JPH10201712A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH10201712A
JPH10201712A JP9008660A JP866097A JPH10201712A JP H10201712 A JPH10201712 A JP H10201712A JP 9008660 A JP9008660 A JP 9008660A JP 866097 A JP866097 A JP 866097A JP H10201712 A JPH10201712 A JP H10201712A
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JP
Japan
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sheath
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endoscope
section
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JP9008660A
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English (en)
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Hidetoshi Saito
秀俊 齋藤
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、内視鏡本体に洗浄用シースを取り付
けても操作部に対して挿入部を容易に回動することがで
きる操作性のよい内視鏡を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、挿入部2と操作部3を有し、挿
入部2が操作部3に対して回動可能であり、操作部3に
は挿入部2に被嵌する洗浄用シース17を固定するシー
ス固定部10と操作部本体15を設けた内視鏡におい
て、操作部本体13に対し挿入部2と一緒に回転する部
材にシース固定部10を設け、操作部3に対して挿入部
2を回転操作する際に操作部本体13を把持して洗浄用
シース17と挿入部2を一緒に回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は挿入部が操作部に対
して回動可能であって、挿入部に対物レンズ洗浄用シー
スを被嵌するようにした内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、内
視鏡下胆嚢摘出術等、各種の外科手術において内視鏡が
使用されるようになってきている。内視鏡下手術に用い
られる内視鏡はその使用中、対物レンズの表面に体液や
組織等が付着し、視野を妨げることがある。そこで、対
物レンズの表面を洗浄するため、挿入部に対物レンズ洗
浄用シースを被嵌し、そのシースと挿入部の外周面との
間の隙間に形成される流路を通じて洗浄液を供給し、対
物レンズの表面に洗浄液を噴き付けるようにした内視鏡
が提案されている。一方、特願平7−339184号の
未公開出願において提案されている内視鏡は内視鏡挿入
部がその基端に設けた操作部に対して回動自在であり、
操作部前端と挿入部基端を接続する連結部には円柱状の
ピンを有する固定環を設けると共に、この固定環の基端
側に術者が把持する操作部の前グリップを配設してい
る。このような内視鏡に対物レンズ洗浄用シースを装着
した場合、その洗浄用シースは内視鏡挿入部の全体を覆
うと共に操作部本体に対して固定される。
【0003】このように内視鏡の挿入部に洗浄用シース
を装着した場合、操作部と挿入部が固定状態になる結
果、操作部に対して挿入部を回動することができなくな
るという不具合が生じてしまう。従って、内視鏡挿入部
そのものを保持して操作部に対して回動しようとしても
不可能であり、操作部と挿入部を相対的に回動させるこ
とができない。そこで、術者は、一旦、洗浄用シースを
外し、挿入部を把持して挿入部のみを回動し、再び洗浄
用シースを取り付ける作業をしなければならなかった。
しかし、このような繁雑な作業は迅速な処置を要する内
視鏡下外科手術では手術時間を長くする原因となり、ま
た、術者及び患者に与える肉体的・精神的な苦痛を増大
させることになる。
【0004】本発明は前記不具合を解消するためになさ
れたものであり、内視鏡本体に洗浄用シースを取り付け
ても操作部に対して挿入部を回動することができる操作
性のよい内視鏡を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、挿入部と操作
部を有し、挿入部が操作部に対して回動可能であり、操
作部には挿入部に被嵌する対物レンズ洗浄用シースを固
定するシース固定手段と本体把持部を設けた内視鏡にお
いて、シース固定手段は、操作部の本体把持部に対し挿
入部と一緒に回転する部材に設け、操作部に対して挿入
