JP4784762B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、着脱可能なインクカートリッジからインクが供給される記録ヘッドを有する記録装置に関するものである。
記録装置として特許文献1に記載されているように、キャリッジにインクジェット式の記録ヘッドが搭載され、被記録媒体に対して移動しながらインクを吐出して記録を行うものがある。インクは、記録装置本体に静置されたインクカートリッジから、可撓性を有するインク供給管を介して、移動する記録ヘッドに供給されるようになっている。
インク供給管には、可撓性を付与するために樹脂材料製のチューブ等が適用されることが多いが、それ故に空気に対するシールド性(遮蔽性)が完全ではなく、管壁から空気がインク中に僅かずつ入り込むという現象を生じる。この空気が気泡となって記録ヘッド内の流路を閉塞すると、吐出不良を引き起こす。
従って、特許文献1等では、インク供給管からインクを直接記録ヘッドに供給するのではなく、インク供給管を通ったインクを一旦インク貯留部(特許文献1のダンパー装置13に相当)に貯めてから記録ヘッドに供給するようにしている。そして、インク貯留部に空気を貯留するようにして、溜まった空気を、所定時間毎にインク貯留部に付設した排気弁手段を動作させて排出するようにしている。
一方、インクカートリッジは、特許文献2等に記載されているように、記録装置の収納部(特許文献2のインク貯留部15に相当)に容器ごと着脱自在に装着される。収納部には、インク供給管に連通する細い中空軸状のインク受け入れ部が突設されている。そして、インクカートリッジのインク流出孔に前記インク受け入れ部を挿入するようにして、インクカートリッジは収納部に装着される。インクカートリッジからインク受け入れ部に導入されたインクは、インク供給管を介して記録ヘッドに供給される。
特開2005−178240号公報(図1及び図3参照) 特開2006−44236号公報(図7及び図14参照)
交換式のインクカートリッジの場合には、インクカートリッジの着脱に伴って前述のインク受け入れ部とインク流出孔との嵌合箇所(着脱部分)から、少なからずインク中に空気が入り込むことが避けられない。このインクカートリッジの着脱部分から、あるいはインク供給管の管壁からインク中に混入した空気は、特許文献1に記載したように、インク貯留部に溜めて、周期的(定期的)な排気動作で排出することができる。
しかしながら、使用者によっては、インクの消費が激しく、インクカートリッジの交換を極めて高い頻度で行う場合、あるいは、記録装置の点検のためにインクカートリッジの着脱を繰り返す場合がある。そのような場合には、インク貯留部に想定以上の大量の空気が溜まってしまい、周期的(定期的)な排気動作では排出が間に合わず、記録ヘッドの吐出不良を引き起こしてしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を解消するものであり、インクインクカートリッジを頻繁に着脱してインク中に空気が大量に溜まっても、溜まった空気を適切に排出し、記録ヘッドの吐出不良を防止することのできる記録装置の実現を目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明における記録装置は、インクを吐出する記録ヘッドと、インクカートリッジからインク供給管を介して供給されたインクを貯留し前記記録ヘッドに供給するインク貯留部とが設けられ、前記インクカートリッジが前記インク供給管に着脱可能に接続される記録装置において、前記インク貯留部に溜まった空気を排出させる排気動作を行う排気機構と、前記排気動作を所定時間毎に周期的に行うように前記排気機構を制御する制御手段と、前回の排気動作が行われてからのインクカートリッジの着脱回数を計数する着脱計数手段とが備えられ、前記排気機構には、前記インク貯留部に連通された排気通路と、前記排気通路に設けられた排気バルブと、前記排気バルブを開閉させる操作手段とが備えられ、前記排気動作を行う前記所定時間間隔内で、前記着脱計数手段で計数する着脱回数が所定値を超えたとき、前記制御手段はさらに前記排気機構の前記操作手段を制御して前記インク貯留部から排気動作を行うことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の記録装置において、前記記録ヘッドおよび前記インク貯留部は、装置本体に対して移動可能なキャリッジに搭載され、前記排気動作の完了後には、前記インク貯留部に所定量の空気が残留するように、前記排気通路の一端が前記インク貯留部の天井面から内部に所定寸法だけ垂下されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の記録装置において、前記記録ヘッドおよび前記インク貯留部は、装置本体に対して移動可能なキャリッジに搭載され、前記インクカートリッジは、装置本体の収納部に着脱可能に設けられ、前記インクカートリッジのインクは、可撓性を有する前記インク供給管を介して前記インク貯留部に供給されることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、通常は所定時間毎に周期的に排気動作を行うが、その所定時間間隔内であっても、着脱計数手段で計数するインクカートリッジの着脱回数が所定値を超えたときには、インク貯留部から空気を排出させる排気動作を行うようにしている。つまり、所定時間間隔内で、インクカートリッジの着脱回数が極めて多いと、周期的な排気動作では間に合わず、インク貯留部に溜まる空気が想定以上の大量となってしまう。インクカートリッジの着脱回数も考慮して排気動作を行うことで、インク貯留部に溜まった空気を適切に排出し、記録ヘッドの吐出状態を良好に保つことができる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、排気動作を行う排気機構には、排気通路と排気バルブと操作手段とが備えられている。従って、常態では、排気バルブは排気通路を閉じているが、操作手段によって、排気通路を開放するように排気バルブを操作することによって、インク貯留部に溜まった空気を、排気通路を介して排出することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、前記排気通路の一端が前記インク貯留部の天井面から内部に所定寸法だけ垂下されていることにより、インク貯留部に溜まっている空気を排気動作によって全部排出するのではなく、排気動作が完了しても、インク貯留部に所定量の空気を残留させている。すなわち、その空気が、キャリッジの移動にともなうインクの圧力変動を吸収するダンパーとしての効果を発揮するため、記録ヘッドの吐出状態を良好に保つことができる。
請求項3に記載の発明によれば、キャリッジに搭載された記録ヘッドとインク貯留部とに、装置本体に装着されるインクカートリッジから、可撓性を有するインク供給管を介してインクが供給される。インクカートリッジの着脱によってインク中に空気が混入することに加えて、インク供給管の管壁からも僅かずつインク中に空気が入り込むため、インクカートリッジの着脱回数が少なくても、周期的に排気動作をすることで、記録ヘッドの吐出状態を良好に保つことができる。
以下に本発明の基本的な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態の記録装置1の模式的な平面図であるが、この記録装置1は、単独のプリンタ装置に適用しても、あるいは、ファクシミリ機能やコピー機能等の複数の機能を備えた多機能装置のプリンタ機能(記録部)に適用してもよい。
記録装置1には、図1に示すように、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド3と、記録ヘッド3の下面に対向してプラテン4が設けられている。第1ガイド部材5及び第2ガイド部材6は、キャリッジ2の主走査方向(Y軸方向)に延びる部材であり、これらに跨ってキャリッジ2は往復移動するように構成されている。キャリッジ2には、図2に示すように、その下面に設けられた開口からノズル形成面7を露出させるように記録ヘッド3が取り付けられている。
被記録媒体である用紙は、主走査方向(Y軸方向)に直交する副走査方向(X軸方向)に沿って搬送される。用紙の搬送は、給紙用及び排紙用の複数の搬送用ローラ42(図1には図示せず、図4参照)により行われる。キャリッジ2は、キャリッジ(CR)モータ8に連結された駆動プーリ9と、従動プーリ10とに掛け渡されたタイミングベルト11によってY軸方向に沿って往復移動する。
