JP2001261252A - エレベータのかごドア開閉状況確認システム - Google Patents

エレベータのかごドア開閉状況確認システム

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JP2001261252A
JP2001261252A JP2000076123A JP2000076123A JP2001261252A JP 2001261252 A JP2001261252 A JP 2001261252A JP 2000076123 A JP2000076123 A JP 2000076123A JP 2000076123 A JP2000076123 A JP 2000076123A JP 2001261252 A JP2001261252 A JP 2001261252A
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JP
Japan
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car
elevator
sound
sensor means
car door
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000076123A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tamura
貴史 田村
Masaru Komuro
勝 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常停止した乗りかごのかごドアの開閉状況
が外部から迅速かつ的確に把握できると共に、既設エレ
ベータにも簡単に付設できる、エレベータのかごドア開
閉状況確認システムを提供すること。 【解決手段】 乗りかごに、かごドア1a,1bが所定
寸法以上開いた状態にあるか否かを検出して検出結果に
基づき所定の音を発生するセンサ手段(センシング装置
5や音発信装置7)を設けて、この音の有無をかご内通
話装置3を介して外部通話装置10にて確認できるよう
にする。これにより、乗りかごが非常停止して乗客がか
ご内通話装置による通報を行った段階で、センサ手段が
音を発生しているか否かにより、かごドア1a,1bの
開閉状況を外部から的確に把握することができる。ま
た、このセンサ手段は乗りかごに設置するだけでよく、
制御装置等に接続する必要がないので、既設エレベータ
にも簡単に付設できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗りかごが非常停
止した際にかごドアの開閉状況が簡単に確認できる、エ
レベータのかごドア開閉状況確認システムに関する。
【0002】
【従来の技術】乗りかごのかごドアの開閉状況を確認す
るための装置としては、従来、特開平11−20904
3号公報に記載されている如きものがある。この従来技
術は、リミットスイッチをかごドアの閉端部と開端部に
設けることにより、かごドアが全閉状態であるか、ある
いは全開状態であるかを検出するというもので、検出結
果は機械室に設置されている制御装置に送信される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術は、
かごドアが全閉状態もしくは全開状態でなければ検出で
きないので、例えばかごドアが半開き状態のまま乗りか
ごが階床間に非常停止してしまった場合に、乗りかご内
の乗客が転落する恐れのない程度にかごドアが閉じてい
るかどうかを、外部から的確に判断することはできなか
った。また、かかる従来技術は制御装置を経由してかご
ドアの開閉状況を把握するというものなので、非常停止
した乗りかごのかごドアの開閉状況が外部から迅速に確
認しずらかった。また、かかる従来技術を既設のエレベ
ータに追加しようとすると、大掛かりな配線工事が必要
となるため高コスト化が避けられなかった。
【0004】本発明はこのような従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、その目的は、非常停止した乗りかご
のかごドアの開閉状況が外部から迅速かつ的確に把握で
きると共に、既設エレベータにも簡単に付設できる、エ
レベータのかごドア開閉状況確認システムを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、昇降路の外に設置されている外部通話
装置と回線を介して接続されたかご内通話装置を備えた
乗りかごが、前記昇降路内を昇降するエレベータで、前
