JPH10194644A - エレベーター用乗降客検出装置 - Google Patents

エレベーター用乗降客検出装置

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JPH10194644A
JPH10194644A JP149797A JP149797A JPH10194644A JP H10194644 A JPH10194644 A JP H10194644A JP 149797 A JP149797 A JP 149797A JP 149797 A JP149797 A JP 149797A JP H10194644 A JPH10194644 A JP H10194644A
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力 小松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗降客を検出して扉の開閉を制御する光電式
ドアセフティ手段等に不具合が発生して不具合をそのま
ま放置せず、しかも乗降客の安全性を損なうことのない
エレベーター用乗降客検出装置。 【解決手段】 エレベーターに乗り降りする乗降客を検
出してエレベーター制御装置に送信し扉の開き状態を制
御するための投光手段1と受光手段2とによる乗降客検
出装置の故障を検出し、故障部位がどこであるかを判定
する故障検出・判定手段3を設ける。故障検出・判定手
段3は、乗降客検出装置の故障を検出し、その故障内容
がどの部品、装置の故障であるかを判定し、エレベータ
ー制御装置4は、エレベーターの安全性等に対する致命
度に従って、それぞれの故障モードによる影響の度合い
を判断して扉の開閉制御方法を変更し、保守センターへ
の発報を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベーター用乗
降客検出装置に係り、特に、光電式のエレベーター用乗
降客検出装置が故障したときにも、その故障状態を検出
・特定し、乗降客の安全を確保することのできるエレベ
ーター用乗降客検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーター用乗降客検出装置に関する
従来技術として、例えば、特開平1−256489号公
報等に記載された技術が知られている。この従来技術
は、乗りかごの出入口に設けられドア開閉を制御する光
電式ドアセフティ手段を有するエレベーター用乗降客検
出装置の光源に不具合を検出したとき、光電式ドアセフ
ティ手段によるドアの開閉機能を停止し、ドアシューの
みによるドアセフティ手段によりドアの開閉を制御する
こととしてサービスの低下を防止するというものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、エレ
ベーター用乗降客検出装置の光電式ドアセフティ手段の
光源に不具合が発生した場合、単に光電式ドアセフティ
手段によるドアの開閉機能を停止するだけであるため、
確かにサービスの低下を防止することができるが、光電
式ドアセフティ手段の光源の不具合いは、そのまま次の
保守点検時まで放置されるか、あるいは、顧客等が保守
会社等の保守センターに不具合を連絡するまで放置され
るため、乗降客の安全性を大幅に損なうという問題点を
有している。
【0004】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、乗りかごのドアの開閉を制御する光電式ドアセ
フティ手段等の扉安全装置に不具合が発生したときでも
不具合をそのまま放置せず、しかも、乗降客の安全性を
損なうことのないエレベーターの扉安全装置を有するエ
レベーター用乗降客検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、エレベーターの乗降口に設置され、エレベーターに
乗り降りする乗降客を検出して検出情報をエレベーター
制御装置を介して扉制御装置に送信し、扉制御装置に扉
の開閉状態を制御させるエレベーター用乗降客検出装置
において、前記乗降客検出装置の故障検出・判定手段を
備え、前記エレベーター制御装置は、前記故障検出・判
定手段からの故障情報に基づいて、故障内容を分析・判
定し、故障内容のエレベーターの安全性に対する致命度
に合わせて前記扉の制御方法を変更させるようにするこ
とにより達成される。
【0006】また、前記目的は、前記乗降客検出装置
を、光を送信する投光手段と、該投光手段から送信され
た光を受信する受光手段とにより構成し、また、前記故
障検出・判定手段を、前記投光手段をON−OFFする
ON−OFFコントロール部と、該コントロール部のO
N−OFF信号及び前記受光手段からの検出信号に基づ
いて故障の判定を行う故障判定部とにより構成すること
により達成される。
【0007】さらに、前記目的は、前記エレベーター制
御装置が、扉の開閉速度を、前記乗降客検出装置が正常
