JP4212012B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のコネクタとしてはマルチメディア関連の家電製品、例えばディジタルビデオカメラに用いられ、ディジタルビデオカメラとコンピュータとの間の信号伝送に用いられるものがあり、図7および図8に示すように、基板に実装される受け側のコネクタ(以下、レセプタクルという)A’と、レセプタクルA’に着脱自在に接続される差込側のコネクタ(以下、プラグという)Bとで構成されるものがあった。
【0003】
レセプタクルA’は、絶縁性を有する合成樹脂成型品からなるボディ2と、ボディ2に被着されボディ2周面の一部を覆う金属製のシェル3とで構成されるコネクタ本体1を有しており、ボディ2前面を覆うシェル3の部位にはプラグBが挿入されるプラグ挿入孔4が開口している。なお、説明を簡単にするため図7中の左右方向を前後方向として以下の説明を行う。
【0004】
一方、プラグBの先端にはレセプタクルA’のプラグ挿入孔4内に挿入される接続部21が突設され、接続部21の先端面にはプラグBの挿入方向に沿って中空部22が設けられ、中空部22の内面には導電材料から形成された端子片23が配設されている。
【0005】
また、コネクタ本体1の内部には、プラグ挿入孔4を介してプラグBが挿入されるプラグ挿入空間5が設けられており、このプラグ挿入空間5内には、プラグBの中空部22内に挿入されるガイド部6がプラグ挿入孔4に臨むようにしてボディ2に突設されている。また、ボディ2の天井面にはプラグ挿入空間5と連通する開口7が設けられている。ボディ2の天井面にはプラグ挿入空間5内に挿入されるプラグBを保持するための押さえ金具8が取着され、押さえ金具8のプラグ挿入孔4側の端縁からはプラグBの接続部21周面と弾接する弾性を有する弾接片8aが延設されており、弾接片8aは開口7を介してプラグ挿入空間5内に突出している。而して、プラグBの接続部21をプラグ挿入孔4からコネクタ本体1内に挿入すると、弾接片8aが接続部21の周面と弾接し、ガイド部6と弾接片8aとの間で接続部21が挟持され、プラグBがレセプタクルA’に保持される。
【0006】
またボディ2後面の底面側の部位には、プラグBの挿入方向に沿って走る圧入溝9がボディ2の短幅方向に複数個穿設されている。ボディ2底面側のガイド部6の端面にはプラグBの挿入方向に沿って走る接触片収納溝6aが複数形成されており、各接触片収納溝6aはそれぞれ圧入溝9に連通している。圧入溝9にはプラグBの端子片23と電気的に接続するコンタクト10が圧入溝9内にプラグ挿入孔4と反対側から圧入される。コンタクト10は圧入溝9の底部に圧入により固定される基部11を有している。プラグ挿入空間5側の基部11の端部からはボディ2の天井側に向かって伸びる連結片14が延設されると共に、連結片14の先端部からはプラグ挿入孔4側に向かって伸びる接触片12が延設されている。接触片12はボディ2の底面側に突出する略く字状に形成され、ガイド部6の接触片収納溝6a内に配置されており、接触片12の一部は接触片収納溝6aからボディ2底面側に突出している。一方、プラグ挿入空間5と反対側の基部11の端部からはボディ2底面側に向かって伸びる略L字状の端子片13が延設され、端子片13の先端は基板(図示せず)の電極に電気的に接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のレセプタクルA’では、プラグBをレセプタクルA’に差し込む際にプラグBの接続部21によってコンタクト10がプラグBの挿入方向に押圧され、コンタクト10が抜ける方向に力がかかるので、コンタクト10が抜けるのを防止するために、コンタクト10をボディ2に圧入により固定していた。
【0008】
従来のレセプタクルA’では、プラグBの挿入方向において、基部11を保持する部位がプラグ挿入空間5と異なる部位に設けられており、コンタクト10の保持のみに必要なスペースが大きくなって、全体としてプラグBの挿入方向におけるレセプタクルA’の寸法(奥行き寸法)L2が大きくなっていた。
【0009】
