JP2023050805A - 作業機械の起動システムおよび作業機械の起動方法 - Google Patents

作業機械の起動システムおよび作業機械の起動方法 Download PDF

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Yuto Matsumoto
俊輔 杉村
Shunsuke Sugimura
剛宏 柴田
Takehiro Shibata
知史 帆加利
Tomofumi Hokari
裕一朗 保田
Yuichiro Yasuda
兼史 野崎
Kenji Nomura
朋隆 小松
Tomotaka Komatsu
洋祐 山越
Yosuke Yamakoshi
遼平 菊澤
Ryohei Kikusawa
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Abstract

【課題】認証情報を記憶する管理装置が起動していなくてもオペレータの認証を行う。【解決手段】管理装置は、作業機械を操作可能な複数のオペレータを認証するための認証情報を記憶する。認証装置は、作業機械を操作するオペレータを認証する。認証装置は、過去に認証したオペレータの認証情報を記憶する記憶部と、管理装置が起動していない場合に、記憶部が記憶する認証情報に基づいてオペレータを認証する認証部とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、作業機械の起動システムおよび作業機械の起動方法に関する。
1台の作業機械を操作するオペレータは1人に限られず、複数のオペレータによって操作され得る。一方で、不正な利用者によって作業機械が操作されることを防止する必要がある。そのため、操作するオペレータを認証する機能を有する作業機械が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2015-164847号公報
作業機械は、複数のオペレータの認証情報を記憶する管理装置を初め、複数のコンポーネントを備える。作業機械が起動すると、作業機械が備える複数のコンポーネントもそれぞれ起動するが、起動に係る時間は同じではない。そのため、オペレータの認証に用いる認証装置が起動しているにも関わらず、認証情報を記憶する管理装置が起動していないために認証ができない場合がある。
本開示の目的は、認証情報を記憶する管理装置が起動していなくてもオペレータの認証を可能とする作業機械の起動システムおよび作業機械の起動方法を提供することにある。
本発明の一態様によれば、作業機械の起動システムは、作業機械を操作可能な複数のオペレータを認証するための認証情報を記憶する管理装置と、前記作業機械を操作するオペレータを認証する認証装置とを備え、前記認証装置は、過去に認証したオペレータの前記認証情報を記憶する記憶部と、前記管理装置が起動していない場合に、前記記憶部が記憶する前記認証情報に基づいて前記オペレータを認証する認証部とを備える。
上記態様によれば、作業機械の起動システムは、認証情報を記憶する管理装置が起動していなくてもオペレータの認証を行うことができる。
第1の実施形態に係る作業機械の構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係る運転室の内部の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る制御システムのハードウェア構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係るスタータ信号ユニット、ゲートウェイ機能コントローラおよびモニタコントローラのソフトウェア構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態における制御システムによる作業機械の起動動作の一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係るゲートウェイ機能コントローラの起動前におけるオペレータの簡易認証処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る簡易認証処理におけるタッチパネルの表示画面例である。 第1の実施形態に係るゲートウェイ機能コントローラの起動後におけるオペレータの認証処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る認証処理におけるタッチパネルの表示画面例である。 第2の実施形態に係るゲートウェイ機能コントローラの第1ハードウェアの起動後におけるオペレータの認証処理を示すフローチャートである。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
〈第1の実施形態〉
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
《作業機械100の構成》
図1は、第1の実施形態に係る作業機械100の構成を示す概略図である。
作業機械100は、施工現場にて稼働し、土砂などの施工対象を施工する。第1の実施形態に係る作業機械100は、例えば油圧ショベルである。作業機械100は、走行体110、旋回体120、作業機130および運転室140を備える。第1の実施形態に係る作業機械100は、オペレータが所持するスマートフォンなどのオペレータ端末300とBLE(Bluetooth Low Energy、Bluetoothは登録商標)による通信を行うことで、オペレータの認証を行う。なお、他の実施形態においては、作業機械100とオペレータ端末300とは、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)などBLE以外の近距離無線通信方式で通信を行ってもよい。また、作業機械100は、インターネットなどの広域通信を介して遠隔のサーバ装置500からオペレータの認証に用いるマスタデータを受信する。これにより、作業機械100は、利用可能なオペレータが変化したとしても最新のマスタデータを用いた認証処理を行うことができる。
サーバ装置500が記憶するマスタデータは、オペレータごとに、オペレータIDと、パスワードと、表示名と、作業機械100の操作権限を示す情報と、操作設定データと、Bluetooth(登録商標)のデバイスアドレスとを関連付けたデータである。操作設定データは、油圧回路を制御する際に用いられるデータである。操作権限を示す情報により、作業機械100の操作権限を有するか否か、モニタにて設定できる内容等を識別することができる。また操作設定データは、操作量と制御量との関係を表すデータである。操作設定データは、例えば、制御量に対する重み値や、操作量と制御量との関係を示す関数であってよい。
走行体110は、作業機械100を走行可能に支持する。走行体110は、左右に設けられた2つの無限軌道111と、各無限軌道111を駆動するための2つの走行モータ112を備える。
旋回体120は、走行体110に旋回中心回りに旋回可能に支持される。
作業機130は、油圧により駆動する。作業機130は、旋回体120の前部に上下方向に駆動可能に支持される。運転室140は、オペレータが搭乗し、作業機械100の操作を行うためのスペースである。運転室140は、旋回体120の左前部に設けられる。
