JP3281579B2 - コネクタ取付構造 - Google Patents

コネクタ取付構造

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JP3281579B2
JP3281579B2 JP25563897A JP25563897A JP3281579B2 JP 3281579 B2 JP3281579 B2 JP 3281579B2 JP 25563897 A JP25563897 A JP 25563897A JP 25563897 A JP25563897 A JP 25563897A JP 3281579 B2 JP3281579 B2 JP 3281579B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインナパネ
ルの開口部にコネクタをワンタッチでセットできるよう
にしたコネクタ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタ取付構造として、図5
〜図8に示す実開平7−18356号公報に開示された
ものがある。このコネクタ取付構造に適用されるコネク
タは、図5(a),(b)に示すように、コネクタハウ
ジング1と、パネル6のコネクタ挿入孔7に挿入される
回動部2と、この回動部2がコネクタ挿入孔7内に位置
するときにパネル6の背面6b側に位置する押え板3
と、パネル6の表面6a側に圧接する一対の板バネ4,
4とを有している。この各板バネ4にはパネル6の各孔
部8に係止される突起5を突設してある。また、パネル
6のコネクタ挿入孔7の上下側には一対の板バネ通過孔
9,9を形成してある。尚、回動部2には回転止め部2
aを形成してあり、該回転止め部2aに対向するパネル
6のコネクタ挿入孔7の所定位置には段差部7aを形成
してある。
【0003】そして、前記構成のコネクタをパネル6に
取り付ける場合に、まず、図6に示すように、コネクタ
の板バネ4の向きをパネル6の板バネ通過孔9の向きに
合わせ、パネル6のコネクタ挿入孔7へその背面6b側
からコネクタハウジング1を挿入すると、コネクタの押
え板3がパネル6の背面6bに当接してコネクタハウジ
ング1はそれ以上の進出を阻止される。このとき、コネ
クタの回動部2は、図7に示すように、コネクタ挿入孔
7内に装填された状態になる。
【0004】この後、図7の状態において、コネクタの
回動部2を図中反時計方向に回転させると、板バネ4の
突起5がパネル6の表面6aに乗り上げられる。そのま
ま回動部2を回転させると、板バネ4の弾性力によって
突起5がパネル6の孔部8に係止されて図8に示す姿勢
となる。この状態のとき、コネクタは板バネ4と押え板
3によって挾持状態でパネル6に固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のコネクタ取
付構造では、コネクタハウジング1をパネル6に取り付
ける際に、板バネ4を位置決めして板バネ通過孔9を貫
通させた後で、該板バネ4の突起5をパネル6の孔部8
に係止しなければならないが、突起5が板バネ4の裏面
に大きく突出しているため、該突起5がパネル6の板厚
を乗り越えて孔部8に係止しにくく、取付作業性が悪か
った。また、コネクタハウジング1は板バネ4の弾性力
のみでパネル6に支持されているため、コネクタハウジ
ング1を前方から押すとその支持力が弱く、板バネ4が
クリープした場合には、コネクタハウジング1の前後方
向のガタ付きが大きくなり、異音の発生や外れの要因と
なった。
【0006】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、被取付体へのコネクタの取付
作業性を向上させ、かつ取り付け後は被取付体からコネ
クタを外れにくくしたコネクタ取付構造を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コネ
クタを被取付体に固定板を介して取り付けるようにした
コネクタ取付構造において、前記コネクタに前記被取付
体の背面側に係止される後側固定板を突設すると共に、
該後側固定板より前記被取付体の略厚み分離れた前方の
位置に可撓性の前側固定板を突設する一方、前記被取付
体に前記コネクタ及び可撓性の前側固定板が挿入される
開口部を形成し、この開口部を貫通する前記可撓性の前
側固定板の先端が前記コネクタの回転前に前記被取付体
の表面にラップするように該可撓性の前側固定板を所定
長に設定し、前記被取付体の背面側より前記開口部に前
可撓性の前側固定板の先端側弾性変形させて貫通さ
せた後で前記コネクタを回転させて前記可撓性の前側固
