JP7379173B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機械に関する。
走行体上に旋回可能に設けられる旋回体と、ブーム、アーム及びバケットを有する多関節型の作業装置と、旋回体、ブーム、アーム及びバケットのそれぞれに対応して設けられるアクチュエータを操作する操作装置と、を備える油圧ショベル等の作業機械が知られている。操作装置は、オペレータが着座する運転席の左右に配置される十字操作式の操作レバーを有しているものがある。操作レバーの操作方向と、それに応じて動作するアクチュエータの対応関係は、製造メーカ、機種等の違いにより、異なっている。
特許文献1には、操作レバーと該操作レバーにより作動するアクチュエータとの連動関係のデータを外部から入力するためのデータ入力手段が、制御部に接続可能とされた作業機械が記載されている。また、特許文献1には、制御部に操作パターンを入力する手段として、ノート型パソコン等のサービス用ツールを用いることが記載されている。
特開2000-34744号公報
しかしながら、特許文献1に記載の作業機械では、オペレータが作業機械を初めて操作する場合など、オペレータが現在設定されている操作パターンを正しく認識していない場合に、オペレータの意図しない動作が行われてしまう誤操作がなされてしまうおそれがある。
本発明は、オペレータによる誤操作を防止することを目的とする。
本発明の第一の態様による作業機械は、複数のアクチュエータと、前記複数のアクチュエータを操作するための操作レバーを有する複数の操作装置と、所定の情報を報知する報知装置と、前記報知装置を制御する制御装置と、を備える。前記制御装置は、前記操作装置を操作するオペレータの認証情報を取得し、取得した前記オペレータの認証情報に基づいて、前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者であるか否かを判定し、前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者であると判定された場合、前記操作レバーの操作方向と前記アクチュエータの動作とを対応付ける操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させる。前記操作パターンに関する情報には、前記操作パターンの確認を促す情報が含まれる。前記制御装置は、前記操作パターンの確認が行われたか否かを判定し、前記操作パターンの確認が行われていないと判定されている場合、前記アクチュエータの動作を制限し、前記操作パターンの確認が行われたと判定された場合、前記アクチュエータの動作の制限を解除する。
本発明の第二の態様による作業機械は、複数のアクチュエータと、前記複数のアクチュエータを操作するための操作レバーを有する複数の操作装置と、所定の情報を報知する報知装置と、前記報知装置を制御する制御装置と、を備える作業機械において、前記制御装置は、前記操作装置を操作するオペレータの認証情報を取得し、取得した前記オペレータの認証情報に基づいて、前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者であるか否かを判定し、前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者であると判定された場合、前記操作レバーの操作方向と前記アクチュエータの動作とを対応付ける操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させ、前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者でないと判定された場合、前記オペレータの認証情報に基づいて前記オペレータの操作の熟練度が基準を満たしているか否かを判定し、前記オペレータの熟練度が基準を満たしていないと判定された場合、前記操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させ、前記オペレータの熟練度が基準を満たしていると判定された場合、前記操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させない。
本発明の第三の態様による作業機械は、複数のアクチュエータと、前記複数のアクチュエータを操作するための操作レバーを有する複数の操作装置と、所定の情報を報知する報知装置と、前記報知装置を制御する制御装置と、を備える作業機械において、前記制御装置は、前記操作装置を操作するオペレータの認証情報を取得し、取得した前記オペレータの認証情報に基づいて、前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者であるか否かを判定し、前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者であると判定された場合、前記操作レバーの操作方向と前記アクチュエータの動作とを対応付ける操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させ、イグニッションスイッチがオン状態のときに、オペレータが別のオペレータに交代したか否かを判定し、オペレータが別のオペレータに交代したと判定された場合、別のオペレータの認証情報を取得し、取得した前記別のオペレータの認証情報に基づいて、前記別のオペレータが当該作業機械を初めて操作する者であるか否かを判定し、前記別のオペレータが当該作業機械を初めて操作する者であると判定された場合、前記操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させ、前記別のオペレータが当該作業機械を初めて操作する者でないと判定された場合、前記別のオペレータの認証情報に基づいて前記別のオペレータの操作の熟練度が基準を満たしているか否かを判定し、前記別のオペレータの熟練度が基準を満たしていないと判定された場合、前記操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させ、前記別のオペレータの熟練度が基準を満たしていると判定された場合、前記操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させない。
本発明によれば、オペレータによる誤操作を防止することができる。
第1実施形態に係る作業機械の管理システムの構成を示す図。 管理サーバの記憶装置に記憶されているオペレータ管理テーブルの一例について示す図。 第1実施形態に係る油圧ショベルの運転室の内部を運転席の後側から前方に向かって見たときの概略図。 第1実施形態に係る油圧ショベルの主な構成を示す図。 メインコントローラの記憶装置に記憶されている操作テーブルの一例について示す図。 メインコントローラの記憶装置に記憶されている登録テーブルの一例について示す図。 表示装置の表示画面に表示される警告画像の一例について示す図。 第1実施形態に係る油圧ショベルのメインコントローラにより実行される処理の内容について示すフローチャート。 第2実施形態に係る油圧ショベルの主な構成を示す図。 第2実施形態に係る油圧ショベルのメインコントローラにより実行される処理の内容について示すフローチャート。 管理サーバの記憶装置に記憶されているオペレータ管理テーブルの別の例について示す図。 管理サーバの記憶装置に記憶されているオペレータ管理テーブルのさらに別の例について示す図。
図面を参照して、本発明の実施形態に係る作業機械について説明する。
<第1実施形態>
図1~図8を参照して、本発明の第1実施形態に係る作業機械の一例である油圧ショベル100について説明する。図1は、作業機械の管理システム10の構成を示す図である。図1に示すように、管理システム10は、管理センタ40に設置される管理サーバ41と、現場で作業を行う作業機械としての油圧ショベル100と、を含む。管理サーバ41は、油圧ショベル100から離れた位置に設置され、油圧ショベル100と情報(データ)の送受信を行う。管理サーバ41は、油圧ショベル100の状態を遠隔で管理(把握、監視)する管理装置として機能する。
油圧ショベル100は、その製造業者(メーカー)の工場から出荷され、作業現場(工事現場)で稼働している。油圧ショベル100は、作業現場において、土木作業、建設作業、解体作業、浚渫作業等の作業を行う。なお、図1では、図面の簡略化のために、1台の油圧ショベル100のみを示しているが、複数の油圧ショベル100が作業現場で稼働している場合もある。
管理システム10は、油圧ショベル100と管理サーバ41との間で通信回線20を介して双方向通信を行うことができるように構成されている。すなわち、油圧ショベル100と管理サーバ41とは、通信回線20を介して情報(データ)の送信、受信を行うことができる。例えば、図示するように、油圧ショベル100と無線基地局71とが携帯電話通信網(移動通信網)の無線通信回線で接続されている場合、無線基地局71が油圧ショベル100から受信した情報をインターネット回線を介して管理サーバ41に送信する。
管理サーバ41は、油圧ショベル100から受信した稼働情報、警告情報等の車体情報を受信することにより、油圧ショベル100の状態を把握することができる。また、管理サーバ41には、油圧ショベル100から当該油圧ショベル100を操縦(運転)するオペレータの情報を受信することにより、オペレータの情報を管理することもできる。例えば、管理サーバ41の記憶装置42には、オペレータ管理テーブル42aが記憶されている。
図2は、管理サーバ41の記憶装置42に記憶されているオペレータ管理テーブル42aの一例について示す図である。図2に示すように、オペレータ管理テーブル42aは、オペレータの認証情報(後述するオペレータID)と、そのオペレータによる油圧ショベル100の運転時間(積算時間)tと、が対応付けられたデータテーブルである。なお、図示しないが、油圧ショベル100の運転時間tは、固有の識別情報によって識別される油圧ショベル100毎に設定される。