ここで、旋回体120のうち作業機130が取り付けられる部分を前部という。また、旋回体120について、前部を基準に、反対側の部分を後部、左側の部分を左部、右側の部分を右部という。
《旋回体120の構成》
旋回体120は、エンジン121、油圧ポンプ122、コントロールバルブ123、旋回モータ124、燃料噴射装置125を備える。
エンジン121は、油圧ポンプ122を駆動する原動機である。エンジン121にはセルモータ1211が設けられる。エンジン121は、セルモータ1211の回転により起動する。
油圧ポンプ122は、エンジン121により駆動される可変容量ポンプである。油圧ポンプ122は、コントロールバルブ123を介して各アクチュエータ(ブームシリンダ131C、アームシリンダ132C、バケットシリンダ133C、走行モータ112、および旋回モータ124)に作動油を供給する。
コントロールバルブ123は、油圧ポンプ122から供給される作動油の流量を制御する。
旋回モータ124は、コントロールバルブ123を介して油圧ポンプ122から供給される作動油によって駆動し、旋回体120を旋回させる。
燃料噴射装置125は、燃料をエンジン121に噴射する。
《作業機130の構成》
作業機130は、ブーム131、アーム132、バケット133、ブームシリンダ131C、アームシリンダ132C、およびバケットシリンダ133Cを備える。
ブーム131の基端部は、旋回体120にブームピンを介して取り付けられる。
アーム132は、ブーム131とバケット133とを連結する。アーム132の基端部は、ブーム131の先端部にアームピンを介して取り付けられる。
バケット133は、土砂などを掘削するための刃と掘削した土砂を収容するための収容部とを備える。バケット133の基端部は、アーム132の先端部にバケットピンを介して取り付けられる。
ブームシリンダ131Cは、ブーム131を作動させるための油圧シリンダである。ブームシリンダ131Cの基端部は、旋回体120に取り付けられる。ブームシリンダ131Cの先端部は、ブーム131に取り付けられる。
アームシリンダ132Cは、アーム132を駆動するための油圧シリンダである。アームシリンダ132Cの基端部は、ブーム131に取り付けられる。アームシリンダ132Cの先端部は、アーム132に取り付けられる。
バケットシリンダ133Cは、バケット133を駆動するための油圧シリンダである。バケットシリンダ133Cの基端部は、アーム132に取り付けられる。バケットシリンダ133Cの先端部は、バケット133に接続されるリンク部材に取り付けられる。
《運転室140の構成》
運転室140の左面には、オペレータが搭乗するためのドア141が設けられる。ドア141には、ドア141をロックするためのロックアクチュエータ1411と、ロックを解除するためのドアスイッチ1412が設けられる。
図2は、第1の実施形態に係る運転室140の内部の構成を示す図である。
運転室140内には、運転席142、操作装置143、ロータリスイッチ144およびタッチパネル145Dが設けられる。ロータリスイッチ144は、回転されることでOFF、ACC(アクセサリー)、IG(イグニッション)、ST(スタート)の4つのポジションをとるスイッチである。なお、ロータリスイッチ144をSTポジションで指を離すと、図示しないばね機構により、自動的にIGポジションに戻る。
操作装置143は、オペレータの手動操作によって走行体110、旋回体120および作業機130を駆動させるための装置である。操作装置143は、左操作レバー143LO、右操作レバー143RO、左フットペダル143LF、右フットペダル143RF、左走行レバー143LT、右走行レバー143RTを備える。
左操作レバー143LOは、運転席142の左側に設けられる。右操作レバー143ROは、運転席142の右側に設けられる。
左操作レバー143LOは、旋回体120の旋回動作、及び、アーム132の掘削/ダンプ動作を行うための操作機構である。具体的には、作業機械100のオペレータが左操作レバー143LOを前方に倒すと、アーム132がダンプ動作する。また、作業機械100のオペレータが左操作レバー143LOを後方に倒すと、アーム132が掘削動作する。また、作業機械100のオペレータが左操作レバー143LOを右方向に倒すと、旋回体120が右旋回する。また、作業機械100のオペレータが左操作レバー143LOを左方向に倒すと、旋回体120が左旋回する。なお、他の実施形態においては、左操作レバー143LOを前後方向に倒した場合に旋回体120が右旋回または左旋回し、左操作レバー143LOを左右方向に倒した場合にアーム132が掘削動作またはダンプ動作してもよい。
右操作レバー143ROは、バケット133の掘削/ダンプ動作、及び、ブーム131の上げ/下げ動作を行うための操作機構である。具体的には、作業機械100のオペレータが右操作レバー143ROを前方に倒すと、ブーム131の下げ動作が実行される。また、作業機械100のオペレータが右操作レバー143ROを後方に倒すと、ブーム131の上げ動作が実行される。また、作業機械100のオペレータが右操作レバー143ROを右方向に倒すと、バケット133のダンプ動作が行われる。また、作業機械100のオペレータが右操作レバー143ROを左方向に倒すと、バケット133の掘削動作が行われる。なお、他の実施形態においては、右操作レバー143ROを前後方向に倒した場合に、バケット133がダンプ動作または掘削動作し、右操作レバー143ROを左右方向に倒した場合にブーム131が上げ動作または下げ動作してもよい。
左フットペダル143LFは、運転席142の前方の床面の左側に配置される。右フットペダル143RFは、運転席142の前方の床面の右側に配置される。左走行レバー143LTは、左フットペダル143LFに軸支され、左走行レバー143LTの傾斜と左フットペダル143LFの押し下げが連動するように構成される。右走行レバー143RTは、右フットペダル143RFに軸支され、右走行レバー143RTの傾斜と右フットペダル143RFの押し下げが連動するように構成される。
左フットペダル143LFおよび左走行レバー143LTは、走行体110の左側履帯の回転駆動に対応する。具体的には、作業機械100のオペレータが左フットペダル143LFまたは左走行レバー143LTを前方に倒すと、左側履帯は前進方向に回転する。また、作業機械100のオペレータが左フットペダル143LFまたは左走行レバー143LTを後方に倒すと、左側履帯は後進方向に回転する。
右フットペダル143RFおよび右走行レバー143RTは、走行体110の右側履帯の回転駆動に対応する。具体的には、作業機械100のオペレータが右フットペダル143RFまたは右走行レバー143RTを前方に倒すと、右側履帯は前進方向に回転する。また、作業機械100のオペレータが右フットペダル143RFまたは右走行レバー143RTを後方に倒すと、右側履帯は後進方向に回転する。
《制御システム145の構成》
図3は、第1の実施形態に係る制御システム145のハードウェア構成を示す概略ブロック図である。図3において、実線は電力線を表し、破線は信号線を表す。また、図3において一点鎖線は、無線通信を表す。
