JPH0810165Y2 - 電磁障害防止装置 - Google Patents

電磁障害防止装置

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JPH0810165Y2
JPH0810165Y2 JP1990024287U JP2428790U JPH0810165Y2 JP H0810165 Y2 JPH0810165 Y2 JP H0810165Y2 JP 1990024287 U JP1990024287 U JP 1990024287U JP 2428790 U JP2428790 U JP 2428790U JP H0810165 Y2 JPH0810165 Y2 JP H0810165Y2
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JP
Japan
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core
piece
peripheral wall
signal line
box
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JP1990024287U
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JPH03113814U (ja
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浩二 渡辺
仁 守屋
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電磁障害防止装置に関し、特にそれに用
いられる電磁障害を防止するための信号線に筒状コアを
貫通させて設ける筒状コアホルダの構造に関する。
〔従来の技術〕
ディジタル機器間を接続する信号線に、中央部に断面
半円形の溝を有するコア片の2個を筒状に合体し、形成
した筒状コアの円形孔を貫通させて設けるための従来の
絶縁樹脂製の筒状コアホルダ(以下ホルダと称す)は、
第4図の正面図に示すように、周壁21とその両側に対向
する側壁24とからなるほぼ同じ深さの一面が開口した箱
型容器20の2個を、周壁21の開口辺縁を蝶番片22で連結
し、蝶番片22と反対側の周壁の外面に、互いに係合する
係合片23と係止爪(図示しない)を設け、側壁24の開口
辺縁にコア片28の半円形の溝30に対応する半円形の窓部
25を形成し、この窓部25の内周面に複数個の突片26を一
体に設け、箱型容器20の底部に一部を内方へ突出させた
ばね片27を一体に設けた構造であった。突片26は、側壁
24と同じ厚さで窓部25の中心に向かって突出する短い、
硬いものである。
箱型容器20にコア片28をそれぞれ収納し、その溝30に
信号線29を通して係合片23と係止爪を係合することによ
り、2個のコア片28を突き合わせた筒状コアの溝30が形
成した円形孔を信号線29に貫通させるとともに、突片26
を信号線29の絶縁被覆部に噛み込ませて、信号線29の所
要の個所に筒状コアを固定していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述したように従来のホルダは、第4図に示すように
短い突片26が噛み込みできる狭い範囲の外径寸法の信号
線29に適用するものであるから、信号線29の太さの種類
に対応する多くの仕様のホルダを調達管理する必要があ
った。また、突片26は短く、硬いものであるので、信号
線を固定する際、信号線29を痛めるという問題があっ
た。
この考案の目的は、広い範囲の太さの信号線に適用出
来て、ホルダの調達管理を簡素化して経済的に有利であ
ると共にホルダが信号線を痛めないので高信頼性を維持
しうる電磁障害防止装置を提供することにある。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 この考案は、信号線を貫通するための円形孔を設けた
筒状コアを二分割した断面半円形の溝を中央部に有する
コア片と、該コア片を収納する、周壁と、該周壁の両側
に対向し、該周壁に対して垂直に設けられた側壁とで囲
まれた空間を有する一対の箱形容器を蝶番片で互いに連
結し、前記周壁の内底にばね片を設け、前記蝶番片と反
対側の箱形容器外面に係合片および係止爪を設けた筒状
コアホルダとからなる電磁障害防止装置に於て、前記側
壁を、周壁まで伸びたスリットで仕切られた複数個の可
撓性板で構成した筒状コアホルダを用いたことを特徴と
する電磁障害防止装置である。
〔作用〕
ホルダの一対の箱型容器に設けた側壁としての可撓性
板は、一対の箱型容器に収納したそれぞれのコア片の箱
型容器からの逸脱を阻止するとともに、可撓性板の自由
端部が、2個のコア片を合体させた筒状コアのコア片の
溝が形成する円形孔と、円形孔に貫通した信号線の間に
介在して、信号線を弾発的に保持し、筒状コアを信号線
に固定する。信号線は可撓性板により弾発的に保持され
るので、信号線の太さの範囲を拡大することが出来る。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図を参照して詳しく説明す
る。
第1図は、コア片の1個と共に本考案の第1の実施例
を示すホルダの外観斜視図である。コア片8は、周面が
断面八角形の筒を軸に沿って二等分割した多角形状で中
央部に断面半円形の溝6のあるフェライトコアである。
ホルダは絶縁樹脂製であり、ほぼ同じ深さの2個の箱
型容器1を蝶番片2で繋いだものである。箱型容器1
は、コア片8の多角形の周面に対応する多角形の周壁11
とその両側面の側壁とからなり、蝶番片2と反対側のそ
れぞれの周壁11の外面に、係合孔を有する係合片3と係
止爪12が設けられている。周壁11の内面の上方の角部に
設けた小突起13は、コア片8を箱型容器1内で位置決め
し挟持する部材である。周壁11の底部にはコ字形切れ目
により、片持のばね片7の2個(図では1個のみ示す)
がそれぞれ形成されている。ばね片7の自由端部は内底
より僅かに上方へ突出している。箱型容器1の側壁は、
周壁11の多角形を形成する5個の端部辺縁の内、下方の
3個の辺縁に設けた3個の家形状 の可撓性板4で構成されている。可撓性板4は、箱型容
器1に収納されたコア片8の端面と平行で先端がコア片
8の半円形の溝6の中心に向かって伸びる形に設けられ
ている。このような構造のホルダを、第4図に示すと同
じ太さの信号線9に適用した使用状態の縦断面図を第2
図に示している。2個の箱型容器1にコア片8をそれぞ
れ収納して、先ず信号線9を片方のコア片8の半円形の
溝6に載せるとともに、可撓性板4の自由端部をコア片
8の溝6側に押し込む。次に他方のコア片8の入った他
方の箱型容器1を上に被せると同時に、可撓性板4の自
由端部を他方のコア片8の溝6に突き入れて、箱型容器
1を押圧して係合片3と係止爪12(第1図参照)を係合
する。コア片8の合体は、小突起13によりコア片8が位
置決めされているので容易である。小突起13がない場合
や突き合わせ面にずれが生じた場合は修正が必要であ
る。それぞれのコア片8は上下のばね板7で付勢されて
突き合わされ、強固に筒状コアに維持される。上下2個
のコア片8の溝6により形成される円形孔に信号線9が
挿通され、信号線9は円形孔に突っ込まれた6個の可撓
性板4により、上下、斜め方向の六方から弾発的に、両
側の2個所で円形孔のほぼ真中に保持される。可撓性板
4がコア片8の溝6と信号線9間に両側から楔状に介挿
されるので、筒状コアが信号線9の長さ方向にずれるこ
とはない。
以上の説明から、このホルダが可撓性板4と弾接する
太さの信号線であれば、適用できることは明らかであ
る。
第3図は本考案の第2の実施例の正面図である。この
実施例では、箱型容器10の側壁を、周壁11の下方の3個
の端部辺縁に対称的に設け、先端がコア片8の溝6の中
心方向に伸びる2個の可撓性板5で構成している。信号
線9は斜め方向の四方から可撓性板5で弾発的に保持さ
れる。
このように箱型容器1、10の側壁を、コア片8の端面
と平行で、コア片8の半円形の溝6の中心方向に伸びる
複数個の可撓性板4、5で構成すれば、適用できる信号
線9の太さの範囲が従来より広くなり、従ってホルダの
種類を削減できる経済的な効果がある。また可撓性板
4、5が、第4図の従来のホルダの窓部25に設けた突片
26に比較して長いので、指先で扱い易い利点があり、ホ
ルダに組み立てた後、第2図に示したように、可撓性板
4の自由端部をコア片8の溝6と信号線9の間に介挿す
ることが複数個全部の可撓性板4について可能であり、
従って信号線9に貫通させた一体構造の筒状コアを信号
線9に固定できる効果もあり、しかも信号線9を痛める
ことなく容易に着脱できる利点がある。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 以上に述べたように本考案によれば、広範囲の太さの
信号線に一種類で適用可能な上、信号線を痛めない筒状
コアホルダを用いることで、その調達管理を簡素化して
経済的に有利であると共に、高信頼性を維持しうる電磁
障害防止装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を1個のコア片と共に示
す筒状コアホルダの外観斜視図。 第2図は第1図に於ける筒状コアホルダの使用状態を示
す縦断面図。 第3図は本考案の第2の実施例を示す筒状コアホルダの
正面図。 第4図は従来例の筒状コアホルダの使用状態を示す正面
図。 1,10,20……箱型容器、2,22……蝶番片、3,23……係合
片、4,5……可撓性板、6,30……溝、7,27……ばね片、
8,28……コア片、9,29……信号線、11,21……周壁、12
……係止爪、13……小突起、24……側壁、25……窓部、
26……突片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号線を貫通するための円形孔を設けた筒
    状コアを二分割した断面半円形の溝を中央部に有するコ
    ア片と、該コア片を収納する、周壁と、該周壁の両側に
    対向し、該周壁に対して垂直に設けられた側壁とで囲ま
    れた空間を有する一対の箱形容器を蝶番片で互いに連結
    し、前記周壁の内底にばね片を設け、前記蝶番片と反対
    側の箱形容器外面に係合片および係止爪を設けた筒状コ
    アホルダとからなる電磁障害防止装置に於て、前記側壁
    を、周壁まで伸びたスリットで仕切られた複数個の可撓
    性板で構成した筒状コアホルダを用いたことを特徴とす
    る電磁障害防止装置。
JP1990024287U 1990-03-09 1990-03-09 電磁障害防止装置 Expired - Lifetime JPH0810165Y2 (ja)

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