JP2000190517A - インクジェットプリンタ及びインクカートリッジ交換検出方法 - Google Patents

インクジェットプリンタ及びインクカートリッジ交換検出方法

Info

Publication number
JP2000190517A
JP2000190517A JP36749698A JP36749698A JP2000190517A JP 2000190517 A JP2000190517 A JP 2000190517A JP 36749698 A JP36749698 A JP 36749698A JP 36749698 A JP36749698 A JP 36749698A JP 2000190517 A JP2000190517 A JP 2000190517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink cartridge
cartridge
replaced
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP36749698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3829900B2 (ja
Inventor
Satoshi Yoda
敏 依田
Yukihiro Hanaoka
幸弘 花岡
Masayo Miyasaka
昌代 宮坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP36749698A priority Critical patent/JP3829900B2/ja
Publication of JP2000190517A publication Critical patent/JP2000190517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3829900B2 publication Critical patent/JP3829900B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタにおいて、電源オフ
状態の間にインクカートリッジが交換されたことを検出
可能な方法を提案すること。 【解決手段】 インクジェットプリンタ1のプリントコ
ントロール部3はEEPROM71を有し、ここには、
電源オフ時におけるインクカートリッジ26の装着の有
無(フラグF3)、およびインクカートリッジ26のイ
ンク残量の有無(フラグF1)、およびインク残量が所
定量以下である否かの情報(フラグF2)が記憶されて
いる。電源オン時には、カートリッジセンサ27および
インクニアエンドセンサ28による実際の検出結果と記
憶内容とを比較することにより、電源オフ状態の間にイ
ンクカートリッジが交換されたか否かを判別する。この
判別結果に基づき、インクカートリッジが交換されてい
た場合にはヘッドクリーニング処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに関し、特に、電源がオフ状態の間にインクカー
トリッジが交換されたか否かを電源オン時に検出でき、
また、電源オン時に、当該検出結果に基づき、ヘッドク
リーニング動作を行うインクジェットプリンタにおける
インクカートリッジが交換されたことを検出する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクカートリッジをインク供給源とし
ているインクジェットプリンタが広く知られている。こ
の形式のインクジェットプリンタは、一般に、インクカ
ートリッジが装着されているか否かを検出するカートリ
ッジセンサと、インクカートリッジのインク残量が残り
少なくなったことを検出するインクニアエンドセンサを
備えている。
【0003】インクニアエンドセンサによってインクカ
ートリッジのインク残量が残り少なくなったことが検出
されると、例えば、それ以後のインク吐出回数等に基づ
き、インクカートリッジのインク切れの時点を検出し、
インク交換要求を表示器等を介して報知するようになっ
ている。
【0004】ここで、インク交換要求に応じてインクカ
ートリッジの交換を行うと、その交換時にインク供給路
に気泡等が侵入する可能性がある。気泡等がインク供給
路に侵入すると、空吐出等による印字不良が発生する可
能性がある。このような弊害を回避するために、インク
カートリッジの交換時には、インクノズルから所定量の
インク吸引動作を行なって気泡を外部に排出するヘッド
クリーニングが行われる。
【0005】インクカートリッジの交換は電源がオフ状
態の間においても行われる可能性がある。例えば、電源
オフ時に、インクカートリッジのインク残量が残り少な
い旨の警告表示がなされている場合には、電源をオフし
た後に、新たなインクカートリッジに交換される場合が
ある。このような場合には、電源オン時に、ヘッドクリ
ーニングを行わないと、印字不良が起きるおそれがあ
る。しかし、電源オフ状態でのインクカートリッジの交