部を回転操作する際に本体把持部を把持して対物レンズ
洗浄用シースと挿入部を一緒に回転させるようにする回
転操作手段を構成した。
【0006】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]図1〜図4を参照して、本発明の第1
実施形態に係る内視鏡を説明する。 (構成)図1は内視鏡本体1を示す。内視鏡本体1は細
長い挿入部2と、挿入部2の基端にその挿入部2に対し
て回動自在に設けられた操作部3と、操作部3の基端側
から延設されたユニバーサルケーブル4と、ユニバーサ
ルケーブル4の末端に設けられた分岐コネクタ5とを有
する。
【0007】前記挿入部2は先端に先端部6を設け、こ
の先端部6の先端面には観察窓(或いは撮像窓)の対物
レンズ7が取り付けられている。この先端部6内には対
物レンズ7の結像位置で図示しない電荷結合素子(CC
Dと略記)などの固体撮像素子が配置されており、これ
らにより撮像手段を構成している。この先端部6の基端
にはこれに隣接して、上下、左右の4方向に湾曲可能な
湾曲部8が設けられ、さらに湾曲部8の基端にはこれに
隣接して、長尺で硬性の直管部材からなる硬性部9が接
続されている。硬性部9の基端には、後述する対物レン
ズ洗浄用シースを固定するためのシース固定手段を組み
込むシース固定部10がその硬性部9と一体に設けられ
ている。このシース固定部10は筒状部材からなり、操
作部3の後述する操作部本体13における硬性部受け3
3の外周に回転自在に被嵌され、操作部3の一部を形成
している。
【0008】このシース固定部10の外周には円柱状の
ピン11が突出して設けられている。さらに、シース固
定部10の基端には操作部3の第1の把持部としての前
グリップ12が固定的に連結して設けられている。この
前グリップ12は後述するように操作部本体13に対し
て回転自在に取り付けられていて、操作部3に対して挿
入部2を回転操作する際に把持して挿入部2を回転する
回転操作手段の挿入部用把持部を構成している。
【0009】前グリップ12の基端側には前記湾曲部8
を湾曲操作するための湾曲操作機構を内蔵する湾曲操作
部14が設けられている。そして、この湾曲操作部14
の本体部材15には上下方向の湾曲を制御する操作を行
う上下湾曲レバー14aと、左右方向の湾曲を制御する
操作を行う左右湾曲レバー14bとを設けて、挿入部2
の湾曲部8の湾曲操作を行う湾曲操作手段を構成してい
る。
【0010】操作部本体13の基端側には略円形断面を
有し、術者が把持するのに十分な長さを有する第2の把
持部としての後グリップ16が設けられている。そし
て、前グリップ12、湾曲操作部14の本体部材15、
及び後グリップ16によって操作部本体13の外ケース
を形成している。また、湾曲操作部14の本体部材15
と後グリップ16は操作部3に対して挿入部2を回転操
作する際に操作部3側を把持する本体把持部を構成す
る。
【0011】図2は内視鏡本体1の挿入部2から操作部
3にわたり洗浄用シース17を装着する状態を示す。こ
こで、洗浄用シース17は内視鏡本体1に対して着脱自
在に装着される。そして、洗浄用シース17は硬質の先
端枠18と、この先端枠18の後端に先端が連結され、
内視鏡本体1の挿入部2の外径より大きい内径を有し、
かつ挿入部2を囲繞する円筒状の囲繞部19と、この囲
繞部19の基端に形成され、中空の略リング形状の固定
部20と、図示しない密封部材等とから構成されてい
る。
【0012】洗浄用シース17の先端枠18は挿入部2
における先端部6を囲んでこれを覆うように取り付けら
れ、挿入部2の先端部6の周面との間の隙間によって流
体が通る通路を形成している。先端枠18には例えばそ
の先端面の中央部を開口して前記対物レンズ7の外表面
に向かう開口部(図示せず)が形成されている。そし
て、例えば挿入部2の基端側から洗浄媒体(具体例とし
て洗浄液)が送られてきた場合、この洗浄液は先端部6
の周囲の通路を経て先端部6の先端面中央側に送られ、
先端面中央にある対物レンズ7の外表面に流れ込み、対
物レンズ7の外表面に付着した付着物を洗い流すように
なっている。また、前記先端枠18の開口部は吸引を行
う場合には吸引の開口(吸引口)としても利用される。
【0013】一方、洗浄用シース17の固定部20には
この内腔と連通する通路を有する口金21が設けられて
いる。さらに、固定部20の基端には内視鏡本体1のシ
ース固定部10におけるピン11が挿通可能な幅を有し
たカム溝22が図2で示すように略L字状に形成されて
いる。このカム溝22にはピン11が嵌まり込んで係合
し、内視鏡本体1のシース固定部10に洗浄用シース1
7を固定する。また、挿入部2はそのシース固定部10
に固定されているので、洗浄用シース17は挿入部2と
一体的に固定される。尚、口金21には、図示しない洗
浄媒体制御バルブが接続され、洗浄媒体の供給及び吸引
が可能となっている。
【0014】一方、分岐コネクタ5の分岐部23からは
カメラケーブル24が延設され、その末端にはカメラコ
ネクタ25が設けられており、このカメラコネクタ25
は撮像手段に対する信号処理を行う図示しないカメラコ
ントロールユニット(CCUと略記)に着脱自在に接続
される。さらに、分岐コネクタ5には図示しない光源装
置に装着するライトガイドコネクタ26が突出して設け
られている。
【0015】図3は内視鏡の挿入部2の基端部分から操
作部本体13の部分にわたる個所の軸方向断面を示して
いる。操作部本体13内には上下湾曲レバー14a及び
左右湾曲レバー14bが接続されて各レバー14a,1
4bの回転運動をドラムワイヤー27に伝達する回転機
構28が設けられている。操作部本体13内には回転機
構28を固定し、操作部本体13には剛性が高い内枠2
9を嵌合固定する仕切り壁30が設けられている。この
仕切り壁30にはその中央に図示しない貫通穴を設け、
この貫通穴を通じてドラムワイヤー27、図示しない信
号ケーブルやライトガイドファイバーを挿通するように
している。また、前記仕切り壁30を回転機構28の部
材と内枠29とで挟み込み、ビス31aによって、これ
ら部材を固定している。
【0016】内枠29の前方端には接続板32を介して
硬性部受け33が接続されている。内枠29と接続板3
2、接続板32と硬性部受け33はそれぞれビス31
b,31cによってそれぞれ接続固定されている。硬性
部受け33は接続板32を介して湾曲操作部14におけ
る本体部材15に固定的に連結され、これらにより基体
としての操作部本体13を構成している。
【0017】操作部3の前グリップ12の筒部分は接続
板32の外側に配置され、前グリップ12の基端部分は
湾曲操作部14における本体部材15に対して水密状態
でかつ摺動可能に被嵌して固定されている。また、前グ
リップ12の末端(先端)部分は同じく水密状態でシー
ス固定部10に被嵌して固定されている。この場合、前
グリップ12の筒部分と、これが被嵌する本体部材15
及びシース固定部10の部分との間の水密は例えばOリ
ング34a,34bをその間にそれぞれ介挿することに
より確保される。ここで、接続板32に固定された硬性
部受け33の先端部分は硬性部9の内面に回転自在に嵌
合すべく構成されている。
【0018】図3及び図4に示す如く、シース固定部1
0を被嵌する硬性部受け33はその外面の一部に、その
半周にわたる部分を細径部35aとし、残りの半周部分
を太径部35bとした周部分が設けられている。細径部
35aは軸方向の両端に段差のある境界部36を有し、
この境界部36の壁にて、細径部35aから太径部35
bと同じ外径に増加させてある。
【0019】前記ピン11はシース固定部10に設けた
ねじ孔37にねじ込むことで、シース固定部10に取り
付けられている。そして、ピン11の内方先端が太径部
35bの外径よりも中心に近く、細径部35aの外径よ
り外側に位置して配置される寸法とする。つまり、硬性
部受け33の外周にはその半周にわたる細径部35aに
より形成されるピン係止溝38を形成し、このピン係止
溝38内にピン11を嵌合させてそのピン係止溝38の
範囲内でピン11を移動させる回動規制手段を構成して
いる。つまり、ピン11の移動範囲は操作部3の硬性部
受け33に形成されたピン係止溝38のピン導入部及び
ピン当接部とによって規定される。従って、シース固定
部10は細径部35aの区間(半周、すなわち180゜
の範囲)で軸周りに回動可能となり、ピン11は太径部
35bの端と当接して、これをストッパーとする。な
お、シース固定部10の回動範囲は、360゜未満であ
れば何度でもよいが、特に180゜が望ましい。また、
細径部35aは軸方向に対して段差のある境界部36を
有し、この境界部36にて細径部35aから太径部35
bと同じ外径に増加させることで、ピン11と境界部3
6が当接し、これがピン11の抜け止めとなって、シー
ス固定部10は硬性部受け33から抜けなくなってい
る。
【0020】以上のように、シース固定部10は硬性部
受け33に対して回動可能となり、ピン11により軸方
向の動き(ガタ)が極力小さくなっている。また、ピン
11のねじ込み部分に充填剤を塗布し、組み付けた時に
水密状態とし、図示しない他の外観部材の接続部に水密
用ゴムキャップやOリング、充填剤を用いることで、内
視鏡全体を水密とし得る。また、ドラムワイヤー27は
ワイヤー接続部39を介して、アングルワイヤー40に
接続される。アングルワイヤー40は挿入部2内に挿通
され、湾曲部8の図示しない湾曲芯管に接続されてい
て、このアングルワイヤー40を引っ張ることで、上、
下、左、右のいずれかの向きに湾曲部8を湾曲可能とな
る。
【0021】(作用)このように構成された内視鏡を使
用する場合、内視鏡本体1の挿入部2に洗浄用シース1
7を被嵌し、洗浄用シース17の固定部20にあるカム
溝22に内視鏡本体1のシース固定部10にあるピン1
1を嵌め込んで係合し、両者を固定する。そして、洗浄
用シース17を装着した状態で内視鏡本体1を使用す
る。術者は患者の腹腔内等の手術部位を観察する。この
途中で術者の好み方向にモニター画像を回転する場合、
術者は片手で湾曲操作部14の本体部材15や後グリッ
プ16を把持し、別の手で洗浄用シース17の例えば固
定部20または前グリップ12を把持し、操作部本体1
3に対して挿入部2を回転させる。この操作で術者の見
易い画像の方向となり、その後の観察が継続される。
【0022】(効果)以上のように、シース固定部10
までを挿入部2に固定し、操作部3の操作部本体13に
対して回転できる構成としたので、洗浄用シース17を
装着しているか否かに拘らず、いつでも挿入部2を回転
でき、手術をスムーズに進めることができる。従って、
手術に要する時間を減らせるとともに、術者及び患者の
肉体的・精神的苦痛が低減される。また、ねじ止めした
ピン11を外すことで、容易に前グリップ12とシース
固定部10を外すことができ、内視鏡内部で何らかの故
障が起こってもそれを容易に修理することができる。
【0023】なお、シース固定部10を操作部本体13
側に延ばし、前グリップ12との接続部をより操作部本
体13側に寄せても全く同様な効果を得る。また、シー
ス固定部10と前グリップ12を完全に一体化し、湾曲
操作部本体13との接続部で回動を行えるようにしても
よく、同様の効果が得られる。従って、回動部分は洗浄
用シース17のシース固定部20から操作部本体13の
間のどこにあっても一向に差しつかえない。
【0024】[第1実施形態の変形例]第1実施形態で
は操作部3の前グリップ12がシース固定部10に固定
され、シース固定部10に対して回転しないように構成
したが、シース固定部10に対して前グリップ12が回
転するようにしてもよい。この場合、操作部3に対して
挿入部2を回転させる場合には洗浄用シース17の例え
ば固定部20を把持して挿入部2側を回転することにな
る。また、この形式の場合、前グリップ12が操作部本
体13に固定することが可能であり、この場合には前グ
リップ12も本体把持部を一部を構成する。そして、片
方の手で前グリップ12を把持し、他方の手で洗浄用シ
ース17の一部を把持して操作部3に対して挿入部2を
回転操作する。
【0025】[第2実施形態]図5を参照して、本発明
の第2実施形態を説明する。 (構成)この第2実施形態での内視鏡はシース固定部1
0より前グリップ12側に位置して例えば前グリップ1
2の先端部外周にローレット部41を設けた。その他の
構成は第1実施形態と同じである。
【0026】(作用)第1実施形態と同じである。 (効果)第1実施形態の効果に加えて、ローレット部4
1によって術者の手に引っ掛り操作し易いので挿入部2
と操作部3との間の回転がし易くなる。
【0027】[第3実施形態] (構成)この第3実施形態では図2または図5で示した
ピン11の方向を、湾曲部8の湾曲方向のうち上方向と
一致させ、ピン11の色を洗浄用シース17の固定部2
0と異なる色とする。
【0028】(作用)第1実施形態と同じ。 (効果)第1実施形態の効果に加えて、ピン11の方向
が湾曲の上方向と一致するゆえ、固定部20のところに
あるピン11を見るだけで上方向を確認でき、また、ピ
ン11の色が固定部20と異なるので認識しやすいとい
う効果があり、術者にとってより操作がしやすいものと
なる。
【0029】以上の各実施形態に示された内視鏡は多く
の場合、内視鏡下外科手術に使用され、ほとんどの場
合、生体に穿刺されたトラカール外套管を介して挿入さ
れる。トラカール外套管を設置するには予めトラカール
外套管に鋭利な先端の内針を組み付け、そのまま生体に
穿刺し、内針だけを外すという方法をとる。ところが、
この内針は通常、金属から成るため軽量化のために鋭利
な先端に続くシャフトはパイプ等の中空部材で構成し、
鋭利な先端とシャフトはロー付けや接着等で固定する。
これらの固定手段は比較的劣化しやすく、場合によって
は生体に穿刺した時に鋭利な先端が体腔内に脱落するお
それがあった。
【0030】それに対し、図6及び図7に示すトラカー
ル外套管51と内針52はそのような不具合が無いもの
である。図6のトラカール外套管51に挿入された内針
52は鋭利な先端53、先端53の基端側のパイプ5
4、パイプ54の基端のハンドル55がロー付け又は接
着で固定されるとともに、先端53とハンドル55は引
張コイルバネ56によって接続されている。一方、図7
のものは先端53の外径よりも小さい内径の係止部57
をトラカール外套管51の先端に設けた。いずれの例に
おいても、仮に内針52のロー付け部又は接着部のどこ
かが破損しても、先端53はバネ56や係止部57によ
って保持され、体腔内に脱落することは無い。
【0031】(付記)前述した説明によれば、例えば以
下に列記する事項、及び各項の組み合わたものが得られ
る。 1.挿入部と操作部を有し、挿入部が操作部に対して回
動可能であり、操作部には挿入部に被嵌する対物レンズ
洗浄用シースを固定するシース固定手段と本体把持部を
設けた内視鏡において、シース固定手段は、操作部の本
体把持部に対し挿入部と一緒に回転する部材に設け、操
作部に対して挿入部を回転操作する際に本体把持部を把
持して対物レンズ洗浄用シースと挿入部を一緒に回転さ
せるようにする回転操作手段を構成したことを特徴とす
る内視鏡。 2.挿入部と操作部を有し、挿入部が操作部に対して回
動可能であり、操作部には挿入部に被嵌する対物レンズ
洗浄用シースを固定するシース固定手段と挿入部の湾曲
操作を行う湾曲操作手段を設けた内視鏡において、シー
ス固定手段の部位と湾曲操作手段の操作部位との間に位
置して、操作部に対して挿入部を回転操作する際に把持
して挿入部を回転する回転操作手段の挿入部用把持部を
配置したことを特徴とする内視鏡。 3.回転操作手段による挿入部の回動範囲を360゜未
満としたことを特徴とする付記第1,2項に記載の内視
鏡。 4.前記回動範囲は対物レンズ洗浄用シース固定手段に
設けたピンと、操作部に固定されてピン導入部及びピン
当接部(ストッパー)とによって規定されることを特徴
とする付記第1〜3項に記載の内視鏡。 5.前記ピンは対物レンズ洗浄用シースに設けたカム溝
と係合することを特徴とする付記第4項に記載の内視
鏡。 6.前記挿入部回転用把持部にローレット部を設けたこ
とを特徴とする付記第1〜5項に記載の内視鏡。 7.前記ピンはレンズ洗浄用シースの外装と異なる色と
したことを特徴とする付記第5,6項に記載の内視鏡。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、洗
浄用シースを装着しても操作部に対して挿入部と対物レ
ンズ洗浄用シースを一緒に回転させることができる。対
物レンズ洗浄用シースの装着の有無に拘らず、挿入部を
回動操作できるので、手術をスムーズに進めることがで
き、術者及び患者の肉体的・精神的苦痛が著しく低減さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る内視鏡の斜視図。
【図2】第1実施形態に係る内視鏡に洗浄シースを装着
するときの平面図。
【図3】第1実施形態の内視鏡本体の挿入部から操作部
にわたる部分の縦断面図。
【図4】図3中、A−A線に沿う部分の横断面図。
【図5】第2実施形態での内視鏡のシース固定部の斜視
図。
【図6】トラカール外套管と内針の組み付け状態の縦断
面図。
【図7】他のトラカール外套管と内針の組み付け状態の
縦断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡本体、2…挿入部、3…操作部、4…ユニバ
ーサルケーブル、5…分岐コネクタ、6…先端部、8…
湾曲部、9…硬性部、10…シース固定部、11…ピ
ン、12…前グリップ、13…操作部本体、14…湾曲
操作部、15…本体部材、16…後グリップ、17…洗
浄用シース、18…先端枠、19…囲繞部、20…固定
部、33…硬性部受け、35a…細径部、35b…太径
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部と操作部を有し、挿入部が操作部に
    対して回動可能であり、操作部には挿入部に被嵌する対
    物レンズ洗浄用シースを固定するシース固定手段と本体
    把持部を設けた内視鏡において、シース固定手段は、操
    作部の本体把持部に対し挿入部と一緒に回転する部材に
    設け、操作部に対して挿入部を回転操作する際に本体把
    持部を把持して対物レンズ洗浄用シースと挿入部を一緒
    に回転させるようにする回転操作手段を構成したことを
    特徴とする内視鏡。
JP9008660A 1997-01-21 1997-01-21 内視鏡 Withdrawn JPH10201712A (ja)

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JP9008660A JPH10201712A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 内視鏡

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JP9008660A JPH10201712A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 内視鏡

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325718A (ja) * 2001-05-02 2002-11-12 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡
JP2015164591A (ja) * 2015-06-09 2015-09-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 内視鏡
WO2018003925A1 (ja) * 2016-06-30 2018-01-04 国立大学法人宇都宮大学 鏡視下医療を支援可能なマニピュレータ、それを備えた医療用具、およびマニピュレータの作業性評価方法

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