JP2009006618A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メインタンクが取り外されたときにおける液体の漏れ出しを防止する。
【解決手段】メインタンク80とサブタンク30とが接続された状態において、メインタンク80の貯留空間81が流入部31Cを介して内部空間40と連通し、サブタンク30には、内部空間40を大気に連通させる大気連通孔44dが形成され、かつ、大気連通孔44dを開閉する開閉弁50が設けられる。メインタンク80がメインタンク装着部6に装着されない状態においては、開閉弁50が大気連通孔44dを閉鎖し、メインタンク80がメインタンク装着部6に装着されたときに、開閉弁50が大気連通孔44dを閉鎖し状態でヘッド10のノズルから液体を排出させる排出動作を行わせ、その後、開閉弁50に大気連通孔44dを開放させるように構成されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、インクジェット方式のプリンタ装置に代表されるような、液体をノズルより吐出させるヘッドを備える液滴吐出装置に関する。
液滴吐出装置の代表例として、インクを吐出するヘッドと、ヘッドにインクを供給するインク供給路と、インクを貯留するカートリッジ型のメインタンクが着脱される装着部を備えたインクジェットプリンタが広く知られている。メインタンクが装着部に装着されると、メインタンク内のインクがインク供給路を介してヘッドに供給される。
メインタンク内のインクを使い切ってから新品のメインタンクと交換を行う場合、インク供給路にエアが混入するおそれがある。そこで、インクカートリッジ内のインクを使い切ってもインク供給路にエアが混入しないように、ヘッドとインク供給路との間に大気開放されたサブタンク(バッファタンク)を設けて構成されるインクジェットプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。このサブタンクは、インクを貯留する内部空間を大気に連通させる大気開放孔を有してなる。この構成によれば、メインタンク内のインクを使い切ったとしても、サブタンクにインクが残っているためインク供給チューブにエアが混入することがない。さらに、メインタンクの交換時にメインタンクとサブタンクとの間の接続部分にエアが侵入したとしても、そのエアはサブタンクにおいて浮力によりインクから分離されてインク供給路への混入が防止される。
特開2005−66906号公報
特許文献1に記載された発明は、サブタンクの天井部にインクカートリッジとの連通孔が設けられており、インクカートリッジは鉛直方向から装着されるように構成されている。したがって、インクカートリッジを取り外した状態であっても、連通孔はインクの液面より上方に位置するため、サブタンク内に充填されたインクが連通孔から漏れ出すことがない。
一方で、インクカートリッジを横方向から装着するインクジェットプリンタも提案されており、ユーザの操作性や外観デザインの多様な嗜好に対応している。
本出願人は、このようなインクジェットプリンタに特許文献1の構成を採用することを検討した。この場合、サブタンクの側面にインクカートリッジとの連通孔が形成されることとなるため、インクの残量によっては連通孔がインクの液面よりも下方に位置することが起こりえる。そのため、インクカートリッジを取り外すと、連通孔からインクが漏れ出す虞があることがわかった。
本発明は、かかる不具合を解決するものであり、サブタンクを備えた液滴吐出装置において、メインタンクとの連通孔が液面よりも下方に位置しえる構成であっても、メインタンクが取り外されたときに液体の漏れを防止することができる液滴吐出装置を提供することを目的としている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係る液滴吐出装置は、液体を貯留する貯留空間が内部に形成されたメインタンクを着脱自在に装着することができるメインタンク装着部と、前記メインタンク装着部に隣接配置され、前記メインタンク装着部に前記メインタンクが装着された状態で前記メインタンクと接続されるサブタンクと、前記サブタンクから供給される液体をノズルより吐出させるヘッドと、を備える液滴吐出装置であって、前記サブタンクは、液体を貯留する内部空間と、液体が流入する流入部と、を有し、前記メインタンクと前記サブタンクとが接続された状態において、前記貯留空間が前記流入部を介して前記内部空間と連通し、前記サブタンクには、前記内部空間を大気に連通させる大気連通孔が形成され、かつ、前記大気連通孔を開閉する開閉弁が設けられ、前記メインタンクが前記メインタンク装着部に装着されない状態においては、前記開閉弁が前記大気連通孔を閉鎖し、前記メインタンクが前記メインタンク装着部に装着されたときに、前記開閉弁が前記大気連通孔を閉鎖し状態で前記内部空間から液体を排出させる排出動作を行わせ、その後、前記開閉弁に前記大気連通孔を開放させるように構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、メインタンクが取り外されたときには大気連通孔が閉鎖されているため、サブタンク内に貯留されている液体が流入部から漏れ出ることがない。また、メインタンクが装着されたときには、まず大気連通孔が閉鎖されている状態で内部空間から液体が排出される。これにより、メインタンク装着時にエアが噛み込んで流入部にメニスカスが形成されても、そのメニスカスを破壊することができる。この液体の排出動作が行われると、開閉弁が大気連通孔を開放するため、水頭圧を利用してメインタンク側からサブタンク側へと液体をスムーズに流入させることができる。
また、所定方向に往復動自在に構成されたキャリッジを備え、前記ヘッドが前記キャリッジに搭載され、前記開閉弁は、前記キャリッジの移動位置に応じて前記大気連通孔を開閉するように構成されることが好ましい。また、前記ヘッドにおける前記ノズルが開口するノズル開口面を封止するキャップ手段を備え、前記開閉弁は、前記キャリッジが前記ノズルより記録媒体に対して液体を吐出する動作を行う印字位置、及び前記キャップ手段により前記ノズル開口面が封止されるキャップ位置にあるときに前記大気連通孔を閉鎖し、前記キャリッジが前記印字位置及び前記キャップ位置とは異なる待機位置に位置付けられたときに前記大気連通孔を開放する構成としてもよい。
上記構成によれば、従来行われていたキャリッジの移動制御を利用して開閉弁の開閉作動を行わせることができ、開閉弁の作動制御を簡易な構成で実現することができる。
また、前記キャリッジが前記キャップ位置にあるときに、前記メインタンクの着脱を許容するように構成されていてもよい。
上記構成によれば、メインタンクの着脱作業がノズル開口面を封止しているときに行われるため、ノズル周辺における液体の乾燥を防止することができる。