記乗りかごが非常停止した際に、この乗りかごに設けら
れているかごドアの開閉状況を確認するシステムにおい
て、前記乗りかごに、前記かごドアが所定寸法以上開い
た状態にあるか否かを検出して検出結果に基づき所定の
音を発生するセンサ手段を設けて、この音の有無を前記
かご内通話装置を介して前記外部通話装置にて確認する
ようにした。
【0006】このように、かごドアが所定寸法以上開い
たかどうかに応じて音を発生するセンサ手段を備えてい
れば、このセンサ手段の発生する音をかご内通話装置を
介して外部通話装置にて聞くことができるので、乗りか
ごが非常停止して乗客がかご内通話装置による通報を行
った段階で、センサ手段が音を発生しているか否かによ
り、かごドアの開閉状況を外部から的確に把握すること
ができる。しかも、このセンサ手段は乗りかごに設置す
るだけでよく制御装置等に接続する必要はないので、既
設エレベータにも簡単に付設できる。
【0007】また、エレベータには通常、乗りかごに停
止位置検出器が設置されていて、この乗りかごが階床位
置に停止している場合、昇降路内に設けられた停止位置
確認用の被検出部を前記停止位置検出器が検出するよう
になっているので、前記停止位置検出器が前記被検出部
を検出していない場合だけ前記センサ手段に電源が投入
されるようにしておけば、乗りかごが階床位置に停止し
て乗客が転落する心配のない場合にはセンサ手段が電源
オフ状態となる。つまり、センサ手段によるかごドア開
閉状況の判定が不要なときには、該センサ手段の動作を
停止させておくことにより、該センサ手段がむやみに音
を発しないように設定できる。
【0008】また、エレベータには通常、外部通話装置
を呼び出すための非常呼び釦が設けられているので、こ
の非常呼び釦が押圧操作されると、前記センサ手段が音
を発する音発信部への信号経路を確立するようにしてお
けば、乗客がかご内通話装置による通報を行うために非
常呼び釦を押圧操作した段階で初めて、センサ手段が音
を発生しうる状態となる。そのため、必要時には速やか
にかごドアの開閉状況を把握することができ、かつ不要
時にセンサ手段が音を発する心配もなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図1
〜図3を参照しつつ説明すると、図1は本実施形態例に
係るセンサ手段を備えた乗りかごの要部説明図、図2は
該センサ手段のセンシング装置の説明図、図3は乗りか
ごの停止位置検出機構を示す説明図である。
【0010】これらの図において、符号1a,1bはか
ごドア、2はかご運転盤、3はかご内通話装置、4は非
常呼び釦、5はかごドア1bに取り付けられてかごドア
1aとの離間量Lが所定寸法以上か否かを検出するセン
シング装置、6はセンシング装置5に電源を投入するた
めの配線、7は音発信装置、8a,8bはセンシング装
置5と音発信装置7とを接続している信号線、9はかご
位置表示器、10は昇降路外に設置されている外部通話
装置、11は昇降路に立設されている乗りかご走行用の
メインレール、12はメインレール11の所定位置に取
り付けられた停止位置確認用の検出板、13は乗りかご
上に設けられて検出板12が検出可能な停止位置検出
器、14はかごドア1aに固設されてセンシング装置5
と対向する金属板、15は公衆回線を示している。
【0011】エレベータの昇降路内を昇降する乗りかご
の内部には、公衆回線15を介して外部通話装置10と
の通話が可能なかご内通話装置3や、外部通話装置10
を呼び出すために押圧操作される非常呼び釦4が設置さ
れている。この乗りかごは、階床に停止するとかごドア
1a,1bが開閉して、乗客が乗り降りできるようにな
っている。本実施形態例においては、乗りかごのかごド
ア1a,1bの対向面にそれぞれ、金属板14とセンシ
ング装置5が取り付けてあり、かごドア1a,1bの離
間量Lが所定寸法に満たないとき(全閉状態を含む)、
電源が投入されているセンシング装置5から信号線8a
に検出信号が出力される。すなわち、センシング装置5
は、金属板14までの距離(離間量L)が所定寸法未満
になると一定レベル以上の磁気量を感知して、検出信号
を出力するようになっている。なお、本実施形態例では
離間量Lの前記所定寸法を、乗客の体が乗りかごの外へ
出ていないと判断できる15mm程度に設定している。
また、信号線8aと非常呼び釦4を介して接続されてい
る信号線8bは、音発信装置7に接続されており、前記
検出信号が信号線8bから音発信装置7に入力される
と、この音発信装置7は所定の音を発信する。一方、乗
りかご上の停止位置検出器13には、センシング装置5