記録装置1の本体フレーム18内で、用紙のY軸方向の幅(記録領域)よりも外側における一方の側(図1の左側)には、インク受け部12が設けられ、他方の側(図1の右側)にはメンテナンスユニット13が設けられている。記録ヘッド3は、インク受け部12と対向する位置(すなわちフラッシング位置)にて記録動作中に定期的にノズルの目詰まり防止のためのインク吐出を行なう。メンテナンスユニット13は、キャリッジ2の待機位置(メンテナンス位置、ホームポジション)に対応して設けられており、記録ヘッド3に対する回復動作(パージング)を行う。この回復動作の詳細については後述する。
本体フレーム18には、図1に示すように、交換式のインクカートリッジ14の収納部15が設けられており、インク色の数に応じて、ここではブラックインク用、シアンインク用、マゼンタインク用、イエローインク用の4つのインクカートリッジ14が収納されている。各インクカートリッジ14は、収納部15に対して個別に着脱できるようになっている。各インクカートリッジ14のインクは、可撓性を有するインク供給管(樹脂製のチューブ)16を介して、それぞれ独立して記録ヘッド3に供給される。
インクカートリッジ14にはインク流出孔(図示せず)が備えられる一方、収納部15の底面には、図2に示すように、インク供給管16に連通する中空軸状(中空針状の場合もある)のインク受け入れ部17が突設されている(図2参照)。このインク受け入れ部17は、インクカートリッジ14の数に応じて4箇所に設けられており、各インク受け入れ部17毎にインク供給管16が連通している。従って、インクカートリッジ14を収納部15に装着するときには、前記インク流出孔(図示せず)にインク受け入れ部17を挿入するように押し込み、インクカートリッジ14のインクがインク供給管6に流れ込むようになっている。
収納部15には、インクカートリッジ14のインク受け入れ部17に対する着脱を検知するインクカートリッジセンサ310(図2には図示せず、図4参照)がインクカートリッジ14ごとに配置されている。インクカートリッジの取り外しまたは装着にともなうインクカートリッジセンサ310のオンまたはオフを、制御部(請求項の制御手段に相当、図4参照)300に設けられているカウンタ(請求項の着脱計数手段に相当)50で計数する。このカウンタ50の計数値は、後述する排出動作を行うとリセットされ、再びゼロからスタートされる。
キャリッジ2には、図2に示すように、インク供給管16を介して導入されたインクを一旦貯留してから記録ヘッド3に供給するインク貯留部20が搭載されている。インク貯留部20は、インク色毎に独立して貯留するために4つに区画されており、記録ヘッド3の上部に配置されている。記録ヘッド3には、インク色毎にノズル列が設けられ、上記4つの区画のインクが対応するノズル列に供給される。また、インク貯留部20の4つの区画毎に対応して排気通路21が設けられ、排気通路21の一端が、対応するインク貯留部20の区画の内部上方に連通し、インク貯留部20の上面から側面に沿って延び、他端が記録ヘッド3のノズル形成面7と略同じ高さ位置で開口している。
排気通路21の一端は、インク貯留部20の内部において、その天井面からΔLだけ下方に突出(垂下)するように形成されている。これにより、排気通路21の外においてインク貯留部20の天井面の下ΔLの高さの容量(所定量)の空気は、後述する排気動作を行っても、排気通路21から外部に排出できずに、確実にインク貯留部20内に残留することになる。この空気は、インク供給管16、インク貯留部20からなるインク供給系にキャリッジ2走査時に発生するインクの圧力変動を吸収するダンパーとして作用する。その結果、記録ヘッド3の吐出への悪影響を低減させることができる。
排気通路21の他端に近い側ではその内部に排気バルブ22が設けられており、排気通路21を開閉できるようになっている。図3に示すように、排気通路21の中途部に内径を小さくした排気口23が設けられており、排気バルブ22は、排気口23を塞ぐ位置と開く位置との間で、上下動する。