換はマイクロスイッチ等から構成されているカートリッ
ジセンサでは検出できない。そこで、従来においては、
電源オフ状態においてインクカートリッジが交換された
ことを検出するための機構が、例えば、特開平7−26
6577号公報において提案されている。
【0006】この公開公報に開示されている機構は、リ
チュウム電池により電力が供給されているトランジスタ
を備え、インクカートリッジが電源オフ状態の間に交換
されると、トランジスタが一時的にオフに切り換わり、
この状態変化がメモリに記憶されるようになっている。
電源オン時には、当該メモリの内容に基づき、電源オフ
状態でインクカートリッジが交換されたか否かを判別可
能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインクカートリッジの交換を検出する機構は、検出
用のトランジスタおよびリチュウム電池が必要となるの
で、その分、装置の大型化、コスト高を招くことになっ
てしまう。また、電池切れの場合には、電源オフ状態に
おいてインクカートリッジが交換されたことを検出でき
ないという欠点がある。
【0008】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
装置の大型化、コスト高を招くことなく、電源がオフ状
態の間にインクカートリッジが交換されたことを検出可
能なインクジェットプリンタを提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、インクカートリッジが装着されている
か否かを検出するカートリッジセンサと、インクカート
リッジのインク残量が所定の量以下となったか否かを検
出するインクニアエンドセンサとを有するインクジェッ
トプリンタにおけるインクカートリッジが交換されたこ
とを検出する方法であって、駆動電源のオフ時における
前記カートリッジセンサの検出結果および前記イクエン
ドセンサの検出結果を記憶保持し、駆動電源のオン時
に、前記カートリッジセンサおよび前記インクニアエン
ドセンサの検出結果を、記憶保持されている前記検出結
果と比較し、この比較結果に基づき、電源がオフ状態の
間にインクカートリッジが交換された否かを判別するこ
とを特徴としている。
【0010】ここで、前記カートリッジセンサによって
インクカートリッジが交換されたことが検出されると、
インクノズルからインクを吸引するヘッドクリーニング
動作が実行されるインクジェットプリンタにおいては、
駆動電源のオン時に、電源がオフ状態の間にインクカー
トリッジが交換されたと判別された場合には、当該ヘッ
ドクリーニング動作を行うようにすればよい。
【0011】本発明においては、次のような場合に、電
源オフ状態においてインクカートリッジが交換されたと
判別される。
【0012】第1の場合は、インクカートリッジのイン
ク残量が所定の量以下になったことが記憶保持されてお
り、駆動電源のオン時において前記インクニアエンドセ
ンサによりインクカートリッジのインク残量が所定の量
以下ではない旨が検出された場合である。
【0013】第2の場合は、インクカートリッジが装着
されていない旨が記憶保持されており、駆動電源のオン
時において前記カートリッジセンサによりインクカート
リッジが装着されている旨が検出され、かつ、前記イン
クニアエンドセンサによりインクカートリッジのインク
残量が所定の量以下ではない旨が検出された場合であ
る。
【0014】ここで、駆動電源のオン時において、更
に、交換されたインクカートリッジが新品であるか否か
を判別することが可能な場合がある。
【0015】例えば、インクカートリッジが装着されて
いないことが記憶保持されており、電源のオン時に前記
インクニアエンドセンサによりインク残量が所定の量以
下であることが検出された時には、電源がオフの間にイ
ンクカートリッジが新品では無いインクカートリッジに
交換されたと判別することができる。
【0016】本発明のインクジェットプリンタにおける
インクカートリッジが交換されたことを検出する方法で
は、一般的に装備されているカートリッジセンサおよび
インクニアエンドセンサの検出結果を電源オフ時に記憶
保持しておき、電源オン時に、これらのセンサによる検
出結果と比較することにより、電源がオフ状態の間にイ
ンクカートリッジが交換されたか否かを検出している。
【0017】すなわち、一般的な使用形態では、インク
ニアエンドが検出されるとインクカートリッジの交換が
行われ、インクニアエンドが検出されていないにもかか
わらず、インクカートリッジが交換されることは起こり
得ない。本発明の方法は、このような正常な使用状態を
前提としたものであり、一般的に装備されているカート
リッジセンサおよびインクニアエンドセンサの検出結果
を利用して、正常な使用形態で行われる電源オフ状態に
おけるインクカートリッジの交換を、装置の大型化、コ
スト高を招くことなく、確実に検出することができる。
【0018】また、本発明の方法によれば、当該検出結
果に基づき、必要な場合にのみヘッドクリーニングを実
