JPH06245540A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH06245540A
JPH06245540A JP5031941A JP3194193A JPH06245540A JP H06245540 A JPH06245540 A JP H06245540A JP 5031941 A JP5031941 A JP 5031941A JP 3194193 A JP3194193 A JP 3194193A JP H06245540 A JPH06245540 A JP H06245540A
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smoothing capacitor
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Kazuyuki Matsukawa
一行 松川
Seiji Hamahata
誠二 浜端
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性が高く、小型化できる電源装置を提供
する。 【構成】 商用電源ACの電圧を整流する整流回路RE
1 の出力端に平滑コンデンサC2 を接続し、この平滑コ
ンデンサC2 の両端から直流電力が供給されるインバー
タ回路IN1 を設けて放電ランプDL1 へ高周波電力を
供給し、平滑コンデンサC2 の両端に双方向コンバータ
回路CN1 の一方の入出力端子対を接続し、この双方向
コンバータ回路CN1 の他方の入出力端子対に蓄電池B
を接続して双方向に直流−直流変換を行うようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、商用電源から負荷へ
給電するとともに、商用電源により蓄電池を充電してお
き、商用電源の停電時に蓄電池から負荷へ給電する電源
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に非常灯の蛍光ランプ(放電ラン
プ)へ給電するのに使用する、従来のこの種の電源装置
の回路図を示す(特開平2−172188号公報の第3
図)。この電源装置は、図5に示すように、商用電源A
Cに電源スイッチS0 ,フィルタ用のチョークコイルC
2 およびフィルタ用のコンデンサC11を介して全波整
流回路RE2 を接続し、全波整流回路RE2 の出力端に
平滑コンデンサC12を接続し、電源スイッチS0 の投入
により商用電源電圧を直流電源電圧に変換している。
【0003】そして、平滑コンデンサC12の両端からイ
ンバータ回路IN3 へ直流電力を供給し、インバータ回
路IN3 から高周波電力をリレースイッチS11,S12
介して放電ランプDL1 へ高周波電力を供給して放電ラ
ンプDL1 を点灯させている。上記のインバータ回路I
3 は、2石プッシュプル型であり、スイッチング素子
11,Q12,発振トランスTR1 ,チョークコイルCH
3 ,ダイオードD11,抵抗R11〜R13,コンデンサC13
〜C16から構成されている。
【0004】リレースイッチS11,S12の切替は、発振
トランスTR1 に設けた巻線から電圧を取り出す停電検
出回路TK2 により行っている。つまり、この停電検出
回路TK2 は、商用電源ACが正常に供給されてインバ
ータ回路IN3 が発振動作をしているときは、ダイオー
ドD12を介してコンデンサC17が充電され、この電圧に
よりリレーRY1 が励磁されてリレースイッチS11,S
12が常開側(白丸端子側)に切り替わり、インバータ回
路IN3 からの高周波電力が放電ランプDL1に供給さ
れることになる。また、商用電源ACが停電してインバ
ータ回路IN3の発振動作が停止すると、コンデンサC
17の充電が停止してリレーRY1 の励磁が停止してリレ
ースイッチS11,S12が常閉側(黒丸端子側)に切り替
わり、放電ランプDL1 がインバータ回路IN1 から切
り離されて、今度は後述するインバータ回路IN4 に接
続されることになる。なお、ダイオードD13はリレーR
1 の逆起電力を抑えるために設けている。
【0005】一方、商用電源ACに降圧トランスTR2
を介して全波整流回路RE3 を接続して商用電源電圧を
整流し、全波整流回路RE3 からダイオードD16および
抵抗R14を介して蓄電池Bに充電電流を供給することに
より、商用電源ACの通電時に蓄電池Bを充電して、商
用電源ACの停電に備えている。この蓄電池Bからイン
バータ回路IN4 に直流電力を供給すると、インバータ
回路IN4 が高周波電力を放電ランプDL1 に供給し
て、放電ランプDL1 を非常点灯させる。このインバー
タ回路N4 は、プッシュプル型で、スイッチング素子Q
13,Q14,発振トランスTR3 ,チョークコイルC
4 ,抵抗R17〜R19,コンデンサC19〜C21で構成さ
れている。
【0006】蓄電池Bからインバータ回路IN4 への電
力供給の制御は停電検出回路TK1により行う。つま
り、この停電検出回路TK1 は、全波整流回路RE3
電圧でダイオードD14を介してコンデンサC18を充電
し、コンデンサC18の電圧をダイオードD15を介してト
ランジスタQ15のベースに加えている。このトランジス
タQ15は、インバータ回路IN4 のスイッチング素子Q
13,Q14へベース電流を供給する経路に挿入されてお
り、そのベースには、蓄電池Bの電圧を抵抗R15,R 16
で分割した電圧も加えられている。商用電源ACが正常
であるときは、コンデンサC18の電圧によりトランジス
タQ15のベース電圧が高くなって、トランジスタQ15
オフを維持し、インバータ回路IN4 は動作せず、放電
ランプDL1 へは高周波電力が供給されない。ところ
が、商用電源ACが停電すると、コンデンサC18の電圧
が低下し、トランジスタQ15のベース電位が、蓄電池B
の電圧を抵抗R15,R16で分割した電圧に低下して、ト
ランジスタQ15がオンとなり、インバータ回路IN4
動作し、このとき停電検出回路TK2 によりリレースイ
ッチS11,S12が常閉側に切り替わっているため、放電
ランプDL1 へ高周波電力が供給され、放電ランプDL
1 が点灯することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5の従来例は、同一
の放電ランプDL1 を別々のインバータ回路IN3 ,I
4 からリレースイッチS11,S12で切り替えて選択的
に給電する構成であった。上記のリレースイッチS11
12は、放電ランプDL1 に直接加わる高周波高電圧を
切り替えるので、信頼性の点で難があった。
【0008】また、蓄電池Bを充電するための降圧トラ
ンスTR2 としては、低周波トランスが用いられるの
で、大型となり、装置全体の小型化の妨げとなってい
た。したがって、この発明の目的は、信頼性が高く、小
型化できる電源装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、同一のイン
バータ回路を商用電源の通電、停電にかかわらず動作さ
せることにより、従来例のように負荷への接続切替を行
うことなく、負荷を動作させる。また、そのために、イ
ンバータ回路の入力部に、直流電源をいったん高周波電
源に変換し再び直流に戻す可逆変換可能な双方向コンバ
ータを付加したものである。
【0010】つまり、この発明の電源装置は、商用電源
の電圧を整流する整流回路の出力端に平滑コンデンサを
接続し、この平滑コンデンサの両端から直流電力が供給
されるインバータ回路を設けて負荷へ交流電力を供給
し、平滑コンデンサの両端に双方向コンバータ回路の一
方の入出力端子対を接続し、この双方向コンバータ回路
の他方の入出力端子対に蓄電池を接続して直流−直流変
換を行うようにしている。
【0011】
【作用】この発明の構成によれば、商用電源の正常時
は、商用電源から整流回路および平滑コンデンサを介し
てインバータ回路に直流電力が供給され、インバータ回
路から負荷へ交流電力が供給される。また、平滑コンデ
ンサの両端から双方向コンバータ回路の一方の入出力端
子対へ直流電力が入力され、双方向コンバータ回路内で
直流−直流変換動作が行われ、双方向コンバータ回路の
他方の入出力端子対から直流電力が出力され、蓄電池を
充電する。
【0012】また、商用電源の停電時は、蓄電池から双
方向コンバータ回路の他方の入出力端子対へ直流電力が
入力され、双方向コンバータ回路内で蓄電池充電時とは
逆方向の直流−直流変換動作が行われ、双方向コンバー
タ回路の一方の入出力端子対から直流電力が出力され、
平滑コンデンサを介してインバータ回路に直流電力が供
給され、インバータ回路から負荷へ交流電力が供給され
る。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。 〔第1の実施例〕図1にこの発明の第1の実施例の電源
装置を示す。この電源装置は、商用電源ACにフィルタ
用のコンデンサC1 およびフィルタ用のチョークコイル
CH1 を介して全波整流回路RE1 を接続して商用電源
電圧を整流し、さらに全波整流回路RE1 の出力端に平
滑コンデンサC2 を接続し、脈流電圧を平滑している。
【0014】そして、平滑コンデンサC2 の両端にイン
バータ回路IN1 を接続し、平滑コンデンサC2 の両端
からインバータ回路IN1 へ直流電力を供給し、インバ
ータ回路IN1 から負荷である放電ランプDL1 へ高周
波電力を供給して放電ランプDL1 を高周波点灯させる
ようにしている。また、平滑コンデンサC2 の両端に
は、双方向コンバータ回路CN1 の一方の入出力端子対
を接続し、この双方向コンバータ回路CN1 の他方の入
出力端子対に蓄電池Bを接続して直流−直流変換を行う
ようにしている。
【0015】この電源装置によれば、商用電源ACの正
常時は、商用電源ACから全波整流回路RE1 および平
滑コンデンサC1 を介してインバータ回路IN1 に直流
電力が供給され、インバータ回路IN1 から放電ランプ
DL1 へ高周波電力が供給され、放電ランプDL1 が点
灯する。また、平滑コンデンサC1 の両端から双方向コ
ンバータ回路CN1 の一方の入出力端子対へ直流電力が
入力され、双方向コンバータ回路CN1 内で直流−直流
変換動作が行われ、双方向コンバータ回路CN 1 の他方
の入出力端子対から直流電力が出力され、蓄電池Bを充
電する。
【0016】また、商用電源ACの停電時は、蓄電池B
から双方向コンバータ回路CN1 の他方の入出力端子対
へ直流電力が入力され、双方向コンバータ回路CN1
で蓄電池Bの充電時とは逆方向の直流−直流変換動作が
行われ、双方向コンバータ回路CN1 の一方の入出力端
子対から直流電力が出力され、平滑コンデンサC1 を介
してインバータ回路IN1 に直流電力が供給され、イン
バータ回路IN1 から放電ランプDL1 へ高周波電力が
供給され、放電ランプDL1 が点灯する。
【0017】以下、図1のインバータ回路IN1 および
双方向コンバータ回路CN1 について詳しく説明する。
インバータ回路IN1 は、自励型1石式であり、トラン
ジスタQ5 ,変流器CT,コンデンサC3 〜C5 ,ダイ
オードD1 ,インダクタL1,抵抗R1 ,R2 で構成さ
れており、平滑コンデンサC1 の両端から直流電力が供
給されると、自励発振動作を行い、放電ランプDL1
高周波電力を供給して、放電ランプDL1 を高周波点灯
させる。
【0018】また、双方向インバータ回路CN1 は、1
次側に巻線T1 ,T2 を有し、2次側に巻線T3 ,T4
を有するトランス(高周波トランス)Tを用い、このト
ランジスタTの巻線T1 ,T2 間にMOS−FETから
なるスイッチング素子Q1 ,Q2 をプッシュプル接続
し、巻線T1 ,T2 の接続点をインダクタL2 を介して
平滑コンデンサC2 の正極に接続し、スイッチング素子
1 ,Q2 の接続点を平滑コンデンサC2 の負極に接続
し、スイッチング素子Q1 ,Q2 のオンオフを制御する
制御回路CR1 を平滑コンデンサC2 の両端間に接続し
ている。
【0019】また、巻線T3 ,T4 間にMOS−FET
からなるスイッチング素子Q3 ,Q 4 をプッシュプル接
続し、巻線T3 ,T4 の接続点をインダクタL3 を介し
て蓄電池Bの正極に接続し、スイッチング素子Q3 ,Q
4 の接続点を蓄電池Bの負極に接続し、スイッチング素
子Q3 ,Q4 のオンオフを制御する制御回路CR2 を蓄
電池Bの両端間に接続している。
【0020】スイッチング素子Q1 〜Q4 は、寄生ダイ
オードを有しており、逆方向に電流が流れるようになっ
ている。また、制御回路CR1 は、商用電源ACの通電
時にはスイッチング素子Q1 ,Q2 を高速でスイッチン
グ動作させ、商用電源ACの停電時は、スイッチング素
子Q1 ,Q2 をオフ状態に維持する。
【0021】また、制御回路CR2 は、商用電源ACの
停電時にはスイッチング素子Q3 ,Q4 を高速でスイッ
チング動作させ、商用電源ACの通電時は、スイッチン
グ素子Q3 ,Q4 をオフ状態に維持する。以上のような
構成において、双方向コンバータ回路CN1 は、商用電
源ACの通電時には、制御回路CR1 がスイッチング素
子Q1 ,Q2 を高周波で交互にスイッチングさせ、平滑
コンデンサC2 の両端から供給される直流電力を高周波
電力に変換し、トランスTを介して2次側へ伝達する。
このとき、2次側のスイッチング素子Q3 ,Q4 はオフ
状態にあり、スイッチング素子Q3 ,Q4 にそれぞれ逆
並列(ドレイン・ソース間)に存在する寄生ダイオード
を通じて蓄電池Bが充電される。
【0022】具体的に説明すると、このとき、スイッチ
ング素子Q1 ,Q2 は交互にスイッチングを行い、まず
スイッチング素子Q1 がオンのとき、平滑コンデンサC
2 →インダクタL2 →トランスTの巻線T1 →スイッチ
ング素子Q1 →平滑コンデンサC2 の経路で電流が流
れ、このとき、巻線T1 に発生した電力により、スイッ
チング素子Q3 ,Q4 がオフのため、巻線T4 →インダ
クタL3 →蓄電池B→スイッチング素子Q4 の寄生ダイ
オード→巻線T4 の経路で電流が流れ、蓄電池Bが充電
される。
【0023】逆に、スイッチング素子Q1 がオフとなっ
てスイッチング素子Q2 がオンとなったとき、平滑コン
デンサC2 →インダクタL2 →トランスTの巻線T2
スイッチング素子Q2 →平滑コンデンサC2 の経路で電
流が流れ、このとき、巻線T 2 に発生した電力により、
スイッチング素子Q3 ,Q4 がオフのため、巻線T3
インダクタL3 →蓄電池B→スイッチング素子Q3 の寄
生ダイオード→巻線T 3 の経路で電流が流れ、上記と同
様にして蓄電池Bが充電される。
【0024】ここで、商用電源ACが停電して、商用電
源ACからの電力の供給がなくなると、平滑コンデンサ
2 の電位が下がり、インバータ回路IN1 が停止しよ
うとする。このとき、商用電源ACの停電を検出し、商
用電源ACがなくなると、制御回路CR1 は、スイッチ
ング素子Q1 ,Q2 のスイッチング動作を停止させ、蓄
電池Bへの充電を停止させるようにする。
【0025】このとき、制御回路CR2 は、商用電源A
Cの停電を検出して、スイッチング素子Q3 ,Q4 を交
互に高周波でオンオフ動作させるようにし、トランスT
を介して蓄電池Bの電力を上記とはちょうど逆に巻線T
3 ,T4 から巻線T1 ,T2の方へ伝達する。このと
き、スイッチング素子Q1 ,Q2 はともにオフ状態にあ
るので、前記したのと同様に、スイッチング素子Q1
2 の寄生ダイオードを通して平滑コンデンサC2 を充
電することになり、平滑コンデンサC2 からインバータ
回路IN1 への電力供給が継続し、放電ランプDL1
点灯を継続する。
【0026】このように、平滑コンデンサC2 を利用し
て、インバータ回路IN1 の入力部の直流電力をスイッ
チング素子Q1 ,Q2 で高周波スイッチングすることに
より高周波電力に変換し、さらにトランスTを介してス
イッチング素子Q3 ,Q4 の寄生ダイオードを通して蓄
電池Bを充電し、商用電源ACがなくなったときに蓄電
池Bに蓄えられた直流電力をスイッチング素子Q3 ,Q
4 で高周波スイッチングすることにより高周波電力に変
換し、さらにトランスTを介してスイッチング素子
1 ,Q2 の寄生ダイオードを通して平滑コンデンサC
2 を充電するという、可逆変換可能な双方向コンデンサ
CN1 を設け、高周波スイッチングを利用して蓄電池B
の充放電を行うため、トランスTとして、従来例のよう
な降圧トランスTR2 に比べて小型の高周波トランスを
用いることができ、装置の小型化が可能となる。
【0027】また、従来は、商用電源にて動作するイン
バータ回路と蓄電池にて動作するインバータ回路との2
台のインバータ回路が必要であったが、本実施例では、
双方向コンバータCN1 が付加されるものの、インバー
タ回路IN1 は1台ですむ。また、インバータ回路IN
1 を1台設けるのみとし、インバータ回路IN1 で切り
替えることなく放電ランプDL1 へ高周波電力を供給し
ているので、従来例のように接点による切替が不要とな
り、信頼性を向上させることができる。
【0028】なお、上記実施例では、インバータ回路I
1 として自励型1石式のものを示したが、インバータ
回路としてはこれに限らず、プッシュプル型、ハーフブ
リッジ型、フルブリッジ型、直列型等、どのような回路
形式のインバータでもよい。また、双方向コンバータC
1 としては、スイッチング素子Q1 〜Q4 として電源
装置全体の小型化の可能な寄生ダイオードを有するMO
S−FETを使用したものを示したが、これに限らな
い。例えば、図2に示すような、バイポーラトランジス
タからなるスイッチング素子Q6 〜Q9 と、このスイッ
チング素子Q6〜Q9 に逆並列接続したダイオードD2
〜D5 とを使用した双方向コンバータを用いてもよく、
また、MOS−FETとバイポーラトランジスタとの組
合せなど、同等な機能を有するものであればどのような
回路構成でもよい。
【0029】また、商用電源ACの有無により、直流−
直流変換の方向を逆転させる双方向コンバータCN1
おいて、商用電源ACのの立ち下がりに応じてある一定
電圧以下になると、蓄電池Bを放電状態とする場合に、
瞬時に規定の放電動作に切り替えるようにしてもよく、
また、一定電圧以下になった後、放電動作を徐々に立ち
上げていって最終的に規定値に到達させるようにしても
よく、その切替の態様は任意に設定すればよい。
【0030】図3に双方向コンバータCN1 の動作の切
替の様子を示す。同図(a)は瞬時に規定の放電動作に
切り替えるようにした場合を示し、同図(b)は放電動
作を徐々に立ち上げていって最終的に規定値に到達させ
るようにした場合を示す。図3において、V1 は商用電
源電圧を整流および平滑することによる平滑コンデンサ
2 の両端電圧を示し、V2 は双方向コンバータCN2
が変換動作(蓄電池Bを放電する方向)を行っていると
きの双方向コンバータCN2 の出力電圧を示し、VC
商用電源ACの停電を検出するしきい値となる電圧であ
る。
【0031】〔第2の実施例〕図4にこの発明の第2の
実施例の電源装置を示す。この電源装置は、図1の双方
向コンバータCN1 に代えて、双方向コンバータCN2
を用いている。この双方向コンバータCN2 は、1次側
に巻線T1 を有し、2次側に巻線T3 ,T4 を有するト
ランス(高周波トランス)T′を用い、MOS−FET
からなるスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路とコン
デンサC6 ,C7 の直列回路とを並列接続し、この並列
回路を平滑コンデンサC2 の両端間に接続し、各直列回
路の接続点間に巻線T1 の両端を接続し、スイッチング
素子Q1 ,Q2 のオンオフを制御する制御回路CR1
設けている。この制御回路CR1 は、図示はしていない
が、平滑コンデンサC2 の両端間に接続される。
【0032】また、巻線T3 ,T4 間にMOS−FET
からなるスイッチング素子Q3 ,Q 4 をプッシュプル接
続し、巻線T3 ,T4 の接続点をインダクタL3 を介し
て蓄電池Bの正極に接続し、スイッチング素子Q3 ,Q
4 の接続点を蓄電池Bの負極に接続し、スイッチング素
子Q3 ,Q4 のオンオフを制御する制御回路CR2 を設
けている。この制御回路CR2 は、図示はしていない
が、蓄電池Bの両端間に接続される。
【0033】この実施例は、双方向コンバータCN2
1次側をハーフブリッジ構成にしたものであり、その他
の構成は第1の実施例と同様である。この実施例の双方
向コンバータCN2 の基本的な動作は、第1の実施例の
双方向コンバータCN1 と同じであるが、ハーフブリッ
ジ構成を採用することにより、コンデンサC2 からの電
流は、スイッチング素子Q1 がオンのときに、平滑コン
デンサC2 →スイッチング素子Q1 →巻線T1 →コンデ
ンサC7 →平滑コンデンサC2 の経路で流れ、第1の実
施例と同様に蓄電池Bが充電される。また、スイッチン
グ素子Q2 がオンのときには、平滑コンデンサC2 →コ
ンデンサC6 →巻線T1 →スイッチング素子Q2 →平滑
コンデンサC1 の経路で流れ、第1の実施例と同様に蓄
電池Bが充電される。
【0034】また、商用電源ACが停電すると、制御回
路CR1 によりスイッチング素子Q 1 ,Q2 がオフ状態
を維持し、蓄電池Bへの充電を停止する。このとき、制
御回路CR2 は、スイッチング素子Q3 ,Q4 を交互に
高周波でオンオフ動作させ、第1の実施例と同様に、平
滑コンデンサC2 に直流電力を供給し、インバータ回路
IN1 の動作電源を供給することができる。
【0035】以上のような動作により、ハーフブリッジ
構成を採用すると、第1の実施例のプッシュプル方式に
比べて、1次側のスイッチング素子Q1 ,Q2 の電流容
量がは略2倍必要であるが、電圧は略1/2倍となり、
より広範囲の電源電圧に対応することが可能となる。
【0036】
【発明の効果】この発明の電源装置によれば、平滑コン
デンサの両端に双方向コンバータ回路の一方の入出力端
子対を接続し、この双方向コンバータ回路の他方の入出
力端子対に蓄電池を接続して直流−直流変換を行うよう
にしたので、平滑コンデンサと蓄電池との間での双方向
コンバータによる直流−直流変換動作の方向を反転させ
るだけで、商用電源による蓄電池の充電と蓄電池からイ
ンバータ回路への放電とを切り替えることができ、イン
バータ回路は1台ですみ、インバータ回路から負荷へは
切替接点を設けずに直接電力供給を行うことができ、信
頼性を高めることができる。また、蓄電池の充放電を双
方向コンバータによる高周波スイッチングによる直流−
直流変換動作を利用して行うので、充電のために必要な
トランスを小型化することができ、装置全体として小型
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の電源装置の構成を示
す回路図である。
【図2】双方向コンバータ回路の他の回路例を示す回路
図である。
【図3】双方向コンバータ回路の動作の切替の様子を示
すタイムチャートである。
【図4】この発明の第2の実施例の電源装置の構成を示
す回路図である。
【図5】従来の電源装置の一例の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
AC 商用電源 RE1 全波整流回路 C2 平滑コンデンサ L2 ,L3 インダクタ B 蓄電池 IN1 インバータ回路 CN1 双方向コンバータ回路 DL1 放電ランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源の電圧を整流する整流回路と、
    この整流回路の出力端に設けた平滑コンデンサと、この
    平滑コンデンサの両端から直流電力が供給されて負荷へ
    交流電力を供給するインバータ回路と、前記平滑コンデ
    ンサの両端に一方の入出力端子対を接続して直流−直流
    変換を行う双方向コンバータ回路と、この双方向コンバ
    ータ回路の他方の入出力端子対に接続した蓄電池とを備
    えた電源装置。
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