また、前記排出動作が、前記キャリッジを前記印字位置に移動させ、前記ヘッドに設けられた液体吐出手段によって前記ノズルから液体を吐出させて記録媒体に印字することにより行われる構成としてもよい。
上記構成によれば、メニスカスを破壊するために排出される液体を、印字に利用することができるため、廃棄される液体量を低減することができる。
また、前記キャップを通じて液体を吸引する吸引手段を備え、前記排出動作が、前記キャリッジを前記キャップ位置に移動させ、前記キャップ手段により前記ノズル開口面を封止した状態にして前記吸引手段で前記ノズルから液体を吸引することにより行われていてもよい。
上記構成によれば、メニスカスを破壊するための排出動作を、キャリッジの移動を伴わずに行うことができ、メニスカスが破壊されるまでの時間を短縮することができる。
また、前記サブタンクの前記大気連通孔が形成された側面が、前記待機位置にある前記キャリッジに対向するように設けられており、前記開閉弁は、前記サブタンクと前記キャリッジとの間に揺動自在に配設されたアームと、前記アームの一端に設けられた弁体と、前記アームの他端に設けられた操作片と、前記弁体が前記大気連通孔を閉鎖する方向に前記アームを付勢する付勢部材と、を有し、前記キャリッジが前記印字位置及び前記キャップ位置にあるときには、前記キャリッジが前記操作片から離れ、前記弁体により前記大気連通孔が閉鎖され、前記キャリッジが前記待機位置にあるときには、前記キャリッジにより前記操作片が押圧されて前記付勢部材の付勢力に抗して前記アームが揺動し、前記弁体が前記大気連通孔から離れて前記大気連通孔が開放されるように構成されていてもよい。
上記構成によれば、キャリッジにより操作片が操作されて大気連通孔を開閉する機械的に作動する開閉弁を簡易な構成で実現することができる。
また、前記メインタンク装着部は、複数のメインタンクを着脱自在に装着することができ、前記メインタンク装着部に装着された前記複数のメインタンクのそれぞれに対応して接続される複数の前記サブタンクを備え、前記複数のサブタンクのそれぞれに形成された複数の前記大気連通孔が、単一の前記開閉弁により同時に開閉されるように構成されることが好ましい。
上記構成によれば、複数のメインタンクから供給される液体を吐出可能な液滴吐出装置であっても、開閉弁の構成が簡単になって製造コストの増加を抑えることができる。
また、前記複数のサブタンクが、整列して配置され、前記複数の大気連通孔が、前記複数のサブタンクの整列方向における、前記複数のサブタンクの配置密度よりも高い配置密度で集約的に配置されていてもよい。
上記構成によれば、開閉弁の弁体をコンパクトに構成することができ、液滴吐出装置に対する開閉弁の搭載性がよくなる。
本発明に係る液滴吐出装置によれば、メインタンクが取り外されたときにおける液体の漏れを防ぎ、メインタンクの装着時にメインタンク側からサブタンク側に液体をスムーズに供給することができる。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以降では、図1乃至図9に示す矢印に付記している通り、本発明に係る液滴吐出装置の実施形態として例示するプリンタ装置を備えた複合機CM(図1参照)の正面側を前方、背面側を後方とし、正面視左側を左方、正面視右側を右方として説明している。
図1は複合機CMの外観を示す斜視図である。図1に示すように、複合機CMは、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能及びファクシミリ機能を有した多機能装置であり、筐体1の下部にインクジェット方式のプリンタ装置Pを備え、筐体1の上部にスキャナ装置Sを備える。筐体1の正面下部中央に形成された開口1aの下段には、記録用紙Mを積載して収容する給紙トレイ2が設けられ、開口1aの上段には、記録済みの記録用紙Mを収容可能な排紙トレイ3が設けられている。筐体1の正面上部には、プリンタ装置Pを含めて複合機CMに動作指令を与えるための操作パネル4が設けられている。
図2はプリンタ装置Pの概要構成を示す側面図であり、図3はプリンタ装置Pの概要構成を示す平面図である。図1及び図2に示すように、筐体1の正面下部右側には扉5が開閉自在に設けられており、該扉5の内側にはメインタンク(インクカートリッジとも称される)が着脱自在に装着されるメインタンク装着部6が設けられている。扉5が開かれるとメインタンク装着部6が前側に露出し、オペレータはメインタンク80の着脱交換を前後方向(横方向)から行うことができる。このプリンタ装置Pは、互いに異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)のインクを吐出してフルカラー印字を行うことができる構成となっており、図3に示すようにメインタンク装着部6には、内部に各色のインクを貯留した4つのメインタンク80が左右に並ぶように装着される。
筐体1の内部の底部中央には、前述した給紙トレイ2が設けられている。給紙トレイ2の上方には、樋状のメインフレーム7が左右に延びると共に上面を開放するように設けられている。このメインフレーム7の開放上面を覆うようにして、左右方向に長寸をなす平板状のプラテン8が設けられている。プラテン8の上方には、左右に往復移動可能なキャリッジ9にインクを吐出する吐出ヘッド10を搭載してなる画像記録ユニット29が設けられている。
メインフレーム7の後側壁7aの上端縁にはガイドフレーム11が設けられ、メインフレーム7の前側壁7bの上端縁にはキャリッジフレーム12が設けられている。ガイドフレーム11及びキャリッジフレーム12は、左右に並行するようにして延在している。キャリッジ9は、ガイドフレーム11とキャリッジフレーム12との間に跨設され、両フレーム11,12に左右にスライド自在に支持されている。図3に示すように、キャリッジ9は、キャリッジフレーム12に左右に離れて設けられたプーリー13a,13b間に巻き掛けられたベルト14に接合されている。プーリー13a,13b及びベルト14は、キャリッジモータ15(図10参照)により正逆自在に回転駆動される。このプーリー13a,13b及びベルト14の回転に伴って、キャリッジ9が吐出ヘッド10と共に両フレーム11,12に沿って左右に往復移動する。尚、キャリッジモータ15は、キャリッジフレーム12の下端面の右端部に係合されたモータプレート16(図9参照)に取り付けられている。
吐出ヘッド10は、内部でインクを流通させるキャビティユニット10aと、圧電効果を発揮する駆動部10bとを備える。駆動部10bが駆動されると、キャビティユニット10a内のインクに圧力が付与され、そのインクがキャビティユニット10aの下端面に開口するノズル孔(図示せず)から吐出される(以下、この下端面を吐出ヘッド10のノズル開口面10cとも称する)。吐出ヘッド10がキャリッジ9に搭載された状態では、ノズル開口面10cがガイドレール11とキャリッジフレーム12との間に配置される。