行できるので、無駄なインク吸引動作を回避できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用したインクジェットプリンタを説明する。本例のイ
ンクジェットプリンタは、キャリッジに搭載されたイン
クジェットヘッドを、記録紙の搬送方向に直交する方向
に移動させて、記録紙の表面に印刷を行い、インク供給
源として、プリンタ本体に形成したカートリッジ装着部
に対して着脱可能に装着されたインクカートリッジを使
用する形式のものである。
【0020】図1は本例のインクジェットプリンタの概
略構成図であり、図2はそこに搭載されているカートリ
ッジ装着部分を示す説明図である。本例のインクジェッ
トプリンタ1は、プリンタ機構部2と、このプリンタ機
構部2の各駆動部分を制御するためのプリンタコントロ
ール部3から基本的に構成されている。
【0021】プリンタ機構部2は、記録紙搬送機構21
と、インクジェットヘッド22と、このインクジェット
ヘッド22を担持したキャリッジ(図示せず)の送り機
構23と、インクジェットヘッド22の回復処理を行う
ための回復処理装置24とを備えている。
【0022】回復処理装置24は、インクジェットヘッ
ド22のノズル面をキャッピングするためのキャップ、
インクノズルからインクの吸引を行うインク吸引ポン
プ、キャリッジによって移動するイクジェットヘッド2
2のノズル面から異物等を拭き取るためのワイパー等を
備えた一般的な構成のものである。後述のように、この
回復処理装置24は、インクカートリッジが交換される
と、インクジェットヘッド22のノズル面をキャップし
た状態でインク吸引ポンプを駆動して、インクカートリ
ッジからインクジェットヘッドのノズルに到るインク供
給路に侵入した気泡等をインクノズルから吸引して排出
するクリーニング処理を行う。
【0023】プリンタ機構部2は、更に、インクカート
リッジ装着部25(図2参照)にインクカートリッジ2
6(図2参照)が装着されているか否かを検出するため
のカートリッジセンサ27と、装着されているインクカ
ートリッジ26のインク残量が所定の量以下になったこ
とを検出するためのインクニアエンドセンサ28とを備
えている。
【0024】ここで、図2を参照して説明すると、イン
クカートリッジ装着部25はカートリッジガイド25a
を備え、ここに、直方体形状のインクカートリッジ26
を矢印方向にスライドさせることにより、着脱可能な状
態でに装着される。図2(A)の状態は、インクカート
リッジ26をスライドさせて装着状態にする手前の状態
を示してある。インクカートリッジ26の前側端面には
インク供給口26aが形成されており、インクカートリ
ッジ26を装着すると、インクカートリッジ装着部25
に配置されているインク針25bがインク供給口26a
に差し込まれて、当該インクカートリッジ25から、イ
ンク針25b、インクチューブ25cを経由してインク
ジェットヘッド22の各ノズルに到るインク供給路が形
成される。
【0025】また、インク針25aの上方位置には、カ
ートリッジセンサ27の検出片27aが突出しており、
インクカートリッジ26が装着されると、この検出片2
7aがインクカートリッジ26により押され、この結
果、インクカートリッジ26が装着されたことが検出さ
れる。
【0026】図2(B)から分かるように、インクカー
トリッジ26は、直方体形状のケース26bと、この内
部に配置されている可撓性のインク袋26cから構成さ
れており、このインク袋26cにインクが貯留されてい
る。インク袋26cの側面にはL形のニアエンド検出片
28aが取り付けられている。インク袋26c内のイン
ク残量が少なくなると、インク袋26cが収縮し、これ
に伴って、検出片28aの水平部分28dが、ケース2
6bの側面から外部に突出して、カートリッジガイド2
5aに取り付けられているインクニアエンドセンサ28
の回動片28eを押す。この結果、インクカートリッジ
26のインク残量が所定量以下になったことが検出され
る。
【0027】なお、インクカートリッジ26の側部に
は、回復処理装置24によってインクジェットヘッド2
2のノズルから吸引した廃インクを回収する廃インク回
収室25dが取り付けられており、ここにはインク吸収
材が充填されている。
【0028】再び図1を参照して、プリンタコントロー
ル部3について説明する。プリンタコントロール部3
は、マイクロコンピュータを中心に構成されており、C
PU31は、RAM32を作業領域として用いて、RO
M33に格納されている制御プログラムを実行すること
により、各ドライバ41〜44を介して、プリンタ機構
部2の各駆動部分21〜24を駆動制御する。
【0029】また、上記の回復処理装置24によるヘッ
ドクリーニング処理におけるインク吸引時間をカウント
するクリーニングタイマ34を備えている。このタイマ
は例えばソフトウエアによる実現される機能である。さ
らに、インクニアエンドセンサ28がオンして、インク
カートリッジ26のインク残量が所定の量以下、例えば
3グラム以下になったことが検出された場合に、それ以
