JPH1021373A - 画像解析装置 - Google Patents

画像解析装置

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JPH1021373A
JPH1021373A JP8176372A JP17637296A JPH1021373A JP H1021373 A JPH1021373 A JP H1021373A JP 8176372 A JP8176372 A JP 8176372A JP 17637296 A JP17637296 A JP 17637296A JP H1021373 A JPH1021373 A JP H1021373A
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Masato Some
真人 染
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/90Plate chromatography, e.g. thin layer or paper chromatography
    • G01N30/95Detectors specially adapted therefor; Signal analysis
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/90Dynamic range modification of images or parts thereof
    • G06T5/92Dynamic range modification of images or parts thereof based on global image properties

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Pathology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多値画像上の画像領域の濃度プロファイルを
所望のように生成して、表示し、画像を解析できる画像
解析装置の提供。 【解決手段】 画像データ記憶手段42と、画像データ
記憶手段に記憶された画像データの一部を、二次元的に
展開して、一時的に記憶する画像データメモリ手段84
とを備え、画像をCRT50に表示し、所定の画像領域
の濃度のプロファイルデータを生成して、画像データメ
モリ手段に記憶させるプロファイルデータ生成手段86
と、CRTに表示されたプロファイル中に、設定された
関心領域内の画像の画素の濃度レベルの平均値を、バッ
クグラウンドノイズレベルとして算出するバックグラウ
ンドノイズ算出手段88と、その算出されたバックグラ
ウンドノイズレベルを、プロファイルデータ生成手段の
プロファイルデータから差し引いて、プロファイルデー
タを補正し、画像データメモリ手段に記憶させるプロフ
ァイルデータ補正手段90とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像解析装置に関する
ものであり、さらに詳細には、多値画像上の画像領域の
濃度プロファイルを所望のように生成して、表示し、画
像を解析することのできる画像解析装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】放射性標識を付与した物質を、生物体に
投与した後、その生物体あるいはその生物体の組織の一
部を試料とし、この試料を、高感度X線フィルムなどの
放射線フィルムに一定時間重ね合わせることによって、
放射線フィルムを感光させ或いは露光し、放射線フィル
ムの感光された部位に基づき、試料中の放射性標識物質
の位置情報を得るようにしたオートラジオグラフィ検出
方法や、蛋白質、核酸配列などの固定された高分子を、
化学発光物質と接触して、化学発光を生じさせる標識物
質により、選択的に標識し、標識物質によって選択的に
標識された高分子と、化学発光物質とを接触させて、化
学発光物質と標識物質との接触によって生ずる可視光波
長域の化学発光を検出することによって、遺伝子情報な
どの高分子に関する情報を得るようにした化学発光検出
方法、金属あるいは非金属試料などに電子線を照射し、
試料の回折像あるいは透過像などを検出して、元素分
析、試料の組成解析、試料の構造解析などをおこなった
り、生物体組織に電子線を照射して、生物体組織の画像
を検出する電子顕微鏡による検出方法、放射線を試料に
照射し、得られた放射線回折像を検出して、試料の構造
解析などをおこなう放射線回折画像検出方法などが知ら
れている。
【0003】これらの方法は、従来、検出材料として、
写真フイルムを用い、写真フイルム上に、放射線画像、
化学発光画像、電子顕微鏡画像、放射線回折画像などを
記録し、目視によって、可視画像を検出することによっ
て、おこなわれていたが、検出材料として、写真フイル
ムを用いる場合には、オートラジオグラフィ検出方法や
放射線回折画像検出方法にあっては、放射線フイルムの
感度が低く、画像記録に多大な時間を要するという問題
があり、また、化学発光検出方法にあっては、微弱な化
学発光を確実に検出するために、γ値の高い高感度フイ
ルムを用いる必要があるが、γ値の高い高感度フイルム
を用いるときは、確実に、特性曲線の直線部を用いて、
露光することが困難であって、露光ミスが多く、露光条
件を変えて、繰り返し、露光する必要があるという問題
があり、さらには、電子顕微鏡による検出方法にあって
は、電子顕微鏡用の写真フイルムは、特性曲線の直線部
が少ないため、露光条件の選択が難しく、露光ミスによ
り、繰り返し、露光をしなければならないという問題が
あり、また、いずれの方法にあっても、現像処理という
化学的処理が必要不可欠であって、操作が煩雑であると
いう問題を有している。
【0004】そこで、従来の写真フイルムに代えて、放
射線、可視光、電子線などが照射されると、そのエネル
ギーを吸収して、蓄積し、その後に、特定の波長域の電
磁波を用いて励起すると、照射された放射線、可視光、
電子線などのエネルギーの量に応じた光量の輝尽光を発
する特性を有する輝尽性蛍光体を、放射線、可視光、電
子線などの検出材料として用い、輝尽性蛍光体から発せ
られた輝尽光を、光電的に検出して、ディジタル信号に
変換し、得られた画像データに所定の画像処理を施した
後に、画像を、CRT画面などの表示手段あるいは写真
フイルム上に再生するようにしたオートラジオグラフィ
検出方法、化学発光検出方法、電子顕微鏡による検出方
法、放射線回折画像検出方法が提案されている(たとえ
ば、特公平1−60784号公報、特公平1−6078
2号公報、特公平4−3952号公報、米国特許第5,
028,793号、英国特許出願公開GB第2,24
6,197A、特開昭61−51738号公報、特開昭
61−93538号公報、特開昭59−15843号公
報など)。この輝尽性蛍光体を用いた検出方法によれ
ば、現像処理という化学的処理が不必要であるだけでな
く、オートラジオグラフィ検出方法や放射線回折画像検
出方法にあっては、露光時間を大幅に短縮することがで
き、化学発光検出方法や電子顕微鏡による検出方法にあ
っては、露光ミスが少なく、容易に、露光をおこなうこ
とができるという利点があり、さらには、ディジタル信
号に変換された後に、画像が再生されるので、画像デー
タに、信号処理を施すことによって、所望のように、画
像を再生し、あるいは、コンピュータによる定量解析が
可能になり、好ましい。
【0005】定量解析をおこなうために、これらの方法
により得られた多値画像中の特定の画像領域の濃度プロ
ファイルを生成し、CRT画面などの表示手段上に表示
する必要のある場合がある。たとえば、電気泳動法によ
りDNAの塩基配列を決定するには、目的とする遺伝子
を含むDNA断片を含む複数の試料を、ゲル支持媒体上
に、等間隔で、滴下して、電気泳動をおこなうことによ
り、分離展開し、アルカリ処理により変性して、一本鎖
のDNAとした後、公知のサザン・ブロット・ハイブリ
ダイゼーション法により、フイルタ上に固定し、目的と
する遺伝子のDNAと相補的な標識化されたDNAある
いはRNAとハイブリダイズさせて、目的とする遺伝子
を含むDNA断片に標識を付与し、標識物質の分布を画
像化して、DNAの塩基配列を決定するようにしてい
る。このとき、分子量の小さいDNAほど、電気泳動に
よる移動量が大きいため、各試料に対応する画像は、一
次元的に、すなわち、レーン状に展開されたものとな
り、電気泳動により得られる画像は、複数の等間隔で互
いに平行なレーン状の画像を含んでいる。電気泳動法に
よりDNAの塩基配列を決定する場合には、こうして得
られた画像中のレーン状の画像領域の濃度プロファイル
を求めることがしばしばおこなわれる。
【0006】また、薬物代謝研究の分野において、しば
しば用いられている薄層クロマトグラフィー(TLC:
Thin Layer Chromatography)においては、実験動物に標
識物質で標識した薬物を投与し、その薬物が体内で変化
した場合の成分を分析するため、薬物投与後、所定時間
経過毎に、実験動物の特定の部位より採取した尿、血
液、組織などの試料に所定の処理を施し、それを、ガラ
ス板の上にシリカゲルの粉を塗布したTLCプレート上
の所定の位置に、等間隔で、滴下し、これを展開溶媒に
浸して、クロマトグラフィー展開して、TLCプレート
上に、試料中の成分ごとに分離されたスポットが形成し
ている。その結果、所定時間毎に採取した試料は、一次
元的に、すなわち、レーン状に展開されるため、得られ
る画像は、複数の等間隔で互いに平行なレーン状の画像
を含むものとなる。この場合にも、たとえば、時間的
に、どのように薬物が代謝されたかを知るために、こう
して得られた画像中のレーン状の画像領域の濃度プロフ
ァイルを求めることがしばしばおこなわれている。さら
に、電子顕微鏡により、金属や非金属の試料の回折画像
や透過画像を生成して、試料の構造解析をしたり、ある
いは、生物体組織の電子顕微鏡画像を生成して、生物体
組織を観察する場合にも、画像中の特定の画像領域を指
定して、濃度プロファイルを求めることがおこなわれて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蛋白質
の薄層クロマトグラフィ(TLC)により生成された画
像や、遺伝子の位置情報を得るために生成された画像に
おいては、環境放射線による蓄積性蛍光体シートの一様
露光などに起因して、表示手段上に、再生された画像の
バックグラウンドに、一定レベルのノイズが生成されて
いることが多く、単に、特定の画像領域を指定して、そ
の領域の画像濃度のプロファイルを求める場合には、バ
ックグラウンドノイズを含んだプロファイルが求められ
ることになり、そのままでは、画像の定量解析をおこな
うことができなかった。そこで、従来は、操作者が、表
示手段に表示されたプロファイルを観察して、バックグ
ラウンドノイズの濃度レベルに相当すると考えられる濃
度レベルを指定して、濃度プロファイルから差し引き、
あるいは、画像処理装置が、自動的に、画像データの濃
度レベルの最も低いレベルを、バックグラウンドノイズ
の濃度レベルとみなして、濃度プロファイルから差し引
くことにより、画像領域の画像濃度のプロファイルを求
め、解析していた。しかしながら、操作者が、表示手段
に表示されたプロファイルを観察して、バックグラウン
ドノイズの濃度レベルを決定することは、煩雑であるだ
けでなく、熟練した操作者でないと、正しく、バックグ
ラウンドノイズの濃度レベルを決定することができず、
したがって、画像の解析精度を低下させるという問題が
あった。
【0008】また、画像データの濃度レベルの最も低い
レベルが、バックグラウンドノイズの濃度レベルである
という保証はなく、むしろ、バックグラウンドノイズの
濃度レベルがより高いことが通常であるから、画像処理
装置が、自動的に、画像データの濃度レベルの最も低い
レベルを、バックグラウンドノイズの濃度レベルとみな
して、濃度プロファイルから差し引くことにより、画像
領域の画像濃度のプロファイルを求める場合には、かえ
って、画像の解析精度が低下するという問題があった。
オートラジオグラフィ画像や、化学発光画像、電子顕微
鏡画像、放射線回折画像などを、一旦、写真フイルムに
記録し、記録された画像を光電的に読み取り、ディジタ
ル信号化し、得られた画像信号に、所望の信号処理を施
すことにより、可視画像として、CRT画面などの表示
手段や、写真フイルム上に再生する場合にも、同様な問
題が生ずる。したがって、本発明は、多値画像上の画像
領域の濃度プロファイルを所望のように生成して、表示
し、画像を解析することのできる画像解析装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
画像データを記憶する画像データ記憶手段と、該画像デ
ータ記憶手段に記憶された画像データの少なくとも一部
を、二次元的に展開して、一時的に記憶する画像データ
メモリ手段とを備え、該画像データメモリ手段に一時的
に記憶された画像データに基づき、画像を表示手段に表
示し、所定の画像領域の濃度のプロファイルを求めて、
前記表示手段に表示させるとともに、定量解析する画像
解析装置であって、所定の画像領域の濃度のプロファイ
ルデータを生成して、前記画像データメモリ手段に記憶
させるプロファイルデータ生成手段と、該プロファイル
データ生成手段により生成され、前記画像データメモリ
手段に記憶されたプロファイルデータに基づいて、前記
表示手段に表示されたプロファイル中に、関心領域を設
定可能で、設定された関心領域内の画像に対応する画像
データの画素の濃度レベルを平均値を、バックグラウン
ドノイズレベルとして算出するバックグラウンドノイズ
レベル算出手段と、該バックグラウンドノイズレベル算
出手段により算出されたバックグラウンドノイズレベル
を、前記プロファイルデータ生成手段により生成された
プロファイルデータから差し引いて、プロファイルデー
タを補正し、前記画像データメモリ手段に記憶させるプ
ロファイルデータ補正手段とを備え、前記表示手段が、
前記画像データメモリ手段に記憶されたプロファイルデ
ータを表示可能に構成された画像解析装置によって達成
される。
【0010】本発明によれば、表示手段に表示されたプ
ロファイル中に設定した関心領域内の画像に対応する画
像データの画素の濃度レベルを平均値を、バックグラウ
ンドノイズレベルとして算出するバックグラウンドノイ
ズレベル算出手段と、バックグラウンドノイズレベル算
出手段により算出されたバックグラウンドノイズレベル
を、プロファイルデータ生成手段により生成されたプロ
ファイルデータから差し引いて、プロファイルデータを
補正し、画像データメモリ手段に記憶させるプロファイ
ルデータ補正手段とを備えているから、単に、濃度レベ
ルの最小値を、バックグラウンドノイズの濃度レベルと
して、濃度のプロファイルを補正する場合に比して、は
るかに正確な濃度のプロファイルを求めることができ、
大幅に、画像の解析精度を向上させることが可能になる
し、また、熟練していない操作者でも、正確な濃度のプ
ロファイルを求めて、精度良く、画像を解析することが
可能になる。本発明の好ましい実施態様においては、前
記バックグラウンドノイズレベル算出手段が、算出した
バックグラウンドノイズレベルを前記画像データメモリ
手段に出力可能で、前記表示手段が、前記プロファイル
データ生成手段により生成され、前記画像データメモリ
手段に記憶されたプロファイルデータとともに、前記バ
ックグラウンドノイズレベル算出手段により算出され、
前記画像データメモリ手段に記憶されたバックグラウン
ドノイズレベルとを、合成して表示可能に構成されてい
る。
【0011】本発明の好ましい実施態様によれば、バッ
クグラウンドノイズレベル算出手段により算出されたバ
ックグラウンドノイズレベルが、プロファイルデータ生
成手段により生成された濃度のプロファイルとともに、
表示手段に表示されるから、適切に関心領域が設定され
たか否かを判断して、適切な関心領域を設定し、プロフ
ァイルデータからバックグラウンドノイズを除去するこ
とができるから、より一層、画像の解析精度を向上させ
ることが可能になる。本発明のさらに好ましい実施態様
においては、前記画像データが、蓄積性蛍光体シートを
用いて生成されている。本発明のさらに好ましい実施態
様においては、前記画像データが、オートラジオグラフ
ィ画像データ、放射線回折画像データ、電子顕微鏡画像
データおよび化学発光画像データよりなる群から選ばれ
る画像データにより構成されている。本発明のさらに好
ましい実施態様においては、オートラジオグラフィ画像
データ、放射線回折画像データまたは電子顕微鏡画像デ
ータが、試料から発せられる放射線または電子線を、輝
尽性蛍光体に蓄積、吸収させ、しかる後に、前記輝尽性
蛍光体に、電磁波を照射して、該輝尽性蛍光体から発せ
られた光を光電変換することにより得られている。
【0012】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、化学発光画像が、試料から発せられる可視光を、輝
尽性蛍光体に蓄積、吸収させ、しかる後に、前記輝尽性
蛍光体に、電磁波を照射して、該輝尽性蛍光体から発せ
られた光を光電変換することにより得られている。本発
明において、オートラジオグラフィ画像、放射線回折画
像または電子顕微鏡画像を生成するために使用すること
のできる輝尽性蛍光体としては、放射線または電子線の
エネルギーを蓄積可能で、電磁波によって励起され、蓄
積している放射線または電子線のエネルギーを光の形で
放出可能なものであればよく、とくに限定されるもので
はないが、可視光波長域の光によって励起可能であるも
のが好ましい。具体的には、たとえば、特開昭55−1
2145号公報に開示されたアルカリ土類金属弗化ハロ
ゲン化物系蛍光体(Ba1-x,2+ x )FX:yA(ここ
に、M2+はMg、Ca、Sr、ZnおよびCdからなる
群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属元
素、XはCl、BrおよびIからなる群より選ばれる少
なくとも一種のハロゲン、AはEu、Tb、Ce、T
m、Dy、Pr、He、Nd、YbおよびErからなる
群より選ばれる少なくとも一種の3価金属元素、xは0
≦x≦0.6、yは0≦y≦0.2である。)、特開平
2−276997号公報に開示されたアルカリ土類金属
弗化ハロゲン化物系蛍光体SrFX:Z(ここに、Xは
Cl、BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも
一種のハロゲン、ZはEuまたはCeである。)、特開
昭59−56479号公報に開示されたユーロピウム付
活複合ハロゲン物系蛍光体BaFX・xNaX’:aE
2+(ここに、XおよびX’はいずれも、Cl、Brお
よびIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲ
ンであり、xは0<x≦2、aは0<a≦0.2であ
る。)、特開昭58−69281号公報に開示されたセ
リウム付活三価金属オキシハロゲン物系蛍光体であるM
OX:xCe(ここに、MはPr、Nd、Pm、Sm、
Eu、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびBi
からなる群より選ばれる少なくとも一種の三価金属元
素、XはBrおよびIのうちの一方あるいは双方、x
は、0<x<0.1である。)、特開昭60−1011
79号公報および同60−90288号公報に開示され
たセリウム付活希土類オキシハロゲン物系蛍光体である
LnOX:xCe(ここに、LnはY、La、Gdおよ
びLuからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土類
元素、XはCl、BrおよびIからなる群より選ばれる
少なくとも一種のハロゲン、xは、0<x≦0.1であ
る。)および特開昭59−75200号公報に開示され
たユーロピウム付活複合ハロゲン物系蛍光体MIIFX・
aMI X’・bM'II '' 2 ・cMIII ''' 3 ・x
A:yEu2+(ここに、MIIはBa、SrおよびCaか
らなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金
属元素、MI はLi、Na、K、RbおよびCsからな
る群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属元素、
M' IIはBeおよびMgからなる群より選ばれる少なく
とも一種の二価金属元素、MIII はAl、Ga、Inお
よびTlからなる群より選ばれる少なくとも一種の三価
金属元素、Aは少なくとも一種の金属酸化物、XはC
l、BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも一
種のハロゲン、X’、X''およびX''' はF、Cl、B
rおよびIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハ
ロゲンであり、aは、0≦a≦2、bは、0≦b≦10
-2、cは、0≦c≦10-2で、かつ、a+b+c≧10
-2であり、xは、0<x≦0.5で、yは、0<y≦
0.2である。)が、好ましく使用し得る。
【0013】本発明において、化学発光画像を生成する
ために、使用することのできる輝尽性蛍光体としては、
可視光波長域の光のエネルギーを蓄積可能で、電磁波に
よって励起され、蓄積している可視光波長域の光のエネ
ルギーを光の形で放出可能なものであればよく、とくに
限定されるものではないが、可視光波長域の光によって
励起可能であるものが好ましい。具体的には、たとえ
ば、特開平4−232864号公報に開示された金属ハ
ロリン酸塩系蛍光体、希土類元素付活蛍光体、アルミン
酸塩系蛍光体、珪酸塩系蛍光体、フッ化物系蛍光体が、
好ましく使用し得る。
【0014】
【発明の好ましい実施の形態】以下、添付図面に基づい
て、本発明にかかる好ましい実施態様につき、詳細に説
明を加える。図1は、本発明の実施態様にかかるオート
ラジオグラフィ画像解析装置によって解析すべき画像デ
ータを生成する画像読み取り装置の一例を示す略斜視図
である。図1において、蓄積性蛍光体シート1には、試
料(図示せず)に含まれる放射性標識物質の位置情報
が、放射線エネルギーの形で、蓄積されている。ここ
に、放射性標識物質の位置情報とは、試料中における放
射性標識物質もしくはその集合体の位置を中心とした各
種の情報、たとえば、試料中に存在する放射性標識物質
の集合体の存在位置と形状、その位置における放射性標
識物質の濃度、分布などからなる情報の一つもしくは任
意の組み合わせとして得られる各種の情報を意味するも
のである。本実施態様においては、サザン・ブロット・
ハイブリタイゼーション法を利用した遺伝子中の放射性
標識物質のオートラジオグラフィ画像が、蓄積性蛍光体
シート1に蓄積記録されている。
【0015】こうして試料中の放射性標識物質の位置情
報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート1を、レーザ光
2により、走査して、励起し、輝尽光を発生させる。レ
ーザ光2は、レーザ光源3により発生され、フィルタ4
を通過することにより、レーザ光2による励起によって
蓄積性蛍光体シート1から発生する輝尽光の波長領域に
対応する波長領域の部分がカットされる。次いで、レー
ザ光2は、ビーム・エクスパンダ5により、そのビーム
径が正確に調整され、ガルバノミラー等の光偏向器6に
入射する。光偏向器6によって偏向されたレーザ光2
は、fθレンズ7を介して、平面反射鏡8により反射さ
れ、蓄積性蛍光体シート1上に、一次元的に入射する。
fθレンズ7は、蓄積性蛍光体シート1上を、レーザ光
2により走査するときに、つねに、均一のビーム速度
で、走査がなされることを保証するものである。このよ
うなレーザ光2による走査と同期して、蓄積性蛍光体シ
ート1は、図4において、矢印の方向に移動され、その
全面が、レーザ光2によって走査されるようになってい
る。蓄積性蛍光体シート1は、レーザ光2が照射される
と、蓄積記録していた放射線エネルギーに比例する光量
の輝尽光を発光し、発光した輝尽光は、導光性シート9
に入射する。
【0016】導光性シート9は、その受光端部が直線状
をなし、蓄積性蛍光体シート1上の走査線に対向するよ
うに近接して配置され、また、その射出端部は、円環状
をなし、フォトマルチプライアなどの光電変換型の光検
出器10の受光面に接続されている。この導光性シート
9は、アクリル系合成樹脂などの透明な熱可塑性樹脂シ
ートを加工して作られており、受光端部から入射した光
が、その内面で、全反射を繰り返しながら、射出端部を
経て、光検出器10の受光面に伝達されるように、その
形状が定められている。したがって、レーザ光2の照射
に応じて、蓄積性蛍光体シート1から発光した輝尽光
は、導光性シート9に入射し、その内部で、全反射を繰
り返しながら、射出端部を経て、光検出器10によって
受光される。光検出器10の受光面には、蓄積性蛍光体
シート1から発光される輝尽光の波長領域の光のみを透
過し、レーザ光2の波長領域の光をカットするフィルタ
が貼着されており、光検出器10は、蓄積性蛍光体シー
ト1から発光された輝尽光のみを光電的に検出するよう
に構成されている。光検出器10によって光電的に検出
された輝尽光は、電気信号に変換され、所定の増幅率を
有する増幅器11によって、所定のレベルの電気信号に
増幅された後、A/D変換器12に入力される。電気信
号は、A/D変換器12において、信号変動幅に適した
スケールファクタで、ディジタル信号に変換され、ライ
ンバッファ13に入力される。ラインバッファ13は、
走査線1列分の画像データを一時的に記憶するものであ
り、以上のようにして、走査線1列分の画像データが記
憶されると、そのデータを、ラインバッファ13の容量
よりもより大きな容量を有する送信バッファ14に出力
し、送信バッファ14は、所定の容量の画像データが記
憶されると、画像データを、オートラジオグラフィ画像
解析装置に出力するように構成されている。
【0017】図2は、本発明の実施態様にかかるオート
ラジオグラフィ画像解析装置および画像読み取り装置の
ブロックダイアグラムである。図2において、オートラ
ジオグラフィ画像解析装置30は、蓄積性蛍光体シート
1に蓄積記録され、画像読み取り装置20により読み取
られて、ディジタル信号に変換された試料に含まれる放
射性標識物質の位置情報を含む画像データを受け、濃
度、色調、コントラストなどが適正で、観察解析特性に
優れた可視画像を再生し得るように、データ処理を施す
データ処理手段60と、画像読み取り装置20からデー
タ処理手段60に入力され、データ処理が施された画像
データを記憶する画像データ記憶手段40と、試料に含
まれる放射性標識物質の位置情報を含む画像データを画
像として再生するCRT50を備えている。画像読み取
り装置20の送信バッファ14に、一時的に記憶された
画像データは、オートラジオグラフィ画像解析装置30
のデータ処理手段60の受信バッファ62に入力され
て、一時的に記憶され、受信バッファ62内に、所定量
の画像データが記憶されると、記憶された画像データ
が、画像データ記憶手段40の画像データ一時記憶部4
1に出力され、記憶される。このようにして、画像読み
取り装置20の送信バッファ14から、データ処理手段
60の受信バッファ62に送られ、一時的に記憶された
画像データは、さらに、受信バッファ62から、画像デ
ータ記憶手段40の画像データ一時記憶部41に送られ
て、記憶される。こうして、蓄積性蛍光体シート1の全
面を、レーザ光2によって走査して得られた画像データ
が、画像データ記憶手段40の画像データ一時記憶部4
1に記憶されると、データ処理手段60のデータ処理部
64は、画像データ一時記憶部41から画像データを読
み出し、データ処理手段60の一時メモリ66に記憶し
て、必要なデータ処理を施した後、このような画像デー
タのみを、画像データ記憶手段40の画像データ記憶部
42に記憶させる。しかる後、データ処理部64は、画
像データ一時記憶部41に記憶されている画像データを
消去する。
【0018】画像データ記憶手段40の画像データ記憶
部42に記憶された画像データは、操作者が、画像を観
察解析するために、データ処理部64によって、読み出
されて、CRT50の画面上に表示されるようになって
いる。図3は、データ処理手段60のブロックダイアグ
ラムである。図3において、データ処理手段60は、画
像読み取り装置20の送信バッファ14から、画像デー
タを受け取る受信バッファ62、データ処理を実行する
データ処理部64および画像データを一時的に記憶する
一時メモリ66を備えている。一時メモリ66は、画像
データを、二次元的に展開して、一時的に記憶するよう
に構成されている。データ処理手段60は、さらに、一
時メモリ66に一時的に記憶された画像データの中か
ら、画像データの一部を選択する画像データ選択部68
と、画像データ選択部68により選択された画像データ
を拡大あるいは縮小する画像データ拡大/縮小部70
と、画像データ拡大/縮小部70により拡大あるいは縮
小された画像データを、二次元的に展開して、一時的に
記憶する拡大/縮小画像データ記憶部72と、CRT5
0の画面上に表示すべき種々の図形データを記憶する図
形データ記憶部74と、図形データ記憶部74に記憶さ
れた図形データの中から、所定の図形データを選択し、
拡大/縮小画像データ記憶部72に二次元的に展開され
て、一時的に記憶された画像データに重ね合わせるため
に、位置およびサイズを指定する図形データ設定部76
と、拡大/縮小画像データ記憶部72に一時的に記憶さ
れた画像データと、図形データ設定部76によって選択
され、CRT50の画面上に表示すべき図形データとを
合成するデータ合成部78と、データ合成部78によっ
て合成された画像データおよび図形データを、二次元的
に展開して、一時的に記憶する合成データ記憶部80
と、合成データ記憶部80に一時的に記憶された画像デ
ータおよび図形データの中から、所定のデータ領域を選
択するデータ領域選択部82と、データ領域選択部82
によって選択された画像データおよび図形データのデー
タ領域内のデータを、二次元的に展開して、一時的に記
憶するウインドメモリ84と、ウインドメモリ84内に
生成された所定の図形によって囲まれた画像データの画
像の濃度に対応する濃度プロファイルデータを生成し、
ウインドメモリ84に書き込み可能なプロファイルデー
タ生成部86と、バックグラウンドノイズを算出するバ
ックグラウンドノイズ算出部88と、バックグラウンド
ノイズ算出部88により算出されたバックグラウンドノ
イズに基づいて、ウインドメモリ84に書き込まれた濃
度のプロファイルデータを補正するプロファイルデータ
補正部90と、ウインドメモリ84に記憶された画像デ
ータおよび図形データならびにプロファイルデータ生成
部86によって生成されたプロファイルデータおよびプ
ロファイルデータ補正部90によって補正されたプロフ
ァイルデータを、CRT50の画面上に表示する画像表
示部92を備えている。
【0019】画像データ選択部68には、選択画像デー
タ決定手段100からの画像データ選択信号が入力さ
れ、画像データ拡大/縮小部70には、画像データ倍率
決定手段102からの拡大/縮小信号が入力されてい
る。また、図形データ設定部76には、図形データ表示
手段104からの図形データ表示信号が入力され、デー
タ合成部78には、データ合成指示手段106から、ど
の図形データを選択し、どのように、画像データと図形
データを合成して、CRT50の画面上に表示するかを
決定するデータ合成信号が入力さている。さらに、デー
タ領域選択部82には、データ領域指定手段108から
のデータ領域指定信号が入力され、プロファイルデータ
生成部86には、プロファイルデータ生成指示手段11
0からのプロファイルデータ生成信号が入力されてい
る。また、画像表示部92には、画像表示指示手段11
2からの画像表示指示信号が入力され、バックグラウン
ドノイズ算出部88には、バックグランウドノイズ算出
指示手段114からのバックグラウンドノイズレベル算
出信号が入力されており、プロファイルデータ補正部9
0には、プロファイルデータ補正指示手段116からの
プロファイルデータ補正指示信号が入力されている。
【0020】ここに、本実施態様においては、選択画像
データ決定手段100、画像データ倍率決定手段10
2、図形データ表示手段104、データ合成指示手段1
06、データ領域指定手段108、プロファイルデータ
生成指示手段110、画像表示指示手段112、バック
グランウドノイズ算出指示手段114およびプロファイ
ルデータ補正指示手段116は、マウス(図示せず)に
よって操作可能に構成されている。以上のように構成さ
れた本発明の実施態様にかかる画像解析装置は、以下の
ようにして、画像データ記憶手段40に記憶された画像
データおよび図形データ記憶手段74に記憶された図形
データに基づいて、画像とともに、所望の図形を、CR
T50の画面上に表示する。まず、画像データ記憶部4
2に記憶された画像データが、一時メモリ66に、二次
元的に展開されて、記憶される。次いで、選択画像デー
タ決定手段90が操作されて、一時メモリ66に二次元
的に展開されて、記憶された画像データの一部が選択さ
れ、画像データ選択部68に、二次元的に展開されて、
記憶される。その後、画像データ選択部68に二次元的
に展開されて、記憶された画像データは、拡大も縮小も
されることなく、拡大/縮小画像データ記憶部72に、
二次元的に展開されて、記憶され、さらに、図形データ
が合成されることなく、合成データ記憶部82に、二次
元的に展開されて、記憶される。合成データ記憶部82
に二次元的に展開されて、記憶された画像データは、ウ
インドメモリ84に、二次元的に展開されて、記憶さ
れ、画像表示指示手段100が操作されることによっ
て、CRT50の画面上に、画像として表示される。
【0021】操作者は、CRT50の画面上に表示され
た画像を観察し、必要に応じて、画像データ倍率決定手
段92を操作して、画像データ拡大/縮小部70によ
り、画像データ選択部68に二次元的に展開されて、記
憶された画像データが拡大あるいは縮小し、画像データ
を、拡大/縮小画像データ記憶部72に、二次元的に展
開して、記憶させる。次いで、拡大/縮小画像データ記
憶部72に二次元的に展開されて、記憶された画像デー
タは、データ合成部78により読み出され、合成データ
記憶部82に、二次元的に展開されて、記憶される。そ
の後、操作者が、データ領域指定手段98を操作して、
合成データ記憶部82に二次元的に展開されて、記憶さ
れた画像データの一部の領域を指定すると、指定された
画像データが、ウインドメモリ84に送られて、二次元
的に展開されて、記憶され、画像表示指示手段100が
操作されると、画像表示部86により、CRT50の画
面上に、画像として表示される。サザン・ブロット・ハ
イブリタイゼーション法を利用した遺伝子中の放射性標
識物質のオートラジオグラフィ画像は、複数のレーンを
有し、各レーン内には、一次元的に分布された複数のス
ポット画像領域が形成されている。かかるオートラジオ
グラフ検出法においては、しばしば、図形を用いて、画
像領域を画定し、濃度のプロファイルを求めて、画像の
解析がなされる。
【0022】所望の画像領域内の濃度のプロファイルを
求めるために、図形を用いて、CRT50の画面上に表
示された画像中の画像領域を画定する場合には、操作者
は、まず、マウスを用いて、データ合成指示手段96を
操作して、画像データと図形データの合成を指示する。
次いで、CRT50の画面上に表示された画像を観察し
ながら、所望の画像領域が画定されるように、マウスを
操作することにより、図形データ表示手段94を操作す
ると、マウスの操作に応じた位置情報を含む図形データ
表示信号が図形データ設定部76に入力され、図形デー
タ設定部76により、その位置情報に対応する図形デー
タが、図形データ記憶部74から読み出され、画像デー
タ中における所望の図形に対応する図形データの座標デ
ータが記憶される。次いで、図形データは、データ合成
部78に読み出されて、拡大/縮小画像データ記憶部7
2に二次元的に展開され、記憶された画像データと合成
されて、合成データ記憶部82に、二次元的に展開され
て、記憶され、ウインドメモリ84を経て、CRT50
の画面上に表示された画像上に、図形データに基づい
て、図形が表示される。こうして表示された図形により
囲まれた画像領域の濃度プロファイルを求める時は、操
作者は、プロファイルデータ生成指示手段110を操作
し、プロファイルデータ生成部86に、プロファイルデ
ータ生成信号を入力して、図形によって囲まれた画像領
域の画素毎の濃度レベルを積算させ、濃度プロファイル
データを生成させる。生成された濃度プロファイルデー
タは、ウインドメモリ84に出力され、一時的に記憶さ
れた後、濃度プロファイルとして、CRT50の画面上
に表示される。こうして表示された濃度プロファイル
は、通常、図4に示されるように、環境放射線などによ
り、蓄積性蛍光体シート1が一様に露光されるため、一
定の濃度レベルのバックグラウンドノイズを含んでい
る。したがって、正しい濃度プロファイルを求めるため
には、バックグラウンドノイズを除去することが必要で
ある。
【0023】そこで、本実施態様においては、バックグ
ラウンドノイズ算出部88は、CRT50の画面上に表
示された濃度プロファイル中の操作者により指定された
関心領域内の濃度レベルの平均値を算出し、これを、バ
ックグラウンドノイズの濃度レベルとして、プロファイ
ルデータ補正部90に出力し、プロファイルデータ補正
部90は、プロファイルデータ生成部86から入力され
たプロファイルデータから、バックグラウンドノイズ算
出部88から入力されたバックグラウンドノイズの濃度
レベルを差し引いて、プロファイルデータを補正し、C
RT50の画面上に表示するように構成されている。す
なわち、操作者は、CRT50の画面上に表示された濃
度プロファイルを観察しつつ、マウスを操作することに
より、バックグラウンドノイズ算出指示手段114を操
作して、CRT50の画面上に表示された濃度プロファ
イル中の関心領域200を設定する。関心領域200が
設定されると、バックグラウンドノイズ算出部88は、
ウインドメモリ84中に、二次元的に展開されて、一時
的に記憶されている画像データ中の関心領域200によ
り画定された画像に対応する画像データに基づき、関心
領域200内の画素の濃度レベルの平均値を算出して、
バックグラウンドノイズの濃度レベルとしてウインドメ
モリ84およびプロファイルデータ補正部90に出力す
る。ウインドメモリ84は、バックグラウンドノイズ算
出部88から入力されたバックグラウンドノイズの濃度
レベルを、プロファイルデータ生成部86から入力さ
れ、一時的に記憶しているプロファイルデータと合成し
て、CRT50の画面上に表示する。図5は、こうし
て、バックグラウンドノイズ算出部88により算出され
たバックグラウンドノイズの濃度レベル202が合成さ
れたプロファイルデータに基づき、CRT50の画面上
に表示された濃度プロファイルを示している。こうし
て、CRT50の画面上に、濃度プロファイルととも
に、バックグラウンドノイズの濃度レベル202が表示
されると、操作者は、経験に照らし、CRT50の画面
上に表示されたバックグラウンドノイズの濃度レベル2
02が適当なものか否かを判断し、適当ではないと判断
したときは、再度、CRT50の画面上に表示された濃
度プロファイルを観察しつつ、マウスを操作することに
より、バックグラウンドノイズ算出指示手段114を操
作して、CRT50の画面上に表示された濃度プロファ
イル中に、別の関心領域200を設定して、バックグラ
ウンドノイズ算出部88に、バックグラウンドノイズの
濃度レベルを算出させ、CRT50の画面上に表示させ
て、適当なバックグラウンドノイズの濃度レベル202
が、CRT50の画面上に表示されるまで、同様な操作
を繰り返す。これに対して、CRT50の画面上に表示
されたバックグラウンドノイズの濃度レベル202が適
当なものと判断したときは、操作者は、マウスを用い
て、プロファイルデータ補正指示手段116を操作し、
プロファイルデータ補正部90に、プロファイルデータ
補正指示信号を入力する。プロファイルデータ補正部9
0は、プロファイルデータ補正指示手段116からプロ
ファイルデータ補正指示信号が入力されると、プロファ
イルデータ生成部86からプロファイルデータを読み出
し、読み出したプロファイルデータから、バックグラウ
ンドノイズ算出部88から入力されたバックグラウンド
ノイズの濃度レベルをを差し引き、プロファイルデータ
を補正し、補正したプロファイルデータを、ウインドメ
モリ84に出力する。プロファイルデータ補正部90に
より補正され、ウインドメモリ84に出力されたプロフ
ァイルデータは、ウインドメモリ84内に、一時的に記
憶された後、濃度プロファイルとして、CRT50の画
面上に表示される。
【0024】本実施態様によれば、操作者は、CRT5
0の画面上に表示された濃度プロファイルを観察して、
バックグラウンドノイズの濃度レベルを算出するのに適
当な濃度プロファイルの領域を関心領域はして設定し、
関心領域内の画素の濃度レベルの平均値を求め、これ
を、バックグラウンドノイズの濃度レベルとして、濃度
プロファイルを補正しているので、単に、濃度レベルの
最小値を、バックグラウンドノイズの濃度レベルとし
て、濃度プロファイルを補正する場合に比して、はるか
に正確な濃度プロファイルを求めることができ、大幅
に、画像の解析精度を向上させることが可能になるし、
また、熟練していない操作者でも、正確な濃度プロファ
イルを求めて、精度良く、画像を解析することが可能に
なる。さらに、本実施態様においては、バックグラウン
ドノイズ算出部88により算出されたバックグラウンド
ノイズの濃度レベルが、プロファイルデータ生成部86
により生成された濃度のプロファイルとともに、CRT
50の画面上に表示されるから、適切に関心領域が設定
されたか否かを判断して、適切な関心領域を設定し、プ
ロファイルデータからバックグラウンドノイズを除去す
ることができるから、より一層、画像の解析精度を向上
させることが可能になる。
【0025】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることがいうまでもない。たとえば、前
記実施態様においては、サザン・ブロット・ハイブリタ
イゼーション法を利用した遺伝子中の放射性標識物質の
オートラジオグラフィ画像の濃度プロファイルを求める
場合につき、説明を加えたが、本発明は、かかるオート
ラジオグラフィに限定されることなく、たとえば、蛋白
質の薄層クロマトグラフィ(TLC)により生成された
オートラジオグラフィ画像、ポリアクリルアミドゲル電
気泳動法によって、蛋白質の分離、同定、あるいは、分
子量、特性の評価などをおこなうオートラジオグラフィ
画像、マウスなどの実験動物における投与物質の代謝、
吸収、排泄の経路、状態などを研究するためのオートラ
ジオグラフィ画像などのオートラジオグラフィ画像の濃
度プロファイルを求める場合はもとより、サザン・ブロ
ット・ハイブリダイゼーション法を用いた遺伝子の化学
発光画像、蛋白質の薄層クロマトグラフィによって生成
された化学発光画像、ポリアクリルアミドゲル電気泳動
法によって、蛋白質の分離、同定、あるいは、分子量、
特性の評価などをおこなうための化学発光画像などの化
学発光法を利用した化学発光画像の濃度プロファイルを
求める場合にも、電子顕微鏡を用いて生成された金属あ
るいは非金属試料の電子線透過画像や電子線回折画像、
生物体組織などの電子顕微鏡画像、さらには、金属ある
いは非金属試料などの放射線回折画像の濃度プロファイ
ルを求める場合にも、広く適用することができる。
【0026】また、前記実施態様においては、蓄積性蛍
光体シート1を用いて、試料中の放射性標識物質の位置
情報を電気信号に変換して得た画像データを、CRT5
0の画面上に、可視画像として表示しているが、蓄積性
蛍光体シート1に代えて、写真フィルムを用いて、一
旦、可視画像を形成し、この可視画像を光電的に読み取
り、電気信号に変換した画像データに対して、同様の処
理をおこなうことも可能である。さらに、本発明におい
て、手段とは、必ずしも物理的手段を意味するものでは
なく、各手段の機能が、ソフトウエアにより実現される
場合も包含する。また、一つの手段の機能が二以上の物
理的手段により実現されても、二以上の手段の機能が一
つの物理的手段により実現されてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、多値画像上の画像領域
の濃度プロファイルを所望のように生成して、表示し、
画像を解析することのできる画像解析装置を提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施態様にかかるオートラジ
オグラフィ画像解析装置によって解析すべき画像データ
を生成する画像読み取り装置の一例を示す略斜視図であ
る。
【図2】図2は、本発明の実施態様にかかるオートラジ
オグラフィ画像解析装置および画像読み取り装置のブロ
ックダイアグラムである。
【図3】図3は、データ処理手段のブロックダイアグラ
ムである。
【図4】図4は、濃度プロファイルに、関心領域が画定
されたCRTの画面を示す図面である。
【図5】図5は、濃度プロファイルに、関心領域が画定
され、バックグラウンドノイズの濃度レベルが表示され
たCRTの画面を示す図面である。
【符号の説明】
1 蓄積性蛍光体シート 2 レーザ光 3 レーザ光源 4 フィルタ 5 ビーム・エクスパンダ 6 光偏向器 7 fθレンズ 8 平面反射鏡 9 導光性シート 10 光検出器 11 増幅器 12 A/D変換器 13 ラインバッファ 14 送信バッファ 20 画像読み取り装置 30 オートラジオグラフィ画像解析装置 40 画像データ記憶手段 41 画像データ一時記憶部 42 画像データ記憶部 50 CRT 60 データ処理手段 62 受信バッファ 64 データ処理部 66 一時メモリ 68 画像データ選択部 70 画像データ拡大/縮小部 72 拡大/縮小画像データ記憶部 74 図形データ記憶部 78 データ合成部 80 合成画像データ記憶部 82 データ領域選択部 84 ウインドメモリ 86 プロファイルデータ生成部 88 バックグラウンドノイズ算出部 90 プロファイルデータ補正部 92 画像表示部 100 選択画像データ決定手段 102 画像データ倍率決定手段 104 図形データ選択手段 106 データ合成指示手段 110 プロファイルデータ生成指示手段 112 画像表示指示手段 114 バックグラウンドノイズ算出指示手段 116 プロファイルデータ補正指示手段 200 関心領域 202 バックグラウンドノイズの濃度レベル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記憶する画像データ記憶手
    段と、該画像データ記憶手段に記憶された画像データの
    少なくとも一部を、二次元的に展開して、一時的に記憶
    する画像データメモリ手段とを備え、該画像データメモ
    リ手段に一時的に記憶された画像データに基づき、画像
    を表示手段に表示し、所定の画像領域の濃度のプロファ
    イルを求めて、前記表示手段に表示させるとともに、定
    量解析する画像解析装置において、所定の画像領域の濃
    度のプロファイルデータを生成して、前記画像データメ
    モリ手段に記憶させるプロファイルデータ生成手段と、
    該プロファイルデータ生成手段により生成され、前記画
    像データメモリ手段に記憶されたプロファイルデータに
    基づいて、前記表示手段に表示されたプロファイル中
    に、関心領域を設定可能で、設定された関心領域内の画
    像に対応する画像データの画素の濃度レベルを平均値
    を、バックグラウンドノイズレベルとして算出するバッ
    クグラウンドノイズレベル算出手段と、該バックグラウ
    ンドノイズレベル算出手段により算出されたバックグラ
    ウンドノイズレベルを、前記プロファイルデータ生成手
    段により生成されたプロファイルデータから差し引い
    て、プロファイルデータを補正し、前記画像データメモ
    リ手段に記憶させるプロファイルデータ補正手段とを備
    え、前記表示手段が、前記画像データメモリ手段に記憶
    されたプロファイルデータを表示可能に構成されたこと
    を特徴とする画像解析装置。
  2. 【請求項2】 前記バックグラウンドノイズレベル算出
    手段が、算出したバックグラウンドノイズレベルを前記
    画像データメモリ手段に出力可能で、前記表示手段が、
    前記プロファイルデータ生成手段により生成され、前記
    画像データメモリ手段に記憶されたプロファイルデータ
    とともに、前記バックグラウンドノイズレベル算出手段
    により算出され、前記画像データメモリ手段に記憶され
    たバックグラウンドノイズレベルとを、合成して表示可
    能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像
    解析装置。
  3. 【請求項3】 前記画像データが、蓄積性蛍光体シート
    を用いて生成されたものであることを特徴とする請求項
    1または2に記載の画像解析装置。
  4. 【請求項4】 前記画像データが、オートラジオグラフ
    ィ画像データ、放射線回折画像データ、電子顕微鏡画像
    データおよび化学発光画像データよりなる群から選ばれ
    る画像データにより構成されたことを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか1項に記載の画像解析装置。
  5. 【請求項5】 前記オートラジオグラフィ画像データ、
    前記放射線回折画像データまたは前記電子顕微鏡画像デ
    ータが、試料から発せられる放射線または電子線を、輝
    尽性蛍光体に蓄積、吸収させ、しかる後に、前記輝尽性
    蛍光体に、電磁波を照射して、該輝尽性蛍光体から発せ
    られた光を光電変換することにより生成されたことを特
    徴とする請求項4に記載の画像解析装置。
  6. 【請求項6】 前記化学発光画像が、試料から発せられ
    る可視光を、輝尽性蛍光体に蓄積、吸収させ、しかる後
    に、前記輝尽性蛍光体に、電磁波を照射して、該輝尽性
    蛍光体から発せられた光を光電変換することにより生成
    されたことを特徴とする請求項4に記載の画像解析装
    置。
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