JP4561853B2 - 液滴吐出装置及び液体カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタ等のような液滴吐出装置及びそれに用いる液体カートリッジに関するものである。
インクジェットプリンタでは、インクカートリッジから吐出ヘッドへインクを供給し、吐出ヘッドに設けられた多数のノズルからインクを吐出することで記録用紙に印刷がなされる。このインクカートリッジ内のインク中に気体が溶解している場合、その気体が集まって気泡を形成し、その気泡がインクと共に吐出ヘッドに供給されてしまう。そうすると、その気泡によりノズルの吐出不良が生じ、印刷品質が低下する可能性がある。その対策として、インクカートリッジの製造時において、カートリッジ内部のインク貯留室を大気圧よりも減圧してインクに溶解している気泡を外部に排出し、その減圧状態を維持したままインクカートリッジを出荷するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、そのインクカートリッジをプリンタ本体に装着する際に、インク貯留室が減圧された状態のまま吐出ヘッドに連通させると、吐出ヘッドからインクカートリッジへ向ってインクの逆流が発生してノズルから吐出ヘッド内に空気が入り込んでしまう。そうすると、吐出ヘッドのノズルにおけるメニスカスが破壊されて、安定した吐出性能が維持できなくなる。そこで、インクカートリッジにインク流出弁とともに大気開放弁を設け、ユーザのカートリッジ装着動作により、先に大気開放弁が押し開かれた後に、インク流出弁が押し開かれてインクカートリッジが吐出ヘッドと連通する構成としている。
特開2007−144804号公報
しかしながら、ユーザがインクカートリッジをプリンタ本体に素早く装着した場合には、大気開放弁が開かれてからインク流出弁が開かれるまでの時間が短くなり、インクカートリッジ内のインク貯留室が大気圧になる前に吐出ヘッドと連通してしまう。そうすると、吐出ヘッドに負圧が伝達されて吐出ヘッドのノズルにおけるメニスカスが破壊され、印刷品質が低下することとなる。
そこで本発明は、ユーザが素早くカートリッジを装着しようとしても、カートリッジが確実に大気開放してから吐出ヘッドに連通するようにすることを目的としている。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、第1の発明に係る液滴吐出装置は、液体貯留室と、前記液体貯留室に貯蔵された液体を流出する液体流出口と、前記液体貯留室を大気開放する大気開放口と、前記液体流出口及び前記大気開放口をそれぞれ閉塞する液体流出口閉鎖機構及び大気開放口閉鎖機構とを有する液体カートリッジと、前記液体カートリッジが着脱可能に装着され、前記液体流出口と結合する液体流入口を有するカートリッジ装着部と、前記液体流入口に流入した液体が供給され、その液体を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際に受ける装着力を減衰させるダンパー手段と、を備え、前記液体流出口閉鎖機構と前記大気開放口閉鎖機構は、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される装着動作に応じて前記液体流出口及び前記大気開放口を開放するものであって、その装着動作の際に前記大気開放口が前記液体流出口よりも先に開放される位置関係にあり、前記ダンパー手段は、前記液体カートリッジ及び前記カートリッジ装着部のいずれか一方の壁面に設けられた凹部と、前記一方に対する他方の壁面に設けられ、前記凹部に挿入される凸部と、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されて前記凸部が前記凹部に挿入される際に、前記凸部の先端と前記凹部との間に形成される空間内の加圧エアと、によって構成され、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際の装着速度を低減させることを特徴とする。
前記構成によれば、ユーザによる液体カートリッジのカートリッジ装着部に対する装着速度が、凸部の先端と凹部との間に形成される空間内の加圧エアを利用したダンパー手段により低減させられ、大気開放口が開かれてから液体開放口が開かれるまでの時間が長くなる。したがって、ユーザが素早く液体カートリッジをカートリッジ装着部に装着しようとしても、液体カートリッジを確実に大気開放させてから液滴吐出ヘッドに連通させることができる。
前記構成によれば、液体カートリッジをカートリッジ装着部に装着する際に互いに嵌合する凹部及び凸部を設けるだけで、簡単にダンパー手段を実現することができる。
前記液体流出口閉鎖機構は、中心孔が形成された前記環状シール部材と、前記中心孔を閉鎖/開放可能に動作する液体用弁体と、前記中心孔を閉鎖するように前記弁体を付勢するバネとを有し、前記液体カートリッジは、前記環状シール部材を挟んで前記液体貯留室と連通して、一端に前記液体流出口を有する筒部を有し、前記凹部は、前記筒部及び前記環状シール部材からなる側周部と、前記液体用弁体からなる底部とを有し、前記凸部は、前記カートリッジ装着部から突出し、前記液体流入口が外周面に形成されて先端が閉鎖されたニードルであり、前記加圧エアは、前記ニードルが前記筒部に挿入されてから前記液体用弁体を前記バネに抗して押圧するまでの間に、前記ニードルの先端と前記凹部との間で圧縮されるエアであってもよい。
前記構成によれば、液体流出口閉鎖機構がダンパー手段を兼ねた状態で、ユーザによるカートリッジ装着力を減衰させることができ、装置のコンパクト化を図ることができる。
前記凸部の外周面と前記凹部の内周面との隙間の断面積は、前記凹部の断面積の1/300〜1/400であってもよい。
前記構成によれば、凸部が凹部に挿入される際に、凸部と凹部との間の空間にあるエアが、凸部の外周面と凹部の内周面との隙間から抵抗をもって漏れ出すので、適度なダンパー効果を得ることができる。
第2の発明に係る液滴吐出装置は、液体貯留室と、前記液体貯留室に貯蔵された液体を流出する液体流出口と、前記液体貯留室を大気開放する大気開放口と、前記液体流出口及び前記大気開放口をそれぞれ閉塞する液体流出口閉鎖機構及び大気開放口閉鎖機構とを有する液体カートリッジと、前記液体カートリッジが着脱可能に装着され、前記液体流出口と結合する液体流入口を有するカートリッジ装着部と、前記液体流入口に流入した液体が供給され、その液体を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際に受ける装着力を減衰させるダンパー手段と、を備え、前記液体流出口閉鎖機構と前記大気開放口閉鎖機構は、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される装着動作に応じて前記液体流出口及び前記大気開放口を開放するものであって、その装着動作の際に前記大気開放口が前記液体流出口よりも先に開放される位置関係にあり、前記ダンパー手段は、前記液体カートリッジ及び前記カートリッジ装着部のいずれか一方に設けられた、内部に流体が配されたシリンダ、及び、前記シリンダ内に設けられたピストンと、前記一方に対する他方に設けられた、前記ピストンを押すための押当部と、前記液体カートリッジの前記カートリッジ装着部への装着時に前記押当部が前記ピストンを押すことで加圧される前記シリンダ内の流体と、によって構成され、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際の装着速度を低減させることを特徴とする液滴吐出装置。
