JPH0533030Y2 - - Google Patents

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JPH0533030Y2
JPH0533030Y2 JP1986166055U JP16605586U JPH0533030Y2 JP H0533030 Y2 JPH0533030 Y2 JP H0533030Y2 JP 1986166055 U JP1986166055 U JP 1986166055U JP 16605586 U JP16605586 U JP 16605586U JP H0533030 Y2 JPH0533030 Y2 JP H0533030Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案基板保持部材を以下の項目に従つて説明
する。
A 産業上の利用分野 B 考案の概要 C 背景技術 D 考案が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 実施例 a 固定部[第1図乃至第5図] b 保持部 c 可撓部 d 支持片 e 基板取付構造 e−1 基板取付構造の第1の例[第1図乃
至第3図] e−1−a 基板取付用シヤーシ e−1−b 回路基板 e−1−c 回路基板の基板取付用シヤー
シへの取付 e−1−d 回路基板を倒した状態の保持 e−2 基板取付構造の第2の例[第4図、
第5図] G 考案の効果 (A 産業上の利用分野) 本考案は新規な基板保持部材に関する。詳しく
は、回路基板を互いに対向する2つの支持部材の
対向面間に架け渡すように設ける基板取付構造に
おける基板保持部材、特に、一方の支持部材に取
着され、かつ、回路基板の一側端部を保持するた
めの基板保持部材に関するものであり、2つの支
持部材の対向面間の距離に対して有すべき回路基
板の寸法の誤差をかなり広い範囲に亘つて吸収す
ることができるようにして、回路基板の板取りや
支持部材への取付作業を極めて容易に行なうこと
ができると共に、回路基板の支持部材への仮止め
や回路基板を倒した姿勢の保持等をも行なうこと
ができるようにした新規な基板保持部材を提供し
ようとするものである。
(B 考案の概要) 本考案基板保持部材は、回路基板を互いに対向
する2つの支持部材の対向面間に架け渡すように
設ける基板取付構造における基板保持部材におい
て、回路基板の一側端部を保持する保持部を略2
つの支持部材の対向方向に沿う方向へ撓ませるこ
とができるようにして、2つの支持部材の対向面
間の距離に対して有すべき回路基板の寸法の誤差
をかなり広い範囲に亘つて吸収することができる
ようにし、それによつて、回路基板の板取りや支
持部材への取付作業を極めて容易に行なうことが
できると共に、回路基板の支持部材への仮止や回
路基板を倒した姿勢の保持等をも行なうことがで
きるようにしたものである。
(C 背景技術) 基板取付構造、即ち、回路基板を何らかの支持
部材に取り付ける構造には従来から様々なものが
あるが、その中に、回路基板を互いに対向する2
つの支持部材の対向面間に略架け渡し状に設ける
ようにしたものがあり、このような基板取付構造
は、例えば、2つの支持部材の一方に回路基板の
一側端部を保持するための基板保持部材を設ける
と共に他方の支持部材の上記基板保持部材と対向
する位置に取付片等の取付部を設け、回路基板の
支持部材への取付は回路基板の一側端部を基板保
持部材に保持させ、かつ、他側端部を上記取付部
にねじ止めすることにより行なうように構成され
る。
従つて、このような基板取付構造においては、
回路基板の2つの支持部材の対向方向に沿う方向
における長さ(以下、「取付方向における長さ」
と言う。)が基板保持部材と他方の支持部材に設
けられた取付片との間の距離とぴつたり一致する
必要がある。
(D 考案が解決しようとする問題点) ところが、回路基板の寸法を上記したように精
度良く出すことは非常に困難なことであり、板取
り時等において若干の寸法誤差が出ることはどう
しても避けることができない。
従つて、回路基板の前記取付方向における長さ
の寸法誤差の大きさによつては回路基板をそのま
までは支持部材へ取り付けることができなくなる
場合があり、その取付方向における長さが規定の
長さより長い場合は回路基板の側端部を削つてそ
の取付方向における長さを短くしたり、あるい
は、取付方向における長さが規定の長さより短い
場合は基板保持部材と一方の支持部材との間に何
らかのスペーサを介在させて基板保持部材の他方
の支持部材に対する位置を該他方の支持部材側へ
寄せる等のいわば補修作業を行なわなければなら
ないとう問題がある。
また、このような基板取付構造においては、回
路基板に対する様々な作業を行なうとき回路基板
を2つの支持部材に対して仮止めしておきたい場
合があり、そのような仮止めの手段としては、例
えば、他方の支持部材に前記取付部と略対向して
位置する係合片を設けて回路基板の他側端部を上
記取付部と係合片との間に差し込むようにするこ
とが考えられる。
ところが、このような仮止め手段によると、回
路基板の他側端部を取付部と係合片との間に差し
込むためには回路基板をその取付方向における長
さを締めるように撓ませる必要があるため、実際
にはこのような仮止め手段を用いることは極めて
困難である。
従つて、何らかの仮止め用の部材を用いなけれ
ば回路基板の仮止めを行なうことができないとい
う問題がある。
(E 問題点を解決するための手段) 本考案基板保持部材は、上記した問題点を解決
するために、一方の支持部材に固定される固定部
と、上記回路基板の一方の側端部を受ける受け片
と、該受け片の一端部から略垂直方向に突出され
た垂直部と該垂直部の上端から水平方向に突出さ
れた水平部とにより側方から見て略逆L字形を成
すように形成された第1の保持片と、上記受け片
の他端部から略垂直方向に突出された第2の保持
片とから成る保持部と、該保持部と上記固定部を
連結する可撓部と、上記固定部から突出され且つ
上記第2の保持片の側方に位置する支持片とを、
弾性を有する合成樹脂により一体に形成し、上記
回路基板の一側端部を上記第1の保持片と上記第
2の保持片とで挟み込んだ状態で上記可撓部を撓
ませることによつて回路基板の他側端部を他方の
支持部材に保持させると共に、第1の保持片と支
持片とにより回路基板を倒した姿勢を保持するこ
とができるようにしたものである。
従つて、本考案によれば、回路基板の一側端部
を保持する保持部を反他方の支持部材側へ撓ませ
ることができるので、回路基板の取付方向におけ
る長さの寸法誤差、即ち、上記保持部と他方の支
持部材の取付部との間の距離に対する寸法誤差を
かなり広い範囲に亘つて吸収することができるた
め、回路基板の寸法誤差の大きさに拘りなく回路
基板を2つの支持部材の対向面間に架け渡すよう
に設けることができると共に、回路基板の他側端
部を他方の支持部材に設けられた係合部に一方の
支持部材側から差し込むこともできるので、回路
基板の支持部材に対する仮止めを行なうための手
段を極めて簡単に構成することができ、かつ、そ
の仮止め作業を略一動作で行なうことができ、し
かも、回路基板の一側端部を基板保持部材に保持
させた状態で回路基板を倒したときは回路基板の
一側端部が第1の保持片と支持片とによつて保持
されることになるので、回路基板を倒した姿勢を
保持することもできる。
(F 実施例) 以下に本考案基板保持部材の詳細を添附図面に
示した各実施例に従つて説明する。
先ず、基板保持部材1について説明し、その後
で上記基板保持部材を使用した基板取付構造につ
いて説明する。
(a 固定部)[第1図乃至第5図] 2は基板保持部材1の固定部であり、該固定部
2は厚手の板状に形成されており、板厚方向から
見た形状がその前後方向(第2図における右斜め
下方へ向う方向を前側とし、左斜め上方へ向う方
向を後側とする。また、同図における左斜め下方
へ向う方向を左側とし、右斜め上方へ向う方向を
右側とする。以下の説明において向きを示すとき
はこの方向によるものとする。)における長さが
左右方向における長さより稍長い略長方形を成す
ように形成されている。
3は係合部であり、該係合部3は固定部2の下
面の前後方向における略中央部から下方へ向けて
突出され、かつ、左右方向から見て略逆T字形を
成す突片4と該突片4の下端部の前後両端から略
上方へ向けて突出され、かつ、左右方向から見て
互いに内側へ向けて略くの字状に屈曲された係合
片5,5とから成り、該係合片5,5の上端は固
定部2の下面に近接する位置まで延びている。
(b 保持部) 6は保持部であり、該保持部6は回路基板の一
側端面を受ける受け片と回路基板の一側端部をそ
の板厚方向における略両側から挟むように保持す
る2つの保持片とから成る。
尚、保持部6の左右方向の幅は固定部2の左右
方向の幅と略等しくされている。
7は受け片であり、該受け片7はその前後方向
における長さが固定部2の前後方向における長さ
の略5分の3程度の長さを有する比較的薄い板状
を成すように形成されている。
8は第1の保持片であり、該第1の保持片8は
略上下方向に沿つて延びる垂直部8aと該垂直部
8aの上端から前方へ向けて略水平に延びる水平
部8bとにより側方から見て略逆L字形を成すよ
うに形成されており、垂直部8aの下端が受け片
7の後端部に連結されると共に、該連結される部
分は略円弧状に形成されている。
尚、水平部8bの前端は受け片7の前後方向に
おける略中間の位置と対応するところに達してい
る。
9は第2の保持片であり、該第2の保持片9は
受け片7の前端から上方へ向けて略垂直に立ち上
げられると共に、その上端部に後方稍斜め上方へ
向けて屈曲した爪9aが形成されている。
尚、第2の保持片9の高さは第1の保持片8の
垂直部8aの高さの略半分程度になつており、ま
た、第1の保持片8の水平部8bの前端と第2の
保持片9の爪9aの先端との間の上方から見た間
隔は後述する回路基板の板厚と略同じ程度の大き
さになつている。
(c 可撓部) 10は可撓部であり、該可撓部10は板状を成
すと共に、上端部が前方へ向けて稍屈曲されてお
り、その下端が固定部2の上面の後端と連結さ
れ、また、上端が保持部6のうち受け片7と第1
の保持片8とが連結されている部分に連結されて
いる。
しかして、保持部6の後端部と固定部2の後端
部とが可撓部10により連結され、可撓部10は
保持部6が上方から押圧されることによつて保持
部6を固定部2に近づけるように撓まされること
になる。
(d 支持片) 11は支持片であり、該支持片11は固定部2
の上面の前端から上方へ向けて略垂直に立ち上げ
られると共に、その上端は前記第2の保持片9の
爪9aの上端と略同じ高さまで延びており、ま
た、その上端部11aは後方へ向けて略直角に屈
曲されている。
従つて、この支持片11は第2の保持片9に前
側から近接して位置することになる。
尚、上記した可撓部10及び支持片11の左右
方向の幅も固定部2の左右方向の幅と略等しくさ
れている。
(e 基板取付構造) (e−1 基板取付構造の第1の例)[第1図乃
至第3図] 第1図乃至第3図は前記した基板保持部材1を
使用した基板取付構造の第1の例を示すものであ
る。
(e−1−a 基板取付用シヤーシ) 12及び13は互いに上下方向に所定の距離離
間しかつ略平行に対向するように配置された基板
取付用シヤーシである。
2つの基板取付用シヤーシ12及び13のうち
下側の基板取付用シヤーシ12(図面ではその前
端寄りの一部のみを示してある。)は金属材料に
より略板状に形成されると共に、互いに左右方向
に離間して位置する2つの係合孔14,14が形
成されている。
この取付孔14は前記基板保持部材1を取り付
けるための孔であり、その左右方向の幅は基板保
持部材1の係合部3の左右方向の幅と略等しくさ
れ、また、その前後方向の長さは上記係合部3の
2つの係合片5と5のくの字の屈曲点間の距離よ
り稍短くなつている。
そして、基板保持部材1はその係合部3をこれ
ら取付孔14に上方から挿入することによつて下
側の基板取付用シヤーシ12に取着される。即
ち、係合部3を取付孔14に押し込むように上方
から挿入すると、係合部3の係合片5,5は取付
孔14の縁によつて相対的に前後両側から押圧さ
れることによつて互いの間隔が縮み取付孔14を
通過することができ、取付孔14を下方へ通り抜
ける直前まで来ると、そのくの字形の上端部が取
付孔14の下側の開口縁に係合することになり、
これと略同時に固定部2が基板取付用シヤーシ1
2の上面に当接する。
しかして、固定部2と係合部3の係合片5,5
とが取付孔14の開口縁を上下両側から挟むこと
になり、これによつて、基板保持部材1が基板取
付用シヤーシ12に取着されることになる。
上側の基板取付用シヤーシ13も金属材料によ
り略板状に形成されると共に、その前端部が下側
の基板取付用シヤーシ12に形成された取付孔1
4,14と略対向するように位置されている。
そして、上側の基板取付用シヤーシ13の前端
縁の互いに左右方向に離間して位置する部分、例
えば、基板保持部材1,1と略対応する部分には
この部分を下方へ向けて切り起こすようにして形
成された取付片15,15が設けられており、こ
れら取付片15,15の略中央部に所謂バーリン
グ孔を成す取付孔16,16が形成されている。
また、上側の基板取付用シヤーシ13の前端縁
の上記取付片15,15が切り起こされた部分の
左右両側の部分は下方へ屈曲されて仮止め片1
7,17…が形成されている。
(e−1−b 回路基板) 18は回路基板であり、該回路基板18には所
定の回路が形成されると共に、その上側の側端面
寄りの部分に互いに左右方向に離間して位置する
2つの取付孔19,19(図面では一方のものの
み示してある。)が形成されており、これら取付
孔19,19間の間隔は上側の基板取付用シヤー
シ13の取付片15,15に形成された取付孔1
6,16間の間隔と略等しくなつている。
尚、回路基板18はその上下方向における長さ
l0が下側の基板取付用シヤーシ12に取着された
基板保持部材1,1の受け片7,7と上側の基板
取付用シヤーシ13との間の距離l1と略等しい長
さになるように板取りされている。
(e−1−c 回路基板の基板取付用シヤーシへ
の取付) そこで、回路基板18の基板取付用シヤーシ1
2,13への取付は次のように行なわれる。
即ち、先ず、第1図Aに示すように、回路基板
18を稍斜めに立てた姿勢とした状態でこれを基
板保持部材1,1の受け片7,7上に載置する。
これによつて、回路基板18の下側の側端面1
8aが受け片7,7によつて支持されると共に下
側の側端部が第2の保持片8,8の水平部8b,
8bと第2の保持片9,9の爪9a,9aとの間
に位置される。
そして、この状態から回路基板18を略下方へ
向けて押圧する。
すると、基板保持部材1,1の受け片7,7が
略下方へ向けて押圧されることになるので、保持
部6,6が、第1図Bに示すように、可撓部1
0,10を撓ませながら下方稍斜め前方へ向けて
変位されることになり、これによつて、回路基板
18の上側の側端の上側の基板取付用シヤーシ1
3に対する高さが稍下方へ下ることになる。
そこで、回路基板18を第1図Bに2点鎖線で
示すように、その上側の側端部が基板取付用シヤ
ーシ13の取付片15,15に当接するようにそ
の姿勢を起こし、次いで、回路基板18に対する
前記押圧を解除する。
すると、基板保持部材1,1の可撓部10,1
0はこれに連結されている保持部6,6に対する
押圧が解除されるため、それまで撓まされること
によつて生じていた弾発力によつて元の姿勢に戻
るように略上方へ向けて変位し、これによつて保
持部6,6が略上方へ向けて変位することにな
り、従つて、保持部6,6の受け片7,7が回路
基板18を略上方へ向けて押圧することになる。
しかして、第1図Cに示すように、回路基板1
8の上側の側端面18bが上側の基板取付用シヤ
ーシ13の下面に軽く接触すると共に、上側の側
端部が取付片15,15と仮止め片17,17…
とによつて保持されることになる。
尚、前記したように、回路基板18の取付方向
における長さl0は基板保持部材1,1の受け片
7,7と上側の基板取付用シヤーシ13との間の
間隔l1と略等しい長さになつているので、回路基
板18の上側の側端面18bが基板取付用シヤー
シ13の下面に当接した状態において、基板保持
部材1,1の保持部6,6及び可撓部10,10
は略初期に戻ることになるが、上記取付方向にお
ける長さl0がその規定の寸法より長い場合は、可
撓部10,10がその撓まされた状態から元の位
置に戻る前に回路基板18の上側の側端面18b
が基板取付用シヤーシ13に当接することになる
ので回路基板18は基板取付用シヤーシ13に対
して保持部6,6によつて下方から押圧されたま
まの状態で位置することになり、また、前記取付
方向における長さl0がその規定の寸法より短い場
合は回路基板18はその上側の側端面18bが基
板取付用シヤーシ13と僅かに離れた状態で位置
することになる。
即ち、回路基板の取付方向における長さの誤差
は基板保持部材1,1によつて吸収されることに
なる。
しかして、回路基板18は2つの基板取付用シ
ヤーシ12,13に対して仮止めされることにな
る。
そして、回路基板18を基板取付用シヤーシ1
3に固定するときは、回路基板18を左右方向に
動かしてその取付孔19,19が基板取付用シヤ
ーシ13の取付片15,15に形成された取付孔
16,16と対向するように位置合わせをした
後、第1図Dに示すように、取付ねじ20,20
を回路基板18の取付孔19,19側から挿通し
て基板取付用シヤーシ13側の取付孔16,16
に螺合する。
これによつて、回路基板18の上側の側端部が
基板取付用シヤーシ13に固定される。
しかして、回路基板18は、その下側の側端部
が下側の基板取付用シヤーシ12に固定された基
板保持部材1,1の保持部6,6によつて保持さ
れると共に上側の側端部が上側の基板取付用シヤ
ーシ13の取付片15,15及び仮止め片17,
17,…によつて保持され、かつ、上記取付孔1
5,15に固定された状態で、基板取付用シヤー
シ12及び13の対向面間に架け渡すように設け
られることになる。
(e−1−d 回路基板を倒した状態の保持) また、基板保持部材1,1により、回路基板1
8を略水平に倒した姿勢を保持することもでき
る。
例えば、基板取付用シヤーシ12,13に前記
したように取り付けられた回路基板18に対する
修理等の作業を行なうときは、取付ねじ20,2
0を取り外すと共に、回路基板18を下方へ押圧
して基板保持部材1,1の可撓部10,10を前
記したように撓ませながら回路基板18を略水平
に倒すと、回路基板18の下側の側端部は、今度
は、第3図に示すように、第1の保持片8,8の
水平部8b,8bと支持片11,11の上端部1
1a,11aとによつて板厚方向における略両側
から挟まれるように保持されることになる。
(e−2 基板取付構造の第2の例)[第4図、
第5図] 第4図は基板保持部材1,1を使用した基板取
付構造の第2の例を示すものである。
尚、この第2の例に示す基板取付構造が前記し
た第1の例に示した基板取付構造と相違するとこ
ろは、回路基板18の上側の基板取付用シヤーシ
に対する保持態様のみである。従つて、相違する
部分についてのみ説明し、相違しない部分につい
ては第1の例に示した基板取付構造の各部に付し
た符号と同じ符号を付することによつて説明を省
略する。
21は上側の基板取付用シヤーシであり、該基
板取付用シヤーシ21のうち基板保持部材1,1
の保持部6,6と対向する位置から稍前寄りの位
置に係合孔22,22(図面では一方のもののみ
示してある。)と挿通孔23,23(これも一方
のもののみが図示されている。)が形成されてい
る。
24は回路基板18の上端部に沿つて固定され
た取付金具であり、該取付金具24は左側から見
て略右横倒L字形を成すように形成されると共
に、そのL字形を成す2つの腕24a,24bの
うち略水平方向に延びる一方の腕24aの略中央
部に上方へ向けて略凸半球状に突出する係合突部
25,25が形成されており、更に、これら係合
突部25,25と離れた箇所にねじ孔26,26
が形成されている。そして、この取付金具24は
その他方の腕24bが取付ねじ27,27(一方
のもののみ示してある。)によつて回路基板18
に固定されている。
尚、回路基板18の下側の側端面18aから取
付金具24の一方の腕24aの上面までの距離l2
は基板保持部材1,1の受け片7,7と上側の基
板取付用シヤーシ21との間の距離l3より稍長く
されている。
そこで、回路基板18は基板取付用シヤーシ1
2及び21に次のようにして仮止めされる。
即ち、先ず、回路基板18を稍斜めに立てた状
態で基板保持部材1,1の受け片7,7に載置す
ると共に、これを下方へ向けて押圧することによ
つて基板保持部材1,1を撓ませ、その状態から
取付金具24に形成された係合突部25,25が
上側の基板取付用シヤーシ21に形成された係合
孔22,22と対応する位置に来るように回路基
板18を立て、その後、回路基板18に対する前
記押圧を解除する。
これによつて、取付金具24の一方の腕24a
が上側の基板取付用シヤーシ21に下方から弾接
されると共に、その係合突部25,25が上側の
基板取付用シヤーシ21に形成された係合孔2
2,22に係合されることになる。
しかして、回路基板18は、その下側の側端部
が基板保持部材1,1の保持部6,6によつて保
持されると共に、その上側の側端部はこれに固定
された取付金具24の係合突部25,25が上側
の基板取付用シヤーシ21の係合孔22,22に
係合されることによつて、2つの基板取付用シヤ
ーシ12及び21の対向面間に架け渡すように設
けられることになり、また、回路基板18がその
ように設けられた状態において基板保持部材1,
1の可撓部10,10はある程度撓まされたまま
となるので、取付金具24が常時上側の基板取付
用シヤーシ21に押し付けられることになり、そ
れによつて、取付金具24の係合突部25,25
が上側の基板取付用シヤーシ21の係合孔22,
22に係合した状態が確実に保持されることにな
る。
そして、回路基板18の固定は取付ねじ28,
28(一方のもののみ図示してある。)を上側の
基板取付用シヤーシ21に形成された挿通孔2
3,23を通して取付金具24の一方の腕24a
に形成されたねじ孔26,26に螺合すれば、取
付金具24が上側の基板取付用シヤーシ21に固
定されることになり、これによつて、回路基板1
8の上側の側端部が基板取付用シヤーシ21に固
定されることになる。
(G 考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本
考案基板保持部材は、回路基板を互いに対向する
2つの支持部材の対向面間に架け渡すように設け
る基板取付構造における基板保持部材であつて、
一方の支持部材に固定される固定部と、上記回路
基板の一方の側端部を受ける受け片と、該受け片
の一端部から略垂直方向に突出された垂直部と該
垂直部の上端から水平方向に突出された水平部と
により側方から見て略逆L字形を成すように形成
された第1の保持片と、上記受け片の他端部から
略垂直方向に突出された第2の保持片とから成る
保持部と、該保持部と上記固定部を連結する可撓
部と、上記固定部から突出され且つ上記第2の保
持片の側方に位置する支持片とを、弾性を有する
合成樹脂により一体に形成し、上記回路基板の一
側端部を上記第1の保持片と上記第2の保持片と
で挟み込んだ状態で上記可撓部を撓ませることに
よつて回路基板の他側端部を他方の支持部材に保
持させると共に、第1の保持片と支持片とにより
回路基板を倒した姿勢を保持することができるよ
うにしたことを特徴とする。
従つて、本考案基板保持部材によれば、回路基
板の一側端部を保持する保持部を反他方の支持部
材側へ撓ませることができるので、回路基板の取
付方向における長さの寸法誤差、即ち、上記保持
部と他方の支持部材の取付部とその間の距離に対
する寸法誤差をかなり広い範囲に亘つて吸収する
ことができるため、回路基板の寸法誤差の大きさ
に拘りなく回路基板を2つの支持部材の対向面間
に架け渡すように設けることができる。
そして、本考案によれば、回路基板の他側端部
を他方の支持部材に設けられた係合部に一方の支
持部材側から差し込むこともできるので、回路基
板の支持部材に対する仮止めを行なうための手段
を極めて簡単に構成することができ、かつ、その
仮止め作業を略一動作で行なうことができる。
その上、回路基板の一側端部を基板保持部材に
保持させた状態で回路基板を倒したときは回路基
板の一側端部が第1の保持片と支持片とによつて
保持されることになるので、回路基板を倒した姿
勢に保持することもできる。
尚、前記した本考案に係る基板保持部材を使用
した基板取付構造の各例においては、2つの支持
部材としていずれも金属製のシヤーシ部材を使用
するようにしたが、本考案における支持部材は必
ずしも金属製のシヤーシ部材である必要は無く、
ある程度の強度を有するものであれば、合成樹脂
製の部材等であつても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案基板保持部材を使用
した基板取付構造の第1の例を示すものであり、
第1図は回路基板の取付動作をAからDへ順を追
つて示す縦断側面図、第2図は基板保持部材が支
持部材に取着される前の状態における斜視図、第
3図は回路基板を倒した状態の縦断側面図、第4
図及び第5図は本考案基板保持部材を使用した基
板取付構造の第2の例を示すもので第4図は仮止
め部を示す縦断側面図、第5図は固定部を示す縦
断側面図である。 符号の説明、1……基板保持部材、2……固定
部、6……保持部、7……受け片、8……第1の
保持片、8a……垂直部、8b……水平部、9…
…第2の保持片、10……可撓部、11……支持
片、12,13……支持部材、18……回路基
板、18a……一方の側端部、21……支持部
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回路基板を互いに対向する2つの支持部材の対
    向面間に架け渡すように設ける基板取付構造にお
    ける基板保持部材であつて、 一方の支持部材に固定される固定部と、 上記回路基板の一方の側端部を受ける受け片
    と、該受け片の一端部から略垂直方向に突出され
    た垂直部と該垂直部の上端から水平方向に突出さ
    れた水平部とにより側方から見て略逆L字形を成
    すように形成された第1の保持片と、上記受け片
    の他端部から略垂直方向に突出された第2の保持
    片とから成る保持部と、 該保持部と上記固定部を連結する可撓部と、 上記固定部から突出され且つ上記第2の保持片
    の側方に位置する支持片とを、 弾性を有する合成樹脂により一体に形成し、 上記回路基板の一側端部を上記第1の保持片と
    上記第2の保持片とで挟み込んだ状態で上記可撓
    部を撓ませることによつて回路基板の他側端部を
    他方の支持部材に保持させると共に、 第1の保持片と支持片とにより回路基板を倒し
    た姿勢を保持することができるようにした ことを特徴とする基板保持部材。
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