制御システム145は、電源部201、スタータ信号ユニット202、ゲートウェイ機能コントローラ203、モニタコントローラ204、制御コントローラ205、エンジンコントローラ206、広域通信コントローラ207を備える。スタータ信号ユニット202、ゲートウェイ機能コントローラ203、モニタコントローラ204、制御コントローラ205及びエンジンコントローラ206は、互いにCAN(Controller Area Network)やイーサネット(登録商標)などの作業機械100の内部ネットワークを介して接続される。
電源部201は、制御システム145を構成する各機器に電気エネルギーを供給する。
スタータ信号ユニット202は、ドアスイッチ1412、ロータリスイッチ144、オペレータ端末300及びモニタコントローラ204から信号の入力を受ける。スタータ信号ユニット202は、入力された信号に基づいて、ゲートウェイ機能コントローラ203、モニタコントローラ204、制御コントローラ205、エンジンコントローラ206、広域通信コントローラ207、ロックアクチュエータ1411又はセルモータ1211に起動信号、又は駆動信号を出力する。起動信号が入力されたコントローラは、電源部201が供給する電気エネルギーにより起動し、動作する。なお、スタータ信号ユニット202は、他のコントローラが停止状態にあるときも、常に電源部201からの電気エネルギーの供給を受けて動作している。一方で、スタータ信号ユニット202は、作業機械100が起動していないときは、後述するBLE通信部221のみが起動状態となり、他の構成が休止状態にあってもよいし、間欠的に起動するように構成されてもよい。
ゲートウェイ機能コントローラ203は、スタータ信号ユニット202、モニタコントローラ204、制御コントローラ205、エンジンコントローラ206などのコントローラ同士の通信を中継する。特に、ゲートウェイ機能コントローラ203は、広域通信コントローラ207が広域通信網を介してサーバ装置から受信したオペレータの認証マスタデータを記憶し、内部ネットワークを介して接続される他のコンポーネントに伝送する。つまり、ゲートウェイ機能コントローラ203は、作業機械100を操作可能な複数のオペレータを認証するための認証情報を記憶する管理装置の一例である。
モニタコントローラ204は、制御システム145が備えるタッチパネル145Dによる表示を制御し、タッチパネル145Dのタッチ操作の発生を通知する。なお、他の実施形態に係る制御システム145は、タッチパネル145Dでなく、LCD(Liquid Crystal Display)などのタッチ入力機能を有しないモニタ及び物理ボタンを備えてもよい。この場合、モニタコントローラ204は、モニタによる表示を制御し、物理ボタンの押下を通知する。
制御コントローラ205は、作業機130の動作を制御する油圧機器に関連する各種データを図示しないセンサにより取得し、操作装置143の操作に従って油圧機器を制御するための制御信号を出力する。つまり、制御コントローラ205は、ブームシリンダ131C、アームシリンダ132C、バケットシリンダ133C、走行モータ112、旋回モータ124などの駆動を制御する。つまり、制御コントローラ205は車体制御装置の一例である。
エンジンコントローラ206は、エンジン121に関連する各種データを図示しないセンサにより取得し、燃料噴射装置125に燃料噴射量を指示することで、エンジン121を制御する。
広域通信コントローラ207は、広域通信網を介した通信を行う機能を有する。広域通信コントローラ207は、広域通信網を介した通信により、サーバ装置から受信したオペレータの認証に用いるマスタデータを受信する。広域通信コントローラ207は、所定周期(例えば、24時間周期)で間欠的に起動し、サーバ装置500からデータの受信を行う。
制御システム145は、タッチパネル145Dの操作により、運転室140に搭乗しているオペレータのログイン処理を行う機能を有する。例えば、制御システム145は、ログイン処理を行うコントローラを備えていてもよいし、スタータ信号ユニット202、ゲートウェイ機能コントローラ203、モニタコントローラ204がログイン処理を行う機能を有していてもよい。具体的には、制御システム145は、モニタコントローラ204を介してタッチパネル145DにオペレータIDの選択画面を表示させ、オペレータIDの選択を受け付ける。制御システム145は、選択されたオペレータIDが、作業機械100に近接している操作権限を有するオペレータを示す場合に、運転室140に搭乗しているオペレータが操作権限を有するオペレータであると認証する。モニタコントローラ204は、作業機械100のオペレータを認証する認証装置の一例である。
図4は、第1の実施形態に係るスタータ信号ユニット202、ゲートウェイ機能コントローラ203およびモニタコントローラ204のソフトウェア構成を示す概略ブロック図である。
スタータ信号ユニット202は、BLE通信部221、ネットワーク通信部222、信号入力部223、オペレータ記憶部224、近接検出部225、起動部226、状態記憶部227を備える。
BLE通信部221は、BLEのセントラルとして動作し、オペレータ端末300との通信を行う。BLE通信部221は、通信可能なオペレータ端末300を探索し、発見されたオペレータ端末300からアドバタイズパケットを受信する。アドバタイズパケットには、オペレータ端末300を識別するデバイスアドレス及び起動対象の作業機械100を示す機械IDが含まれる。アドバタイズパケットは、ペアリング時にスタータ信号ユニット202と交換される鍵データによって暗号化される。BLE通信部221は、オペレータ記憶部224が記憶する鍵データでアドバタイズパケットを復号する。
ネットワーク通信部222は、車内ネットワークを介して他のコントローラとの通信を行う。
信号入力部223は、ドアスイッチ1412及びロータリスイッチ144から信号の入力を受ける。
オペレータ記憶部224は、作業機械100の操作権限を有するオペレータごとに、当該オペレータが操作するオペレータ端末300のデバイスアドレスと鍵データとを関連付けたデータである。以下、作業機械100の操作権限を有するオペレータを、特定オペレータともいう。
近接検出部225は、BLE通信部221がアドバタイズパケットの送信元のオペレータ端末300がペアリング済みであるか否かに基づいて、作業機械100の近傍に特定オペレータが存在するか否かを判定する。つまり、近接検出部225は、特定オペレータが作業機械100に近接したことを検出する。具体的には、近接検出部225は、BLE通信部221がアドバタイズパケットを復号し、オペレータ端末300との接続を確立した場合に、特定オペレータが作業機械100に近接していると判定する。近接検出部225は、特定オペレータの近接状態として、オペレータ端末300のデバイスアドレスを状態記憶部227に記録する。
起動部226は、ゲートウェイ機能コントローラ203、モニタコントローラ204、制御コントローラ205、エンジンコントローラ206、ロックアクチュエータ1411又はセルモータ1211に起動信号、または駆動信号を出力する。状態記憶部227は、オペレータ端末300のデバイスアドレスを記憶する。
ゲートウェイ機能コントローラ203は、マスタ受信部231、マスタ記憶部232、マスタ出力部233、起動通知部234を備える。
マスタ受信部231は、広域通信コントローラ207を介して最新のマスタデータを受信することで、マスタ記憶部232が記憶するマスタデータを更新する。
マスタ記憶部232は、マスタデータを記憶する。マスタデータは、オペレータごとに、オペレータIDと、パスワードと、表示名と、作業機械100の操作権限を有するか否かを示す操作権限を示す情報と、操作設定データと、デバイスアドレスとを関連付けたデータである。