前記構成によれば、ユーザによる液体カートリッジのカートリッジ装着部に対する装着速度が、シリンダ−ピストン構造を用いたダンパー手段により低減させられ、大気開放口が開かれてから液体開放口が開かれるまでの時間が長くなる。したがって、ユーザが素早く液体カートリッジをカートリッジ装着部に装着しようとしても、液体カートリッジを確実に大気開放させてから液滴吐出ヘッドに連通させることができる
前記液体流出口閉鎖機構は、前記液体流出口を形成する内部空間を有する管状シール部材と、前記管状シール部材の内部空間を閉鎖/開放可能に動作するように前記管状シール部材に内嵌された液体用弁体と、前記内部空間を閉鎖するように前記液体用弁体を付勢するバネとを有し、前記シリンダは、前記液体貯留室内に設けられ、前記ピストンは、前記液体用弁体と一体的に設けられ、前記押当部は、前記カートリッジ装着部から突出し、前記液体流入口が形成されたニードルであり、前記流体は、前記ニードルが前記管状シール部材の内部空間に挿入されて前記液体用弁体を前記バネに抗して押圧してから、前記管状シール部材の内部空間を開放するまでの間に、前記ピストンと前記シリンダとの間で圧縮される液体であってもよい。
前記構成によれば、液体流出口閉鎖機構がダンパー手段を兼ねた状態で、ユーザによるカートリッジ装着力を減衰させることができ、装置のコンパクト化を図ることができる。
第3の発明の液体カートリッジは、液体流入口を有するカートリッジ装着部と、前記液体流入口に流入した液体が供給され、その液体を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドとを備えた液滴吐出装置に用いられる液体カートリッジであって、液体貯留室と、前記液体貯留室と連通して、前記液体貯留室に貯蔵された液体を流出する液体流出口を一端に設けた筒部と、前記液体貯留室を大気開放する大気開放口と、前記液体流出口及び前記大気開放口をそれぞれ閉塞する液体流出口閉鎖機構及び大気開放口閉鎖機構と、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際に受ける装着力を減衰させるダンパー手段と、を備え、前記液体流出口閉鎖機構と前記大気開放口閉鎖機構は、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される装着動作に応じて前記液体流出口及び前記大気開放口を開放するものであって、その装着動作の際に前記大気開放口が前記液体流出口よりも先に開放される位置関係にあり、前記液体流出口閉鎖機構は、前記筒部の他端に配置されて中心孔が形成された前記環状シール部材と、前記中心孔を閉鎖/開放可能に動作する液体用弁体と、前記中心孔を閉鎖するように前記弁体を付勢するバネと、を有し、前記ダンパー手段は、前記筒部及び前記環状シール部材からなる側周部と、前記液体用弁体からなる底部とからなる凹部と、前記カートリッジ装着部から突出して前記液体流入口が外周面に形成されて先端が閉鎖されたニードルが、前記筒部に挿入されてから前記液体用弁体を前記バネに抗して押圧するまでの間に、前記ニードルの先端と前記凹部との間で圧縮される加圧エアと、によって構成され、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際の装着速度を低減させることを特徴とする。
前記構成によれば、ユーザが液体カートリッジをカートリッジ装着部に装着するときに液体カートリッジに与える力である装着力が、液体流出口閉鎖機構を兼ねたダンパー手段により減衰させられる。つまり、ユーザによる液体カートリッジのカートリッジ装着部に対する装着速度が、ダンパー手段により低減させられ、大気開放口が開かれてから液体開放口が開かれるまでの時間が長くなる。したがって、ユーザが素早く液体カートリッジをカートリッジ装着部に装着しようとしても、液体カートリッジを確実に大気開放させてから液滴吐出ヘッドに連通させることができる。
第4の発明の液体カートリッジは、液体貯留室と、前記液体貯留室に貯蔵された液体を流出する液体流出口と、前記液体貯留室を大気開放する大気開放口と、前記液体流出口及び前記大気開放口をそれぞれ閉塞する液体流出口閉鎖機構及び大気開放口閉鎖機構とを有する液体カートリッジと、前記液体カートリッジが着脱可能に装着され、前記液体流出口と結合する液体流入口を有するカートリッジ装着部と、前記液体流入口に流入した液体が供給され、その液体を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際に受ける装着力を減衰させるダンパー手段と、を備え、前記液体流出口閉鎖機構と前記大気開放口閉鎖機構は、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される装着動作に応じて前記液体流出口及び前記大気開放口を開放するものであって、その装着動作の際に前記大気開放口が前記液体流出口よりも先に開放される位置関係にあり、前記ダンパー手段は、内部に流体が配されたシリンダ、及び、前記シリンダ内に設けられたピストンと、前記カートリッジ装着部により前記ピストンが押されることで加圧された前記シリンダ内の流体と、によって構成され、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際の装着速度を低減させることを特徴とする
前記構成によれば、ユーザによる液体カートリッジのカートリッジ装着部に対する装着速度が、シリンダ−ピストン構造を用いたダンパー手段により低減させられ、大気開放口が開かれてから液体開放口が開かれるまでの時間が長くなる。したがって、ユーザが素早く液体カートリッジをカートリッジ装着部に装着しようとしても、液体カートリッジを確実に大気開放させてから液滴吐出ヘッドに連通させることができる
前記液体流出口閉鎖機構は、前記液体流出口を形成する内部空間を有する管状シール部材と、前記管状シール部材の内部空間を閉鎖/開放可能に動作するように前記管状シール部材に内嵌された液体用弁体と、前記内部空間を閉鎖するように前記液体用弁体を付勢するバネとを有し、前記シリンダは、前記液体貯留室内に設けられ、前記ピストンは、前記液体用弁体と一体的に設けられ、前記流体は、前記カートリッジ装着部に設けられた液体流入口を有するニードルが、前記管状シール部材の内部空間に挿入されて前記液体用弁体を前記バネに抗して押圧してから、前記管状シール部材の内部空間を開放するまでの間に、前記ピストンと前記シリンダとの間で圧縮される液体であってもよい。
