JPS5843880B2 - 放電灯調光装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、放電灯を高周波点灯し、かつ調光しようとす
る装置に関する。

本発明は放電灯を高周波点灯し、かつ円滑な調光を行な
い、さらに調光動作状態で消灯しても確実に放電灯を再
起動することのできる装置を提供しようとするものであ
る。

以下本発明を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明に使用される変換装置の一例を示すトラ
ンジスタ直列インバータで、その動作を説明するための
図である。

図において１は直流電源、２はトランジスタ３及び４を
交互に開閉させる駆動回路、５及び６はダイオード、７
はインダクタ、８及び９はコンデンサ、１０は放電灯を
示す。

以上の様に構成された装置においてトランジスタ３及び
４が交互に開閉することによってインダクタ７、コンデ
ンサ８及び９の直列回路に充放電電流が流れ、トランジ
スタ３及び４の開閉の周波数に対して前記直列回路定数
を適当に設定することによってコンデンサ９には共振的
な高い電圧が発生する。

この電圧が放電灯１０に印加されるので放電灯を点灯さ
せることができる。

第２図は本発明の装置の一実施例を示す。

図に於いてＡは変換装置の一例を示すトランジスタ直列
インバータを示し、１１は交流電源、１２は整流装置の
一例を示す全波整流器、１３は制御装置の一例を示すト
ランジスタ、１４はトランジスタ１３０制御回路を示す
。

第２図の装置に於いて、トランジスタ１３が閉じている
期間すなわち導通期間中はＡの直列インバータは第１図
の動作の説明と同様にして放電灯１０を点灯する。

ところでトランジスタ１３の導通期間を制御する制御回
路１４の一例を第３図に示す。

第３図において制御回路１４はシュ□ット回路１６と増
幅回路１７を含み、全波整流器１２で整流された直流電
源の各サイクルの電圧変化に応じた信号を入力とする。

この様子を示したものが第４図である。

すなわち第４図イの様な入力信号がシュミット回路に入
るとシュ□ット回路はその設定値に応じて第４図口又は
への様な信号を発生する。

この信号を増幅回路１７で増幅し、上記信号の発生期間
（第４図Ｔ２の期間）だけトランジスタ１３を閉じるよ
うにする。

以上のように整流装置の出力電圧の導通期間をトランジ
スタ１３で制御することによって放電灯は全波整流され
た脈流電圧の各サイクルでピーク値をもった所定期間だ
け点灯するので調光を行なうことができる。

第５図はシュミット回路１６の具体化した一例を示し、
第６図はシュミット回路１６の入力信号を得る装置１５
の一例を示す。

第７図は本発明の装置を示す他の実施例で、交流電源と
整流装置の間に制御装置を接続したものである。

第７図において、１７は交流電源の各サイクルにおいて
、その導通期間を制御できる半導体素子（例えばゲート
ターンオフサイリスタ）、１８はその制御回路である。

第８図はその動作を示す図であり、ａは交流電源、ｂは
制御装置の出力電圧、Ｃは整流装置の出力電圧の波形で
ある。

第７図において、交流の各半サイクルにおいて、電圧が
上昇している期間（位相角０〜９０°）に半導体素子１
７に制御回路１８から導通信号が、また電圧が下降して
いる期間（位相角９０°〜１８０°）に遮断信号が印加
されると半導体素子１７は、導通信号が印加されてから
遮断信号が印加されるまで、導通状態になっている。

そしてこの電圧が整流装置１２に供給され、整流装置１
２で整流された電圧が変換装置に印加される。

すなわち、交流の各半サイクルで、そのピーク値を含ん
だ所定期間だげ導通状態にしても同様の効果が得られる
。

なお、本発明の第２図に示す実施例で、交流を整流した
脈流電圧のピーク値を中心に導通角を制御し、調光する
ように説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、導通期間内にピーク値が含まれていればよい。

また、制御回路の入力信号を交流電源より供給するよう
にしているがこれに限定されるものではなく、外部より
供給してもよいことはいうまでもない。

また、変換装置としてトランジスタ直列形インバータで
説明したが、これに限定されるものではなく、直流人力
重臣の電圧変化に対応して出力電圧が変化するような直
流を交流の高周波に変換するトランジスタインバータ全
てに適用できる。

以上のように本発明によれば、調光時に直流電源の導通
期間（第４図中口、へのＴ２相当）を短かくしていって
も、直流電源のピーク値が導通期間に含まれるので、放
電灯の起動や再点弧等が容易に行なえるという利点を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置に使用されるトランジスタ直列イ
ンバータの一例を示し、第２図は本発明の装置の一実施
例を示す。 第３図は本装置に使用する制御回路の一例を示し、第４
図は動作の説明のための図である。 第５図および第６図は制御回路を構成する各部分の一例
を示す。 第７図は本発明の装置の他の実施例を示す回路図、第８
図はその動作を説明するための図である。 図中Ａはトランジスタ直列インバータ、１２は全波整流
器、１３はトランジスタ、１４は制御回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 交流電源と、この交流電源を全波整流する整流装置
   と、この整流装置の出力電力を高周波電力に変換し、そ
   の瞬時値にほぼ対応した波高値高周波電圧を出力する変
   換装置と、この変換装置により付勢される放電灯と、前
   記整流装置の出力電圧のピーク値を含み前記変換装置の
   高周波出力電圧の１サイクルよりも長い導通期間を設定
   し、かつこの導通期間を可変にする制御装置を具備した
   ことを特徴とする放電灯調光装置。 ２ 前記制御装置を整流装置と変換装置の間に接続した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の放電灯調
   光装置。 ３ 前記制御装置を交流電源と整流装置の間に接続した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の放電灯調
   光装置。