図2に示すように、メインタンク装着部6に装着されたメインタンク80は、後述するサブタンク30に接続される。メインタンク80からのインクは、サブタンク30内に流入し、可撓性を有した供給チューブ17を介して吐出ヘッド10の上部に設けられたバッファタンク18へと導かれ、該バッファタンク18から吐出ヘッド10のキャビティユニット10aに供給される構成となっている。
給紙トレイ2から後方には、記録用紙Mを搬送する経路(以下、用紙搬送路と称する)19が延設されている。用紙搬送路19は、給紙トレイ2の後方から上方へ向かい更に前方へ向かうように湾曲した湾曲部19aと、湾曲部19aの終端から前方へ延びて排紙トレイ3へと繋がる水平部19bとからなる。給紙トレイ2の直上には、該給紙トレイ2内の記録用紙Mを用紙搬送路19へと供給する給紙ローラ20が設けられている。湾曲部19aの下流部分には、搬送ローラ21a及びピンチローラ21bからなる上下一対の搬送ローラ対21が、用紙搬送路19を上下から挟むようにして設けられている。水平部19bの下流部分には、排紙ローラ22a及びピンチローラ22bからなる上下一対の排紙ローラ対22が、用紙搬送路19を上下から挟むようにして設けられている。また、プラテン8と画像記録ユニット29の吐出ヘッド10とは、搬送ローラ対21と排紙ローラ対22との間にて、水平部19bを上下から挟むようにして設けられている。
この構成によると、給紙トレイ2内の記録用紙Mは、給紙ローラ20により湾曲部19aへと供給され、搬送ローラ対21により水平部19bへと搬送される。記録用紙Mが水平部19bにてプラテン8上を通過する際、その上方で左右に走査されている画像記録ユニット29の吐出ヘッド10からインクが吐出される。このようにしてプリンタ装置Pは、記録用紙Mに対する印字動作を行う。記録済みの記録用紙Mは、排紙ローラ対22により用紙搬送路19から排紙トレイ3へと排出される。
更に、図3に示すように、メインフレーム7の前側壁7bと後側壁7aとの間であってプラテン8の右方には、吐出ヘッド10のメンテナンスを行うためのステーション23が配設されている。ステーション23は、ワイパブレード24と、廃インク受皿25と、吸引キャップ26とを備える。
ワイパブレード24は、プラテン8の右側に隣接して配置され、ワイパ駆動部(図示せず)により昇降可能に構成されている。ワイパブレード24は、画像記録ユニット29がプラテン8側から右動してワイパブレード24の上方を通過する際に、ワイパ駆動部の作動により上昇してノズル開口面10cに下側から当接する。これによりノズル開口面10cに付着しているインク滓が拭き取られる。廃インク受皿25は、ワイパブレード24の右側に隣接して配置され、上方で停止している画像記録ユニット29の吐出ヘッド10から吐出されるインクを受け取る。このインクの吐出動作は、駆動部10bが駆動されて行われるものの、記録用紙Mに対するインクの吐出と区別し、フラッシング動作とも称される。このフラッシング動作により、ワイピング動作が行われた後でも、インクがノズル孔の開口縁まで充填された状態に維持・回復することができる。
吸引キャップ26は、ゴム材等の弾性を有した材料から成形され、廃インク受皿25の右側に隣接して配置され、キャップ駆動部27(図10参照)により昇降可能に構成されている。吸引キャップ26は、画像記録ユニット29がその上方に位置した際に、キャップ駆動部27の作動により上昇してノズル開口面10cに下側から密着する。これによりノズル孔は、吸引キャップ26とノズル開口面10cとで囲まれた密閉空間内に封止される。この封止動作により、印字動作が行われていない状態であっても、ノズル孔周辺のインクの乾燥を防止してノズル孔の目詰まりが防止される。更に、吸引キャップ26には、該密閉空間に連通接続される図示しない吸引チューブを介してパージポンプ28(図10参照)が接続されている。ノズル孔が封止されている状態でパージポンプ28が駆動されると、密閉空間内に負圧が発生し、駆動部10bの作動に関わらずノズル孔からインクが強制的に吸引される。この吸引動作により、ノズル孔周辺でインクの乾燥が生じても、乾燥により固化したインクが取り除かれる。
以降では、図3に示すように、画像記録ユニット29の走査範囲のうち、プラテン8と対向して印字動作が行われる領域を印字領域と称し、ステーション23と対向する領域をメンテナンス領域と称する。メンテナンス領域のうち、廃インク受皿25と対向してフラッシング動作が行われる位置をフラッシング位置と称し、吸引キャップ26と対向して封止動作及び吸引動作が行われる位置をキャップ位置と称する。印字領域の右端側には、画像記録ユニット29の走査方向の印字領域から離れる向きに沿って、フラッシング位置、待機位置、キャップ位置がこの順に並んで位置している。そしてキャップ位置は、画像記録ユニット29の走査範囲における右端限界位置となっている。
図4はメインタンク80の側断面図である。メインタンク80は、内部にインクを貯留するインク貯留室81を有する。メインタンク80の後端面の下部には、インク貯留室81内のインクをサブタンク30側に供給するためのインク供給孔82が形成されている。インク供給孔82は、メインタンク80の内部に筒状に形成された下部バルブ収容室84に連通され、この下部バルブ収容室83の奥面にはバルブ孔84が形成され、さらにバルブ孔84の周囲から中空円錐状のカバー部85が突設されている。このカバー部85の下部には、連通孔86が形成されており、インク貯留室81と下部バルブ収容室83とがバルブ孔84及び連通孔86を介して連通されている。下部バルブ収容室83内にはインク供給バルブ87が設けられており、バルブ孔84には逆止弁88が設けられている。また、メインタンク80の後端面の上部には、インク貯留室81を大気に開放するための大気連通孔90が形成されている。大気連通孔90は、メインタンク80の内部に向かって延設された上部バルブ収容室91に連通されている。この上部バルブ収容室91の奥面には連通孔92が形成されており、インク貯留室81と上部バルブ収容室91とがこの連通孔92により連通されている。上部バルブ収容室91内には大気連通孔90を開閉する大気開放バルブ93が収容されている。更にインク貯留室81内には、インクの液面の高さ位置に応じて揺動するセンサアーム94が設けられており、筐体1側には、液面の降下に伴ってセンサアーム94が所定角度前傾するように揺動したこと(即ち、液面が所定の高さ位置まで降下したこと)を検出するインク残量検出器68(図1及び図10も参照)が設けられている。インク供給バルブ87は、メインタンク装着部6に装着されていない状態ではインク供給孔82を閉鎖し、メインタンク装着部6に装着されている状態ではサブタンク30のニードル部31Cにより軸方向に移動してインク供給孔82を開放する。大気開放バルブ93は、メインタンク装着部6に装着されていない状態では大気連通孔90を閉鎖し、メインタンク装着部6に装着されている状態では、筐体1の内側に設けられた内壁1bに当接して大気連通孔90を開放し、これによりインク貯留室81が大気に開放される。