ところで、ディジタルビデオカメラなどの用途では例えばIEEE1394の規格によって、レセプタクルA’の幅寸法や高さ寸法およびプラグBの差込寸法L1が定められている。したがって、レセプタクルA’の奥行き寸法を小さくするためには、コンタクト10の基部11をプラグ挿入空間5側に移動させて、コンタクト10の保持のみに必要なスペースを小さくすれば良いが、基部11から延設された連結片12がプラグBの接続部21先端と干渉するため、コンタクト10の保持に必要な空間とプラグ挿入空間5とをプラグBの挿入方向において分離しており、コンタクト10の基部11をプラグ挿入空間5側に移動させることによってコンタクト10の保持のみに必要なスペースを小さくすることができず、レセプタクルA’を基板に実装するために必要な実装面積が大きくなるという問題があった。
【0010】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、基板の占有面積を小さくしたコネクタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、先端面に開口する中空部の内面に端子片を配設したプラグの先端部が挿入されるプラグ挿入孔が前面に開口し、プラグ挿入孔を通してプラグの先端部が挿入されるプラグ挿入空間を内部に備えたコネクタ本体と、プラグ挿入空間に挿入されるプラグの端子片に電気的に接続されるコンタクトとを備え、コネクタ本体には、プラグ挿入空間に挿入されたプラグの中空部に挿入される突出部が設けられ、当該突出部には端子片と対向する面に接触片収納溝が形成されるとともに、コネクタ本体の後面から突出部の基部にかけてコンタクトが圧入される圧入溝がプラグ挿入方向に沿って形成され、コンタクトは、幅方向の両側縁に側方に突出する圧入片が形成され、コネクタ本体の後面側から圧入溝内に圧入されて圧入片を圧入溝に係合させることで圧入溝内に固定される基部と、当該基部の前端部からプラグ挿入孔側に向かって延設され、略く字状に形成された折曲部を接触片収納溝から外側に突出させた状態で接触片収納溝内に配置され、プラグ挿入空間に挿入されるプラグの端子片に弾接する接触片とを一体に有し、突出部の内部であって、プラグの挿入方向においてプラグ挿入空間と重なる部位に圧入溝の少なくとも一部を設けたことを特徴とし、コンタクトは突出部からプラグ挿入空間内に一部を臨ませた状態で突出部内に配設されているので、プラグをプラグ挿入孔から挿入すると、中空部内に突出部が挿入されてコンタクトと端子片とが電気的に接続され、コンタクト保持部の少なくとも一部が、プラグの先端部に形成された中空部に挿入される突出部内に設けられているので、コンタクトとプラグの先端部とが干渉する虞はなく、したがってコンタクトをコネクタ本体に保持するために必要な空間とプラグ挿入空間の一部をプラグの挿入方向においてオーバーラップさせることができ、その結果コンタクトの保持のみに必要な空間が小さくなり、コンタクトの保持に必要な空間を従来のコネクタと同じだけ確保したとしても、全体としてプラグ挿入方向におけるコネクタ本体の寸法を小さくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
(実施形態1)
本実施形態のコネクタを図1乃至図5を参照して説明する。
【0014】
受け側のコネクタ(以下、レセプタクルという)Aは、絶縁性を有する合成樹脂成型品からなるボディ2と、ボディ2に被着されボディ2の周面の一部を覆う金属製のシェル3とで構成されるコネクタ本体1を有しており、ボディ2前面を覆うシェル3の部位には差込側のコネクタ(以下、プラグという)Bが挿入されるプラグ挿入孔4が開口している。なお、説明を簡単にするため図1中の左右方向を前後方向として以下の説明を行う。
【0015】
プラグBの先端にはレセプタクルAのプラグ挿入孔4内に挿入される接続部(先端部)21が突設されており、接続部21の先端面にはプラグBの差込方向に沿って中空部22が設けられ、中空部22の内面には導電材料から形成された端子片23が配設されている。
【0016】
また、コネクタ本体1の内部には、プラグ挿入孔4を介してプラグBが挿入されるプラグ挿入空間5が設けられ、このプラグ挿入空間5内には、プラグBの中空部22内に挿入される突出部としてのガイド部6がプラグ挿入孔4に臨むようにしてボディ2に突設されている。また、ボディ2の天井面にはプラグ挿入空間5と連通する開口7が設けられている。ボディ2の天井面にはプラグ挿入空間5内に挿入されるプラグBを保持するための押さえ金具8が取着され、押さえ金具8のプラグ挿入孔4側の端縁からはプラグBの接続部21周面と弾接する弾性を有する弾接片8aが延設されており、弾接片8aは開口7を介してプラグ挿入空間5内に突出している。而して、プラグBの接続部21をプラグ挿入孔4からコネクタ本体1内に挿入すると、弾接片8aが接続部21の周面と弾接し、ガイド部6と弾接片8aとの間で接続部21が挟持され、プラグBがレセプタクルAに保持される。