前記構成によれば、液体流出口閉鎖機構がダンパー手段を兼ねた状態で、ユーザによるカートリッジ装着力を減衰させることができ、装置のコンパクト化を図ることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ユーザが素早く液体カートリッジをカートリッジ装着部に装着しようとしても、液体カートリッジを確実に大気開放させてから液滴吐出ヘッドに連通させることができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタ3を有する複合機1を示す斜視図である。図1に示すように、複合機1は、プリンタ機能やスキャナ機能やコピー機能やファクシミリ機能を有するものであり、その筐体2の下部にインクジェットプリンタ3を有すると共にその筐体2の上部にスキャナ4を有している。筐体2の正面には開口5が形成されており、その開口5の下段にインクジェットプリンタ3の給紙トレイ6が設けられ、上段にインクジェットプリンタ3の排紙トレイ7が設けられている。インクジェットプリンタ3の正面側の右下部には開閉カバー8が設けられており、開閉カバー8の内側にはカートリッジ装着部19(図2及び3参照)が設けられている。複合機1の上部正面側には、インクジェットプリンタ3やスキャナ4などを操作するためのボタンや表示装置9などを有するオペレーションパネル10が設けられている。また、複合機1は、外部のパーソナルコンピュータ(図示せず)の指示によっても動作可能となっている。
図2は図1に示すインクジェットプリンタ3を模式的に説明する平面図である。図2に示すように、インクジェットプリンタ3は、一対のガイドレール11,12が略平行に配設されており、そのガイドレール11,12に画像記録ユニット13が走査方向にスライド可能に支持されている。画像記録ユニット13は、一対のプーリー14,15に巻き掛けられたタイミングベルト16に接合されており、タイミングベルト16はガイドレール12の延在方向と略平行に配設されている。一方のプーリー15には正逆回転駆動するモータ(図示せず)が設けられており、そのプーリー15が正逆回転駆動されることでタイミングベルト16が往復移動し、画像記録ユニット13がガイドレール11,12に沿って走査される。
画像記録ユニット13は、ケーシングとなるキャリッジ17を有しており、そのキャリッジ17に4つのバッファタンク18が設けられている。また、ガイドレール12の右側手前にはカートリッジ装着部19が設けられている。このカートリッジ装着部19には、4色(ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー)のインクが夫々貯蔵された4つのインクカートリッジ20A〜20Dが着脱自在に装着されている。カートリッジ装着部19に装着されたインクカートリッジ20A〜20Dは、インク供給チューブ21を介してバッファタンク18に夫々接続されている。
図3は図1に示すインクジェットプリンタ3を模式的に説明する一部断面図である。図3に示すように、複合機1の底側には給紙トレイ6が配置されている。給紙トレイ6の上側には、給紙トレイ6に積載された記録用紙23のうち最上層のものを搬送路24へ供給する給紙駆動ローラ25が設けられている。搬送路24は、給紙トレイ6の背面側から上方へ向かった後に正面側へ向けてUターンし、印刷領域26を通過して排紙トレイ7(図1参照)へと導かれている。
印刷領域26には、画像記録ユニット13が設けられている。画像記録ユニット13の下方には、用紙サイズより大きいプラテン27が配設されている。画像記録ユニット13の上流側には、搬送路24を流れる記録用紙23を狭持してプラテン27上へ搬送する搬送ローラ28及びピンチローラ29が設けられている。画像記録ユニット13の下流側には、印刷が行われた記録用紙23を狭持して排紙トレイ7(図1参照)へ搬送する排紙ローラ30及びピンチローラ31が設けられている。
画像記録ユニット13は、多数のノズルからインクをプラテン27に向けて吐出する公知のインクジェットヘッド35と、インクジェットヘッド35へ供給するインクを一時貯蔵するバッファタンク18と、インクジェットヘッド35を駆動制御するヘッド制御基板34と、これらを搭載するキャリッジ17とを有している。インクジェットヘッド35は、バッファタンク18より供給されるインクを下面のノズルまで導く複数の液体室を有する流路ユニット32と、その流路ユニット32の上面に積層されて流路ユニット32内のインクにノズルに向かう吐出圧力を選択的に付与する圧電駆動式のアクチュエータ33とを有している。
開閉カバー8の内側にはカートリッジ装着部19が設けられており、カートリッジ装着部19には、4つのインクカートリッジ20A〜20Dが着脱自在に装着されている。そして、これらインクカートリッジ20A〜20Dが、カートリッジ装着部19及びインク供給チューブ36を介してバッファタンク18に夫々接続されている。
カートリッジ装着部19には、装着されたインクカートリッジ20A〜20Dのインク残量を光学的に検出するインク残量検出センサ37が4つのインクカートリッジ20A〜20Dに夫々対応して4つ設けられている。インク残量検出センサ37、表示装置9及びヘッド制御基板34には、制御装置40が接続されている。この制御装置40は、インク残量センサ37及びヘッド制御基板34の情報からインクカートリッジ20A〜20Dのインク残量を検出し、その残量を表示装置9に表示させる。
図4は図3に示すインクジェットプリンタ3のカートリッジ装着部19とインクカートリッジ20Aとを拡大して示す垂直断面図である。なお、4つのインクカートリッジ20A〜20D及びそれらに対応する部品は基本的に同構造であるため、以下、1つのインクカートリッジ20Aについて代表して説明する。
図4に示すように、インクカートリッジ20Aは、インク100を貯蔵するためのインク貯留室51を有するケーシング50を備えている。インクカートリッジ20Aは、新品であり、その製造時においてインク貯留室51を大気圧よりも減圧してインクに溶解している気泡を外部に排出し、その減圧状態を維持したまま出荷されたものである。ケーシング50のカートリッジ装着部19側の上部には、大気開放口52と、その大気開放口52を閉鎖可能な大気開放口閉鎖機構70が設けられている。大気開放口閉鎖機構70は、大気開放口52に連続する弁収容室53を有している。弁収容室53には、大気開放口52の近傍に環状のシール部材54が設けられている。
弁収容室53は大気開放口52からインク貯留室51に向かって延設されており、その弁収容室53には大気開放弁体55が収容されている。大気開放弁体55は、大気開放口52を貫通し、カートリッジ装着部19に向けて突出するロッド部55aと、ロッド部55aの弁収容室53側の端部から径方向外側に突出するフランジ部55bとを有している。大気開放弁体55は、フランジ部55bが大気開放口52を封止すべくシール部材54に接触するようにバネ56で付勢されている。弁収容室53には、インク貯留室51の上層に形成される空気層と連通する連通孔54が形成されている。
ケーシング50には、カートリッジ装着部19側の部分においてインク残量検出センサ37に対応して膨出部58が形成されている。その膨出部58の両側壁には、インク貯留室51に貯蔵されているインクの残量を検出するための半透明材からなる光透過部(図示せず)が設けられている。また、ケーシング50は、センサーアーム59を揺動可能に支持するための支持部60を有している。センサーアーム59は、支持部60に軸支される支点部59cと、支点部59cの一方側(図4左側)に延在するフロート部59bと、支点59cの他方側(図4右側)に延在するアーム部59aとを備えている。フロート部59bは、その平均比重がインクの比重よりも軽くなるように中空状に成形されている。アーム部59aの先端は膨出部58の内部空間に位置している。
ケーシング50のカートリッジ装着部19側の下部には、インク流出口64と、インク流出口64を閉鎖可能なインク流出口閉鎖機構71が設けられている。インク流出口閉鎖機構71は、インク流出口64に連続する弁収容室66を有している。弁収容室66は、断面略L字状の仕切壁65により区画されており、弁収容室66とインク貯留室51と連通させるようにケーシング50の外壁と仕切壁65との間には隙間が設けられている。
弁収容室66には、インク用弁体68が収容されている。また、弁収容室68には環状シール部材67が設けられている。環状シール部材67は、その中心孔67aがインク流出口64に連続するように配置されている。弁収容室66には、インク用弁体68が配置されている。インク用弁体68は、インク流出口64を閉鎖するようにバネ69で環状シール部材60に向けて付勢されている。環状シール部材60には、インク用弁体68と接触するための環状のシールリップ67bが設けられている。
ケーシング50には、膨出部58とインク流出口64との間において凹部62が形成されている(図7も参照)。凹部62は、内径が略一定であるテーパ部62aと、その有底筒状部62aからカートリッジ装着部19側に徐々に拡径するテーパ部62bとを有している。ケーシング50の上下面には、ガイド溝部50a,50bが形成されている(図5も参照)。ガイド溝部50a,50bは、後述するガイドリブ44,45が入り易いようにカートリッジ装着部19側が拡大している。
カートリッジ装着部19は、垂直に立設された奥壁部19aと、奥壁部19aの下端からインクカートリッジ20A側に突出した下壁部19bと、奥壁部19aの上端からインクカートリッジ20A側に突出した上壁部19cとを有している。上壁部19b及び下壁部19cには、インクカートリッジ20Aのガイド溝部50a,50bに位置決め嵌合されるガイドリブ44が形成されている。
カートリッジ装着部19の奥壁部19aには、インクカートリッジ20Aから離反する方向に窪み部19dが形成されており、その窪み部19dにインク残量検出センサ37(例えば、透過型のフォトインタラプタなど)が設けられている。インク残量検出センサ37は、センサーアーム59の動きを検出することで、インク貯留室51内のインク100が所定量以下になったか否かを検出することができるようになっている。
カートリッジ装着部19の奥壁部19aには、インクカートリッジ20Aに向かってニードル42が突設されている。ニードル42は、その内部にインク流路42aを有している。ニードル42のインクカートリッジ20A側の先端部の外周面には、インク流路42aと連通するインク流入口42bが形成されている。また、ニードル42のインクカートリッジ20Aと反対側には、インク供給チューブ21(図3参照)が接続されている。カートリッジ装着部19の奥壁部19aには、窪み部19dとニードル42との間においてインクカートリッジ20A側に向けて突出する凸部43が形成されている。
次に、インクカートリッジ20Aのカートリッジ装着部19への装着動作について説明する。図6に示すように、ユーザがインクカートリッジ20Aを把持してカートリッジ装着部19に挿入すると、インクカートリッジ20Aのガイド溝部50a,50bがカートリッジ装着部19のガイドリブ44,45に案内されながら、カートリッジ装着部19の凸部43がインクカートリッジ20Aの凹部62に進入する。
そして、インクカートリッジ20Aの大気開放弁体55のロッド部55aの先端が、カートリッジ装着部19の奥壁部19aに接触し始める。この際、図7に示すように、凸部43の先端と凹部62との間に形成される空間内の加圧エアAがダンパー効果を発揮する。詳しくは、凹部62は有底筒形状であり、かつ、凹部62の有底筒状部62aの内周面と凸部43の外周面との間の隙間の凸部進入方向から見た断面積が、有底筒状部62aの凸部進入方向から見た断面積の1/300〜1/400と小さいため、装着速度が速いと凸部43の先端と凹部62との間のエアAは圧縮されることとなる。
具体的には、凸部43が素早く凹部62に進入したときには、凸部43と凹部62との隙間からのエア漏れが追いつかず、凸部43と凹部62との間でエアが圧縮され、その加圧エアが装着抵抗を生じさせる。これにより、ユーザがインクカートリッジ20Aをカートリッジ装着部19に装着するときにインクカートリッジ20Aに与える力である装着力は、凹部62と凸部43と加圧エアAとで構成されるダンパー手段75により減衰させられる。しかも、インクカートリッジ20Aがカートリッジ装着部19に装着されるときの装着速度が大きくなるにつれて、エア漏れがスムーズに行われ難くなり、加圧エアAによる装着抵抗が大きくなる。よって、装着速度が大きくなるにつれてその装着速度の低減率が大きくなるようになる。
一方、凸部43がゆっくりと凹部62に進入したときには、凸部43と凹部62との隙間からスムーズにエアを漏れさせることができるため、凸部43と凹部62との間のエアがあまり圧縮されず、装着抵抗が小さくなる。つまり、ダンパー手段75の装着抵抗は、インクカートリッジ20Aがカートリッジ装着部19に装着されるときの装着方向における位置に依存せず、装着速度のみに依存する。これにより、インクカートリッジ20Aの装着時におけるユーザの負担が増加することが防止される。
次いで、図8に示すように、インクカートリッジ20Aがさらに押し込まれると、インク流出口64に進入したニードル42が、環状シール部材67の中心孔67aに液密的に挿入されてインク用弁体68を押し開き、インクカートリッジ20Aのインク貯留室51とニードル42のインク流入口42bとが連通する。つまり、大気開放弁体55とインク用弁体68とは、インクカートリッジ20Aのカートリッジ装着部19への装着時に、インク流出口64が大気開放口52よりも後に開放される位置関係にある。この際、ユーザによるインクカートリッジ20Aの装着動作が速かったとしても、前述した凹部62と凸部43とによりその装着速度が低減されるので、大気開放口52が開放されてからインク流出口64が開放されるまでの時間が十分確保されることとなる。よって、インク貯留室51は、十分に大気開放された後にインクジェットヘッド35(図3参照)と連通することとなり、インクジェットヘッド35からインクカートリッジ20Aへ向ってインクの逆流が発生してノズルからインクジェットヘッド35内に空気が入り込むことが防止される。
(第2実施形態)
図9は本発明の第2実施形態に係るインクジェットプリンタのカートリッジ装着部とインクカートリッジ2とを拡大して示す垂直断面図である。なお、第1実施形態と共通する構成については同一符号を付して説明を省略する。図9に示すように、本実施形態では、インクカートリッジ120Aに第1実施形態のような凹部62が存在せず、かつ、カートリッジ装着部119に第1実施形態のような凸部43が存在しない。
インクカートリッジ120Aのケーシング150のカートリッジ装着部119側の下部には、インク流出口80aと、インク流出口80aを閉鎖可能なインク流出口閉鎖機構171が設けられている。インク流出口閉鎖機構171は、その軸線方向に略同一内径を有して、一端にインク流出口80aが形成された筒部80を備えている。筒部80のインク貯留室51側の他端には、環状シール部材67が設けられている。この環状シール部材67の中心孔67aは、筒部80と連続している。環状シール部材67のシールリップ67bには、インク用弁体68がバネ69により付勢されて圧接している。そして、筒部80及び環状シール部材67からなる側周部と、インク用弁体68からなる底部とにより凹部81が形成されている。
カートリッジ装着部119の奥壁部119aには、インクカートリッジ120Aに向かってニードル142が突設されている。ニードル142は、その内部にインク流路142aを有している。ニードル142のインクカートリッジ120A側の先端部の外周面には、インク流路142aと連通するインク流入口142bが形成されている。ニードル142のインクカートリッジ120A側の先端面142cは閉鎖されている。また、ニードル142のインクカートリッジ120Aと反対側には、インク供給チューブ21(図3参照)が接続されている。
次に、インクカートリッジ120Aのカートリッジ装着部119への装着動作について説明する。図10に示すように、ユーザがインクカートリッジ120Aを把持してカートリッジ装着部119に挿入すると、インクカートリッジ120Aの大気開放弁体55のロッド部55aの先端が、カートリッジ装着部119の奥壁部119aに接触し始める。この際、ニードル142の先端面142cは、インクカートリッジ120Aの筒部80に進入しており、ニードル142の先端面142cと凹部81との間に形成される空間内の加圧エアAがダンパー効果を発揮する。詳しくは、凹部81は有底筒形状であり、かつ、筒部80の内周面とニードル142の外周面との間の隙間の断面積が、筒部80の断面積の1/300〜1/400と小さいため、ニードル142の先端面142cと凹部81との間のエアAは圧縮されることとなる。これにより、凹部81が第1実施形態の凹部62の役目を果たし、かつ、ニードル142が第1実施形態の凸部43の役目を果たす。これにより、ユーザがインクカートリッジ120Aをカートリッジ装着部119に装着するときにインクカートリッジ120Aに与える力である装着力は、凹部81とニードル142と加圧エアAとで構成されるダンパー手段175により減衰させられる。よって、インクカートリッジ120Aの装着速度が大きくなるにつれてその装着速度の低減率が大きくなるようになる。
一方、ニードル142がゆっくりとインク流出口80aに進入したときには、ニードル142と筒部80との隙間からスムーズにエアAを漏れさせることができるため、ニードル142と凹部81との間のエアがあまり圧縮されず、装着抵抗が小さくなる。これにより、インクカートリッジ120Aの装着時におけるユーザの負担の増加が防止される。
次いで、図11に示すように、インク流出口80aに進入したニードル142が、環状シール部材67の中心孔67aに液密的に挿入されてインク用弁体68を押し開くことで、インクカートリッジ120Aのインク貯留室51とニードル142のインク流入口142bとが連通される。この際、ユーザがインクカートリッジ120Aの装着動作を素早くしようとしても、ニードル142がインク用弁体68を押し開く直前において、ダンパー手段175によりその装着速度が低減されている。これにより、大気開放口52が開放されてからインク流出口81が開放されるまでの時間が十分確保される。よって、インク貯留室51は、十分に大気開放された後にインクジェットヘッド35(図3参照)と連通することとなり、インクジェットヘッド35からインクカートリッジ20Aへ向ってインクの逆流が発生してノズルからインクジェットヘッド35内に空気が入り込むことが防止される。また、インク流出口閉鎖機構171以外の領域に第1実施形態のようなダンパー手段75を別途設ける必要がなくなり、インクカートリッジ120Aやカートリッジ装着部119のコンパクト化を図ることもできる。
(第3実施形態)
図12は本発明の第3実施形態に係るインクジェットプリンタのカートリッジ装着部219とインクカートリッジ220Aとを拡大して示す垂直断面図である。なお、前述した実施形態と共通する構成については同一符号を付して説明を省略する。図12に示すように、インクカートリッジ220Aには、インク流出口閉鎖機構71と膨出部58との間において、ダンパー手段として液体ダンパー94が設けられている。液体ダンパー94は、ケーシング250と一体的に形成されたシリンダ90と、そのシリンダ90内に配置されたピストン91と、シリンダ90内に収容された液体93(例えば、水や油)と、ピストン91をカートリッジ装着部219へ向けて付勢するバネ93とを有している。ピストン91の外周面とシリンダ90の内周面との間には若干の隙間が設けられている。ピストン91は、ケーシング250からカートリッジ装着部219に向けて突出するピストンロッド91aを有している。カートリッジ装着部219の奥壁部219aには、液体ダンパー94に対応する位置に押当部96が突出している。
次に、インクカートリッジ220Aのカートリッジ装着部219への装着動作について説明する。図13に示すように、ユーザがインクカートリッジ220Aを把持してカートリッジ装着部219に挿入すると、インクカートリッジ220Aの大気開放弁体55のロッド部55aの先端が、カートリッジ装着部219の奥壁部219aに接触し始める。この際、カートリッジ装着部219の押当部96は、インクカートリッジ220Aのピストンロッド91aを押圧しており、ユーザがインクカートリッジ220Aをカートリッジ装着部219に装着するときにインクカートリッジ120Aに与える力である装着力は、液体ダンパー94により減衰させられる。よって、インクカートリッジ220Aの装着速度が大きくなるにつれてその装着速度の低減率が大きくなるようになる。