図5はサブタンク30の側断面図であり、図6は図5のVI−VI矢視図であってサブタンク30の平面図であり、図7は図6のVII−VII矢視図であってサブタンク30の正断面図である。図5乃至図7に示すように、サブタンク30は、メインタンク80に接続されるタンクベース31と、タンクベース31に上方から覆うようにして設けられるタンクヘッド32とを備える。タンクベース31及びタンクヘッド32は例えば樹脂材の射出成形等により成形され、タンクベース31における開放された下端面を覆うようにしてボトムカバー33が設けられ、タンクヘッド32における開放された上端面を覆うようにしてトップカバー34(図6には仮想線で図示)が設けられている。これにより、サブタンク30には略密閉された内部空間が形成される。内部空間は、タンクベース31側に左右に4つ並ぶようにして形成されたインク貯留室40と、タンクヘッド32側に形成された4つのラビリンス室45とを含む。
タンクベース31は、ボトムカバー33により覆われる下部31Aと、下部31Aの上端面の後端部から上方に延びるようにして設けられた立設部31Bと、下部31Aから前方に突出して設けられたニードル部31Cとを有してなり、下部31Aの内部にはインク貯留室40の下部領域41が形成され、立設部31Bにはインク貯留室40の上部領域42が形成される。インク貯留室40の下部領域41は、上下に開口するインク流入孔44aを介して、下部31Aの上端面に開口形成された導入通路43aに連通している。なお、導入通路43aの開口には上側から流路カバー35(図6には仮想線で図示)が覆うようにして設けられる。ニードル部31Cは中空になっており、該中空部分の後端開口は導入通路43aに連通している。
図5及び図7に示すように、インク貯留室40の下部領域41は、サブタンク31の下部31Aの内部に設けられた2つの垂壁31a,31bにより、インク流入孔44aが開口する上流部41aと、上流部41aの後方に位置する貯留部41bと、上流部41aの左側に位置する下流部41cとに区画されている。上流部41aは貯留部41bを介して下流部41cに連通されている。図7に示すように、下流部41cの上端は水平に延びる壁31cにより画定され、この壁31cに上下に貫通してインク流出孔44bが形成されている。該壁31cの上端面には、インク流出孔44bの周囲から上方に延びるように筒部31dが形成され、その内部に下流部41cとインク流出孔44bを介して連通する排出通路43bが形成されている。排出通路43bはタンクベース31の下部31Aの上端面においてインク流入孔44aの左側に隣接して配置された管状のチューブ接続部36に連通されている。チューブ接続部36は、上方に突出して設けられており、前述した供給チューブ17が上方から圧入されるようにして接続される。
タンクベース31の立設部31Bには、断面矩形状の筒部31eが上下に延びるように設けられており、この筒部31eの内周面に囲まれてインク貯留室40の上部領域42が形成されている。図5に示すように、筒部31eの下端は貯留部41bに開口しており、これにより下部領域41と上部領域42が連通されている。筒部31eの上端開口は、タンクヘッド32の下端面により塞がれる。
タンクヘッド32は前後左右を取り囲む周囲壁と、下端面をなす底壁部32aとを有する。図6に示すように、タンクヘッド32の底壁部32aには各筒部31eの上端開口を塞ぐ位置にて上下に貫通する4つの連通孔44cが形成されている。また、タンクヘッド32の周囲壁のうち後側壁32bには、後方にわずかに突出して前後に開口する4つのボス部32cが設けられており、このボス部32cの内周面に囲まれて大気連通孔44dが形成されている。更に、タンクヘッド32の周囲壁の内側領域には所定形状の内壁が設けられており、この内壁と底壁部32aとトップカバー34とにより囲まれて前述した4つのラビリンス室45が形成される。各ラビリング室45には、1つの連通孔44cと1つのボス部44dとが開口している。したがって、インク貯留室40の下部領域41は、上部領域42、連通孔44c、ラビリンス室45及び大気連通孔44dを介して大気に開放される。
図8は図6のVIII−VIII矢視図であってサブタンク30の背面図である。図8に示すように、4つのボス部32cは、上下2列に並ぶようにして形成されると共に、各列に設けられた2個のボス部32cの左右方向位置をずらして互い違いとなるように配列されている。このように4つのボス部32cは、サブタンク30の4つの内部空間やニードル部31Cの整列方向たる左右方向において、内部空間やニードル部31Cの配置密度よりも高い配置密度で集約的に配置されている。
上記構成のサブタンク30によると、メインタンク80がメインタンク装着部6に装着されると、ニードル部31Cがメインタンク80のインク供給孔82内に挿入されてインク供給バルブ87がインク供給孔82を開放し、メインタンク80のインク貯留室81が、下部バルブ収容室83、インク供給孔82、ニードル部31C、導入通路43a及びインク流入孔44aを介してサブタンク30のインク貯留室40と連通される。サブタンク30のインク貯留室40の下部領域41の上流部41aに流入したインクは、貯留室41bを介して下流部41cへと導かれ、インク流出孔44bを通って排出通路43b内を上方へと導かれ、供給チューブ17(図7参照)へと供給される。
なお、図8に示すように、タンクヘッド32の下端面には下方に突出する2つのロックピン32dが一体成形されており、タンクベース31の立設部31Bの上端には該ロックピン32dを受容する2つのボス31fが形成されている。タンクヘッド32は、ロックピン32dをボス31fに嵌合させるようにしてタンクベース31に組み付けられている。これによりタンクヘッド32がタンクベース31に対して位置決めされ、インク貯留室40とラビリンス室45とが確実に連通する状態で組み付けることができる。また、図7に示すように、タンクベース31には、立設部31Bから前側に突出して上下に延びる4本の補強リブ31gが設けられており、これにより立設部31Bの剛性が確保されている。タンクヘッド32の前面にはこの補強リブ31gを左右に挟持する挟持部32eが設けられており、これによりタンクヘッド32が、タンクベース31に対して左右に強固に組み付けられる。
このプリンタ装置Pには、上記4つの大気連通孔44dを開閉するキャリッジバルブ50が設けられている。以下では、キャリッジバルブ50の構成及び作動について図9乃至図12を併せて参照して説明する。
図9はプリンタ装置Pの筐体1の内部における平面図であって、キャリッジバルブ50の周辺を拡大して示すと共にキャリッジ9がキャップ位置にある状態を示している。図9に示すように、キャリッジフレーム12の右端部には、前述したモータプレート16が前方に延びるようにして設けられている。このモータプレート16の前方に延びる部分の上端面に、キャリッジバルブ50の各構成部材を支持するバルブベース51が取り付けられている。なお、モータプレート16及びバルブベース51にはそれぞれ断面円形状の位置決め孔が形成され、モータプレート16とバルブベース51の組み付け時には、これら両位置決め孔の軸が整合されて該孔内にロックピン59が挿入される。これによりバルブベース51がモータプレート16に対して位置決めされる。バルブベース51の上端面の前端部には、上方に突出する円筒部51aが設けられている。この円筒部51aの上下軸周りに回転自在にバルブバーム52が支持されている。
バルブアーム52は、円筒部51aの外側に緩嵌されるボス部52aと、ボス部52aから突出する平板状の第1アーム部52b及び第2アーム部52cとを有する。第1及び第2アーム部52b,52cは互いに直交する方向に延在しており、全体としてバルブアーム52が平面視略L字状に形成されている。第1アーム部52bは、組付状態において平坦面を上下に向けて略前後方向に延在しており、バルブベース51の上端面に載置されるようにして支持されている。一方、第2アーム部52bは、平坦面を前後に向け、バルブベース51の前端縁から前側に所定のクリアランスをおいて設けられ、略左右方向に延在している。
バルブアーム52の第2アーム部52cの先端部には前方に突出して4つの突起部52dが設けられており、この突起部52dにゴム材からなる弁体53が圧入されている。第2アーム部52cには後方に突出する突出部52eが設けられている。この突出部52eの下端はバルブベース51の上端面に支持されている。一方のバルブベース51には後端縁の右部において上方に垂壁部51bが立設されている。突出部52eには例えばコイルバネ等の戻しバネ54の一端が圧入されている。垂壁部51bは、予め圧縮されてバネ力を発揮する状態となっている戻しバネ54の他端を支持している。従って、この戻しバネ54によりバルブアーム52は、常には平面視時計回り方向に付勢され、4つの弁体52がサブタンク30のボス部32cに密着した状態となる。この状態では大気連通孔44dが閉鎖され、サブタンク30のインク貯留室40が密閉された状態となる。なお、前述したように、4つのボス部32cが高い配置密度で集約的に配置されているため、弁体53もコンパクトにまとめた構造とすることができる。また、1つのバルブアーム52に4つのボス部を同時に閉鎖する弁体53が設けられており、複数の大気連通孔44dを開閉するキャリッジバルブ50が簡易に構成されている。
また、バルブアーム52の第1アーム部52bの上端面には、2組の左右一対の鉤部52fが前後に離れて突設されており、この鉤部52fによりバルブリンク55が第1アーム部52bの延在方向にスライド自在に支持されている。第1アーム部52bの上端面には前後に延びる溝52gが形成され、この溝52g内にはリンクスプリング56が圧縮された状態で収容される。リンクスプリング56は、一端が溝52gの前端から後方に突出する突出部(図示せず)に圧入され、他端がリンクアーム55の後端から前方に突出する突出部(図示せず)に圧入されている。従って、このリンクスプリング56により、常にはバルブリンク55が後方に付勢される。なお、バルブリンク55は、リンクスプリング56の後端が溝52gの後端面に当接して支持されることにより、後方への付勢移動が規制され、常にはこの規制位置で静止している。バルブリンク55が規制位置にあるときには、その先端部55aがバルブベース51に対して後方に突出する。この先端部55aは、左側が面取りされ、後方に向かうに連れて右方に傾斜するテーパ面55bを有する。
なお、キャリッジ9の後右隅には、後方に突出するようにしてキャリッジリブ9aが固定されている。バルブリンク55が規制位置にあるときには、キャリッジリブ9aとバルブリンク55の先端部55aとが側面視で重なる。
図10はプリンタ装置Pの制御装置60の構成を示すブロック図である。この制御装置60は、CPU、ROM、RAM及び入出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータであり、筐体1の内部の適宜箇所に配設されている。制御装置60には、前述した操作パネル4が接続され、外部機器としてパーソナルコンピュータPCが接続可能になっている。また、制御装置60には、例えば図2に示すようにガイドフレーム11等に設けられ、キャリッジ9の移動位置を検出するキャリッジ位置検出器66と、前述したインク残量検出器67と、例えば図2に示すようにメインタンク装着部6に設けられたリミットスイッチ等から構成され、メインタンク80がメインタンク装着部6に装着されているか否かを検出するタンク着脱検出器68とが接続されている。更に制御装置60には、吐出ヘッド10の駆動部10bの駆動制御を行う吐出ドライバ61と、キャリッジモータ15の駆動制御を行う走査ドライバ62と、給紙ローラ20、搬送ローラ21a及び排紙ローラ22aの駆動制御を行う搬送ドライバ63と、キャップ昇降部27及びパージポンプ28の駆動制御を行うメンテナンスドライバ64とが接続されている。各ドライバ61〜64は、ICチップ等に内蔵された電気回路から構成される。
図11は制御装置60により常時実行される制御プログラムの処理内容を示すフローチャートである。制御装置60は、始動するとインク残量検出器67から入力される検出信号に基づき、インク残量が所定値未満であるか否か(即ち、メインタンク80の着脱交換が必要であるか否か)を判断する(ステップS1)。所定値未満であれば、ROMに記憶される制御プログラムに従ってバルブ開閉制御(ステップS10)を実行する。バルブ開閉制御(ステップS10)は、キャリッジバルブ50の開閉作動を制御装置60にて制御するためのプログラムであり、その処理内容については後述する。一方、インク残量が所定値以上であれば、印字動作を実行する指令、フラッシング動作を実行する指令及び吸引動作を実行する指令があるか否かを判断する(ステップS2乃至S4)。
制御装置60は、パーソナルコンピュータPC等から画像データが転送されて印字動作を実行する指令がなされると、ROMに記憶される制御プログラムに従って印字動作実行制御(ステップS20)を行う。即ち、吐出ドライバ61、走査ドライバ62及び搬送ドライバ63に制御信号を出力し、記録用紙Mを用紙搬送路19に沿って搬送させると共に、キャリッジ9を印字領域内にて左右に往復移動させながら吐出ヘッド10からインクを適宜吐出させる。これにより、画像データに応じた画像が記録用紙Mに記録される。制御装置60は、操作パネル4の操作等によりフラッシング動作を実行する指令がなされると、ROMに記憶される制御プログラムに従ってフラッシング動作実行制御(ステップS30)を行う。即ち、走査ドライバ62に制御信号を出力してキャリッジ9をフラッシング位置まで移動させて該位置で停止させ、吐出ドライバ61に制御信号を出力して吐出ヘッド10からインクを吐出させる。制御装置60は、操作パネル4の操作等により吸引動作を実行する指令がなされると、ROMに記憶される制御プログラムに従って吸引動作実行制御(ステップS40)を行う。即ち、走査ドライバ62に制御信号を出力してキャリッジ9をキャップ位置まで移動させて該位置で停止させ、メンテナンスドライバ64に制御信号を出力して吸引キャップ26を上動させ、メンテナンスドライバ64に制御信号を出力してパージポンプ28を所定時間作動させる。
上記各動作を実行する指令がないときには、封止動作実行制御(ステップS50)を行う。即ち、走査ドライバ62に制御信号を出力してキャリッジ9をキャップ位置まで移動させて該位置で停止させ、メンテナンスドライバ64に制御信号を出力して吸引キャップ26を上動させる。逆に言えば、ステップS50からステップS2へ戻る流れから明らかなように、各動作を実行する指令があるまでは封止動作が継続される。このプリンタ装置Pによれば、ノズル孔を封止した状態で待機するように構成されており、ノズル孔周辺の乾燥が進みにくくなっている。
なお、印字動作実行制御(ステップS20)、フラッシング動作実行制御(ステップS30)及び吸引動作実行制御(ステップS40)の実行中には、吐出ヘッド10からインクが排出されてメインタンク80内のインクが消費される。このため、各制御(ステップS20,S30,S40)の実行中においてもステップS1と同様の判断処理が行われており、この判断処理においてインク残量が所定値未満であると判断したときには、実行中の制御を中断してバルブ開閉制御(ステップS10)が開始される。
図12はバルブ開閉制御(ステップS10)の処理内容を説明するフローチャートである。図12に示すように、まず、操作パネル4やパーソナルコンピュータPCに対し、オペレータにメインタンク80の着脱交換を促す旨を表示させ(ステップS101)、走査ドライバ62に制御信号を出力してキャリッジ4をキャップ位置に移動させる(ステップS102)。
キャリッジ9が例えば印字領域からキャップ位置に移動する際には、キャリッジリブ9aが、バルブリンク55の先端部55aのテーパ面55bに左側から当接する。キャリッジ9の移動によりキャリッジリブ9aがバルブリンク55の先端部55aを右方に押圧すると、図9に二点鎖線Aで示すように、バルブリンク55は楔作用により、リンクスプリング56の付勢力に抗して前方へと退避する。なお、このときバルブアーム52には軸周りの回転方向への力がほとんど作用せず、バルブアーム52の揺動は生じない。キャリッジリブ9aが前方に退避しているバルブリンク55を乗り越えて右側へと移動すると、バルブリンク55がリンクスプリング56により付勢されて規制位置へと復動する。
また、このプリンタ装置Pの扉5には、該扉5を閉鎖状態でロックするロック機構(図示せず)が備えられており、キャリッジ9がキャップ位置にあるときにのみ、このロック機構による扉5のロックが解除される構成となっている。キャリッジ9がキャップ位置まで移動すれば、オペレータは、扉5を開けてメインタンク装着部6に装着されているメインタンク80を取り外して装着することができる。
メインタンク80が取り外されると、ニードル部31Cの先端が外部に開口する。但し、キャリッジバルブ50により大気連通孔44dが閉鎖されているため、サブタンク30の内部空間は大気に開放されておらず、サブタンク30のニードル部31Cや導入通路43aにインクが充填されている状態であっても、ニードル部31Cの先端開口からインクが外部に漏れ出ることはない。一方、メインタンク80がメインタンク装着部6に装着されたときには、ニードル部31C内にエアが噛み込むおそれが高く、このようにエアが噛み込んでしまうとニードル部31C内にメニスカスが形成され、メインタンク80からサブタンク30側へとインクを流入させることができないことがある。
制御装置60においては、ステップS102の終了後、タンク着脱検出器68から入力される検出信号に基づいてメインタンク80が取り外されたか否かを判断し(ステップS103)、取り外されたと判断するまではこの判断処理が繰り返し行われる。取り外されたと判断すると、タンク着脱検出器68の検出信号に基づいてメインタンク80が装着されたか否かを判断し(ステップS104)、装着されたと判断するまではこの判断処理が繰り返し行われる。装着されたと判断すると、インク残量検出器67から入力される検出信号に基づいてメインタンク80内のインクが所定値以上であるか否かを判断する(ステップS105)。ここで、ステップS103,S104の処理後にステップS105にて所定値未満であると判断されたときとは、インクを使い切ったメインタンク80が誤って装着されたときであることを意味する。従って、ステップS106において所定値未満であると判断したときには、ステップS101まで戻り、ステップS103〜S105の判断処理を再実行させる。
ステップS105にて所定値以上であると判断したときには、正しく新品のメインタンク80が装着されたとして、ステップS101により行われていた着脱交換を促す表示を取り止め(ステップS106)、メンテナンスドライバ64に制御信号を出力して吸引動作を開始する(ステップS107)。この初期インク排出動作により、吐出ヘッド10のノズル孔からインクが強制的に吸引され、バッファタンク18、供給チューブ17及びサブタンク30のインク貯留室40内のインクが消費される。これによりインク貯留室40内に負圧が発生し、ニードル部31Cにおけるメニスカスが破壊され、メインタンク80の装着時に噛み込んだエアをサブタンク30の内部空間に逃がすことができる。なお、この初期インク排出動作は、インク貯留室40内のインク及び空気を強制的に供給チューブ17側へ引き込むことで排出し、インク貯留室40内に負圧を発生させるものであればよく、吐出ヘッド10のノズル孔からの強制排出に限るものではない。よって、例えば、吐出ヘッド10内の共通インク室に外部と連通可能な孔を設け、この孔を開閉弁手段で塞ぐよう構成し、この共通インク室の孔から吸引してインクを強制排出する(ノズル孔を経由しないで排出する)ものであってもよい。
そして、この吸引動作が開始されて所定時間が経過したか否かを判断し(ステップS108)、所定時間が経過するまではこの判断処理が繰り返し行われる。即ち、所定時間が経過するまで吸引動作が継続して行われる。この所定時間は、メニスカスを破壊するために十分な時間であり、ROMに予め設定される。この所定時間が経過したと判断すると、吸引動作を終了すると共に、走査ドライバ62に制御信号を出力してキャリッジ9をキャップ位置から移動させる(ステップS109)。
