JP2002053280A - エレベータの戸の制御装置 - Google Patents

エレベータの戸の制御装置

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JP2002053280A
JP2002053280A JP2000241245A JP2000241245A JP2002053280A JP 2002053280 A JP2002053280 A JP 2002053280A JP 2000241245 A JP2000241245 A JP 2000241245A JP 2000241245 A JP2000241245 A JP 2000241245A JP 2002053280 A JP2002053280 A JP 2002053280A
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Toshiyuki Kodera
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光スイッチ4、5が外光に照射された場合
でも、この照射による戸3の誤動作を防止したエレベー
タの戸の制御装置を得る。 【解決手段】 遮光により戸3の全閉位置を検出する全
閉検出光スイッチ4と、全開位置を検出する全開検出光
スイッチ5と、全閉検出光スイッチ4及び全開検出光ス
イッチ5の遮光検出によって計数値をリセットして全閉
位置又は全開位置からの戸3の位置を検出する位置演算
カウンタ7とを備え、戸3が全閉又は全開したことによ
って位置演算カウンタ7の計数値が所定時間継続して一
定値であるにも拘らず全閉検出光スイッチ4及び全開検
出光スイッチ5のいずれもが受光検出をしている場合、
保護回路10を作動させて戸閉電動機9を消勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光スイッチを用
いて戸の絶対位置を検出して戸の開閉を制御するエレベ
ータの戸の制御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータの戸の制御装置とし
て、例えば特公平2−272号公報には、扉の移動位置
を光スイッチで検出してドアモータを制御し扉を開閉す
るようにした制御回路において、上記光スイッチの遮光
時に扉の速度を低速にすることにより、光スイッチへの
埃付着又は素子劣化等による故障を容易に知得できるよ
うにしたものが開示されている。
【0003】また、特開平3−102091号公報に
は、ドア駆動用電動機の回転をエンコーダで検出し、こ
のエンコーダから送出されるパルスを位置検出カウンタ
で計数して戸の位置を検出すると共に、戸の全開又は全
閉付近の低速領域に設置した絶対位置検出器の信号に基
いてリセット回路を作動させて上記位置検出カウンタを
リセットするようにして、リセット回路の故障により位
置検出カウンタが常時リセット状態となった場合でも、
低速で戸を開閉するようにして乗客に対する安全と戸の
開閉を確保するようにしたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの戸
の制御装置は、上記のとおり構成されているので、例え
ば、特公平2−272号公報に開示されたものは、光ス
イッチへの埃付着又は素子劣化等による故障は容易に知
得できるものの、逆に光スイッチが外光に照射され続け
た場合、本来遮光動作をすべきであるのに、外光に照射
されて受光動作をし続けることとなる。このため、扉の
速度を低速にすることができない、という問題があっ
た。
【0005】また、扉の全開又は全閉位置を検出する光
スイッチが、扉の開閉時は正常に作動したが、かごの昇
降途中で光スイッチが外光に照射されて受光動作をした
場合、現実には扉は全閉されているにも拘らず、制御装
置は閉じ切っていないものと判断して戸閉トルクを高め
て扉の締付けが行われる。この結果扉ががたつく、とい
う問題も考えられた。
【0006】更に、特開平3−102091号公報に開
示された絶対位置検出器として戸の全開又は全閉付近に
光スイッチを取り付け、この光スイッチが遮光検出した
ときにリセット回路を作動させるようにした場合も、光
スイッチが外光に照射されて受光動作をし続けた場合、
位置検出カウンタがリセットされない。このため、位置
検出ができなくなりドア駆動用電動機によって戸の開閉
制御ができなくなる、という問題があった。上記のよう
な不具合を防止するために、保護カバーを突設して外光
による照射を阻止することも考えられるが、上記保護カ
バーと他の機器との干渉を避けなければならない。特
に、太陽光に晒される場合は照射経路が変化するので、
完全な対策は容易ではない、という問題もあった。
【0007】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、光スイッチが外光に照射された場合で
も、この照射による戸の誤動作を防止できるようにした
エレベータの戸の制御装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のエレベ
ータの戸の制御装置は、戸の全閉位置で遮光されること
により全閉位置を検出する全閉検出光スイッチと、戸の
全開位置で遮光されることにより全開位置を検出する全
開検出光スイッチと、戸の移動に伴って発生するパルス
を計数し、全閉検出光スイッチ及び全開検出光スイッチ
の遮光検出によって上記計数値をリセットして全閉位置
又は全開位置からの戸の位置を検出する位置演算カウン
タとを備え、戸が全閉又は全開したことによって位置演
算カウンタの計数値が所定時間継続して一定値であるに
も拘らず全閉検出光スイッチ及び全開検出光スイッチの
いずれもが受光検出をしている場合、保護回路を作動さ
せて戸閉電動機を消勢するようにしたものである。
【0009】請求項2に記載のエレベータの戸の制御装
置は、投光器からパルス状に変化する光の照射を受けて
上記パルスの繰返し周期と同じパルス間隔の受光信号を
出力し、戸の全閉位置で上記光が遮断されたことにより
遮光検出をする全閉検出光スイッチと、全開位置で上記
光が遮断されることにより遮光検出をする全開検出光ス
イッチのうちの少なくともいずれかが、上記投光器から
照射された上記光のパルス繰返し周期と一致しない受光
信号を出力したとき、保護回路を作動させて戸閉電動機
を消勢するようにしたものである。
【0010】請求項3に記載のエレベータの戸の制御装
置は、投光器からパルス状に変化する光の照射を受けて
上記パルスの繰返し周期と同じパルス間隔の受光信号を
出力する全閉検出光スイッチ及び全開検出光スイッチの
うちの少なくともいずれかが、投光器から照射された光
の位相と一致していなかったとき、保護回路を作動させ
て戸閉電動機を消勢するようにしたものである。
【0011】請求項4に記載のエレベータの戸の制御装
置は、第1の投光器から光の照射を受けて受光検出をす
る第1の光スイッチと、逆向きに光を照射する第2の投
光器から光の照射を受けて受光検出をする第2の光スイ
ッチとからなり、戸の全閉位置で第1の光スイッチ及び
第2の光スイッチのいずれもが遮光検出をする全閉検出
光スイッチと、第3の投光器から光の照射を受けて受光
検出をする第3の光スイッチと、逆向きに光を照射する
第4の投光器から光の照射を受けて受光検出をする第4
の光スイッチとからなり、戸の全開位置で第3の光スイ
ッチ及び上記第4の光スイッチのいずれもが遮光検出を
する全開検出光スイッチとを設け、第1の光スイッチ及
び第2の光スイッチのいずれか一方が受光検出をし、か
つ、いずれか他方が遮光検出をしたとき、又は、第3の
光スイッチ及び第4の光スイッチのいずれか一方が受光
検出をし、かつ、いずれか他方が遮光検出をしたとき、
保護回路を作動させて戸閉電動機を消勢するようにした
ものである。
【0012】請求項5に記載のエレベータの戸の制御装
置は、全閉検出光スイッチ及び全開検出光スイッチを、
それぞれ基体内に取り付け、この基体に開口を形成して
投光器からの光を受光するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1から図5は、
この発明の実施の形態1を示す。図1は、全体構成を示
すブロック図で、1はエレベータのかご、2はかご1の
出入口、3はこの出入口2を開閉するエレベータの戸で
ある。4は光の照射を受けて受光検出をし、図4に示す
とおり戸3の全閉位置から全閉余裕δcだけ手前で光が
遮断されることにより遮光検出をして全閉位置を検出を
する全閉検出光スイッチ、4sはこの全閉検出光スイッ
チ4から出力される受光信号である。5は光の照射を受
けて受光検出をし、図4に示すとおり戸3の全開位置か
ら全開余裕δoだけ手前で光が遮断されることにより遮
光検出をして全開位置を検出をする全開検出光スイッ
チ、5sはこの全開検出光スイッチ5から出力される受
