JPS6129200Y2 - - Google Patents

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JPS6129200Y2
JPS6129200Y2 JP10159377U JP10159377U JPS6129200Y2 JP S6129200 Y2 JPS6129200 Y2 JP S6129200Y2 JP 10159377 U JP10159377 U JP 10159377U JP 10159377 U JP10159377 U JP 10159377U JP S6129200 Y2 JPS6129200 Y2 JP S6129200Y2
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discharge lamp
transistors
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transistor
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は負荷の放電灯の点灯を行うトランジ
スタインバータに関するものである。
直流電源により負荷の放電灯を点灯させるため
にトランジスタインバータが使用されており、こ
のトランジスタインバータは、従来一例として第
1図のように構成されている。このトランジスタ
インバータは自励式のプツシユプル形トランジス
タインバータと称されるものであり、図におい
て、1は直流電源、2はインダクタ、3は発振ト
ランスで、N1およびN2は発振トランス3の一次
巻線、NBは同帰還巻線、NSは同二次巻線であ
る。また4aおよび4bはトランジスタ、5はコ
ンデンサ、6は負荷の放電灯、7はダイオード、
8および9はコンデンサ、10および11は抵
抗、12はバイア用の抵抗である。
このように構成された従来のトランジスタイン
バータにおいて、直流電源1が接続されている
と、トランジスタ4aおよび4bは、抵抗12を
介してベース電流が流れ、かつ帰還巻線NBの発
生する電圧によつて交互に開閉し、いわゆる自励
発振を行う。そして、この時、二次巻線NSに生
じた電圧が放電灯6に印加されるので、この放電
灯6が点灯する。
従来のトランジスタインバータは以上のようで
あるが、このトランジスタインバータにおいて抵
抗12は、直流電源1が投入された際に、自励発
振を開始させるとともに、トランジスタ4aおよ
び4bのベースに適当なバイアスを与える作用を
なす。この時、インダクタ2、発振トランス3の
漏れインダクタンスおよびコンデンサ5などの作
用によつて、トランジスタ4aおよび4bのコレ
クタ電流波形はほゞ矩形波状になる。この様子を
わかり易く示した図が第2図であり、放電灯6の
点灯時は第2図Aに示すように、ピーク値I1のコ
レクタ電流が流れる。この時の二次巻線NSの出
力電圧は第5図ロに示すような波形となる。ここ
で、トランジスタ4aおよび4bのコレクターエ
ミツタ間電圧に高いパルス状の電圧が印加されな
いように、つまりトランジスタ4aおよび4bの
各々の導通期間比デユーテイーサイクル(図中
/T×100(%))を50%強にするように抵抗1
2 は設定されている。ところが、放電灯6は、その
両端に電圧が印加されてから実際に点灯するまで
の期間(以下起動時という)、高インピーダンス
である。すなわち、起動時、トランジスタインバ
ータは非常に軽負荷となつている。このため、起
動時はトランジスタ4aおよび4bのコレタク電
流が放電灯6の点灯時に比べて非常に少ない。し
かるに、トランジスタ4aおよび4bのベースに
は、点灯時と同じバイアスが抵抗12によつて与
えられており、これにより起動時のトランジスタ
4aおよび4b各々のデユーテイーサイクルが非
常に大きくなつてしまう。この様子を示した図が
第2図Bである。すなわち、トランジスタ4aお
よび4bのコレクタ電流のピーク値I2は点灯時の
ピーク値I1より小さいが、デユーテイーサイクル
(図中t/T×100(%)は50%を大きく越えてし
ま う。また、図ではコレクタ電流波形を矩形波に近
似して示してあるが、その動作開始部分(流れ始
めの部分)および遮断部分に振動が生じる場合も
ある。そして、このようにトランジスタ4aおよ
び4bのデユーテイーサイクルが極端に大きくな
ると、各トランジスタが導通状態から遮断状態へ
移つるターンオフ移行時に、トランジスタにその
コレクタ・エミツタ間電圧が印加され始めている
にもかかわらず、まだコレクタ電流が完全に停止
していない状態、すなわち安全動作領域を越える
現象を生じる可能性がある。また、これは、対に
なつた一次巻線N1,N2を有する発振トランス3
を備えたプツシユプル形トランジスタインバータ
で特に生じ易く、トランジスタ4aおよび4bの
動作軌跡(負荷線)が安全動作領域を越えてしま
うような危険がある。
第5図は動作説明用波形図であり、第5図ニは
第1図に示す従来装置における起動時の二次巻線
Sの出力電圧波形を示す。このように、起動時
には非常に軽負荷であるために過大なベース電流
が流れ、トランジスタ4aおよび4bのデユーテ
イサイクルが第2図Bに示すように大きくなつて
しまい、二次巻線NSの出力電圧波形は歪んだも
のになる。従つて、軽負荷時に流れるコレクタ電
流に相応した適切なベース電流を供給することに
より第5図イに示すような歪の少い二次巻線NS
電圧を得ることができる。又、ベース電流をさら
に減少させると、起動時においてもトランジスタ
4a,4bは飽和せず、能動領域で動作するので
二次巻線NSの出力電圧は第5図ホのように低下
する。とのように、トランジスタ4a,4bのベ
ース電流を適切な値に設定することにより起動時
にトランジスタ4a,4bを適正に動作させるこ
とができ、二次巻線NSの出力電圧を適切に設定
することができる。なお、起動時ベース電流を過
大に減少させると放電開始動作に影響を及ぼすの
で、当然ながら、インバータが発振起動を行なえ
る程度以上のベース電流の供給を確保する必要が
ある。
上述の起動、点灯動作時の二次巻線NSの出力
電圧波形などを示したものが第5図イ,ロ,ハで
あり、イは起動時における二次巻線NSの出力電
圧波形、ロは放電灯6の点灯時の二次巻線NS
出力電圧波形、ハは放電灯6の点灯時の放電灯電
流すなわち二次巻線NSの出力電流波形を示す。
このように、起動時と点灯時で二次巻線NSの出
力電圧周波数は変化し、この実施例ではコンデン
サ5の存在により点灯時は周波数が低くなる。
負荷の放電灯6を例えば水銀ランプとすれば放
電灯6が放電開始するまでは、インバータの出力
電圧は無負荷状態でありベース電流を減少させて
第5図イの様な電圧を発生させると、放電灯6を
放電開始させるに十分な電圧が発生している。な
お、水銀ランプでは予熱出力を必要とするフライ
メントが無く、その放電開始前は、インバータの
出力電圧は、無負荷状態であり、第5図イの如く
高い。これに対し螢光ランプでは、放電開始前も
フイラメントで電力を消費しているので、ベース
電流を減少させるとインバータの出力電圧はホの
如く低下する。水銀ランプの放電開始電圧は、
200V程度のものが多く、螢光ランプではランプ
の管長が異なると放電開始電圧が変化するが、一
般に水銀ランプの場合より高いことが多い。
放電灯の放電開始電圧と印加電圧の周波数に関
しては、まだ定量的に解明されておらず、対象と
する放電灯毎に適宜設定する。この後、ベース電
流を増加させれば放電灯の電流を定常時の値にま
で増加できる。
次に負荷の放電灯6が螢光ランプであれば、起
動時すなわちフイラメントの予熱時には例えば第
5図ホの様にインバータの出力電圧を低下させ
る。インバータの出力電圧が低いと螢光ランプの
放電開始が困難になるが、この起動動作中に、螢
光ランプのフイラメント23a,23bはフイラ
メント予熱巻線NFの出力電圧で予熱され、その
温度が上昇してゆく。フイラメントの温度が適度
な温度に達すれば、螢光ランプは放電開始電圧が
低下することは既に知られており、フイラメント
の温度が上昇することにより放電灯は放電開始す
ることが出来る。
なお、螢光ランプを使用した場合の起動時の出
力電流波形は、第5図ホの出力電圧波形とほぼ相
似であるが、トランジスタ4a,4bのベース電
流を減少させているので定常点灯時より少い。
この考案は上記の点に鑑みなされたもので、放
電灯の点灯時と起動時とトランジスタのベース電
流を変化させるようにしたので、安全に動作させ
ることのできるトランジスタインバータを提供す
ることを目的とする。
以下この考案の一実施例を便宜上第1図と同一
部分に同一符号を付して第3図を参照して説明す
ると、第3図において、1は直流電源、2はイン
ダクタ、3は発振トランスで、N1およびN2は発
振トランス3の一次巻線、NBは同帰還巻線、NS
は同二次巻線である。また、4aおよび4bはト
ランジスタ、5はコンデンサ、6は負荷の放電
灯、7はダイオード、8および9はコンデンサ、
10および11は抵抗、13は直流電源、14は
放電灯6の点灯を検出する検出装置、15は出力
制御装置であつて、抵抗12〜出力制御装置15
はバイアス装置16として設けられている。
このように構成されたトランジスタインバータ
において、直流電源1が接続されていると、トラ
ンジスタ4aおよび4bは、抵抗12を介してベ
ース電流が流れ、かつ第1図と同様の帰還作用に
よつて交互に開閉し、自励発振を行う。そして、
この時、発振トランス3の二次巻線NSに生じた
電圧が放電灯6に印加されるが、この放電灯6が
点灯するまでの期間、起動時は、上記抵抗12を
流れる電流が少なくなるように、つまり上記トラ
ンジスタ4aおよび4b各々のベース電流を小さ
くするようにバイアス(バイアス装置16)の出
力制御装置15が設定されている。したがつて、
このトランジスタインバータにおいては、起動時
でも、トランジスタ4aおよび4bのコレクタ電
流のデユーテイーサイクルが第2図Bに示すよう
な極端な大きさとはならず、適切に動作させるこ
とができる。次に、放電灯6が点灯すると、それ
を検出装置14が検出してバイアスの出力制御装
置16を動作させ、抵抗12を流れる電流を増加
させる。このため、トランジスタ4aおよび4b
のベース電流が増加し、放電灯6の点灯時のコレ
クタ電流波形が第2図Aに示すような波形となる
もので、これにより適切な動作を行わせることが
できる。
この点を解り易く示すものが第5図イ,ロ,ハ
であり、イは起動時における二次巻線NSの出力
電圧波形、ロは放電灯6の点灯時の電圧波形、ハ
は放電灯6の点灯時の電流波形を示す。このよう
に、起動時と点灯時で二次巻線NSの出力電圧周
波数が変化し、この実施例ではコンデンサ5の存
在により点灯時は周波数が低くなる。
第4図はバイアス装置16の具体的回路図の一
例であり、この図において第3図と同一部分は同
一符号を付してその説明を省略するが、13は直
流電源、17は放電灯6の点灯を検出するための
変換器、18は全波整流器、19はコンデンサ、
20および22は抵抗、21はトランジスタであ
る。
このように構成されたバイアス装置16におい
ては、起動時には、比較的大きな抵抗22を介し
て抵抗12に少ない電流が流れて、トランジスタ
4aおよび4bのベース電流が少ない状態にあ
る。次に、放電灯6が点灯すると、それが変流器
17によつて検出されるとともに、全波整流器1
8によつて整流されたその出力信号によつてコン
デンサ19の電位が上昇する。そして、抵抗20
を介してトランジスタ21のベースに電流が流れ
ることによりトランジスタ21の出力側(エミツ
タ側)の電位が上昇するので抵抗12を流れる電
流が増加するもので、これにより点灯時、トラン
ジスタ4aおよび4bのベース電流を増加させる
ことができる。
なお、上記バイアス装置16において、直流電
源13は直流電源1と共用してもよい。また、上
記バイアス装置16においては、放電灯6の点灯
を、放電灯6の電流により変流器17で検出する
ものであるが、この方法以外にも、点灯によつて
発する光を検出する、あるいは放電灯6の電圧変
化を検出するなどの方法を用いることができる。
さらにバイアス装置16の具体例としては第4図
のものに限定されるものではなく、要するに放電
灯6の起動時と点灯時でトランジスタ4aおよび
4bのベース電流を変化させることができるもの
であればよい。
また、上記実施例では、自励式のプツシユプル
形トランジスタインバータについて説明したが、
とくに直流電源1に対して、等価的に直列接続さ
れたインダクタを有するものに適している。さら
に、負荷の放電灯6として螢光ランプを使用し、
そのフイラメントの予熱を、発振トランス3に設
ける予熱巻線によつて行うような場合には、上述
した起動時に対して螢光ランプの予熱時を相当さ
せることも可能である。
この螢光ランプに適用した場合を第6図に示
す。図において、23はフイラメント23aを有
する螢光灯、NFは発振トランス3の二次側に設
けられたフイラメント23aの予熱巻線、24は
予熱電流を制御するコンデンサであり、他の構成
は第3図と同じである。この装置では、螢光ラン
プ23の点灯に先立つフイラメント23aが予熱
されるので、この予熱時のトランジスタ4a,4
bのコレクタ電流に相応したベース電流を供給
し、その後点灯時に相応するベース電流へと増加
させれば良い。又、予熱時のトランジスタインバ
ータのトランジスタのベース電流を極端に減少さ
せ、第5図ホに示すように二次巻線NSの出力電
圧を低下させても良い。このことは二次巻線NS
の出力電圧が高く、螢光ランプ23がコールドス
タート(フイラメント23aが予熱されずに点灯
開始してしまう。)し易い場合に有効である。
尚、螢光ランプ23の場合には必ずしも点灯を検
出する必要はなく、フイラメント23aが充分に
予熱されるために必要な時間を経過した後にトラ
ンジスタ4a,4bのベース電流を点灯時に相応
する値に増加させれば良い。この場合は例えばバ
イアス装置16にタイマー装置を設ければ良い。
又、負荷の螢光ランプが多灯の場合にも本考案は
適用できる。また、この螢光ランプの場合は、螢
光ランプが接続されていない無負荷時と、フイラ
メントの予熱は行つているが点灯は開始していな
い予熱時と、完全に点灯している点灯時につい
て、それぞれの場合でトランジスタ4aおよび4
bのベース電流を変化させるように、検出装置1
4を備えたバイアス装置16を構成することも可
能である。
以上詳述したように、この考案によるトランジ
スタインバータによれば、負荷の放電灯の起動時
(又は予熱時)点灯時に対し、トランジスタにそ
れぞれ適切なベース電流を供給するようにしたの
で、安全に動作させることができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトランジスタインバータを示す
構成図、第2図AおよびBは動作を説明するため
の波形図、第3図はこの考案によるトランジスタ
インバータの一実施例を示す構成図、第4図はバ
イアス回路の具体的回路図、第5図は本考案およ
び従来の動作説明用波形図、第6図は本考案を螢
光ランプに適用した場合の構成図である。 1……直流電源、3……発振トランス、4a,
4b……トランジスタ、6……放電灯、12……
抵抗、13……直流電源、14……検出装置、1
5……出力制御装置、16……バイアス装置。な
お、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直流電源に接続され、これと直列に接続された
    インダクタを含むプツシユプル形トランジスタイ
    ンバータにおいて、上記トランジスタインバータ
    を構成するトランジスタのベース電流を変化させ
    る出力制御装置を設け、放電灯の起動時(又は予
    熱時)の上記ベース電流を、点灯時の上記ベース
    電流より小さくしたことを特徴とするトランジス
    タインバータ。
JP10159377U 1977-07-29 1977-07-29 Expired JPS6129200Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10159377U JPS6129200Y2 (ja) 1977-07-29 1977-07-29

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JP10159377U JPS6129200Y2 (ja) 1977-07-29 1977-07-29

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Publication Number Publication Date
JPS5428973U JPS5428973U (ja) 1979-02-26
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