後のインク吐出回数をカウントするインクエンドカウン
タ35を備えている。インクエンドカウンタ35によっ
て予め設定されているインク吐出回数がカウントされる
と、CPU31はインクカートリッジがインク無し(イ
ンク切れ)となったものと判断して、その旨を、ドライ
バ45を介して、表示器36に表示させる。
【0030】この表示器36には、カートリッジセンサ
27がオフしてカートリッジ無しが検出された場合に
も、その旨が表示される。また、インクニアエンドセン
サ28がオンして、インクカートリッジのインク残量が
所定の量以下となったことが検出された場合にも、それ
を示すインクニアエンド表示がなされる。
【0031】CPUの31の入力側には、ヘッドクリー
ニング動作を指示するクリーニングスイッチ51、記録
紙の送り動作を指示する紙送りスイッチ52、電源スイ
ッチ53等のマニュアルスイッチからの入力信号が供給
される。
【0032】なお、プリンタコントロール部の駆動電力
はスイッチング回路61を介して外部電源に接続されて
いる電源回路62から、電源異常検出回路63を介して
供給される。
【0033】ここで、本例のプリンタコントロール部3
は、電源がオフ状態の間にインクカートリッジが交換さ
れたことを検出するための検出機能が備わっている。こ
の検出機能を実現するためにプリンタコントロール部3
は、電源オフ状態においても記憶保持可能なEEPRO
M71を備えている。このEEPROM71の記憶内容
と、カートリッジセンサ27およびインクニアエンドセ
ンサ28の検出結果とを比較することにより、電源オフ
状態におけるインクカートリッジの交換の有無が検出さ
れる。
【0034】EEPROM71には、電源オフ時におけ
る次の3つの状態を表すためのフラグ書き込み領域が形
成されている。すなわち、インクエンドカウンタ35の
カウント結果に基づき検出されるインクカートリッジが
インク切れになったか否かを表すフラグF1と、インク
ニアエンドセンサ28の検出結果に基づきインクカート
リッジのインク残量が所定の量以下になったか否かを表
すフラグF2と、カートリッジセンサ27の検出結果に
基づきインクカートリッジが装着されているか否かを表
すフラグF3の書き込み領域が形成されている。
【0035】プリンタコントロール部3は、電源オン時
に、CPU31の制御の下に、予めROM33内に格納
されているインクカートリッジが電源オフの間に交換さ
れたか否かの判別制御プログラムを実行して、EEPR
OM71の記憶内容と、電源オン時における各センサ2
7、28の検出結果に基づき、インクカートリッジが電
源オフ状態において交換されたか否か、交換されたイン
クカートリッジが新品であるか否か等の判別を行い、そ
の結果に基づき、表示器36を介して所定の表示を行
う。また、新品のインクカートリッジに交換された場合
には、回復処理装置24を駆動して、クリーニングタイ
マ34によって規定される時間の間、インクジェットヘ
ッド22のノズルからインク吸引を行うヘッドクリーニ
ング処理を実行する。
【0036】図3は、本例のインクジェットプリンタ1
のプリンタコントロール部3によるインクカートリッジ
が交換されたことを検出する動作フローを示す概略フロ
ーチャートである。また、図4にはプリンタコントロー
ル部3による判別動作を一覧表にしたものである。これ
らの図を参照して、インクジェットプリンタ1における
電源オン時の処理動作を説明する。
【0037】まず、図4に示すように、電源オン時にお
いて発生し得る記憶内容とセンサ検出結果の組み合わせ
の代表的な例としては、モード1〜12として示す12
種類がある。これらのうち、モード1〜3は正常状態で
電源がオフされた場合であり、インク残量が所定量より
も多いインクカートリッジが装着されたままで電源がオ
フされた場合である(フラグF1=0、F2=0、F3
=1)。モード4〜6は、電源オフ時にインクカートリ
ッジは装着されているが、そのインク残量が所定量以下
となっている場合である(フラグF1=0、F2=1、
F3=1)。モード7〜9は電源オフ時にインクカート
リッジが装着されていない場合である(フラグF3=
0)。モード10〜12はインク切れのインクカートリ
ッジが装着された状態で電源がオフされた場合である
(フラグF1=1、F2=1、F3=1)。
【0038】これらのモード1〜12のうち、モード
1、5、9は、電源オフ時の状態と、電源オン時の検出
結果が同一であるので、インクカートリッジの交換が行
われていないものと判断して、回復処理装置24による
ヘッドクリーニング処理は行われない。
【0039】すなわち、モード1では、フラグF1=
0、F2=0、F3=1であり、電源オン時にもインク
カートリッジが装着されており、インク残量も所定量以
上であるので、図3のフローチャートにおけるステップ
ST1、2、3、4、11、6の流れに沿って制御が進
み、印字待機モードに移行する。
【0040】モード5では、フラグF1=0、F2=
1、F3=1であり、電源オン時にも同一の状態である
ので、図3のフローチャートにおけるステップST1、
