JPH06311798A - 車両用発電機の励磁電流制御装置 - Google Patents
車両用発電機の励磁電流制御装置Info
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- JPH06311798A JPH06311798A JP5096142A JP9614293A JPH06311798A JP H06311798 A JPH06311798 A JP H06311798A JP 5096142 A JP5096142 A JP 5096142A JP 9614293 A JP9614293 A JP 9614293A JP H06311798 A JPH06311798 A JP H06311798A
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- Japan
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- duty ratio
- circuit
- exciting current
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Abstract
(57)【要約】
【目的】エンジン始動直後の発電停止制御が可能にもか
かわらず、回路構成が簡単で大型コンデンサも省略可能
な車両用発電機の励磁電流制御装置を提供する。 【構成】スイッチ手段11は、入力される励磁電流制御
信号のONデューティ比に応じたONデューティ比でエ
ンジン駆動の車両用発電機2の励磁電流を断続制御す
る。徐励手段(1ただし11は除く)は、上記ONデュ
ーティ比の増加率がエンジン始動初期で小さく、その
後、大きくなる励磁電流制御信号をスイッチ手段に出力
する。このようにすれば、遅延時間が数〜数十秒に達す
るアナログ式又はデジタル式のタイマを必要とせず、大
型コンデンサや多段分周器を省略でき、回路構成の簡単
化、装置の小型化を実現することができる。
かわらず、回路構成が簡単で大型コンデンサも省略可能
な車両用発電機の励磁電流制御装置を提供する。 【構成】スイッチ手段11は、入力される励磁電流制御
信号のONデューティ比に応じたONデューティ比でエ
ンジン駆動の車両用発電機2の励磁電流を断続制御す
る。徐励手段(1ただし11は除く)は、上記ONデュ
ーティ比の増加率がエンジン始動初期で小さく、その
後、大きくなる励磁電流制御信号をスイッチ手段に出力
する。このようにすれば、遅延時間が数〜数十秒に達す
るアナログ式又はデジタル式のタイマを必要とせず、大
型コンデンサや多段分周器を省略でき、回路構成の簡単
化、装置の小型化を実現することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用発電機の励磁電流
制御装置に関し、特に、発電開始後、励磁電流を徐々に
増加する形式の励磁電流制御装置に関する。
制御装置に関し、特に、発電開始後、励磁電流を徐々に
増加する形式の励磁電流制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−173324号公報は、エン
ジン駆動の車両用発電機の励磁電流を断続制御するスイ
ッチ手段と、発電停止信号をスイッチ手段へ送出するこ
とによりエンジン始動後の所定期間だけ発電電圧を充電
可能電圧以下として充電を禁止するタイマと、このタイ
マによる遅延期間満了後、ONデューティ比の増加率が
徐々に増大する励磁電流制御信号をスイッチ手段へ送出
してこのスイッチ手段のONデューティ比を徐々に増加
させる徐励回路とを備える車両用発電機の励磁電流制御
装置を提案している。
ジン駆動の車両用発電機の励磁電流を断続制御するスイ
ッチ手段と、発電停止信号をスイッチ手段へ送出するこ
とによりエンジン始動後の所定期間だけ発電電圧を充電
可能電圧以下として充電を禁止するタイマと、このタイ
マによる遅延期間満了後、ONデューティ比の増加率が
徐々に増大する励磁電流制御信号をスイッチ手段へ送出
してこのスイッチ手段のONデューティ比を徐々に増加
させる徐励回路とを備える車両用発電機の励磁電流制御
装置を提案している。
【0003】これにより、エンジン始動直後でエンジン
発生トルクが充分に確立していない期間において、発電
機負荷をエンジンに掛けないようにして、エンジン回転
数の安定化を促進している。また、その後の発電機負荷
の徐増は発電機負荷の急増時におけるエンジン回転数の
落ち込みを防止する。
発生トルクが充分に確立していない期間において、発電
機負荷をエンジンに掛けないようにして、エンジン回転
数の安定化を促進している。また、その後の発電機負荷
の徐増は発電機負荷の急増時におけるエンジン回転数の
落ち込みを防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公報の励磁電流制御装置は、単に徐励回路だけを備え
る励磁電流制御装置に比較してタイマを増設する必要が
あるが、例えば寒冷地の遅延時間が数〜数十秒と長いの
で、アナログ式のタイマでは大型のコンデンサが必要と
なって装置の大型化を招く欠点があった。励磁電流制御
装置はしばしば車両用発電機に内蔵されるので、このよ
うな大型コンデンサの使用は好ましくない。
た公報の励磁電流制御装置は、単に徐励回路だけを備え
る励磁電流制御装置に比較してタイマを増設する必要が
あるが、例えば寒冷地の遅延時間が数〜数十秒と長いの
で、アナログ式のタイマでは大型のコンデンサが必要と
なって装置の大型化を招く欠点があった。励磁電流制御
装置はしばしば車両用発電機に内蔵されるので、このよ
うな大型コンデンサの使用は好ましくない。
【0005】一方、デジタルカウンタ式のタイマでも極
めて多段の分周器を必要とするので、回路構成が複雑化
し、また電力消費も増大するという問題が生じた。本発
明は上記問題点に鑑みなされたものであり、エンジン始
動直後の発電停止制御が可能にもかかわらず、回路構成
が簡単で、大型コンデンサも省略可能な車両用発電機の
励磁電流制御装置を提供することをその目的としてい
る。
めて多段の分周器を必要とするので、回路構成が複雑化
し、また電力消費も増大するという問題が生じた。本発
明は上記問題点に鑑みなされたものであり、エンジン始
動直後の発電停止制御が可能にもかかわらず、回路構成
が簡単で、大型コンデンサも省略可能な車両用発電機の
励磁電流制御装置を提供することをその目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用発電機の
励磁電流制御装置は、入力される励磁電流制御信号のO
Nデューティ比に応じたONデューティ比でエンジン駆
動の車両用発電機の励磁電流を断続制御するスイッチ手
段と、前記ONデューティ比の増加率がエンジン始動初
期よりその後に増大する前記励磁電流制御信号を前記ス
イッチ手段に出力する徐励手段を備えることを特徴とし
ている。
励磁電流制御装置は、入力される励磁電流制御信号のO
Nデューティ比に応じたONデューティ比でエンジン駆
動の車両用発電機の励磁電流を断続制御するスイッチ手
段と、前記ONデューティ比の増加率がエンジン始動初
期よりその後に増大する前記励磁電流制御信号を前記ス
イッチ手段に出力する徐励手段を備えることを特徴とし
ている。
【0007】好適な態様において、前記徐励手段は、前
記励磁電流制御信号又は前記励磁電流制御信号に関連す
る信号のONデューティ比及び発電電圧の少なくとも一
方が所定のしきい値を超過した場合に前記エンジン始動
初期が終了したと判定するエンジン始動初期判定手段
と、前記エンジン始動初期終了の判定に基づいて前記O
Nデューティ比の増加率を増大させるONデューティ比
増加率増大手段とを備える。
記励磁電流制御信号又は前記励磁電流制御信号に関連す
る信号のONデューティ比及び発電電圧の少なくとも一
方が所定のしきい値を超過した場合に前記エンジン始動
初期が終了したと判定するエンジン始動初期判定手段
と、前記エンジン始動初期終了の判定に基づいて前記O
Nデューティ比の増加率を増大させるONデューティ比
増加率増大手段とを備える。
【0008】
【作用】スイッチ手段は、入力される励磁電流制御信号
のONデューティ比に応じたONデューティ比でエンジ
ン駆動の車両用発電機の励磁電流を断続制御する。徐励
手段は、上記ONデューティ比の増加率がエンジン始動
初期で小さく、その後、大きくなる励磁電流制御信号を
スイッチ手段に出力する。
のONデューティ比に応じたONデューティ比でエンジ
ン駆動の車両用発電機の励磁電流を断続制御する。徐励
手段は、上記ONデューティ比の増加率がエンジン始動
初期で小さく、その後、大きくなる励磁電流制御信号を
スイッチ手段に出力する。
【0009】一例において、徐励手段のエンジン始動初
期判定手段は、励磁電流制御信号又は励磁電流制御信号
に関連する信号のONデューティ比や発電電圧が所定の
しきい値を超過したかどうかを判定し、徐励手段のON
デューティ比増加率増大手段は、上記しきい値超過を判
定した後、上記ONデューティ比の増加率を増大させ
る。
期判定手段は、励磁電流制御信号又は励磁電流制御信号
に関連する信号のONデューティ比や発電電圧が所定の
しきい値を超過したかどうかを判定し、徐励手段のON
デューティ比増加率増大手段は、上記しきい値超過を判
定した後、上記ONデューティ比の増加率を増大させ
る。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用発
電機の励磁電流制御装置は、ONデューティ比の増加率
がエンジン始動初期で小さく、その後、大きくなる励磁
電流制御信号をスイッチ手段に出力する徐励手段を備え
ているので、従来の技術に比べて、遅延時間が数〜数十
秒に達するアナログ式又はデジタル式のタイマを必要と
せず、大型コンデンサや多段分周器を省略でき、回路構
成の簡単化、装置の小型化を実現することができる。
電機の励磁電流制御装置は、ONデューティ比の増加率
がエンジン始動初期で小さく、その後、大きくなる励磁
電流制御信号をスイッチ手段に出力する徐励手段を備え
ているので、従来の技術に比べて、遅延時間が数〜数十
秒に達するアナログ式又はデジタル式のタイマを必要と
せず、大型コンデンサや多段分周器を省略でき、回路構
成の簡単化、装置の小型化を実現することができる。
【0011】
【実施例】(実施例1)本発明の車両用発電機の励磁電
流制御装置の一実施例を図1を参照して説明する。励磁
電流制御装置(以下、レギュレ−タと称する)1は、車
両用エンジンにより駆動される三相全波整流器22内蔵
の三相交流発電機2の励磁電流を制御する装置であっ
て、キースイッチ4を通じてバッテリ3から給電される
とともに、チャージウォーニングランプ5の点灯制御も
行う。三相全波整流器22で整流された発電電圧はバッ
テリ3に給電される。三相全波整流器22及びバッテリ
3の両低位端は接地されている。
流制御装置の一実施例を図1を参照して説明する。励磁
電流制御装置(以下、レギュレ−タと称する)1は、車
両用エンジンにより駆動される三相全波整流器22内蔵
の三相交流発電機2の励磁電流を制御する装置であっ
て、キースイッチ4を通じてバッテリ3から給電される
とともに、チャージウォーニングランプ5の点灯制御も
行う。三相全波整流器22で整流された発電電圧はバッ
テリ3に給電される。三相全波整流器22及びバッテリ
3の両低位端は接地されている。
【0012】バッテリ3の高位端子電位(以下、バッテ
リ電圧という)は抵抗r1、r2からなる分圧回路で分
圧S1に減圧されてコンパレータ16で基準電圧Vr1
と比較され、コンパレータ16から出力される比較出力
S6は、コンデンサcと抵抗rとからなる積分回路で整
流信号電圧S7に変換されてコンパレータ15の−入力
端に入力され、また、比較出力S6はRSフリップフロ
ップ18のS端子に入力される。
リ電圧という)は抵抗r1、r2からなる分圧回路で分
圧S1に減圧されてコンパレータ16で基準電圧Vr1
と比較され、コンパレータ16から出力される比較出力
S6は、コンデンサcと抵抗rとからなる積分回路で整
流信号電圧S7に変換されてコンパレータ15の−入力
端に入力され、また、比較出力S6はRSフリップフロ
ップ18のS端子に入力される。
【0013】コンパレータ15は、整流信号電圧S7を
基準電圧Vr3と比較し、比較出力をアップダウンカウ
ンタ14のD端子に出力する。アップダウンカウンタ1
4のn(ここでは8)ビット並列の出力端子QnはPW
M回路13のnビット並列の入力端子Dnに接続され、
PWM回路13のQ端子はエミッタ接地トランジスタか
らなるスイッチ11のベースに所望のONデューティ比
の断続信号を出力する。スイッチ11のコレクタは励磁
コイル6並びにフライホイルダイオードDを通じて三相
全波整流器22の高位出力端に接続されている。
基準電圧Vr3と比較し、比較出力をアップダウンカウ
ンタ14のD端子に出力する。アップダウンカウンタ1
4のn(ここでは8)ビット並列の出力端子QnはPW
M回路13のnビット並列の入力端子Dnに接続され、
PWM回路13のQ端子はエミッタ接地トランジスタか
らなるスイッチ11のベースに所望のONデューティ比
の断続信号を出力する。スイッチ11のコレクタは励磁
コイル6並びにフライホイルダイオードDを通じて三相
全波整流器22の高位出力端に接続されている。
【0014】PWM回路13のCT端子には出力パルス
周期を決定するために外部クロック回路(図示せず)か
らクロック信号CK(T)が入力され、PWM回路13
のCI端子には外部クロック回路(図示せず)から内部
回路処理に用いるために高周波クロック信号CK(I)
が入力される。三相交流発電機2の1相の交流発電電圧
は、抵抗r3,r4からなる分圧回路で分圧されてコン
パレータ12の−入力端に入力されている。コンパレー
タ12は、分圧されコンデンサC2で平滑された交流発
電電圧S2が基準電圧Vr2より小さい場合にハイレベ
ルを出力する発電検出回路を構成している。C2は交流
発電電圧S2の直流成分のみを検出するための平滑用コ
ンデンサである。
周期を決定するために外部クロック回路(図示せず)か
らクロック信号CK(T)が入力され、PWM回路13
のCI端子には外部クロック回路(図示せず)から内部
回路処理に用いるために高周波クロック信号CK(I)
が入力される。三相交流発電機2の1相の交流発電電圧
は、抵抗r3,r4からなる分圧回路で分圧されてコン
パレータ12の−入力端に入力されている。コンパレー
タ12は、分圧されコンデンサC2で平滑された交流発
電電圧S2が基準電圧Vr2より小さい場合にハイレベ
ルを出力する発電検出回路を構成している。C2は交流
発電電圧S2の直流成分のみを検出するための平滑用コ
ンデンサである。
【0015】コンパレータ12の比較出力S3は、ベー
ス抵抗r5を通じてエミッタ接地トランジスタからなる
スイッチ100のベースに入力される。スイッチ100
のコレクタはチャージウォーニングランプ5及びキース
イッチ4を通じてバッテリ3から給電されている。ま
た、コンパレータ12の比較出力S3は、RSフリップ
フロップ18のR端子、オア回路101及びアップダウ
ンカウンタ14のI端子に入力される。
ス抵抗r5を通じてエミッタ接地トランジスタからなる
スイッチ100のベースに入力される。スイッチ100
のコレクタはチャージウォーニングランプ5及びキース
イッチ4を通じてバッテリ3から給電されている。ま
た、コンパレータ12の比較出力S3は、RSフリップ
フロップ18のR端子、オア回路101及びアップダウ
ンカウンタ14のI端子に入力される。
【0016】RSフリップフロップ18のQ端子はオア
回路101に入力され、オア回路101の出力はアンド
回路103に出力されるとともに、NOT回路102を
通じてアンド回路104にも入力される。一方、外部ク
ロック回路(図示せず)から入力されるクロック信号C
K(T)は、分周回路19で分周されてアンド回路10
4に入力されるとともに、アンド回路103に入力され
る。アンド回路103、104の出力はオア回路105
を通じてアップダウンカウンタ14のC端子に入力され
る。
回路101に入力され、オア回路101の出力はアンド
回路103に出力されるとともに、NOT回路102を
通じてアンド回路104にも入力される。一方、外部ク
ロック回路(図示せず)から入力されるクロック信号C
K(T)は、分周回路19で分周されてアンド回路10
4に入力されるとともに、アンド回路103に入力され
る。アンド回路103、104の出力はオア回路105
を通じてアップダウンカウンタ14のC端子に入力され
る。
【0017】アップダウンカウンタ14は、C(カウン
ト入力)端子へ入力されるクロック信号のタイミング
(例えば立ち上がりエッジ)で、D端子への入力(コン
パレータ15の出力)がHiの場合に記憶値(カウント
値)を1だけアップし、Loの場合に記憶値を8だけダ
ウンさせるものであるが、I(禁止)端子にHiが入力
される期間中だけ記憶値の上限を所定値Ioに制限す
る。ここでは所定値Ioは最大記憶値(ここでは25
6)の約25%(=64)としている。
ト入力)端子へ入力されるクロック信号のタイミング
(例えば立ち上がりエッジ)で、D端子への入力(コン
パレータ15の出力)がHiの場合に記憶値(カウント
値)を1だけアップし、Loの場合に記憶値を8だけダ
ウンさせるものであるが、I(禁止)端子にHiが入力
される期間中だけ記憶値の上限を所定値Ioに制限す
る。ここでは所定値Ioは最大記憶値(ここでは25
6)の約25%(=64)としている。
【0018】以下、作動を説明する。イグニッションス
イッチ4を投入し、エンジン始動前の状態では、発電機
2は発電しておらず、コンパレータ(発電検出回路)1
2の出力はHiとなり、チャージウォーニングランプ5
が点灯される。オア回路101の出力もHiとなり、ア
ップダウンカウンタ14のC端子には、アンド回路10
3を通じて周期T(ここでは20m秒)のクロック信号
CK(T)が入力される。この時、発電機2の出力電圧
は低いのでコンパレータ16の比較出力S6はLoとな
り、整流電圧S7もLoとなり、コンパレータ15の出
力はHiとなる。
イッチ4を投入し、エンジン始動前の状態では、発電機
2は発電しておらず、コンパレータ(発電検出回路)1
2の出力はHiとなり、チャージウォーニングランプ5
が点灯される。オア回路101の出力もHiとなり、ア
ップダウンカウンタ14のC端子には、アンド回路10
3を通じて周期T(ここでは20m秒)のクロック信号
CK(T)が入力される。この時、発電機2の出力電圧
は低いのでコンパレータ16の比較出力S6はLoとな
り、整流電圧S7もLoとなり、コンパレータ15の出
力はHiとなる。
【0019】その結果、アップダウンカウンタ14は、
クロック信号CK(T)の周期Tに同期してカウントア
ップし、そのデジタル記憶値すなわちQn端子のデジタ
ル出力値は増加していく。しかし、アップダウンカウン
タ14のI端子がHiであるので、所定値Io(ここで
はアップダウンカウンタ14のフルスケールの25%)
で安定する。
クロック信号CK(T)の周期Tに同期してカウントア
ップし、そのデジタル記憶値すなわちQn端子のデジタ
ル出力値は増加していく。しかし、アップダウンカウン
タ14のI端子がHiであるので、所定値Io(ここで
はアップダウンカウンタ14のフルスケールの25%)
で安定する。
【0020】PWM回路13は、アップダウンカウンタ
14のデジタル出力値に応じたONデューティ比を有す
るパルス信号をスイッチ11に出力するので、スイッチ
11は上記ONデューティ比で断続制御される。その結
果、励磁コイル6には、発電電圧の上昇によりコンパレ
ータ12がアップダウンカウンタ14のI端子にLoを
出力するまで所定の初期励磁電流が通電される。
14のデジタル出力値に応じたONデューティ比を有す
るパルス信号をスイッチ11に出力するので、スイッチ
11は上記ONデューティ比で断続制御される。その結
果、励磁コイル6には、発電電圧の上昇によりコンパレ
ータ12がアップダウンカウンタ14のI端子にLoを
出力するまで所定の初期励磁電流が通電される。
【0021】なお、RSフリップフロップ18はR端子
に入力されるリセット電圧がHi、S端子に入力される
セット電圧がLoとなるので、Q出力はLoとなり、ア
ンド回路104はLoを出力する。次にエンジンが始動
して発電機2の発電電圧が上昇し、コンパレータ(発電
検出回路)12の出力がLoになると、スイッチ100
がオフされてチャージウォーニングランプ5が消灯され
る。この時、バッテリ電圧が低く、コンパレータ16か
らRSフリップフロップ18のS端子に入力される比較
出力S6はまだLoのままであるので、RSフリップフ
ロップ18のQ出力はLoのままとなり、OR回路10
1の出力がLoとなり、AND回路103の出力はLo
となり、AND回路104の出力は分周回路19の出力
に追従する。その結果、分周回路19はクロック信号C
K(T)の周期Tを8倍に分周したクロックパルスをア
ップダウンカウンタ14のC端子に入力する。
に入力されるリセット電圧がHi、S端子に入力される
セット電圧がLoとなるので、Q出力はLoとなり、ア
ンド回路104はLoを出力する。次にエンジンが始動
して発電機2の発電電圧が上昇し、コンパレータ(発電
検出回路)12の出力がLoになると、スイッチ100
がオフされてチャージウォーニングランプ5が消灯され
る。この時、バッテリ電圧が低く、コンパレータ16か
らRSフリップフロップ18のS端子に入力される比較
出力S6はまだLoのままであるので、RSフリップフ
ロップ18のQ出力はLoのままとなり、OR回路10
1の出力がLoとなり、AND回路103の出力はLo
となり、AND回路104の出力は分周回路19の出力
に追従する。その結果、分周回路19はクロック信号C
K(T)の周期Tを8倍に分周したクロックパルスをア
ップダウンカウンタ14のC端子に入力する。
【0022】この時点において、アップダウンカウンタ
14のI端子にはコンパレータ12からLoが入力され
ているために、アップダウンカウンタ14の記憶値の上
限が解除され、アップダウンカウンタ14の記憶値は8
×Tの長い周期を持ったクロックパルスと同期してゆっ
くりと増加してゆく。その結果、スイッチ11はアップ
ダウンカウンタ14の記憶値に対応するONデューティ
比で断続され、発電機2の発電電流はゆっくりと増加し
ていく。
14のI端子にはコンパレータ12からLoが入力され
ているために、アップダウンカウンタ14の記憶値の上
限が解除され、アップダウンカウンタ14の記憶値は8
×Tの長い周期を持ったクロックパルスと同期してゆっ
くりと増加してゆく。その結果、スイッチ11はアップ
ダウンカウンタ14の記憶値に対応するONデューティ
比で断続され、発電機2の発電電流はゆっくりと増加し
ていく。
【0023】ここでは、T=20m秒、アップダウンカ
ウンタ14を8ビット(28 =256カウント)、上記
Ioを25%(ここでは28 ×0.25=64カウン
ト)とすると、発電機2が発電を開始してから、最大出
力になるまでの時間は(256ー64)×20ms×8
=30.72秒となり、始動直後のエンジンが安定した
アイドル回転に落ちつく為に十分な時間を設定すること
ができる。
ウンタ14を8ビット(28 =256カウント)、上記
Ioを25%(ここでは28 ×0.25=64カウン
ト)とすると、発電機2が発電を開始してから、最大出
力になるまでの時間は(256ー64)×20ms×8
=30.72秒となり、始動直後のエンジンが安定した
アイドル回転に落ちつく為に十分な時間を設定すること
ができる。
【0024】エンジン始動後、発電機2の出力電流によ
りバッテリ3が十分に充電されると、コンパレータ16
に入力されるバッテリ電圧の分圧S1が基準電圧Vr1
を超え、コンパレータ16の出力がHiとなり、RSフ
リップフロップ18のS端子にセット信号が入力され
て、そのQ端子出力がHiとなり、オア回路101の出
力がHiとなり、アップダウンカウンタ14のC端子に
はアンド回路103を通じてクロック信号CK(T)が
入力される。
りバッテリ3が十分に充電されると、コンパレータ16
に入力されるバッテリ電圧の分圧S1が基準電圧Vr1
を超え、コンパレータ16の出力がHiとなり、RSフ
リップフロップ18のS端子にセット信号が入力され
て、そのQ端子出力がHiとなり、オア回路101の出
力がHiとなり、アップダウンカウンタ14のC端子に
はアンド回路103を通じてクロック信号CK(T)が
入力される。
【0025】その後、発電機2の発電中はコンパレータ
12へ入力される発電電圧S2が基準電圧Vr2を下回
らない限りLoをRSフリップフロップ18のR(リセ
ット)端子に入力し、RSフリップフロップ18はLo
にリセットされない。その後もバッテリ電圧が高いまま
で、連続してコンパレータ16の比較出力S6がHiで
あれば、比較出力S6は積分回路17で平滑されて、コ
ンパレータ15に入力される。整流電圧S7が基準電圧
Vr3を超えれば、コンパレータ15はLoをアップダ
ウンカウンタ14のD端子に入力し、これによりアップ
ダウンカウンタ14はクロックCK(T)の周期Tでダ
ウンカウントする。
12へ入力される発電電圧S2が基準電圧Vr2を下回
らない限りLoをRSフリップフロップ18のR(リセ
ット)端子に入力し、RSフリップフロップ18はLo
にリセットされない。その後もバッテリ電圧が高いまま
で、連続してコンパレータ16の比較出力S6がHiで
あれば、比較出力S6は積分回路17で平滑されて、コ
ンパレータ15に入力される。整流電圧S7が基準電圧
Vr3を超えれば、コンパレータ15はLoをアップダ
ウンカウンタ14のD端子に入力し、これによりアップ
ダウンカウンタ14はクロックCK(T)の周期Tでダ
ウンカウントする。
【0026】なおこの実施例では、アップダウンカウン
タ14は、D端子にLoが入力された場合のカウントダ
ウンに際し、C端子に1パルスが(その立ち上がりエッ
ジ)が入力される毎にカウント値8をカウントダウンす
るように設計されている。一方、アップダウンカウンタ
14は、D端子にHiが入力された場合のカウントアッ
プに際し、C端子に1パルスが(その立ち上がりエッ
ジ)が入力される毎にカウント値1をカウントアップす
るように設計されており、カウントダウンはカウントア
ップより8倍早くなるように設計されている。したがっ
て、T=20ms、カウンタ14=8ビットの場合、記
憶値が100%から0%までダウンする時間は28 ×2
0ms/8=640m秒となり、バッテリ3駆動の電気
負荷(図示せず)が急減した場合に、励磁電流をすみや
かに減少させることができる。
タ14は、D端子にLoが入力された場合のカウントダ
ウンに際し、C端子に1パルスが(その立ち上がりエッ
ジ)が入力される毎にカウント値8をカウントダウンす
るように設計されている。一方、アップダウンカウンタ
14は、D端子にHiが入力された場合のカウントアッ
プに際し、C端子に1パルスが(その立ち上がりエッ
ジ)が入力される毎にカウント値1をカウントアップす
るように設計されており、カウントダウンはカウントア
ップより8倍早くなるように設計されている。したがっ
て、T=20ms、カウンタ14=8ビットの場合、記
憶値が100%から0%までダウンする時間は28 ×2
0ms/8=640m秒となり、バッテリ3駆動の電気
負荷(図示せず)が急減した場合に、励磁電流をすみや
かに減少させることができる。
【0027】図2に、キースイッチ4オン後の励磁電流
すなわちアップダウンカウンタ14のONデューティ比
の変化の一例を示す。t1はS2>Vr2が成立する時
点であり、t2はS1>Vr1が成立する時点である。
ここでは、バッテリ3の充電不足が大きく、ONデュー
ティ比はしばらくの間、100%となっているが、バッ
テリ3の充電不足が小さければONデューティ比が10
0%に達しない場合もあるのは当然である。
すなわちアップダウンカウンタ14のONデューティ比
の変化の一例を示す。t1はS2>Vr2が成立する時
点であり、t2はS1>Vr1が成立する時点である。
ここでは、バッテリ3の充電不足が大きく、ONデュー
ティ比はしばらくの間、100%となっているが、バッ
テリ3の充電不足が小さければONデューティ比が10
0%に達しない場合もあるのは当然である。
【0028】上記した実施例において、スイッチ11は
本発明でいうスイッチ手段であり、レギュレータ1の
内、スイッチ11、フライホイルダイオードD、スイッ
チ100を除く回路素子は本発明でいう徐励手段を構成
し、PWM回路13の出力信号は本発明でいう励磁電流
制御信号を構成している。また、コンパレータ16は本
発明でいうエンジン始動初期判定手段を構成し、RSフ
リップフロップ18、オア回路101、NOT回路10
2、アンド回路103、104、オア回路105、アッ
プダウンカウンタ14は、本発明でいうONデューティ
比増加率増大手段を構成している。 (実施例2)他の実施例を図3に基づいて説明する。
本発明でいうスイッチ手段であり、レギュレータ1の
内、スイッチ11、フライホイルダイオードD、スイッ
チ100を除く回路素子は本発明でいう徐励手段を構成
し、PWM回路13の出力信号は本発明でいう励磁電流
制御信号を構成している。また、コンパレータ16は本
発明でいうエンジン始動初期判定手段を構成し、RSフ
リップフロップ18、オア回路101、NOT回路10
2、アンド回路103、104、オア回路105、アッ
プダウンカウンタ14は、本発明でいうONデューティ
比増加率増大手段を構成している。 (実施例2)他の実施例を図3に基づいて説明する。
【0029】励磁電流制御装置1は、車両用エンジンに
より駆動される三相全波整流器22内蔵の三相交流発電
機2の励磁電流を制御する装置であって、キースイッチ
4を通じてバッテリ3から給電されるとともに、チャー
ジウォーニングランプ5の点灯制御も行う。三相全波整
流器22で整流された発電電圧はバッテリ3に給電され
る。三相全波整流器22及びバッテリ3の両低位端は接
地されている。
より駆動される三相全波整流器22内蔵の三相交流発電
機2の励磁電流を制御する装置であって、キースイッチ
4を通じてバッテリ3から給電されるとともに、チャー
ジウォーニングランプ5の点灯制御も行う。三相全波整
流器22で整流された発電電圧はバッテリ3に給電され
る。三相全波整流器22及びバッテリ3の両低位端は接
地されている。
【0030】バッテリ3の高位端子電位(以下、バッテ
リ電圧という)は抵抗r1、r2からなる分圧回路で分
圧されてコンパレータ16で基準電圧Vr1と比較さ
れ、コンパレータ16は、バッテリ電圧が基準電圧Vr
1より小さい場合に、NOT回路111を通じてアップ
ダウンカウンタ14のD端子にローレベルを出力する。
アップダウンカウンタ14のnビット並列の出力端子Q
nはPWM回路13のnビット並列の入力端子Dnに接
続され、PWM回路13のQ端子はスイッチ11のベー
スに所望のONデューティ比の断続信号を出力する。P
WM回路13のCT端子には外部クロック回路(図示せ
ず)からクロック信号CK(T)が入力され、PWM回
路13のCI端子には外部クロック回路(図示せず)か
らクロック信号CK(I)が入力される。C1は積分用
のコンデンサである。
リ電圧という)は抵抗r1、r2からなる分圧回路で分
圧されてコンパレータ16で基準電圧Vr1と比較さ
れ、コンパレータ16は、バッテリ電圧が基準電圧Vr
1より小さい場合に、NOT回路111を通じてアップ
ダウンカウンタ14のD端子にローレベルを出力する。
アップダウンカウンタ14のnビット並列の出力端子Q
nはPWM回路13のnビット並列の入力端子Dnに接
続され、PWM回路13のQ端子はスイッチ11のベー
スに所望のONデューティ比の断続信号を出力する。P
WM回路13のCT端子には外部クロック回路(図示せ
ず)からクロック信号CK(T)が入力され、PWM回
路13のCI端子には外部クロック回路(図示せず)か
らクロック信号CK(I)が入力される。C1は積分用
のコンデンサである。
【0031】三相交流発電機2の1相の交流発電電圧
は、抵抗r3,r4からなる分圧回路で分圧されてコン
パレータ12に入力され、コンパレータ12は、分圧S
2が基準電圧Vr2より小さい場合にハイレベルを出力
する。C2は積分用のコンデンサである。コンパレータ
12の比較出力S3は、アンド回路106、ベース抵抗
r5を通じてエミッタ接地トランジスタからなるスイッ
チ100に入力される。スイッチ100はチャージウォ
ーニングランプ5の点灯制御を行う。
は、抵抗r3,r4からなる分圧回路で分圧されてコン
パレータ12に入力され、コンパレータ12は、分圧S
2が基準電圧Vr2より小さい場合にハイレベルを出力
する。C2は積分用のコンデンサである。コンパレータ
12の比較出力S3は、アンド回路106、ベース抵抗
r5を通じてエミッタ接地トランジスタからなるスイッ
チ100に入力される。スイッチ100はチャージウォ
ーニングランプ5の点灯制御を行う。
【0032】アンド回路106の出力端子は、NOT回
路107及びコンデンサ108を通じてRSフリップフ
ロップ18のR端子に容量接続され、NOT回路107
及びコンデンサ109を通じてアップダウンカウンタ1
4のR端子に容量接続されている。なお、これらR端子
は放電のため所定の入力抵抗値をもつものとするが、も
しこれらR端子が高抵抗値であれば、所望の抵抗値を有
する放電抵抗を通じて各R端子を接地してもよい。
路107及びコンデンサ108を通じてRSフリップフ
ロップ18のR端子に容量接続され、NOT回路107
及びコンデンサ109を通じてアップダウンカウンタ1
4のR端子に容量接続されている。なお、これらR端子
は放電のため所定の入力抵抗値をもつものとするが、も
しこれらR端子が高抵抗値であれば、所望の抵抗値を有
する放電抵抗を通じて各R端子を接地してもよい。
【0033】このRSフリップフロップ18のQ端子は
アンド回路106に入力されるとともにアンド回路10
3に接続され、更にRSフリップフロップ18のQ端子
はNOT回路102を通じてアンド回路104に入力さ
れている。外部クロック回路(図示せず)から入力され
るクロック信号CK(T)はアンド回路103に入力さ
れるとともに、分周回路19で分周されてアンド回路1
04に入力される。アンド回路103、104の出力は
オア回路105を通じてアップダウンカウンタ14のC
端子に入力される。アップダウンカウンタ14のF端子
はRSフリップフロップ18のS端子に信号S4を出力
する。
アンド回路106に入力されるとともにアンド回路10
3に接続され、更にRSフリップフロップ18のQ端子
はNOT回路102を通じてアンド回路104に入力さ
れている。外部クロック回路(図示せず)から入力され
るクロック信号CK(T)はアンド回路103に入力さ
れるとともに、分周回路19で分周されてアンド回路1
04に入力される。アンド回路103、104の出力は
オア回路105を通じてアップダウンカウンタ14のC
端子に入力される。アップダウンカウンタ14のF端子
はRSフリップフロップ18のS端子に信号S4を出力
する。
【0034】なおこの実施例では、アップダウンカウン
タ14は、リセット端子Rとフロー出力端子Fとを持
つ。R端子へHiレベル信号が入力されると、その記憶
値が0にリセットされ、記憶値が所定の値以上になった
時はF端子からHi信号が出力される。RSフリップフ
ロップ18は、電源ON直後にQ出力がHiにセットさ
れるS優先形式となっている。
タ14は、リセット端子Rとフロー出力端子Fとを持
つ。R端子へHiレベル信号が入力されると、その記憶
値が0にリセットされ、記憶値が所定の値以上になった
時はF端子からHi信号が出力される。RSフリップフ
ロップ18は、電源ON直後にQ出力がHiにセットさ
れるS優先形式となっている。
【0035】また、実施例1のコンパレータ15と積分
回路17はコンパレータ16の信号平滑用として機能す
る回路であるので、この実施例では分圧回路の抵抗r2
と並列接続されたコンデンサC1と、コンパレータ16
の出力を反転するNOT回路111で代用している。以
下、動作を説明する。
回路17はコンパレータ16の信号平滑用として機能す
る回路であるので、この実施例では分圧回路の抵抗r2
と並列接続されたコンデンサC1と、コンパレータ16
の出力を反転するNOT回路111で代用している。以
下、動作を説明する。
【0036】キースイッチ4のターン後、発電電圧の平
滑分圧S2が基準電圧Vr2に達しなければ、コンパレ
ータ(発電検出回路)12の比較出力S3はHiとな
り、上記したようにRSフリップフロップ18のQ出力
もHiであるので、アンド回路106はスイッチ100
にHiを出力し、スイッチ100がオンしてチャージウ
ォーニングランプ5が点灯する。
滑分圧S2が基準電圧Vr2に達しなければ、コンパレ
ータ(発電検出回路)12の比較出力S3はHiとな
り、上記したようにRSフリップフロップ18のQ出力
もHiであるので、アンド回路106はスイッチ100
にHiを出力し、スイッチ100がオンしてチャージウ
ォーニングランプ5が点灯する。
【0037】この状態では、RSフリップフロップ18
は上述のようにHiを出力しているので、アンド回路1
03を通じてアップダウンカウンタ14のC端子にはT
の周期を持ったクロック信号CK(T)が入力される。
アップダウンカウンタ14の記憶値はカウントアップさ
れ、I端子にHiが入力されているので、アップダウン
カウンタ14が出力するONデューティ比は25%で安
定する。
は上述のようにHiを出力しているので、アンド回路1
03を通じてアップダウンカウンタ14のC端子にはT
の周期を持ったクロック信号CK(T)が入力される。
アップダウンカウンタ14の記憶値はカウントアップさ
れ、I端子にHiが入力されているので、アップダウン
カウンタ14が出力するONデューティ比は25%で安
定する。
【0038】発電電圧の平滑分圧S2が基準電圧Vr2
を超えてコンパレータ(発電検出回路)12の比較出力
S3がLoとなり、AND回路106の出力信号がLo
に切替るとチャージウォーニングランプ5が消灯すると
ともに、NOT回路107の出力がHiとなり、RSフ
リップフロップ18のR端子にHi電圧(リセット電
圧)が容量的に入力され、RSフリップフロップ18が
リセットされ、そのQ出力はLoとなる。これにより実
施例1と同様に、アンド回路103がLoとなり、アン
ド回路104がアップダウンカウンタ14のC端子に8
×Tの周期を持ったクロック信号を入力する。
を超えてコンパレータ(発電検出回路)12の比較出力
S3がLoとなり、AND回路106の出力信号がLo
に切替るとチャージウォーニングランプ5が消灯すると
ともに、NOT回路107の出力がHiとなり、RSフ
リップフロップ18のR端子にHi電圧(リセット電
圧)が容量的に入力され、RSフリップフロップ18が
リセットされ、そのQ出力はLoとなる。これにより実
施例1と同様に、アンド回路103がLoとなり、アン
ド回路104がアップダウンカウンタ14のC端子に8
×Tの周期を持ったクロック信号を入力する。
【0039】それと同時に、NOT回路107からアッ
プダウンカウンタ14のR端子に容量的に(静電誘導に
よる一時的な電位変化として)リセット信号(Hi)が
入力され、アップダウンカウンタ14の記憶値は0にリ
セットされ、その後、RSフリップフロップ18がLo
を出力しているので、アップダウンカウンタ14のC端
子への8×Tの周期のクロック信号の入力毎にゆっくり
と記憶値がカウントアップされる。なおこの時、スイッ
チ11のONデューティ比も上記記憶値の0へのリセッ
トに対応して低下する為、発電機2が一時的に発電を停
止し、始動直後のエンジンの負担は一層低減される。な
お、この一時的な発電停止時においてRSフリップフロ
ップ18のQ出力はLoにリセットされているので、A
ND回路106の出力はLoのままとなり、チャージウ
ォーニングランプ5が誤点灯することはない。
プダウンカウンタ14のR端子に容量的に(静電誘導に
よる一時的な電位変化として)リセット信号(Hi)が
入力され、アップダウンカウンタ14の記憶値は0にリ
セットされ、その後、RSフリップフロップ18がLo
を出力しているので、アップダウンカウンタ14のC端
子への8×Tの周期のクロック信号の入力毎にゆっくり
と記憶値がカウントアップされる。なおこの時、スイッ
チ11のONデューティ比も上記記憶値の0へのリセッ
トに対応して低下する為、発電機2が一時的に発電を停
止し、始動直後のエンジンの負担は一層低減される。な
お、この一時的な発電停止時においてRSフリップフロ
ップ18のQ出力はLoにリセットされているので、A
ND回路106の出力はLoのままとなり、チャージウ
ォーニングランプ5が誤点灯することはない。
【0040】エンジン始動後、十分な時間が経過する
と、アップダウンカウンタ14の記憶値(ONデューテ
ィ比)は所定値K(たとえば、ここではフルスケールの
50%)までカウントアップされて、F端子からRSフ
リップフロップ18のS端子にHiが出力されると、R
Sフリップフロップ18のQ出力がHiとなり、アップ
ダウンカウンタ14のC端子には周期Tのクロック信号
CK(T)が入力され、アップダウンカウンタ14は高
速に記憶値をカウントアップし、それにつれてスイッチ
11のONデューティ比は急速に増大する。
と、アップダウンカウンタ14の記憶値(ONデューテ
ィ比)は所定値K(たとえば、ここではフルスケールの
50%)までカウントアップされて、F端子からRSフ
リップフロップ18のS端子にHiが出力されると、R
Sフリップフロップ18のQ出力がHiとなり、アップ
ダウンカウンタ14のC端子には周期Tのクロック信号
CK(T)が入力され、アップダウンカウンタ14は高
速に記憶値をカウントアップし、それにつれてスイッチ
11のONデューティ比は急速に増大する。
【0041】また、チャージランプ5は、コンパレータ
12の出力で点灯可能な状態となる。その他の動作は実
施例1の場合と同様であるので説明を省略する。図4
に、図3の励磁電流制御装置のONデューティ比の時間
変化の一例を示す。図4において、t2は記憶値>Kと
なる時点であり、t3はS1>Vr1が成立する時点を
示す。
12の出力で点灯可能な状態となる。その他の動作は実
施例1の場合と同様であるので説明を省略する。図4
に、図3の励磁電流制御装置のONデューティ比の時間
変化の一例を示す。図4において、t2は記憶値>Kと
なる時点であり、t3はS1>Vr1が成立する時点を
示す。
【0042】なお、上記説明した各実施例では発電機2
の1相の電圧が所定値を越えた場合にコンパレータ12
により発電を検出したが、上記1相電圧の脈動周期から
検出される発電機2の回転数が所定値以上である場合
に、信号S3を出力するようにすることもできる。ま
た、上記各実施例では、アップダウンカウンタ14及び
PWM回路13の内部論理回路構成は周知であり、その
説明は省略される。
の1相の電圧が所定値を越えた場合にコンパレータ12
により発電を検出したが、上記1相電圧の脈動周期から
検出される発電機2の回転数が所定値以上である場合
に、信号S3を出力するようにすることもできる。ま
た、上記各実施例では、アップダウンカウンタ14及び
PWM回路13の内部論理回路構成は周知であり、その
説明は省略される。
【0043】更に、上記実施例ではエンジン発生トルク
が弱い始動初期における励磁電流のONデューティ比増
加率より、その後のONデューティ比を増大するもので
あるが、エンジン始動後、ONデューティ比の増加率を
多段階に又は無段階に増大することも可能であり、本発
明の技術範囲に包含される。
が弱い始動初期における励磁電流のONデューティ比増
加率より、その後のONデューティ比を増大するもので
あるが、エンジン始動後、ONデューティ比の増加率を
多段階に又は無段階に増大することも可能であり、本発
明の技術範囲に包含される。
【図1】一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の装置における励磁電流のONデューティ
比の時間変化図である。
比の時間変化図である。
【図3】他実施例を示すブロック図である。
【図4】図3の装置における励磁電流のONデューティ
比の時間変化図である。
比の時間変化図である。
1 レギュレータ(徐励手段、スイッチ11、100、
フライホイルダイオードD) 2 発電機(車両用発電機) 11 スイッチ(スイッチ手段) 14 アップダウンカウンタ(ONデューティ比増加率
増大手段の一部、徐励手段の一部) 16 コンパレータ(エンジン始動初期判定手段、徐励
手段の一部) 18 RSフリップフロップ 101 オア回路 (ONデューティ比増加率増大手段
の一部) 102 NOT回路(ONデューティ比増加率増大手段
の一部) 103 アンド回路(ONデューティ比増加率増大手段
の一部) 104 アンド回路(ONデューティ比増加率増大手段
の一部) 105 オア回路(ONデューティ比増加率増大手段の
一部)
フライホイルダイオードD) 2 発電機(車両用発電機) 11 スイッチ(スイッチ手段) 14 アップダウンカウンタ(ONデューティ比増加率
増大手段の一部、徐励手段の一部) 16 コンパレータ(エンジン始動初期判定手段、徐励
手段の一部) 18 RSフリップフロップ 101 オア回路 (ONデューティ比増加率増大手段
の一部) 102 NOT回路(ONデューティ比増加率増大手段
の一部) 103 アンド回路(ONデューティ比増加率増大手段
の一部) 104 アンド回路(ONデューティ比増加率増大手段
の一部) 105 オア回路(ONデューティ比増加率増大手段の
一部)
Claims (2)
- 【請求項1】入力される励磁電流制御信号のONデュー
ティ比に応じたONデューティ比でエンジン駆動の車両
用発電機の励磁電流を断続制御するスイッチ手段と、 前記ONデューティ比の増加率がエンジン始動初期より
その後に増大する前記励磁電流制御信号を前記スイッチ
手段に出力する徐励手段を備えることを特徴とする車両
用発電機の励磁電流制御装置。 - 【請求項2】前記徐励手段は、前記励磁電流制御信号又
は前記励磁電流制御信号に関連する信号のONデューテ
ィ比及び発電電圧の少なくとも一方が所定のしきい値を
超過した場合に前記エンジン始動初期が終了したと判定
するエンジン始動初期判定手段と、 前記エンジン始動初期終了の判定に基づいて前記ONデ
ューティ比の増加率を増大させるONデューティ比増加
率増大手段とを備える請求項1記載の車両用発電機の励
磁電流制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5096142A JPH06311798A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 車両用発電機の励磁電流制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5096142A JPH06311798A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 車両用発電機の励磁電流制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06311798A true JPH06311798A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14157141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5096142A Pending JPH06311798A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 車両用発電機の励磁電流制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06311798A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007202226A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Mitsubishi Motors Corp | 車両の発電制御装置 |
US7368892B2 (en) | 2005-03-23 | 2008-05-06 | Denso Corporation | Method and apparatus for controlling power generation using gradually exciting technique |
JP2012105496A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Denso Corp | 車両用発電制御装置 |
-
1993
- 1993-04-22 JP JP5096142A patent/JPH06311798A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7368892B2 (en) | 2005-03-23 | 2008-05-06 | Denso Corporation | Method and apparatus for controlling power generation using gradually exciting technique |
JP2007202226A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Mitsubishi Motors Corp | 車両の発電制御装置 |
JP2012105496A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Denso Corp | 車両用発電制御装置 |
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