に動作中は高速に、前記乗降客検出装置に故障が発生し
た場合、故障内容を分析・判定の結果、故障内容が安全
性の面で致命的でない場合は中速に、致命的な故障の場
合は低速に制御させることにより、また、前記故障検出
・判定手段からの故障情報を保守センターに発信するこ
とにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるエレベーター
用乗降客検出装置の一実施形態を図面により詳細に説明
する。
【0009】図1は本発明の一実施形態によるエレベー
ター用乗降客検出装置の構成を示すブロック図、図2は
乗降客検出装置が正常時の各動作モードと扉への影響度
を説明する図、図3は乗降客検出装置の投光手段が故障
したときの各動作モードと扉への影響度を説明する図、
図4は乗降客検出装置の受光手段が故障したときの各動
作モードと扉への影響度を説明する図、図5は本発明の
一実施形態の動作を説明するフローチャートである。図
1において、1は投光手段、2は受光手段、3は故障検
出・判定手段、4はエレベーター制御装置、5は変調
部、6は投光部、7は受光部、8は増幅・比較部、9は
出力部、10はON−OFFコントロール部、11は故
障判定部、12は故障表示・出力部、21は保守部門の
データ入力装置、22は通信回線、23は扉制御装置で
ある。
【0010】本発明の一実施形態による乗降客検出装置
は、図1に示すように、変調部5及び可視光、赤外光等
の光を発する投光部6からなる投光手段1と、受光部
7、増幅・比較部8及び出力部9からなる受光手段2
と、投光手段1の動作・停止を制御するON−OFFコ
ントロール部10、受光手段2からの出力信号が入力さ
れ故障か否かの判定を行う故障判定部11及びエレベー
ター全体を制御するエレベーター制御装置4に前記故障
判定部11から出力された信号をもとに故障情報を出力
する故障表示・出力部12から成る故障検出・判定手段
3と、電話回線等の通信回線22に接続されてエレベー
ター制御装置との間で故障情報の送・受信を行いエレベ
ーターの状況を監視する保守センター等の保守部門のデ
ータ入力装置21と、乗りかご及びホール側の扉を開閉
制御する扉制御装置23とにより構成される。
【0011】そして、図示乗降客検出装置は、例えば、
エレベーター乗降口の左右に投光手段1と受光手段2と
を対向させて設け、投光手段1の投光部6からの光が乗
客により遮断されたことを受光手段2内の受光部7によ
り検出させることにより乗客を検出するものである。
【0012】図2には前記の投光手段1及び受光手段2
の両方(以下、投光手段1と受光手段2との両方を指す
場合、これらを含めて乗降客検出手段という)に故障等
が発生しておらず正常に動作している状態で、相対して
設置された投光手段1と受光手段2との間が遮光された
場合と遮光されない場合、及び、投光手段1が停止して
いるときと動作しているときの4つのモードに対して受
光手段の動作モードと、前記の受光手段の動作によるエ
レベーターの扉の動作状態がどうなるかを示しており、
以下、これについて説明する。
【0013】図2に示すように、投光手段1の動作状態
に対する受光手段2の動作モードは、投光手段1が動作
状態にあり、投光手段1からの光が遮断されていない非
遮光時に、前記受光手段2の出力部9がOFF状態を保
持出力するモードとなり、この結果、エレベーターの扉
は、扉が開いているときには扉を閉じる動作を開始する
ように制御される。また、投光手段1の動作状態が前述
以外の場合、すなわち、投光手段1が動作状態にあり、
投光手段1からの光が遮断された遮光時、投光手段1の
動作が停止状態にある場合の非遮光時あるいは遮光時に
は、受光手段2の動作モードは、受光手段2の出力部9
がON状態を保持するモードとなり、この結果、エレベ
ーターの扉の動作状態は、遮光時と全く同様となり、開
扉状態を保持する。
【0014】図3には投光手段1に故障が発生し、受光
手段2が正常な場合の受光手段の動作モードと、受光手
段の動作によるエレベーターの扉の動作状態がどうなる
かを示しており、以下、これについて説明する。
【0015】図3に示すように、投光手段1の故障モー
ドが電源停止事故、投光手段内の断線、部品等の故障を
含めて不動作となる場合、投光不能となるが、受光手段
2は、遮光時と同様になるため、前記受光手段2の出力
部はON状態を保持するモードとなる。この結果、エレ
ベーターの扉の動作状態は、開扉状態を保持することに
なる。この故障モードは、エレベーターの安全性の面で
はフェイルセーフであるが、かご内の閉じ釦を押さない
と扉を閉じることができないため、サービス性が大幅に
低下する。
【0016】また、投光手段1の故障モードが、電源、
投光手段内の半断線、部品等のON−OFF間歇故障の
場合、投光手段1は、投光可と投光不能とが定まらない
動作モードとなる。投光手段1が投光可の場合、受光手
段2は、正常時と同様に動作することができる。この結
