ジング1の保持手段が弾性片5であるために、そのブラ
ケット2内に嵌合保持されるコネクタハウジング1、あ
るいはこのコネクタハウジング1に接続されている電線
束等に外力が作用されると、その外力によりコネクタハ
ウジング1が弾性片5の弾圧力に抗して変位し、その結
果この雄型コネクタハウジング1に嵌合されるべき雌型
コネクタハウジング(図示せず)の嵌合が困難となると
いう不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、かかる従来の
不具合に着目してなされたもので、コネクタハウジング
を嵌合保持すべきブラケットの内側面に、コネクタハウ
ジングを弾圧的に保持する弾性片5と共に、そのコネク
タハウジングを位置決めするための位置決め手段を設け
てブラケット内に嵌合されるコネクタハウジングの位置
決めと、該コネクタハウジングと相手コネクタとの嵌合
性能を高めることができる電気コネクタを提供すること
にある。
不具合に着目してなされたもので、コネクタハウジング
を嵌合保持すべきブラケットの内側面に、コネクタハウ
ジングを弾圧的に保持する弾性片5と共に、そのコネク
タハウジングを位置決めするための位置決め手段を設け
てブラケット内に嵌合されるコネクタハウジングの位置
決めと、該コネクタハウジングと相手コネクタとの嵌合
性能を高めることができる電気コネクタを提供すること
にある。
【0005】
【実施例】以下に本考案を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0006】11はコネクタハウジングであって、この
コネクタハウジング11の一対の側壁面にはコネクタハ
ウジングの挿入方向に傾斜する傾斜面12を有するテー
パー状のリブ13が突設されている。14は上記コネク
タハウジング11を遊嵌する方形の嵌合孔15を形成し
たブラケットであって、その嵌合孔15の一対の内側面
には内方向に脹らむ帯状の弾性片16が形成され、嵌合
孔15の他対の内側面には上記リブ13が嵌合されるテ
ーパー溝17が形成されている。また嵌合孔15の下側
辺縁部にはこの嵌合孔15内に嵌合せしめたコネクタハ
ウジング11の下面を弾性的に受け止めるための弾性受
片18が形成されているものである。
コネクタハウジング11の一対の側壁面にはコネクタハ
ウジングの挿入方向に傾斜する傾斜面12を有するテー
パー状のリブ13が突設されている。14は上記コネク
タハウジング11を遊嵌する方形の嵌合孔15を形成し
たブラケットであって、その嵌合孔15の一対の内側面
には内方向に脹らむ帯状の弾性片16が形成され、嵌合
孔15の他対の内側面には上記リブ13が嵌合されるテ
ーパー溝17が形成されている。また嵌合孔15の下側
辺縁部にはこの嵌合孔15内に嵌合せしめたコネクタハ
ウジング11の下面を弾性的に受け止めるための弾性受
片18が形成されているものである。
【0007】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、ブラケット14を車体に固定す
る前に、そのブラケット14の下側よりコネクタハウジ
ング11を挿入するが、このコネクタハウジング11を
挿入するとき邪魔になる弾性受片18は、そのコネクタ
ハウジング11の挿入作業に支障がないように撓わませ
る。そのコネクタハウジング11がブラケット14内に
完全に挿入されると、コネクタハウジング11の下面が
双方の弾性受片18に押圧され、その結果、リブ13と
テーパー溝17とが密接して、コネクタハウジング11
がブラケット14内において位置決めされる。そこで、
そのブラケット14を車体等の固定体に固定すれば、ブ
ラケット14を介してコネクタハウジング11が固定体
に取付けられるが、かくしてブラケット14に支持され
るコネクタハウジング11の中心軸が、例えば図3に示
すように相手コネクタ19の中心軸と不一致であると、
コネクタハウジング11はその相手コネクタ19により
弾性受片18に弾圧力に抗して押し下げられるため、コ
ネクタハウジング11がその中心軸線と交叉方向の変位
が可能となり、その結果該コネクタハウジング11に相
手コネクタ19を適格に嵌合せしめることができるもの
である。
作用について述べると、ブラケット14を車体に固定す
る前に、そのブラケット14の下側よりコネクタハウジ
ング11を挿入するが、このコネクタハウジング11を
挿入するとき邪魔になる弾性受片18は、そのコネクタ
ハウジング11の挿入作業に支障がないように撓わませ
る。そのコネクタハウジング11がブラケット14内に
完全に挿入されると、コネクタハウジング11の下面が
双方の弾性受片18に押圧され、その結果、リブ13と
テーパー溝17とが密接して、コネクタハウジング11
がブラケット14内において位置決めされる。そこで、
そのブラケット14を車体等の固定体に固定すれば、ブ
ラケット14を介してコネクタハウジング11が固定体
に取付けられるが、かくしてブラケット14に支持され
るコネクタハウジング11の中心軸が、例えば図3に示
すように相手コネクタ19の中心軸と不一致であると、
