JPH0419872Y2 - - Google Patents

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JPH0419872Y2
JPH0419872Y2 JP13351585U JP13351585U JPH0419872Y2 JP H0419872 Y2 JPH0419872 Y2 JP H0419872Y2 JP 13351585 U JP13351585 U JP 13351585U JP 13351585 U JP13351585 U JP 13351585U JP H0419872 Y2 JPH0419872 Y2 JP H0419872Y2
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JP
Japan
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case
recess
protrusion
protrusions
screw
Prior art date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電話機等に用いられる送受話器のケー
スに関するものである。
〔考案の概要〕
本考案は、第1のケースに略鉤形を成す第1及
び第2の突起を設けると共に、第2のケースに第
1の凹部と第2の凹部と、上記第1の凹部と連通
し且つこの第1の凹部と略直交する方向に延長さ
れた第3の凹部とを設け、上記第1の突起を上記
第2の凹部に嵌合させた後、上記第3の凹部に係
合させると共に上記第2の突起を上記第2の凹部
に係合させることにより、上記第1のケースと第
2のケースとを一体化することにより、二つのケ
ースを強固に一体化するようにしたものである。
〔従来の技術〕
電話機に用いられる送受話器は、一般にプラス
チツクから成るケースの両端部に送話部と受話部
とが配されて構造を有しており、上記ケースは通
常上ケースと下ケースとに別れている。このよう
な送受話器は、特に誤つて落下させたときに破損
したり、上ケースと下ケースとが分離したりしな
いことが要求されている。このために上ケースと
下ケースとは互いに強固な係合手段により係合さ
れて一体化されている。上記係合手段としては、
例えば上ケースと下ケースに夫々設けられ鉤形を
成す係合突起を互いに係合させるものが多く用い
られている。また古いタイプのものでは、上ケー
スと下ケースとをビス止めにより固定したものも
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の送受話器のケースは、上述したように互
いに強固に係合されているので、修理等のサービ
ス時に、上ケースと下ケースとを分離することが
極めて困難となつている。上記鉤形の突起を係合
させたものの場合は、二つの突起の係合を解除す
るのに、上ケース又は下ケースに大きな力を加え
て、ケースの弾力を利用して解除する必要があ
る。このため相当の熟練者でないと、こつをつか
むのが非常に難しい。また上ケースと下ケースと
を再び係合させる場合も熟練を要する。
上記上ケースと下ケースとをビス止めするもの
では、外部にビスが露出するので、非常に見苦し
く、商品の品位を著しく損なうことになる。この
ためビスを隠す構造としたり、あるいはビス孔を
専用の部材で埋めたりする必要がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案においては、第1のケースに略鉤形を成
す第1及び第2の突起を設けると共に、第2のケ
ースに第1及び第2の凹部を設けると共に、上記
第1の凹部と連通し且つこの第1の凹部と略直交
する方向に延長された第3の凹部を設けている。
〔作用〕
上記第1の突起を上記第2の凹部に嵌合させた
後、上記第3の凹部に係合させると共に上記第2
の突起を上記第2の凹部に係合させることによ
り、上記第1のケースと第2のケースとが強固に
一体化される。
〔実施例〕
第2図は本考案による送受話器の外観を示すも
ので、そのケース1は夫々プラスチツクを一体成
形して或る第1のケース2と第2のケース3とか
ら構成されている。
上記第1のケース2の一端部には膨出部2aが
設けられ、この膨出部2aには受話口4が設けら
れている。上記ケース2の他端部には膨出部2b
が設けられ、この膨出部2bの上記膨出部2a側
の側面には送話口5が設けられ、この送話口5の
反対側の側面には凹部6が設けられている。この
凹部6の底部6aにはビス7がねじ込まれて二つ
のケース2と3とを固定している。またこの凹部
6には開口8が設けられている。そして両端にプ
ラグ9,10が設けられたカールコード11の上
記プラグ9が上記開口8から差し込まれ、後述す
るソケツトに着脱自在に接続されている。
第1図において、ケース2の両側の側壁には、
鉤形を成す突起12が片側に2個ずつ合計4個設
けられている。上記膨出部2aの内部には、複数
個の円筒状突起13が設けられ、これらの円筒突
起13に受話器(図示せず)の機構が取付けられ
るように成されている。これと共に膨出部2aの
先端部側壁には一対の鉤形突起14が設けられて
いる。上記鉤形突起12,14の先端の水平突部
12a,14aは図示のようにケース2の外方に
向けて形成されている。ケース2の上記膨出部2
bの内部には、送話器(図示せず)が取付けられ
る円筒状突起15が設けられると共に、ソケツト
保持部16が設けられている。先端にプラグ17
が設けられた複数のリード線18が導出されたソ
ケツト19が上記ソケツト保持部16により保持
されている。このソケツト19には、第1図に示
すように上記開口8から上記プラグ9が差し込ま
れている。上記膨出部2bにはまた上記凹部6を
形成する突部20が設けられている。この突部2
0の上記凹部6の底部6aと対応する部分に挿通
孔21が設けられ、この挿通孔21に上記ビス7
が挿通されるように成されている。
一方、上記第2のケース3の両側の内壁には、
4個の凹部22が上記4個の突部12と対応する
位置に設けられている。この凹部22の下部に連
通してケース3の長手方向に延長される水平凹部
22aが設けられている。またケース3の先端部
の内壁には一対の凹部23が上記一対の突起14
と対応する位置に設けられている。さらにケース
3の後部にはねじ孔24を有する突部25が、上
記挿通孔21と対応する位置に設けられると共
に、ソケツト保持部26が設けられている。また
ケース3の底部には一対の円筒状突起27が設け
られて所定の部材が取付けられるように成されて
いる。
次に上記のように構成された第1及び第2のケ
ース2,3を互いに係合させて一体化する方法に
ついて第3図及び第4図と共に説明する。
先ず、第3図に示すように、二つのケース2,
3を対向させて、4つの突起12と4つの凹部2
2とを互いに対応させる。次にケース2を矢印a
方向に移動させて、各突起12を各凹部22に
夫々嵌合させる。このとき、一対の突起14が一
対の凹部23と夫々対向する。
次のケース2を矢印b方向に移動させると、突
起12の水平突部12aが水平凹部22aに入つ
て、この水平凹部22a内を摺動した後係止す
る。このとき上記突起14の水平突部14aが凹
部23に嵌合されて係止される。次に上記ビス7
を挿通孔21から挿入して、ねじ孔24にねじ込
む。次にプラグ9を開口8から差し込んでソケツ
ト19に接続することにより、第1図及び第4図
の状態となる。
この第1図及び第4図の状態では、二つのケー
ス2,3は互いに強固に係合されて一体となつて
ケース1を形成している。このためこのケース1
を誤つて落下させたような場合にも、ケース2,
3が分離したりすることがない。またサービス時
にケース2と3とを分離する場合は、ビス7を外
した後、ケース2を第3図の矢印bとは反対方向
に水平に力を加えて移動させることにより、突起
12と凹部22との係合及び突起14と凹部23
との係合を簡単に解除することができる。
さらに、第1図に示されるように、上記開口8
からプラグ9が差し込まれてソケツト19と接続
されているが、このブラグ9が設けられたコード
11が凹部6の底部6aに沿つて外部に導出され
ている。この場合、上記底部6aのビス7の頭部
がコード11の部分11aによつて完全に覆わ
れ、外部からこのビス7が見えることがない。こ
のコード11のビス7を覆う部分11aはプラグ
7に近いため殆んど不動の状態となつている。従
つて、ケース1を手で持つて動かしても、上記部
分11aがビス7を離れ難いので、常にビス7を
覆うことができる。
〔考案の効果〕
二つのケースを強固に固定して一体化すること
ができると共に、組み立て、分解を容易に行うこ
とができるので、修理等のサービス性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の実施例を示し、第1図は
分解斜視図、第2図は外観斜視図、第3図は組み
立て工程を示す断面側面図、第4図は組み立て完
了状態を示す断面側面図である。 なお図面に用いた符号において、1……送受話
器、2……第1のケース、3……第2のケース、
12,14……突起、22……凹部、22a……
水平凹部、23……凹部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1のケースに略鉤形を成す第1及び第2の突
    起を設け、 第2のケースに第1及び第2の凹部を設けると
    共に、上記第1の凹部と連通し且つこの第1の凹
    部と略直交する方向に延長された第3の凹部を設
    け、 上記第1の突起を上記第2の凹部に嵌合させた
    後に上記第3の凹部に係合させると共に上記第2
    の突起を上記第2の凹部に係合させることによ
    り、上記第1のケースと第2のケースとを一体化
    して成る送受話器のケース。
JP13351585U 1985-08-31 1985-08-31 Expired JPH0419872Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13351585U JPH0419872Y2 (ja) 1985-08-31 1985-08-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13351585U JPH0419872Y2 (ja) 1985-08-31 1985-08-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6242360U JPS6242360U (ja) 1987-03-13
JPH0419872Y2 true JPH0419872Y2 (ja) 1992-05-07

Family

ID=31033906

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JP13351585U Expired JPH0419872Y2 (ja) 1985-08-31 1985-08-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735482Y2 (ja) * 1991-11-01 1995-08-09 岩崎通信機株式会社 ハンドセット構造
JP2584833Y2 (ja) * 1992-02-07 1998-11-11 岩崎通信機 株式会社 電話用ハンドセット筐体

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Publication number Publication date
JPS6242360U (ja) 1987-03-13

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