果、エレベーターの扉の動作状態は、遮光時に開扉状態
を保持し、非遮光時、開扉状態にあれば閉じ動作を開始
する。そして、投光手段1が投光不能の場合、受光手段
2とエレベーターの扉の動作状態とは、前述した投光手
段1が投光不能の場合と同様となる。
【0017】さらに、投光手段1の故障モードが、例え
ば、投光用の発光ダイオード等がON故障となるような
場合、投光自体はできるが、光の変調が不能になるため
外乱光等に対する耐ノイズ性能が低下することが考えら
れるが、受光手段2は、正常時の動作とほぼ同等レベル
で乗降客を検出することができ、エレベーターの安全性
およびサービス性を大きく低下させることにはならな
い。
【0018】図4には受光手段2に故障が発生し、投光
手段1が正常な場合の受光手段2の動作モードと、受光
手段2の動作によるエレベーターの扉の動作状態がどう
なるかを示している。受光手段2が故障した場合、投光
手段1の動作モードには全く影響がないため、以下、受
光手段2の故障モード別に説明する。
【0019】図4に示すように、受光手段2の電源停
止、出力部9のOFF故障等の受光手段2が不動作とな
るモードの故障が発生した場合、受光手段2の出力部9
がOFF状態を保持したままとなるため、投光手段1か
らの光が遮光されても、受光手段2は出力を発すること
ができず、すなわち、乗降客検出手段が乗降客を検出す
ることができなくなり、従って、エレベーターとしては
フェイルアウトの状態となり、扉の動作状態としては安
全性が大幅に低下したものとなる。
【0020】また、受光手段2内の断線等の故障により
受光部7が受光不能になるような故障モードが発生した
場合、受光手段2の出力部9がON状態を保持したまま
となるため、遮光時と同様となり、この結果、エレベー
ターの扉の動作状態は、開扉状態を保持した状態にな
る。この故障モードは、エレベーターの安全性の面では
フェイルセーフであるが、かご内の閉じ釦を押さないと
扉を閉じることができず、サービス性を大幅に低下させ
る。
【0021】さらに、前述と同様に、受光手段2内の断
線等の故障により受光部7が受光不能になるような故障
であっても、出力部がOFF状態を保持する故障の場
合、投光手段1からの光が遮光されても、受光手段2は
出力を発することができず、前述と同様に、エレベータ
ーとしてはフェイルアウトの状態となり、扉の動作状態
としては安全性が大幅に低下したものとなる。
【0022】また、受光手段2の電源、受光部内の半断
線、部品等のON−OFF間歇故障で、ON故障の場
合、受光手段2は受光可能であり、乗降客検出装置は、
正常時と同様な動作を行うことができる。一方、OFF
故障の場合、投光手段1からの光が遮光されても、受光
手段2は出力を発することができず、エレベーターとし
てはフェイルアウトの状態となり、扉の動作状態として
は安全性が大幅に低下したものとなる。
【0023】前述の結果をまとめると、エレベーターの
扉の動作状態から安全性、サービス性の面で致命的な故
障モードは、受光手段2の電源停止、受光手段2の出力
部9のOFF故障等の不動作となるモードの故障が発生
した場合であり、サービス性の低下となるの故障モード
は、投光手段1の故障モードが電源停止含めて不動作と
なる場合、及び、受光手段2内の断線等の故障で受光部
7が受光不能になるような故障モードが発生した場合で
ある。
【0024】従って、前述した致命度のレベルに沿って
故障検出・判定を行うことがエレベーターの安全性・サ
ービス性を確保するためには非常に有効な手段である。
【0025】次に、図5に示すフローを参照して本発明
の一実施形態の動作を説明する。
【0026】(1)まず、扉が閉扉状態にあるか否かを
確認し、閉扉状態にない場合、すなわち、開扉状態にあ
る場合、エレベーターが停止して開扉状態にあるのか、
または、乗客を検出して受光手段2の出力部9がON−
OFF動作をし、扉を開閉する制御を行っているかを検
出する(ステップ501、502)。
【0027】(2)ステップ502の判断で、受光手段
2の出力部9がON−OFF動作をしている状態にある
場合、人が乗り降りしており乗降客検出手段が正常に動
作していると判断できるため、投光手段1および受光手
段2の動作は正常と判定し、処理を終了する(ステップ
503)。
【0028】(3)ステップ502でエレベーターが停
止して扉が開扉状態にあって、所定時間経過しても乗客
検出装置が全くON−OFF動作しないと判断された場
合、乗客検出装置に故障が発生している可能性があるた
め、あるいは、ステップ1で扉が閉扉状態にあると判断
された場合、乗客検出装置は動作させる必要がないた
め、故障チェックモードに移行させる(ステップ50
4)。
【0029】(4)ステップ504により故障チェック
モードに移行後、通常、扉が開扉または開閉状態にある
時の投光手段1は連続ON動作、すなわち、投光状態で
あるが、乗客検出装置の故障チェックのために、投光手
段1にON−OFF動作を所定時間繰り返し行わせ、受