油圧ショベル100は、車体9と、車体9に取り付けられる作業装置13と、を備える。車体9は、走行体11と、走行体11上に旋回可能に設けられた旋回体12と、を備える。走行体11は、左右一対のクローラを走行用油圧モータによって駆動することにより走行する。旋回体12は、旋回用油圧モータ12aを駆動することにより旋回する。旋回体12の前部左側には運転室17が設けられ、運転室17の後部にはエンジン室18が設けられている。エンジン室18には、エンジン80(図4参照)及び油圧機器等が収容されている。エンジン80は、油圧ショベル100の動力源であり、例えば、ディーゼルエンジン等の内燃機関により構成される。エンジン室18の後部には、作業時の機体のバランスをとるためのカウンタウエイト19が取り付けられている。旋回体12の前部には作業装置13が取り付けられている。
作業装置13は、回動可能に連結される複数のフロント部材を有する多関節型の作業装置である。本実施形態では、3つのフロント部材として、ブーム14、アーム15及びバケット16が、直列的に連結される。ブーム14は、その基端部が旋回体12のフレームの前部に回動可能に連結される。アーム15は、その基端部がブーム14の先端部に回動可能に連結される。バケット16は、アーム15の先端部に回動可能に連結される。ブーム14は、ブームシリンダ14aを伸縮させることによって、旋回体12に対して回動する。アーム15は、アームシリンダ15aを伸縮させることによって、ブーム14に対して回動する。バケット16は、バケットシリンダ16aを伸縮させることによって、アーム15に対して回動する。
図3は、油圧ショベル100の運転室17の内部を運転席3の後側から前方に向かって見たときの概略図である。図3に示すように、運転室17内には、オペレータが着座する運転席3の右側に右操作レバー56Rが設けられ、運転席3の左側に左操作レバー56Lが設けられている。右操作レバー56R及び左操作レバー56Lによって操作するアクチュエータは、後述するように任意に設定することができる。
また、運転席3の前側には左右一対の走行レバー(左走行レバー5L及び右走行レバー5R)が設けられている。左走行レバー5Lは左側のクローラを駆動する走行用油圧モータの操作を行うための操作レバーであり、右走行レバー5Rは右側のクローラを駆動する走行用油圧モータの操作を行うための操作レバーである。
運転室17内には、所定の情報を報知する報知装置としての表示装置130が設けられている。表示装置130は、液晶ディスプレイなどであり、油圧ショベル100に搭載される制御装置としてのメインコントローラ110(図4参照)からの表示制御信号に基づき、所定の表示画像を表示画面131に表示させる。
図4は、油圧ショベル100の主な構成を示す図であり、油圧ショベル100に搭載される油圧システム60をメインコントローラ110及びエンジンコントローラ120等と共に示す。図4に示すように、油圧システム60は、エンジン80により駆動される可変容量型の油圧ポンプであるメインポンプ81と、このメインポンプ81から吐出される作動流体としての作動油(圧油)によって駆動されるブームシリンダ14a、アームシリンダ15a、バケットシリンダ16a及び旋回用油圧モータ12aを含む複数の油圧アクチュエータと、メインポンプ81から各油圧アクチュエータに供給される作動油の流れをそれぞれ制御するバルブユニット50と、を備える。
図4では、簡略的に図示しているが、バルブユニット50は、複数のアクチュエータ(ブームシリンダ14a、アームシリンダ15a、バケットシリンダ16a及び旋回用油圧モータ12a)の動作を制御する複数のコントロールバルブ51~54と、コントロールバルブ51~54に設けられるパイロット受圧部51c,51d,52c,52d,53c,53d,54c,54dにパイロット圧を出力する電磁比例弁51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bと、を有する。電磁比例弁51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bは、パイロットポンプ(エンジン80によって駆動される図示しない油圧ポンプ)の吐出圧を元圧として、コントロールバルブ51~54のパイロット受圧部51c,51d,52c,52d,53c,53d,54c,54dに出力するパイロット圧を発生する。
電磁比例弁51aによって生成されたパイロット圧がパイロット受圧部51cに作用すると、ブーム用コントロールバルブ51が一方に駆動する。これにより、メインポンプ81から吐出された圧油がブームシリンダ14aのボトム室に導かれるとともにロッド室からタンクに作動油が排出され、ブームシリンダ14aが伸長する。その結果、ブーム14が上方向に回動する(起立する)。電磁比例弁51bによって生成されたパイロット圧がパイロット受圧部51dに作用すると、ブーム用コントロールバルブ51が他方に駆動する。これにより、メインポンプ81から吐出された圧油がブームシリンダ14aのロッド室に導かれるとともにボトム室からタンクに作動油が排出され、ブームシリンダ14aが収縮する。その結果、ブーム14が下方向に回動する(倒伏する)。
電磁比例弁52aによって生成されたパイロット圧がパイロット受圧部52cに作用すると、アーム用コントロールバルブ52が一方に駆動する。これにより、メインポンプ81から吐出された圧油がアームシリンダ15aのボトム室に導かれるとともにロッド室からタンクに作動油が排出され、アームシリンダ15aが伸長する。その結果、アーム15がクラウド動作する。電磁比例弁52bによって生成されたパイロット圧がパイロット受圧部52dに作用すると、アーム用コントロールバルブ52が他方に駆動する。これにより、メインポンプ81から吐出された圧油がアームシリンダ15aのロッド室に導かれるとともにボトム室からタンクに作動油が排出され、アームシリンダ15aが収縮する。その結果、アーム15がダンプ動作する。
電磁比例弁53aによって生成されたパイロット圧がパイロット受圧部53cに作用すると、バケット用コントロールバルブ53が一方に駆動する。これにより、メインポンプ81から吐出された圧油がバケットシリンダ16aのボトム室に導かれるとともにロッド室からタンクに作動油が排出され、バケットシリンダ16aが伸長する。その結果、バケット16がクラウド動作する。電磁比例弁53bによって生成されたパイロット圧がパイロット受圧部53dに作用すると、バケット用コントロールバルブ53が他方に駆動する。これにより、メインポンプ81から吐出された圧油がバケットシリンダ16aのロッド室に導かれるとともにボトム室からタンクに作動油が排出され、バケットシリンダ16aが収縮する。その結果、バケット16がダンプ動作する。
電磁比例弁54aによって生成されたパイロット圧がパイロット受圧部54cに作用すると、旋回用コントロールバルブ54が一方に駆動する。これにより、メインポンプ81から吐出された圧油が旋回用油圧モータ12aの一方側から供給され、旋回用油圧モータ12aが一方(例えば、右方向)に回転する。その結果、旋回体12が一方に旋回(例えば、右旋回)する。電磁比例弁54bによって生成されたパイロット圧がパイロット受圧部54dに作用すると、旋回用コントロールバルブ54が他方に駆動する。これにより、メインポンプ81から吐出された圧油が旋回用油圧モータ12aの他方側から供給され、旋回用油圧モータ12aが他方(例えば、左方向)に回転する。その結果、旋回体12が他方に旋回(例えば、左旋回)する。
油圧ショベル100は、メインコントローラ110と、エンジンコントローラ120と、表示装置130と、通信端末140と、認証装置150と、入力装置160と、を備える。メインコントローラ110及びエンジンコントローラ120は、運転室17内の運転席3(図3参照)の下方あるいは後方等に設けられる。認証装置150は、運転室17内の運転席3(図3参照)の前方あるいは側方等に設けられる。
各コントローラ110,120は、動作回路としてのCPU(Central Processing Unit)、記憶装置111,121としてのROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)、入出力インタフェース(I/Oインタフェース)、ならびに、その他の周辺回路を備えたマイクロコンピュータで構成される。各コントローラ110,120は、1のマイクロコンピュータで構成してもよいし、複数のマイクロコンピュータで構成してもよい。また、コントローラ110,120の機能の一部、または全部を他のコントローラに持たせてもよい。各コントローラ110,120の記憶装置111,121には、各種演算が実行可能なプログラムが格納されている。すなわち、各コントローラ110,120の記憶装置111,121は、本実施形態の機能を実現するプログラムを読み取り可能な記憶媒体である。
メインコントローラ110は、設定されている操作パターンと、操作レバー56L,56Rの操作方向及び操作量と、に基づいて、アクチュエータ(ブームシリンダ14a、アームシリンダ15a、バケットシリンダ16a及び旋回用油圧モータ12a等)の動作を制御するアクチュエータ制御部として機能する。また、メインコントローラ110は、報知装置である表示装置130を制御して、表示装置130に所定の表示画像を表示させる報知制御部として機能する。なお、メインコントローラ110は、エンジンコントローラ120、バッテリコントローラ(不図示)等の他のコントローラと接続され、互いに情報の授受を行うとともに、他のコントローラを統合的に管理する管理コントローラとしても機能する。
メインコントローラ110には、表示装置130が接続されている。表示装置130は、上述したように、メインコントローラ110からの表示制御信号に基づき、所定の表示画像を表示画面131に表示させる。
メインコントローラ110には、入力装置160が接続されている。入力装置160は、オペレータの入力操作に応じた操作信号をメインコントローラ110に出力する装置である。入力装置160としては、キーボード、マウス、各種ボタン、タッチパネル等を採用することができる。本実施形態では、表示装置130が、液晶ディスプレイと位置入力装置とが組み合わされたタッチパネルを有しており、表示装置130が入力装置160としても機能する。
通信端末140は、外部のコンピュータと情報の授受を行うための通信装置であり、例えば無線通信装置がこれに該当する。
