JPS6211479B2 - - Google Patents

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JPS6211479B2
JPS6211479B2 JP56136578A JP13657881A JPS6211479B2 JP S6211479 B2 JPS6211479 B2 JP S6211479B2 JP 56136578 A JP56136578 A JP 56136578A JP 13657881 A JP13657881 A JP 13657881A JP S6211479 B2 JPS6211479 B2 JP S6211479B2
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JP
Japan
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discharge lamp
inverter
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current
power supply
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JP56136578A
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JPS5838491A (ja
Inventor
Ryoji Minagawa
Shunichi Morimoto
Hiroyoshi Yamazaki
Kazutaka Shimizu
Kazuhiko Tsugita
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPS6211479B2 publication Critical patent/JPS6211479B2/ja
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  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、高周波で放電灯を点灯し、かつ調
光可能にした放電灯点灯装置に関する。
蛍光灯などの放電灯をインバータを使用し2〜
3KHz以上の高周波で点灯し、かつ調光を行うこ
とはチラツキの少ない良好な調光が得られる点な
どから従来より試みられていた。
交流電源を位相制御などによつて制御し、その
出力を全波整流した直流電圧をインバータの入力
とすることにより調光を行う装置として従来から
第1図に示すような装置があつた。この第1図お
いて、1は交流電源で、2は交流電源1を位相制
御する調光装置であり、双方向性サイリスタ3お
よびこれの導通開始位相を制御する制御回路4か
らなつている。
5は交流電源1の電圧を全波整流する全波整流
装置、6は前記調光装置2の出力を全波整流装置
5で整流した直流電圧を入力とするインバータで
あり、ここでは共振回路を有するブツシユプル形
トランジスタインバータで構成されている。7は
蛍光灯などの放電灯である。前記インバータ6は
出力トランス8、スイツチングトランジスタ9a
および9b、高周波チヨークコイル10、共振コ
ンデンサ11、バイアス抵抗12aおよび12b
などより構成されている。
すなわち、全波整流装置5の正側の出力端は出
力トランス8のコレクタ巻線8c1,8c2の中点に
抵抗されているとともに、バイアス抵抗12a,
12bを介してスイツチングトランジスタ9a,
9bのベースに接続されている。コレクタ巻線8
c1,8c2の各一端はスイツチングトランジスタ9
a,9bの各コレクタに接続されている。このコ
レクタ巻線8c1と8c2の各一端間には共振コンデ
ンサ11が接続されている。
スイツチングトランジスタ9a,9bの両エミ
ツタは共通にして高周波チヨークコイル10を介
して全波整流装置5の負側の出力端に接続されて
いる。出力トランス8のベース帰還巻線8bの両
端はスイツチングトランジスタ9a,9bのベー
スに接続されている。出力トランス8の2次巻線
8sの両端は放電灯7に接続されており、フイラ
メント巻線8f1,8f2は放電灯7のフイラメント
に接続されている。
次に、第1図の放電灯点灯装置の動作について
説明する。ベース帰還巻線8bの作用によりイン
バータ6に直流電圧が印加されると抵抗12aお
よび12bにバイアス電流が流れて発振を開始
し、2次巻線8sに高周波出力電圧を生じるが、
交流電源1が投入され、双方向サイリスタ3が制
御回路4の信号によつて、交流電源1の各半サイ
クルの全区間にわたつて導通していると、インバ
ータ6の入力には全波整流装置5で整流した第2
図イのような脈流の直流電圧が印加され、インバ
ータ6の発振動作によりその2次巻線8sには、
第2図ロに示すような高周波出力電圧が発生し、
放電灯7に印加される。
このとき、放電灯7には第2図ハに示すような
電流が流れて点灯する。ここで放電灯7の電流に
はT0なる電流の流れない休止期間が生じている
のが、これは出力トランス8の2次巻線8sの電
圧が放電灯7を再点弧させるに十分な電圧に達す
るまでの期間に相当する。
ここで制御回路4が双方向サイリスタ3を導通
開始させる位相をたとえば第2図ニのようにθ
なる位相にすると、インバータ6の入力はT1
る期間直流電力が供給されないので、放電灯7に
流れる電流もこれに対応して第2図ホのようにな
り休止期間が長くなり、電流値が減少するととも
に、その光出力も減少する。
このように、双方向サイリスタ3を導通開始さ
せる位相を変化させることによつて、放電灯7の
光出力を変化させる調光を行うことができ、また
放電灯7にはインバータ6から高周波電力が供給
されるので、チラツキの少ない良好な調光を行う
ことができる。
ところが、このような位相制御によつて調光を
行う場合、特に、交流電源1を位相制御して複数
の点灯装置に電力を供給するときなど、給電線の
インピーダンスなどの影響もあり、位相制御され
た電圧を整流した後も第3図ロのように供給され
た電源電圧の立上りには位相θの近くで高いサ
ージ電圧が重畳され易い。
このように高いサージ電圧を伴つた直流電圧が
インバータ6に印加されると、直流電圧が急激に
高くなつたことに相当し、その期間放電灯7に流
れる電流も第3図ハのように増大してしまう場合
がある。
また、放電灯7に流れる電流にT1なる休止期
間が生じるため放電灯7内の残留イオンが減少
し、位相θで再び放電灯7に電圧が印加され放
電しようとするとき、再点弧電圧が高くなりグロ
ー放電の電流が流れ、その後アーク放電に移行す
る。このアーク放電に移行する直前の再点弧時は
瞬時電力が非常に大きくなる。
したがつて前記のサージ電圧による放電灯7の
電流の増大あるいはT1なる休止期間により、放
電灯7の非常に大きな瞬時電力を供給するためイ
ンバータ6のスイツチングトランジスタ9a,9
bのコレクタ電流が定常値の3〜5倍にも達する
ことがある。
これによつてコレクタ電流が多い期間はバイア
ス抵抗12a,12b、ベース帰還巻線8bから
供給されるスイツチングトランジスタ9a,9b
のベース電流が不足し、スイツチングトランジス
タ9a,9bは正規のスイツチング動作をするこ
とができなくなり、トランジスタの損失が増大し
たり、あるいはスイツチングトランジスタを破壊
させてしまう恐れがあつた。
この発明は、上記従来の欠点を除去するために
なされたものであり、スイツチングトランジスタ
のコレクタ電流が増大している期間に合せてスイ
ツチングトランジスタに供給するベース電流を増
加し、スイツチングトランジスタが正規のスイツ
チング動作を行えるようにし、スイツチングトラ
ンジスタの損失の増大、破壊を防止できる放電灯
点灯装置を提供することを目的とする。
以下、図面に基づきこの発明の放電灯点灯装置
の実施例の説明を行う。第4図はその一実施例の
回路図である。この第4図において、構成の説明
に際し、第1図と同一部分には同一符号を付して
その説明を省略し、第1図とは異なる部分を重点
的に述べることにする。この第4図を第1図と比
較しても明らかなように、第4図では第1図の回
路に新たにベース電源回路13が付加されている
ものである。このベース電源回路13はスイツチ
ングトランジスタ9a,9bのベース電流を制御
するための電源回路であり、以下のごとくに構成
されている。
すなわち、電源トランス14の1次巻線は調光
装置2の出力端に接続されており、2次巻線は整
流回路15(ダイオードブリツジによる)の入力
端に接続されている。この整流回路15の正側の
出力端と負側の出力端間には、抵抗20とコンデ
ンサ21との直列回路が接続されている。この抵
抗20とコンデンサ21との接続点は単安定マル
チバイブレータ16(以下、単安定マルチと言
う)に接続され、トリガ信号をこの単安定マルチ
に供給するようになつている。
また、整流回路15の正側の出力端はダイオー
ド22を介して出力トランジスタ17のコレクタ
に接続されている。この出力トランジスタのベー
スは単安定マルチ16の出力端に接続されてい
る。単安定マルチ16はダイオード22のカソー
ド側と整流回路15の負側の出力端に接続されて
いる。出力トランジスタ17のエミツタは抵抗1
8,19をそれぞれ介してスイツチングトランジ
スタ9a,9bのベースに接続されている。ダイ
オード22のカソードと整流回路15の負側の出
力端間にはコンデンサ23が接続されている。
次に、以上のように構成されたこの発明の放電
灯点灯装置の動作について説明する。交流電源1
が印加されると調光装置2の出力電圧は、その導
通開始位相によつて変化し全波整流装置5の出力
電圧、すなわちインバータ6の入力電圧は第3図
イ,ロのようになる。
ここで第3図イは、調光装置2の導通角が180
゜の場合であり、第3図ロは調光装置2の導通開
始位相がθのときであり、サージ電圧が重畳さ
れている。このときは第1図に示す装置と同様放
電灯7の電流と電圧はそれぞれ第3図ハ,ニのよ
うになり、アーク放電に移行する直前で放電灯7
の瞬時電力の増大とサージ電圧による電流の増加
により、スイツチングトランジスタ9a,9bの
コレクタ電流は第3図ホのようになる。
すなわち、コレクタ電流は位相θ近傍でIc2
と大きな電流となり、その後Ic1なる定常的な電
流になる。
インバータ6に直流電圧が印加されると、第1
図に示す装置と同様の動作により放電灯7を点灯
し、調光装置2の導通開始位相を変えることによ
つて放電灯7の調光を行うわけである。
ところが、ベース電源回路13の動作により、
いま、第3図ロに示す位相θでベース電源回路
13に電圧が印加されると、トランス14で降
圧、整流回路15で整流され、コンデンサ23で
平滑された電圧が単安定マルチ16に印加される
とともに抵抗20、コンデンサ21で発生したト
リガ信号が単安定マルチ16に印加されるため、
単安定マルチ16の出力が発生し、出力トランジ
スタ17は導通する。
このため、ダイオード22とコンデンサ23か
らなる直流電源から出力トランジスタ17、抵抗
18,19を介してスイツチングトランジスタ9
a,9bのベース電流として抵抗12a,12b
およびベース帰還巻線8bから供給されるベース
電流に重畳されて、スイツチングトランジスタ9
a,9bに供給される。これにより、このスイツ
チングトランジスタ9a,9bのベース電流を増
大させることができ、スイツチングトランジスタ
9a,9bのコレクタ電流が増大していても正常
なスイツチング動作を行わせることができる。
単安定マルチ16の遅延時間(第3図ヘに示す
T2)が経過すると単安定マルチ16の出力が遮断
されて、出力トランジスタ17が遮断状態とな
り、ベース電源回路13からの出力は無くなり、
スイツチングトランジスタ9a,9bのベース電
流は抵抗12a,12bおよびベース帰還巻線8
bから供給されるだけとなり定常の値に減少し第
3図ヘに示すようになる。
この様に、期間T2では大きなベース電流IB2
を供給し、その後はトランジスタ9a,9bのコ
レクタ電流がIc1に減少するので、このコレクタ
電流に対しては十分なベース電流でかつIB2より
は少ないベース電流IB1を供給する。このベース
電流IB1はコレクタ電流Ic1に対しトランジスタ
9a,9bを正常なスイツチング動作させるのに
十分な値に設定しておくことは勿論である。
このときはコレクタ電流も定常値に下つてお
り、インバータ6は正規のスイツチング動作を行
ない放電灯7を点灯し続ける。
このようにして、放電灯7がアーク放電に移行
する直前のスイツチングトランジスタ9a,9b
のコレクタ電流が多い期間はベース電流も多くす
ることができ、その期間でのスイツチングトラン
ジスタ9a,9bはベース電流が十分供給される
ため正常なスイツチング動作をさせることができ
る。
また、放電灯7の再点弧時にサージ電圧が印加
されてスイツチングトランジスタ9a,9bのコ
レクタ電流がさらに増加してもベース電流を十分
に供給することにより正常なスイツチング動作を
行うことができる。
第5図はこの発明の放電灯点灯装置の第2の実
施例を示し、出力トランジスタ17のコレクタを
ダイオード22のカソード側ではなくて、アノー
ド側に接続したものである。このようにすること
により、出力トランジスタ17の電源を第6図イ
に示すように電源トランス14の出力を全波整流
しただけの脈流としたものであり、動作は第4図
に示す装置と同様である。
ここで導通開始位相が0゜に近いθのとき
は、ベース電源回路13の整流回路15の出力電
圧も小さく、トランジスタ17、抵抗18,19
を介して出力されるベース電流も第6図ロに示す
ように少なくなり、導通開始位相が90゜に近にθ
のときは整流回路15の出力電圧が高くなつて
出力トランジスタ17、抵抗18,19を介して
出力されるベース電流も第6図ハに示すように多
くなる。
このときのインバータ6のスイツチングトラン
ジスタ9a,9bの導通開始位相直後のコレクタ
電流は導通開始位相によつて異なり0゜に近い位
相θでは、インバータ6に印加される入力電圧
が調光装置2の導通開始直後は低いため少なく、
90゜に近いθでは入力電圧が高いために多くな
る。
したがつて、導通開始位相によつて導通開始直
後のスイツチングトランジスタ9a,9bのコレ
クタ電流の大きさに合わせてベース電源回路13
から供給するベース電流を変化することができる
ので、導通開始直後のスイツチングトランジスタ
9a,9bのコレクタ電流が多いときのスイツチ
ング動作を導通開始位相に関係なく最適にするこ
とができる。
第7図はこの発明の放電灯点灯装置の第3の実
施例を示し、インバータ6のスイツチングトラン
ジスタ9a,9bのベース電流の印加する位相を
変化するようにした場合である。
第7図において、2はインバータ6のスイツチ
ングトランジスタ9a,9bのベース電流の印加
位相を制御して調光する調光装置であり、交流電
源1を降圧整流して得る直流電源23、全波整流
装置5の出力を分圧する抵抗24と可変抵抗器2
5とを全波整流装置5の正側と負側の出力端間に
接続し、抵抗24と可変抵抗25との接続点はツ
エナーダイオード26を介してトランジスタ27
のベースに接続されている。
トランジスタ27のコレクタは直流電源23の
正極に接続され、エミツタはベース電源回路13
の出力トランジスタ17のコレクタに接続されて
いるとともに、抵抗28を介して、エミツタに接
続されている。この出力トランジスタ17のベー
スとコレクタ間には抵抗29とコンデンサ30の
直列回路が接続されている。この出力トランジス
タ17のエミツタは抵抗18,19を介してスイ
ツチングトランジスタ9a,9bのベースに接続
されている。その他の構成は第4図と同様であ
る。
次に、この第7図の実施例の動作について説明
する。交流電源1が印加されると、全波整流装置
5を介してインバータ6に脈流電圧が印加され
る。
一方、その脈流電圧は抵抗24と可変抵抗器2
5で分圧される。この分圧された電圧がツエナー
ダイオード26の動作電圧以下のときはトランジ
スタ27が遮断状態となり、スイツチングトラン
ジスタ9a,9bにベース電流が供給されないた
め、スイツチング動作は行なわれない。
全波整流装置5の出力が上昇し第8図イに示す
位相θになると抵抗24と可変抵抗器25で分
圧された電圧がツエナーダイオード26の動作電
圧以上になるとき、トランジスタ27が導通し、
ベース電源回路13に直流電源23を印加する。
このとき、出力トランジスタ17がコンデンサ
30の充電電流が流れている間導通し、抵抗1
8,19を介して大きなベース電流をスイツチン
グトランジスタ9a,9bに印加する。
コンデンサ30の充電電流が流れ終ると、出力
トランジスタ17が遮断状態となり、ベース電流
は抵抗28および18,19を介して供給される
ため少なくなる。第8図ホにこのベース電流の波
形を示す。
一方、位相がθに達すると、抵抗24、可変
抵抗器25で分圧される電圧がツエナーダイオー
ド26の動作電圧以下になり、トランジスタ27
が遮断状態となりインバータ6は発振を停止す
る。
このようにして、位相θから位相θの間は
インバータ6が発振し放電灯7を点灯する。また
可変抵抗器25の抵抗値を変化することにより抵
抗24とで分圧される電圧が変化し、ツエナーダ
イオード26の動作電圧に達する位相が変化して
調光できるものである。
第8図イは全波整流回路5の出力電圧、第8図
ロおよびハはそれぞれ放電灯7の電流、電圧を示
し、第8図ニはスイツチングトランジスタ9a,
9bのコレクタ電流を示している。
このように、インバータ6のベース電流を断続
して調光する装置においても、前記の実施例と同
様に放電灯7がアーク放電に移行する直前にスイ
ツチングトランジスタ9a,9bのコレクタ電流
が増大するために、その期間ベース電流を増加し
てスイツチングトランジスタ9a,9bが正規の
スイツチング動体を行うようにすることはスイツ
チングトランジスタ9a,9bの損失を減少さ
せ、破壊を防止するためには有効である。
第4図の装置では、調光装置2の導通開始と同
時にインバータ6を動作開始させた。しかし、こ
の導通開始位相θより遅らせてインバータ6を
動作させれば、スイツチングトランジスタ9a,
9bはサージ電圧による負担は軽減される。
従つて、第7図に示す装置の交流電源1と全波
整流装置5の間に第4図の装置の調光装置2をさ
らに介在させれば、調光装置2から第3図ロのθ
なる位相で交流電源が供給されても、可変抵抗
25を適宜設定することにより、位相θでのサ
ージ電圧消滅後にインバータ6を動作開始でき
る。同様に、この装置で、ツエナーダイオード2
6可変抵抗25の代わりに、抵抗24をトランジ
スタ27のベースに接続し、このベースと直流電
源23の負側の間にコンデンサを接続すれば、イ
ンバータ6の動作開始は位相θより遅れ、その
後、第3図ヘの様なベース電流とすることができ
る。
また、以上の説明では、インバータ6の直流電
源として交流電源1を全波整流した脈流の直流電
圧の場合について述べたが、直流電源としては、
脈流の直流電圧だけでなく、脈流の直流電圧に対
して適当な補助直流電圧を加えたものなどでもよ
い。
さらに、調光は、交流電源1に同期した位相制
御だけでなく、例えば電池等の直流電圧を電源と
した場合は、適当な周期でインバータを断続でき
る様にして調光してもよい。
また、ベース電流を定常値よりも増加している
時間T2はインバータ6が発振を開始してから放
電灯7がアーク放電に移行するまでの時間であ
り、コレクタ電流が多い期間に相当する。一般に
再点弧に必要な時間は0.1ms〜1msであり、これ
が第3図ホのT3なる期間で示される。したがつ
てベース電流の多い時間T2は0.1ms〜1msとする
ことが有効である。ベース電流はコレクタ電流が
再点弧時に定常時の3〜5倍に増加するため定常
値の2〜6倍に増加させることが有効である。
以上の説明では、インバータ6として高周波チ
ヨークコイルを備えたプツシユプル形トランジス
タインバータの場合について説明したが、その他
のインバータでも適用できることはもち論であ
り、インバータのスイツチング動作を行なう半導
体スイツチに放電灯の再点弧時だけ大きなベース
電流を供給する手段として第4図、第5図、第7
図の各実施例においてはベース電源回路13を示
したが、この目的を実現できる手段であれば実施
例のベース電源回路に限定されない。
放電灯7は1灯の場合だけでなく2灯以上を点
灯するように構成してもよい。
また、上記各実施例では調光装置1個にインバ
ータ1個が対応しているが、複数のインバータま
たはインバータと全波整流装置を1個の調光装
置、あるいは全波整流装置に接続してもよい。
以上のようにこの発明の放電灯点灯装置によれ
ば、放電灯の再点弧時のインバータのスイツチン
グトランジスタのコレクタ電流が増大している期
間は供給するベース電流も増加させ、その期間で
も正常なスイツチング動作をさせるようにしたの
でスイツチングトランジスタの損失の増加を抑
え、破壊を防止でき、かつ調光時に全期間に亘つ
てインバータを動作させなくても適切な動作が行
えるため電力消費が少なくて済む等の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の放電灯点灯装置の構成を示す回
路図、第2図イないし第2図ホおよび第3図イな
いし第3図ヘはそれぞれ第1図の放電灯点灯装置
の動作を説明するための波形図、第4図はこの発
明の放電灯点灯装置の一実施例の構成を示す回路
図、第5図はこの発明の放電灯点灯装置の第2の
実施例におけるベース電源回路を示す回路図、第
6図イないし第6図ハは第5図のベース電源回路
の動作を説明するための波形図、第7図はこの発
明の放電灯点灯装置の第3の実施例を示す回路
図、第8図イないし第8図ホはそれぞれ第7図の
放電灯点灯装置の動作を説明するための波形図で
ある。 1……交流電源、2……調光装置、3……サイ
リスタ、4……制御回路、5……全波整流装置、
6……インバータ、7……放電灯、8……出力ト
ランス、9a,9b……スイツチングトランジス
タ、13……ベース電源回路、14……電源トラ
ンス、15……整流回路、16……単安定マルチ
バイブレータ、17……出力トランジスタ、22
……ダイオード、26……ツエナーダイオード、
27……トランジスタ。なお、図中同一符号は同
一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直流電源を入力とし出力に交流電圧を発生す
    るとともにスイツチングトランジスタを主体にし
    たインバータと、このインバータから出力される
    交流電圧によつて点灯する放電灯と、この放電灯
    の放電電流をインバータの発振周波数より低い所
    定の繰返し周期で断続し、前記放電電流が流れる
    期間を変化させて調光を行う調光装置と、各周期
    の放電灯の再点弧時に合わせて上記スイツチング
    トランジスタのベース電流を増加しその後減少さ
    せるように動作するベース電源回路とを備えたこ
    とを特徴とする放電灯点灯装置。 2 前記直流電源は交流を調光装置で位相制御
    し、かつ全波整流装置で全波整流した脈流電圧で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の放電灯点灯装置。 3 ベース電源回路が上記スイツチングトランジ
    スタのベース電流を増加している時間が0.1ms〜
    1msの範囲であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の放電灯点灯装置。 4 ベース電源回路が放電灯の再点弧時に供給す
    る上記スイツチングトランジスタのベース電流の
    大きさが位相制御を行う調光装置の導通開始位相
    によつて変化するように構成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載の放電灯点灯装置。 5 ベース電源回路がインバータを動作開始させ
    る時期を、調光装置の導通開始位相より遅らせた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項、3項お
    よび4項の何れか記載の放電灯点灯装置。
JP13657881A 1981-08-31 1981-08-31 放電灯点灯装置 Granted JPS5838491A (ja)

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JPS57898A (en) * 1980-05-31 1982-01-05 Matsushita Electric Works Ltd Dimming circuit

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