JPH098469A - ブロックの固定装置 - Google Patents

ブロックの固定装置

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JPH098469A
JPH098469A JP7150339A JP15033995A JPH098469A JP H098469 A JPH098469 A JP H098469A JP 7150339 A JP7150339 A JP 7150339A JP 15033995 A JP15033995 A JP 15033995A JP H098469 A JPH098469 A JP H098469A
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fixing device
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JP7150339A
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Hidetoshi Sasagawa
秀敏 笹川
Tsuyoshi Fujita
強 藤田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロック機構のがたを吸収して異音の発生を防
止すると共に、組付作業性の向上を図る。 【構成】 側壁5と底壁7を有するブロック1と、側壁
5と平行な基板23および底壁7を載せる受板25を有
するブラケット3と、側壁5と底壁7の外面にそれぞれ
設けられたロック突起15およびクリップ28と、基板
23に設けられロック突起15と係合する第1の係合孔
17および底壁25に設けられクリップ28と係合する
第2の係合孔30とを備えたブロックの固定装置におい
て、ブロック1に、ロック突起15と第1の係合孔17
の係合時のがたを吸収する第1のバネ片62を設け、ブ
ロック1のクリップ28の基部に、クリップ28と第2
の係合孔30の係合時のがたを吸収する第2のバネ片6
4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気接続箱等のブロッ
ク状の部品を車体に組み付ける際に用いるブロックの固
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、実開平4−136885号公報
に記載の技術と類似の第1の従来例を示す斜視図であ
る。この固定装置は、箱形のブロック1をブラケット3
を介して車体に固定するための装置であって、側壁4と
底壁7を有するブロック1には、側壁4と平行な取付壁
(側壁の一部と見なす)5が設けられている。取付壁5
には、ブラケット3を下から上に向けて差し込むための
左右一対の断面L字形のガイド部9が一体形成され、ガ
イド部9の上端には、ブラケット3の上端が突き当たる
止壁11が設けられている。左右方向に延びる止壁11
の中央には、ブラケット3側の溝3aに対応したリブ1
3a付きの支持壁13が、左右のガイド部9と同様の機
能を果たすように設けられている。また、取付壁5に
は、ブラケット3がガイド部9に差し込まれた際にブラ
ケット3に形成した係合孔17と係合する可撓性のロッ
ク突起15が設けられている。ロック突起15は、取付
壁5の壁面と直交する方向に撓む。
【0003】この固定装置では、ブロック1をブラケッ
ト3に対して下方にスライドさせると、ブラケット3が
ガイド部9に差し込まれて、ブロック1のロック突起1
5がブラケット3の係合孔17に係合し、ブロック1が
上方へ抜け止めされる。そして、この状態で、ブラケッ
ト3の上端に止壁11に当たることで、ブロック1の荷
重がブラケット3に伝わり、それによりブロック1が支
持される。
【0004】図10は第2の従来例の斜視図、図11は
その側断面図である。この固定装置は、前記第1の従来
例に若干の変更を加えて、ブロック支持強度のアップを
図ったものである。この固定装置では、新たにブロック
1の底壁7の下面にクリップ28を突設すると共に、ブ
ラケット3として、取付壁5と平行な基板23と底壁7
を載せる受板25を有するブラケットを用いている。
【0005】基板23は、ブロック1のガイド部9に差
し込まれるもので、前記ロック突起15の係合する第1
の係合孔17を有している。また、受板25は、クリッ
プ28の嵌まる第2の係合孔30を有している。なお、
この固定装置では、図11に組み付け操作時の初期状態
を示すように、ガイド部9の入口にブラケット3の基板
23が嵌まり始めると同時に、クリップ28の先端が受
板25の第2の係合孔30に嵌まり始めるように、ガイ
ド部9の位置が設定されている。
【0006】この固定装置では、ブロック1をブラケッ
ト3に対して下方にスライドさせると、ブラケット3の
基板23がガイド部9に差し込まれて、ブロック1のロ
ック突起15がブラケット3の係合孔17に係合し、ブ
ロック1が上方へ抜け止めされる。同時に、ブロック1
の底壁7が受板25上に乗り、クリップ28が受板25
に設けた第2の係合孔30に係合して、上方へ抜け止め
される。この状態で、ブラケット3の基板23の上端が
止壁11に当たることにより、ブロック1の荷重がブラ
ケット3に伝わる。また、ブロック1が受板25上に乗
ることで、ブロック1の荷重がブラケット3に伝わる。
従って、基板23と受板25とにより、ブロック1が高
い強度で安定的に支持されることになる。
【0007】図12は実開昭63−100883号公報
に記載された第3の従来例を示す。この固定装置では、
ブロック41の上部側面に、ブラケット43側の係合孔
49に嵌まるクリップ47と、ブラケット43側の係止
部51に嵌まるガイド片53を突設し、下部側面に固定
ねじ45に嵌まる透孔55を設け、クリップ47を係合
孔49に嵌合し、固定ねじ45に透孔55を嵌めてナッ
ト56を螺合することにより、ブロック41をブラケッ
ト43および固定ねじ45を介して車体等に固定するよ
うになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示し
た第1の従来例では、ブラケット3の上端に止壁11が
当たることで、ブロック1の荷重をブラケット3に伝え
ているので、ブロック1に過大な荷重がかかった場合、
止壁11の応力が増大して破損しやすい。また、ブロッ
ク1に矢印Mのようなモーメントが作用した場合、ガイ
ド部9にも過大な応力が発生する可能性があるため、ガ
イド部9を破損しやすい。さらに、ロック突起15と係
合孔17の間には、係合のためのがたがあるので、係合
状態でがたつき音(異音)を発生しやすい。
【0009】また、図10、図11に示した第2の従来
例では、受板25でブロック1の荷重の一部を支えるの
で、支持強度が増すと共に、各部の応力を分散すること
ができて、部材の破損防止を図ることができる。しか
し、ブロック1に2つのロック部(ロック突起15とク
リップ28)があるので、これらロック部(ロック突起
15とクリップ28)と係合孔17、30の間の寸法誤
差により、一方のロック部が正常にロックできないこと
がある。すなわち、寸法精度によっては、ロック突起1
5が第1の係合孔17に正常に嵌まらなかったり、クリ
ップ28が第2の係合孔30に正常に嵌まらなかったり
することがあり、そのような場合、係合強度が落ちると
いう問題がある。また、両ロック部とも確実にロックで
きるように許容誤差を大きくとると、ロック機構(ロッ
ク突起15と第1の係合孔17、およびクリップ28と
第2の係合孔30)のがたが大きくなり、異音発生の原
因となる。
【0010】また、この固定装置の場合、図11に示す
ように、ガイド部9の入口にブラケット3の基板23が
挿入されるのと同時に、クリップ28の先端が第2の係
合孔30に嵌まり始めるようになっていたので、ガイド
部9に基板23を差し込むのと同時に、クリップ28を
第2の係合孔30に位置決めしなくてはならず、組み付
け作業性が悪かった。特に、クリップ28は見づらい位
置にあるので、位置確認がやりにくかった。
【0011】また、図12に示した第3の従来例では、
ブロック41の上部側面に設けたクリップ47を、ブラ
ケット43の係合孔49に嵌合することで、上部の支持
強度を確保しているので、ブロック41のX方向(クリ
ップ47を設けてある側面と直交する方向)寸法が大き
くなった場合、ブロック41に作用する回転モーメント
M2の増大に対して、クリップ47が耐えきれずに破損
したり、支持の安定性を損なう等の問題があった。ま
た、ねじ45とナット56でブロック41を固定するの
で、がたつきを防止できる反面、組み付け作業性が悪く
なるという問題があった。
【0012】本発明は、上記事情を考慮し、ロック機構
のがたを吸収して異音の発生を防止すると共に、良好な
組付作業性と、安定した高い支持強度を持ち、しかも応
力の分散により部材の破損防止を図ったブロックの固定
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、側壁
と底壁を有するブロックと、前記側壁と平行な基板およ
び前記底壁を載せる受板を有するブラケットと、前記側
壁と底壁の外面にそれぞれ設けられた第1、第2のロッ
ク部と、前記基板に設けられ前記第1のロック部と係合
する第1の係合部および前記底壁に設けられ前記第2の
ロック部と係合する第2の係合部とを備えたブロックの
固定装置において、前記ブロックまたはブラケットの少
なくとも一方に、第1のロック部と第1の係合部の係合
時のがたを吸収する第1の弾性体を設けると共に、前記
第2のロック部と第2の係合部の係合時のがたを吸収す
る第2の弾性体を設けたことを特徴とする。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載のブロッ
クの固定装置であって、前記側板に、ブラケットの基板
を下から上に差し込むためのガイド部と、第1のロック
部と第1の係合部が係合したとき基板の上端が突き当た
る止壁とが設けられ、前記第1の係合部として、基板に
第1の係合孔が設けられ、前記第1のロック部として、
前記基板がガイド部に差し込まれた際に前記第1の係合
孔に嵌まる可撓性のロック突起が設けられ、前記第1の
弾性体として、前記止壁に下向きに突出して基板の上端
に弾接する第1のバネ片が設けられていることを特徴と
する。
【0015】請求項3の発明は、請求項2記載のブロッ
クの固定装置であって、前記第2の係合部として、受板
に第2の係合孔が設けられ、前記第2のロック部とし
て、底壁に第2の係合孔に嵌まる可撓性のクリップが突
設され、前記第2の弾性体として、クリップの基部周辺
に下向きに突出して受板に弾接する第2のバネ片が設け
られていることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項3記載のブロッ
クの固定装置であって、前記ガイド部に基板が差し込ま
れた後に、前記クリップの先端が第2の係合孔に嵌まり
始めるように、ガイド部の位置が設定されていることを
特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1の発明では、2つのロック機構(第
1、第2のロック部と係合部)のがたを吸収する弾性体
を設けているので、各ロック機構の許容誤差を大きくし
ても、がたを発生しなくなり、両ロック機構を確実にロ
ックさせることができる。従って、異音の発生を防止し
ながら、安定した高い強度でブロックを固定することが
できる。特に、ブロックの側壁をブラケットの基板に固
定すると同時に、底壁を受板に載せて固定するので、ブ
ロックの支持が強固であり、ロック部に生じる応力を軽
減して破損を防止することができる。
【0018】請求項2の発明では、ブロックに働く荷重
は、ブロックの底壁からブラケットの受板に伝わると同
時に、ブロックの止壁から第1のバネ片を介してブラケ
ットの基板に伝わる。従って、ブロックに働く荷重が分
散してブラケットに支持される。この場合、第1のバネ
片が基板の上端と止壁との間にあるので、止壁に加わる
衝撃を緩和し、破損防止を図れる。また、バネ片の弾性
作用によって、ロック突起と第1の係合孔の隙間が一方
に片寄せられ、それにより、がた防止が行われる。
【0019】請求項3の発明では、クリップの周辺に設
けた第2のバネ片の弾性作用によって、クリップと第2
の係合孔のがたを防止することができる。
【0020】請求項4の発明では、ガイド部に基板を差
し込んだ後でクリップの先端が第2の係合孔に嵌まり始
めるようになっているので、ガイド部の案内作用によっ
て、クリップを第2の係合孔に導入することができる。
従って、ガイド部に基板を差し込むだけで、ロック突起
を第1の係合孔に係合させることができると共に、クリ
ップを第2の係合孔に係合させることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0022】図1は実施例の固定装置の組み付け前の状
態を示す斜視図、図2〜図7は組み付け操作の途中の各
段階に応じた状態を示す断面図、図8は組み付け完了し
た状態を示す斜視図である。
【0023】この固定装置では、図10に示した従来例
と同様に、ブロック1の取付壁5にガイド部9と止壁1
1とロック突起(第1のロック部)15とを設け、底壁
7にクリップ(第2のロック部)28を設けている。ま
た、ブラケット3に、互いに直交関係をなす基板23と
受板25を設け、基板23にロック突起15と係合する
第1の係合孔(第1の係合部)17を形成し、受板25
にクリップ28と係合する第2の係合孔(第2の係合
部)30を形成している。
【0024】クリップ28は、係合孔30に嵌まる矢じ
り形の頭部71と、頭部71を支持する軸部75とから
なる。頭部71には、係止段差73を有した弾性羽根7
2が一対設けられており、頭部71を係合孔30に挿入
した状態で、係止段差73が係合孔30の周縁に係合す
ることにより、クリップ28が係合孔30に固定される
ようになっている。
【0025】また、ブロック1の止壁11には、下向き
に突出した第1のバネ片(第1の弾性体)62が一対逆
ハの字状に、止壁11と一体形成されており、ロック突
起15と第1の係合孔17が係合したとき、ガイド部9
に差し込まれたブラケット3の基板23の上端に第1の
バネ片62の下端が弾接するようになっている。
【0026】また、クリップ28の軸部75の基部に
も、下向きに突出した第2のバネ片(第2の弾性体)6
4が一対ハの字状に、クリップ28と一体形成されてお
り、クリップ28と第2の係合孔30が係合したとき、
受板25の上面に第2のバネ片64の下端が弾接するよ
うになっている。
【0027】また、この固定装置では、図2、図3に示
すように、ガイド部9の入口にブラケット3の基板23
が差し込まれた後に、クリップ28の先端が受板25の
第2の係合孔30に嵌まり始めるように、ガイド部9の
位置が、図10の従来例よりも低めに設定されている。
【0028】次に作用を説明する。
【0029】この固定装置では、ブラケットの基板23
の上端にガイド部9を位置合わせしながら、ブロック1
をブラケット3に対して下方にスライドさせると、図2
に示すように、最初に基板23の上端がガイド部9に導
入される(第1段階)。そのままスライドさせると、図
3に示すように、クリップ28の先端が受板25の第2
の係合孔30に嵌まり始める(第2段階)。次に、図4
に示すように、ガイド部9に案内される基板23に押さ
れて、ロック突起15が撓む(第3段階)。
【0030】さらにスライドさせると、図5に示すよう
に、クリップ28の弾性羽根72が撓み、ブラケット3
の基板23の上端が第1のバネ片62に当たり、第1の
バネ片62が撓む(第4段階)。次に、図6に示すよう
に、ブラケット3の受板25上面に、クリップ28の基
部に設けた第2のバネ片64が当たり、第2のバネ片6
4が撓む。同時にロック突起15が復帰して、第1の係
合孔17に嵌まり、クリップ28の弾性羽根72が復帰
する(第5段階)。
【0031】次いで、スライドさせていた力を解除する
と、図7に示すように、クリップ28の係合段差73が
第2の係合孔30の周縁に係合する位置まで、両方のバ
ネ片62、64が戻る(第6段階)。図8はその状態を
下から見て示す。
【0032】そして、この状態で、ブロック1が上方へ
抜け止めされると同時に、バネ片62、64の付勢力
で、ロック突起15と第1の係合孔17間、クリップ2
8と第2の係合孔30間の各がたが吸収される。また、
ブラケット3の基板23の上端に第1のバネ片62を介
して止壁11が当たること、および受板25の上面に第
2のバネ片64を介してブロック1の底壁7が乗ること
で、ブロック1の荷重がブラケット3によって支持され
る。
【0033】この場合、がた吸収のためのバネ片62、
64を設けているので、ある程度許容誤差を大きくして
も、がたつき音を発生するおそれがなく、嵌合操作を容
易になすことができる。従って、確実なロックにより、
安定した高い強度でブロック1を固定することができ
る。また、ブロック1を、ブラケット3の基板23と受
板25の両方で支持するので、安定した状態で強固に支
持することができ、各支持部分に生じる応力を分散し
て、部材の破損を防止することができる。
【0034】また、ガイド部9に基板23が差し込まれ
た後で、クリップ28の先端が第2の係合孔30に嵌ま
り始めるようになっているので、ガイド部9の案内作用
によって、クリップ28を第2の係合孔30に的確に導
入することができ、見づらい場所にあるクリップ28を
手探りで確認しながら嵌合作業を進める必要がなく、組
み付けが簡単にできるようになる。
【0035】さらに、ブロック1の底壁7の下面には、
クリップ28が突設されているだけであるから、ブロッ
ク1を取り付けた際の下部スペースの有効利用を図るこ
とができる。
【0036】なお、上記実施例では、弾性体として、止
壁11あるいはクリップ28と一体のバネ片62、64
を設けているが、ゴム等を用いることもできる。また、
弾性体を、ブロック1側に設けているが、ブラケット3
側に設けることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、両ロック機構(第1、第2のロック部と係合
部)のがたを吸収する弾性体を設けたので、許容誤差を
大きくして確実容易なロックを図ることができると共
に、異音発生を防止することができる。しかも、基板と
受板の両方でブロックを支持するので、支持強度が高ま
って安定性が増す上、各部の応力分散が可能となり、部
材の破損防止が図れる。
【0038】請求項2の発明によれば、ブロックに働く
荷重が分散してブラケットに支持されるので、極端に高
い応力が働く箇所がなくなり、ブロックやブラケットの
破損防止が図れる。また、第1のバネ片によって、ロッ
ク突起と係合孔のがた防止が図れるので、その部分から
の異音発生を防止することができる。
【0039】請求項3の発明によれば、クリップの周辺
に設けた第2のバネ片の弾性作用によって、クリップと
第2の係合孔のがたを防止することができ、その部分か
らの異音発生を防止することができる。また、ブロック
の底壁には、第2のロック部としてのクリップを突設す
るだけであるから、ブロックの下部スペースの有効利用
を図ることができる。
【0040】請求項4の発明によれば、ガイド部の案内
作用によって、クリップを第2の係合孔に導入すること
ができるので、ガイド部に基板を差し込むだけで、ロッ
ク突起とクリップを、それぞれ第1、第2の係合孔に係
合させることができる。従って、見づらい場所(底壁下
面)にあるクリップを手探りで確認しながら嵌合作業を
進める必要がなく、組み付けが簡単にできるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の組み付け前の状態を下から
見て示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の組み付け操作時の第1段階
を示す断面図で、(a)は背面から見た図、(b)は側
面から見た図である。
【図3】本発明の一実施例の組み付け操作時の第2段階
を示す断面図で、(a)は背面から見た図、(b)は側
面から見た図である。
【図4】本発明の一実施例の組み付け操作時の第3段階
を示す断面図で、(a)は背面から見た図、(b)は側
面から見た図である。
【図5】本発明の一実施例の組み付け操作時の第4段階
を示す断面図で、(a)は背面から見た図、(b)は側
面から見た図である。
【図6】本発明の一実施例の組み付け操作時の第5段階
を示す断面図で、(a)は背面から見た図、(b)は側
面から見た図である。
【図7】本発明の一実施例の組み付け操作時の第6段階
を示す断面図で、(a)は背面から見た図、(b)は側
面から見た図である。
【図8】本発明の一実施例の組み付け後の状態を下から
見て示す斜視図である。
【図9】第1の従来例の組み付け前の状態を下から見て
示す斜視図である。
【図10】第2の従来例の組み付け前の状態を下から見
て示す斜視図である。
【図11】第2の従来例の組み付け操作時の初期段階を
示す側断面図である。
【図12】第3の従来例の組み付け前の状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 ブロック 3 ブラケット 5 取付壁(側壁) 7 底壁 9 ガイド部 11 止壁 15 ロック突起(第1のロック部) 17 第1の係合孔(第1の係合部) 23 基板 25 受板 28 クリップ(第2のロック部) 30 第2の係合孔(第2の係合部) 62 第1のバネ片(第1の弾性体) 64 第2のバネ片(第2の弾性体)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁と底壁を有するブロックと、前記側
    壁と平行な基板および前記底壁を載せる受板を有するブ
    ラケットと、前記側壁と底壁の外面にそれぞれ設けられ
    た第1、第2のロック部と、前記基板に設けられ前記第
    1のロック部と係合する第1の係合部および前記底壁に
    設けられ前記第2のロック部と係合する第2の係合部と
    を備えたブロックの固定装置において、 前記ブロックまたはブラケットの少なくとも一方に、第
    1のロック部と第1の係合部の係合時のがたを吸収する
    第1の弾性体を設けると共に、前記第2のロック部と第
    2の係合部の係合時のがたを吸収する第2の弾性体を設
    けたことを特徴とするブロックの固定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブロックの固定装置であ
    って、 前記側板に、ブラケットの基板を下から上に差し込むた
    めのガイド部と、第1のロック部と第1の係合部が係合
    したとき基板の上端が突き当たる止壁とが設けられ、 前記第1の係合部として、基板に第1の係合孔が設けら
    れ、 前記第1のロック部として、前記基板がガイド部に差し
    込まれた際に前記第の係合孔に嵌まる可撓性のロック突
    起が設けられ、 前記第1の弾性体として、前記止壁に下向きに突出して
    基板の上端に弾接する第1のバネ片が設けられているこ
    とを特徴とするブロックの固定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のブロックの固定装置であ
    って、 前記第2の係合部として、受板に第2の係合孔が設けら
    れ、 前記第2のロック部として、底壁に第2の係合孔に嵌ま
    る可撓性のクリップが突設され、 前記第2の弾性体として、クリップの基部周辺に下向き
    に突出して受板に弾接する第2のバネ片が設けられてい
    ることを特徴とするブロックの固定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のブロックの固定装置であ
    って、 前記ガイド部に基板が差し込まれた後に、前記クリップ
    の先端が第2の係合孔に嵌まり始めるように、ガイド部
    の位置が設定されていることを特徴とするブロックの固
    定装置。
JP7150339A 1995-06-16 1995-06-16 ブロックの固定装置 Abandoned JPH098469A (ja)

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