定板を前記被取付体の開口部の回りの表面側に係止自在
にしたことを特徴とする。
【0008】このコネクタ取付構造では、コネクタの前
側固定板を被取付体の開口部に貫通させた後で、該コネ
クタを回転させるだけの簡単な作業によりコネクタが被
取付体に取り付けられるため、被取付体の開口部へのコ
ネクタの取付作業性が向上する。この際、前,後側固定
板で被取付体を挾持するため、被取付体の開口部からコ
ネクタが外れにくい。特に、コネクタの前側固定板の先
端が被取付体の開口部を貫通する前に該開口部の回りの
背面側に重なり合うように突出するが、前側固定板の先
端側の弾性変形により該前側固定板は被取付体の開口部
に簡単に貫通される。また、前側固定板の貫通後はコネ
クタの回転前でも該前側固定板の先端は被取付体の開口
部の回りの表面側に係止されるため、取付完了前におい
てもコネクタは被取付体の開口部から外れにくいものと
なり、被取付体の開口部からのコネクタの脱落が確実に
防止されて取付作業性が向上する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載のコネク
タ取付構造であって、前記後側固定板に、前記可撓性の
前側固定板を前記被取付体の表面側に押圧付勢させる弾
性押圧部を設け、この弾性押圧部にガタ押え用の突起を
設けたことを特徴とする。
【0010】このコネクタ取付構造では、弾性押圧部に
より前,後側固定板で被取付板が隙間なく挾持されるた
め、コネクタのガタ付きが確実に防止され、異音が発生
したりコネクタが外れたりすることがない。
【0011】請求項3の発明は、請求項1記載のコネク
タ取付構造であって、前記可撓性の前側固定板の先端に
面取り部を設けたことを特徴とする。
【0012】このコネクタ取付構造では、コネクタの前
側固定板の先端が被取付体の開口部を貫通する前に該開
口部の回りの背面側に重なり合うように突出するが、前
側固定板の先端の面取り部により該前側固定板は被取付
体の開口部に簡単に貫通される。また、前側固定板の貫
通後はコネクタの回転前でも該前側固定板の先端は被取
付体の開口部の回りの表面側に係止されるため、取付完
了前においてもコネクタは被取付体の開口部から外れに
くいものとなり、被取付体の開口部からのコネクタの脱
落が確実に防止されて取付作業性が向上する。
【0013】請求項4の発明は、請求項1記載のコネク
タ取付構造であって、前記コネクタの前記被取付体の開
口部の開口縁に対向する位置に調芯バネを突設し、この
調芯バネの先端の前記被取付体の表面側にテーパ部を設
、このテーパ部を前記コネクタの回転時に前記開口部
の開口縁に沿って摺動自在にしたことを特徴とする。
【0014】このコネクタ取付構造では、コネクタの前
側固定板を被取付体の開口部に貫通させて該コネクタを
回転させる際に、調芯バネのテーパ部が開口部の開口縁
を摺動することにより、調芯バネが撓んで開口部内に導
かれ、被取付体の開口部の中心とコネクタの中心が合わ
された調芯状態でコネクタが被取付体に簡単かつ高精度
で取り付けられると共に、ガタ付きも確実に防止され
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明の一実施形態のコネクタ取付
構造を示す正面図、図2は同コネクタ取付構造のコネク
タ取付完了状態を示す正面図、図3は同コネクタ取付構
造の平面図、図4は同コネクタ取付構造の側面図であ
る。
【0017】図1〜図4に示すように、コネクタ取付構
造に適用されるコネクタ10は、雄コネクタハウジング
11aが略箱形のカバー部材11b内に摺動自在に取り
付けられていて、該雄コネクタハウジング11aに図示
しない雌型の端子を複数備えた合成樹脂製の雄コネクタ
体11と、この雄コネクタ体11が摺動自在に取り付け
られる合成樹脂製でフード状のホルダー12とで構成さ
れていて、該ホルダー12が車両用等のインナパネル
(被取付体)20の略矩形の開口部21の回りにワンタ
ッチでセットされるようになっている。
【0018】ホルダー12の上,下面12a,12bの
後端には略矩形板状で上下一対の後側固定板13,13
をその背面12eと面一になるように一体突出形成して
あると共に、該ホルダー12の左,右側面12c,12
dの後端には略矩形板状で左右一対の後側固定板14,
14をその背面12eと面一になるように一体突出形成
してある。これら各後側固定板13,14は、インナパ
ネル20の開口部21の回りの背面20b側に当接係止
されるように縦,横方向にそれぞれ突出している。さら
に、各後側固定板13,14の端部側の中央には、後述
する各前側固定板16,17,17′をインナパネル2
0の表面20a側に押圧付勢させる弾性押圧部15をス
リット15aを介してそれぞれ一体形成してある。この
各弾性押圧部15のインナパネル20の背面20b側の
中央には、ガタ押え用の突起15bを一体突出形成して
ある。
【0019】また、ホルダー12の上下一対の後側固定
板13,13よりインナパネル20の略厚み分離れた前
方の右上及び左下コーナ部寄りの位置には略矩形板状の
可撓性で上下一対の前側固定板16,16を一体突出形
成してあると共に、該ホルダー12の左右一対の後側固
定板14,14よりインナパネル20の略厚み分離れた
前方の左上及び右下コーナ部寄りの位置には略台形板状
の可撓性で左右一対の大小の前側固定板17,17′を
一体突出形成してある。これら各前側固定板16,1
7,17′はインナパネル20の開口部21をそれぞれ
貫通する大きさに一体突出形成してあるが、上下一対の
前側固定板16,16の先端は、図1に示す各前側固定
板16のインナパネル20の開口部21の貫通後でホル
ダー12の回転前の状態において、インナパネル20の
開口部21の回りの表面20aにラップする(重なり合
う)ように所定長に設定してあり、かつ該各前側固定板
16の先端にはテーパ状の面取り部16aを設けてあ
る。即ち、各前側固定板16,17,17′特に上下一
対の前側固定板16,16は、各前側固定体16のイン
ナパネル20の開口部21の貫通後において該インナパ
ネル20の開口部21の中心とホルダー12の中心とを
合わせて調芯させるために、ホルダー12を上下,左右
方向に移動させても、調芯可能の寸法範囲内であれば必
ずインナパネル20の開口部21の回りの表面20aに
ラップして抜けない構造になっている。
【0020】さらに、ホルダー12のインナパネル20
の開口部21の開口縁に対向する位置の上面12a側の
各前側固定板16,17間及び下面12b側の各前側固
定板16,17′間にはヘ字状で一対の調芯バネ18,
18をそれぞれ一体突出形成してあると共に、該ホルダ
ー12のインナパネル20の開口部21の開口縁に対向
する位置の左側面12c側の各前側固定板17,16間
及び右側面12d側の各前側固定板16,17′間には
ヘ字状の調芯バネ19をそれぞれ一体突出形成してあ
る。これら各調芯バネ18,19は基端部(根元)が太
くて先端にいくほど細くなる略板バネ形状となってい
て、各先端のインナパネル20の表面20a側にテーパ
部18a,19aをそれぞれ形成してある。
【0021】図1,図2に示すように、金属板状のイン
ナパネル(被取付体)20にはホルダー12及び各前側
固定板16,17,17′が挿入される略矩形の開口部
21を形成してある。即ち、図1に示すように、インナ
パネル20の開口部21の正面右上コーナ部21aの開
口縁は、斜めにしたホルダー12の右上側の前側固定板
16の先端の面取り部16aの一部が重なり合うアール
状になっていると共に、該開口部21の正面左上コーナ
部21bの開口縁は、左上側の前側固定板17の先端部
17bが挿通するように上方に斜めの凹状になってい
る。また、開口部21の正面左下コーナ部21cの開口
縁は、左下側の前側固定板16の先端の面取り部16a
の一部が重なり合うアール状になっていると共に、該開
口部21の正面右下コーナ部21dの開口縁は、右下側
の前側固定板17′の先端部17bが挿通するように下
方に斜めの凹状になっている。そして、図1に示すよう
に、ホルダー12を斜めにした状態から、インナパネル
20の背面20b側より開口部21にホルダー12の各
前側固定板16,17,17′を貫通させた後で、ホル
ダー12を図1中反時計方向に回転させて、各前側固定
板16,17,17′の各先端部16b,17bをイン
ナパネル20の開口部21の回りの表面20a側にそれ
ぞれ係止自在にしてある。
【0022】尚、図4に示すように、雄コネクタ体11
の雄コネクタハウジング11aとホルダー12とは、雄
コネクタ体11の雄コネクタハウジング11aの両側に
形成された枠状の各係合片11fとホルダー12の両側
に形成された各係止片12fとの係止により仮係止、保
持されるようになっている。
【0023】以上実施形態のコネクタ取付構造によれ
ば、コネクタ10のホルダー12をインナパネル20に
取り付ける場合に、図1に示すように、ホルダー12の
左右一対の前側固定板17,17′の向きをインナパネ
ル20の開口部21の左右の凹状のコーナ部21b,2
1dの向きに合わせるために該ホルダー12を傾斜(図
1中時計方向に回転)させ、インナパネル20の開口部
21へその背面20b側からホルダー12及び各前側固
定板16,17,17′を挿入すると、ホルダー12の
各後側固定板13,14がインナパネル20の開口部2