に電源を投入するための配線6が接続されていて、停止
位置検出器13が検出板12を検出していない場合だけ
センシング装置5に電源が投入されるようにしてある。
なお、停止位置検出器13は、乗りかごが階床位置に停
止している場合だけ、被検出部である検出板12を検出
するように設定されている。
【0012】次に、本実施形態例の動作について説明す
る。
【0013】エレベータが正常に運転されている場合、
センシング装置5は、乗りかごが階床間を走行していて
停止位置検出器13が検出板12を検出していないとき
には電源が投入されているが、非常呼び釦4が押下され
ないと信号線8aから信号線8bへの送信は許容されず
音発信装置7への信号経路は遮断されたままである。つ
まり、乗りかごが階床位置に停止しているときにはセン
シング装置5が電源オフ状態となっているので、かごド
ア1a,1bの離間量Lが所定寸法に満たない場合でも
音発信装置7が音を発することはなく、また、乗りかご
が階床間を走行しているときでも非常呼び釦4が押下さ
れない限り、音発信装置7が音を発することはない。
【0014】しかるに、いま、乗りかごが階床間に非常
停止したとすると、乗りかご上の停止位置検出器13は
検出板12を検出していないので配線6を介してセンシ
ング装置5には電源が投入されており、かごドア1a,
1bの離間量Lが所定寸法以上か否かが検出される。か
かる非常停止時に、乗りかご内の乗客はまず非常呼び釦
4を押下して外部通話装置10を呼び出すので、公衆回
線15を介してかご内通話装置3と外部通話装置10と
の通話が可能となる。そこで外部の受信者は、かごドア
開閉状況を正確に把握するため、乗客に再度非常呼び釦
4を押下してもらう。これにより、信号線8aと信号線
8bとが接続されるので、例えばかごドア1a,1bが
全閉状態に保たれている場合のように離間量Lが所定寸
法に満たないときには、センシング装置5から信号線8
a,8bを介して検出信号が出力されて、音発信装置7
が所定の音を発信する。それゆえ外部の受信者は、この
音がかご内通話装置3を介して外部通話装置10に聞こ
えた場合には、乗りかご内の乗客が転落する恐れのない
程度にかごドア1a,1bは閉じた状態にあると確認す
ることができる。だが、階床間に非常停止した乗りかご
のかごドア1a,1bの離間量Lが所定寸法以上の場合
には、センシング装置5から検出信号が出力されないの
で音発信装置7は所定の音を発信せず、それゆえ外部の
受信者は所定の音が外部通話装置10から聞こえない場
合には、かごドア1a,1bが半開き状態または全開状
態で乗客が昇降路内へ転落する危険性のあることを直ち
に確認することができる。
【0015】また、本実施形態例は、センシング装置5
や音発信装置7等を乗りかごに設置するだけでよく、わ
ざわざ機械室内の制御装置等と接続する必要がないの
で、既設エレベータにも簡単かつ安価に付設することが
できる。また、本実施形態例では、乗りかご上の停止位
置検出器13が昇降路内の検出板12を検出していない
ときだけセンシング装置5が電源オン状態となるように
設定してあると共に、非常呼び釦4が押圧操作されたと
きだけ音発信装置7への信号経路が確立するように設定
してあるので、乗りかごが階床位置に停止して乗客が転
落する心配がない場合や、非常呼び釦4が押圧操作され
ない一過性の非常停止時に、音発信装置7がむやみに音
を発してしまう心配はない。
【0016】なお、上述した実施形態例では、両開き型
のかごドア1a,1bの一方にセンシング装置5を取り
付けた場合について例示しているが、乗りかごのかごド
アが片開き型の場合にはドア枠側にセンシング装置5を
取り付けてもよい。また、センシング装置5は磁気感知
方式に限定されるものではなく、このセンシング装置5
の電源投入を停止位置検出器13および検出板12を利
用しない手法で行ってもよい。例えば、エレベータの監
視装置が異常発報した場合に、センシング装置5等のセ
ンサ手段に電源が投入されるようにしてもよい。さらに
また、乗りかごが非常停止したとき、かごドアが所定寸
法以上開いた状態であればセンサ手段の音発信部(音発
信装置7)が警告音を発するように設定してもよく、こ
の場合、外部の受信者は、警告音がかご内通話装置3を
介して外部通話装置10に聞こえれば乗客が昇降路内へ
転落する危険性があり、警告音が聞こえなければ乗客が
転落する恐れはないと確認できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上説明したような形態で実施
され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0018】エレベータの乗りかごに、かごドアが所定
寸法以上開いた状態にあるか否かを検出して検出結果に
基づき所定の音を発生するセンサ手段を設けて、この音
の有無をかご内通話装置を介して外部通話装置にて確認
するようにしたかごドア開閉状況確認システムなので、
乗りかごが非常停止して乗客がかご内通話装置による通
報を行った段階で、センサ手段が音を発生しているか否
かにより、かごドアの開閉状況を外部から迅速かつ的確
に把握することができる。しかも、このセンサ手段は乗
りかごに設置するだけでよく制御装置等に接続する必要
はないので、既設エレベータにも簡単かつ安価に付設で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係るセンサ手段を備えた
乗りかごの要部説明図である。
【図2】該センサ手段のセンシング装置の説明図であ
る。
【図3】乗りかごの停止位置検出機構を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1a,1b かごドア 3 かご内通話装置 4 非常呼び釦 5 センシング装置 6 (電源投入用の)配線 7 音発信装置(音発信部) 8a,8b 信号線 10 外部通話装置 12 検出板(被検出部) 13 停止位置検出器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路の外に設置されている外部通話装
    置と回線を介して接続されたかご内通話装置を備えた乗
    りかごが、前記昇降路内を昇降するエレベータで、前記
    乗りかごが非常停止した際に、この乗りかごに設けられ
    ているかごドアの開閉状況を確認するシステムにおい
    て、 前記乗りかごに、前記かごドアが所定寸法以上開いた状
    態にあるか否かを検出して検出結果に基づき所定の音を
    発生するセンサ手段を設けて、この音の有無を前記かご
    内通話装置を介して前記外部通話装置にて確認するよう
    にしたことを特徴とするエレベータのかごドア開閉状況
    確認システム。
  2. 【請求項2】 前記乗りかごに停止位置検出器が設置さ
    れていて、この乗りかごが階床位置に停止している場
    合、前記昇降路内に設けられた停止位置確認用の被検出
    部を前記停止位置検出器が検出するエレベータであっ
    て、前記停止位置検出器が前記被検出部を検出していな
    い場合だけ前記センサ手段に電源が投入されるようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご
    ドア開閉状況確認システム。
  3. 【請求項3】 前記外部通話装置を呼び出すための非常
    呼び釦を備えたエレベータであって、この非常呼び釦が
    押圧操作されると、前記センサ手段が前記音を発する音
    発信部への信号経路を確立するようにしたことを特徴と
    する請求項1または2に記載のエレベータのかごドア開
    閉状況確認システム。
  4. 【請求項4】 前記センサ手段が、前記かごドアが所定
    寸法以上開いていない状態のときに前記音を発するよう
    にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のエレベータのかごドア開閉状況確認システム。
  5. 【請求項5】 前記所定寸法を、前記乗りかご内の乗客
    が前記昇降路内へ転落する恐れのない寸法に設定したこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエレベ
    ータのかごドア開閉状況確認システム。
JP2000076123A 2000-03-17 2000-03-17 エレベータのかごドア開閉状況確認システム Pending JP2001261252A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109071159A (zh) * 2016-04-14 2018-12-21 三菱电机株式会社 电梯装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109071159A (zh) * 2016-04-14 2018-12-21 三菱电机株式会社 电梯装置
CN109071159B (zh) * 2016-04-14 2020-07-17 三菱电机株式会社 电梯装置

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