JP4707698B2 - スペーサ - Google Patents

スペーサ Download PDF

Info

Publication number
JP4707698B2
JP4707698B2 JP2007230420A JP2007230420A JP4707698B2 JP 4707698 B2 JP4707698 B2 JP 4707698B2 JP 2007230420 A JP2007230420 A JP 2007230420A JP 2007230420 A JP2007230420 A JP 2007230420A JP 4707698 B2 JP4707698 B2 JP 4707698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chassis
spacer
piece
wiring board
printed wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007230420A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009064906A (ja
Inventor
良昭 柳瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitagawa Industries Co Ltd
Original Assignee
Kitagawa Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitagawa Industries Co Ltd filed Critical Kitagawa Industries Co Ltd
Priority to JP2007230420A priority Critical patent/JP4707698B2/ja
Publication of JP2009064906A publication Critical patent/JP2009064906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4707698B2 publication Critical patent/JP4707698B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Description

本発明は、プリント配線基板とシャーシとの間に空間を設け、且つ両者を導通させるスペーサに関する。
従来より、電気機器のシャーシに、電子部品などを搭載したプリント配線基板を設置する際に、プリント配線基板とシャーシとが不用意に接触することのないよう両者の間に空間を設けるために、スペーサが用いられている。また、プリント配線基板上のグランドパターンと金属製のシャーシとを同電位とするために、スペーサを介して両者間の導通を確保するものも知られている。
その一例として、プリント配線基板やシャーシを一定の間隔に保持する保持部、及び保持部の両端にそれぞれ設けられ、プリント配線基板やシャーシに形成された取付孔に挿通させることでこれらを係止する一対の係止部からなる樹脂製の本体と、係止部に係止されたプリント配線基板やシャーシとの接触面を覆うように保持部に取り付けられた金属性の導電部材とで構成されたスペーサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、関連する技術として、係止部自体を、金属板を成形することで構成したものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−275284号公報 特開昭59−75699号公報
しかし、特許文献1に記載の従来装置では、導電部材は、一対の係止部に係止されたプリント配線基板やシャーシの互いに対向する対向面にのみ接触するため、プリント配線基板のアースパターンをこれらの対向面に設ける必要がある。
つまり、特許文献1に記載の従来装置では、プリント配線基板のグランドパターンを設ける面が制約されるという問題、逆の見方をすれば、プリント配線基板の設置向き(グランドパターンが設けられた面を上下どちらにするか)が制限されてしまうという問題があった。
これに対して、特許文献2に記載の従来装置に記載された金属板を成形することで構成された係止部を用いれば、対向面とは反対側に位置する外側面に形成されたグランドパターンにて導通を取ることが可能となる。
しかし、このように、金属板だけで構成された係止部では、装着時に必要な弾性を得ようとすると、係止時に十分な強度を得ることができず、逆に係止時の強度を得るために弾性を犠牲にすると、装着が困難になるという問題があった。
また、折り返した金属板の先端だけでプリント配線基板表面と接触しているため、接触が不安定であり、また、振動などによってプリント配線基板表面を傷つけてしまうという問題もあった。