1の回りの背面20bに当接係止されてホルダー12は
それ以上前方に突出することはない。
【0024】このホルダー12の上下一対の前側固定板
16,16の先端がインナパネル20の開口部21の対
応する各コーナ部21a,21cを貫通する前に該開口
部21の回りの背面20b側に重なり合うように突出す
るが、各前側固定板16の先端の面取り部16aと該先
端側の弾性変形により該各前側固定板16はインナパネ
ル20の開口部21に簡単に挿入、貫通される。そし
て、各前側固定板16のインナパネル20の開口部21
の貫通後のホルダー12の回転前において、図1に示す
ように、各前側固定板16の先端はインナパネル20の
開口部21の回りの表面20a側に係止されるため、取
付完了前においてもホルダー12はインナパネル20の
開口部21から外れにくいものとなり、該開口部21か
らのホルダー12の脱落を確実に防止することができて
取付作業性を向上させることができる。
【0025】この後、図1に示す矢印のように、ホルダ
ー12を図中反時計方向に回転させると、図2に示すよ
うに、ホルダー12の各前側固定板16,17,17′
の各先端部16b,17bがインナパネル20の開口部
21の回りの表面20aに係止され、ホルダー12は各
後側固定板13,14と各前側固定板16,17,1
7′によって挾持状態でインナパネル20に固定され
る。このホルダー12を回転させる際に、各調芯バネ1
8,19のテーパ部18a,19aがインナパネル20
の開口部21の開口縁に沿って摺動することにより、各
調芯バネ18,19の先端側が撓んでインナパネル20
の開口部21内に導かれ、インナパネル20の開口部2
1の中心とホルダー12の中心とを簡単に合わせて調芯
させることができ、ホルダー12をインナパネル20に
簡単かつ精度良く取り付けることができる。
【0026】このように、ホルダー12の各前側固定板
16,17,17′をインナパネル20の開口部21に
貫通させた後で、ホルダー12を回転させるだけの作業
によりホルダー12をインナパネル20の開口部21に
ワンタッチでセットすることができる。この時、各後側
固定板13,14と各前側固定板16,17,17′と
によってインナパネル20を挾持するようにしたので、
ホルダー12をインナパネル20の開口部21内の上
下,左右方向に動かしても該ホルダー12がインナパネ
ル20の開口部21から外れることはない。また、各後
側固定板13,14に設けられた各弾性押圧部15の弾
性付勢力により各後側固定板13,14と各前側固定板
16,17,17′とによってインナパネル20を隙間
なく挾持するようにしたので、ホルダー12の前後方向
のガタ付きを確実に防止することができ、異音の発生及
びホルダー12の外れを確実に防止することができる。
さらに、各調芯バネ18,19の弾性付勢力によりホル
ダー12の上下,左右方向のガタ付きも確実に防止する
ことができる。
【0027】尚、前記実施形態によれば、雄コネクタハ
ウジングとカバー部材より成る雄コネクタ体と、ホルダ
ーとから構成されたコネクタの該ホルダーとインナパネ
ルとの取付構造について説明したが、ホルダーに保持さ
れていない一体型の雄コネクタ、或いは、一体型の雌コ
ネクタ等から構成されたコネクタを用いてインナパネル
に取り付けるようにしてもよい。また、コネクタの取り
付け対象として車両用等のインナパネルを用いたが、ア
ウタパネル等の他の部材を被取付体としても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、コネクタの前側固定板を被取付体の開口部に貫
通させた後で、該コネクタを回転させるだけの作業によ
りコネクタを被取付体に簡単に取り付けることができ、
被取付体の開口部へのコネクタの取付作業性を向上させ
ることができる。この時、前,後側固定板で被取付体を
挾持するようにしたので、コネクタを被取付体の開口部
内の上下,左右方向に動かしても該コネクタが被取付体
の開口部から外れにくい。特に、前側固定板を被取付体
の開口部に貫通させる際に、該前側固定板の先端側の弾
性変形により該前側固定板を開口部に簡単に貫通させる
ことができる。また、前側固定板の貫通後はコネクタの
回転前でも該前側固定板の先端を被取付体の開口部の回
りの表面側に係止できるので、取付完了前においてもコ
ネクタは被取付体の開口部から外れにくいものとなり、
被取付体の開口部からのコネクタの脱落を確実に防止し
て取付作業性を向上させることができる。
【0029】請求項2の発明によれば、弾性押圧部の弾
性付勢力により前,後側固定板で被取付板を隙間なく挾
持することができるので、コネクタのガタ付きを確実に