マスタ出力部233は、マスタ記憶部232が記憶するマスタデータのうち、オペレータIDと、パスワードと、表示名と、作業機械100の操作権限を有するか否かを示す操作権限を示す情報とからなる認証マスタデータをスタータ信号ユニット202およびモニタコントローラ204に送信する。またマスタ出力部233は、マスタ記憶部232においてログインしているオペレータのオペレータIDに関連付けられた操作設定データを、制御コントローラ205に送信する。これにより、制御コントローラ205に、搭乗しているオペレータの操作設定データを反映させることができる。
起動通知部234は、スタータ信号ユニット202から受信した起動信号によってゲートウェイ機能コントローラ203が起動した場合に、内部ネットワークを介して起動完了を示す起動通知を出力する。
モニタコントローラ204は、通信部241、表示制御部242、取得部243、記憶部244、認証部245を備える。
通信部241は、内部ネットワークを介した通信を行う。
表示制御部242は、タッチパネル145Dにオペレータの認証のための画面を表示させる。例えば、表示制御部242は、オペレータの一覧の選択画面を表示させる。
取得部243は、タッチパネル145Dを介してオペレータから認証のための入力情報を取得する。
記憶部244は、認証部245による認証処理に成功した場合に、オペレータから取得した入力情報を記憶しておく。記憶部244は、入力情報をハッシュ化して記憶してもよい。記憶部244は不揮発性メモリに設けられた記憶領域である。
認証部245は、取得部243が取得した入力情報に基づいてオペレータの認証を行う。認証部245は、ゲートウェイ機能コントローラ203に入力情報を照合することでオペレータの認証を行う。ただし、ゲートウェイ機能コントローラ203の起動が完了していない場合、認証部245は、記憶部244が記憶する過去の入力情報と取得部243が取得した入力情報とを照合することでオペレータの認証を行う。
《オペレータ端末300》
オペレータ端末300は、予めインストールされた作業機械100の起動プログラムを実行することで、BLEのペリフェラルとして機能する。オペレータ端末300は、起動プログラムを実行すると、作業機械100の一覧を表示させ、オペレータから起動対象の作業機械100の選択を受け付ける。オペレータ端末300は、作業機械100の選択を受け付けると、デバイスアドレスと選択された作業機械100の機械IDとを含むアドバタイズパケットの送信を開始する。
《制御システム145の動作》
ここで、作業機械100の操作権限を有するオペレータ(特定オペレータ)が作業機械100に搭乗するときの作業機械100の起動動作について説明する。制御システム145は、作業機械100の起動システムの一例である。図5は、第1の実施形態における制御システム145による作業機械100の起動動作の一例を示すシーケンス図である。
オペレータがオペレータ端末300を操作し、起動プログラムを実行すると、作業機械100の一覧を表示させ、オペレータから起動対象の作業機械100の選択を受け付ける(ステップS1)。オペレータ端末300は、作業機械100の選択を受け付けると、デバイスアドレスと選択された作業機械100の機械IDとを含むアドバタイズパケットを送信する(ステップS2)。
スタータ信号ユニット202は、アドバタイズパケットを受信し、特定オペレータが近接していると判定すると、ゲートウェイ機能コントローラ203に起動信号を送信する(ステップS3)。これにより、ゲートウェイ機能コントローラ203は起動を開始する(ステップS4)。ただし、ゲートウェイ機能コントローラ203は電源投入の後、ブートプログラムの実行、OSの読み出しおよび起動などの処理を経て起動するため、起動が完了するまでに時間を要することがある。
オペレータは、作業機械100に到達するとドア141を開けるためにドアスイッチ1412を押下する。これにより、スタータ信号ユニット202は、ドアスイッチ1412からONを示す信号を受信する(ステップS5)。スタータ信号ユニット202は、特定オペレータの近接状態を確認したうえで、ロックアクチュエータ1411を駆動させ、ドア141のロックを解除する(ステップS6)。
オペレータが運転室140に乗り込み、ロータリスイッチ144をACCポジションに入れると、スタータ信号ユニット202は、ロータリスイッチ144からACCを示す信号を受信する(ステップS7)。スタータ信号ユニット202は、特定オペレータの近接状態を確認したうえで、ロックアクチュエータ1411を駆動させ、ドア141のロックを解除する。スタータ信号ユニット202は、特定オペレータの近接状態を確認したうえで、モニタコントローラ204に起動信号を送信する(ステップS8)。これにより、モニタコントローラ204が起動する(ステップS9)。
モニタコントローラ204は、オペレータの一覧画面の表示をするための信号をタッチパネル145Dに出力する(ステップS10)。これにより、モニタコントローラ204はタッチパネル145Dにオペレータの一覧画面が表示される。ただし、このとき、ゲートウェイ機能コントローラ203の起動が完了していない場合、モニタコントローラ204は簡易的な認証処理を実行する。なお、ロータリスイッチ144がACCポジションにある場合、エンジン121は起動していない。つまり、スタータ信号ユニット202は、エンジン121の停止中に、オペレータの一覧画面を表示させる。モニタコントローラ204はオペレータの操作により、オペレータの一覧画面から1つのオペレータIDの選択を受け付ける(ステップS11)。
スタータ信号ユニット202は、選択されたオペレータIDが特定オペレータを示すことを確認し、制御コントローラ205に起動信号を送信する(ステップS12)。これにより、制御コントローラ205が起動する(ステップS13)。なお、他の実施形態においては、スタータ信号ユニット202は、制御コントローラ205を、モニタコントローラ204と同じステップS9のタイミングで起動させてもよい。
オペレータがロータリスイッチ144をIGポジションに入れると、スタータ信号ユニット202は、ロータリスイッチ144からIGを示す信号を受信する(ステップS14)。スタータ信号ユニット202は、エンジンコントローラ206に起動信号を送信する(ステップS15)。これにより、エンジンコントローラ206が起動する(ステップS16)。
オペレータがロータリスイッチ144をSTポジションに入れると、スタータ信号ユニット202は、ロータリスイッチ144からSTを示す信号を受信する(ステップS17)。スタータ信号ユニット202は、セルモータ1211を駆動させる(ステップS18)。これにより、エンジン121が始動し、作業機械100が操作可能な状態となる。
上述の通り、ゲートウェイ機能コントローラ203は他の機器と比べて起動に時間がかかることから、特定オペレータの近接を条件に起動することで、ゲートウェイ機能コントローラ203の起動完了のタイミングを早めることができる。
《認証処理》
ここで、第1の実施形態に係る制御システム145による作業機械100に搭乗したオペレータの認証処理について説明する。