排気バルブ22は、記録時等の常態では、図3に示すように、排気通路21内に配置されたバネ状弾性体24によって下方側、すなわち排気口23を塞ぐ側に付勢されている。排気バルブ22には、排気口23の外側に延びるロッド25が一体的に設けられており、そのロッド25を、後述する操作手段26が押し上げることによって、排気バルブ22が排気通路21の排気口23を開放するようになっている。
メンテナンスユニット13には、図2に示すように、記録ヘッド3のノズル列を囲むようにノズル形成面7を被覆可能な第1キャップ体30と、4つの排気通路21の下端を一括して被覆可能な第2キャップ体31とが備えられている。第1キャップ体30と第2キャップ体31とは、いずれも上面が開口した箱状で且つゴム状弾性体製であり、キャップ体ホルダ32に並んで搭載されている。キャップ体ホルダ32は、昇降機構33によって上下動できるようになっており、上昇位置では、第1キャップ体30はノズル形成面7に、第2キャップ体31は排気通路21の下端に、それぞれ弾性変形しながら同時に密着する。
第1キャップ体30と第2キャップ体31は、いずれも排出経路43を介してポンプ34に接続されており、第1キャップ体30の底壁にはポンプ34に連通する第1排出口35が、第2キャップ体31の底壁にはポンプ34に連通する第2排出口36がそれぞれ穿設されている(図3参照)。
排出経路43は、ポンプ34から、第1排出口35と第2排出口36とに分岐して延びており、分岐点には切替弁37が配置されている。切替弁37の切り替えによって、第1及び第2の排出口35、36がそれぞれ別個にポンプ34と接続される状態と、両者が同時にポンプ34に接続される状態と、両者がいずれもポンプ34に接続されない状態とを形成できるようになっている。
第2キャップ体31の内側には、4つの排気通路21の各ロッド25の位置に対応して、それぞれ突出部38が形成されている。昇降機構33で第2キャップ体31とともに突出部38が上昇すると、ロッド25に当接してこれを押し上げ、排気口23が開放される。従って、前述の操作手段26は、突出部38、及び昇降機構33によって構成されている。また、請求項の排気機構は、ここでは、ポンプ34、排出経路43(第2排出口36を含む)、切替弁37、操作手段26、排気通路21(バネ状弾性体24、排気口23を含む)、及び排気バルブ22(ロッド25を含む)で構成されている。
メンテナンスユニット13には、さらに、ノズル形成面7を払拭するワイパー39が昇降機構40によって上下動するように備えられている。記録ヘッド3が記録領域に戻るときに、ワイパー39が上昇して、ノズル形成面7を払拭するように構成されている。
なお、メンテナンスユニット13に含まれる、ポンプ34の回転駆動や、昇降機構33、40の上下動、切替弁37の切替は、それぞれ独立した駆動源によって行われる。あるいは、1つの駆動源で、カムの動きにしたがってメンテナンスユニット13全体の各機構を順次駆動させることもできる。また、用紙搬送(LF)モータ41(図4参照)を用い、その回転方向の切り替えによって、メンテナンスユニット13と、搬送用ローラ42とに選択的に動力を伝達するようにしてもよい。
このように構成されたメンテナンスユニット13における回復動作について説明する。キャリッジ2の移動によって記録ヘッド3がメンテナンス位置に移動すると、キャップ体ホルダ32が上昇して、第1キャップ体30がノズル形成面7を覆う。これと同時に第2キャップ体31が排気通路21の下端を覆い(以下、キャップ被覆状態と記載する)、突出部38が排気バルブ22のロッド25に当接して排気口23を開放する。
このキャップ被覆状態で、ポンプ34が第1キャップ体30のみと連通するように切替弁37を切り替え、ポンプ34による吸引を開始する。この場合には、ノズル(図示せず)から、記録ヘッド3の内部のインクとともに増粘インクや空気が外部へ排出される。以下、この動作を、吸引パージ動作という。
一方、前述のキャップ被覆状態で、ポンプ34が第2キャップ体32のみと連通するように切替弁37を切り替え、ポンプ34による吸引を開始する。この場合には、インク貯留部20に溜まった空気が多少のインクとともに、排気通路21を通って外部へ排出される。以下、この動作を、排気動作という。
前記吸引パージ動作、あるいは、排気動作が終了した後には、キャップ体ホルダ32が下降し、第1キャップ体30がノズル形成面7から、第2キャップ体31が排気通路21の下端からそれぞれ離隔した状態となる。この離隔状態で、ポンプ34が第1及びキャップ体30、31の両方または一方に連通するように切替弁37を切り替え、ポンプ34による吸引を開始する。この場合には、各キャップ体30、31に残留していたインクが排出される。
さらに、記録ヘッド3が、メンテナンス位置から記録領域に戻ろうとするときには、昇降機構40によってワイパー39がノズル形成面7に接触する位置まで上昇する。そして、記録ヘッド3の移動により、ノズル形成面7はワイパー39で相対的に払拭され、ノズル形成面7に付着していたインクや紙粉が除去される。以下、この動作を、ワイピング動作という。
なお、上記吸引パージ動作と排気動作とを連続して行う場合、排気動作を先に行い、インク貯留部20の空気量を少なくした状態で、吸引パージ動作を行う。これらは個別に行うこともできる。ワイピング動作は、吸引パージ動作が実行された後には、必ず実行される。
次に、図4を参照して、この記録装置1の全体的な動作を制御する制御部300について説明する。制御部300は、CPU304、ROM301、RAM302、EEPROM303からなるマイクロコンピュータ、及びそれらにバス305を介して接続されたASIC(Application Specific Integrated Circuit )306を中心として構成されている。ASIC306またはマイクロコンピュータ内には、前回の排気動作が行われてからのインクカートリッジ14の着脱回数を計数する前記カウンタ50と、前回の排気動作が行われてからの経過時間を計測するタイマ51とが内蔵されている。
ROM301には、記録装置1の各種動作を制御するプログラム等が格納されており、RAM302は、CPU304がこれらのプログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域として、また作業領域として用いられる。
また、ASIC306は、マイクロコンピュータからの指令に従い、例えば各モータに通電する相励磁信号等を生成して、これらの信号を用紙搬送(LF)モータ41の駆動回路307、キャリッジ(CR)モータ8の駆動回路308、およびメンテナンスユニット13のための駆動源44の駆動回路311に与え、LFモータ41、キャリッジ(CR)モータ8、メンテナンスユニット13の制御を行っている。
駆動回路309は、記録ヘッド3から所定のタイミングでインクを用紙に対して選択的に吐出させるためのものであり、記録データに基づきASIC306から出力された信号を受けて、記録ヘッド3を制御する。
更に、ASIC306には、インクカートリッジ14が交換されたことを検出する前記インクカートリッジセンサ310が接続されている。
ROM301には、排気動作を実行するタイミングを決定するためのテーブルが記憶されている。このテーブルでは、排気動作を周期的に行う所定時間を20日に設定している。そして、タイマ51による経過時間が20日以上になると、排気動作を実行することと、タイマ51による経過時間が20日未満であっても、カウンタ50によるカウント値が20回以上になると、優先的に排気動作を実行することが記憶されている。なお、このテーブルに記憶されている数値は、インク供給系の材質や容量などに応じて適宜決められる。
このように構成された記録装置1の排気動作に関するフローチャートについて説明する。まず、記録装置1では、起動時や、記録指示がなされたときや、あるいは起動中定期的に、タイマ51の経過時間の検出を行っている(S101)。そして、経過時間が20日以上の場合(S102でYes)には、排気動作を実行する(S103)。すなわち、メンテナンスユニット13における前述の排気動作として、記録ヘッド3をキャリッジ2によってメンテナンス位置に移動させ、前述したように、インク貯留部20に溜まった空気の排出を行う。
排気動作が完了したら、カウンタ50をリセットして、再スタートさせる(S104)とともに、タイマ51もリセットして、再スタートさせる(S105)。
一方、経過時間が20日未満の場合(S102でNo)には、続いて、カウンタ50によるインクカートリッジ14の着脱回数を検出する(S106)。着脱回数が20回以上の場合(S107でYes)には、直ちに排気動作を実行する(S103)。排気動作完了後は、前述と同様に、カウンタ50とタイマ51のリセット、再スタートを行う(S104、S105)。着脱回数が20回未満の場合(S107でNo)には、再び、タイマの経過時間の検出を待つ。
上記構成によると、通常は、可撓性を有するインク供給管16の管壁から、徐々に入り込む空気と、標準的な使用者がインクカートリッジ14を交換する(20日に20回未満)際に着脱部から入り込む空気とがインク貯留部20に蓄積される。インク貯留部20はこれらの空気量が存在しても、まだ十分に記録ヘッド3へのインク供給が可能な容量に設定されている。従って、周期的(20日に1回)な排気動作で、十分に記録ヘッドの吐出状態を良好に保つことができる。
しかしながら、使用者によっては(ヘビーユーザの場合)インクの消費が激しく、インクカートリッジ14を頻繁に交換することがあり得る。あるいは、記録装置の点検のためにインクカートリッジの着脱を多数回繰り返す。それらの場合には、インクカートリッジ14の着脱時にインク中に入り込む空気の蓄積量が想定以上の大量となり、インクの吐出不良を引き起こす限界を超えてしまう。従って、上述のように、周期的な排気動作に加えて、インクカートリッジ14の着脱換回数(20回以上の着脱)も考慮して排気動作を行うようにすることにより、さらに確実に記録ヘッドの吐出状態の安定化を図ることができるのである。
なお、本発明は、交換式のインクカートリッジを備えた形態に幅広く適用できるものであるから、ラインプリンタなどのように記録ヘッドがキャリッジによって移動しない形態のものにも適用できる。
実施形態の記録装置の模式的な平面図である。 記録ヘッド周辺とメンテナンスユニットとを示す模式的な斜視図である。 記録ヘッド周辺とメンテナンスユニットとを示す模式的な断面図である。 制御部を示すブロック図である。 排気動作のフローチャートである。
符号の説明
1 記録装置
2 キャリッジ
3 記録ヘッド
13 メンテナンスユニット
14 インクカートリッジ
16 インク供給管
17 インク受け入れ部
20 インク貯留部
21 排気通路
22 排気バルブ
23 排気口
25 ロッド
26 操作手段
30 第1キャップ体
31 第2キャップ体

Claims (3)

  1. インクを吐出する記録ヘッドと、インクカートリッジからインク供給管を介して供給されたインクを貯留し前記記録ヘッドに供給するインク貯留部とが設けられ、前記インクカートリッジが前記インク供給管に着脱可能に接続される記録装置において、
    前記インク貯留部に溜まった空気を排出させる排気動作を行う排気機構と、前記排気動作を所定時間毎に周期的に行うように前記排気機構を制御する制御手段と、前回の排気動作が行われてからのインクカートリッジの着脱回数を計数する着脱計数手段とが備えられ、
    前記排気機構には、前記インク貯留部に連通された排気通路と、前記排気通路に設けられた排気バルブと、前記排気バルブを開閉させる操作手段とが備えられ、
    前記排気動作を行う前記所定時間間隔内で、前記着脱計数手段で計数する着脱回数が所定値を超えたとき、前記制御手段はさらに前記排気機構の前記操作手段を制御して前記インク貯留部から排気動作を行うことを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録ヘッドおよび前記インク貯留部は、装置本体に対して移動可能なキャリッジに搭載され、
    前記排気動作の完了後には、前記インク貯留部に所定量の空気が残留するように、前記排気通路の一端が前記インク貯留部の天井面から内部に所定寸法だけ垂下されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記記録ヘッドおよび前記インク貯留部は、装置本体に対して移動可能なキャリッジに搭載され、
    前記インクカートリッジは、装置本体の収納部に着脱可能に設けられ、
    前記インクカートリッジのインクは、可撓性を有する前記インク供給管を介して前記インク貯留部に供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
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