2、3、9、10、6の流れに沿って制御が実行され、
ニアエンド表示が行われると共に、印字待機モードに移
行する。
【0041】モード9では、フラグF3=0であり、電
源オン時も同一の状態であるので、図3のフローチャー
トにおけるステップST1、7の流れに沿って進み、イ
ンクエンド表示を行うと共に、インクカートリッジが交
換されるまで待機する交換待機モードに移行する。
【0042】これに対して、モード4は、電源オフ時に
ニアエンド状態(F2=1)であったインク残量が電源
オン時には十分にあることが検出される場合であり、こ
のような場合には、電源オフ状態においてインクカート
リッジの交換が行われたと判断して、回復処理装置24
を駆動して、ヘッドクリーニング処理を実行する。すな
わち、図3のフローチャートにおけるステップST1、
2、3、11、5、6の流れに沿って進み、ヘッドクリ
ーニング処理を実行した後に印字待機モードに移行す
る。
【0043】この結果、インクカートリッジの交換時
に、インク供給路に侵入した気泡等をインクジェットヘ
ッド22のノズルから外部に排出することができ、印字
不良を回避できる。
【0044】同様にモード7では、電源オフ時にはイン
クカートリッジが装着されていなかった(フラグF3=
0)のに、電源オン時にはインクカートリッジが装着さ
れているのであるから、電源オフ状態の間にインクカー
トリッジが交換されたものと判断して、ヘッドクリーニ
ング処理を実行する。すなわち、図3のフローチャート
におけるステップST1、2、8、5、6の流れに沿っ
て進み、ヘッドクリーニング処理を実行した後に印字待
機モードに移行する。
【0045】モード10においても、電源オフ時にはイ
ンク切れのインクカートリッジが装着されていたのに
(フラグF1=1、F3=1)、電源オン時にはインク
残量が所定量よりも多いインクカートリッジが装着され
ているのであるから、電源オフ状態の間にインクカート
リッジが交換されたものと判断して、ヘッドクリーニン
グ処理を実行する。すなわち、図3のフローチャートに
おけるステップST1、2、3、4、5、6の流れに沿
って進み、ヘッドクリーニング処理を実行した後に印字
待機モードに移行する。
【0046】このように、本例の方法では、通常の使用
形態において電源オフ時にインクカートリッジが交換さ
れると想定される場合を前提とし、このような場合に
は、確実にインクカートリッジが交換されたことを検出
できる。すなわち、通常の使用形態では、インクニアエ
ンドの表示がなされた場合には、電源オフ後にインクカ
ートリッジを新たなものに交換される場合があるが、イ
ンクニアエンドにもなっていないのにもかからわずイン
クカートリッジが交換されることは有り得ない。本例の
方法は、このような、いわゆる異常なインクカートリッ
ジの交換動作が行われることを想定しておらず、従っ
て、このような交換動作は検出対象外としてある。
【0047】次に、上記のモード4、7、10以外のモ
ードでは、電源オン時の検出結果に基づき、ニアエンド
表示、インクエンド表示がそれぞれ行われる。
【0048】例えば、モード8では、電源オフ時にはイ
ンクカートリッジが装着されていないのに(フラグF3
=0)、電源オン時には、インク残量が所定量よりも少
ないインクカートリッジが装着されている場合である。
この場合には、新品ではないインクカートリッジが装着
されたことが検出され、インクエンド表示を行うと共
に、インクカートリッジが交換されるのを待つ交換待機
モードに移行する。すなわち、図3のフローチャートに
おけるステップST1、2、8、7の流れに沿って進む
ことになる。このように、本例によれば、交換されたイ
ンクカートリッジが新品では無いことを検出できる場合
があるので便利である。
【0049】なお、本例では、モード5においては、ニ
アエンド表示をして印字可能状態(印字待機モード)に
移行している。すなわち、印字動作時には、インクエン
ドカウンタ35によるインク吐出回数のカウントを再開
して、インクエンド検出動作を行なうようにしている。
しかしながら、このような場合には、新品ではないイン
クカートリッジが電源オフ状態の間に交換された可能性
もある。従って、インクエンド表示を行い、インクカー
トリッジの交換を促すようにしてもよい。すなわち、図
3のフローチャートにおいてステップST10からステ
ップST6に移行する代わりに、ステップST10から
ステップST5に移行する制御を実行してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェットプリンタにおけるインクカートリッジが交換され
たことを検出する方法では、電源オフ時におけるインク
カートリッジの装着の有無に関する情報と、インクカー
トリッジのインク残量が所定量以下であるか否かの情報
とを記憶しておき、電源オン時に、記憶内容と、これら
についての実際の検出結果とを比較することにより、電
源オフ状態においてインクカートリッジが交換されたか
否かを判別している。
【0051】従って、本発明によれば、一般的に搭載さ
れているカートリッジセンサおよびインクニアエンドセ