作業機械100に搭乗したオペレータがロータリスイッチ144をACCポジションまで回すと、スタータ信号ユニット202の信号入力部223はロータリスイッチ144からACCを示す信号の入力を受け付ける。ACCを示す信号が入力されると、起動部226は、モニタコントローラ204に起動信号を送信する。
モニタコントローラ204が起動すると、通信部241は、内部ネットワークを介してゲートウェイ機能コントローラ203の起動が完了しているか否かを確認する到達確認信号を送信する。ゲートウェイ機能コントローラ203が起動していれば、ゲートウェイ機能コントローラ203の起動通知部234は到達確認信号のACKを返送する。他方、ゲートウェイ機能コントローラ203が起動していない場合、通信部241は到達確認信号のACKを受信できない。
図6は、第1の実施形態に係るゲートウェイ機能コントローラ203の起動前におけるオペレータの簡易認証処理を示すフローチャートである。図7は、第1の実施形態に係る簡易認証処理におけるタッチパネル145Dの表示画面例である。
ゲートウェイ機能コントローラ203の起動が完了していない場合、認証部245は、図7に示すようなオペレータ選択画面D11を表示する。オペレータ選択画面D11には、記憶部244が記憶する最後に認証されたオペレータの表示名が選択可能に表示され、他のオペレータについては読み込み中である旨が表示される。ここで最後に認証されたオペレータをタッチすることで、当該オペレータのパスワード入力画面D12を表示させる(ステップS101)。取得部243は、タッチパネル145Dを介してオペレータからパスワードを取得する(ステップS102)。
認証部245は、ステップS102で取得したパスワードと記憶部244が記憶するパスワードとを照合することで、オペレータの認証処理を行う(ステップS103)。ステップS102で取得したパスワードが、記憶部244が記憶するパスワードと一致する場合(ステップS103:YES)、認証部245は、オペレータの簡易認証に成功したと判定する。表示制御部242は、ログイン完了画面D13をタッチパネル145Dに表示させる。通信部241は、制御コントローラ205に、オペレータの簡易認証の完了通知を出力する(ステップS104)。制御コントローラ205は簡易認証の完了通知を受け付けると、前回の動作時に図示しない不揮発メモリに記録された操作設定データを初期化せずに用いる。
これにより、制御コントローラ205は前回認証時の操作設定データに基づく制御を行うことができる。制御コントローラ205は、前回認証時の操作設定データを図示しない不揮発メモリに記録しておくことで、ゲートウェイ機能コントローラ203の起動が完了していない場合にも操作設定データを反映させることができる。
他方、ステップS102で取得したパスワードが記憶部244が記憶するパスワードと一致しない場合(ステップS103:NO)、モニタコントローラ204は、ステップS102に処理を戻し、パスワードによる認証処理を継続する。
ただし、記憶部244が記憶する入力情報は、前回の起動時において認証に成功したものではあるが、最新の認証用の情報ではない可能性がある。例えば前回の起動時と今回の起動時との間で、サーバ装置500が記憶するマスタデータが更新されている可能性がある。
図8は、第1の実施形態に係るゲートウェイ機能コントローラ203の起動後におけるオペレータの認証処理を示すフローチャートである。図9は、第1の実施形態に係る認証処理におけるタッチパネル145Dの表示画面例である。
モニタコントローラ204の通信部241がゲートウェイ機能コントローラ203の起動通知部234から起動通知を受信すると、以下に示す認証処理を実行する。なお、モニタコントローラ204が上述の図6に示す簡易認証の実行中であった場合、モニタコントローラ204は簡易認証を中止し、以下に示す認証処理を実行する。
通信部241は、ゲートウェイ機能コントローラ203から作業機械100を操作可能なオペレータのリストを取得する(ステップS201)。次に、表示制御部242は、受信したリストに基づいてオペレータIDの選択を受け付けるためのオペレータ一覧画面D21の表示をするための信号を生成し、タッチパネル145Dに出力する(ステップS202)。オペレータ一覧画面D21には、ゲートウェイ機能コントローラ203から受信した複数のオペレータIDが含まれる。これにより、タッチパネル145Dは複数のオペレータの中から1つの選択を受け付ける。取得部243は、タッチパネル145Dを介してオペレータからオペレータIDを取得する(ステップS203)。
通信部241は、スタータ信号ユニット202からステップS2で接続したオペレータ端末300の情報を受信し、当該オペレータ端末300のデバイスアドレスに関連付けられたオペレータIDをゲートウェイ機能コントローラ203から取得する(ステップS204)。認証部245は、ステップS203で取得部243が取得したオペレータIDが、ステップS204で取得したオペレータIDと一致するか否かを判定する(ステップS205)。ステップS203で取得したオペレータIDが、ステップS204で取得したオペレータIDと一致する場合(ステップS205:YES)、認証部245は、オペレータの認証に成功したと判定する。
オペレータの認証に成功した場合、認証部245は、ステップS201で受信したリストから、ステップS203で取得されたオペレータIDと、当該オペレータIDに関連付けられたパスワードを読み出し、記憶部244に記録する(ステップS206)。次に、認証部245は、図6に示す簡易認証によって既にオペレータが認証されているか否かを判定する(ステップS207)。簡易認証による認証がなされていない場合(ステップS207:NO)、表示制御部242はタッチパネル145Dに認証成功画面D22を表示させる。また通信部241は、ゲートウェイ機能コントローラ203に、認証したオペレータIDに係る操作設定データの送信指示を出力する(ステップS208)。これにより、ゲートウェイ機能コントローラ203は認証したオペレータIDに係る操作設定データを制御コントローラ205に送信する。そして、制御コントローラ205は認証したオペレータIDに係る操作設定データに基づく制御を行うことができる。そしてモニタコントローラ204は、認証処理を終了する。
他方、簡易認証による認証がなされている場合(ステップS207:YES)、表示制御部242は、オペレータの追認に成功した旨と、最新の操作設定データを反映するか否かを選択するボタンを含む反映確認画面D23をタッチパネル145Dに表示させ、操作設定データを反映するか否かの入力を受け付ける(ステップS209)。当該ボタンの操作は、作業機械100のすべての操作装置143の入力がなくなった場合にのみ可能となる。最新の操作設定データを反映させる旨のボタンが押下されると(ステップS209:YES)、通信部241は、ゲートウェイ機能コントローラ203に、認証したオペレータIDに係る操作設定データの送信指示を出力する(ステップS208)。これにより、制御コントローラ205に最新の操作設定データが反映される。なお、全ての操作がない場合にのみボタン操作を受け付けることで、作業機械100の操作中に操作設定データが変更され、動作の急な変動が生じることを防ぐことができる。他方、最新の操作設定データを反映させない旨のボタンが押下されると(ステップS209:NO)、モニタコントローラ204は、認証処理を終了する。