光手段2の動作状態をチェックし、受光手段2が投光手
段1のON−OFF動作と同期してON−OFF動作し
ているか否かをチェックする(ステップ505、50
6)。
【0030】(5)ステップ506のチェックで受光手
段2が投光手段1のON−OFF動作と同期してON−
OFF動作している場合、乗客検出装置は正常に動作し
ていると判断できるため、投光手段1および受光手段2
の動作は正常と判定し、処理を終了する(ステップ50
3)。
【0031】(6)ステップ506で受光手段2の動作
状態をチェックしたとき、受光手段2が投光手段1のO
N−OFF動作と同期して動作していない場合、受光手
段2がON動作となっているか否かを判定する(ステッ
プ507)。
【0032】(7)ステップ507で受光手段2がON
動作している場合、投光手段1の電源喪失またはOFF
故障による投光手段1の投光不能の故障、あるいは、受
光手段2自身のON故障と判定する(ステップ50
8)。
【0033】(8)ステップ507で受光手段2がON
動作となっていない場合、もう一度、受光手段2が投光
手段1の動作と同期せずにON−OFF動作しているか
否かを判定する。この判定の結果、受光手段2が投光手
段1の動作と同期せずに非同期にON−OFF動作して
いる場合、受光手段1のON−OFFの間欠的な故障と
判定する(ステップ509、510)。
【0034】(9)ステップ509で受光手段2がON
動作でも、また、投光手段1の動作と非同期でのON−
OFF動作でもなくOFF動作となっている場合、受光
手段1のOFF故障あるいは投光手段1のON故障と判
定する(ステップ511)。
【0035】(10)ステップ508、510、511の
判定結果である「投光手段1の電源喪失またはOFF故
障および受光手段2自身のON故障」、「受光手段1の
ON−OFF間欠故障」あるいは「受光手段1のOFF
あるいは投光手段1のON故障」を故障情報としてエレ
ベーターの制御装置4に発信する(ステップ512)。
【0036】(11)ステップ512でエレベーターの制
御装置4により前記の故障情報が受信された後、エレベ
ーターの制御装置4は、その故障情報がエレベーターと
して安全性、サービス性の点で致命的な問題となる故障
モードか否かを判定する(ステップ513)。
【0037】ステップ513の判定における致命的な問
題となる故障モードか否かについては、前述した図2〜
図4により説明した基準により判定される。具体的に言
えば、最も致命的な故障モードは、「受光手段2の電源
停止、出力部9のOFF故障」等の受光部自体が不動作
となるモードの故障であり、また、致命的ではないがサ
ービス性が低下する故障モードは、「投光手段1が電源
停止含めて不動作」となる場合、及び、「受光手段2内
の断線等の故障」で受光部7が受光不能になる故障モー
ドである。さらに、若干のサービス性、機能の低下を伴
う故障モードは、「投光手段1のON故障」の故障モー
ドである。
【0038】そこで、ステップ513において、その故
障情報の内容を判定し、致命的な故障モードであるか、
致命的な故障にならない前記「投光手段1の電源停止を
含めた不動作」、「受光手段2内の断線等の故障」及び
「投光手段1のON故障」の故障モードであるかの判定
を行う。
【0039】(12)ステップ513で致命的な故障でな
い故障モードであると判定された場合、扉の開閉状態の
制御方法を故障前と同一とし、継続して扉の開閉制御を
行う(ステップ514)。
【0040】(13)ステップ513で、その故障情報が
エレベーターとして安全性、サービス性の点で致命的な
問題となる「受光手段2の電源停止、出力部9のOFF
故障」による致命的な故障モードであると判定された場
合、扉の開閉状態の制御方法を故障前と変更し、扉の開
閉速度を下げて開閉制御を行ってできるだけ安全性を確
保する(ステップ515)。
【0041】(14)次に、エレベーターの制御装置4
は、前述の故障情報をエレベーターの保全会社に電話回
線などを介して発報し、処理を終了する(ステップ51
6)。
【0042】前述したフローによる動作において、ステ
ップ516の故障情報をエレベーターの保全会社等の保
守センターに電話回線等の通信回線を介して発報する処
理は、ステップ512の処理の後に、故障の発生として
報知するようにしてもよい。
【0043】前述した本発明の実施形態は、致命的な故
障が発生した場合、正常時及び致命度の低い故障が発生
場合より扉の開閉速度を下げるとして説明したが、本発
明は、乗降客検出装置が正常に動作中は高速に、乗降客
検出装置に故障が発生した場合、故障内容を分析・判定
し、その結果、故障内容が安全性の面で致命的でない場
合は中速に、致命的な故障の場合は低速に扉を制御する
ように構成するようにすることができ、この場合にも、
前述と同様の効果を得ることができる。
【0044】また、前述した本発明の実施形態は、故障
検出・判定手段3を投光手段1及び受光手段2とは別に
設置する構成としているが、故障検出・判定手段3を投
光手段1あるいは受光手段2の中に内蔵させて構成して
もよく、同様の効果を得ることができる。
【0045】さらに、前述した本発明の実施形態は、投
光手段1からの光を乗客が遮ることを受光手段2が検出
する、すなわち、投光手段1及び受光手段2をエレベー
ターの扉の左右側に設けるものとして説明したが、本発
明は、投光手段と受光手段とをエレベーターの扉の上部
に設け、反射光を受光手段に検出させて、乗客を検出す
る方法、あるいは、超音波発生手段と受信手段とをエレ
ベーターの扉の上部に設け、反射する超音波を受信手段
に検出させて、乗客を検出する方法に対しても適用する
ことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、乗
降客検出装置に故障が発生した場合、乗降客検出装置の
故障を検出し、その故障内容がどの部品、装置の故障で
あるかを判定し、エレベーターの安全性等に対する致命
度に従って、それぞれの故障モードによる影響度合いを
判断して扉の開閉制御方法を変更することができ、エレ
ベーターの安全性を大幅に向上させることができる。
【0047】また、本発明によれば、乗降客検出装置の
故障を検出し、その故障内容がどの部品、装置の故障で
あるかを判定し、その結果の故障情報をエレベーターの
制御装置介して外部の保守会社に速やかに発信すること
ができるため、故障発生から修理・交換までの期間を大
幅に短縮することができ、サービス性と安全性の低下防
止とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるエレベーター用乗降
客検出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】乗降客検出装置が正常時の各動作モードと扉へ
の影響度を説明する図である。
【図3】乗降客検出装置の投光手段が故障したときの各
動作モードと扉への影響度を説明する図である。
【図4】乗降客検出装置の受光手段が故障したときの各
動作モードと扉への影響度を説明する図である。
【図5】本発明の一実施形態の動作を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】 1 投光手段 2 受光手段 3 故障検出・判定手段 4 エレベーター制御装置 5 変調部 6 投光部 7 受光部 8 増幅・比較部 9 出力部9 10 ON−OFFコントロール部 11 故障判定部 12 故障表示・出力部 21 保守部門のデータ入力装置 22 通信回線 23 扉制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターの乗降口に設置され、エレ
    ベーターに乗り降りする乗降客を検出して検出情報をエ
    レベーター制御装置を介して扉制御装置に送信し、扉制
    御装置に扉の開閉状態を制御させるエレベーター用乗降
    客検出装置において、前記乗降客検出装置の故障検出・
    判定手段を備え、前記エレベーター制御装置は、前記故
    障検出・判定手段からの故障情報に基づいて、故障内容
    を分析・判定し、故障内容のエレベーターの安全性に対
    する致命度に合わせて前記扉の制御方法を変更させるこ
    とを特徴とするエレベーター用乗降客検出装置。
  2. 【請求項2】 前記乗降客検出装置は、光を送信する投
    光手段と、該投光手段から送信された光を受信する受光
    手段とからなることを特徴とする請求項1記載のエレベ
    ーター用乗降客検出装置。
  3. 【請求項3】 前記故障検出・判定手段は、前記投光手
    段をON−OFFするON−OFFコントロール部と、
    該コントロール部のON−OFF信号及び前記受光手段
    からの検出信号に基づいて故障の判定を行う故障判定部
    とを備えることを特徴とする請求項2記載のエレベータ
    ー用乗客検出装置。
  4. 【請求項4】 前記エレベーター制御装置は、扉の開閉
    速度を、前記乗降客検出装置が正常に動作中は高速に、
    前記乗降客検出装置に故障が発生した場合、故障内容を
    分析・判定の結果、故障内容が安全性の面で致命的でな
    い場合は中速に、致命的な故障の場合は低速に制御する
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のエレベー
    ター用乗降客検出装置。
  5. 【請求項5】 前記エレベーター制御装置は、前記故障
    検出・判定手段からの故障情報を保守センターに発信す
    ることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1
    記載のエレベーター用乗降客検出装置。
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