一方、押当部96がゆっくりとピストンロッド91aを押した場合には、シリンダ90の内周面とピストン91の外周面との隙間を通って液体がスムーズに流動することで、ピストン91とシリンダ90との間の液体があまり圧縮されず、装着抵抗が小さくなる。これにより、インクカートリッジ220Aの装着時におけるユーザの負担が増加することが防止される。
次いで、図14に示すように、インク流出口64に進入したニードル42が、環状シール部材67の中心孔67aに液密的に挿入されてインク用弁体68を押し開くことで、インクカートリッジ220Aのインク貯留室51とニードル42のインク流入口42bとが連通される。この際、ユーザがインクカートリッジ220Aの装着動作を素早くしようとしても、ニードル42がインク用弁体68を押し開く直前において、液体ダンパー94によりその装着速度が低減される。これにより、大気開放口52が開放されてからインク流出口64が開放されるまでの時間が十分確保される。よって、インク貯留室51は、十分に大気開放された後にインクジェットヘッド35(図3参照)と連通することとなり、インクジェットヘッド35からインクカートリッジ220Aへ向ってインクの逆流が発生してノズルからインクジェットヘッド35内に空気が入り込むことが防止される。
(第4実施形態)
図15は本発明の第4実施形態に係るインクジェットプリンタのカートリッジ装着部319とインクカートリッジ320Aとを拡大して示す垂直断面図である。図15に示すように、本実施形態では、第1実施形態のような凹部62及び凸部43や、第3実施形態のような液体ダンパー94が存在しない。
インクカートリッジ320Aのカートリッジ装着部119側の下部には、インク流出口303と、そのインク流出口303を閉鎖可能なインク流出口閉鎖機構371とが設けられている。インク流出口閉鎖機構371は、ケーシング350の開口部301に内嵌された管状シール部材302を有している。管状シール部材302は、その内部空間がインク流出口303となっている。管状シール部材302は、筒状部302aと、筒状部302aのカートリッジ装着部319側の端部で径方向内側に突出したシールリップ部302bとを有している。また、インク流出口閉鎖機構371は、断面H形状のピストン弁304を有している。ピストン弁304は、管状シール部材302に内嵌されたインク用弁体部304aと、後述するシリンダ305に収容されるピストン部304cと、インク用弁体部304aとピストン部304cとを連結する連結ロッド部304bとを有している。
管状シール部材302と同一軸線上には、管状シール部材302と隙間307をあけた状態でインク貯留室351内にシリンダ305が設けられている。シリンダ305は、管状シール部材302に向けて開口しており、ピストン弁304のピストン部304cが収容されている。シリンダ305と管状シール部材302との間には、インク貯留室51と連通する隙間307が形成されている。ピストン部304cの外周面とシリンダ305の内周面との間には若干の隙間が形成されている。ピストン弁304は、バネ69によりカートリッジ装着部319に向けて付勢されており、そのインク用弁体部304aが筒状部302aに密嵌されて、管状シール部材302の内部空間を閉鎖している。カートリッジ装着部319の奥壁部319aには、インクカートリッジ320Aのインク流出口303に向かってニードル42が突設されている。
次に、インクカートリッジ320Aのカートリッジ装着部319への装着動作について説明する。図16に示すように、ユーザがインクカートリッジ320Aを把持してカートリッジ装着部319に挿入すると、インクカートリッジ320Aの大気開放弁体55のロッド部55aの先端が、カートリッジ装着部319の奥壁部319aに押圧される。この際、ニードル42は、シールリップ部302bに密嵌された状態で、管状シール部材302に液密的に進入してインク用弁体部304aを押圧し、インク用弁体部304aと一体化されたピストン部304cがシリンダ306に進入する。これにより、ピストン部304cとシリンダ305との間にあるインクが圧縮されてダンパー効果を発揮する。
詳しくは、シリンダ305は、有底筒形状であり、かつ、ピストン部304cの外周面とシリンダ305の内周面との間の隙間の断面積が、シリンダ305の断面積の1/300〜1/400と小さいため、シリンダ305内にあるインクがピストン304cにより圧縮されることとなる。よって、シリンダ305、ピストン部304c及びそれらの間にあるインクによりダンパー手段375が構成される。これにより、ユーザがインクカートリッジ320Aをカートリッジ装着部319に装着するときにインクカートリッジ320Aに与える力である装着力は、そのダンパー手段375により減衰させられる。よって、インクカートリッジ320Aの装着速度が大きくなるにつれてその装着速度の低減率が大きくなるようになる。
一方、ニードル42がゆっくりとインク流出口303に進入したときには、シリンダ305内のインク100aがピストン部304cとシリンダ305との隙間からスムーズに流出するので、装着抵抗は小さくなる。これにより、インクカートリッジ320Aの装着時におけるユーザの負担が増加することが防止される。
次いで、図17に示すように、ニードル42がピストン弁304を押し込むことで、インク用弁体部304aが、隙間307をシリンダ305側に通過し、インクカートリッジ320Aのインク貯留室51とニードル42のインク流入口42bとが連通される。この際、ユーザがインクカートリッジ320Aの装着動作を素早くしようとしても、インク流出口303が開かれる直前において、ダンパー手段375によりその装着速度が低減される。これにより、大気開放口52が開放されてからインク流出口303が開放されるまでの時間が十分確保される。よって、インク貯留室51は、十分に大気開放された後にインクジェットヘッド35(図3参照)と連通することとなり、インクジェットヘッド35からインクカートリッジ320Aへ向ってインクの逆流が発生してノズルからインクジェットヘッド35内に空気が入り込むことが防止される。また、インク流出口閉鎖機構371以外の領域に第1及び第3実施形態のようなダンパー手段を別途設ける必要がなくなり、インクカートリッジ320Aやカートリッジ装着部319のコンパクト化を図ることもできる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば、実施形態に限定されることはない。例えば、第1実施形態において、凹部62をカートリッジ装着部19の奥壁部19aに設け、凸部43をケーシング50に設けてもよい。また、
第3実施形態において、液体ダンパー94をカートリッジ装着部に設け、ピストンロッド91aを押圧する押当部96をケーシング250に設けるようにしてもよい。この場合、インクカートリッジを安価に構成することができる。また、第1実施形態および第3実施形態のように、ダンパー手段75、94がインク流出口64およびインク流出口閉鎖機構71と無関係に独立して構成されている場合は、インク流出口閉鎖機構71を、インク流出口64をインク用弁体68で開閉可能に構成しなくてもよく、インク流出口64をシールなどの膜で塞ぎ、一旦ニードル42が貫通して開放した後は再度閉鎖することのできないような閉鎖機構を用いてもよい。また、前述した各実施形態は本発明をインクジェットヘッドに適用したものであるが、インク以外の液体、例えば着色液を吐出して液晶表示装置のカラーフィルタを製造する装置、導電液を吐出して電気配線を形成する装置などに使用する液滴吐出装置に適用してもよい。
以上のように、本発明に係る液滴吐出装置及び液体カートリッジは、液体カートリッジのカートリッジ装着部への装着時に、液体カートリッジを確実に大気開放させてから液滴吐出ヘッドに連通させることができる優れた効果を有し、この効果の意義を発揮できる インクジェットプリンタ等に広く適用すると有益である。
本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタを有する複合機1を示す斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンタを模式的に説明する平面図である。 図1に示すインクジェットプリンタを模式的に説明する一部断面図である。 図3に示すインクジェットプリンタのカートリッジ装着部とインクカートリッジとを拡大して示す垂直断面図である。 図4のX矢視図である。 図4に示すインクカートリッジをカートリッジ装着部に装着し始めた状態の垂直断面図である。 図4に示す凸部が凹部に進入する際の状態を示す拡大図である。 図4に示すインクカートリッジをカートリッジ装着部に装着した状態の垂直断面図である。 本発明の第2実施形態に係るインクジェットプリンタのカートリッジ装着部とインクカートリッジ2とを拡大して示す垂直断面図である。 図9に示すインクカートリッジをカートリッジ装着部に装着し始めた状態の垂直断面図である。 図9に示すインクカートリッジをカートリッジ装着部に装着した状態の垂直断面図である。 本発明の第3実施形態に係るインクジェットプリンタのカートリッジ装着部とインクカートリッジとを拡大して示す垂直断面図である。 図12に示すインクカートリッジをカートリッジ装着部に装着し始めた状態の垂直断面図である。 図12に示すインクカートリッジをカートリッジ装着部に装着した状態の垂直断面図である。 本発明の第4実施形態に係るインクジェットプリンタのカートリッジ装着部とインクカートリッジとを拡大して示す垂直断面図である。 図15に示すインクカートリッジをカートリッジ装着部に装着し始めた状態の垂直断面図である。 図15に示すインクカートリッジをカートリッジ装着部に装着した状態の垂直断面図である。
符号の説明
3 インクジェットプリンタ(液滴吐出装置)
19 カートリッジ装着部
20A〜20D インクカートリッジ(液体カートリッジ)
35 インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)
70 大気開放口閉鎖機構
71,171,371 インク流出口閉鎖機構(液体流出口閉鎖機構)
75,175,375 ダンパー手段
94 液体ダンパー

Claims (8)

  1. 液体貯留室と、前記液体貯留室に貯蔵された液体を流出する液体流出口と、前記液体貯留室を大気開放する大気開放口と、前記液体流出口及び前記大気開放口をそれぞれ閉塞する液体流出口閉鎖機構及び大気開放口閉鎖機構とを有する液体カートリッジと、
    前記液体カートリッジが着脱可能に装着され、前記液体流出口と結合する液体流入口を有するカートリッジ装着部と、
    前記液体流入口に流入した液体が供給され、その液体を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、
    前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際に受ける装着力を減衰させるダンパー手段と、を備え、
    前記液体流出口閉鎖機構と前記大気開放口閉鎖機構は、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される装着動作に応じて前記液体流出口及び前記大気開放口を開放するものであって、その装着動作の際に前記大気開放口が前記液体流出口よりも先に開放される位置関係にあり、
    前記ダンパー手段は、前記液体カートリッジ及び前記カートリッジ装着部のいずれか一方の壁面に設けられた凹部と、前記一方に対する他方の壁面に設けられ、前記凹部に挿入される凸部と、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されて前記凸部が前記凹部に挿入される際に、前記凸部の先端と前記凹部との間に形成される空間内の加圧エアと、によって構成され、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際の装着速度を低減させることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記液体流出口閉鎖機構は、中心孔が形成された前記環状シール部材と、前記中心孔を閉鎖/開放可能に動作する液体用弁体と、前記中心孔を閉鎖するように前記弁体を付勢するバネとを有し、
    前記液体カートリッジは、前記環状シール部材を挟んで前記液体貯留室と連通して、一端に前記液体流出口を有する筒部を有し、
    前記凹部は、前記筒部及び前記環状シール部材からなる側周部と、前記液体用弁体からなる底部とを有し、
    前記凸部は、前記カートリッジ装着部から突出し、前記液体流入口が外周面に形成されて先端が閉鎖されたニードルであり、
    前記加圧エアは、前記ニードルが前記筒部に挿入されてから前記液体用弁体を前記バネに抗して押圧するまでの間に、前記ニードルの先端と前記凹部との間で圧縮されるエアである請求項に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記凸部の外周面と前記凹部の内周面との隙間の断面積は、前記凹部の断面積の1/300〜1/400である請求項又はに記載の液滴吐出装置。
  4. 液体貯留室と、前記液体貯留室に貯蔵された液体を流出する液体流出口と、前記液体貯留室を大気開放する大気開放口と、前記液体流出口及び前記大気開放口をそれぞれ閉塞する液体流出口閉鎖機構及び大気開放口閉鎖機構とを有する液体カートリッジと、
    前記液体カートリッジが着脱可能に装着され、前記液体流出口と結合する液体流入口を有するカートリッジ装着部と、
    前記液体流入口に流入した液体が供給され、その液体を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、
    前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際に受ける装着力を減衰させるダンパー手段と、を備え、
    前記液体流出口閉鎖機構と前記大気開放口閉鎖機構は、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される装着動作に応じて前記液体流出口及び前記大気開放口を開放するものであって、その装着動作の際に前記大気開放口が前記液体流出口よりも先に開放される位置関係にあり、
    前記ダンパー手段は、
    前記液体カートリッジ及び前記カートリッジ装着部のいずれか一方に設けられた、内部に流体が配されたシリンダ、及び、前記シリンダ内に設けられたピストンと、
    前記一方に対する他方に設けられた、前記ピストンを押すための押当部と、
    前記液体カートリッジの前記カートリッジ装着部への装着時に前記押当部が前記ピストンを押すことで加圧される前記シリンダ内の流体と、によって構成され、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際の装着速度を低減させることを特徴とする液滴吐出装置。
  5. 前記液体流出口閉鎖機構は、前記液体流出口を形成する内部空間を有する管状シール部材と、前記管状シール部材の内部空間を閉鎖/開放可能に動作するように前記管状シール部材に内嵌された液体用弁体と、前記内部空間を閉鎖するように前記液体用弁体を付勢するバネとを有し、
    前記シリンダは、前記液体貯留室内に設けられ、
    前記ピストンは、前記液体用弁体と一体的に設けられ、
    前記押当部は、前記カートリッジ装着部から突出し、前記液体流入口が形成されたニードルであり、
    前記流体は、前記ニードルが前記管状シール部材の内部空間に挿入されて前記液体用弁体を前記バネに抗して押圧してから、前記管状シール部材の内部空間を開放するまでの間に、前記ピストンと前記シリンダとの間で圧縮される液体である請求項に記載の液滴吐出装置。
  6. 液体流入口を有するカートリッジ装着部と、前記液体流入口に流入した液体が供給され、その液体を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドとを備えた液滴吐出装置に用いられる液体カートリッジであって、
    液体貯留室と、
    前記液体貯留室と連通して、前記液体貯留室に貯蔵された液体を流出する液体流出口を一端に設けた筒部と、
    前記液体貯留室を大気開放する大気開放口と、
    前記液体流出口及び前記大気開放口をそれぞれ閉塞する液体流出口閉鎖機構及び大気開放口閉鎖機構と、
    前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際に受ける装着力を減衰させるダンパー手段と、を備え、
    前記液体流出口閉鎖機構と前記大気開放口閉鎖機構は、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される装着動作に応じて前記液体流出口及び前記大気開放口を開放するものであって、その装着動作の際に前記大気開放口が前記液体流出口よりも先に開放される位置関係にあり、
    前記液体流出口閉鎖機構は、前記筒部の他端に配置されて中心孔が形成された前記環状シール部材と、前記中心孔を閉鎖/開放可能に動作する液体用弁体と、前記中心孔を閉鎖するように前記弁体を付勢するバネと、を有し、
    前記ダンパー手段は、前記筒部及び前記環状シール部材からなる側周部と、前記液体用弁体からなる底部とからなる凹部と、前記カートリッジ装着部から突出して前記液体流入口が外周面に形成されて先端が閉鎖されたニードルが、前記筒部に挿入されてから前記液体用弁体を前記バネに抗して押圧するまでの間に、前記ニードルの先端と前記凹部との間で圧縮される加圧エアと、によって構成され、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際の装着速度を低減させることを特徴とする液体カートリッジ。
  7. 液体貯留室と、前記液体貯留室に貯蔵された液体を流出する液体流出口と、前記液体貯留室を大気開放する大気開放口と、前記液体流出口及び前記大気開放口をそれぞれ閉塞する液体流出口閉鎖機構及び大気開放口閉鎖機構とを有する液体カートリッジと、
    前記液体カートリッジが着脱可能に装着され、前記液体流出口と結合する液体流入口を有するカートリッジ装着部と、
    前記液体流入口に流入した液体が供給され、その液体を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、
    前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際に受ける装着力を減衰させるダンパー手段と、を備え、
    前記液体流出口閉鎖機構と前記大気開放口閉鎖機構は、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される装着動作に応じて前記液体流出口及び前記大気開放口を開放するものであって、その装着動作の際に前記大気開放口が前記液体流出口よりも先に開放される位置関係にあり、
    前記ダンパー手段は、内部に流体が配されたシリンダ、及び、前記シリンダ内に設けられたピストンと、前記カートリッジ装着部により前記ピストンが押されることで加圧された前記シリンダ内の流体と、によって構成され、前記液体カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着される際の装着速度を低減させることを特徴とする液体カートリッジ。
  8. 前記液体流出口閉鎖機構は、前記液体流出口を形成する内部空間を有する管状シール部材と、前記管状シール部材の内部空間を閉鎖/開放可能に動作するように前記管状シール部材に内嵌された液体用弁体と、前記内部空間を閉鎖するように前記液体用弁体を付勢するバネとを有し、
    前記シリンダは、前記液体貯留室内に設けられ、
    前記ピストンは、前記液体用弁体と一体的に設けられ、
    前記流体は、前記カートリッジ装着部に設けられた液体流入口を有するニードルが、前記管状シール部材の内部空間に挿入されて前記液体用弁体を前記バネに抗して押圧してから、前記管状シール部材の内部空間を開放するまでの間に、前記ピストンと前記シリンダとの間で圧縮される液体である請求項に記載の液体カートリッジ。
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