ステップS205でオペレータの認証に失敗した場合(ステップS205:NO)、認証部245は、図6に示す簡易認証によってオペレータが認証されているか否かを判定する(ステップS210)。簡易認証がなされていない場合(ステップS210:NO)、モニタコントローラ204はステップS203に処理を戻し、引き続き認証処理を続ける。
他方、簡易認証がなされている場合(ステップS210:YES)、作業機械100に搭乗しているオペレータは不正なオペレータである可能性がある。そこで、表示制御部242は、タッチパネル145Dに作業機械100の停止を促す警告画面D24を表示させ(ステップS211)、処理を終了する。つまり、表示制御部242は警告部の一例である。このときモニタコントローラ204は、警告音を運転室140内および作業機械100の外部に発生させるように図示しないスピーカに指示を出力してもよい。
《作用・効果》
このように、第1の実施形態によれば、制御システム145は、作業機械100を操作可能な複数のオペレータを認証するためのマスタデータを記憶するゲートウェイ機能コントローラ203と、作業機械100を操作するオペレータを認証するモニタコントローラ204とを備える。モニタコントローラ204は、認証情報として過去に認証したオペレータのオペレータIDおよびパスワードの組み合わせを記憶しておき、ゲートウェイ機能コントローラ203が起動していない場合に、記憶しておいた認証情報に基づいてオペレータを認証する。これにより、制御システム145は、ゲートウェイ機能コントローラ203が起動していなくてもオペレータの認証を行うことができる。
また、第1の実施形態に係る制御システム145は、ゲートウェイ機能コントローラ203が起動している場合、複数のオペレータを選択可能な認証画面を表示する。つまり、制御システム145は、複数のオペレータから1つのオペレータの選択を受け付け、選択されたオペレータが作業機械100に近接したオペレータであるか否かを判定することで、オペレータの認証を行う。操作権限を有しない部外者にとって、近傍に存在する特定オペレータを認識することが困難であるため、制御システム145は簡易なロジックで不正なログインを防ぐことができる。
第1の実施形態に係る制御システム145は、モニタコントローラ204が記憶する過去の入力情報に基づいて認証を行った後にゲートウェイ機能コントローラ203が起動した場合、ゲートウェイ機能コントローラ203が記憶するマスタデータに基づいて改めて認証を行う。モニタコントローラ204が記憶する過去の入力情報は、最新の認証情報ではない。例えば、作業機械100の前回の起動時から今回の起動時までの間に、サーバ装置500においてオペレータの権限が変わっている可能性がある。そのため、ゲートウェイ機能コントローラ203が記憶するマスタデータに基づいて改めて認証を行うことで、前回の起動時から今回の起動時までの間に権限が変更されたオペレータのような不正な利用者による利用がなさることを防ぐことができる。
第1の実施形態に係るモニタコントローラ204は、複数のオペレータのうち、最後に認証されたオペレータの認証情報を記憶する。これにより、モニタコントローラ204は不揮発性メモリの使用量を抑えながら、ゲートウェイ機能コントローラ203の起動前の認証を実現することができる。また、制御コントローラ205は、複数のオペレータのうち、最後に認証されたオペレータの操作設定データを不揮発に記憶する。つまり、制御コントローラ205は、起動時に前回の認証時の操作設定データを初期化しないことで、最後に認証されたオペレータの操作設定データを保持することができる。これにより制御コントローラ205は不揮発性メモリの使用量を抑えながら、認証されたオペレータの設定を反映することができる。
〈第2の実施形態〉
第1の実施形態に係る制御システム145によれば、モニタコントローラ204が最後に認証した1人のオペレータの認証情報を記憶し、簡易認証処理を行う。これに対し、第2の実施形態では、ゲートウェイ機能コントローラ203が最後に認証した1人のオペレータの認証情報を記憶し、簡易認証処理を行う。具体的には、ゲートウェイ機能コントローラ203がマスタ記憶部232備える第1ハードウェアと、第1ハードウェアより起動が早い第2ハードウェアの2つのハードウェアを備え、第2ハードウェアが最後に認証した1人のオペレータの認証情報を第2ハードウェアに記憶し、簡易認証処理を行う。また、第1ハードウェアの起動後の認証処理は、第1ハードウェアが行う。また、第2の実施形態に係る制御システム145は、簡易認証処理および認証処理の両方において、パスワードを用いた認証を行う。
第2の実施形態に係るゲートウェイ機能コントローラ203の第2ハードウェアは、図5に示すステップS9でモニタコントローラ204が起動したときに、既に起動している。モニタコントローラ204は、図6のステップS102でパスワードを取得すると、当該パスワードをゲートウェイ機能コントローラ203の第2ハードウェアに送信し、ステップS103の認証処理を第2ハードウェアが行う。認証に成功すると、第2ハードウェアがモニタコントローラ204および制御コントローラ205に簡易認証の完了通知を出力する。
図10は、第2の実施形態に係るゲートウェイ機能コントローラ203の第1ハードウェアの起動後におけるオペレータの認証処理を示すフローチャートである。
ゲートウェイ機能コントローラ203の第1ハードウェアが起動すると、制御システム145は、以下に示す認証処理を実行する。
モニタコントローラ204の通信部241は、ゲートウェイ機能コントローラ203から作業機械100を操作可能なオペレータのリストを取得する(ステップS401)。次に、表示制御部242は、受信したリストに基づいてオペレータ一覧画面D21の表示をするための信号を生成し、タッチパネル145Dに出力する(ステップS402)。取得部243は、タッチパネル145Dを介してオペレータからオペレータIDを取得する(ステップS403)。通信部241は、取得したオペレータIDをゲートウェイ機能コントローラ203の第1ハードウェアに送信する。
次にゲートウェイ機能コントローラ203の第1ハードウェアは、パスワードを取得する(ステップS404)。第1ハードウェアは、具体的には、以下の手順でパスワードを取得する。
第1ハードウェアは、第2ハードウェアにパスワードの要求を送信する。簡易認証において第2ハードウェアがパスワードをすでに取得しているのであれば、第1ハードウェアは第2ハードウェアからパスワードを取得することができる。他方、第2ハードウェアがパスワードを取得していない場合、第2ハードウェアはパスワードが未取得であることを示す情報を第1ハードウェアに送信する。第1ハードウェアは、パスワードが未取得であることを示す情報を受信すると、モニタコントローラ204にパスワードの要求を送信する。モニタコントローラ204は、パスワードの要求を受信すると、図7に示すパスワード入力画面D12を表示させ、オペレータからパスワードを取得する。これにより第1ハードウェアは、モニタコントローラ204からパスワードを取得することができる。
第1ハードウェアは、ステップS403で取得したオペレータIDと、ステップS404で取得したパスワードの組み合わせが、マスタ記憶部232に記録されているか否かを判定する(ステップS405)。オペレータIDとパスワードの組み合わせがマスタ記憶部232が記憶する情報と一致する場合(ステップS405:YES)、第1ハードウェアは、オペレータの認証に成功したと判定する。
