JP3806650B2 - 内視鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、操作部に、挿入部の先端部に設けられた処置具揺動台を遠隔操作する処置具揺動台操作機構を備えた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、内視鏡を用いて体腔内で粘膜の切除など、外科的な処置を効率的に行ないたいという要望が高くなってきている。例えば、特開2001−170006号公報では、その要望に応えるため処置具の進退操作と処置具の先端の揺動操作とを右手で同時操作できる内視鏡が示されている。
【0003】
この内視鏡の揺動操作部の揺動機構部は、挿入部と操作部を結ぶ空間内に配設されている。また揺動操作部の揺動機構部は、1本の操作ワイヤで先端部に設けられた揺動台を操作するようになっている。更に揺動操作部の揺動操作ノブはリング形状をしており、挿入部の軸をほぼ中心として回転する。従って、体腔内で複数の処置具を同時または交互に進退と屈曲操作をしながらそれぞれ独立して動かしたり、連動して動かすことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、1本の操作ワイヤで先端部に設けられた揺動台を操作するものは、処置具の先端を微妙にかつレスポンス良く揺動操作することが難しく、特に高周波メス等を使った切開作業には術者の精神的な負担がかかる。
【0005】
また、揺動操作ノブが挿入部の軸をほぼ中心として回転する構造のため、操作ノブの操作時に挿入部又は操作部も一緒に捻じってしまう可能性があり、操作性が悪く、揺動操作ノブの操作に気を使う。
【0006】
さらに、揺動操作部の揺動機構部は、挿入部と操作部を結ぶ空間内に配設されているため、操作部全体が長尺化し、それによって操作部全体の取り回し性が悪かった。また、揺動機構部の駆動部分自体が挿入部と操作部を結ぶ空間内に位置するため、駆動時に駆動部に隣接する内蔵物へダメージを与える可能性があった。
【0007】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、目標とする患部に処置具を微妙かつレスポンス良く揺動操作することができる処置具揺動台操作機構を備えた内視鏡を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は前記目的を達成するために、請求項1は、観察光学系を有する挿入部内に形成され、一端を挿入部の先端部に、他端を挿入部の基端側に連結された操作部に開口する処置具挿通チャンネルと、前記処置具挿通チャンネルの先端開口部に配設され、前記処置具挿通チャンネルからの処置具の突出方向を制御する処置具揺動台と、前記処置具挿通チャンネルの操作部側開口部に近接して配設され、前記処置具揺動台を操作伝達部材によって遠隔操作する処置具揺動台操作機構とを具備した内視鏡において、前記処置具揺動台を両方向に回転操作する一対の前記操作伝達部材の手元側を、前記挿入部から操作部につながる空間の外で前記処置具揺動台操作機構に連結すると共に、前記処置具揺動台操作機構の操作ノブを前記処置具挿通チャンネルの前記操作部側開口部の右側に設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2は、請求項1の前記処置具揺動台操作機構の前記操作ノブを前記操作部の把持部前方に配設したことを特徴とする。
【0010】
請求項3は、観察光学系を有した挿入部内に形成され一端を挿入部の先端部に開口する処置具挿通チャンネルと、前記処置具挿通チャンネルの先端開口部に配設され、前記処置具挿通チャンネルからの処置具の突出方向を制御する処置具揺動台と、前記先端部の手元側に配置された第1の湾曲部と、前記第1の湾曲部の手元側に配置された第2の湾曲部とを設けた内視鏡において、前記処置具揺動台を一対の操作伝達部材によって両方向に回転操作可能な手元側操作ノブを、前記第1と第2の湾曲部の手元側操作ノブと同一面側に配設したことを特徴とする。
【0011】
前記構成によれば、処置具揺動台を2本の操作伝達部材で操作するので,処置具の先端を微妙にかつレスポンス良く揺動操作させることができる。
【0012】
さらに、揺動操作ノブと処置具挿通チャンネルの操作部開口部とが近接しているため、処置具の先端の揺動と進退操作を容易に同時操作でき、操作性を向上できる。
【0013】
また、揺動操作部の揺動機構部は、挿入部と操作部を結ぶ空間内に配設されていないため、操作部全体が長尺化することもなく、揺動機構部の駆動部分が挿入部と操作部を結ぶ空間内にないため、駆動時に他の内蔵物へダメージを与える可能性もない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の各実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1〜図13は第1の実施形態を示し、図1は内視鏡の全体構成を示す斜視図である。内視鏡1は、挿入部2と操作部3を備えており、操作部3にはライトガイド等を内挿したユニバーサルコード4が接続されている。挿入部2の先端構成部5には観察窓6、照明窓7、送気送水用ノズル8、前方送水口9、第1の処置具揺動台10及び第2の処置具揺動台11が設けられている。本実施形態においては、第1の処置具揺動台10は左右方向に動作し、第2の処置具揺動台11は上下方向に動作する。
【0016】
前記挿入部2は、操作部3側から順に可撓管部12、第2の湾曲部13及び第1の湾曲部14が設けられ、第2の湾曲部13は上下又は左右の2方向湾曲で、第1の湾曲部14は上下左右の4方向湾曲である。さらに、挿入部2の内部には第1の処置具挿通チャンネル15と第2の処置具挿通チャンネル(図示せず)が内挿されている。
【0017】
第1の処置具挿通チャンネル15の先端側開口は第1の処置具揺動台10に連通している。また、第2の処置具挿通チャンネル(図示しない)の先端側開口は第2の処置具揺動台11に連通している。この場合、モニター画像上では、図19(a)に示すように、第1の処置具揺動台10によって処置具59aが動き、第2の処置具揺動台11によって処置具59bが動く。
【0018】
前記操作部3と挿入部2との接続部の外周には折れ防止部材16が設けられ、操作部3の先端部には第1の処置具揺動台10を遠隔操作する揺動台操作部17が設けられている。
【0019】
揺動台操作部17の内部には、図2に示すように、第1の処置具揺動台操作機構18が設けられ、揺動台操作部17の外部には第1の処置具揺動台操作機構18の一部でもある第1の揺動台操作ノブ19が設けられている。
【0020】
図1に示すように、操作部3には把持部20が設けられ、把持部20の前側には第1の処置具挿通チャンネル15の第1の操作部側開口部21と第2の処置具挿通チャンネル(図示しない)の第2の操作部側開口部22が設けられている。第1の操作部側開口部21は第1の処置具挿通チャンネル15を介して第1の処置具揺動台10と連通している。同様に、第2の操作部側開口部22は第2の処置具挿通チャンネル(図示しない)を介して第2の処置具揺動台11と連通している。なお、第1の揺動台操作ノブ19側には第1の操作部側開口部21が位置している。
【0021】
前記把持部20の後側には送気送水制御ボタン23、吸引制御ボタン24、画像記録ボタン25、第1湾曲部操作ノブ26、27及び第2湾曲部操作ノブ28が設けられている。第1湾曲部操作ノブ26は上下用で、第1湾曲部操作ノブ27は左右用である。また、第2湾曲部操作ノブ28は上下又は左右用のノブである。
【0022】
さらに、第1湾曲部操作ノブ26の回転と固定は、第1の回転/固定レバー29で切換えられ、第1湾曲部操作ノブ27の回転と固定は、第1の回転/固定ノブ30で切換えられる。また、第2湾曲部操作ノブ28の回転と固定は、第2の回転/固定ノブ31で切換えられる。
【0023】
前記操作部3には第2の処置具揺動台11を遠隔操作する第2の処置具揺動台操作機構(図示しない)が内蔵されており、操作部3の外部にはその一部でもある第2の揺動台操作ノブ32が設けられている。
【0024】
図2〜図5は揺動台操作部17の内部構造を示し、図2は揺動台操作部17の断面図、図3は図2の矢印A方向から見た断面図、図4は図2の矢印B方向から見た断面図、図5は図2のC部を拡大した断面図である。
【0025】
揺動操作部本体33には固定軸34が固定されている。固定軸34の外周には第1の揺動台操作ノブ19に固定された操作ノブ回転筒34aが嵌合されている。固定軸34に対して操作ノブ回転筒34aは回転自在であり、操作ノブ回転筒34aの先端には回転板35が嵌合されている。回転板35も固定軸34に対して回転自在である。
【0026】
第1の揺動台操作ノブ19を回転させると、操作ノブ回転筒34aを介して回転板35に回転が伝わる。回転板35には2つのロッド36が回転ピン37を介して回転自在に固定されている。
【0027】
ロッド36は揺動操作部本体33に開口したガイド穴39を通って反対側に設けられたブラケット43に回転自在に固定されている。ガイド穴39は直線状のスリット形状をしていて、ロッド36は摩擦低減部材38を介してガイド穴39内を移動するようになっている。従って、第1の揺動台操作ノブ19の回転運動がガイド穴39によって直線運動に変換される。また、直線運動部を固定軸34の固定部裏側にコの字状に配設したため、第1の処置具揺動台操作機構18の全長をコンパクトに製作できる。
【0028】
ロッド36は揺動操作部本体33に対して調整自在な2つのストッパー40で移動範囲を規制できる。また、ブラケット43にはワイヤ連結部材42がビスによって着脱自在に固定されている。
【0029】
一方、前記第1の処置具揺動台10からは、操作伝達部材としての2本の操作ワイヤ41が延びており、かつ操作ワイヤ41の外側はそれぞれ操作ワイヤ案内管44で覆われている。なお、操作ワイヤ41は複撚り構成のワイヤである。因みに、操作ワイヤ案内管44の先端側は、第1の処置具揺動台10が回転自在に固定されている挿入部2の先端構成部5に開口する形で固定されている。
【0030】
操作ワイヤ41の基端側とワイヤ連結部材42とははんだ又はロー付けでしっかり固定されている。操作ワイヤ案内管44は案内管保持部材45を介してシリンダ47の先端側に着脱自在かつ水密的に固定されている。
【0031】
ワイヤ連結部材42は揺動操作部本体31上に固定されたシリンダ47内を直接的に動く。ワイヤ連結部材42とブラケット43の連結部は挿入部2と操作部3を結ぶ空間とは別の空間に配設されている。
【0032】
操作ワイヤ案内管44の基端部は、図3の2点鎖線に示したように、操作部筒状構造体54(又は挿入部2と操作部3の連結部材)の切り欠き窓56からその外側に導かれて、ワイヤ連結部材42やブラケット43を含めた第1の処置具揺動台操作機構18に連結されている。
【0033】
すなわち、挿入部2から操作部3を結ぶ空間にはライトガイドファイバー51、信号ケーブル52、送気送水管路53等の他の内蔵物が配設されているが、その配設空間内に第1の処置具揺動台操作機構18は存在しない。
【0034】
また、操作ワイヤ41はそれぞれテンションを付与した状態で第1の処置具揺動台操作機構18に連結されているため、操作レスポンスが良い。更に操作ワイヤ41が複撚りワイヤであるため、単撚りワイヤよりも曲げ・圧縮に強い分、強めに張れる。
【0035】
前記シリンダ47には操作ワイヤ案内管44と操作ワイヤ41との間を洗滌するための洗滌用送水チューブ48が取付けられており、その一端は揺動操作部本体33に固定された揺動操作部外装部材33a上に設けた洗滌口49に接続されている。
【0036】
洗滌口49にはシリンジ(図示しない)が接続でき、洗滌液等を管路内に送液できる。洗滌口49には使用時以外は蓋ができる電気絶縁部材からなる洗滌口キャップ50が取付けられている。
【0037】
さらに、揺動操作部外装部材33aには水密部材55を挟んでカバー46が着脱自在に水密固定されている。カバー46を開ければ、ストッパー40を調整して第1の処置具揺動台10の回転範囲を簡単に調整できる。
【0038】
なお、図示してないが、前方送水口9(図1参照)につながる管路の手元開口端は揺動操作部外装部材33a上に設けることもできる。
【0039】
図6(a)は第1の処置具揺動台10の斜視図であり、第1の処置具揺動台10には処置具59の通る処置具挿通穴57、回転軸58及び回転軸58を挟んだ位置に2つの操作ワイヤ固定穴60が形成されている。
【0040】
図6(b)のように操作ワイヤ41の端末にワイヤ保持部材61がはんだ付け又はロー付けされた後、第1の処置具揺動台10の底面側から操作ワイヤ固定穴60に通した後、折り曲げてあり、2本の操作ワイヤ41は第1の処置具揺動台10に対して回転自在に固定されている。回転軸58を挟んだ2本の操作ワイヤ41の牽引動作により、第1の処置具揺動台10は回転軸58を回転中心として両方向に回転できる。図6(c)は第2の処置具揺動台11が回転軸58に上下方向に回動自在に支持されている状態を示し、第2の処置具揺動台11には操作ワイヤ41が接続されている。
【0041】
図6(a)において、L1は処置具59の外径、L2は第1の処置具揺動台10の開口部円径、L3は第1の処置具挿通チャンネル15の先端開口部内径であり、L1≒L2、L1<L3の関係になっている。L1≒L2なので揺動時に第1の処置具揺動台10に対して処置具59がふらつかない。またL1<L3なので第1の処置具挿通チャンネル15に処置具59を挿通する際の挿通性が良い。
【0042】
次に、第1の実施形態の作用について説明する。
【0043】
図7は操作部3及び揺動台操作部17の操作方法を示す斜視図である。
【0044】
術者の左手Lは操作部3の把持、第2の揺動台操作ノブ32の操作、送気送水制御ボタン23、吸引制御ボタン24、画像記録ボタン25、第1湾曲部操作ノブ26,27の操作を行う。術者の右手Rは処置具59a,59bの進退、第1の揺動台操作ノブ19の操作、挿入部2の進退や捻じり操作を行なう。
【0045】
図7において、67は首掛け式スコープホルダーであり、ホルダー本体69、ストラップ68で構成されており、ホルダー本体69の側面にはスリット70が形成されている。挿入部2をスリット70から挿入し、折れ防止部材16の部分に嵌合する。
【0046】
ストラップ68を術者が首に掛けて使用し、揺動台操作部17を含めた操作部3全体の重さを左手Lと首で分担でき、長時間の処置では術者の負担が減る。
【0047】
図8は図7の操作をした時の先端から突出された両処置具59a,59bの動きを示した図であり、第2の処置具揺動台11から突出された処置具59b(把持鉗子)で病変粘膜Mを吊り上げ、その麓を第1の処置具揺動台10から突出された処置具59a(切開具)で押し引きしながら左右に切開してゆく。
【0048】
なお、第1の実施形態において、操作部3と揺動台操作部17は個別にユニット化された状態の組合せでなくても一体型でも構わない。第2湾曲部操作ノブ28は第1湾曲部操作ノブ26、27と独立した位置にかつ独立した機構で設けられているが、第1湾曲部操作ノブ26、27及び第2湾曲部操作ノブ28を同一位置に同一機構で設けても構わない。
【0049】
さらに、第1の処置具揺動台10及び第2の処置具揺動台11の揺動方向も図9の変形例1のように、第1の処置具揺動台10が上下、第2の処置具揺動台11が左右でも構わない。この場合、モニター画像上の処置具59a,59bは図19(b)に示すように動く。
【0050】
図10の変形例2のように、第2の操作部側開口部22に連通する第2の処置具挿通チャンネル開口部71が先端構成部5に開口する第2の処置具揺動台11、第2の揺動台操作ノブ32がない構造でも構わない。この場合、モニター画像上の処置具59a,59bは図19(c)のようになる。
【0051】
図11の変形例3のように、第1の処置具揺動台10が画像の上下に揺動する構造でも構わない。この場合、モニター画像上の処置具59a,59bは図19(d)のようになる。
【0052】
また、図12(a)(b)の変形例4のように、図1における第2の処置具挿通チャンネル(図示しない)、第2の処置具揺動台11、第2の操作部側開口部22、第2の揺動台操作ノブ32がなくても構わない。
【0053】
図12(a)と図12(b)は観察窓3に対する第1の処置具揺動台10の位置が異なるのみである。また、図12(a)の場合、モニター画像上の処置具59aは、図19(e)のようになり、図12(b)の場合は、図19(f)のように動く。
【0054】
また、第2湾曲部13、第2湾曲部操作ノブ28、第2の回転固定ノブ31がなくても構わない。
【0055】
図13の変形例5のように、第2の処置具揺動台11を第1の処置具揺動台10に変更し、かつ第2の揺動台操作ノブ32の位置を揺動台操作部17に設けて構わない。(つまり少なくとも2本の操作ワイヤで遠隔操作する第1の処置具揺動台10を先端構成部5に複数台実装し、その第1の処置具揺動台10を揺動台操作部17に設けられた第1の揺動台操作ノブ19と第2の揺動台操作ノブ32で操作する構造でも構わない。)但し、この場合、第1の処置具揺動台操作機構18が揺動台操作部17の内部に2セット実装されている。図13の場合、モニター画像上の処置具59a,59bの動きは図19(g)のようになる。
【0056】
図14(a)(b)は第2の実施形態を示し、揺動台操作部17に着脱式揺動台操作レバー66を設けたものである。操作レバー本体64の外周には複数の取付け穴65が設けられている。取付け穴65には操作レバー62が着脱自在に取り付け可能で、取り付け場所も自由に選べる。
【0057】
更に着脱式揺動台操作レバー66には固定ネジ63が設けられ、操作レバー本体64を操作ノブ回転筒34aに着脱自在に取付けることができる。図14(a)は着脱式揺動台操作レバー66を操作ノブ回転筒34aに装着した状態である。操作レバー62の先端は第1の操作部側開口部21により近づけることができる。それによって処置具59の操作性が更に向上できると共に、術者の好みの位置に操作レバー62を取付けられる。
【0058】
図15は一例として図12(b)の内視鏡を使って、粘膜切除ではなく止血を行なっている状態を示し、止血用プローブ72を揺動できるので広範囲に点在する出血点xを効率的に止血することができる。また、第2湾曲部13があるため目標部位を適当な距離離れて正面視でき、正確な止血作業が行なえる。第1の揺動台操作ノブ19は第1湾曲部操作ノブ26,27,第2湾曲部操作ノブ28と同じ側に配設されているので右手で操作しやすい。止血用プローブ72の進退も右手の操作なのでコンビネーション操作もしやすいという効果がある。
【0059】
図16〜図18は第3の実施形態を示し、図16は操作部3に対する揺動台操作部17の配置例を示し、図17は図16の矢印P方向から見た図、図18は図16の矢印Q方向から見た図である。
【0060】
操作部3に対する揺動台操作部17の位置がAの場合が、前述した第1の実施形態であり、操作部3に対する揺動台操作部17の位置をB(図17参照)にすることも可能であり、操作部3に対する揺動台操作部17の位置をC(図18参照)にすることも可能である。これ以外の構成は第1の実施形態と同じであり、説明を省略する。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、処置具揺動台を2本の操作伝達部材で操作するので,処置具の先端を微妙にかつレスポンス良く揺動させることができ、切開作業を広い範囲に亙って効率的に行なえる。
【0062】
請求項2によれば、揺動操作ノブと処置具挿通チャンネルの操作部開口部とが近接しているため、処置具の先端の揺動と進退操作を容易に同時操作できる。
【0063】
請求項3によれば、揺動操作部の揺動機構部は、挿入部と操作部を結ぶ空間内に配設されていないため、操作部全体が長尺化することもなく、操作部全体の取り回し性も従来と変わらないとともに、揺動機構部の駆動部分が挿入部と操作部を結ぶ空間内にないため、駆動時に他の内蔵物へダメージを与える可能性もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示し、内視鏡の全体構成を示す斜視図。
【図2】同実施形態の揺動台操作部の断面図。
【図3】図2の矢印A方向から見た断面図。
【図4】図2の矢印B方向から見た断面図。
【図5】図2のC部を拡大した断面図。
【図6】同実施形態を示し、(a)は第1の処置具揺動台の斜視図、(b)は操作ワイヤの斜視図、(c)は第2の処置具揺動台の斜視図。
【図7】同実施形態を示し、内視鏡の操作状態の斜視図。
【図8】同実施形態を示し、図7に示す操作をしたときの両処置具の動作を示す図。
【図9】同実施形態の変形例1を示す内視鏡の斜視図。
【図10】同実施形態の変形例2を示す内視鏡の斜視図。
【図11】同実施形態の変形例3を示す内視鏡の斜視図。
【図12】同実施形態の変形例4を示し、(a)は内視鏡の斜視図、(b)は挿入部の先端部の斜視図。
【図13】同実施形態の変形例5を示す内視鏡の斜視図。
【図14】この発明の第2の実施形態を示し、(a)は操作部の側面図、(b)は着脱式揺動台操作レバーの斜視図。
【図15】同実施形態を示し、図12(b)の内視鏡を使って、粘膜切除ではなく止血を行なっている状態を示す図。
【図16】この発明の第3の実施形態を示し、操作部に対する揺動台操作部の配置例を示す図。
【図17】図16の矢印P方向から見た図。
【図18】図16の矢印Q方向から見た図。
【図19】(a)〜(g)はモニター画像を示す図。
【符号の説明】
1…内視鏡
2…挿入部
3…操作部
5…先端構成部
10…第1の処置具揺動台
11…第2の処置具揺動台
15…処置具挿通チャンネル
18…第1の処置具揺動台操作機構
41…操作ワイヤ(操作伝達部材)
Claims (3)
- 観察光学系を有する挿入部内に形成され、一端を挿入部の先端部に、他端を挿入部の基端側に連結された操作部に開口する処置具挿通チャンネルと、
前記処置具挿通チャンネルの先端開口部に配設され、前記処置具挿通チャンネルからの処置具の突出方向を制御する処置具揺動台と、
前記処置具挿通チャンネルの操作部側開口部に近接して配設され、前記処置具揺動台を操作伝達部材によって遠隔操作する処置具揺動台操作機構とを具備した内視鏡において、
前記処置具揺動台を両方向に回転操作する一対の前記操作伝達部材の手元側を、前記挿入部から操作部につながる空間の外で前記処置具揺動台操作機構に連結すると共に、前記処置具揺動台操作機構の操作ノブを前記処置具挿通チャンネルの前記操作部側開口部の右側に設けたことを特徴とする内視鏡。 - 前記処置具揺動台操作機構の前記操作ノブを前記操作部の把持部前方に配設したことを特徴とする請求項1記載の内視鏡。
- 観察光学系を有した挿入部内に形成され一端を挿入部の先端部に開口する処置具挿通チャンネルと、
前記処置具挿通チャンネルの先端開口部に配設され、前記処置具挿通チャンネルからの処置具の突出方向を制御する処置具揺動台と、
前記先端部の手元側に配置された第1の湾曲部と、
前記第1の湾曲部の手元側に配置された第2の湾曲部とを設けた内視鏡において、
前記処置具揺動台を一対の操作伝達部材によって両方向に回転操作可能な手元側操作ノブを、前記第1と第2の湾曲部の手元側操作ノブと同一面側に配設したことを特徴とする内視鏡。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
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