ンサの検出結果を利用して電源オフ状態におけるインク
カートリッジの交換の有無を検出しているので、従来の
検出機構に比べて、装置の大型化、コスト高を招くこと
なく、正常な使用状態での電源オフ時におけるインクカ
ートリッジの交換の有無を確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットプリンタの概
略ブロック図である。
【図2】図1のインクジェットプリンタのインクカート
リッジ装着部を示す説明図である。
【図3】図1のインクジェットプリンタにおける電源オ
ン時の処理動作を示す概略フローチャートである。
【図4】図1のインクジェットプリンタにおける電源オ
ン時の処理動作の一覧を示す図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 プリンタ機構部 25 インクカートリッジ装着部 26 インクカートリッジ 27 カートリッジセンサ 28 インクニアエンドセンサ 3 プリンタコントロール部 35 インクエンドカウンタ 36 表示器 71 EEPROM F1 インク切れであるか否かを示すフラグ F2 インクニアエンドであるか否かを示すフラグ F3 インクカートリッジが装着されているか否かを示
すフラグ
フロントページの続き (72)発明者 宮坂 昌代 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA29 EB02 EB20 EB44 EB51 EB59 EC02 EC24 EC57

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクカートリッジが装着されているか
    否かを検出するカートリッジセンサと、インクカートリ
    ッジのインク残量が所定の量以下となったか否かを検出
    するインクニアエンドセンサとを有するインクカートリ
    ッジ交換検出方法であって、 駆動電源のオフ時における前記カートリッジセンサの検
    出結果および前記イクエンドセンサの検出結果を記憶保
    持し、 駆動電源のオン時に、前記カートリッジセンサおよび前
    記インクニアエンドセンサの検出結果を、記憶保持され
    ている前記検出結果と比較し、この比較結果に基づき、
    電源がオフ状態の間にインクカートリッジが交換された
    否かを判別することを特徴とするインクカートリッジ交
    換検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 駆動電源のオン時に、電源がオフ状態の間にインクカー
    トリッジが交換されたと判別された場合には、インクノ
    ズルからインクを吸引するヘッドクリーニング動作を行
    うことを特徴とするインクカートリッジ交換検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 インクカートリッジのインク残量が所定の量以下になっ
    たことが記憶保持されている場合に、駆動電源のオン時
    に、前記インクニアエンドセンサによりインクカートリ
    ッジのインク残量が所定の量以下ではない旨が検出され
    た場合には、電源がオフ状態の間にインクカートリッジ
    が交換されたと判別することを特徴とするインクカート
    リッジ交換検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のうちの何れかの項に
    おいて、 インクカートリッジが装着されていない旨が記憶保持さ
    れている場合に、駆動電源のオン時において前記カート
    リッジセンサによりインクカートリッジが装着されてい
    る旨が検出され、かつ、前記インクニアエンドセンサに
    よりインクカートリッジのインク残量が所定の量以下で
    はない旨が検出された場合には、電源がオフの間にイン
    クカートリッジが交換されたと判別することを特徴とす
    るインクカートリッジ交換検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のうちの何れかの項に
    おいて、 インクカートリッジが装着されていないことが記憶保持
    されている場合に、電源のオン時に前記インクニアエン
    ドセンサによりインク残量が所定の量以下であることが
    検出された時には、電源がオフの間にインクカートリッ
    ジが新品では無いインクカートリッジに交換されたと判
    別することを特徴とするインクカートリッジ交換検出方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のうちの何れかの項に
    記載の方法によりインクカートリッジが交換されたこと
    を検出することを特徴とするインクジェットプリンタ。