オペレータの認証に成功した場合、第1ハードウェアは、マスタ記憶部232から、認証されたオペレータに係るデバイスアドレスとオペレータIDとパスワードの組み合わせを第2ハードウェアに送信する。第2ハードウェアは第1ハードウェアから受信した情報を記録する(ステップS406)。次に、第1ハードウェアは、第2ハードウェアによる簡易認証によって既にオペレータが認証されているか否かを判定する(ステップS407)。簡易認証による認証がなされていない場合(ステップS407:NO)、第1ハードウェアは、モニタコントローラ204に図9に示す認証成功画面D22の表示指示を送信する。また第1ハードウェアは、ゲートウェイ機能コントローラ203に、認証したオペレータIDに係る操作設定データの送信指示を出力する(ステップS408)。
他方、簡易認証による認証がなされている場合(ステップS407:YES)、第1ハードウェアは、モニタコントローラ204に図9に示す反映確認画面D23の表示指示を送信する。モニタコントローラ204は、オペレータによって押下された反映確認画面D23のボタンが、操作設定データを反映させる旨のボタンであるか否かを判定する(ステップS409)。モニタコントローラ204が最新の操作設定データを反映させる旨のボタンの押下を受け付けると(ステップS409:YES)、第1ハードウェアは、ゲートウェイ機能コントローラ203に、認証したオペレータIDに係る操作設定データの送信指示を出力する(ステップS408)。他方、最新の操作設定データを反映させない旨のボタンが押下されると(ステップS409:NO)、制御システム145は認証処理を終了する。
ステップS405でオペレータの認証に失敗した場合(ステップS405:NO)、第1ハードウェアは、第2ハードウェアによる簡易認証によってオペレータが認証されているか否かを判定する(ステップS410)。簡易認証がなされていない場合(ステップS410:NO)、制御システム145はステップS403に処理を戻し、引き続き認証処理を続ける。
他方、簡易認証がなされている場合(ステップS410:YES)、第1ハードウェアは、モニタコントローラ204に図9に示す警告画面D24の表示指示を送信し(ステップS411)、処理を終了する。
〈他の実施形態〉
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。すなわち、他の実施形態においては、上述の処理の順序が適宜変更されてもよい。また、一部の処理が並列に実行されてもよい。
上述した実施形態に係るスタータ信号ユニット202は、単独のコンピュータによって構成されるものであってもよいし、スタータ信号ユニット202の構成を複数のコンピュータに分けて配置し、複数のコンピュータが互いに協働することでスタータ信号ユニット202として機能するものであってもよい。例えば、スタータ信号ユニット202のうち、起動信号を出力する機能と、オペレータの認証を行う機能とは別個のコンピュータに実装されてもよい。スタータ信号ユニット202を構成する一部のコンピュータが作業機械100の内部に搭載され、他のコンピュータが作業機械100の外部に設けられてもよい。
上述した実施形態に係る制御システム145は、制御システム145を構成する一部の構成が作業機械100の内部に搭載され、他の構成が作業機械100の外部に設けられてもよい。
上述した実施形態に係るオペレータ端末300は、スマートフォンなどのアプリケーションプログラムを実行可能な端末であるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係るオペレータ端末300は、予め定められたアドバタイズパケットを出力する機能のみを持つキーフォブであってもよい。なお、オペレータ端末300がキーフォブである場合、アプリケーションプログラムによって起動対象の作業機械100の選択を受け付けることができない。この場合、アドバタイズパケットを受信した作業機械100のうち、アドバタイズパケットに含まれるオペレータIDが特定オペレータとして設定されているものが、すべて起動するようにしてもよい。
上述した実施形態に係るモニタコントローラ204は、最後に認証した1人のオペレータの認証情報を記憶するが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係るモニタコントローラ204は、2以上のオペレータの認証情報を記憶してもよい。例えば、モニタコントローラ204、常に直近3回分の認証情報を記憶してもよい。また例えば、モニタコントローラ204は、作業機械100の利用頻度の高いオペレータに係る認証情報を記憶してもよい。
第1の実施形態に係る制御システム145によれば、モニタコントローラ204が最後に認証した1人のオペレータの認証情報を記憶し、簡易認証処理を行う。また第2の実施形態に係る制御システム145によれば、ゲートウェイ機能コントローラ203の第2ハードウェアが最後に認証した1人のオペレータの認証情報を記憶し、簡易認証処理を行う。これに対し、他の実施形態に係る制御システム145は、マスタ記憶部232を備えるゲートウェイ機能コントローラ203より起動が早いモニタコントローラ204以外のコントローラが記憶し、該コントローラが簡易認証処理を行うようにしてもよい。
上述した実施形態に係るモニタコントローラ204は、図6に示す簡易認証によりオペレータが認証されているにも関わらず図8に示す認証に失敗した場合に、作業機械100の利用の停止を促す警告を出力するが、これに限られない。例えば他の実施形態に係るモニタコントローラ204は、図6に示す簡易認証によりオペレータが認証されているにも関わらず図8に示す認証に失敗した場合に、制御コントローラ205に制御信号の出力を停止させてもよい。つまり、モニタコントローラ204は作業機械100を停止させる停止制御部を備えるものであってよい。
また上述した実施形態に係るモニタコントローラ204は、簡易認証としてパスワードを用いた認証を行うが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係るモニタコントローラ204は、スタータ信号ユニット202から内部ネットワークを介してBLEのアドバタイズパケットに含まれるデバイスアドレスを取得し、デバイスアドレスの照合によって簡易認証を行ってもよい。また他の実施形態に係るモニタコントローラ204は、生体認証を行ってもよい。
上述した実施形態に係る作業機械100は、油圧ショベルであるが、他の実施形態においてはこれに限られない。例えば、他の実施形態に係る作業機械は、ダンプトラック、ホイールローダ、モータグレーダなどの他の作業機械であってよい。
〈コンピュータ構成〉
図11は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
上述の制御システム145が備える各機器(スタータ信号ユニット202、ゲートウェイ機能コントローラ203、モニタコントローラ204、制御コントローラ205など)は、コンピュータ900に実装される。コンピュータ900は、プロセッサ910、メインメモリ930、ストレージ950、インタフェース970を備える。上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ950に記憶されている。プロセッサ910は、プログラムをストレージ950から読み出してメインメモリ930に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ910は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ930に確保する。プロセッサ910の例としては、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、マイクロプロセッサなどが挙げられる。