【0017】
ところで、図1及び図4に示すように、ボディ2の後面からガイド部6の基部にかけて、プラグBの挿入方向に沿って走るコンタクト保持部としての圧入溝9がボディ2の短幅方向に複数個穿設されており、プラグBの端子片23と電気的に接続するコンタクト10が圧入溝9内にボディ2後面側から圧入される。また、ボディ2底面側のガイド部6の端面には、プラグBの挿入方向に沿って走る接触片収納溝6aが複数形成されており、各接触片収納溝6aはそれぞれ圧入溝9に連通している。圧入溝9は図4に示すように断面略T字状に形成されており、圧入溝9の上端部は他の部位よりも幅広に形成されている。
【0018】
コンタクト10は圧入溝9の上端部に圧入により固定される基部11を有している。基部11の幅方向における両側縁には側方に突出する係合部としての圧入片11aが突設されており、コンタクト10を圧入溝9内に圧入すると、圧入片11aの先端が圧入溝9の端面に食い込み、基部11が圧入溝9内に固定される。なお、圧入片11aは圧入方向と反対側に傾斜しているので、コンタクト10に圧入方向と反対方向の力が加わったとしても、コンタクト10が抜けにくくなっている。
【0019】
基部11のプラグ挿入空間5側の端部からは、プラグ挿入孔4側に向かって伸びる接触片12が延設されている。接触片12はボディ2の底面側に突出する略く字状に形成され、ガイド部6の接触片収納溝6a内に配置されており、接触片12の折曲部12aは接触片収納溝6aからボディ2の底面側に向かって突出している。一方、基部11のボディ2後面側の端部からは、ボディ2の底面側に向かって伸びる略L字状の端子片13が延設されており、端子片13の先端は図示しない基板の電極に電気的に接続される。なお、ボディ2の底面にはレセプタクルAを基板に固定する際の位置決め用のボス2aが突設され、ボディ3の両側面の下端からは位置決め用の脚片3aが突設されている。
【0020】
プラグBの接続部21をプラグ挿入孔4からプラグ挿入空間5内に挿入すると、接続部21に設けられた中空部22内にガイド部6が挿入され、ガイド部6の接触片収納溝6aからボディ2底面側に突出する接触片12の折曲部12aがプラグBの端子片23に弾接し、接触片12と端子片23とが電気的に接続される。このように、プラグBの挿入時にプラグBの中空部22内にガイド部6が挿入されるので、中空部22とガイド部6とによって、プラグBの位置決めを行うことができる。また、接触片12は折曲部12aのみが接触片収納溝6aから外部に突出しており、接触片12の先端は接触片収納溝6a内に収納されているので、プラグBの挿入時に、プラグBの接続部21が接触片12の先端を押圧して、コンタクト10が変形するのを防止することができる。
【0021】
本実施形態のレセプタクルAでは、図1に示すように、コンタクト10の基部11に設けられた圧入片11aが圧入される圧入溝9をボディ2の後面からガイド部6にかけて設けており、ガイド部6内であればプラグBの接続部21と干渉する虞がないため、コネクタ本体1内部におけるプラグ挿入空間5の外側の部位であって、プラグBの挿入方向においてプラグ挿入空間5と重なる部位に圧入溝9の一部を形成している。すなわち、プラグ挿入空間5とコンタクト10の保持に用いる空間の一部がプラグBの挿入方向においてオーバーラップしているので、コンタクト10を圧入固定するための圧入溝9を従来のレセプタクルA’と同程度確保したとしても(すなわち、コンタクト10をボディ2に保持する保持力を従来のレセプタクルA’と同程度確保したとしても)、全体としてコネクタ本体1の奥行き寸法L2を従来のレセプタクルA’に比べて小さくすることができる。
【0022】
したがって、図5に示すように、基板30にレセプタクルAを表面実装する際に必要な実装面積S1が従来のレセプタクルA’の実装面積S2に比べて小さくて済むから、レセプタクルAが実装される機器の小型化を図ることができる。また、プラグBの位置決めや、コンタクト10を保護するためのガイド部6をコンタクト10の保持にも利用しているので、コンタクト10の形状が従来のレセプタクルA’に比べて複雑になることがなく、単純な部品形状でコネクタ本体1の小型化を図ることができる。