JP36749698A 1998-12-24 1998-12-24 インクジェットプリンタ及びインクカートリッジ交換検出方法 Expired - Fee Related JP3829900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36749698A JP3829900B2 (ja) 1998-12-24 1998-12-24 インクジェットプリンタ及びインクカートリッジ交換検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36749698A JP3829900B2 (ja) 1998-12-24 1998-12-24 インクジェットプリンタ及びインクカートリッジ交換検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000190517A true JP2000190517A (ja) 2000-07-11
JP3829900B2 JP3829900B2 (ja) 2006-10-04

Family

ID=18489459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36749698A Expired - Fee Related JP3829900B2 (ja) 1998-12-24 1998-12-24 インクジェットプリンタ及びインクカートリッジ交換検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3829900B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001232815A (ja) * 2000-02-24 2001-08-28 Canon Inc インクジェットプリント装置
EP1425181A1 (en) * 2001-08-06 2004-06-09 Silverbrook Research Pty. Limited A printing cartridge with switch array identification
US7193482B2 (en) 1997-07-15 2007-03-20 Silverbrook Research Pty Ltd. Integrated circuit with tamper detection circuit
JP2009006618A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Brother Ind Ltd 液滴吐出装置
US8246151B2 (en) 2009-07-16 2012-08-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid supply devices
US8801158B2 (en) 2010-06-17 2014-08-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image printing apparatus
JP2018094804A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2020117341A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 株式会社リコー 綴じ処理装置および画像形成システム

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8098285B2 (en) 1997-07-15 2012-01-17 Silverbrook Research Pty Ltd Processor for image capture and printing
US7275800B2 (en) 1997-07-15 2007-10-02 Silverbrook Research Pty Ltd Printing cartridge having IC device for interfacing with printing system
US7193482B2 (en) 1997-07-15 2007-03-20 Silverbrook Research Pty Ltd. Integrated circuit with tamper detection circuit
US7483053B2 (en) 1998-07-10 2009-01-27 Silverbrook Research Pty Ltd Combined camera and printer assembly with a card reader for image processing instructions
JP2001232815A (ja) * 2000-02-24 2001-08-28 Canon Inc インクジェットプリント装置
US6672703B2 (en) 2000-02-24 2004-01-06 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and printing system