メインコントローラ110にはイグニッションスイッチ84が接続され、イグニッションスイッチ84の操作位置はメインコントローラ110で検出される。イグニッションスイッチ84は、オペレータによって操作されるスイッチであり、例えば、オフ位置、オン位置およびスタート位置に操作可能なキースイッチである。なお、イグニッションスイッチ84は、キースイッチに限定されることなく、オフ信号、オン信号およびスタート信号をメインコントローラ110に出力可能なプッシュ式のスイッチとしてもよい。
エンジンコントローラ120は、燃料噴射装置(不図示)により、エンジン80のシリンダ内に噴射する燃料の噴射量を調整してエンジン回転数を制御する。つまり、エンジン80は、エンジンコントローラ120により所定の回転数で回転するように制御される。
エンジン80には回転数センサ80aが取り付けられており、回転数センサ80aの検出信号はエンジンコントローラ120に入力される。また、メインコントローラ110から目標回転数がエンジンコントローラ120に入力される。エンジンコントローラ120は回転数センサ80aの検出信号から演算したエンジン80の回転数とメインコントローラ110から入力した目標回転数とに基づいてエンジン80の回転数を目標回転数に一致させるように燃料噴射装置を制御する。
メインコントローラ110にはエンジン80の目標回転数を設定するエンジン回転数設定装置としてのエンジンコントロールダイヤル83が接続され、エンジンコントロールダイヤル83の操作信号はメインコントローラ110に入力される。エンジンコントロールダイヤル83は、運転室17内に設けられる。オペレータは、エンジンコントロールダイヤル83を操作することにより、エンジン80の目標回転数を調整することができる。
メインコントローラ110には、十字操作式の左操作レバー56Lを備えた左電気レバー方式の操作装置55Lと、十字操作式の右操作レバー56Rを備えた電気レバー方式の右操作装置55Rと、が接続されている。操作レバー56L,56Rは、複数のアクチュエータ(ブームシリンダ14a、アームシリンダ15a、バケットシリンダ16a及び旋回用油圧モータ12a)を操作するためのレバー部材である。
左操作装置55Lは、前後方向及び左右方向に変位可能な十字操作式の左操作レバー56Lの変位を検出するポテンショメータ等の操作センサ57Lを備えている。操作センサ57Lは、左操作レバー56Lの操作方向(十字方向のいずれの方向であるか)及び操作量(中立位置からの傾斜角度の変位量)をそれぞれ検出し、検出した情報をメインコントローラ110に出力する。同様に、右操作装置55Rは、前後方向及び左右方向に変位可能な十字操作式の右操作レバー56Rの変位を検出するポテンショメータ等の操作センサ57Rを備えている。操作センサ57Rは、右操作レバー56Rの操作方向(十字方向のいずれの方向であるか)及び操作量(中立位置からの傾斜角度の変位量)をそれぞれ検出し、検出した情報をメインコントローラ110に出力する。
メインコントローラ110の記憶装置111には、操作レバー56L,56Rの操作方向とアクチュエータ(ブームシリンダ14a、アームシリンダ15a、バケットシリンダ16a及び旋回用油圧モータ12a)及びその動作(動作方向)とを対応付ける操作パターンのテーブル(以下、操作テーブルと記す)111aが記憶されている。図5は、メインコントローラ110の記憶装置111に記憶されている操作テーブル111aの一例について示す図である。本実施形態では、操作テーブル111aに5つの操作パターンA,B,C,D,Eにおける左・右操作レバー56L,56Rの各操作方向(前、後、左、右方向のいずれか)に対応する操作対象(かっこ書きには各操作対象の動作)を示している。なお、操作パターンEは、サービス員等が入力装置160を操作することにより、自由に設定可能なカスタムパターンである。
図5に示すように、パターンAでは、左操作レバー56Lの前・後方向にアーム15のダンプ・クラウド動作(アームシリンダ15aの収縮・伸長動作)が割り当てられており、左操作レバー56Lの左・右方向に旋回体12の左旋回・右旋回動作(旋回用油圧モータ12aの左回転・右回転動作)が割り当てられており、右操作レバー56Rの前・後方向にブーム14の下げ・上げ動作(ブームシリンダ14aの収縮・伸長動作)が割り当てられており、右操作レバー56Rの左・右方向にバケット16のクラウド・ダンプ動作(バケットシリンダ16aの伸長・収縮動作)が割り当てられている。
パターンBでは、左操作レバー56Lの前・後方向に旋回体12の右旋回・左旋回動作(旋回用油圧モータ12aの右回転・左回転動作)が割り当てられており、左操作レバー56Lの左・右方向にアーム15のダンプ・クラウド動作(アームシリンダ15aの収縮・伸長動作)が割り当てられており、右操作レバー56Rの前・後方向にブーム14の下げ・上げ動作(ブームシリンダ14aの収縮・伸長動作)が割り当てられており、右操作レバー56Rの左・右方向にバケット16のクラウド・ダンプ動作(バケットシリンダ16aの伸長・収縮動作)が割り当てられている。
パターンCでは、左操作レバー56Lの前・後方向にブーム14の下げ・上げ動作(ブームシリンダ14aの収縮・伸長動作)が割り当てられており、左操作レバー56Lの左・右方向にバケット16のダンプ・クラウド動作(バケットシリンダ16aの収縮・伸長動作)が割り当てられており、右操作レバー56Rの前・後方向にアーム15のクラウド・ダンプ動作(アームシリンダ15aの伸長・収縮動作)が割り当てられており、右操作レバー56Rの左・右方向に旋回体12の左旋回・右旋回動作(旋回用油圧モータ12aの左回転・右回転動作)が割り当てられている。
パターンDでは、左操作レバー56Lの前・後方向にブーム14の下げ・上げ動作(ブームシリンダ14aの収縮・伸長動作)が割り当てられており、左操作レバー56Lの左・右方向にバケット16のダンプ・クラウド動作(バケットシリンダ16aの収縮・伸長動作)が割り当てられており、右操作レバー56Rの前・後方向にアーム15のダンプ・クラウド動作(アームシリンダ15aの収縮・伸長動作)が割り当てられており、右操作レバー56Rの左・右方向に旋回体12の左旋回・右旋回動作(旋回用油圧モータ12aの左回転・右回転動作)が割り当てられている。
メインコントローラ110は、後述するように、オペレータの認証情報(オペレータID)に基づいて、操作テーブル(図6参照)から登録されている操作パターンを選択し、設定する。メインコントローラ110は、設定した操作パターンに従って、操作装置55L,55Rの操作センサ57L,57Rからの検出信号に基づき、電磁比例弁51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bに制御電流を出力する。
一例として、パターンAが設定されている状態での操作レバー56L,56Rの操作に応じたアクチュエータの動作について説明する。操作センサ57Lで左操作レバー56Lが前方向に操作されたことが検出されると、メインコントローラ110は、その操作量に応じた制御電流を電磁比例弁52bのソレノイドに供給する。これにより、電磁比例弁52bからアーム用コントロールバルブ52のパイロット受圧部52dに、所定のパイロット圧が出力され、アーム用コントロールバルブ52が駆動し、アームシリンダ15aが収縮する。つまり、アーム15がダンプ動作する。操作センサ57Lで左操作レバー56Lが後方向に操作されたことが検出されると、メインコントローラ110は、その操作量に応じた制御電流を電磁比例弁52aのソレノイドに供給する。これにより、電磁比例弁52aからアーム用コントロールバルブ52のパイロット受圧部52cに、所定のパイロット圧が出力され、アーム用コントロールバルブ52が駆動し、アームシリンダ15aが伸長する。つまり、アーム15がクラウド動作する。
操作センサ57Lで左操作レバー56Lが左方向に操作されたことが検出されると、メインコントローラ110は、その操作量に応じた制御電流を電磁比例弁54bのソレノイドに供給する。これにより、電磁比例弁54bから旋回用コントロールバルブ54のパイロット受圧部54dに、所定のパイロット圧が出力され、旋回用コントロールバルブ54が駆動し、旋回用油圧モータ12aが左回転する。つまり、旋回体12が左旋回する。操作センサ57Lで左操作レバー56Lが右方向に操作されたことが検出されると、メインコントローラ110は、その操作量に応じた制御電流を電磁比例弁54aのソレノイドに供給する。これにより、電磁比例弁54aから旋回用コントロールバルブ54のパイロット受圧部54cに、所定のパイロット圧が出力され、旋回用コントロールバルブ54が駆動し、旋回用油圧モータ12aが右回転する。つまり、旋回体12が右旋回する。
操作センサ57Rで右操作レバー56Rが前方向に操作されたことが検出されると、メインコントローラ110は、その操作量に応じた制御電流を電磁比例弁51bのソレノイドに供給する。これにより、電磁比例弁51bからブーム用コントロールバルブ51のパイロット受圧部51dに、所定のパイロット圧が出力され、ブーム用コントロールバルブ51が駆動し、ブームシリンダ14aが収縮する。つまり、ブーム14が下方向に回動する(倒伏する)。操作センサ57Rで右操作レバー56Rが後方向に操作されたことが検出されると、メインコントローラ110は、その操作量に応じた制御電流を電磁比例弁51aのソレノイドに供給する。これにより、電磁比例弁51aからブーム用コントロールバルブ51のパイロット受圧部51cに、所定のパイロット圧が出力され、ブーム用コントロールバルブ51が駆動し、ブームシリンダ14aが伸長する。つまり、ブーム14が上方向に回動する(起立する)。
操作センサ57Rで右操作レバー56Rが左方向に操作されたことが検出されると、メインコントローラ110は、その操作量に応じた制御電流を電磁比例弁53aのソレノイドに供給する。これにより、電磁比例弁53aからバケット用コントロールバルブ53のパイロット受圧部53cに、所定のパイロット圧が出力され、バケット用コントロールバルブ53が駆動し、バケットシリンダ16aが伸長する。つまり、バケット16がクラウド動作する。操作センサ57Rで右操作レバー56Rが右方向に操作されたことが検出されると、メインコントローラ110は、その操作量に応じた制御電流を電磁比例弁53bのソレノイドに供給する。これにより、電磁比例弁53bからバケット用コントロールバルブ53のパイロット受圧部53dに、所定のパイロット圧が出力され、バケット用コントロールバルブ53が駆動し、バケットシリンダ16aが収縮する。つまり、バケット16がダンプ動作する。
このように、操作パターンは、操作レバー56L,56Rの操作方向と、コントロールバルブ51~54及びその駆動方向の組み合わせのパターンともいえる。
図4に示すように、メインコントローラ110の記憶装置111には、登録テーブル111bが記憶されている。図6は、メインコントローラ110の記憶装置111に記憶されている登録テーブル111bの一例を示す図である。図6に示すように、登録テーブル111bは、操作装置55L,55Rの操作レバー56L,56Rを操作するオペレータ(当該油圧ショベル100の運転室17に搭乗する運転者)を特定するための固有の認証情報(識別情報)であるオペレータIDと、操作パターンとが対応付けられたデータテーブルである。
メインコントローラ110は、例えば、入力装置160(図4参照)からの信号に基づいて、登録テーブル111bに操作パターンを登録する。オペレータは、入力装置160(図4参照)を操作することにより、登録テーブル111bに登録されている操作パターンをパターンA~Eのいずれかに変更することができる。
図4に示すように、メインコントローラ110には、認証装置150が接続されている。認証装置150は、オペレータが所持しているカード型記憶媒体であるICカードに記憶されているオペレータの認証情報を読み取り可能なカードリーダであり、読み取った情報をメインコントローラ110に出力する。
メインコントローラ110は、操作装置55L,55Rの操作レバー56L,56Rを操作するオペレータの認証情報(オペレータID)を認証装置150から取得し、取得したオペレータの認証情報(オペレータID)に基づいて、オペレータが当該油圧ショベル100を初めて操作する(運転する)者であるか否かを判定する。
具体的には、メインコントローラ110は、登録テーブル111bを参照し、認証装置150から取得したオペレータのIDが登録テーブル111bに登録されているか否か(存在しているか否か)を判定する。取得したオペレータIDが登録テーブル111bに登録されていない(存在していない)場合、メインコントローラ110は、オペレータは油圧ショベル100を初めて操作する者であると判定する。取得したオペレータIDが登録テーブル111bに登録されている(存在している)場合、メインコントローラ110は、オペレータは油圧ショベル100を初めて操作する者でないと判定する。
オペレータが油圧ショベル100を初めて操作する者であると判定された場合、メインコントローラ110は、取得したオペレータIDと、初期パターン(本実施形態ではパターンA)を登録パターンとして登録テーブル111bに記憶(登録)する。また、メインコントローラ110は、初期パターン(本実施形態ではパターンA)を、アクチュエータの制御(コントロールバルブ51~54の制御)に用いる操作パターンとして設定する。さらに、メインコントローラ110は、表示装置130を制御して、設定されている操作パターン(初期パターン)に関する情報を報知装置(例えば、表示装置130)によって報知させる。本実施形態では、操作パターンに関する情報として、現在設定されている操作パターンを表す情報と、操作パターンの確認を促す情報と、が含まれる警告画像139(図7参照)を表示装置130の表示画面131に表示させる。
図7は、表示装置130の表示画面131に表示される警告画像139の一例について示す図である。図7に示すように、メインコントローラ110は、表示装置130に制御信号を出力し、表示装置130の表示画面131に警告画像139を表示させる。警告画像139は、警告の表示画像134と、操作パターンに関する情報として、設定されている操作パターンを表す表示画像133と、操作パターンの確認を促す情報と操作パターンを確認した後に確認完了操作を実行するように促す情報が示された表示画像132と、操作パターンの確認操作の入力領域に対応する確認完了領域138と、を有する。
表示画像132は、「設定されている操作パターンを確認してください。操作パターンを確認したら、[確認完了]をタッチしてください。」といった、オペレータに対して設定されている操作パターンの確認を促す文と、操作パターンの確認操作(確認完了領域138のタッチ操作)を促す文と、を含む画像である。表示画像133は、操作レバー56L,56Rを表す円形の画像135と、操作レバー56L,56Rの操作方向を表す矢印の画像136と、操作レバー56L,56Rの操作方向に対応するアクチュエータの動作を表す「アームダンプ」といった単語の画像と、を有している。
メインコントローラ110は、オペレータによって、操作パターンの確認が行われたか否かを判定する。本実施形態では、メインコントローラ110は、確認完了領域138がタッチ操作されていない場合、オペレータによる操作パターンの確認が行われていないと判定し、確認完了領域138がタッチ操作された場合、オペレータによる操作パターンの確認が行われたと判定する。オペレータによる操作パターンの確認が行われていないと判定されている場合、メインコントローラ110は、アクチュエータの動作を制限する。オペレータによる操作パターンの確認が行われたと判定された場合、メインコントローラ110は、アクチュエータの動作の制限を解除する。アクチュエータの動作を制限する制御の内容については後述する。
オペレータが油圧ショベル100を初めて操作する者でないと判定された場合、メインコントローラ110は、登録テーブル111bに登録されている、そのオペレータの認証情報(オペレータID)に対応付けられている操作パターン(登録パターン)を、アクチュエータの制御(コントロールバルブ51~54の制御)に用いる操作パターンとして設定する。例えば、オペレータの認証情報(オペレータID)が「000000001」である場合、図6に示すように、登録テーブル111bに登録されているパターンBが、アクチュエータの制御に用いる操作パターンとして設定される。
また、図4に示すメインコントローラ110は、オペレータが油圧ショベル100を初めて操作する者でないと判定された場合、オペレータの認証情報(オペレータID)に基づいてオペレータの熟練度が基準を満たしているか否かを判定する。
具体的には、メインコントローラ110は、通信端末140を介して、管理サーバ41の記憶装置42に記憶されているオペレータ管理テーブル42a(図2参照)から認証情報(オペレータID)に対応付けられている熟練度に関する情報(熟練度情報とも記す)である運転時間tを取得する。
メインコントローラ110は、運転時間tが閾値t0未満である場合、オペレータの操作の熟練度は基準を満たしていないと判定する。メインコントローラ110は、運転時間tが閾値t0以上である場合、オペレータの操作の熟練度は基準を満たしていると判定する。閾値t0は、熟練度が基準を満たしているか否かを判定するための閾値であり、予め記憶装置111に記憶されている。
オペレータの操作の熟練度が基準を満たしていないと判定された場合、メインコントローラ110は、表示装置130を制御して、設定されている操作パターンに関する情報を報知装置(例えば、表示装置130)によって報知させる。本実施形態では、操作パターンに関する情報として、現在設定されている操作パターンを表す情報と、操作パターンの確認を促す情報と、が含まれる警告画像139(図7参照)を表示装置130の表示画面131に表示させる。オペレータの操作の熟練度が基準を満たしている場合、メインコントローラ110は、表示装置130の表示画面131に警告画像139を表示させない。
メインコントローラ110は、制御モードを制限モード及び通常モード(制限解除モード)のいずれかに設定する。制御モードに制限モードが設定されると、通常モード(制限解除モード)のときに比べて、オペレータの操作に応じたアクチュエータ(ブームシリンダ14a、アームシリンダ15a、バケットシリンダ16a及び旋回用油圧モータ12a)の動作が制限される。
以下、制限モードが設定されているときの制限制御の一例について説明する。メインコントローラ110は、制御モードに制限モードが設定されると、エンジン制限制御を実行する。エンジン制限制御では、メインコントローラ110は、エンジンコントロールダイヤル83で設定されている目標回転数よりも低いローアイドル回転数を目標回転数としてエンジンコントローラ120に出力する。ローアイドル回転数は、予め記憶装置111に記憶されている。したがって、制限モードが設定されている状態では、オペレータが操作装置55L,55Rの操作レバー56L,56Rを操作したときのアクチュエータの動作速度が、通常モード(制限解除モード)が設定されているときに比べて低く制限される。制御モードが制限モードから通常モード(制限解除モード)に設定されると、メインコントローラ110は、エンジンコントロールダイヤル83で設定された回転数を目標回転数として、エンジンコントローラ120に出力する。
図8は、メインコントローラ110により実行される処理の内容について示すフローチャートである。図8に示すフローチャートの処理は、イグニッションスイッチ84がオンされることにより開始され、図示しない初期設定が行われた後、実行される。
図8に示すように、ステップS105において、メインコントローラ110は、制御モードを制限モードに設定し、ステップS110へ進む。ステップS110において、メインコントローラ110は、認証装置150から認証情報(オペレータID)を取得し、ステップS120へ進む。
ステップS120において、メインコントローラ110は、取得した認証情報(オペレータID)に基づいて、オペレータが当該油圧ショベル(すなわち、現在オペレータが搭乗している油圧ショベル)100を初めて操作する者であるか否かを判定する。ステップS120において、メインコントローラ110は、登録テーブル111b(図6参照)を参照し、認証情報(オペレータID)が登録テーブル111bに登録されている場合、オペレータが油圧ショベル100を初めて操作する者でないと判定し、ステップS130へ進む。ステップS120において、メインコントローラ110は、登録テーブル111bを参照し、認証情報(オペレータID)が登録テーブル111bに登録されていない場合、オペレータが油圧ショベル100を初めて操作する者であると判定し、ステップS160へ進む。
ステップS160において、メインコントローラ110は、予め定められている初期パターン(本実施形態ではパターンA)をアクチュエータの制御に用いる操作パターンとして設定し、ステップS170へ進む。なお、初期パターンには、任意の操作パターンを選択することができる。
ステップS130において、メインコントローラ110は、登録テーブル111b(図6参照)を参照し、取得した認証情報(オペレータID)に対応する登録パターンを、アクチュエータの制御に用いる操作パターンとして設定し、ステップS140へ進む。
ステップS140において、メインコントローラ110は、取得した認証情報(オペレータID)に基づいて、熟練度情報を取得し、ステップS150へ進む。本実施形態では、メインコントローラ110は、管理サーバ41と通信を行い、管理サーバ41の記憶装置42に記憶されているオペレータ管理テーブル42aを参照し、取得した認証情報(オペレータID)に対応する運転時間tを熟練度情報として取得する。
ステップS150において、メインコントローラ110は、オペレータの操作の熟練度が基準を満たすか否かを判定する。ステップS150において、メインコントローラ110は、運転時間tが記憶装置111に記憶されている閾値t0未満である場合、オペレータの操作の熟練度が基準を満たしていないと判定し、ステップS170へ進む。ステップS150において、メインコントローラ110は、運転時間tが記憶装置111に記憶されている閾値t0以上である場合、オペレータの操作の熟練度が基準を満たしていると判定し、ステップS190へ進む。
ステップS170において、メインコントローラ110は、警告情報(注意喚起情報)として、現在設定されている操作パターンに関する情報を報知装置(例えば、表示装置130)によって報知する。本実施形態では、メインコントローラ110は、警告画像139を表示装置130の表示画面131に表示させる(図7参照)。
ステップS180において、メインコントローラ110は、操作パターンの確認が行われたか否かを判定する。ステップS180において、メインコントローラ110は、表示装置130の表示画面(タッチパネル)131に形成されている確認完了領域138(図7参照)がタッチ操作されたことが検出されると、オペレータによって操作パターンの確認が行われたと判定し、ステップS190へ進む。ステップS180の処理は、オペレータによって操作パターンの確認が行われたと判定されるまで繰り返し行われる。
ステップS190において、メインコントローラ110は、制限モードを解除して制御モードを通常モード(制限解除モード)に設定し、図8のフローチャートに示す処理を終了する。
本実施形態の動作の一例について説明する。オペレータは、運転室17に搭乗し、ICカードを認証装置150に装着し、イグニッションスイッチ84をオフ位置からオン位置を経由してスタート位置に操作し、エンジン80を始動する。イグニッションスイッチ84は、スタート位置についてはモーメンタリ動作を行うように構成されており、オペレータがスタート位置への操作を止めると自動的にオン位置まで戻る。油圧ショベル100の操縦(運転)の経験が豊富なオペレータである場合、操作パターンに関する情報の報知(警告画像139の表示)は行われず、制御モードが通常モードに設定される(S120でN・・・→S159でY→S190)。このため、オペレータは、エンジン80を始動してから、操作パターンの確認を行うことなく、スムーズに通常の作業(旋回、掘削作業等)を行うことができる。
油圧ショベル100を初めて操作するオペレータである場合(油圧ショベル100の操縦(運転)が未経験のオペレータである場合)、または、油圧ショベル100の操作の経験が少ないオペレータである場合、操作パターンに関する情報の報知(警告画像139の表示)が行われる(S120でY・・・→S170、またはS150でN→S170)。オペレータは、現在設定されている操作パターンを確認し、確認完了領域138をタッチ操作しない限り、アクチュエータの動作が制限される。これにより、オペレータによる誤操作を防止することができる。また、万一、誤操作が行われたとしてもアクチュエータの動作を制限することができる。
上述した実施形態によれば、次の作用効果を奏する。
(1)油圧ショベル(作業機械)100は、複数のアクチュエータ(ブームシリンダ14a、アームシリンダ15a、バケットシリンダ16a及び旋回用油圧モータ12a)と、複数のアクチュエータ(ブームシリンダ14a、アームシリンダ15a、バケットシリンダ16a及び旋回用油圧モータ12a)を操作するための操作レバー56L,56Rを有する複数の操作装置55L,55Rと、所定の情報を報知する表示装置(報知装置)130と、表示装置130を制御するメインコントローラ(制御装置)110と、を備える。メインコントローラ110は、操作装置55L,55Rを操作するオペレータの認証情報(例えば、オペレータID)を取得し、取得したオペレータの認証情報に基づいて、オペレータが当該油圧ショベル100を初めて操作する者であるか否かを判定し、オペレータが当該油圧ショベル100を初めて操作する者であると判定された場合、操作レバー56L,56Rの操作方向とアクチュエータ(ブームシリンダ14a、アームシリンダ15a、バケットシリンダ16a及び旋回用油圧モータ12a)の動作とを対応付ける操作パターンに関する情報を表示装置(報知装置)130によって報知させる。この構成によれば、オペレータが油圧ショベル100を初めて操作する際、操作パターンに関する情報を報知することにより、オペレータに対して注意喚起を行うことができる。これにより、オペレータは、操作パターンについて容易に認識することができ、オペレータによる誤操作を防止することができる。
(2)メインコントローラ110は、オペレータが当該油圧ショベル100を初めて操作する者でないと判定された場合、オペレータの認証情報に基づいてオペレータの操作の熟練度が基準を満たしているか否かを判定し、オペレータの熟練度が基準を満たしていないと判定された場合、操作パターンに関する情報を表示装置(報知装置)130によって報知させる。これにより、熟練度の低い(運転経験の浅い)オペレータによる誤操作を防止することができる。
(3)操作パターンに関する情報には、操作パターンの確認を促す情報が含まれる。そして、オペレータが油圧ショベル100を初めて操作する者であると判定され、または、オペレータの操作の熟練度が基準を満たしていないと判定された場合、メインコントローラ110は、操作パターンの確認が行われたか否かを判定する。メインコントローラ110は、操作パターンの確認が行われていないと判定されている場合、アクチュエータの動作を制限し、操作パターンの確認が行われたと判定された場合、アクチュエータの動作の制限を解除する。つまり、メインコントローラ110は、操作パターンの確認が行われるまで(確認完了領域138をタッチ操作するという確認操作がなされるまで)、操作レバー56L,56Rの操作に応じたアクチュエータ(ブームシリンダ14a、アームシリンダ15a、バケットシリンダ16a及び旋回用油圧モータ12a)の動作を制限する。これにより、オペレータが操作しようとしていたアクチュエータとは異なるアクチュエータが制限されることなく動作してしまうこと(例えば、オペレータが操作レバーを操作したときに、オペレータの意図していないアクチュエータが速い動作速度で動作してしまうこと)を防止できる。
<第2実施形態>
図9及び図10を参照して、第2実施形態に係る油圧ショベル200について説明する。なお、図中、第1実施形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。第1実施形態では、認証装置150がICカードに記憶されている情報を読み取り可能なカードリーダである例について説明した。これに対して、第2実施形態では、認証装置150に代えて、顔認証を行うためのデータを抽出する認証装置250が設けられている。
図9は、第2実施形態に係る油圧ショベル200の主な構成を示す図である。第2実施形態に係る油圧ショベル200は、第1実施形態に係る油圧ショベル100と同様の構成を有し、さらに、運転室17の運転席3に着座しているオペレータの顔を撮影するカメラ(撮影装置)251を有している。カメラ251で撮影された画像の情報(データ)は、認証装置250に出力される。
本実施形態では、オペレータ管理テーブル42aが、オペレータの認証情報(オペレータID)と、そのオペレータによる油圧ショベル100の運転時間(積算時間)tと、オペレータの顔認証用データと、が対応付けられたデータテーブルとされている。オペレータの顔認証用データには、例えば、オペレータの顔の形状を表すデータ、及びオペレータの顔の複数の特徴点(目、口、鼻等)の位置を表すデータが含まれる。
認証装置250は、カメラ251によって撮影された画像からオペレータの顔の形状、及びオペレータの顔の複数の特徴点(目、口、鼻等)を抽出し、抽出した情報(顔認証用抽出データとも記す)をメインコントローラ210に出力する。メインコントローラ210は、取得した顔認証用抽出データを通信端末140を介して管理サーバ41(図1参照)に送信する。管理サーバ41は、取得した顔認証用抽出データと、オペレータ管理テーブル42aの顔認証用データとを照合し、そのオペレータのIDを特定する。管理サーバ41は、特定したオペレータIDを通信回線20を介して油圧ショベル200に送信する。メインコントローラ210は、通信端末140を介して、管理サーバ41からオペレータの認証情報(オペレータID)を取得する。メインコントローラ210は、登録テーブル111bを参照し、取得したオペレータIDに対応する登録パターンをアクチュエータの制御に用いる操作パターンとして設定する。
本第2実施形態では、第1実施形態と同様、図8に示すフローチャートと同様の処理を実行することができる。ただし、第1実施形態における認証情報取得処理(ステップS110)では、メインコントローラ110が認証装置150から認証情報(オペレータID)を取得していたのに対し、第2実施形態における認証情報取得処理(ステップS110)では、メインコントローラ210から送信した顔認証用抽出データに基づいて管理サーバ41において特定されるオペレータIDを管理サーバ41から取得している点で異なる。