プログラムは、コンピュータ900に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージに既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ900は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ910によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。このような集積回路も、プロセッサの一例に含まれる。
ストレージ950の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ950は、コンピュータ900のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース970または通信回線を介してコンピュータ900に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムをメインメモリ930に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ950は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ950に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100…作業機械 110…走行体 111…無限軌道 112…走行モータ 120…旋回体 121…エンジン 1211…セルモータ 122…油圧ポンプ 123…コントロールバルブ 124…旋回モータ 125…燃料噴射装置 130…作業機 131…ブーム 131C…ブームシリンダ 132…アーム 132C…アームシリンダ 133…バケット 133C…バケットシリンダ 140…運転室 141…ドア 1411…ロックアクチュエータ 1412…ドアスイッチ 142…運転席 143…操作装置 143LF…左フットペダル 143LO…左操作レバー 143LT…左走行レバー 143RF…右フットペダル 143RO…右操作レバー 143RT…右走行レバー 144…ロータリスイッチ 145…制御システム 145D…タッチパネル 201…電源部 202…スタータ信号ユニット 203…ゲートウェイ機能コントローラ 204…モニタコントローラ 205…制御コントローラ 206…エンジンコントローラ 207…広域通信コントローラ 221…BLE通信部 222…ネットワーク通信部 223…信号入力部 224…オペレータ記憶部 225…近接検出部 226…起動部 227…状態記憶部 231…マスタ受信部 232…マスタ記憶部 233…マスタ出力部 234…起動通知部 241…通信部 242…表示制御部 243…取得部 244…記憶部 245…認証部 300…オペレータ端末 500…サーバ装置 900…コンピュータ 910…プロセッサ 930…メインメモリ 950…ストレージ 970…インタフェース

Claims (12)

  1. 作業機械を操作可能な複数のオペレータを認証するための認証情報を記憶する管理装置と、
    前記作業機械を操作するオペレータを認証する認証装置と
    を備え、
    前記認証装置は、
    過去に認証したオペレータの前記認証情報を記憶する記憶部と、
    前記管理装置が起動していない場合に、前記記憶部が記憶する前記認証情報に基づいて前記オペレータを認証する認証部と
    を備える作業機械の起動システム。
  2. 前記記憶部は、最後に認証したオペレータの前記認証情報を記憶する
    請求項1に記載の作業機械の起動システム。
  3. 前記記憶部は、過去に認証した2以上のオペレータの前記認証情報を記憶する
    請求項1または請求項2に記載の作業機械の起動システム。
  4. 前記認証装置は、
    前記管理装置が起動していない場合に、前記過去に認証したオペレータを認証するための入力情報を受け付ける認証画面を表示する表示制御部
    を備える請求項1から請求項3の何れか1項に記載の作業機械の起動システム。
  5. 前記認証情報はパスワードを含み、
    前記表示制御部は、前記認証画面に対する入力によりパスワードを受け付ける
    請求項4に記載の作業機械の起動システム。
  6. 前記表示制御部は、前記管理装置が起動している場合、前記複数のオペレータを認証するための入力情報を受け付ける認証画面を表示し、
    前記認証部は、前記管理装置が起動している場合、前記管理装置が記憶する前記認証情報に基づいて前記オペレータを認証する
    請求項4または請求項5に記載の作業機械の起動システム。
  7. 前記認証部は、前記作業機械の内部通信を介して取得した入力情報と、前記記憶部が記憶する前記認証情報に基づいて前記オペレータを認証する
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の作業機械の起動システム。
  8. 前記認証部は、前記記憶部が記憶する前記認証情報に基づく認証の後に、前記管理装置が起動した場合、前記管理装置が記憶する前記認証情報に基づいて、認証された前記オペレータを認証する
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載の作業機械の起動システム。
  9. 前記認証装置は、
    前記記憶部が記憶する前記認証情報に基づく認証の後に、前記管理装置が記憶する前記認証情報に基づく認証に失敗した場合に、警告を出力する警告部を備える
    請求項8に記載の作業機械の起動システム。
  10. 前記認証装置は、
    前記記憶部が記憶する前記認証情報に基づく認証の後に、前記管理装置が記憶する前記認証情報に基づく認証に失敗した場合に、前記作業機械を停止させる停止制御部を備える
    請求項8または請求項9に記載の作業機械の起動システム。
  11. 前記作業機械の車体を制御する車体制御装置を備え、
    前記管理装置は、前記複数のオペレータごとに前記認証情報と操作設定データとを記憶し、
    前記車体制御装置は、認証された前記オペレータに係る前記操作設定データに基づいて前記車体を制御する
    請求項1から請求項10の何れか1項に記載の作業機械の起動システム。
  12. 複数のオペレータを認証するための認証情報を記憶する管理装置と、オペレータを認証する認証装置とを備える作業機械の起動方法であって、
    前記管理装置が起動していない場合に、前記認証装置が、記憶部が記憶する過去に認証したオペレータの前記認証情報に基づいて前記オペレータを認証するステップ
    を有する作業機械の起動方法。
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