なお、キャリッジ9が図9に示すキャップ位置から左側へ移動すると、キャリッジリブ9aがバルブリンク55の先端部55aに右側から当接する。バルブリンク55の右端は前後に指向されているため、キャリッジ9の移動に伴ってキャリッジリブ9aがバルブリンク55を左方へ押圧すると、図9に二点鎖線Bで示すように、バルブリンク55は、自身を支持するバルブアーム52と連動する。この連動においてバルブアーム52及びバルブリンク55は、戻しバネ54の付勢力に抗して、バルブアーム52のボス部52aの軸周りに平面視反時計回り方向に回転する。この回転により、バルブアーム52の第2アーム部52cの先端部は後方に向け、前述したクリアランス内で揺動する。これにより、弁体53がサブタンク30のタンクヘッド32の後側壁32bから後方へと離反し、大気連通孔44dが開放される。
そして、キャリッジ位置検出器66から入力される検出信号に基づいて、キャリッジバルブ50が大気連通孔44dが開放される所定の待機位置(図3参照)まで移動したと判断すると、この待機位置にてキャリッジ9を停止させる(ステップS110)。この待機位置は、キャリッジリブ9aとバルブリンク55の配置関係から予め知ることができ、ROMに予め設定される。
なお、装着時に発生するメニスカスが破壊された後において、このように大気連通孔44dが開放されると、水頭圧によりメインタンク80からインクがサブタンク30内に流入し、メインタンク80のインク貯留室81内の液面の高さ位置と、サブタンク30のインク貯留室40内の液面の高さ位置とが揃った状態となる。このようにサブタンク30内にインクが流入することにより、供給チューブ17、バッファタンク18及び吐出ヘッド10のキャビティユニット10aにもインクを十分に供給することができる状態となる。
そして、前述した待機位置に停止してから所定時間が経過したか否かを判断し(ステップS111)、所定時間が経過するまではこの判断処理が繰り返し行われる。この所定時間は、液面の高さ位置が揃うために十分な時間であり、ROMに予め設定される。この所定時間が経過したと判断すると、バルブ開閉制御(ステップS10)を終了して図11に示す処理にリターンする。即ち、始動直後にバルブ開閉制御(ステップS10)が開始されたときには、リターン後にステップS2へと進む。また、印字動作実行制御(ステップS20)を中断してバルブ開閉制御(ステップS10)が開始されたときには、リターン後にステップS20に戻り、印字動作が再開される。フラッシング動作実行制御(ステップS30)を中断してバルブ開閉制御(ステップS10)が開始したときには、リターン後にステップS30に戻ってもよく、その先のステップS4に進んでもよい。同様に、吸引動作実行制御(ステップS40)を中断してバルブ開閉制御(ステップS10)が開始したときにも、リターン後にステップS40に戻ってもよく、その先のステップS50に進んでもよい。
いずれにしろ、バルブ開閉制御(ステップS10)が終了して図11に示す処理にリターンすると、キャリッジ9が待機位置から印字領域、フラッシング位置或いはキャップ位置に移動される。キャリッジ9が印字領域或いはフラッシング位置に移動するときには、キャリッジリブ9aがバルブリンク55を更に左側へと押圧し、キャリッジリブ9aがバルブリンク55の先端部55aを乗り越えるまでバルブアーム52が回転される。キャリッジリブ9aがバルブリンク55を乗り越えると、戻しバネ54の付勢力により第2アーム部52cが前方に向けて付勢され、バルブアーム52がボス部52aの軸周りに平面視時計回り方向に揺動する。そして、弁体53が大気連通孔44dを閉鎖するようにしてボス部32cに密着し、バルブアーム52の揺動が規制される。また、キャリッジ9がキャップ位置に移動するときには、キャリッジリブ9aが右側へ移動する。この移動に伴い、上記と同様にして戻しバネ54の付勢力によりバルブアーム52が平面視時計回り方向に揺動し、弁体53が大気連通孔44dを閉鎖するようにしてボス部32cに密着する。
以上説明したように、本実施形態におけるプリンタ装置Pによれば、メインタンク80が装着されているときにはキャリッジバルブ50が大気連通孔44dを閉鎖し、新品のメインタンク80がメインタンク装着部6に装着されると、大気連通孔44dが閉鎖された状態にて吸引動作が行われた後に、大気連通孔44dが開放される構成となっている。したがって、メインタンク80の装着時にニードル部31C内にエアが噛み込んでメニスカスが形成されても、そのメニスカスが吸引動作に伴うインクの排出により破壊され、インクをサブタンク30側にスムーズに流入させることができるようになる。
なお、このキャリッジバルブ50は、キャリッジ9の移動位置に応じて開閉作動する構成となっており、従前のキャリッジ9の移動制御を利用してキャリッジバルブ50の開閉作動を制御することができ、製造コストの増加を招くことがない。
また、キャリッジバルブ50はキャリッジ9がキャップ位置にあるときに大気連通孔を閉鎖する構成となっており、キャリッジがこのキャップ位置にあるときに扉が開いてメインタンク80の着脱が許容される構成となっている。このため、大気連通孔44dが確実に閉鎖されている状態でメインタンク80の取り外しが行われ、インクの漏れ出しを確実に防ぐことができる。
なお、メインタンク80の着脱が許容されるキャップ位置においてメニスカスの破壊が行われる。このため、即座にインクを排出することができ、新品のメインタンク80が装着された後、プリンタ装置Pが通常の運転状態に復帰する(即ち、バルブ開閉制御を終了する)までの時間を短縮することができる。
これまで本発明に係る実施形態を説明したが、本発明の範囲は必ずしも上記構成に限られない。例えば、ステップS107において新品のメインタンク80の装着後に最初に行われるインク排出動作は、必ずしも吸引動作に限らず、フラッシング動作に替えても同様にしてメニスカスを破壊することができる。また、印字動作実行制御S20を中断してバルブ開閉制御S10が開始したときには、ステップS107において印字動作を一時的に再開することによりインクを排出してもよい。これにより、印字に要する時間の短縮を図ることができると共に、吸引動作やフラッシング動作を行う構成と比べ、廃インク量を減らすことができる。
また、キャリッジバルブ50を、キャリッジ9に取り付けられたキャリッジリブ9aにより作動操作される構成としたが、例えば電磁駆動される機構を備え、キャリッジ9の移動位置に応じて該機構の駆動制御が行われる構成としてもよい。また、キャップ位置を走査範囲の右端限界位置とし、待機位置を印字領域とキャップ位置の間に設定しているが、待機位置はサブタンク30の配置に応じて適宜変更可能である。
また、メンテナンス領域のフラッシング位置、待機位置、及びキャップ位置は、図3に示す配置関係に限られることはなく、例えば、印字領域の右端側には、画像記録ユニット29の走査方向の印字領域から離れる向きに沿って、待機位置、キャップ位置がこの順に並んで位置し、印字領域の左端側にフラッシング位置が位置する配置であってもよい。さらにこの配置の場合には、待機位置を印字領域と重複させることも可能であり、これにより画像記録ユニット29の走査範囲を狭め、装置を小型化することができる。なお、プリンタ装置Pに装着されるメインタンク80の個数は4つに限られず、3個以下でも5個以上でもどのように変更しても同様の効果を得ることができる。本発明に係る液滴吐出装置は、インクジェット方式のプリンタ装置に限らず、他の液体を吐出する装置にも適宜応用可能である。
本発明に係る液滴吐出装置の実施形態であるプリンタ装置を有する複合機の斜視図である。 上記プリンタ装置の概要構成を示す側断面図である。 上記プリンタ装置の概要構成を示す平面図である。 上記プリンタ装置に装着されるメインタンクの側断面図である。 上記プリンタ装置のサブタンクの側断面図である。 図5のVI−VI矢視図であってサブタンクの平面図である。 図6のVII−VII矢視図であってサブタンクの正断面図である。 図6のVIII−VIII矢視図であってサブタンクの背面図である。 上記プリンタ装置の筐体内部の平面図であってキャリッジバルブの構成を示す平面図である。 上記プリンタ装置の制御装置の構成を示すブロック図である。 上記制御装置により実行される処理内容を説明するフローチャートである。 上記制御装置により実行されるバルブ開閉制御の処理内容を説明するフローチャートである。
符号の説明
M 記録用紙(記録媒体)
P プリンタ装置(液滴吐出装置)
6 メインタンク装着部
9 キャリッジ
9a キャリッジリブ
10 吐出ヘッド(ヘッド)
10c ノズル開口面
30 サブタンク
31C ニードル部(流入部)
40 インク貯留室(内部空間)
45 ラビリンス室(内部空間)
44d 大気連通孔
50 キャリッジバルブ(開閉弁)
52 バルブアーム(アーム)
53 弁体
54 戻しバネ(付勢部材)
55 バルブリンク(操作片)
56 リンクスプリング
60 制御装置
80 メインタンク
81 インク貯留室(貯留空間)

Claims (9)

  1. 液体を貯留する貯留空間が内部に形成されたメインタンクを着脱自在に装着することができるメインタンク装着部と、
    前記メインタンク装着部に隣接配置され、前記メインタンク装着部に前記メインタンクが装着された状態で前記メインタンクと接続されるサブタンクと、
    前記サブタンクから供給される液体をノズルより吐出させるヘッドと、を備える液滴吐出装置であって、
    前記サブタンクは、液体を貯留する内部空間と、液体が流入する流入部と、を有し、前記メインタンクと前記サブタンクとが接続された状態において、前記貯留空間が前記流入部を介して前記内部空間と連通し、
    前記サブタンクには、前記内部空間を大気に連通させる大気連通孔が形成され、かつ、前記大気連通孔を開閉する開閉弁が設けられ、
    前記メインタンクが前記メインタンク装着部に装着されない状態においては、前記開閉弁が前記大気連通孔を閉鎖し、
    前記メインタンクが前記メインタンク装着部に装着されたときに、前記開閉弁が前記大気連通孔を閉鎖した状態で前記内部空間から液体を排出させる排出動作を行わせ、その後、前記開閉弁に前記大気連通孔を開放させるように構成されていることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 所定方向に往復動自在に構成されたキャリッジを備え、
    前記ヘッドが前記キャリッジに搭載され、
    前記開閉弁は、前記キャリッジの移動位置に応じて前記大気連通孔を開閉するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記ヘッドにおける前記ノズルが開口するノズル開口面を封止するキャップ手段を備え、
    前記開閉弁は、前記キャリッジが前記ノズルより記録媒体に対して液体を吐出する動作を行う印字位置、及び前記キャップ手段により前記ノズル開口面が封止されるキャップ位置にあるときに前記大気連通孔を閉鎖し、前記キャリッジが前記印字位置及び前記キャップ位置とは異なる待機位置に位置付けられたときに前記大気連通孔を開放することを特徴とする、請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記キャリッジが前記キャップ位置にあるときに、前記メインタンクの着脱を許容するように構成されていることを特徴とする、請求項3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記排出動作が、前記キャリッジを前記印字位置に移動させ、前記ヘッドに設けられた液体吐出手段によって前記ノズルから液体を吐出させて記録媒体に印字することにより行われることを特徴とする、請求項3又は4に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記キャップを通じて液体を吸引する吸引手段を備え、
    前記排出動作が、前記キャリッジを前記キャップ位置に移動させ、前記キャップ手段により前記ノズル開口面を封止した状態にして前記吸引手段で前記ノズルから液体を吸引することにより行われることを特徴とする、請求項3又は4に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記サブタンクの前記大気連通孔が形成された側面が、前記待機位置にある前記キャリッジに対向するように設けられており、
    前記開閉弁は、前記サブタンクと前記キャリッジとの間に揺動自在に配設されたアームと、前記アームの一端に設けられた弁体と、前記アームの他端に設けられた操作片と、前記弁体が前記大気連通孔を閉鎖する方向に前記アームを付勢する付勢部材と、を有し、
    前記キャリッジが前記印字位置及び前記キャップ位置にあるときには、前記キャリッジが前記操作片から離れ、前記弁体により前記大気連通孔が閉鎖され、
    前記キャリッジが前記待機位置にあるときには、前記キャリッジにより前記操作片が押圧されて前記付勢部材の付勢力に抗して前記アームが揺動し、前記弁体が前記大気連通孔から離れて前記大気連通孔が開放されるように構成されていることを特徴とする、請求項3〜6のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  8. 前記メインタンク装着部は、複数のメインタンクを着脱自在に装着することができ、
    前記メインタンク装着部に装着された前記複数のメインタンクのそれぞれに対応して接続される複数の前記サブタンクを備え、
    前記複数のサブタンクのそれぞれに形成された複数の前記大気連通孔が、単一の前記開閉弁により同時に開閉されるように構成されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  9. 前記複数のサブタンクが、整列して配置され、
    前記複数の大気連通孔が、前記複数のサブタンクの整列方向における、前記複数のサブタンクの配置密度よりも高い配置密度で集約的に配置されていることを特徴とする、請求項8に記載の液滴吐出装置。
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