防止することができ、異音の発生等を確実に防止するこ
とができる。
【0030】請求項3の発明によれば、被取付体の開口
部を貫通するコネクタの前側固定板の先端が該コネクタ
の回転前に被取付体の表面に重なり合うように突出する
と共に、該前側固定板の先端に面取り部を設けたので、
前側固定板を被取付体の開口部に貫通させる際に、該前
側固定板の先端の面取り部により該前側固定板を開口部
に簡単に貫通させることができる。また、前側固定板の
貫通後はコネクタの回転前でも該前側固定板の先端を被
取付体の開口部の回りの表面側に係止できるので、取付
完了前においてもコネクタは被取付体の開口部から外れ
にくいものとなり、被取付体の開口部からのコネクタの
脱落を確実に防止して取付作業性を向上させることがで
きる。
【0031】請求項4の発明によれば、コネクタの前側
固定板を被取付体の開口部に貫通させて該コネクタを回
転させる際に、調芯バネが撓んで開口部内に導かれるた
め、被取付体の開口部の中心とコネクタの中心とを簡単
に合わせて調芯させることができ、コネクタを被取付体
に簡単かつ高精度で取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコネクタ取付構造を示す
正面図である。
【図2】上記コネクタ取付構造のコネクタ取付完了状態
を示す正面図である。
【図3】上記コネクタ取付構造の平面図である。
【図4】上記コネクタ取付構造の側面図である。
【図5】(a)は従来のコネクタを正面側から見た斜視
図、(b)は同コネクタを背面側から見た斜視図であ
る。
【図6】上記従来のコネクタをパネルに取り付ける前の
状態を示す斜視図である。
【図7】上記従来のコネクタをパネルに取り付ける途中
の状態を示す斜視図である。
【図8】上記従来のコネクタをパネルに取り付けた状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 コネクタ 13,14 後側固定板 15 弾性押圧部 16,17,17′ 前側固定板 16a 面取り部 18,19 調芯バネ 18a,19a テーパ部 20 インナパネル(被取付体) 20a 表面 20b 背面 21 開口部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/74 H01R 13/73 H01R 13/64

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタを被取付体に固定板を介して取
    り付けるようにしたコネクタ取付構造において、 前記コネクタに前記被取付体の背面側に係止される後側
    固定板を突設すると共に、該後側固定板より前記被取付
    体の略厚み分離れた前方の位置に可撓性の前側固定板を
    突設する一方、前記被取付体に前記コネクタ及び可撓性
    前側固定板が挿入される開口部を形成し、この開口部
    を貫通する前記可撓性の前側固定板の先端が前記コネク
    タの回転前に前記被取付体の表面にラップするように該
    可撓性の前側固定板を所定長に設定し、前記被取付体の
    背面側より前記開口部に前記可撓性の前側固定板の先端
    弾性変形させて貫通させた後で前記コネクタを回転
    させて前記可撓性の前側固定板を前記被取付体の開口部
    の回りの表面側に係止自在にしたことを特徴とするコネ
    クタ取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタ取付構造であっ
    て、 前記後側固定板に、前記可撓性の前側固定板を前記被取
    付体の表面側に押圧付勢させる弾性押圧部を設け、この
    弾性押圧部にガタ押え用の突起を設けたことを特徴とす
    るコネクタ取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコネクタ取付構造であっ
    て、 前記可撓性の前側固定板の先端に面取り部を設けたこと
    を特徴とするコネクタ取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のコネクタ取付構造であっ
    て、 前記コネクタの前記被取付体の開口部の開口縁に対向す
    る位置に調芯バネを突設し、この調芯バネの先端の前記
    被取付体の表面側にテーパ部を設け、このテーパ部を前
    記コネクタの回転時に前記開口部の開口縁に沿って摺動
    自在にしたことを特徴とするコネクタ取付構造。
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