【0023】
(参考例)
本参考例のコネクタを図6(a)(b)を参照して説明する。なお、実施形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0024】
実施形態1のレセプタクルAでは、ボディ2後面からガイド部6にかけて圧入溝9を形成していたが、本参考例では、ボディ2におけるプラグ挿入空間5と底面との間の部位に圧入溝9を形成するとともに、ボディ2の後面にガイド部6に設けられた各接触片収納溝6aにそれぞれ連通する連通孔2bを穿設している。
【0025】
一方、コンタクト10は圧入溝9内に圧入により固定される基部11を有している。基部11は実施形態1と同様の構成を有しており、基部11の幅方向における両側縁には側方に突出する圧入片11aが設けられ、コンタクト10を圧入溝9内に圧入すると、圧入片11aの先端が圧入溝9の端面に食い込み、基部11が圧入溝9内に固定される。
【0026】
基部11のボディ2後面側の端部からは、ボディ2の天井面側に向かって伸びる略L字状の連結片15が延設され、連結片15の先端部は連通孔2b内に配置されている。さらに連結片15の先端部からはプラグ挿入孔4側に向かって伸びる接触片12が延設されている。接触片12はボディ2の底面側に突出する略く字状に形成され、ガイド部6の接触片収納溝6a内に配置されており、接触片12の折曲部12aは接触片収納溝6aからボディ2の底面側に向かって突出している。一方、基部11のプラグ挿入空間5側の端部からは、ボディ2の後面側に向かって伸びる連結片16が延設され、さらに連結片16の先端には略L字状の端子片13が延設されており、端子片13の先端は図示しない基板の電極に電気的に接続される。
【0027】
ところで、上述のようにレセプタクルAの高さ寸法やプラグ挿入孔4の寸法・形状については規格によって規定されているので、プラグ挿入空間5の底面側には必ず樹脂成型品からなるボディ2が存在する。そこで、本参考例のレセプタクルAでは、コンタクト10の基部11に設けられた圧入片11aが圧入される圧入溝9を、ボディ2におけるプラグ挿入空間5と底面との間の部位(すなわち、プラグ挿入空間5およびガイド部6を除くコネクタ本体1内部の部位)に設けており、ボディ2におけるプラグ挿入空間5と底面との間の部位であれば、プラグBの接続部21と干渉する虞がないため、ボディ2におけるプラグ挿入空間5と底面との間の部位であって、プラグBの挿入方向においてプラグ挿入空間5と重なる部位に圧入溝9の一部を形成している。
【0028】
すなわち、プラグ挿入空間5およびガイド部6を除くコネクタ本体1内部の部位であって、プラグBの挿入方向においてプラグ挿入空間5と重なる部位に、コンタクト10が圧入される圧入溝9の少なくとも一部を設けることにより、プラグ挿入空間5とコンタクト10の保持に用いる空間の一部がプラグBの挿入方向においてオーバーラップしているので、コンタクト10を圧入固定するための圧入溝9を従来のレセプタクルA’と同程度確保したとしても(すなわち、コンタクト10をボディ2に保持する保持力を従来のレセプタクルA’と同程度確保したとしても)、全体としてコネクタ本体1の奥行き寸法L2を従来のレセプタクルA’に比べて小さくすることができる。したがって、基板にレセプタクルAを表面実装する際に必要な実装面積S1が従来のレセプタクルA’の実装面積S2に比べて小さくて済むから、レセプタクルAが実装される機器の小型化を図ることができる。
【0029】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、先端面に開口する中空部の内面に端子片を配設したプラグの先端部が挿入されるプラグ挿入孔が前面に開口し、プラグ挿入孔を通してプラグの先端部が挿入されるプラグ挿入空間を内部に備えたコネクタ本体と、プラグ挿入空間に挿入されるプラグの端子片に電気的に接続されるコンタクトとを備え、コネクタ本体には、プラグ挿入空間に挿入されたプラグの中空部に挿入される突出部が設けられ、当該突出部には端子片と対向する面に接触片収納溝が形成されるとともに、コネクタ本体の後面から突出部の基部にかけてコンタクトが圧入される圧入溝がプラグ挿入方向に沿って形成され、コンタクトは、幅方向の両側縁に側方に突出する圧入片が形成され、コネクタ本体の後面側から圧入溝内に圧入されて圧入片を圧入溝に係合させることで圧入溝内に固定される基