コネクタハウジング11はその相手コネクタ19により
弾性受片18に弾圧力に抗して押し下げられるため、コ
ネクタハウジング11がその中心軸線と交叉方向の変位
が可能となり、その結果該コネクタハウジング11に相
手コネクタ19を適格に嵌合せしめることができるもの
である。
【0008】
【考案の効果】以上のように本考案は、コネクタハウジ
ング11を嵌合保持すべき嵌合孔15の一対の内側面
に、嵌合されたコネクタハウジング11を弾圧的に嵌合
保持せしめるための弾性片16を設けてなるブラケット
14の内側面にコネクタハウジング11の挿入方向と平
行方向に延びかつその挿入方向と逆方向に漸次浅くなる
テーパー溝17を設け、さらに上記嵌合孔15のコネク
タハウジング嵌入側開口部と反対側の開口部に嵌合孔1
5内方向へ付勢される弾性受片18を設け、また前記コ
ネクタハウジング11には、前記テーパー溝17に係合
するリブ13を形成した電気コネクタであるから、これ
によれば、ブラケット内に嵌合されるコネクタハウジン
グの位置決めと、該コネクタハウジングと相手コネクタ
との嵌合性能を高めることができる電気コネクタを提供
することができるという効果が得られる。
ング11を嵌合保持すべき嵌合孔15の一対の内側面
に、嵌合されたコネクタハウジング11を弾圧的に嵌合
保持せしめるための弾性片16を設けてなるブラケット
14の内側面にコネクタハウジング11の挿入方向と平
行方向に延びかつその挿入方向と逆方向に漸次浅くなる
テーパー溝17を設け、さらに上記嵌合孔15のコネク
タハウジング嵌入側開口部と反対側の開口部に嵌合孔1
5内方向へ付勢される弾性受片18を設け、また前記コ
ネクタハウジング11には、前記テーパー溝17に係合
するリブ13を形成した電気コネクタであるから、これ
によれば、ブラケット内に嵌合されるコネクタハウジン
グの位置決めと、該コネクタハウジングと相手コネクタ
との嵌合性能を高めることができる電気コネクタを提供
することができるという効果が得られる。
【図1】従来例の説明図。
【図2】本考案よりなるコネクタの実施例を示した説明
図。
図。
【図3】本実施例の動作説明図。
11:コネクタハウジング 12:傾斜面 13:リブ 14:ブラケット 15:嵌合孔 16:弾性片 17:テーパー溝 18:弾性受片 19:相手コネクタ
Claims (1)
- 【請求項1】 コネクタハウジング(11)を嵌合保持
すべき嵌合孔(15)の一対の内側面に、嵌合されたコ
ネクタハウジング(11)を弾圧的に嵌合保持せしめる
ための弾性片(16)を設けてなるブラケット(14)
の内側面にコネクタハウジング(11)の挿入方向と平
行方向に延びかつその挿入方向と逆方向に漸次浅くなる
テーパー溝(17)を設け、さらに上記嵌合孔(15)
のコネクタハウジング嵌入側開口部と反対側の開口部に
嵌合孔(15)内方向へ付勢される弾性受片(18)を
設け、また前記コネクタハウジング(11)には、前記
テーパー溝(17)に係合するリブ(13)を形成した
ことを特徴とする電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5207891U JP2529088Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5207891U JP2529088Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 電気コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056749U JPH056749U (ja) | 1993-01-29 |
JP2529088Y2 true JP2529088Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=12904787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5207891U Expired - Lifetime JP2529088Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 電気コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529088Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200494516Y1 (ko) * | 2021-04-22 | 2021-10-27 | 김민성 | 복수의 콘센트와 콘센트냉각모듈을 구비한 전원분배장치 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP5207891U patent/JP2529088Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH056749U (ja) | 1993-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |