JPH10202913A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JPH10202913A
JPH10202913A JP25935197A JP25935197A JPH10202913A JP H10202913 A JPH10202913 A JP H10202913A JP 25935197 A JP25935197 A JP 25935197A JP 25935197 A JP25935197 A JP 25935197A JP H10202913 A JPH10202913 A JP H10202913A
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正弘 中村
Seiji Mochizuki
聖二 望月
Atsushi Kobayashi
淳 小林
Shigenori Fukazawa
茂則 深澤
Hitoshi Hayakawa
均 早川
Norihiro Maruyama
典広 丸山
Nobutoshi Otsuka
信敏 大塚
Kazuhisa Kawakami
和久 川上
Masahiro Isono
正博 磯野
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  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のインクカートリッジの交換ミスの防止
と交換作業の簡素化を図ること。 【解決手段】 スイッチIC、インクカートリッジ7、
8のインク残量を検出するインク残量検出判定手段4
1、及びスイッチICによりインクカートリッジ7、8
の交換が指令され、インク残量が基準値以下であること
が検出された場合にインクカートリッジ7、8をケース
の窓に移動させてインクカートリッジの交換を可能なら
しめるシーケンス選択手段45とを備え、インクカート
リッジの交換が必要になった場合には、交換が必要なも
のを全て交換可能な位置に順番に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、記録用紙の幅方
向に移動するキャリッジに複数のインクジェット式記録
ヘッドとこれらにインクを供給する複数のインクカート
リッジを搭載し、印刷デ−タに一致して複数色のインク
を記録用紙に噴射して画像や文字を印刷するインクジェ
ット式プリンタ、より詳細にはインクカートリッジの交
換技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッドを搭載した記
録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さな
ドットを高い密度で形成できるため、カラー印刷を含め
た多くの印刷に使用され、特に記録密度の一層の向上
や、またカラー印刷を可能にするため、キャリッジに黒
インク用記録ヘッドと、カラーインク用記録ヘッドとを
搭載したものが実用化されている。このような記録装置
は、装置全体の小型化とインク補給の簡素化を図るため
に、各記録ヘッドに黒インク、及びカラーインクを供給
するそれぞれ独立のインクカートリッジをキャリッジに
搭載するように構成されている。
【0003】このようなインクカートリッジは、その装
着に際してインクカートリッジと記録ヘッドとの接続部
から記録ヘッドの流路内に気泡が浸入するため、2つの
インクカートリッジを搭載した機種にあってはインクカ
ートリッジの交換が行われた記録ヘッドをケースのパネ
ル面の外部スイッチにより特定し、当該記録ヘッドに負
圧を作用させてインクを強制的に充填、排出する必要が
ある。しかしながら、交換されたインクカートリッジの
特定をユーザのスイッチ操作に頼っているため、指定を
誤った場合には、交換されたインクカートリッジに対し
ては充填操作が実行されず、印刷が不能となり、また交
換されていないインクカートリッジに対して充填操作が
実行されてしまい、インクを浪費するという問題があ
る。
【0004】このような問題を解消するために、例えば
特開平7-323576号公報に見られるように、インクカート
リッジ検出手段からの信号によりインクカートリッジの
装着状態を検出するインクカートリッジ交換履歴判定手
段を設け、インクカートリッジの装着が検知された場合
に、交換がなされたインクカートリッジに充填操作を行
なわせるインクジェット式記録装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これによれば、交換さ
れたインクカートリッジに対してだけ充填操作を行わせ
て、交換されなかったインクカートリッジのインクの吸
引を防止できるものの、交換すべきカートリッジをユー
ザ自身が判断せねばならず、無用な着脱操作による記録
ヘッドへの気泡の侵入を許して印刷不良を招くという問
題がある。本発明は、このような事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところは、複数のインク
カートリッジを搭載する記録装置のインクカートリッジ
の交換の簡素化と操作ミスを防止することできる新規な
インクジェット式記録装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、複数種類のインクをインク
滴として吐出するインクジェット式記録ヘッドと、該記
録ヘッドに異なる種類のインクを供給する複数のインク
カートリッジと、前記記録ヘッドと前記インクカートリ
ッジとを搭載するキャリッジと、印刷領域外に配置され
て前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段と、前記
キャピング手段に負圧を作用させる吸引手段と、前記複
数のインクカートリッジの内、着脱可能に外部に露出さ
せる窓と、外部指令スイッチと、前記インクカートリッ
ジのインク残量を検出するインク残量検出判定手段と、
前記スイッチからの信号が出力された際、前記インクカ
ートリッジの残量が基準値以下の場合に前記インクカー
トリッジを前記窓に移動させて交換を可能ならしめる制
御手段とを備えるようにした。
【0007】
【作用】スイッチによりインクカートリッジの交換が指
令された場合には、インク残量が基準値以下の全てのイ
ンクカーリッジを交換可能な位置に自動的に移動させ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】そこで以下に、本発明の詳細を図
示した実施例に基づいて説明する。図1は、本発明のイ
ンクジェット式記録装置の一実施例を示すものであっ
て、開閉可能なケースカバー1と、ケース本体2とから
なるケース3に、後述する印刷機構を収容して構成さ
れ、ケース本体2には印刷領域と非印刷領域とを区分す
るように枠2cを挟んで2つの窓5、6が形成されてい
る。
【0009】非印刷領域に形成された窓6は、キャリッ
ジ11に搭載された2つのインクカートリッジ7、8の
何れか一方のみの上面が全て露出可能で、他方のインク
カートリッジの少なくとも一部がケース本体2にカバー
されるようにそのサイズと形状が選択されている。また
ケースカーバ1が閉じられたとき、本体ケース2の露出
する領域には、操作パネル9が設けらていて、ここに電
源スイッチPーSW、インクカートリッジ交換指令スイ
ッチICーSW、黒ヘッドクリーニング指令スイッチB
CーSW、カラーヘッドクリーニング指令スイッチCC
ーSWの他に、ラインフィードやリセットスイッチ等
が、また黒及びカラーインクカートリッジのインクエン
ド表示器BE、CEが配置されている。
【0010】図2は、上述した印刷機構の概要を示すも
のであって、キャリッジ11は、タイミングベルト12
によりキャリッジ駆動モータ13に接続されていて、ガ
イド部材14に案内されてプラテン15に平行に往復移
動するように構成されている。キャリッジ11は、その
記録用紙16と対向する面に、印刷領域(図中、左側)
に黒インクを吐出する記録ヘッド17が、また非印刷領
域側(図中、右側)にカラー印刷用の記録ヘッド18が
固定されている。各記録ヘッド17、18は、それぞれ
前述の黒インクインクカートリッジ7、カラーインクカ
ートリッジ8からインクの供給を受けて記録用紙16に
インク滴を吐出して印刷する。
【0011】非印字領域に配置されたキャッピングユニ
ット19は、黒記録ヘッド17を封止するキャップ20
と、カラーインク用記録ヘッド18をそれぞれ独立して
封止するキャップ21を同一のスライダに搭載し、モー
タ22により駆動される2連構成のポンプユニット23
にチューブを介して接続されて、それぞれ独立して負圧
の供給を受けるように構成されている。
【0012】各キャップ20、21は、記録ヘッド1
7、18のノズル開口面を1つの空間で封止できるサイ
ズを備え、ゴムなどの弾性材料をカップ状に成形されて
おり、非印字時には記録ヘッド17、18のノズル開口
面を封止し、また吐出能力回復操作時や、またインクカ
ートリッジ7、8が交換された際には、ポンプユニット
23の負圧により記録ヘッド17、18からインクを強
制的に排出させることができるように構成されている。
また、キャッピングユニット19の近傍には、図示しな
い駆動源からの動力により記録ヘッド17、18のノズ
ル開口面にワイピングブレードを当接させるクリーニン
グユニット24が配置されている。
【0013】図3は、同上記録装置のインクカートリッ
ジ交換操作や、目詰まり解消を実行する制御装置の一実
施例を示すものであって、インクカートリッジ着脱検出
手段30は、キャリッジ11の各インクカートリッジ
7、8が対向する位置、この実施例ではキャリッジ11
のカートリッジ受け面にインクカートリッジ7、8によ
り押圧操作されるスイッチ31、32からの信号を受け
てインクカートリッジ7、8の装着、及び取り外しを検
出するものである。インクカートリッジ交換判断手段3
3は、インクカートリッジ着脱検出手段30からの信号
により、インクカートリッジ7、8が交換されたか、否
かを判断するものである。
【0014】キャリッジ位置検出手段34は、キャリッ
ジ位置検出器35からの信号に基づいてキャリッジ11
が、少なくともホームポジション、第1のインクカート
リッジ7が窓6に対向する第1の交換位置、第2のイン
クカートリッジ8が窓6に対向する第2の交換位置、フ
ラッシング動作の際に記録ヘッド7、8からのインク滴
を受けることができるフラッシング位置、この実施例で
はキャップ20、21に対向する位置、及び記録ヘッド
7、8がクリーニングユニット24によるワイピングや
ラビングを受けることができるクリーニング位置に移動
した場合等に、その位置についての信号を出力する。
【0015】キャリッジモータ制御手段36は、シーケ
ンス選択手段45からの制御を受けてキャリッジ11を
印刷のために往復移動させる他、後述する吸引制御手段
39、及びキャリッジ位置検出手段34からの信号に基
づいてキャリッジ11を前述のホームポジション、第1
の交換位置、第2の交換位置、フラッシング位置、及び
クリーニング位置に移動させ、さらにインクカートリッ
ジ7、8の交換が完全な状態で終了した場合には、通常
よりも低トルク、もしくは低速、またはこれらの組み合
わせた状態でキャリッジ11をホームポジションに移動
させる。
【0016】印字・フラッシング制御手段37は、ホス
トからの印刷データに基づいてヘッド駆動手段38から
各記録ヘッド17、18にインク滴吐出のための駆動信
号を出力して印刷を実行させる他に、フラッシング位置
に存在する記録ヘッド17、18に前述と同様の駆動信
号を出力して、全てのノズル開口からインク滴を吐出さ
せて増粘したインクをインク受けに吐出させるものであ
る。
【0017】吸引制御手段39で、シーケンス選択手段
45による制御を受けて記録ヘッド17、18をキャッ
ピングユニット19により封止させ、ポンプ駆動手段4
0によりポンプユニット23の各吸引ポンプ23a、2
3bの吸引力や、吸引時間を制御して、インク吐出能力
回復のために記録ヘッド17、18からインクを吐出さ
せる他に、インクカートリッジ7、8が交換された際
に、インクカートリッジ7、8から記録ヘッド17、1
8に印刷が可能となるようにインクを充填させるもので
ある。
【0018】インク残量検出手段41は、印刷により形
成するドット数や、フラッシング動作により吐出するイ
ンク滴の数や、充填動作、クリーニング動作により消費
されるインク量を積算して、インクカートリッジ7、8
のインク残量を算出する。そして、インクカートリッジ
7、8が交換された場合にはその積算値をリセットする
他、少なくと一方のインクカートリッジ7、または8の
交換が指令された場合に、他方のインクカートリッジ
8、または7のインク残量をチェックし、インクカート
リッジの交換に随伴する吸引で消費されるインク量より
も少ない場合に、インクカートリッジ7、8のインク残
量をインクエンドと判断する。
【0019】電源遮断検出手段42は、電源スイッチP
のオン−オフを検出してその状態を示す信号を出力する
とともに、電源をオフとする操作が行われた場合には所
定の後処理を実行した後、装置への電源の供給を停止す
るものである。ケース開放検出手段43で、ケースカバ
ー1の開閉に応動するスイッチ44からの信号によりケ
ースカバー1が開放されたか否かを示す信号を出力す
る。
【0020】シーケンス選択手段45は、パネル9のイ
ンクカートリッジ交換指令スイッチIC、クリーニング
指令スイッチBC、CC、電源遮断検出手段42、ケー
ス開放検出手段43、インク残量検出判定手段41、及
びホストからの信号を受け、後述するフローチャートに
基づいて全体の処理や、さらには電源オン処理、電源オ
フ処理、クリーニング処理、インク残量チェック処理、
印刷処理、インクカートリッジ交換処理等の動作を統括
し、またインクカートリッジ交換に伴って生じる各種の
状態を電源オフ処理時に吸引状態記憶手段46に格納す
るものである。
【0021】吸引状態記憶手段は、工場出荷時点では初
期充填フラッグをオフとしたデータが格納されており、
ユーザサイドで初期充填が終了した段階で初期充填フラ
ッグをオンとし、またインクカートリッジ7、8に対す
る吸引操作の状態や、インカートリッジ7、8の交換の
状態、インク残量等を格納するエリアを備えている。な
お、図中符号47は、キャリッジ駆動モータ13を駆動
するキャリッジモータ駆動手段を示す。
【0022】次にこのように構成した装置の動作を図4
乃至図12に示したフローチャートに基づいて説明す
る。 (全体の動作についての説明)電源スイッチPが投入さ
れると、電源オン処理動作を実行する(図4 ステップ
イ)。すなわち、シーケンス選択手段45は、吸引状
態記憶手段46から前回の電源オフ時の吸引状態を読出
し(図5 ステップ イ)、またインクカートリッジ交
換判定手段33からの信号に基づいて黒のインクカート
リッジ7及びカラーのインクカートリッジ8の少なくと
も一方が装着されているか否かを判定する(図5ステッ
プ ロ)。黒、及びカラーのインクカートリッジ7、8
が共に装着されていない場合にはインクカートリッジ無
しを表示器BE,CEに表示し(図5ステップ ハ)、
後述するインクカートリッジ交換処理のシーケンスを起
動する(図5 ステップ ニ)。
【0023】一方、黒、及びカラーインクカートリッジ
7、8が共にキャリッジ11に装着されている場合に
は、シーケンス選択手段45は、インク残量検出判定手
段41のデータに基づいてインクカートリッジ7、8の
それぞれに対して後述するインク残量のチェックの処理
を実行する(図5 ステップ ホ)。
【0024】インク残量のチェック処理の結果、少なく
とも一方のインクカートリッジ7、8に残存しているイ
ンク量が極めて少なくてインクエンドと判定された場合
には(図5 ステップ ヘ)、シーケンス選択手段45
は、インクカートリッジ交換処理のシーケンスを起動す
る(図5 ステップ ニ)。
【0025】インクカートリッジ7、8に十分な量なイ
ンクが存在する場合には、シーケンス選択手段45は、
吸引状態記憶手段46に格納されているデータに基づい
て前回のインクカートリッジ7、8の交換作業の終了具
合を判定する。すなわちインクカートリッジ7、8の交
換が完全な状態で完了する前に電源スイッチPがオフに
されていた場合には(図5 ステップ ト)、インクカ
ートリッジの交換処理を再起動するか(図5 ステップ
ニ)、少なくともインクカートリッジ7、8の交換後
に必要な吸引処理を実行する。
【0026】前回のインクカートリッジ交換作業が完全
な状態で完了していることが判明した場合には、シーケ
ンス選択手段45は、ケース開放検出手段43の信号に
基づいてケースカバー1が開放されているか否かをチェ
ックし(図5 ステップ チ)、ケースカバー1が開放
されている場合にはインクカートリッジ交換処理を実行
する(図5 ステップ ニ)。これにより電源投入直後
にケースカバー1を明けるか、またケースカバー1を開
けてから電源スイッチPをオンにすることにより自動的
にインクカートリッジ交換のシーケンスを呼び出すこと
ができる。
【0027】さらにシーケンス選択手段45は、吸引状
態記憶手段46のデータに基づいて初期充填が終了して
いるか否かを判定し(図5 ステップ リ)、初期充填
が完了していない場合、つまり記録ヘッド17、18に
一度もインクが充填されていない場合には、初期充填の
ための吸引動作を実行した後(図5 ステップ ヌ)、
吸引状態記憶手段46の初期充填フラッグをオンとする
データを格納し(図5ステップ ル)、以後、インクを
大量に消費する初期充填動作が誤って再び起動されるの
を阻止する。
【0028】このようにしてインクカートリッジ7、8
の装着が完了した状態で、長時間の放置などによる目詰
まりを解消するための処理であるタイマー吸引が発動さ
れると(図5 ステップ オ)、当該タイマー吸引がイ
ンクカートリッジ7、8の交換後の最初のものである場
合には(図5 ステップ ワ)、吸引量を多めに設定し
て実行し(図5 ステップ カ)、また2回目以降のも
のである場合には、吸引量を少な目として実行する(図
5 ステップ ヨ)。
【0029】これにより、インクカートリッジ7、8の
交換により記録ヘッド17、18などに浸入した気泡の
内、交換処理の吸引では排出しきれず、その後に成長し
た気泡を確実に排出でき、また単に目詰まり予防、もし
くは解消のための吸引量は必要最小限としてインクの消
費を防止することができる。
【0030】電源オン処理が終了した段階で、シーケン
ス選択手段45は、操作パネル9のスイッチ類の操作状
況を検出し、それぞれの記録ヘッド17、18に対する
クリーニング指令スイッチBC,CCが操作されている
ことを検知した場合には(図4 ステップ ロ、ニ)、
後述する黒ヘッド17のクリーニング処理、カラーヘッ
ド18のクリーニング処理を実行し(図4 ステップ
ハ、ホ)、またインクカートリッジ交換指令スイッチI
Cが操作されていることを検知した場合には(図4 ス
テップ ヘ)、後述するインクカートリッジの交換処理
のシーケンスを起動する(図4 ステップ ト)。
【0031】このように操作パネル9のスイッチにより
指令される動作に対応した処理の終了後にも、電力が供
給されている場合には(図4 ステップ チ)、ホスト
からの印刷データの入力を待ち(図4 ステップ
ヌ)、操作パネル9のスイッチが押圧された場合には前
述のステップ(ロ)乃至(ト)を実行する。
【0032】一方、印刷が可能な状態での待機中に印刷
データが入力した場合にはシーケンス選択手段45は、
後述する印刷処理を行いつつ(図4 ステップ ル)、
インクカートリッジ7、8のインク残量をチェックし
(図4 ステップ オ)、最初のステップ(ロ)に戻
る。
【0033】(黒記録ヘッドのクリーニング処理)操作
パネル9の黒ヘッド17のクリーニング指令スイッチB
Cが操作されると、シーケンス選択手段45は、インク
残量検出判定手段41からのデータに基づいて黒インク
カートリッジ7のインクの残量を判定し、インクエンド
であることが判明した場合には(図6 ステップ
イ)、黒インクカートリッジ7の交換処理のシーケンス
を起動し(図6 ステップ ハ)、インクエンド表示器
BEを連続点灯してインクエンドの表示を行う。
【0034】また黒インクカートリッジ7に残存してい
るインク量では印刷は可能であるが、黒インクカートリ
ッジ7のインク残量が一定値以下の場合、つまり引き続
いて実行されるクリーニング等によるインク吸引により
消費されて印刷が不可能になる量より少ない場合には
(図6 ステップ ロ)、シーケンス選択手段45は、
記録ヘッド7のインク抜けによる気泡の取込を防止ため
に黒インクカートリッジ7の交換処理のシーケンスを起
動する(図6 ステップ ハ)。
【0035】一方、黒インクカートリッジ7のインク残
量がインクカートリッジの交換前の1/2以上で、かつ
交換後の印刷量が基準値以下の場合には(図6 ステッ
プニ)、交換操作に伴なって浸入した気泡を排除する目
的の特別の吸引処理を実行する(図6 ステップ
ホ)。
【0036】また、特別気泡排出吸引の処理では、イン
ク残量判定手段41のインク残量をリセットし、ワンタ
イムフラッグをオンに切換え、インクカートリッジ交換
後に実行するのと同様の吸引処理を実行する。なお、イ
ンクカートリッジ交換後に規定量、たとえば5頁以上の
印刷が実行されている場合におけるユーザによるクリー
ニング指令に対しては、ワンタイムフラッグをオフにし
て吸引インク量の少ない通常の吸引を実行する。一方、
規定量以下の印刷しか行われていない状態でのクリーニ
ング指令に対しては、ワンタイムフラッグをオンにして
特別気泡排出処理を実行する。
【0037】他方、黒インクカートリッジ7のインク残
量が多くてクリーニング後も印刷可能な量のインクが残
存することが見込める場合、または新しくインクカート
リッジ7が装着された場合には記録ヘッド17をホーム
ポジションに移動させてキャップ19で封止し、吸引制
御手段39により吸引ポンプ23aを制御して記録ヘッ
ド17からインクを吸引、排出させる(図6 ステップ
ヘ)。
【0038】(カラー記録ヘッドのクリーニング処理)
操作パネル9のカラーヘッド18のクリーニング指令ス
イッチCCが操作されると、シーケンス選択手段45
は、インク残量判定手段41からのデータに基づいてカ
ラーインクカートリッジ8のインクの残量を判定し、イ
ンクエンドであることが判明した場合には(図7 ステ
ップ イ)、カラーインクカートリッジ8の交換処理の
シーケンスを起動する(図7 ステップ ハ)。
【0039】またカラーインクカートリッジ8に残存し
ている今のインク量では印刷は可能であるが、カラーイ
ンクカートリッジ8のインク残量が一定値以下、例えば
ニアエンドの場合、つまり引き続いて実行されるクリー
ニング等によるインク吸引により消費されて印刷が不可
能になる量より少ない場合には(図7 ステップ
ロ)、シーケンス選択手段45は、記録ヘッド18のイ
ンク抜けによる気泡の取込を防止ためにカラーインクカ
ートリッジ8の交換処理のシーケンスを起動する(図6
ステップ ハ)。
【0040】一方、カラーインクカートリッジ8のイン
ク残量がインクカートリッジの交換前の1/2以上で、
かつ交換後の印刷量が基準値以下の場合には(図7 ス
テップ ニ)、交換操作に伴なって浸入した気泡を排除
する目的の特別の吸引処理を実行する(図7 ステップ
ホ)。
【0041】また、特別気泡排出吸引の処理では、イン
ク残量判定手段41のインク残量をリセットし、ワンタ
イムフラッグをオンに切換え、インクカートリッジ交換
後に実行するのと同様の吸引処理を実行する。なお、イ
ンクカートリッジ交換後に規定量、たとえば5頁以上の
印刷が実行されている場合におけるユーザによるクリー
ニング指令に対しては、ワンタイムフラッグをオフにし
て吸引インク量の少ない通常の吸引を実行する。一方、
規定量以下の印刷しか行われていない状態でのクリーニ
ング指令に対しては、ワンタイムフラッグをオンにして
特別気泡排出処理を実行する。
【0042】他方、カラーインクカートリッジ7のイン
ク残量が多くてクリーニング後も印刷可能な量のインク
が残存することが見込める場合、または新しくインクカ
ートリッジ7が装着された場合には記録ヘッド18をホ
ームポジションに移動させてキャップ19で封止し、吸
引制御手段39により吸引ポンプ23bを制御して記録
ヘッド18からインクを吸引、排出させる(図7 ステ
ップ ヘ)。
【0043】なお、上述の吸引処理が終了した段階で、
シーケンス選択手段45は、必要に応じてクリーニング
ユニット24によりノズルプレートをラビングしたり、
または記録ヘッド17、18をキャッピングユニット1
9に移動させて印字・フラッシング制御手段37により
フラッシング操作を実行させる。
【0044】(インク残量の検出)シーケンス選択手段
45は、インク残量のチェックが必要となった段階で、
一方のインクカートリッジ、例えば黒インクカートリッ
ジ7のインク残量がインクエンドであるか否かをインク
残量検出判定手段41のデータに基づいて判定し(図8
ステップ イ)、インクエンドであることが判明した
場合には黒インクエンド表示器BEを連続点灯させて黒
インクエンドを表示する(図8 ステップロ)。引き続
いて他方のインクカートリッジ、この実施例ではカラー
のインクカートリッジ8のインク残量をも判定し、イン
クエンドではないがクリーニング等によるインク吸引で
消費されるインク量よりも少なくない場合には(図8
ステップ ハ)、インクエンドとみなして(図8 ステ
ップ ニ)、カラーインクカートリッジ8のインクエン
ド表示器CEを連続点灯させてインクエンドを表示する
(図8 ステップ ホ)。
【0045】最初にインク量をチェックした黒インクカ
ートリッジ7に十分なインクが残存している場合には、
第2のインクカートリッジ8に対しても前述と同様の工
程を繰返す(図8 ステップ ヘ〜ヌ)。つまりカラー
インクカートリッジ8のインク残量がインクエンドであ
るか否かを検出してインクエンドである場合には表示器
CEを連続点灯させてカラーインクエンドを表示する
(図8 ステップ ト)。引き続いて第1のインクカー
トリッジ7のインク残量をも判定し、インクエンドでは
ないが残量が極めて少なく、クリーニング等によるイン
ク吸引で消費されるインク量よりも少なくないと判定し
た場合には(図8 ステップ チ)、インクエンドとみ
なして(図8 ステップ リ)、黒インクカートリッジ
7のインクエンド表示器BEを連続点灯させてインクエ
ンドを表示する(図8 ステップヌ)。
【0046】このように一方のインクカートリッジのイ
ンク量が、インクカートリッジの交換を要する程度に少
なくなっている場合に、他方のインクカートリッジのイ
ンク残量をも合わせてチェックし、その残量が十分に印
刷が可能な量ではあるが、吸引操作により必要とされる
一定値以下にまで減少している場合にはインクエンドと
みなしてしまうことにより、例えば図15に示したよう
なノズルプレートが共通化されいて、インク種が異なる
ノズル開口列を独立させて封止することが不可能で、共
通のキャップ51により封止される記録ヘッドを用いた
記録装置にあっては、交換を要しないインクカートリッ
ジであっても吸引を受けてインクが消費されてしまい、
一方のインクカートリッジ交換作業が完了した段階で
は、他方のインクカートリッジのインク量も極めて少な
くなっていて、まもなく交換作業が必要となる。
【0047】このため、一方のインクカートリッジの交
換に合わせて他方のインクカートリッジの交換をユーザ
に促すことにより、2つのカートリッジに対する吸引動
作を共通化することが可能となり、インクカートリッジ
の交換作業の繁雑化と、インクの消費を防止できる。
【0048】一方、2つのインクカートリッジ7、8に
インクエンドと判定すべき量よりも多くのインクが残存
していることが確認できた場合には、インク残量検出判
定手段41は、黒インクカートリッジ7のインク量がニ
アエンドであるか否かを判定し(図8 ステップ
ル)、ニアエンドである場合にはインクエンド表示器B
Eを点滅させて黒インクカートリッジ7がニアエンドで
あることを表示する(図8ステップ オ)。
【0049】黒インクカートリッジ7に十分な量のイン
クが残存している場合には、カラーインクカートリッジ
8についてインク量がニアエンドであるか否かを判定し
(図8 ステップ ワ)、ニアエンドである場合にはイ
ンク表示器CEを点滅させてカラーインクカートリッジ
8がニアエンドであることを表示する(図8 ステップ
カ)。
【0050】(印刷処理)印刷可能な状態で印刷データ
が入力すると、シーケンス選択手段45は、インク残量
検出判定手段41のデータに基づいてインクカートリッ
ジ7、8のインク残量をチェックし(図9 ステップ
イ)、必要に応じて、検出されたインク量についてのデ
ータをホストに出力する(図9 ステップ ロ)。
【0051】ホストは、これから印刷する印刷データに
必要なインク量を算出し、記録装置から出力されてきた
インク量と比較して、インクカートリッジ7、8のイン
ク量の方が少ない場合には、インクカートリッジの交換
指令を出力したり(図9 ステップ ハ)、ホストの表
示手段にエラー表示を行ってユーザに印刷を強行する
か、それともインクカートリッジの交換を行うかの選択
を促す。ユーザがインクカートリッジ交換を選択する
と、ホストはインクカートリッジの交換指令を記録装置
に出力する。シーケンス選択手段45はこの指令を受け
てインクカートリッジの交換処理のシーケンスを起動す
る(図9 ステップ ホ)。
【0052】また、インク残量検出判定手段41のデー
タによりインクエンドであることが判明した場合には
(図9 ステップ ニ)、シーケンス選択手段45はイ
ンク交換処理のシーケンスを起動する(図9 ステップ
ホ)。
【0053】このようにしてインクカートリッジ7、8
のインク残量のチェックを通過できるか、インクカート
リッジ7、8の交換により印刷が可能となると、シーケ
ンス選択手段45は、ホストからの印刷データを印字・
フラッシング制御手段37に出力して1頁分の印刷を実
行する(図9 ステップ ヘ)。2頁以降の印刷データ
が存在する場合には、上述の工程(図9 ステップ イ
〜ヘ)を経て次ページ以降を印刷する(図9 ステップ
ト)。
【0054】このようにして印刷が終了してユーザが電
源スイッチPによりオフを指令すると(図4 ステップ
チ)、電源遮断検出手段42から信号が出力して、シ
ーケンス選択手段45が電源オフ処理を実行する(図4
ステップ リ)。
【0055】(電源オフ処理)電源スイッチPがオフと
されて電源遮断検出手段42から信号が出力すると、シ
ーケンス選択手段45は、キャリッジモータ制御手段3
6によりキャリッジ11をホームポジションに移動させ
る(図10 ステップ イ)。これにより記録ヘッド1
7、18はキャップ20、21に封止され、記録ヘッド
17、18のノズル開口のインクの乾燥が防止される。
【0056】ついで、今回の起動が最初のインクカート
リッジの装着後のもので、初期充填を実行した場合に
は、初期充填の操作が完全に実行されたか否かを判定し
て、完全な状態で終了している場合には初期充填フラッ
グをオフからオンに切換える。また既に初期充填の操作
が終了していて、単にインク補充のためにインクカート
リッジ7、8の交換が行われた場合には、インクカート
リッジの交換を示すデータや、インクカートリッジの交
換に伴う後処理である交換吸引処理が完全に終了したか
を示すデータ、及びインク残量判定手段41のインク残
量のデータを吸引状態記憶手段46に格納する(図10
ステップ ロ)。このようにして現在の状態を示す全
てのデータの格納が終了した段階で、装置全体への電源
の供給を停止する。
【0057】(インクカートリッジの交換処理)パネル
9のインクカートリッジ交換指令スイッチICや、前述
の各処理によりインクカートリッジの交換処理のシーケ
ンスが起動されると、シーケンス選択手段45は、キャ
リッジ11の移動方向に並んで配置された2個のインク
カートリッジ7、8の内、交換が必要なカートリッジが
印刷領域側に配置されたインクカートリッジ7の1個だ
けであるか、非印刷領域側に配置されているインクカー
トリッジ8をも含めたインクカートリッジ7、8の2個
の交換であるかを判定する(図11 ステップ イ、
ロ)。
【0058】両方のインクカートリッジ7、8を同時に
交換することが必要な場合には、シーケンス選択手段4
5はキャリッジモータ制御手段36によりホームポジッ
ションに停止しているキャリッジ11(図13(イ))
を印刷領域側に移動させて、キャリッジ11の非印刷領
域側に搭載されているカートリッジ8を交換位置、つま
り窓6に対向するように移動させる(図13(ハ)、図
14(ロ))。
【0059】この状態ではインクカートリッジ8だけが
窓6に対向し、他方のインクカートリッジ7は枠2cに
対向するから、インクカートリッジ8だけが取出し可能
となる。これにより、交換対象となっているインクカー
トリッジ8が特定しやすくなり、交換が不要な他方のイ
ンクカートリッジ7を誤って引き抜く等のミスを防止す
ることができる。窓6のより特定された交換対象のイン
クカートリッジ8を引き抜くと、インクカートリッジ8
の引き抜きが、また新しいインクカートリッジ8をキャ
リッジ11に装着すると、カートリッジ8の装着が検出
器32により検出されてこれから信号が出力するから、
シーケンス選択手段45はカラーインクカートリッジ8
の交換が行われたことを吸引状態制御手段39に記憶さ
せる(図11 ステップハ)。
【0060】新しいインクカートリッジ8の装着後、所
定時間内に(図11 ステップ ニ)インクカートリッ
ジ交換指令スイッチICをユーザが押圧したり(図11
ステップ ホ)、また所定時間が経過した段階で自動
的にこのインクカートリッジ1個についてだけの交換で
あるか否かを判定する(図11 ステップ ヘ)。
【0061】今の場合は、2つのインクカートリッジ
7、8の交換が必要であるから、シーケンス選択手段4
5は、キャリッジモータ制御手段36に信号を出力し、
新しいインクカートリッジ8が装着された記録ヘッド1
8をワイピング位置に移動させててノズルプレートをク
リーニングユニット24によりワイピングする(図11
ステップ ト)。これにより、インクカートリッジ8の
着脱によりノズル開口からインクが滲み出していた場合
には、ワイピングにより払拭されて装置内にインク滴が
落下するを未然に防止できる。
【0062】非印刷側に位置するインクカートリッジ8
の交換が終了すると、シーケンス選択手段45は、キャ
リッジモータ制御手段36によりキャリッジ11を移動
させて他方のインクカートリッジ7を交換位置である窓
6まで移動させる(図11ステップ チ)(図13
(ロ))(図14(イ))。この移動により最初にイン
クカートリッジ8が交換された記録ヘッド18はホーム
ポジション側に待避するから、たとえインクカートリッ
ジ8の交換に起因してインク滴が落下しても印刷領域の
汚染が防止できる。
【0063】ついで他方のインクカートリッジ7を交換
すべくインクカートリッジ7を引き抜くと、インクカー
トリッジ7の引き抜きが、また新しいインクカートリッ
ジ7をキャリッジ11に装着すると、カートリッジ7の
装着が検出器31により検出されてこれから信号が出力
するから、シーケンス選択手段45はインクカートリッ
ジ7の交換が行われたことを吸引状態制御手段39に記
憶させる(図11 ステップ リ)。
【0064】新しいインクカートリッジの装着後、所定
時間内に(図11 ステップ ヌ)インクカートリッジ
交換指令スイッチICをユーザが押圧したり(図11
ステップ ル)、また所定時間が経過すると、シーケン
ス選択手段45はキャリッジモータ制御手段36により
キャリッジ駆動モータ13を低トルク、もしくはユーザ
がキャリッジ11の移動に気付く程度の低速度、または
低トルクかつ低速度でキャリッジ11を移動させ(図1
1 ステップ オ)、キャリッジ11のイニシャライズ
を実行する(図11 ステップ ワ)。
【0065】このようなキャリッジ11の低速、低トル
クでの移動によりユーザは記録装置が次の動作に移った
ことに気付いて自身の指をケース3から遠ざけるから、
指を機械に挟み込んで怪我するのを未然に防止すること
ができる。またたとえ挟み込まれたとしても駆動トルク
が小さいから、キャリッジ駆動モータ13が瞬時に停止
してキャリッジ11に損傷を与えたり、また指に怪我を
負わせまでには至らない。そして、たとえインクカート
リッジの交換作業による外力によりキャリッジ11が強
制的に移動させられた場合であっても、キャリッジ11
を印刷に適した位置に修正することができる。
【0066】このようにしてキャリッジ11が指を挟み
こまない程度の位置、つまりこの実施例では印刷領域側
に配置されている黒インクカートリッジ7の非印刷領域
側の面が窓6から隠れる位置に移動したことがキャリッ
ジ位置検出手段34に検出されると、キャリッジモータ
制御手段36はキャリッジ駆動モータ13を通常のトル
クで以って所定の回転速度で駆動して記録ヘッド18を
キャップユニット19で封止可能な位置に移動させる
(図11 ステップ カ)。
【0067】シーケンス選択手段45は、吸引状態記憶
手段46のデータに基づいて記録ヘッド17、18に対
する初期充填操作が完了しているか否かを判定する(図
11ステップ ヨ)。今回のインクカートリッジの装着
が記録装置購入後最初のものである場合、つまり吸引状
態記憶手段46の初期充填フラッグがオフである場合に
は、吸引制御手段39に信号を出力してポンプ23a、
23bを作動させて記録ヘッド17、18から初期充填
に必要なインク量、つまり工場出荷時に記録ヘッドに充
填されていたメンテナンス液の排除と、記録ヘッド1
7、18内の気泡を完全に排出できて所定の状態で印刷
可能ならしめるに必要な量のインクを吸引する(図11
ステップ タ)。シーケンス選択手段45は、初期充
填の完全な遂行が確認できた段階で吸引状態記憶手段4
6に格納されている初期充填フラッグをオフからオンに
切り替える(図11 ステップ レ)。
【0068】一方、当該インクカートリッジ7、8の装
着がインクの消費に伴うインク補充のためのものである
場合には(図12 ステップ イ、ニ)、シーケンス選
択手段45は、吸引制御手段39に信号を出力してポン
プ23a、23bを作動させて記録ヘッド17、18か
らカートリッジの交換に伴って必要な量のインクを吸引
させる(図12 ステップ ロ、ホ)。キャリッジ位置
検出手段34によりホームポジションを検出してキャリ
ッジ11をホームポジションに停止させてキャッピング
ユニット19により記録ヘッド17、18を封止し(図
12 ステップト)、インクカートリッジ7、8が正常
に交換されたことをインク吸引状態記憶手段46に記憶
させる(図12 ステップ チ)。
【0069】これに対して1つのインクカートリッジだ
けの交換の場合には(図11 ステップ イ)、シーケ
ンス選択手段45は、キャリッジモータ制御手段36に
よりキャリッジ11を移動させて交換対象となるインク
カートリッジ7、または8を交換位置である窓6まで移
動させる(図11 ステップ ソ)(図13(ロ)
(ハ))(図14(イ)(ロ))。
【0070】ついでインクカートリッジ7を交換すべく
インクカートリッジ7、または8を引き抜くと、インク
カートリッジ7、または8の引き抜きが、また新しいイ
ンクカートリッジ7、または8をキャリッジ11に装着
すると、カートリッジ7、または8の装着が検出器3
1、32により検出されるから、シーケンス選択手段4
5はインクカートリッジ7、または8の交換が行われた
ことを吸引状態制御手段39に記憶させる(図11 ス
テップ リ)。
【0071】新しいインクカートリッジの装着後、所定
時間内に(図11 ステップ ヌ)インクカートリッジ
交換指令スイッチICをユーザが押圧したり(図11
ステップ ル)、またインクカートリッジ交換指令スイ
ッチICが押圧されることなく所定時間が経過した段階
で、シーケンス選択手段45はキャリッジ駆動モータ1
3を低トルク、もしくはユーザがキャリッジ11の移動
に気付く程度の低速度、または低トルクかつ低速度でキ
ャリッジ11を移動させ(図11 ステップオ)、キャ
リッジ11のイニシャライズを実行する(図11 ステ
ップ ワ)。
【0072】このようにしてキャリッジ11がキャリッ
ジ1が指を挟みこまない程度の位置、つまりこの実施例
では印刷領域側に配置されている黒インクカートリッジ
7の非印刷領域側の面が窓6から隠れる位置に移動した
ことがキャリッジ位置検出手段34に検出されると、キ
ャリッジモータ制御手段36はキャリッジ駆動モータ1
3を通常のトルク、速度で駆動して記録ヘッド18をキ
ャップ19、20で封止可能な位置に移動させる(図1
1 ステップ カ)。
【0073】シーケンス選択手段45は、吸引状態記憶
手段46のデータに基づいて記録ヘッド17、または1
8に対する初期充填操作が完了しているか否かを判定す
る(図11 ステップ ヨ)。今回のインクカートリッ
ジの装着が最初であること、つまり吸引状態記憶手段4
6の初期充填フラッグがオフである場合には、吸引制御
手段39に信号を出力してポンプ23a、または23b
を作動させて記録ヘッド17、または18から初期充填
に必要な所定量、つまり工場出荷時に充填されていたメ
ンテナンス液や気泡を排出し切って印刷可能ならしめる
に必要な量のインクを吸引する(図11 ステップ
タ)。シーケンス選択手段45は、初期充填の完全な遂
行が確認できた段階で吸引状態記憶手段46に格納され
ている記録ヘッド17、または18の初期充填フラッグ
をオフからオンに切り替える(図11 ステップ
レ)。
【0074】一方、当該インクカートリッジ7、または
8の装着がインクの消費によるインクカートリッジの交
換である場合には(図12 ステップ イ、ニ)、シー
ケンス選択手段45は、吸引制御手段39に信号を出力
してポンプ23a、または23bを作動させて記録ヘッ
ド17、または18からカートリッジ7、または8の交
換に伴って必要な量のインクを吸引させる(図12 ス
テップ ロ、ホ)。
【0075】上記吸引動作が終了した後、シーケンス選
択手段45は、キャリッジ11をフラッシング位置に移
動させてインクカートリッジ8、または7の交換がなさ
れない記録ヘッド18、または17に対しては印刷・フ
ラッシング制御手段37によりフラッシング動作を実行
させて、インクカートリッジの交換により増粘したイン
クを排出させて目詰まりを解消したり、また破壊された
メニスカスの回復を図る(図12 ステップ へ、
ハ)。
【0076】これらの操作が終了した段階で、キャリッ
ジ位置検出手段34によりホームポジションを検出して
キャリッジ11をホームポジションに停止させてキャッ
ピングユニット19により記録ヘッド17、18を封止
し(図12 ステップ ト)、インクカートリッジ7、
または8が正常に交換されたことをインク吸引状態記憶
手段46に記憶させる(図12 ステップ チ)。
【0077】ところで、これら何れかのインクカートリ
ッジ7、8の交換作業中に誤って電源スイッチPがオフ
とされた場合には、シーケンス選択手段45は、電源遮
断検出手段42からの信号により前述の電源オフ処理
(図10)を選択して初期充填の終了の有無、インクカ
ートリッジの交換の状態、インクカートリッジの交換に
伴う交換吸引の完了の有無、インク残量検出判定手段4
1のデータ等を吸引状態記憶手段46に格納させる。
【0078】このように吸引状態記憶手段46にデータ
を格納しておくことにより、たとえインクカートリッジ
7、8の交換作業の途中で誤って電源がオフにされた場
合でも、前述した電源オン処理(図5)により印刷開始
に先立って前回の電源オフにより中断された処理を再実
行して記録ヘッド17、18を印刷可能な状態に回復す
ることができる。
【0079】このように複数のインクカートリッジが交
換対象であることが判明した場合、インクカートリッジ
7、8が装着されていないことが検出された場合、イン
クカートリッジ7、8のインク残量がインクエンドであ
ることが検出された場合、インク残量がニアエンドであ
ることが検出された場合、及び印刷可能なインク残量の
インクカートリッジ7、8が装着されていることが検出
された場合を優先順位としてキャリッジ11を窓6に移
動させるため、インクエンド表示器BE、CEの表示状
態に合わせてインクカートリッジ7、8を交換すること
ができ、複数のインクカートリッジの交換作業に起こり
がちな混乱を避けることができる。
【0080】なお、上述の実施例においては2つの独立
した記録ヘッド17、18をキャリッジに設けている
が、ノズルプレートが共通化されて、インク種が異なる
ノズル開口列を独立させて封止することが不可能な記録
ヘッドにあっては、図15に示したように記録ヘッド5
0を単一のキャップ51により封止して単一の吸引ポン
プ52により初期充填や交換吸引を行うようにしたり、
またインクエンド表示器IEを共通化しても同様の作用
を奏する。
【0081】(記録ヘッドのクリーニング処理)操作パ
ネル9のヘッド50のクリーニング指令スイッチCCが
操作されると、シーケンス選択手段45は、インク残量
検出判定手段41からのデータに基づいて黒インクカー
トリッジ7のインクの残量を判定し、インクエンドであ
ることが判明した場合には(図16 ステップ イ)、
引き続いてカラーインクカートリッジ8のインクの残量
を判定する。判定の結果、カラーインクカートリッジ8
にはクリーニング操作に伴うインク吸引で消費量される
以上のインクが残存している場合には(図16 ステッ
プ ロ)、黒インクカートリッジの交換処理を起動し
(図16 ステップ ハ)、またカラーインクカートリ
ッジ8のインク残量がクリーニング操作に伴う吸引量よ
り少ない場合には両方のインクカートリッジ7、8の交
換のための処理を起動する(図16 ステップ ニ)
【0082】黒インクカートリッジ7のインクの残量が
インクエンドと判定するよりは多く残存しているもの
の、クリーニング操作によるインク吸引量よりも少なく
場合には(図16 ステップ ホ)、引き続いてカラー
インクカートリッジ8のインクの残量を判定する。判定
の結果、カラーインクカートリッジ8にはクリーニング
操作に伴うインク吸引で消費量される以上のインクが残
存している場合には(図16 ステップ ロ)、黒イン
クカートリッジの交換処理を起動し(図16 ステップ
ハ)、またカラーインクカートリッジ8のインク残量
がクリーニング操作に伴う吸引量より少ない場合には両
方のインクカートリッジ7、8の交換のための処理を起
動する(図16 ステップ ニ)。
【0083】黒インクカートリッジ7のインクの残量が
クリーニング操作によるインク消費を賄える以上、残存
している場合には(図16 ステップ ホ)、前回のカ
ラーインクカートリッジ8に対するインク量の判定操作
(図16 ステップ ロ)のデータにより、カラーイン
クカートリッジ8がインクエンド(図16 ステップ
ヘ)またはインク残量がクリーニング操作による吸引量
以下と判定された場合には(図16 ステップ ト)、
カラーインクカートリッジ8の交換処理を起動する(図
16 ステップ チ)。
【0084】このようにして、全てのインクカートリッ
ジ7、8のインク残量がクリーニングにより消費される
インク量よりも多いことが確認できると、インク残量判
定手段41のデータに基づいてインクカートリッジ7、
8の交換後におけるインク残量が1/2以上で、かつ交
換後の印刷量が所定量以下である場合には(図16ステ
ップ リ)、特別気泡排出処理を実行し(図16 ステ
ップ ヌ)、また異なる場合には吸引処理を実行する
(図16 ステップ ル)。
【0085】(インクカートリッジの交換処理)パネル
9のインクカートリッジ交換指令スイッチICや、前述
の各処理によりインクカートリッジの交換処理のシーケ
ンスが起動されると、シーケンス選択手段45は、キャ
リッジモータ制御手段36によりホームポジッションに
停止しているキャリッジ11を印刷領域側に移動させて
カートリッジ7、8を交換位置に移動させる(図17
ステップ イ)。
【0086】インクカートリッジ8を引き抜くと、イン
クカートリッジ8の引き抜きが、また新しいインクカー
トリッジ8をキャリッジ11に装着すると、カートリッ
ジ8の装着が検出器32により検出されてこれから信号
が出力するから、シーケンス選択手段45はカラーイン
クカートリッジ8の交換が行われたことを吸引状態制御
手段39に記憶させる(図17 ステップ ロ)。
【0087】新しいインクカートリッジ8の装着後、所
定時間が経過するか(図17 ステップ ハ)、所定時
間内にインクカートリッジ交換指令スイッチICをユー
ザが押圧した場合には(図17 ステップ ニ)、シー
ケンス選択手段45はキャリッジモータ制御手段36に
よりキャリッジ駆動モータ13を低トルク、もしくはユ
ーザがキャリッジ11の移動に気付く程度の低速度、ま
たは低トルクかつ低速度でキャリッジ11を移動させ
(図17 ステップ ホ)、キャリッジ位置の初期化処
理を実行する(図17 ステップ ヘ)。これにより、
インクカートリッジの交換作業による外力を受けてキャ
リッジ11が移動した場合にでも、キャリッジ11の位
置を印刷に適した状態に保持することができる。
【0088】シーケンス選択手段45は、吸引状態記憶
手段46のデータに基づいて当該インクカートリッジの
交換が、記録装置購入後最初のものであるか、インクの
補給のためのものであるかを判定して、吸引モードを選
択する(図17 ステップチ)。
【0089】つまり、今回のインクカートリッジの装着
が記録装置購入後最初のものである場合、つまり吸引状
態記憶手段46の初期充填フラッグがオフである場合に
は、吸引制御手段39に信号を出力してポンプ52を作
動させてインクカートリッジ17、18から初期充填に
必要なインク量、つまり工場出荷時に記録ヘッドに充填
されていたメンテナンス液の排除と、記録ヘッド50内
の気泡を完全に排出できて所定の状態で印刷可能ならし
めるに必要な量を、またインク補給のための交換の場合
には、通常の吸引動作を実行する(図17 ステップ
リ)。
【0090】これらの操作が終了した段階で、キャリッ
ジ位置検出手段34によりホームポジションを検出して
キャリッジ11をホームポジションに停止させて(図1
7ステップ ヌ)キャッピングユニットのキャップ51
により記録ヘッド50を封止し、インクカートリッジ
7、または8が正常に交換されたことをインク吸引状態
記憶手段46に記憶させる(図17 ステップ ル)。
【0091】一方、インクカートリッジの交換がなされ
なかった場合には(図17 ステップ ト)、交換対象
となったインクカートリッジの種類と、これに対する吸
引を保留していることとを吸引状態記憶手段46に格納
する(図17 ステップ オ)。
【0092】なお、上述の実施例においてはケースの窓
6や、枠2cにより交換位置を規制するようにしている
が、図18(イ)に示したように同時に複数のインクカ
ートリッジ7、8が露出する窓6’を有するものであっ
ても、インクカートリッジ交換位置CPを表示しておき
さえすれば、同様に適用できることは明らかである。
【0093】さらに、図18(ロ)に示したようにブラ
ック用インクカートリッジと、カラー用インクカートリ
ッジのそれぞれを交換する位置を規制する窓61、62を
独立に設けたり、またカラーインクカートリッジがそれ
ぞれの色毎に独立したカートリッジ81、82、83とし
て構成されている場合には図18(ハ)に示したように
各カラーインクカートリッジの対向する位置に窓62、
63、64を設けてもよい。
【0094】これらの実施例によれば、ケース本体の広
い面積を利用してインクカートリッジの種類を明確に表
記できるため、インクカートリッジの誤選択を防止する
ことができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように本発明おいては、複
数種類のインクをインク滴として吐出するインクジェッ
ト式記録ヘッドと、記録ヘッドに異なる種類のインクを
供給する複数のインクカートリッジと、記録ヘッドとイ
ンクカートリッジとを搭載するキャリッジと、印刷領域
外に配置されて記録ヘッドを封止するキャッピング手段
と、キャピング手段に負圧を作用させる吸引手段と、複
数のインクカートリッジの内、着脱可能に外部に露出さ
せる窓と、外部指令スイッチと、インクカートリッジの
インク残量を検出するインク残量検出判定手段と、スイ
ッチからの信号が出力された際、インクカートリッジの
残量が基準値以下の場合にインクカートリッジを窓に移
動させて交換を可能ならしめる制御手段とを備えたの
で、スイッチによりインクカートリッジの交換が指令さ
れた場合には、インク残量が基準値以下のインクカーリ
ッジを全て交換可能な位置に自動的に移動させることが
でき、インクカートリッジの交換作業の簡素化と、無用
な交換を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット式記録装置の一実施例
を、ケースカバーを開けて示す図である。
【図2】本発明のインクジェット式記録装置の記録機構
の一実施例を示す図である。
【図3】本発明のインクジェット式記録装置の一実施例
を示す構成図である。
【図4】同上装置の全体の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】同上装置の動作の内、電源オンの処理の動作を
示すフローチャートである。
【図6】同上装置の動作の内、黒ヘッドのクリーニング
処理の動作を示すフローチャートである。
【図7】同上装置の動作の内、カラーヘッドのクリーニ
ング処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】同上装置の動作の内、インク残量のチェック動
作を示すフローチャートである。
【図9】同上装置の動作の内、印刷処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】同上装置の動作の内、電源オフ処理の動作を
示すフローチャートである。
【図11】同上装置の動作の内、インクカートリッジ交
換処理の動作の内、中盤までの動作を示すフローチャー
トである。
【図12】同上装置の動作の内、インクカートリッジ交
換処理の動作の内、終盤の動作を示すフローチャートで
ある。
【図13】図(イ)乃至(ハ)は、それぞれキャリッジ
がホームポジション、カラーインクカートリッジの交換
位置、黒インクカートリッジの交換位置に移動した状態
を示す図である。
【図14】図(イ)、(ロ)は、ぞれぞれカラーインク
カートリッジの交換位置、黒インクカートリッジの交換
位置にキャリッジが移動したときの各記録ヘッドとキャ
ッピングユニットとの位置の関係を示す図である。
【図15】本発明のインクジェット式記録装置の他の実
施例を示す構成図である。
【図16】同上インクジェット式記録装置のクリーニン
グ処理の動作を示すフローチャートである。
【図17】同上インクジェット式記録装置のインクカー
トリッジ交換処理の動作を示すフローチャートである。
【図18】図(イ)乃至(ハ)は、ぞれぞれ本発明が適
用可能なケース構造の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 ケースカバー 2c 枠 3 ケース 6 窓 7、8 インクジェット式記録ヘッド 11 キャリッジ 17、18 インクカートリッジ 19 キャッピングユニット 23 ポンプユニット IC インクカートリッジ交換指令スイッチ BC,CC 記録ヘッドクリーニング指令スイッチ P 電源スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深澤 茂則 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 早川 均 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 丸山 典広 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 大塚 信敏 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 川上 和久 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 磯野 正博 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のインクをインク滴として吐出
    するインクジェット式記録ヘッドと、該記録ヘッドに異
    なる種類のインクを供給する複数のインクカートリッジ
    と、前記記録ヘッドと前記インクカートリッジとを搭載
    するキャリッジと、印刷領域外に配置されて前記記録ヘ
    ッドを封止するキャッピング手段と、前記キャピング手
    段に負圧を作用させる吸引手段と、前記複数のインクカ
    ートリッジの内、着脱可能に外部に露出させる窓と、外
    部指令スイッチと、前記インクカートリッジのインク残
    量を検出するインク残量検出判定手段と、前記スイッチ
    からの信号が出力された際、前記インクカートリッジの
    残量が基準値以下の場合に前記インクカートリッジを前
    記窓に移動させて交換を可能ならしめる制御手段とを備
    えてなるインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 クリーニング処理が指令された場合に、
    前記インク残量検出判定手段により前記インクカートリ
    ッジのインク残量を判定し、一定値以下の場合にはイン
    クエンドとみなしてインクカートリッジを前記窓に移動
    させて交換処理を実行する請求項1に記載のインクジェ
    ット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インク残量検出手段により、交換対
    象となっていない側のインクカートリッジのインク残量
    を検出し、前記インク残量が基準値以下の場合にはイン
    クエンドと判定して表示器にインクエンドを表示すると
    ともに、前記制御装置が複数のインクカートリッジに対
    して一連の作業により交換処理を実行する請求項1に記
    載のインクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記基準値がインクニアエンド、または
    インクエンドである請求項1に記載のインクジェット式
    記録装置。
  5. 【請求項5】 前記基準値がクリーニング処理で消費さ
    れるインク量である請求項1に記載のインクジェット式
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記キャリッジが複数のインクカートリ
    ッジを搭載し、前記記録ヘッドにクリーニング処理が指
    令された場合に、前記インク残量検出判定手段により他
    方のインクカートリッジのインク残量を判定し、基準値
    以下の場合にはインクエンドとみなす請求項1に記載の
    インクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インクエンドとみなしたインクカー
    トリッジと要交換インクカートリッジとに対して交換処
    理を連続して実行する請求項1に記載のインクジェット
    式記録装置。
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