部と、当該基部の前端部からプラグ挿入孔側に向かって延設され、略く字状に形成された折曲部を接触片収納溝から外側に突出させた状態で接触片収納溝内に配置され、プラグ挿入空間に挿入されるプラグの端子片に弾接する接触片とを一体に有し、突出部の内部であって、プラグの挿入方向においてプラグ挿入空間と重なる部位に圧入溝の少なくとも一部を設けたことを特徴とし、コンタクトは突出部からプラグ挿入空間内に一部を臨ませた状態で突出部内に配設されているので、プラグをプラグ挿入孔から挿入すると、中空部内に突出部が挿入されてコンタクトと端子片とが電気的に接続され、コンタクト保持部の少なくとも一部が、プラグの先端部に形成された中空部に挿入される突出部内に設けられているので、コンタクトとプラグの先端部とが干渉する虞はなく、したがってコンタクトをコネクタ本体に保持するために必要な空間とプラグ挿入空間の一部をプラグの挿入方向においてオーバーラップさせることができ、その結果コンタクトの保持のみに必要な空間が小さくなり、コンタクトの保持に必要な空間を従来のコネクタと同じだけ確保したとしても、全体としてプラグ挿入方向におけるコネクタ本体の寸法を小さくできるという効果があり、しかもコネクタ本体を基板に実装するのに必要な実装面積が小さくなるから、このコネクタを実装する機器の小型化を図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1のコネクタを示す断面図である。
【図2】 同上のコネクタの外観斜視図である。
【図3】 同上のコネクタを上方から見た図である。
【図4】 同上のコネクタに用いるコンタクトの固定方法を説明する説明図である。
【図5】 同上のコネクタと従来のコネクタの基板の占有面積を比較する説明図である。
【図6】(a)は参考例のコネクタを示す断面図であり、(b)はコンタクトを示す正面図である。
【図7】 従来のコネクタの接続状態を説明する断面図である。
【図8】 同上のコネクタを上方から見た図である。
【符号の説明】
A レセプタクル
B プラグ
1 コネクタ本体
2 ボディ
3 シェル
4 プラグ挿入孔
5 プラグ挿入空間
6 ガイド部
9 基部
10 コンタクト
11 基部
21 接続部
22 中空部
23 端子片
Claims (1)
- 先端面に開口する中空部の内面に端子片を配設したプラグの先端部が挿入されるプラグ挿入孔が前面に開口し、前記プラグ挿入孔を通して前記プラグの先端部が挿入されるプラグ挿入空間を内部に備えたコネクタ本体と、前記プラグ挿入空間に挿入される前記プラグの端子片に電気的に接続されるコンタクトとを備え、前記コネクタ本体には、前記プラグ挿入空間に挿入された前記プラグの中空部に挿入される突出部が設けられ、当該突出部には前記端子片と対向する面に接触片収納溝が形成されるとともに、前記コネクタ本体の後面から前記突出部の基部にかけて前記コンタクトが圧入される圧入溝がプラグ挿入方向に沿って形成され、前記コンタクトは、幅方向の両側縁に側方に突出する圧入片が形成され、コネクタ本体の後面側から圧入溝内に圧入されて前記圧入片を圧入溝に係合させることで圧入溝内に固定される基部と、当該基部の前端部からプラグ挿入孔側に向かって延設され、略く字状に形成された折曲部を接触片収納溝から外側に突出させた状態で接触片収納溝内に配置され、前記プラグ挿入空間に挿入されるプラグの端子片に弾接する接触片とを一体に有し、前記突出部の内部であって、プラグの挿入方向において前記プラグ挿入空間と重なる部位に前記圧入溝の少なくとも一部を設けたことを特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
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JP35615398A JP4212012B2 (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | コネクタ |
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JP35615398A JP4212012B2 (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | コネクタ |
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