EP1425181A1 (en) * 2001-08-06 2004-06-09 Silverbrook Research Pty. Limited A printing cartridge with switch array identification
US7152939B2 (en) 2001-10-22 2006-12-26 Silverbrook Research Pty Ltd Printing cartridge with switch array identification
EP1425181A4 (en) * 2001-10-22 2005-06-22 Silverbrook Res Pty Ltd PRINT CARTRIDGE WITH CIRCUIT ARRANGEMENT IDENTIFICATION
JP2009006618A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Brother Ind Ltd 液滴吐出装置
US8246151B2 (en) 2009-07-16 2012-08-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid supply devices
US8801158B2 (en) 2010-06-17 2014-08-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image printing apparatus
JP2018094804A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2020117341A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 株式会社リコー 綴じ処理装置および画像形成システム
JP7200693B2 (ja) 2019-01-22 2023-01-10 株式会社リコー 綴じ処理装置および画像形成システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3829900B2 (ja) 2006-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4792869B2 (ja) クリーニング処理装置、インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタのクリーニング処理方法
EP1050412B1 (en) Ink jet recording apparatus
JP2000198220A (ja) インクジェット記録装置、及びインクカ―トリッジ
JPH05201027A (ja) インクジェット記録装置
US11117380B2 (en) Liquid ejection apparatus and method of controlling liquid ejection apparatus
JP3512060B2 (ja) インクジェット式記録装置
US8070253B2 (en) Head cleaning method for an inkjet printer and an inkjet printer
JP2009166479A (ja) 印刷装置および印刷装置の制御方法
JP2000190517A (ja) インクジェットプリンタ及びインクカートリッジ交換検出方法
US6312088B1 (en) Ink jet recording apparatus
JP2011088309A (ja) 液体噴射装置
JP2010214759A (ja) 液滴噴射装置
JP3287399B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP2005224980A (ja) 液体容器及び液体消費装置
JP2001199057A (ja) インクジェット記録装置
JP3664223B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2001071469A (ja) インクジェット記録装置
JPH10181044A (ja) インクジェット式記録装置
JP2003094686A (ja) インクジェットプリンタおよび、そのメンテナンス方法
JPH10181046A (ja) インクジェット式記録装置
CN113321022B (zh) 记录装置
JP2023105578A (ja) 画像形成装置
JPH10181045A (ja) インクジェット式記録装置
JP2010201686A (ja) 液滴吐出装置およびその制御方法
JP5896271B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060323

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130721

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees