JPH10210657A - サイクル制御方法 - Google Patents

サイクル制御方法

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JPH10210657A
JPH10210657A JP9092684A JP9268497A JPH10210657A JP H10210657 A JPH10210657 A JP H10210657A JP 9092684 A JP9092684 A JP 9092684A JP 9268497 A JP9268497 A JP 9268497A JP H10210657 A JPH10210657 A JP H10210657A
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Yoshiyuki Sawada
善之 沢田
Masanori Nishimura
正典 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動時、負荷が冷状態の場合でも、突入電流
を抑制する。 【解決手段】 交流電源の周波数に同期して、各サイク
ルのゼロ電圧時に、サイリスタ3,4を点弧させ、負荷
電力のサイクル毎の開閉により、電力を設定するととも
に、制御を行うサイクル制御において、起動時、起動信
号の入力後、サイリスタ3,4を位相制御により導通角
を徐々に大きくした後、上記サイリスタをサイクル制御
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流電源の周波数に
同期して、各サイリスタのゼロ電圧時にサイリスタを点
弧させ、負荷電力のサイクル毎の開閉により、電力を設
定するとともに、制御を行うサイクル制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒータやランプを用いて温度を制
御する電力装置は、電力制御素子のサイリスタを位相制
御する電力制御装置と、交流電源の周波数に同期して各
サイクルのゼロ電圧時にサイリスタを点弧させ、負荷電
力のサイクル毎の開閉により電力をサイクル制御する電
力制御装置とがある。
【0003】上記位相制御する電力制御装置は、サイリ
スタの点弧時の電力変化率が大きいため、点弧時の急峻
な電流の立ち上がりにより高周波雑音が発生し、並列に
使用している他の電気機器に悪影響を及ぼすという欠点
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記位相制御する電力
制御装置の欠点を除去するために、上記サイクル制御に
よる電力制御装置が用いられている。ところが、負荷が
ヒータやランプの場合、サイクル制御による電力制御装
置の起動時は、負荷のヒータやランプが冷状態となって
おり、過大な突入電流が負荷に流れることになる。この
突入電流により、電力制御装置が損傷したり、受電電源
にフリッカ現象が発生するということがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、交流電源の周波数に同期し
て、各サイクルのゼロ電圧時にサイリスタを点弧させ、
負荷電力のサイクル毎の開閉により、電力を設定すると
ともに、制御を行うサイクル制御方法において、起動時
起動信号の入力後、上記サイリスタを位相制御により導
通角を徐々に大きくした後、上記サイリスタをサイクル
制御するものである。
【0006】起動時、サイリスタを位相制御のソフトス
タートにより導通角を徐々に大きくするため、負荷が冷
状態であっても、過大な突入電流が負荷に流れることが
ない。この導通角を徐々に大きくするソフトスタートの
動作完了後、サイリスタはサイクル制御される。
【0007】請求項2記載の発明は、交流電源の周波数
に同期して、各サイクルのゼロ電圧時にサイリスタを点
弧させ、負荷電力のサイクル毎の開閉により、電力を設
定するとともに、制御を行うサイクル制御方法におい
て、起動時起動信号の入力後、ソフトスタートタイマを
駆動させ、負荷に流れる電流が大きいときは、ソフトス
タートタイマ値を長時間に設定し、負荷に流れる電流が
小さいときは、ソフトスタートタイマ値を短時間に設定
させ、上記ソフトスタートタイマのタイムアップ前は、
上記サイリスタを位相制御によりサイリスタの導通角を
徐々に大きくさせ、上記ソフトスタートタイマのタイム
アップ後は、上記サイリスタをサイクル制御するもので
ある。
【0008】起動時、サイリスタを位相制御のソフトス
タートにより導通角を徐々に大きくさせる。このとき、
負荷に流れる電流が大きいときには、ソフトスタートタ
イマ値を長時間に設定変更すると、ソフトスタート時間
が長くなり、負荷に流れるピーク電流を小さくできる。
一方、負荷に流れる電流が小さいときには、ソフトスタ
ートタイマ値を短時間に設定変更させると、ソフトスタ
ート時間が短くなり、負荷のヒートアップが速くなる。
ソフトスタートタイマのタイムアップ後、サイリスタは
サイクル制御される。
【0009】請求項3記載の発明は、交流電源の周波数
に同期して、各サイクルのゼロ電圧時にサイリスタを点
弧させ、負荷電力のサイクル毎の開閉により、電力を設
定するとともに、制御を行うサイクル制御方法におい
て、起動時起動信号の入力後、ソフトスタートタイマ値
が設定されたソフトスタートタイマを駆動させ、さらに
負荷に流れる電流を毎サイクル検出し、負荷に流れる電
流が大きいときは、ソフトスタートタイマ値のカウント
の増し分を小さくさせ、負荷に流れる電流が小さいとき
は、ソフトスタートタイマ値のカウントの増し分を大き
くさせ、上記ソフトスタートタイマのタイムアップ前
は、上記サイリスタを位相制御によりサイリスタの導通
角を徐々に大きくさせ、上記ソフトスタートタイマのタ
イムアップ後は、上記サイリスタをサイクル制御するも
のである。
【0010】起動時、サイリスタを位相制御のソフトス
タートにより導通角を徐々に大きくさせる。このとき、
負荷に流れる電流を毎サイクル検出し、もし負荷に流れ
る電流が大きいときには、ソフトスタートタイマ値のカ
ウントの増し分を小さくさせると、タイムアップまでの
時間が長くなり、すなわちソフトスタート時間が長くな
って、負荷に流れるピーク電流を小さくできる。一方、
負荷に流れる電流が小さいときには、ソフトスタートタ
イマ値のカウントの増し分を大きくさせると、ソフトス
タート時間が短くなり、負荷のヒートアップが速くな
る。ソフトスタートタイマのタイムアップ後、サイリス
タはサイクル制御される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図3により説明する。図1において、2は電力用制御素
子にサイリスタ3,4を設けた電力制御装置であり、交
流電源1の入力電圧を受け、電力制御し、ヒータやラン
プ等の負荷6に制御電力を供給する。
【0012】11,12は直流電源の端子、13は起動
用のスイッチ、14,16は限流抵抗、15,17はホ
トカプラで15a,17aは発光素子、15b,17b
はそれらの受光素子である。21,22はそれぞれ積分
用抵抗とコンデンサで、受光素子15bのオンによりコ
ンデンサ22は充電される。24はバッファで、その出
力には、電力制御装置2のサイリスタ3,4を位相制御
する位相制御装置51が設けられている。27,28は
分圧用抵抗、29は比較器で、コンデンサ22の充電電
圧と、抵抗27,28により分圧された基準電圧とを比
較する。31,32は比較器29の出力に直列接続され
たホトカプラで、31a,32aは発光素子、31b,
32bはそれらの受光素子である。35は出力設定器
で、サイクル制御時の出力設定を行う。その出力には、
受光素子31bを介して、電力制御装置2のサイリスタ
3,4を交流電源の周波数に同期して各サイクルのゼロ
電圧時に、サイリスタを点弧させ、サイクル毎に開閉さ
せるサイクル制御装置52が設けられている。なお、2
3,25,30は、限流用抵抗である。
【0013】今、図2に示す時刻t1で、起動用スイッ
チ13を動作させて、常開接点13aはオン、常閉接点
13bをオフさせると、ホトカプラ15はオンし、ホト
カプラ17はオフする。ホトカプラ15のオンにより、
コンデンサ22は受光素子15b、抵抗21を介して充
電され、コンデンサ22の充電電圧は抵抗21、コンデ
ンサ22の時定数によって上昇する。このコンデンサ2
2の充電電圧は、バッファ24を介して位相制御装置5
1に入力し、位相制御装置51の入力信号により、電力
制御装置2は位相制御を行う。
【0014】一方、コンデンサ22の充電電圧が上昇し
ていくが、充電当初コンデンサ22の充電電圧は、抵抗
27,28により設定される基準電圧より低く、比較器
29の出力は0で、ホトカプラ31,32はオフしてい
る。ホトカプラ31のオフによりサイクル制御装置52
の入力信号は0で、サイクル制御装置52からサイリス
タ3,4への駆動信号は出力されていない。従って、電
力制御装置2は位相制御装置51の信号によって駆動
し、位相制御装置51の入力信号の上昇に伴い、サイリ
スタの導通角は徐々に大きくなり、電力制御装置2の出
力は、図2(b)に示すように徐々に上昇していく。な
お、図2(a)は交流電源電圧波形を示す。
【0015】そして、コンデンサ22の充電電圧が図2
に示す時刻t2で抵抗27,28により設定される基準
電圧より高くなると、比較器29の出力は最大を出力
し、ホトカプラ31,32はオンする。ホトカプラ31
のオンにより、サイクル制御装置52には出力設定器3
5の出力信号が入力し、電力制御装置2はサイクル制御
を行う。
【0016】ホトカプラ32のオンにより、バッファ2
4の出力は0となり、位相制御装置51の入力信号は0
で、位相制御装置51からサイリスタ3,4への駆動信
号は出力されなくなる。従って、電力制御装置2は、サ
イクル制御装置52の信号によって駆動し、電力制御装
置2の出力は、図2(b)に示すようにサイクル制御さ
れる。
【0017】サイクル制御後に、駆動用スイッチ13を
オフさせると、常開接点13aはオフし、常閉接点13
bはオンする。常開接点13aのオフにより、ホトカプ
ラ15はオフし、常閉接点13bのオンによりホトカプ
ラ17はオンする。ホトカプラ15のオフにより、コン
デンサ22への充電電流は遮断されるとともに、ホトカ
プラ17のオンにより、コンデンサ22の充電電荷は限
流抵抗23、受光素子17bを介して放電する。コンデ
ンサ22の充電電荷の放電により位相制御装置51への
入力信号は0となり、また、比較器29の出力は0とな
る。比較器29の出力が0になると、ホトカプラ31は
オフして、サイクル制御装置52の入力信号は0とな
る。従って、電力制御装置2はオフとなる。
【0018】上記により、起動時の短時間は、位相制御
され徐々に出力が上昇するので、負荷6に過大な突入電
流が流れることがない。従って電力制御装置2を損傷さ
せることもない。また、起動時の短時間のみ位相制御さ
れるので、ノイズの発生する期間は短く、ノイズの影響
は少ない。さらに、定常時はサイクル制御されるので、
ノイズ発生がなく、他の機器への悪影響はない。
【0019】上記実施の形態は、負荷容量が一定の場合
に適用されるが、負荷インピーダンスが大きくなると、
突入電流の期間が短くなり、負荷インピーダンスが小さ
くなると突入電流の期間が長くなる。このため、上記実
施の形態では、負荷インピーダンスが小さい場合は、突
入電流が流れることがある。そこで、図3に示す実施の
形態のものは、コンデンサ22の電位をさらに緩やかに
上昇させるようにしたものである。
【0020】すなわち、負荷6に流れる電流を電流検出
器41により検出し、検出信号を電流−電圧変換器42
により電圧信号に変換する。この信号と抵抗43,44
により分圧された第2の基準電圧とを第2の比較器45
により比較する。もし、負荷6に流れる電流が大きく、
すなわち、電圧信号が基準電圧より高くなると、比較器
45の出力のホトカプラ47はオンする。ホトカプラ4
7がオンすると、コンデンサ22と並列にコンデンサ4
8が接続され、コンデンサ22の電位の上昇を緩やかに
することができる。そして、起動時の位相制御装置51
が出力する駆動信号が出力する期間が長くなり、突入電
流を制御することができ、電力制御装置2を損傷させる
ことがなく、ノイズの発生もない。
【0021】なお、積分用抵抗21を可変させて負荷容
量に応じて調整してもよい。
【0022】上記実施の形態をCPUを使用して構成す
ることができる。その実施の形態を図4,図5に示す。
図4において、2,3,4,6は図1と同じようにサイ
リスタ3,4で構成される電力制御装置2により交流電
源1を電力制御し、負荷6に制御電力を供給する。
【0023】60はCPUで、起動装置61からの起動
信号と、出力設定装置62からの出力設定信号を入力
し、内部で演算処理し、電力制御装置2を制御する。6
3はソフトスタートタイマ部で、起動信号を受けて図5
に示すようにタイムカウントする。タイマカウント中、
すなわち、タイマカウントが完了していない場合には、
図5に示すように位相制御部65に指令信号が出力し、
位相制御部65が動作して、ゲート信号出力部67に位
相制御信号が出力され、ゲート信号出力部67の位相制
御信号により電力制御装置2が位相制御される。このと
き、ソフトスタートタイマ部は、出力信号を徐々に上昇
させるように動作させることにより、サイリスタの導通
角を徐々に大きくして、電力制御部2の出力を、図2に
示すように徐々に上昇させていく。
【0024】そして、ソフトスタートタイマ部63がタ
イムアップすると、ソフトスタートタイマ部63は位相
制御部65への信号を停止するとともに、図5に示すよ
うにサイクル制御部66に指令信号を出力する。一方、
出力設定装置62の出力設定信号がCPU60に入力
し、アナログ−デジタル変換部64によりデジタル信号
に変換され、そのデジタル信号がサイクル制御部66に
入力する。そして、出力設定信号に応じてサイクル制御
部66が動作し、ゲート信号出力部67にサイクル制御
信号が出力され、電力制御装置2は出力設定装置62の
出力設定信号の大きさに応じたサイクル制御が行われ
る。
【0025】従って、負荷6に過大な突入電流が流れる
こともなく、電力制御装置2を損傷させることもない。
また、起動時の短時間のみ位相制御されるので、ノイズ
の発生する期間は短く、ノイズの影響は少ない。さら
に、定常時はサイクル制御されるので、ノイズの発生が
なく、他の機器への悪影響はない。
【0026】図6及び7は負荷のインピーダンスが大き
い場合や小さい場合に補正する場合の実施の形態で、図
3に対応する。60はCPUで、起動装置61からの起
動信号が図7に示すようにソフトスタートタイマ部63
を駆動し、タイムカウントを開始する。一方、負荷電流
を電流検出器41により検出しアナログ−デジタル変換
部68によりデジタル信号に変換し、その信号をソフト
スタートタイマ部63に入力する。ここで、図7に示す
ように検出信号が大きい場合、ソフトスタートタイマ部
63の設定を長時間に設定する。また、図7に示すよう
に検出信号が小さく、さらに検出信号が通常か小さいか
を比較する。もし、検出信号が通常の場合、ソフトスタ
ートタイマ部63の設定を初期設定の状態とする。も
し、検出信号がさらに小さい場合、ソフトスタートタイ
マ部63の設定を短時間に設定する。
【0027】ソフトスタートタイマ部63がカウント
中、すなわち、タイマカウントが完了していない場合に
は、図7に示すように位相制御部65に指令信号が出力
し、位相制御部65が動作して、ゲート信号出力部67
に位相制御信号が出力され、ゲート信号出力部67から
電力制御装置2を位相制御する。この時、ソフトスター
トタイマ部63は出力信号を徐々に上昇させるように動
作させることにより、電力制御部の出力は図2に示すよ
うに徐々に上昇していく。
【0028】ソフトスタートタイマ部63がタイムアッ
ブすると、ソフトスタートタイマ部63は位相制御部6
5への信号を停止するとともに、図7に示すようにサイ
クル制御部66に指令信号を出力する。一方、出力設定
装置62の出力設定信号がCPUに入力し、アナログ−
デジタル変換部64によりデジタル信号に変換される。
そのデジタル信号によりサイクル制御部66が動作し、
ゲート信号出力部67にサイクル制御信号が出力され、
電力制御装置2は出力設定信号の大きさに応じたサイク
ル制御が行われている。
【0029】従って、負荷6に過大な突入電流が流れる
ことがなく、電力制御装置2を損傷させることもない。
また、起動時の短時間のみ位相制御されるので、ノイズ
の発生する期間は短く、ノイズの影響は少ない。さらに
定常時はサイクル制御されるので、ノイズの発生がな
く、他の機器への悪影響はない。
【0030】図8は負荷のインピーダンスが大きい場合
や小さい場合に補正する場合の他の実施の形態で、図6
を用いて使用される。ここで、起動前にソフトスタート
タイマ部63をセットし、起動装置61からの起動信号
を図8に示すように入力する。そして、ソフトスタート
タイマ部63を駆動し、タイムカウントを開始する。こ
のときソフトスタートタイマ部63の信号が位相制御部
65に入力し、ゲート信号出力部67を介して位相制御
信号が出力され、電力制御装置2が位相制御される。
【0031】一方、負荷電流を電流検出器41により負
荷に流れる電流を毎サイクル検出し、アナログ−デジタ
ル変換部68によりデジタル信号に変換し、その信号を
ソフトスタートタイマ部63に入力する。ここで、図8
に示すように検出信号が大きい場合、ソフトスタートタ
イマ部63のタイマカウントの増し分を+0すなわちカ
ウントの増し分を小さくする。また、図8に示すように
検出信号が小さく、さらに検出信号が通常か小さいかを
比較する。もし、検出信号が通常の場合、ソフトスター
トタイマ部63のタイマカウントの増し分を+1大きく
する。もし、検出信号がさらに小さい場合、ソフトスタ
ートタイマ部63のタイマカウントの増し分を+2すな
わちカウントの増し分を大きくする。
【0032】ソフトスタートタイマ部63がカウント
中、電流検出器41により毎サイクル検出された検出信
号は、図8に示すように位相制御部65に指令信号が出
力し、位相制御部65が動作して、ゲート信号出力部6
7に位相制御信号が出力され、ゲート信号出力部67か
ら電力制御装置2を位相制御する。この時、ソフトスタ
ートタイマ部63は、負荷に流れた電流を毎サイクル検
出した検出信号が大きいときにタイマカウントの増し分
を小さく即ちタイムアップまでの時間を長くし、検出信
号が小さいときにはタイマカウントの増し分大きく即ち
タイムアップまでの時間を短くして、出力信号を徐々に
上昇させるように動作させる。この出力信号を徐々に上
昇させることにより、電力制御部の出力は図2に示すよ
うに徐々に上昇していく。ソフトスタートタイマ部63
がタイムアップすると、ソフトスタートタイマ部63は
位相制御部65への信号を停止するとともに、図8に示
すようにサイクル制御部66に指令信号を出力する。一
方、出力設定装置62の出力設定信号がCPUに入力
し、アナログ−デジタル変換部64によりデジタル信号
に変換される。そのデジタル信号によりサイクル制御部
66が動作し、ゲート信号出力部67にサイクル制御信
号が出力され、電力制御装置2は出力設定信号の大きさ
に応じたサイクル制御が行われている。
【0033】従って、負荷6に過大な突入電流が流れる
ことがなく、電力制御装置2を損傷させることもない。
また、起動時の短時間のみ位相制御されるので、ノイズ
の発生する期間は短く、ノイズの影響は少ない。さらに
定常時はサイクル制御されるので、ノイズの発生がな
く、他の機器への悪影響はない。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、起動時負荷が冷状態であっても、過大な突入電
流が負荷に流れることがなく、従って電力制御装置の損
傷もない。また、起動時の短時間のみ位相制御されるの
で、ノイズの発生する期間は短く、ノイズの影響は少な
い。さらに、定常時はサイクル制御されるので、ノイズ
の発生がなく、他の機器への悪影響は除かれる。
【0035】請求項2及び請求項3に記載の発明によれ
ば、起動時、負荷が冷状態でかつ負荷に流れる電流が大
きいとき、ソフトスタートの期間を長く設定し、負荷に
流れる電流が小さいとき、ソフトスタートの期間を短く
設定して、負荷電流に応じて突入電流を抑制することが
でき、電力制御装置を損傷させることがなく、ノイズの
発生もない。さらに定常時はサイクル制御されるので、
ノイズの発生がなく、他の機器への悪影響は除かれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサイクル制御方法の一実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】図1の各部の波形図である。
【図3】本発明のサイクル制御方法の他の実施の形態を
示すブロック図である。
【図4】本発明のサイクル制御方法の他の実施の形態を
示すブロック図である。
【図5】図4のフローチャート図である。
【図6】本発明のサイクル制御方法の他の実施の形態を
示すブロック図である。
【図7】図6のフローチャート図である。
【図8】図6の他の実施の形態のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
2 電力制御装置 3、4 サイリスタ 13 起動用スイッチ 15、17、31、32、47 ホトカプラ 21 積分用抵抗 22、48 コンデンサ 24 バッファ 29、45 比較器 35 出力設定器 41 電流検出器 42 電流−電圧変換器 51 位相制御装置 52 サイクル制御装置 60 CPU 61 起動装置 62 出力設定装置 63 ソフトスタートタイマ部 64 アナログ−デジタル変換器 65 位相制御部 66 サイクル制御部 67 ゲート信号出力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源の周波数に同期して、各サイク
    ルのゼロ電圧時にサイリスタを点弧させ、負荷電力のサ
    イクル毎の開閉により、電力を設定するとともに、制御
    を行うサイクル制御方法において、起動時起動信号の入
    力後、上記サイリスタを位相制御により導通角を徐々に
    大きくした後、上記サイリスタをサイクル制御させるこ
    とを特徴とするサイクル制御方法。
  2. 【請求項2】 交流電源の周波数に同期して、各サイタ
    ルのゼロ電圧時にサイリスタを点弧させ、負荷電力のサ
    イクル毎の開閉により、電力を設定するとともに、制御
    を行うサイクル制御方法において、起動時起動信号の入
    力後、ソフトスタートタイマを駆動させ、負荷に流れる
    電流が大きいときは、ソフトスタートタイマ値を長時間
    に設定し、負荷に流れる電流が小さいときは、ソフトス
    タートタイマ値を短時間に設定させ、上記ソフトスター
    トタイマのタイムアップ前は、上記サイリスタを位相制
    御によりサイリスタの導通角を徐々に大きくさせ、上記
    ソフトスタートタイマのタイムアップ後は、上記サイリ
    スタをサイクル制御させることを特徴とするサイクル制
    御方法。
  3. 【請求項3】 交流電源の周波数に同期して、各サイク
    ルのゼロ電圧時にサイリスタを点弧させ、負荷電力のサ
    イクル毎の開閉により、電力を設定するとともに、制御
    を行うサイクル制御方法において、起動時起動信号の入
    力後、ソフトスタートタイマ値が設定されたソフトスタ
    ートタイマを駆動させ、さらに負荷に流れる電流を毎サ
    イクル検出し、負荷に流れる電流が大きいときは、ソフ
    トスタートタイマ値のカウントの増し分を小さくさせ、
    負荷に流れる電流が小さいときは、ソフトスタートタイ
    マ値のカウントの増し分大きくさせ、上記ソフトスター
    トタイマのタイムアップ前は、上記サイリスタを位相制
    御によりサイリスタの導通角を徐々に大きくさせ、上記
    ソフトスタートタイマのタイムアップ後は、上記サイリ
    スタをサイクル制御させることを特徴とするサイクル制
    御方法。
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Cited By (1)

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