ところで、作業現場では、一つの油圧ショベル200を複数のオペレータが操作することがある。例えば、オペレータ(以下、オペレータAとも記す)が油圧ショベル200に搭乗し、イグニッションスイッチ84をオン操作し、所定時間作業を行った後、イグニッションスイッチ84をオフ操作せずに、別のオペレータ(以下、オペレータBとも記す)と交代し、その後、オペレータBが作業を行う場合がある。
油圧ショベル200は、オペレータAのオペレータIDに基づいて操作パターンが設定されているため、オペレータBがその操作パターンを認識していない場合、誤操作が行われてしまうおそれがある。そこで、本第2実施形態では、メインコントローラ210は、イグニッションスイッチ84がオン位置にある状態(以下、オン状態とも記す)のときに、オペレータが別のオペレータに交代したか否かを判定し、オペレータが別のオペレータに交代したと判定された場合、別のオペレータの認証情報(オペレータID)を取得する。メインコントローラ210は、取得した別のオペレータの認証情報(オペレータID)に基づいて、別のオペレータが当該油圧ショベル200を初めて操作する者であるか否かを判定する。メインコントローラ210は、別のオペレータが当該油圧ショベル200を初めて操作する者であると判定された場合、操作パターンに関する情報を報知装置(例えば、表示装置130)によって報知させる。
図10は、第2実施形態に係る油圧ショベル200のメインコントローラ210により実行される処理の内容について示すフローチャートである。図8のフローチャートのステップS190の処理(制限解除処理)が実行されることにより開始され、所定の制御周期で繰り返し実行される。
ステップS205において、メインコントローラ210は、オペレータが運転席3から離席したか否かを判定する。本実施形態では、メインコントローラ210は、予め定めた所定時間以上、認証装置250から顔認証用抽出データが入力されなかった場合に、オペレータが運転席3から離席したと判定する。ステップS205の処理は、オペレータが運転席3に離席したと判定されるまで繰り返し実行され、オペレータが運転席3に離席したと判定された場合、ステップS215へ進む。
ステップS215において、メインコントローラ210は、制御モードを制限モードに設定し、ステップS225へ進む。ステップS225において、メインコントローラ210は、オペレータが運転席3に着座したか否かを判定する。本実施形態では、メインコントローラ210は、認証装置250から顔認証用抽出データが入力されると、オペレータが運転席3に着座したと判定する。ステップS225の処理は、オペレータが運転席3に着座したと判定されるまで繰り返し実行され、オペレータが運転席3に着座したと判定された場合、ステップS235へ進む。
ステップS235において、メインコントローラ210は、顔認証用抽出データを管理サーバ41に送信する。これにより、管理サーバ41により顔認証処理が実行され、特定されたオペレータIDが管理サーバ41から油圧ショベル200に送信される。メインコントローラ210は、管理サーバ41からオペレータIDを取得すると、ステップS237へ進む。
ステップS237において、メインコントローラ210は、ステップS235で取得したオペレータIDと、オペレータが離席したと判定される前のオペレータID(例えば、ステップS110で取得したオペレータID)と、に基づいて、オペレータが別のオペレータに交代したか否か(すなわち、離席前後のオペレータが同一人物であるか否か)を判定する。
ステップS237において、ステップS235で取得したオペレータIDが、オペレータが離席したと判定される前のオペレータIDと一致している場合、オペレータは別のオペレータに交代していない(離席前後のオペレータは同一人物である)と判定し、ステップS390へ進む。ステップS237において、ステップS235で取得したオペレータIDが、オペレータが離席したと判定される前のオペレータIDと一致していない場合、オペレータが別のオペレータに交代した(離席前後のオペレータは同一人物でない)と判定し、ステップS320へ進む。
ステップS320,330,340,350,360,370,380,390は、図8のステップS120,130,140,150,160,170,180,190と同様の処理であるため、説明を省略する。ステップS390において、メインコントローラ210は、制限モードを解除し、制御モードに通常モード(制限解除モード)を設定すると、図10のフローチャートに示す処理を終了する。
このような第2実施形態によれば、第1実施形態で説明した作用効果に加え、次の作用効果を奏する。
(4)メインコントローラ(制御装置)210は、イグニッションスイッチ84がオン状態のときに、オペレータAが別のオペレータBに交代したか否かを判定し、オペレータAが別のオペレータBに交代したと判定された場合、別のオペレータBの認証情報を取得し、取得した別のオペレータBの認証情報に基づいて、別のオペレータBが当該油圧ショベル(作業機械)200を初めて操作する者であるか否かを判定し、別のオペレータBが当該油圧ショベル200を初めて操作する者であると判定された場合、操作パターンに関する情報を表示装置(報知装置)130によって報知させる。これにより、イグニッションスイッチ84がオン状態のまま、オペレータが交代した場合に、交代後の別のオペレータBによる誤操作を防止することができる。
(5)メインコントローラ210は、交代後の別のオペレータBが当該油圧ショベル200を初めて操作する者でないと判定された場合(S320でY)、別のオペレータBの認証情報に基づいて別のオペレータBの操作の熟練度が基準を満たしているか否かを判定し(S350)、別のオペレータBの熟練度が基準を満たしていないと判定された場合(、操作パターンに関する情報を表示装置130によって報知させる(S350でN→S370)。これにより、熟練度の低い(運転経験の浅い)オペレータBによる誤操作を防止することができる。
(6)別のオペレータBが油圧ショベル200を初めて操作する者であると判定され(S320でY)、または、別のオペレータBの操作の熟練度が基準を満たしていないと判定された場合(S350でN)、メインコントローラ210は、操作パターンの確認が行われたか否かを判定する(S380)。メインコントローラ210は、操作パターンの確認が行われていないと判定されている場合、アクチュエータの動作を制限し(S215→・・・S380でN)、操作パターンの確認が行われたと判定された場合、アクチュエータの動作の制限を解除する(S380でY→S390)。これにより、別のオペレータBが操作しようとしていたアクチュエータとは異なるアクチュエータが制限されることなく動作してしまうこと(例えば、オペレータBが操作レバーを操作したときに、オペレータBの意図していないアクチュエータが速い動作速度で動作してしまうこと)を防止できる。
次のような変形例も本発明の範囲内であり、変形例に示す構成と上述の実施形態で説明した構成を組み合わせたり、上述の異なる実施形態で説明した構成同士を組み合わせたり、以下の異なる変形例で説明する構成同士を組み合わせることも可能である。
<変形例1>
上記実施形態では、メインコントローラ110は、認証装置150から取得した認証情報(オペレータID)が登録テーブル111bに登録されていない場合、オペレータが油圧ショベル100を初めて操作する者であると判定し、認証情報(オペレータID)が登録テーブル111bに登録されている場合、初めて操作する者でないと判定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
<変形例1-1>
例えば、オペレータが油圧ショベル100を初めて操作する前に、登録テーブル111bにオペレータの認証情報(オペレータID)と、オペレータが油圧ショベル100を初めて操作することを表す情報(油圧ショベル100の操作経験がないことを表す情報)とを対応付けて記憶させておいてもよい。この場合、メインコントローラ110は、登録テーブル111bを参照し、認証装置150から取得した認証情報(オペレータID)に基づいて、そのオペレータが油圧ショベル100を初めて操作する者であるか否かを判定することができる。また、ICカードに、オペレータの認証情報(オペレータID)と、オペレータが油圧ショベル100を初めて操作することを表す情報(油圧ショベル100の操作経験がないことを表す情報)とを対応付けて記憶させておいてもよい。この場合、メインコントローラ110は、認証装置150から取得した認証情報及びその認証情報に対応付けられた油圧ショベル100を初めて操作することを表す情報に基づいて、そのオペレータが油圧ショベル100を初めて操作する者であるか否かを判定することができる。
<変形例1-2>
メインコントローラ110は、オペレータ管理テーブル42aから取得した運転時間tが0(ゼロ)である場合に、オペレータが油圧ショベル100を初めて操作する者であると判定してもよい。この場合、オペレータが初めて油圧ショベル100を操作する前に、登録テーブル111bに当該オペレータの認証情報(オペレータID)と、操作パターンを登録している場合に、オペレータによる誤操作を防止することができる。また、登録テーブル111bに、オペレータの認証情報(オペレータID)と、オペレータの油圧ショベル100の運転時間tとを対応付けて記憶させている場合、メインコントローラ110は、登録テーブル111bから取得した運転時間tが0(ゼロ)である場合に、オペレータは油圧ショベル100を初めて操作する者であると判定してもよい。
<変形例2>
上記実施形態では、運転時間tが閾値t0未満である場合にオペレータの操作の熟練度が基準を満たしていないと判定し、運転時間tが閾値t0以上である場合にオペレータの操作の熟練度が基準を満たしていると判定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
<変形例2-1>
例えば、熟練度を表す情報としては、運転時間tに限定されない。メインコントローラ110は、管理サーバ41から運転時間tに代えて、オペレータの経験年数yを熟練度を表す情報として取得してもよい。図11は、管理サーバ41の記憶装置42に記憶されているオペレータ管理テーブル242aの別の例について示す図である。図11に示すように、オペレータ管理テーブル242aは、オペレータの認証情報(オペレータID)と、そのオペレータが油圧ショベル100の操縦(運転)を初めて行ってからの経験年数yと、が対応付けられたデータテーブルである。
メインコントローラ110は、経験年数yが閾値y0未満である場合、オペレータの操作の熟練度は基準を満たしていないと判定する。メインコントローラ110は、経験年数yが閾値y0以上である場合、オペレータの操作の熟練度は基準を満たしていると判定する。閾値y0は、熟練度が基準を満たしているか否かを判定するための閾値であり、予め記憶装置111に記憶されている。
<変形例2-2>
メインコントローラ110は、熟練度に応じて報知装置(例えば、表示装置130)によって報知する情報の内容を変更してもよい。例えば、メインコントローラ110の記憶装置111には、複数の閾値y1,y2が記憶されている。第1閾値y1は、熟練度が第1基準を満たしているか否かを判定するための閾値であり、第2閾値y2は、熟練度が第1基準よりも高い第2基準を満たしているか否かを判定するための閾値であり、第1閾値y1よりも大きい値である(y2>y1)。
メインコントローラ110は、経験年数yが第1閾値y1未満である場合、オペレータの操作の熟練度は第1基準を満たしていないと判定する。メインコントローラ110は、経験年数yが第1閾値y1以上であり第2閾値y2未満である場合、オペレータの操作の熟練度は第1基準を満たしているが、第1基準よりも高い第2基準は満たしていないと判定する。メインコントローラ110は、経験年数yが第2閾値y2以上である場合、オペレータの操作の熟練度は第2基準を満たしていると判定する。
オペレータの熟練度が第1基準を満たしていない場合、メインコントローラ110は、操作パターンに関する情報として、第1警告情報を表す画像を表示装置130の表示画面131に表示させる。オペレータの熟練度が第1基準を満たし、第2基準を満たしていない場合、第2警告情報を表す画像を表示装置130の表示画面131に表示させる。
第1警告情報は、第2警告情報よりも警告の度合が強い情報である。例えば、第2警告情報は、上記実施形態で説明した警告情報に相当する。第2警告情報としての表示画像は、図7に示す警告画像139であり、この警告画像139には点灯表示される警告の表示画像134が含まれる。これに対し、第1警告情報としての警告画像139は、点滅表示される警告の表示画像134が含まれる。したがって、第1警告情報を報知させることにより、第2警告情報を報知させるときよりも、オペレータに対して注意を喚起させることができる。
<変形例2-3>
1つの熟練度情報に基づいて、オペレータの熟練度が基準を満たしているか否かを判定する場合に限定されることもない。例えば、メインコントローラ110は、2つの熟練度情報に基づいて、オペレータの熟練度が基準を満たしているか否かを判定してもよい。図12は、管理サーバ41の記憶装置42に記憶されているオペレータ管理テーブル342aのさらに別の例について示す図である。
図12に示すように、オペレータ管理テーブル342aは、オペレータの認証情報(オペレータID)と、そのオペレータが油圧ショベル100の操縦(運転)を初めて行ってからの経験年数yと、そのオペレータが油圧ショベル100の操縦(運転)を初めて行ってからの誤操作回数と、が対応付けられたデータテーブルである。オペレータ管理テーブル342aの誤操作回数は、例えば、オペレータが入力装置160を用いてメインコントローラ110の記憶装置111に記憶させ、メインコントローラ110から通信端末140を介して管理サーバ41に送信することにより更新される。
メインコントローラ110は、経験年数yが増加するにつれて大きくなる第1パラメータα(α>0)と、誤操作回数が増加するにつれて小さくなる第2パラメータβ(<0)と、を加算することにより、熟練度評価パラメータγ(γ=α+β)を演算する。メインコントローラ110は、熟練度評価パラメータγが閾値γ0未満である場合、オペレータの操作の熟練度は基準を満たしていないと判定する。メインコントローラ110は、熟練度評価パラメータγが閾値γ0以上である場合、オペレータの操作の熟練度は基準を満たしていると判定する。閾値γ0は、熟練度が基準を満たしているか否かを判定するための閾値であり、予め記憶装置111に記憶されている。これにより、経験年数が長く、誤操作回数が少ないオペレータに対しては、報知装置(例えば、表示装置130)により操作パターンに関する報知(注意喚起)が行われないのに対し、経験年数は長いが、誤操作回数が多いオペレータに対しては、報知装置(例えば、表示装置130)により操作パターンに関する報知(注意喚起)を行うことができる。
また、熟練度評価パラメータγに補正パラメータω(ω<0)を加算して、熟練度評価パラメータγを補正するようにしてもよい。補正パラメータωは、オペレータ、サービス員、油圧ショベル100のオーナ、管理センタ40の作業員等によって任意に設定することができる。これにより、例えば、オペレータの経験年数が長く、誤操作回数が少ない場合であっても、報知装置(例えば、表示装置130)により操作パターンに関する報知(注意喚起)を行わせることができる。
<変形例3>
上記実施形態では、制御モードに制限モードが設定されている場合、メインコントローラ110は、エンジン回転数をローアイドル回転数に制限することにより、操作装置55L,55Rが操作されたときのアクチュエータ(ブームシリンダ14a、アームシリンダ15a、バケットシリンダ16a及び旋回用油圧モータ12a)の動作を制限する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
<変形例3-1>
例えば、エンジン回転数をローアイドル回転数に制限するエンジン制限制御を実行することに代えて、メインポンプ81の動作を制限するポンプ制限制御を実行することにより、操作装置55L,55Rの操作レバー56L,56Rが操作されたときのアクチュエータの動作を制限してもよい。以下、具体的に説明する。制御モードが制限解除モード(通常モード)に設定されている場合、メインコントローラ110は、操作装置55L,55Rの操作レバー56L,56Rの操作量の増加に応じて、メインポンプ81の押しのけ容積(1回転当たりのポンプ容量)を増加させるポンプ制御部として機能する。
制御モードに制限モードが設定されている場合、メインコントローラ110は、操作装置55L,55Rの操作レバー56L,56Rの操作量にかかわらず、メインポンプ81の押しのけ容積を最小値に制限する。これにより、制限モードが設定されている状態では、オペレータが操作装置55L,55Rの操作レバー56L,56Rを操作したときのアクチュエータの動作速度が、制限解除モード(通常モード)が設定されているときに比べて低く制限することができる。
<変形例3-2>
制御モードに制限モードが設定されている場合、メインコントローラ110は、操作レバー56L,56Rの操作量に応じた制御電流を電磁比例弁51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bに出力しないようにするレバーロック制御を実行してもよい。これにより、制限モードが設定されている状態では、オペレータが操作装置55L,55Rの操作レバー56L,56Rを操作したとしても、アクチュエータが動作しないように制限することができる。
<変形例4>
第2実施形態では、メインコントローラ210が、予め定めた所定時間以上、認証装置250から顔認証用抽出データが入力されなかった場合に、オペレータが運転席3から離席したと判定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、認証装置250がカメラ251で撮影された画像において、所定の領域内にオペレータの顔が検知されていない場合、そのことを表す信号(顔非検知信号)をメインコントローラ210に出力するようにしてもよい。この場合、メインコントローラ210は、認証装置250から顔非検知信号が継続して入力されている時間が、予め定めた所定時間を経過すると、オペレータが離席したと判定する。
<変形例5>
第2実施形態では、認証装置250からの情報に基づいて、オペレータが運転席3から離席したか否か、及び、オペレータが運転席3に着座したか否かの判定を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
<変形例5-1>
例えば、運転席3に所定値以上の荷重が作用しているときにオン信号をメインコントローラ210に出力し、それ以外のときにはオフ信号を出力する荷重センサを設け、荷重センサからの情報に基づいて、オペレータが運転席3から離席したか否か、及び、オペレータが運転席3に着座したか否かの判定を行ってもよい。
<変形例5-2>
運転室17に配置されたゲートロックレバー(不図示)の位置に基づいて、オペレータが運転席3から離席したか否か、及び、オペレータが運転席3に着座したか否かの判定を行ってもよい。ゲートロックレバーは、運転室17の出入りを許可するロック位置と、運転室17の出入りを禁止するロック解除位置との間で操作が可能な部材である。ゲートロックレバーは、その位置を検出する位置検出器が設けられ、位置検出器で検出した情報がメインコントローラ210に出力される。ゲートロックレバーがロック位置にあると、メインコントローラ210は、操作装置55L,55Rによる操作を無効化する。これにより、油圧ショベル200の旋回、掘削等の動作が禁止される。ゲートロックレバーがロック解除位置にあると、メインコントローラ210は、操作装置55L,55Rの操作量に応じて、アクチュエータを動作させる。メインコントローラ210は、イグニッションスイッチ84がオン状態であるときに、ゲートロックレバーがロック解除位置からロック位置に操作された場合、オペレータが運転席3から離席したと判定する。メインコントローラ210は、その後、ゲートロックレバーがロック解除位置に操作された場合、オペレータが運転席3に着座したと判定する。
上記変形例5-1及び変形例5-2において、認証装置250に代えて、カードリーダ等に認証装置150を採用する場合、メインコントローラ210は、オペレータが運転席3から離席し、その後着座したことを判定した場合、ICカードを認証装置150により読み取らせるよう促す情報を表示装置130により報知する。メインコントローラ210は、認証装置150によりICカードの情報を読み取り、オペレータが別のオペレータに交代したか否かを判定する。
<変形例5-3>
オペレータが所持するスマートフォン等の携帯端末から近距離無線通信によって、認証情報を油圧ショベル200に送信する構成としてもよい。また、携帯端末から常時所定の電波を発信する構成とし、携帯端末から所定の電波を受信できなくなってから所定時間を経過した場合、メインコントローラ210は、オペレータが運転席3から離席したと判定してもよい。その後、携帯端末から所定の電波を受信した場合、メインコントローラ210は、オペレータが運転席3に着座したと判定する。
<変形例6>
第2実施形態では、管理サーバ41が、顔認証用抽出データと顔認証用データとを照合し、オペレータIDを特定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。メインコントローラ210、あるいは認証装置250が、顔認証用抽出データと顔認証用データとを照合し、オペレータIDを特定するようにしてもよい。
<変形例7>
上記実施形態では、登録テーブル111bがメインコントローラ110,210の記憶装置111に記憶されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。登録テーブル111bは、管理サーバ41の記憶装置42に記憶されるようにしてもよい。また、オペレータ管理テーブル42aが管理サーバ41の記憶装置42に記憶されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。オペレータ管理テーブル42aは、メインコントローラ110,210の記憶装置111に記憶させるようにしてもよい。つまり、メインコントローラ110と管理サーバ41とは、通信回線20を通じて情報の授受が可能であるため、データテーブルの記憶する場所は、任意の場所を設定することができる。
<変形例8>
上記実施形態では、所定の情報を報知する報知装置が表示装置130である例について説明したが、本発明はこれに限定されない。所定の情報を報知する報知装置には、音声により所定の情報を報知するスピーカ等の音声出力装置を採用してもよい。
<変形例9>
上記実施形態では、電気レバー方式の操作装置55L,55Rによってコントロールバルブ51~54が操作される例について説明したが、本発明はこれに限定されない。油圧パイロット方式の操作装置によってコントロールバルブ51~54を操作する場合において、本発明を適用することもできる。油圧パイロット方式の操作装置は、操作レバーの操作量に応じてパイロット圧を出力する複数の減圧弁を有している。複数の減圧弁と、コントロールバルブ51~54のパイロット受圧部51c,51d,52c,52d,53c,53d,54c,54dとを接続する油路に、複数の減圧弁と複数のパイロット受圧部51c,51d,52c,52d,53c,53d,54c,54dとの接続関係を操作パターンに基づいて変更するパターン切替回路が設けられる。パターン切替回路は、メインコントローラからの制御信号に基づいて駆動するアクチュエータによって切り替えられる。
<変形例10>
上記実施形態では、旋回体12が旋回用油圧モータ12aによって旋回する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。旋回用油圧モータ12aに代えて、旋回用電動モータによって旋回体12を旋回させるようにしてもよい。つまり、操作装置55L,55Rによって操作されるアクチュエータは、油圧アクチュエータに限定されず、電動アクチュエータであってもよい。
<変形例11>
上記実施形態では、作業装置13が、ブーム14、アーム15及びバケット16で構成される例について説明したが、本発明はこれに限定されない。作業装置の構造、関節の数等は、任意に構成することができる。例えば、バケット16の代わりに油圧で開閉して物体を把持するグラップルを装備してもよい。
<変形例12>
上記実施形態では、作業機械がクローラ式の油圧ショベル100,200である場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。ホイール式の油圧ショベル等、種々の作業機械に本発明を適用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
12a…旋回用油圧モータ(アクチュエータ)、14a…ブームシリンダ(アクチュエータ)、15a…アームシリンダ(アクチュエータ)、16a…バケットシリンダ(アクチュエータ)、55L,55R…操作装置、56L,56R…操作レバー、84…イグニッションスイッチ、100,200…油圧ショベル(作業機械)、110,210…メインコントローラ(制御装置)、130…表示装置(報知装置)

Claims (3)

  1. 複数のアクチュエータと、前記複数のアクチュエータを操作するための操作レバーを有する複数の操作装置と、所定の情報を報知する報知装置と、前記報知装置を制御する制御装置と、を備える作業機械において、
    前記制御装置は、
    前記操作装置を操作するオペレータの認証情報を取得し、
    取得した前記オペレータの認証情報に基づいて、前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者であるか否かを判定し、
    前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者であると判定された場合、前記操作レバーの操作方向と前記アクチュエータの動作とを対応付ける操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させ
    前記操作パターンに関する情報には、前記操作パターンの確認を促す情報が含まれ、
    前記制御装置は、
    前記操作パターンの確認が行われたか否かを判定し、
    前記操作パターンの確認が行われていないと判定されている場合、前記アクチュエータの動作を制限し、
    前記操作パターンの確認が行われたと判定された場合、前記アクチュエータの動作の制限を解除する、
    ことを特徴とする作業機械。
  2. 複数のアクチュエータと、前記複数のアクチュエータを操作するための操作レバーを有する複数の操作装置と、所定の情報を報知する報知装置と、前記報知装置を制御する制御装置と、を備える作業機械において、
    前記制御装置は、
    前記操作装置を操作するオペレータの認証情報を取得し、
    取得した前記オペレータの認証情報に基づいて、前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者であるか否かを判定し、
    前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者であると判定された場合、前記操作レバーの操作方向と前記アクチュエータの動作とを対応付ける操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させ
    記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者でないと判定された場合、前記オペレータの認証情報に基づいて前記オペレータの操作の熟練度が基準を満たしているか否かを判定し、
    前記オペレータの熟練度が基準を満たしていないと判定された場合、前記操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させ
    前記オペレータの熟練度が基準を満たしていると判定された場合、前記操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させない、
    ことを特徴とする作業機械。
  3. 複数のアクチュエータと、前記複数のアクチュエータを操作するための操作レバーを有する複数の操作装置と、所定の情報を報知する報知装置と、前記報知装置を制御する制御装置と、を備える作業機械において、
    前記制御装置は、
    前記操作装置を操作するオペレータの認証情報を取得し、
    取得した前記オペレータの認証情報に基づいて、前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者であるか否かを判定し、
    前記オペレータが当該作業機械を初めて操作する者であると判定された場合、前記操作レバーの操作方向と前記アクチュエータの動作とを対応付ける操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させ
    グニッションスイッチがオン状態のときに、オペレータが別のオペレータに交代したか否かを判定し、
    オペレータが別のオペレータに交代したと判定された場合、別のオペレータの認証情報を取得し、
    取得した前記別のオペレータの認証情報に基づいて、前記別のオペレータが当該作業機械を初めて操作する者であるか否かを判定し、
    前記別のオペレータが当該作業機械を初めて操作する者であると判定された場合、前記操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させ
    記別のオペレータが当該作業機械を初めて操作する者でないと判定された場合、前記別のオペレータの認証情報に基づいて前記別のオペレータの操作の熟練度が基準を満たしているか否かを判定し、
    前記別のオペレータの熟練度が基準を満たしていないと判定された場合、前記操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させ
    前記別のオペレータの熟練度が基準を満たしていると判定された場合、前記操作パターンに関する情報を前記報知装置によって報知させない、
    ことを特徴とする作業機械。
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