本発明は、上記問題点を解決するために、装着するだけでプリント配線基板の外側面との導通を確実に得ることができ、しかも、装着容易性や装着後の強度を両立させることが可能なスペーサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明のスペーサは、プリント配線基板を係止する第1係止部、前記プリント配線基板を収納するシャーシを係止する第2係止部、前記第1係止部に係止される前記プリント配線基板と前記第2係止部に係止される前記シャーシとの間隔を一定に保つ保持部を有し、可撓性を有する樹脂により一体成形された本体と、前記本体に取り付けられ、前記プリント配線基板に形成されたグランドパターンと接触する第1接触部、前記シャーシと接触する第2接触部を有し、板状の導電材により一体成形された導電部材とを備えている。
そして、前記第1係止部は、前記保持部から突設され、その先端部が、前記プリント配線基板に形成された取付孔を挿通する大きさに形成されたる第1連接部と、前記第1連接部の先端部から前記保持部側に向けて、該先端部から離れるほど相互の間隔が拡開するように傾斜して設けられ、相互に接近する方向に弾性変形可能な一対の弾性逆止片とを有し、前記第1接触部は、S字又はZ字状に折り返した折返部位を有する帯状の部材を、前記折返部位が前記一対の弾性逆止片の前記保持部側端同士を結ぶ仮想線上にて、該一対の弾性逆止片の配列方向とは直交する向きに突出し、且つ、前記第1連接部の先端部から前記折返部位の突出端に至る部位が該折返部位に近いほど前記第1連接部から離れる方向に傾斜するように配置してなる導電逆止片を有している。
このように構成された本発明のスペーサでは、プリント配線基板に形成された取付孔に第1係止部を挿入すると、取付孔の縁部に当接して互いに接近する方向に弾性変形した一対の弾性逆止片が、取付孔を反対側の面(外側面)まで通り抜ける。そして、取付孔を通り抜けて元の形状に戻った一対の弾性逆止片は、その保持部側端が取付孔の縁部と係合することにより固定され、その状態で、保持部と共にプリント配線基板を挟持する。これにより、プリント配線基板は、スペーサの第1係止部に係止される。
また、第1係止部を取付孔に挿入する時には、導電逆止片の折返部位より第1連接部の先端部側に位置する部位も、弾性逆止片と同様に、弾性変形しながら取付孔を通り抜ける。そして、取付孔を通り抜けて元の形状に戻った導電逆止片は、その折返部の下端が取付孔の縁部と係合する。
従って、本発明のスペーサによれば、取付孔縁部における導電逆止片との係止部位にグランドパターンを形成しておけば、プリント配線基板をスペーサに係合させるだけで、プリント配線基板の外側面に形成されたグランドパターンを、シャーシと導通させることができる。
その結果、プリント配線基板の対向面側には必ずしもグランドパターンを形成する必要がなくなるため、プリント配線基板上の配線パターンの設計の自由度を向上させることができる。
また、本発明のスペーサによれば、一対の弾性逆止片だけでなく導電逆止片も取付孔の縁部に係合し、しかも導電逆止片は、一対の弾性逆止片が弾性変形する方向とは異なる方向に突出してる。このため、一旦、プリント配線基板に係合させると、一対の弾性逆止片を互いに接近する方向に弾性変形させただけでは、その係合が解除されてしまうことがなく、係合状態を確実に保持することができる。
なお、プリント配線基板との係合を解除する時には、帯状に形成された導電逆止片を、折返部位の下部(プリント配線基板の対向面側)で切断すれば、導電逆止片による係合が解除されるため、後は、通常通りに一対の弾性逆止片を操作することで簡単に取り外すことができる。
ところで、本発明のスペーサは、請求項2に記載のように、前記保持部に、前記第1係止部に係止される前記プリント配線基板を、前記第2係止部に係止される前記シャーシとの対向面側から押圧,支持する第1弾性押圧片を設け、前記第1接触部は、該第1弾性押圧片が前記プリント配線基板と接触する面を被覆する位置に配置される導電押圧片を有していることが望ましい。
この場合、第1弾性押圧片の押圧力により、第1係止部がプリント配線基板を挟持する力が向上するため、プリント配線基板をより安定して保持することができるだけでなく、導電押圧片を介して、プリント配線基板の対向面側からも確実に導通をとることができる。
次に、請求項3に記載のように、前記第2係止部は、前記保持部から前記第1連接部とは反対方向に突設された第2連接部と、前記第2連接部の先端に突設され、前記シャーシに形成された取付孔を挿通する大きさ、及び該取付孔の縁部を前記保持部と共に挟持する形状を有する挟持片とを有するように構成されていてもよい。
このように構成された本発明のスペーサでは、シャーシに形成された取付孔に第2連接部を挿入し、挟持片が取付孔を通り抜けた状態で、挟持片の突出方向に当該スペーサをスライドさせることで、挟持片と保持部とに取付孔の縁部を挟持させること、即ち、シャーシを係止することができる。
そして、更に、請求項4に記載のように、前記第2接触部は、前記第2係止部への前記シャーシの係止時に、前記シャーシに形成された取付孔の端面に当接する前記第2連接部の当接部位を覆う位置に配置される端面当接片を有することが望ましい。
つまり、本発明のスペーサをスライドさせて第2係止部にシャーシを係合させると、第2連接部が、シャーシに形成された取付孔の端面に端面当接片を押圧して密着させる。
従って、本発明のスペーサによれば、シャーシの表面(対向面や外側面)に塗装などによる絶縁加工が施されている場合であっても、金属が露出した状態となっている取付孔の端面に端面当接片が密着することになるため、シャーシとの導通を確実なものとすることができる。
ところで、第2係止部にシャーシを係合させた状態において、スペーサの第2連接部は、挟持片が形成されている側(シャーシを挟持している側)に大きく傾く(弾性変形する)ことはないが、その反対側には、取付孔の空間が存在するだけであるため、何等かの原因で外力が加わると大きく傾く可能性があり、その結果、スペーサが破損したりシャーシから脱落したりするおそれがある。
そこで、請求項5に記載のように、前記第2連接部には、前記当接部位とは反対側に、当該第2連接部の弾性変形を抑止する肉厚部が形成されていることが望ましい。
このように構成された本発明のスペーサによれば、肉厚部によって、その肉厚部が形成された方向への変形が抑止されるため、スペーサが大きく変形することによるスペーサの破損や脱落を防止することができる。
次に、本発明のスペーサは、請求項6に記載のように、前記保持部に、前記第2係止部に係止される前記シャーシを、前記第1係止部に係止される前記プリント配線基板との対向面側から押圧,支持する第2弾性押圧片を設け、前記第2接触部は、前記第2弾性押圧片の前記シャーシへの当接面に沿って配置される下部接触片を有するように構成されていてもよい。
このうように構成された本発明のスペーサによれば、下部接触片が第2弾性押圧片によってシャーシの対向面(第1係止部に係止されたプリント配線基板と対向する面)に押圧されて密着するため、導電部材とシャーシとの導通を、シャーシの対向面にて確保することができる。
また、請求項7に記載のように、本発明のスペーサにおいて、前記第2弾性押圧片には、第2係止部が前記シャーシを係止した状態の時に、前記シャーシに形成された取付孔に嵌合し、前記挟持片の突設方向とは反対方向に当該スペーサがスライドすることを防止する突起が形成されていることが望ましい。
このように構成された本発明のスペーサによれば、第2係止部とシャーシとの係止状態が解除されることを防止することができる。
また、突起は取付孔に嵌合するため、突起のためだけに新たな孔を設ける必要がなく、シャーシを加工する手間を軽減することができる。
ところで、スペーサをシャーシから取り外す場合、突起が形成された第2弾性押圧片を持ち上げることで突起と取付孔との嵌合状態を解除した上で、その突起が形成されている側にスペーサをスライドさせる必要があり、手間を要するという問題がある。
そこで、請求項8に記載のように、前記突起は、当該スペーサを前記第2連接部を軸として予め設定された一方向に回動させた時に、前記取付孔の縁部に押しつけられる部位にテーパ面が形成されていることが望ましい。
このように構成された本発明のスペーサによれば、スペーサを回動させれば、テーパ面に沿って突起と取付孔との嵌合状態が簡単に解除されることになるため、取り外し作業を容易に行うことができる。
また、このように第2弾性押圧片に突起が形成されている場合、導電部材を本体に装着する際に、第2弾性押圧片のシャーシへの当接面に沿って配置される下部接触片は、第2弾性押圧片に形成された突起を乗り越える必要があり、その取り付けに手間を要する場合がある。
そこで、請求項9に記載のように、前記下部接触片は、前記第2弾性押圧片の先端ほど、該第2弾性押圧片から離れる形状を有していることが望ましい。
このように構成された本発明のスペーサによれば、導電部材を本体に装着する際に、下部接触片に突起を簡単に乗り越えさせることができるため、装着を容易に行うことができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[全体構成]
図1は、電子機器のシャーシ内にプリント配線基板を固定する際に使用する本実施形態のスペーサ1の全体構成を示す斜視図であり、(a)は上面斜視図,(b)は下面斜視図である。図2は、スペーサ1の分解斜視図、図3はスペーサ1の6面図、図4は(a)が図3におけるA−A断面図、(b)がB−B断面図、(c)がC−C断面図(d)がD−D断面図、(e)がE−E断面図である。図5は、スペーサ1を構成する導電部材5の6面図、図6はスペーサ1の使用状態を示す説明図である。
本実施形態のスペーサ1は、図1〜図5に示すように、可撓性を有する樹脂により一体成形された本体3と、導電性を有する板材により一体成形された導電部材5とからなる(特に図2参照)。
このうち、本体3は、プリント配線基板を係止する第1係止部10と、プリント配線基板を収納するシャーシを係止する第2係止部20と、第1係止部10に係止されたプリント配線基板と第2係止部20に係止されたシャーシとを一定の間隔に保持する保持部30とからなる。
なお、以下では、保持部30に対して第1係止部10が形成されている側を上方、第2係止部20が形成されている側を下方と呼び、また、本体3に対して導電部材5が取り付けられる側を前方、その反対側を後方、上下方向及び前後方向と直交する方向を側方と呼ぶものとする。
[本体3の構成]
保持部30は、直方体状に形成された基部31と、基部31の両側面(側方に位置する面)の上下方向中心位置付近から、側方に向けてそれぞれ突設された一対の第1弾性押圧片33と、基部31の両側面の下方端から側方に向けて突設された一対の第2弾性押圧片35とを備えている。
なお、基部31の両側面には、第1弾性押圧片33の突設部位と第2弾性押圧片35の突設部位との間に、導電部材5を本体3に固定する際に使用する下部係合突起32(特に、図3,4参照)が形成されている。
また、第1弾性押圧片33は、基部31の側面から側方に突設された腕部33aと、腕部33aの先端且つ前方側から、後方斜め上方に向け突設された板バネ部33bとからなり、板バネ部33bの先端(後方側端)が下方に変位する弾性変形をした時に、板バネ部33bを上方に向けて付勢する付勢力が発生するように構成されている。
一方、第2弾性押圧片35は、先端ほど下方を向くように湾曲した形状を有する板状部35aと、板状部35aの先端に断面が略円形となるように形成された肉厚部35bとからなり、板状部35aが平板状に弾性変形した時に、肉厚部35bを下方に向けて付勢する付勢力が発生するように構成されている。
また、一対の第2弾性押圧片35のうち、一方(本実施形態では前方から見て右側)には、肉厚部35bの下部に、シャーシに形成された取付孔(後述する)に嵌合する突起37(特に、図1(b),図3参照)が形成されている。この突起37は前後方向に長い略直方体状の形状を有し、前方側の面はテーパ面となるように形成されている。
次に、第1係止部10は、保持部30を構成する基部31の上面(上方に位置する面)に突設された円板状の台座部11と、この台座部11から上方に向けて突設された四角柱状の第1連接部13と、第1連接部13の上方端から両側方に分岐し、下方に向かうほど相互の間隔が拡開するように傾斜して設けられ、相互に接近する方向に弾性変形可能な一対の弾性逆止片15とを備え、矢じり型の外形形状を有している。また、一対の弾性逆止片15の開放端(下方端)には、段差を経て下方に延びる舌片17(特に、図1(b),図3参照)がそれぞれ形成されている。
なお、第1連接部13の両側面には、弾性逆止片15が分岐している部位の下部付近に、導電部材5を本体3に固定する際に使用する上部係合突起(図示せず)が形成されている。
次に、第2係止部20は、保持部30を構成する基部31の下面(下方に位置する面)に突設された方形板状の台座部21(特に、図1(b),図3参照)と、この台座部21から下方に向けた突設された円柱状の第2連接部23と、第2連接部23の先端(下方端)に形成され、第2連接部23より側方及び前方,後方に張り出す大きさを有した略正方形板状の張出部25a、突起37が形成された第2弾性押圧片35の突設方向とは反対側の側方に向けて張出部25aから突出した半円板状の導入部25bからなる挟持片25と、導入部25bの形成側とは反対側の側方にて、張出部25aから第2連接部23に沿って形成された肉厚部29とを備えている。
[導電部材5の構成]
導電部材5は、基部31及び第1弾性押圧片33を構成する腕部33aの前面(前方に位置する面)を覆う導電基部51と、第1弾性押圧片33を構成する板バネ部33bの上面(上方に位置する面)を覆う一対の導電押圧片(第1接触部)52と、第2弾性押圧片35の下面(下方に位置する面)を覆う一対の下部接触片(第2接触部)53と、第2連接部23の側面のうち、挟持片25の導入部25bが突設されている側に位置する部位を覆う端面当接片(第2接触部)54と、基部31の両側面に形成された下部係合突起32に係合する係合孔55aを有する一対の下部係止片55と、第1連接部13の前面に沿って配置される導電逆止片(第1接触部)57と、導電逆止片57の上端に形成され、第1連接部13の両側面に形成された上部係合突起に係合する係合孔59aを有する一対の上部係止片59とを備えている。
なお、導電逆止片57は、S字(又はZ字状)に折り返した折返部位57aを有する帯状の部材により形成され、その折返部位57aが一対の弾性逆止片15の下端(保持部30側端)同士を結ぶ仮想線上にて前方に突出するように配置される。また、導電逆止片57は、上部係止片59が形成された上端から折返部位57aの突出端に至る部位が、その折返部位57aに近いほど前方への突出量が大きくなるよう傾斜して第1連接部13に取り付けられるように形成されている。
また、一対の下部接触片53のうち、突起37が形成された第2弾性押圧片35の下方に位置する側は、突起37が位置する部分に矩形状の切欠部53aが形成されている。また、一対の下部接触片53は、その先端部ほど第2弾性押圧片35からの離隔が大きくなるように、第2弾性押圧片35より大きな曲率で湾曲した形状を有している。
[本体3と導電部材5との組み立て]
このように構成された本体3と導電部材5とは、本体3側に形成された下部係合突起32及び上部係合突起に、導電部材5側に形成された下部係止片55及び上部係止片59をそれぞれ係合させるようにして、本体3の前面側から導電部材5を取り付ける。
この時、下部接触片53の切欠部53a内に、第2弾性押圧片35に形成された突起37を位置させる必要があるが、第2弾性押圧片35より下部接触片53の方が大きく湾曲しているため、下部接触片53の切欠部53aの周辺部位は、突起37を簡単に乗り越えることができる。
[スペーサの取付]
ここで、図6(a)は、第1係止部10にプリント配線基板Pを係止し、第2係止部20にシャーシSを係止した状態を示すスペーサ1の正面図であり、図6(b)は、シャーシSに形成される取付孔Hsの形状を示す説明図である。
なお、プリント配線基板Pの取付孔Hpは、第1係止部10の上端部分が通過可能な大きさの円形に形成され、一方、シャーシSの取付孔Hsは、図6(b)に示すように、挟持片25及び肉厚部29を挿通可能な大きさに形成された矩形状の主孔部H1と、主孔部H1の一端に形成され、第2連接部23の外径と同径に形成された半円形状の取付凹部H2と、取付凹部H2の形成端とは反対側端に形成され、第2弾性押圧片35に形成された突起37を嵌合可能な矩形状の嵌合凹部H3とを有する単一の異型孔からなる。
[第1係止部10によるプリント配線基板の係止]
上述のように構成されたスペーサ1では、第1係止部10にプリント配線基板Pを係止する場合、まず、第1係止部10を、プリント配線基板Pに形成された取付孔Hpに、プリント配線基板Pの一方の面(以下、対向面という)側から挿入する。すると、一対の弾性逆止片15の傾斜した外面が取付孔Hpの縁部に当接して、両者の間隔が狭くなるように弾性変形し、その状態で取付孔Hpを対向面とは反対側の面(以下、外側面という)まで通り抜ける。
この時、取付孔Hpを通り抜けて元の形状に戻ろうとする一対の弾性逆止片15の付勢力によって、その一対の弾性逆止片15の開放端に形成された舌片17が、取付孔Hpの端面に押圧され、また、取付孔Hpを通り抜けて拡開した形状に戻った弾性逆止片15の下端が、プリント配線基板Pの外側面にて取付孔Hpの縁部と係合する。
また、弾性逆止片15が取付孔Hpを通り抜ける時、導電逆止片57の折返部位57a及びそれより上方に位置する部位も、弾性逆止片15と同様に、弾性変形しながら取付孔を外側面まで通り抜ける。そして、取付孔を通り抜けて元の形状に戻った導電逆止片57の折返部位57aの下端が、プリント配線基板Pの外側面にて取付孔Hpの縁部と係合する。
更に、第1弾性押圧片33を構成する板バネ部33bが、プリント配線基板Pの対向面に当接し下方に向けて弾性変形させられることにより付勢力を発生し、この付勢力によって、第1弾性押圧片33は、プリント配線基板Pを対向面側から押圧支持する。
これにより、第1弾性押圧片33は、プリント配線基板Pの外側面に当接する弾性逆止片15及び導電逆止片57と共にプリント配線基板Pを強力に挟持する。その結果、プリント配線基板Pは、第1係止部10に係止されることになる。
また、この時、第1弾性押圧片33の押圧力により、板バネ部33bとプリント配線基板Pとの間に位置する導電押圧片52は、プリント配線基板Pの対向面に密着した状態に保持される。
つまり、プリント配線基板Pの外側面において導電逆止片57の折返部位57aの下端が係合する部位、及びプリント配線基板Pの対向面において導電押圧片52が密着する部位に、グランドパターンを形成しておけば、スペーサ1にプリント配線基板Pを係合させるだけで、プリント配線基板Pのグランドパターンをスペーサ1を構成する導電部材5とが互いに導通することになる。
[第2係止部20によるシャーシの係止]
次に、第2係止部20にシャーシSを係止する場合、まず、挟持片25の導入部25bを、シャーシSの取付孔Hsの取付凹部H2に向けた状態にして、シャーシSの一方の面(以下、対向面という)側から、主孔部H1に挿入する。
この時、第2弾性押圧片35の肉厚部35bがシャーシSの対向面に当接して、板状部35aは、その湾曲が小さくなるように弾性変形する。これにより、板状部35aが元の形状に戻ろうとする付勢力により、肉厚部35bはシャーシSの対向面に押圧される。
そして、挟持片25が、シャーシSの対向面とは反対側の面(以下、外側面という)まで主孔部H1を通り抜けた状態にして、挟持片25の導入部25bが突出している方向、即ち、第2連接部23の側面が取付凹部H2の端面と密着する方向に、スペーサ1をスライドさせる。
これにより、取付孔Hsの取付凹部H2周辺の縁部に係合した挟持片25と第2弾性押圧片35とによってシャーシSが挟持されると共に、第2弾性押圧片35に形成された突起37が、取付孔Hsの嵌合凹部H3に嵌合する。即ち、第2係止部20にシャーシSが係止されることになる。
また、この時、端面当接片54は、第2連接部23によって、取付凹部の端面に押し付けられることにより、これと密着した状態に保持され、また、第2弾性押圧片35の押圧力により、肉厚部35bとシャーシSとの間に位置する下部接触片53は、シャーシSの対向面に密着した状態に保持される。
つまり、スペーサ1にシャーシSを係合させるだけで、スペーサ1を構成する導電部材5とシャーシSとが、端面当接片54及び下部接触片53を介して導通することになる。
[効果]
以上説明したように、スペーサ1において、プリント配線基板PとシャーシSの双方に接触して両者間の導通を確保する導電部材5は、プリント配線基板Pに形成された取付孔Hpを第1係止部10と共に通り抜けて、プリント配線基板Pの外側面にて取付孔Hpの縁部と係合する導電逆止片57を備えている。
従って、スペーサ1によれば、プリント配線基板Pを装着(第1係止部10に係止)するだけで、簡単に、プリント配線基板Pの外側面に形成されたグランドパターンを、導電逆止片57を介してシャーシSと導通させることができる。
その結果、スペーサ1によれば、プリント配線基板Pの対向面側には必ずしもグランドパターンを形成する必要がなくなるため、プリント配線基板P上の配線パターンの設計の自由度を向上させることもできる。
また、スペーサ1では、一対の弾性逆止片15だけでなく導電逆止片57も取付孔Hpの縁部に係合し、しかも導電逆止片57は、一対の弾性逆止片15が弾性変形する方向とは異なる方向に突出してる。
このため、スペーサ1によれば、一旦、プリント配線基板Pに係合させると、一対の弾性逆止片15を互いに接近する方向に弾性変形させただけでは、その係合が解除されてしまうことがなく、係合状態を確実に保持することができる。
なお、プリント配線基板Pとの係合を解除する時には、帯状に形成された導電逆止片57を、折返部位57aの下部(実際にはプリント配線基板Pの対向面側)で切断すれば、導電逆止片57による係合が解除されるため、後は、通常通りに一対の弾性逆止片15を操作することで簡単に取り外すことができる。
更に、このようにして取り外されたスペーサ1は、本体3は無傷であるため、切断された導電部材5を取り替えるだけで簡単に再利用することができる。
また、スペーサ1は、第1係止部10に係止されたプリント配線基板Pを、対向面側から押圧,支持する第1弾性押圧片33を備えていると共に、この第1弾性押圧片33がプリント配線基板Pの対向面と接触する部位(即ち、板バネ部33b)を覆う導電押圧片52を備えている。
従って、スペーサ1によれば、第1弾性押圧片33の押圧力により、プリント配線基板Pを挟持する力が向上するため、プリント配線基板Pを安定して保持することができるだけでなく、導電逆止片57を介して、プリント配線基板Pの対向面側からも確実に導通を確保することができる。
また、スペーサ1では、第2係止部20を構成する挟持片25がシャーシSに形成された取付孔Hsを通り抜けた状態にして、当該スペーサ1をスライドさせることで、挟持片25が取付凹部H2の縁部に係合し、且つ第2弾性押圧片35に形成された突起37が嵌合凹部H3に嵌合するように構成されている。
従って、スペーサ1によれば、簡単な操作でスペーサ1にシャーシSを係合させることができると共に、突起37が両者の係合が解除される方向にスペーサ1がスライドすることを防止するため、シャーシとの係合を確実なものとすることができる。
しかも、第2連接部23の側面のうち、第2係止部20へのシャーシSの係止時に、取付凹部H2の端面に押圧される部位には、その部位を覆うように端面当接片54が設けられている。
従って、スペーサ1によれば、シャーシSの表面(対向面や外側面)に塗装などによる絶縁加工が施されている場合であっても、金属が露出した状態となっている取付孔Hsの端面に端面当接片54が密着することになるため、シャーシSとの導通を確実なものとすることができる。
また、スペーサ1では、第2連接部23には、取付凹部H2の端面に押圧される部位とは反対側の側面に、その方向に第2連接部23が弾性変形することを抑止する肉厚部29が形成されているため、第2連接部23が大きく変形することによるスペーサ1の破損や取付孔Hsからの脱落を防止することができる。
更に、スペーサ1によれば、第2弾性押圧片35に形成された突起37は、前面側がテーパ面となっていおり、突起37が前方に変位するようにスペーサ1を回動させることで、突起37と嵌合凹部H3との嵌合状態を解除することができるようにされているため、スペーサ1をシャーシSから取り外す場合の手間を軽減することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、第2係止部20として、スライドさせることによって係止状態となるタイプのものを用いているが、第1係止部10と同様に、取付孔に挿入するだけで係止されるタイプのものを用いる等してもよい。
スペーサ1の全体構成を示す斜視図。 スペーサ1の分解斜視図。 スペーサ1の6面図。 スペーサ1の断面図。 スペーサ1を構成する導電部材5の6面図。 スペーサ1の使用状態を示す説明図。
符号の説明
1…スペーサ 3…本体 5…導電部材 10…第1係止部 11,21…台座部 13…第1連接部 15…弾性逆止片 17…舌片 20…第2係止部 23…第2連接部 25…挟持片 25a…張出部 25b…導入部 29…肉厚部 30…保持部 31…基部 32…下部係合突起 33…第1弾性押圧片 33a…腕部 33b…板バネ部 35…第2弾性押圧片 35a…板状部 35b…肉厚部 37…突起 51…導電基部 52…導電押圧片(第1接触部) 53…下部接触片(第2接触部) 53a…切欠部 54…端面当接片(第2接触部) 55…下部係止片 55a…係合孔 57…導電逆止片(第1接触部) 57a…折返部位 59…上部係止片 59a…係合孔 P…プリント配線基板 S…シャーシ Hp,Hs…取付孔 H1…主孔部 H2…取付凹部 H3…嵌合凹部

Claims (9)

  1. プリント配線基板を係止する第1係止部、前記プリント配線基板を収納するシャーシを係止する第2係止部、前記第1係止部に係止される前記プリント配線基板と前記第2係止部に係止される前記シャーシとの間隔を一定に保つ保持部を有し、可撓性を有する樹脂により一体成形された本体と、
    前記本体に取り付けられ、前記プリント配線基板に形成されたグランドパターンと接触する第1接触部、前記シャーシと接触する第2接触部を有し、板状の導電材により一体成形された導電部材と、
    を備えたスペーサにおいて、
    前記第1係止部は、
    前記保持部から突設され、その先端部が、前記プリント配線基板に形成された取付孔を挿通する大きさに形成されたる第1連接部と、
    前記第1連接部の先端部から前記保持部側に向けて、該先端部から離れるほど相互の間隔が拡開するように傾斜して設けられ、相互に接近する方向に弾性変形可能な一対の弾性逆止片と、
    を有し、
    前記第1接触部は、
    S字又はZ字状に折り返した折返部位を有する帯状の部材を、前記折返部位が前記一対の弾性逆止片の前記保持部側端同士を結ぶ仮想線上にて、該一対の弾性逆止片の配列方向とは直交する向きに突出し、且つ、前記第1連接部の先端部から前記折返部位の突出端に至る部位が該折返部位に近いほど前記第1連接部から離れる方向に傾斜するように配置してなる導電逆止片を有することを特徴とするスペーサ。
  2. 前記保持部に、
    前記第1係止部に係止される前記プリント配線基板を、前記第2係止部に係止される前記シャーシとの対向面側から押圧,支持する第1弾性押圧片を設け、
    前記第1接触部は、
    該第1弾性押圧片が前記プリント配線基板と接触する面を被覆する位置に配置される導電押圧片を有することを特徴とする請求項1に記載のスペーサ。
  3. 前記第2係止部は、
    前記保持部から前記第1連接部とは反対方向に突設された第2連接部と、
    前記第2連接部の先端に突設され、前記シャーシに形成された取付孔を挿通する大きさ、及び、該取付孔の縁部を前記保持部と共に挟持する形状を有する挟持片と、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスペーサ。
  4. 前記第2接触部は、
    前記第2係止部への前記シャーシの係止時に、前記シャーシに形成された取付孔の端面に当接する前記第2連接部の当接部位を覆う位置に配置される端面当接片を有することを特徴とする請求項3に記載のスペーサ。
  5. 前記第2連接部には前記当接部位とは反対側に、当該第2連接部の弾性変形を抑止する肉厚部が形成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のスペーサ。
  6. 前記保持部に、
    前記第2係止部に係止される前記シャーシを、前記第1係止部に係止される前記プリント配線基板との対向面側から押圧,支持する第2弾性押圧片を設け、
    前記第2接触部は、
    前記第2弾性押圧片の前記シャーシへの当接面に沿って配置される下部接触片を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスペーサ。
  7. 前記第2弾性押圧片には、前記第2係止部が前記シャーシを係止した状態の時に、前記シャーシに形成された取付孔と嵌合し、前記挟持片の突設方向とは反対方向に当該スペーサがスライドすることを防止する突起が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のスペーサ。
  8. 前記突起は、当該スペーサを前記第2連接部を軸として予め設定された一方向に回動させた時に、前記取付孔の縁部に押しつけられる部位にテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項7に記載のスペーサ。
  9. 前記下部接触片は、前記第2弾性押圧片の先端ほど、該第2弾性押圧片から離れる形状を有していることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のスペーサ。
JP2007230420A 2007-09-05 2007-09-05 スペーサ Active JP4707698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007230420A JP4707698B2 (ja) 2007-09-05 2007-09-05 スペーサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007230420A JP4707698B2 (ja) 2007-09-05 2007-09-05 スペーサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009064906A JP2009064906A (ja) 2009-03-26
JP4707698B2 true JP4707698B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=40559249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007230420A Active JP4707698B2 (ja) 2007-09-05 2007-09-05 スペーサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4707698B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012104600A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Nifco Inc スペーサ装置
JP5953594B2 (ja) * 2012-03-19 2016-07-20 北川工業株式会社 導電スペーサ
CN104507296A (zh) * 2015-01-14 2015-04-08 合肥天鹅制冷科技有限公司 电气元器件卡槽式安装装置的抗震固定结构
KR101732518B1 (ko) 2016-07-29 2017-05-04 (주)연호엠에스 보드 홀더 및 이를 구비한 전자기기
WO2024128925A1 (en) * 2022-12-15 2024-06-20 Enatel Circuit board spacer

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0241368U (ja) * 1988-09-09 1990-03-22
JPH0474487U (ja) * 1990-11-09 1992-06-30

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0241368U (ja) * 1988-09-09 1990-03-22
JPH0474487U (ja) * 1990-11-09 1992-06-30

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009064906A (ja) 2009-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4675200B2 (ja) 電気コネクタ
JP4707698B2 (ja) スペーサ
JP5874513B2 (ja) 基板の固定構造
JP4626680B2 (ja) 保持部材、電子部品、及び電子装置
JP6686140B2 (ja) コネクタ
JP4007975B2 (ja) コネクタ
JP5720904B2 (ja) 配線端子連結装置
JP7044736B2 (ja) 電子部品ユニット
WO2015063818A1 (ja) ソケット、そのソケットを備えるコネクタ、およびそのコネクタに用いられるヘッダ
JP5293688B2 (ja) 保持部材
US9899782B2 (en) Connector assembly and connector assembly mounted structure
JP5769589B2 (ja) フラット回路体のコネクタ接続構造
JP2010165627A (ja) コネクタ及び電子装置
JP2019096646A (ja) 電子機器
JP2008027875A (ja) モジュール用コネクタ
JP6723567B2 (ja) コネクタ
JP2010176959A (ja) 電気コネクタ
JP7508385B2 (ja) アンカー構造体及びハーネス保護具
JP7203700B2 (ja) コネクタシールドの取付構造
JP2020068060A (ja) コネクタ
JP7224789B2 (ja) 車両用電子制御装置
JP7294871B2 (ja) コネクタ及び電気コネクタ
WO2023095736A1 (ja) 組立体
US20230411883A1 (en) Flat conductor electric connector
JP5884131B2 (ja) 平板状可撓性配線コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4707698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140325

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250