JP3404874B2 - 負荷制御装置 - Google Patents

負荷制御装置

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JP3404874B2
JP3404874B2 JP05786594A JP5786594A JP3404874B2 JP 3404874 B2 JP3404874 B2 JP 3404874B2 JP 05786594 A JP05786594 A JP 05786594A JP 5786594 A JP5786594 A JP 5786594A JP 3404874 B2 JP3404874 B2 JP 3404874B2
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正二郎 木戸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体スイッチング素
子を用いて負荷を制御する負荷制御装置に関するもので
あり、例えば、放電灯を点灯するのに適するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図16に示すような放電灯点灯装
置が知られている。交流電源1を高周波変換回路2a
により正弦波の高周波電圧に変換してトランスT1 の一
次側に印加する。この高周波電圧をトランスT1 により
昇圧又は降圧して、二次側に得られた高周波電圧を整流
回路DB1 とコンデンサC1 により整流・平滑し、コン
デンサC1 に得られた直流電圧をフルブリッジインバー
タ4の4つのスイッチング素子S1 〜S4 により、低周
波の矩形波電圧に変換して、放電灯3に印加して矩形
波点灯させるものである。この構成については、特開昭
56−50092号公報に示されている。
【0003】この従来例では、高周波変換回路2は、
プッシュプルインバータから構成されており、トランス
1 の一次側には、スイッチング素子とコンデンサ、イ
ンダクタンス素子等から構成される回路が接続されてい
る。このような構成で、交流電源1に代えて、電源電
圧が低い直流電源(例えば、DC24VやDC12V)
を用いる場合において、同様な出力を放電灯3を供給
するときには、トランスT1 の一次側に流れる電流が非
常に大きくなり、コンデンサ、インダクタンス素子等の
電力損が増大し、部品が大型化し、コストが高くなる。
また、装置全体の回路効率も悪くなり、装置全体が大型
化するなどの欠点があった。
【0004】すなわち、図16の回路では、放電灯3
を安定に点灯維持すると共に、その供給電力を制御する
ために、高周波変換回路2の内部に、限流要素を設け
ており、この限流要素となるコンデンサやインダクタン
ス素子に流れる電流が多くなる。特に、トランスT1
巻数比が大きくなる場合、(例えば、入力電圧が12V
で、出力電圧が100Vの場合)、トランスT1 の一次
電流が増大し、限流素子のロスは大きくなる。特開平2
−288197号公報では、トランスT1 の二次側に限
流素子を接続しているが、一次側の回路は共振によりト
ランスT1 に正弦波形を印加しており、電源電圧が低い
装置の場合では、この一次回路によるロスが依然として
大きい。また、負荷を制御する場合、周波数又はオン・
デューティの制御が一般に用いられるが、共振周波数を
考慮して周波数又はオン・デューティの制御範囲を設定
するなどの理由で制御範囲が狭くなる点など、回路設計
上の制約が多い。
【0005】また、図17は従来の負荷制御装置におけ
る制御回路7への電源供給の方式を示している。図中、
1は直流電源、2は高周波変換回路、3は負荷、4は低
周波変換回路、7は制御回路、8は入力フィルター回
路、T1 はトランスである。直流電源1は、入力フィル
ター回路8を介して、高周波変換回路2により高周波電
圧に変換され、トランスT1 により昇圧され、低周波変
換回路4によって高周波電圧を低周波(数十Hz〜数百
Hz)に変換されて、負荷3に電力を供給するものであ
る。トランスT1 の出力が高圧である場合、トランスT
1 によって絶縁されているが、低周波変換回路4のスイ
ッチング素子を駆動するために、制御回路7は低周波変
換回路4と絶縁する必要がある。しかし、この場合、フ
ォトカプラなどを用いて絶縁して信号を送ることは精度
が悪いなど、負荷3の状態を正確に検出することが難し
かった。また、設計上、大きさ、コストの点で制約が多
かった。また、高周波変換回路2が高い周波数(数百K
Hz〜数MHz)になると、電解コンデンサC8 の充放
電電流により電解コンデンサC8 の温度上昇が高くな
り、寿命の点で問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、直流電源を高周波に変換し、トランスにより電圧変
換し、トランスの出力を整流して、低周波出力として負
荷に供給する負荷制御装置において、電源電圧が出力電
圧に比べて低い場合に、入力部で生じる電力ロスを低減
して、全体の回路効率を向上せしめることにある。ま
た、本発明の他の目的とするところは、トランスによっ
て一次側と二次側を分離した負荷制御装置において、二
次側の制御回路の電源をトランスから供給することによ
り、装置の安全性を高めると共に、入力部に接続された
コンデンサの発熱を抑えることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の基本構成を図1
に示す。図中、1は直流電源、2は高周波変換回路、T
1 はトランス、5は限流回路、DB1は整流回路、4は
インバータ回路、3は負荷である。限流回路5におい
て、L1 はインダクタンス素子であり、C2 はコンデン
サである。コンデンサC2 は波形整形するために接続し
ても良いし、省略しても良い。また、整流回路DB1
出力には、コンデンサC1 が並列接続されている。本発
明の特徴は、トランスT1 の一次側には、高周波変換回
路2内のスイッチング素子により矩形波電圧を印加し、
トランスT1 の二次側には、トランスT1 と整流回路D
1 の間に負荷3の限流回路5を設けた点にある。
【0008】
【作用】本発明によれば、トランスT1 の一次側には、
高周波変換回路2内のスイッチング素子により矩形波電
圧を印加するので、直流電源1の電圧が低い場合でも、
トランスT1 の一次側に流れる電流による限流素子のロ
スは低減できる。また、トランスT1 の二次側には、ト
ランスT1 と整流回路DB1 の間に負荷3の限流回路5
を設けたので、限流回路5のインダクタンス素子L1
昇圧後の小さな電流を限流すれば良く、銅損が少なくな
るため、小形の部品を使用することができる。従来例で
は、限流素子が一次側にあるため、トランスT1 の巻数
比だけでは、対応できず、設計変更も複雑になるが、本
発明では、トランスT1 により一次側と二次側の絶縁が
容易であり、また、電源電圧が異なった仕様のもので
も、トランスT1 の巻数比を変えることで対応すること
ができ、品種の拡充が簡単である。
【0009】
【実施例】図2は本発明の第1実施例の回路図である。
本実施例は、図1の高周波変換回路2をより具体的に示
したものであり、ハーフブリッジ構成の高周波変換回路
を用いている。図中、Q1 ,Q2 はトランジスタ、
1 ,D2 はダイオード、C4,C5 はコンデンサであ
る。トランジスタQ1 ,Q2 が交互にオン・オフされる
ものであり、これによって、トランスT1 の一次側に直
流電源1の半分の電圧が矩形波状に印加される。この矩
形波電圧をトランスT1 により昇圧し、限流回路5を介
して負荷3へ電力を送る。整流回路DB1 、コンデン
サC 1 、インバータ回路4等の動作は図16の従来例と
同様である。
【0010】図3〜図5は本発明の第2〜第4実施例の
要部回路図である。図3の実施例では、高周波変換回路
2がフルブリッジ構成であり、トランスT1 の二次側の
構成は図2と同様である。図中、Q3 〜Q6 はトランジ
スタ、D3 〜D6 はダイオードである。トランジスタQ
3 ,Q6 とトランジスタQ4 ,Q5 は交互にオン・オフ
され、トランジスタQ3 ,Q6 がオン、トランジスタQ
4 ,Q5 がオフのときは、直流電源1の電圧がトランス
1 の一次側に印加され、トランジスタQ3 ,Q6 がオ
フ、トランジスタQ4 ,Q5 がオンのときは、直流電源
1の電圧がトランスT1 の一次側に逆極性で印加され
る。図4の実施例では、高周波変換回路2が変形ハーフ
ブリッジ構成であり、トランスT1 の二次側の構成は図
2と同様である。図中、Q1 ,Q2 はトランジスタ、D
1 ,D2 はダイオード、C6 はコンデンサである。トラ
ンジスタQ1 ,Q2 は交互にオン・オフされ、トランジ
スタQ2 の両端に発生する矩形波電圧の交流成分がコン
デンサC6 を介してトランスT1 の一次側に供給される
ものである。図5の実施例では、高周波変換回路2がプ
ッシュプル構成であり、トランスT1 の二次側の構成は
図2と同様である。図中、Q1 ,Q2 はトランジスタで
ある。トランジスタQ1 ,Q2 は交互にオン・オフさ
れ、トランスT1 の一次側に直流電源1の電圧が交互に
逆極性で印加される。図3〜図5に示したいずれの実施
例においても、トランスT1 の二次側に限流回路5を設
けていることは、第1実施例と同様である。
【0011】図6は本発明の第5実施例の回路図であ
る。図中、6は始動回路、7は制御回路、8は電圧検出
部、SWはスイッチ、CTは電流検出部、DR1 〜DR
3 は駆動回路、3は高圧放電灯である。スイッチSWが
投入されると、制御回路7、高周波変換回路2、インバ
ータ回路4が動作し、始動回路6のイグナイタIGが高
圧パルスを発生させて、パルストランスPTにより放電
灯3に高圧パルスを印加し、始動させる。放電灯3の両
端電圧を実質的に電圧検出部8により検出、電流を電流
検出部CTにより検出し、その検出量に応じて、高周波
変換回路2のスイッチング周波数fs又はオン・デュー
ティを制御して、放電灯3に電力を供給するものであ
る。スイッチング周波数fsは、例えば、数十KHz〜
数百KHz、スイッチング素子S1 〜S4 よりなるイン
バータ回路4の周波数は、50Hz〜数百Hzが好まし
い。トランスT1 の一次側には、限流素子を接続せず、
二次側のインダクタンス素子L1 がその機能を有する。
コンデンサC7 は、高圧パルス電圧がインバータ回路4
に印加されないように閉回路を形成している。トランス
1 の出力は矩形波状の高周波電圧であり、整流回路D
1 により整流され、コンデンサC1 によって平滑さ
れ、放電灯3には、ほとんど高周波を含有しない低周波
の電圧が印加され、安定点灯する。この低周波の周波数
は、インバータ回路4のスイッチング周波数で決まる。
【0012】次に、請求項に記載された発明について
説明する。図7は本発明による制御部7a,7bの電源
供給方式を示している。本発明の特徴は、トランスT1
の一次側の制御部7aは、主電源1より電力を供給さ
れ、トランスT1 の二次側の制御部7bは、トランスT
1 から電力を供給されるように構成している。したがっ
て、電源を投入すると、まず、制御部7a、高周波変換
回路2が動作し、トランスT1 に電圧が印加され、次
に、制御部7bが動作し、低周波変換回路4が動作し
て、負荷3を制御するものである。この構成により、ト
ランスT1 の一次側と二次側が完全に絶縁され、トラン
スT1 の二次側が高圧であっても安全となる。また、低
周波変換回路4と制御部7bにより負荷状態を検出し、
それに応じて負荷3を制御するので、精度が良い。この
制御部7bは、トランスT1 の出力から、制御電源を生
成し、制御信号を発生するものであり、低周波変換回路
4内のスイッチング素子の駆動部と、負荷の電流・電圧
等の検出部と、検出値と基準値との比較回路部などから
構成されている。
【0013】図8は図7を更に具体化した実施例であ
る。トランスT1 の高周波出力を整流回路DB1 で整流
し、インダクタンス素子L1 とスイッチング素子S7
ダイオードD7 、コンデンサC1 よりなる昇圧チョッパ
ー回路で昇圧し、極性反転用の低周波インバータ回路4
aを介して負荷3aに低周波電圧を供給する。低周波イ
ンバータ回路4aは、昇圧チョッパー回路の出力電圧を
数百Hzの低周波で交番させて、負荷3aに印加する。
制御部7bは負荷3aの状態を検出し、スイッチング素
子S7 のオン・デューティをコントロールする。制御部
7aは、トランスT1 に印加する電圧をコントロールす
れば良いことになり、トランスT1 の一次側と二次側を
分離し、且つ精度の良い制御ができる。負荷3aは、高
圧放電灯であり、いわゆる矩形波点灯を行う放電灯点灯
装置である。
【0014】次に、請求項に記載された発明について
説明する。図9はこの発明の要部構成を示している。高
周波変換回路2の入力部には、高周波電流が流れるコン
デンサC9 を接続すると共に、直流電源1が瞬時にゼロ
電圧になる瞬断や瞬時電圧低下時にバックアップするコ
ンデンサC10とインダクタンス素子L3 の直列回路を接
続している。これにより、コンデンサC10に流れる高周
波成分を滑らかに、又は、低減しようとするものであ
る。コンデンサC9 の容量は、コンデンサC10の容量よ
りも十分に小容量であり、セラミックコンデンサやフィ
ルムコンデンサを使用し、コンデンサC10には電解コン
デンサを用いると良い。
【0015】図10は本発明の具体的な実施例である。
コンデンサC10と並列に、フィルター回路8を設けて、
図9のインダクタL3 の機能をノイズフィルタートラン
スNFに代用させるものである。高周波変換回路2は直
流電圧を高周波電圧に変換する。この高周波電圧はトラ
ンスT1 により昇圧され、インバータ回路4により高周
波電圧を直流電圧に変換し、さらに低い周波数に変換し
て、負荷3aを点灯させる。負荷3aは蛍光灯よりな
り、高周波変換回路2は数百KHzから数MHz、イン
バータ回路4は数十KHzに変換して、負荷3aを点灯
させることが、蛍光灯の発光効率とノイズの点から好ま
しい。高周波変換回路2は限流素子の小型化のため、高
い周波数が良い。
【0016】図11は請求項に記載された発明の実施
例を示す回路図である。入力部の構成は図9に示した実
施例と同様である。負荷3aは高圧放電灯であり、矩形
波点灯する点灯装置である。負荷3aの状態は、整流回
路DB1 の入力部で検出されるものであり、負荷電圧は
トランスT2 により、負荷電流はカレントトランスCT
により検出される。制御部7aは、その検出信号を端子
a,b及びcから入力されて、高周波変換回路2を制御
する。低周波変換回路4は、低周波駆動用の制御部7b
により動作する。図中、A1 ,A2 はAND回路、N1
は反転回路(インバータ)である。PT1 ,PT2 はパ
ルストランス、DR1 〜DR4 はドライブ回路、S1
4 はスイッチング素子である。AND回路A1 ,A2
には、低周波信号Xと高周波信号Yが入力されており、
低周波信号Xはスイッチング素子S1 ,S4 のオンと、
スイッチング素子S2 ,S3 のオンを低周波で交互に行
うためのものであり、高周波信号YはパルストランスP
1 ,PT2 を高周波で動作させて、このパルストラン
スPT1 ,PT2 を小型にして、一次側と二次側を絶縁
させるものである。パルストランスPT1 が動作すると
きは(AND回路A1 の出力が高周波信号Yのとき)、
パルストランスPT1 の二次側の高周波電圧を整流回路
DB1 で整流し、スイッチング素子S1 の端子d,e間
に駆動電圧を印加してオン状態にさせ、スイッチング素
子S1 ,S4 のオン状態を低周波の半サイクルにわたり
継続させる。ドライブ回路DR1 〜DR4 のコンデンサ
は、パルストランスPT1 の高周波を平滑し、端子d,
e間に直流電圧を与えるものである。AND回路A1
出力信号がゼロになると、パルストランスPT1 は動作
を停止し、ドライブ回路DR1 のトランジスタがオンと
なり、端子d,e間の電荷を放出し、スイッチング素子
1 はオフとなる。スイッチング素子Q4 についても同
様である。次の半サイクルでは、スイッチング素子
2 ,Q3 がオン状態となる。
【0017】図11は図9の基本例を具体化した回路で
あるが、例えば、低周波駆動用の制御部7bの電源及び
信号生成方式として、図8の制御部7bのような構成を
用いても良い。低周波のドライブ回路は、従来、フォト
カプラで絶縁駆動する方式であったため、フォトカプラ
の性能に制約があったり、また、パルストランスを用い
た場合でも、低周波のままで作動させていたので、大型
化したパルストランスになっていたが、本発明では、パ
ルストランスPT1,PT2を高周波で動作させている
ので、小型になる。
【0018】図12は、図11で示した低周波変換回路
4を駆動するドライブ回路の他の実施例である。図12
のように、負荷3aに高圧放電灯を用いたときには、そ
の始動用イグナイタ回路6から発生する高圧パルス電圧
がインバータ回路に加わらないように、並列コンデンサ
Cpと直列インダクタLsから成る回路が付加される。
このとき、低周波変換回路4のスイッチング素子S1
4 のスイッチング動作は、図13のようになり、出力
極性が切り換わるときに、それまでオンしていた素子が
全てオフした後、次に、オンしなければならない素子の
うち、一方を先にオンし、ある設定時間Tdの経過後、
もう一方の素子をオンする、というように時間差を設け
る必要がある。このため、対をなしてオン・オフ動作を
行う2個のスイッチング素子のドライブ回路のうち、一
方のオフ信号はそのままスイッチング素子に伝達し、オ
ン信号は或る設定された時間、遅延させて、スイッチン
グ素子に伝える遅延回路9を設けている。この遅延回路
9は、ドライブ信号を生成する回路と、スイッチング素
子の制御端子(例えば、FETの場合はゲート電極)と
の間に挿入される。もう一方のスイッチング素子には、
ドライブ信号を生成する回路を直接スイッチング素子の
制御端子に接続すれば良い。
【0019】遅延回路の例としては、例えば、図14に
示すように、抵抗RdとコンデンサCd及びダイオード
Dsから成る回路を使用するものである。この回路で
は、オン信号は、抵抗RdとコンデンサCdから成る積
分回路によって信号を遅延させ、オフ信号はダイオード
Dsを通して急速に伝達する。そのほか、図15に示す
ように、MOSFET等の電圧入力型のトランジスタを
使用した遅延回路でも良い。遅延回路の入力電圧が低い
ときには、主スイッチング素子、遅延回路のトランジス
タQd1 ,Qd2 が共にオフとなる。遅延回路の入力
に、主スイッチング素子のオン電圧以上の電圧が印加さ
れた直後は、トランジスタQd1 がオフのままであるた
め、主スイッチング素子にドライブ信号が伝わらず、オ
ンしない。抵抗Rd1 を通して、コンデンサCdを充電
し、コンデンサCdの電圧がトランジスタQd2 のオン
電圧を越えると、トランジスタQd2 がオンする。トラ
ンジスタQd2 がオンすると、トランジスタQd1 がオ
ンし、ドライブ信号が主スイッチング素子に伝わり、主
スイッチング素子がオンする。遅延回路の入力が主スイ
ッチング素子のオフ電圧に低下すると、ダイオードDs
を通して、急速にオフ信号を主スイッチング素子に伝え
る。また、トランジスタQd1 ,Qd2 もオフする。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、直流電源の電圧を高周
波の矩形波電圧に変換する高周波変換回路の出力をトラ
ンスにより電圧変換し、その出力に整流回路とインバー
タ回路を介して負荷を接続した負荷制御装置において、
前記トランスと整流回路の間に負荷の電流を制限する限
流素子を接続したものであり、トランスの一次側に実質
的な限流素子を介することなく、放電灯を安定させるの
で、電力ロスが低減し、高効率な負荷制御装置を提供す
ることができるという効果がある。また、限流素子は、
高周波変換回路の周波数で動作させ、電流の少ない回路
部分に接続しているので、銅損を低減し、インダクタン
ス素子を小形化することができるという効果がある。ま
た、トランスの二次側に構成される回路の制御電源をト
ランスの二次側から得るようにすれば、トランスの一次
側及び二次側の絶縁を確実に行うことができ、出力側の
感電等に対して安全な負荷制御装置を提供することがで
きる。また、一次側が動き始めてから二次側が動作する
制御が自動的に行えるので、電源投入時の不安全なとき
に、負荷に電圧が印加されることがなくなり、安全な動
作が実現できる。さらに、一次側と二次側の間が長い距
離であっても、一次側と二次側のそれぞれに、制御電源
と信号生成能力を持たせることができるので、制御信号
を引き回す必要がなく、電源部のみを延長させれば良
く、配線等が簡単になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第1実施例の回路図である。
【図3】本発明の第2実施例の要部回路図である。
【図4】本発明の第3実施例の要部回路図である。
【図5】本発明の第4実施例の要部回路図である。
【図6】本発明の第5実施例の回路図である。
【図7】請求項の発明の構成を示す回路図である。
【図8】請求項の発明の一実施例の回路図である。
【図9】請求項の発明の要部構成を示す回路図であ
る。
【図10】請求項の発明の一実施例の回路図である。
【図11】請求項の発明の第1実施例の回路図であ
る。
【図12】請求項の発明の第2実施例の回路図であ
る。
【図13】請求項の発明の第2実施例の動作波形図で
ある。
【図14】請求項の発明の第2実施例の遅延回路の一
例を示す回路図である。
【図15】請求項の発明の第2実施例の遅延回路の他
の一例を示す回路図である。
【図16】従来例の回路図である。
【図17】他の従来例の回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源 2 高周波変換回路 3 負荷 4 低周波変換回路 5 限流回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神原 隆 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−218266(JP,A) 特開 平2−244594(JP,A) 実開 昭62−84393(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H05B 41/24 H05B 41/282 H05B 41/392

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、この直流電源の電圧を高
    周波の矩形波電圧に変換する高周波変換回路と、高周波
    変換回路の出力を電圧変換するトランスと、トランスの
    出力を整流する整流回路と、整流回路の出力に接続され
    たインバータ回路と、インバータ回路の出力に接続され
    た負荷とからなる負荷制御装置において、前記トランス
    と整流回路の間に負荷の電流を制限する限流素子を接続
    したことを特徴とする負荷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記トランスは一次巻線よりも二次巻
    線の巻数が多い昇圧型のトランスであることを特徴とす
    る請求項1記載の負荷制御装置。
  3. 【請求項3】 直流電源と、この直流電源の電圧を高
    周波に変換する高周波変換回路と、高周波変換回路の出
    力を電圧変換するトランスと、トランスの出力を整流す
    る整流回路と、整流回路の出力を低周波に変換する低周
    波変換回路と、低周波変換回路の出力に接続された負荷
    とからなる負荷制御装置において、前記高周波変換回路
    の制御電源は前記直流電源から供給し、前記低周波変換
    回路の制御電源は前記トランスの二次側から供給するよ
    うに構成したことを特徴とする負荷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記高周波変換回路の入力部には、イ
    ンダクタと第1のコンデンサの直列回路と、第1のコン
    デンサよりも小容量の第2のコンデンサとを並列接続さ
    れていることを特徴とする請求項記載の負荷制御装
    置。
  5. 【請求項5】 高周波変換回路の制御回路から得られ
    た高周波信号と、この高周波信号を低周波に分周した低
    周波信号を論理積演算して得られる制御信号を前記トラ
    ンスの一次側から二次側に伝達するための高周波のパル
    ストランスを備え、前記低周波変換回路のスイッチング
    素子は前記高周波のパルストランスの出力電圧を整流平
    滑して得られた駆動信号により駆動されることを特徴と
    する請求項記載の負荷制御装置。
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