光信号である。6は戸3が所定距離移動するごとにパル
スを発生するパルス発生器、6sはこのパルス発生器6
の出力信号である。
【0014】7はパルス発生器6のパルスを計数して全
閉検出光スイッチ4及び全開検出光スイッチ5が遮光検
出をすると計数値をリセットして全閉位置又は全開位置
からの戸3の位置を検出する位置演算カウンタ、8は位
置演算カウンタ7による戸3の位置に基いて戸閉電動機
9の開閉速度を制御する制御手段で、戸3を全閉させた
後も継続して戸3を閉め付けて全閉状態を保持するよう
に制御する。10は位置演算カウンタ7の計数値が所定
時間Ts一定であるのに全閉検出光スイッチ4及び全開
検出光スイッチ5がいずれも受光検出をしている場合戸
閉電動機9を消勢する保護回路である。即ち、位置演算
カウンタ7の計数値が一定とは、戸が停止していること
を意味し、また,所定時間Ts停止しているとしたの
は、戸3の開閉動作に遅れがあること、戸閉動作では途
中で反転することを考慮し、このような場合を除外して
戸3が全閉位置又は全開位置で停止した場合に限るため
である。
【0015】図2〜図4は、実施の形態1の詳細を示
し、図1と同符合は同一部分を示す。図2は電気回路を
示すブロック図で、11は戸3の上端に立設されたドア
ハンガ、12はドアハンガ11に軸支されてレール13
上を転動し、戸3を開閉させるローラである。14はド
アハンガ11の戸先側の上縁に突設された遮光板、15
は戸閉電動機9に巻き掛けられて張設されたベルト、1
6はドアハンガ11の上縁に突設されてベルト15に係
止され、戸3をベルト15に連結する連結具である。従
って、戸閉電動機9は電源10sから電力の供給を受け
てベルト15を介して戸3を駆動し、図4に示したとお
り、全閉位置P1から全開位置P4まで戸開き幅Jだけ
開閉移動させる。この戸3の移動距離は、戸閉電動機9
の回転軸に直結された回転体の鋸歯状外周の凹凸によっ
て、パルス発生器6から図4(a)に示すパルスが発せ
られる。
【0016】17は、詳細を図3に示すとおり、外形が
コ字状をした基体17bの一方の腕部に全閉検出光スイ
ッチ4が装着され、他方の腕部に投光器4aが装着され
ていて開口を下側に向けてかご1の側壁に取り付けられ
た全閉検出手段で、戸3が出入口2を全閉したときに、
図3に示したとおり遮光板14が開口に挿入されて遮光
して全閉検出光スイッチ4が戸3の全閉位置を検出す
る。なお、全閉検出光スイッチ4が検出する全閉位置は
遮光検出位置P2であって、図4に示したとおり戸3が
現実に閉じ切る全閉位置P1よりも全閉余裕δcだけ手
前であるが、戸3が遮光検出位置P2まで閉じれば安全
上問題になることはない。このため、遮光検出位置P2
から全閉位置P1までの領域を全閉位置とする。
【0017】18は全開検出手段で、全閉検出手段17
と同様に構成され、戸3が出入口2を全開したときに、
遮光板14が開口に挿入されて遮光して全開検出光スイ
ッチ5が戸3の全開位置を検出する。なお、全開検出光
スイッチ5が検出する全開位置は遮光検出位置P3であ
って、図4に示したとおり戸3が現実に開き切る全開位
置P4よりも全開余裕δoだけ手前であるが、遮光検出
位置P3も事実上全開とみなされるので、遮光検出位置
P3から全開位置P4までの領域を全開位置とする。
【0018】10sは電源、10aは必要時に電源回路
を開放して戸閉電動機9を保護する保護回路10を構成
する遮断器、21は交流を直流に変換するコンバータ、
22はコンバータ22の出力を平滑化するコンデンサ、
23はコンバータ21の出力をON/OFFして戸閉電
動機9の電機子電圧を制御するDCチョッパ回路であ
る。24は位置演算カウンタ7が検出した戸3の位置に
従って戸閉電動機9を速度制御するためにPWM信号を
発生するPWM回路、25はPWM回路24の信号によ
ってDCチョッパ回路23のゲートをON/OFF制御
するゲート駆動回路である。なお、コンバータ21、コ
ンデンサ22、DCチョッパ回路23、PWM回路2
4、及びゲート駆動回路25は、制御手段8を構成す
る。
【0019】26はCPU、27は処理プログラム及び
固定データ等を記憶するROM、28は処理データ及び
入力データ等を一時的に記憶するRAM、29は入出力
ポートで、外部装置である位置演算カウンタ7、全閉検
出手段17、全開検出手段18、及びエレベータ制御盤
30との間で信号の授受を行う。
【0020】次に、図5に基いて全閉位置P1から戸3
を全開位置P4まで開く場合の動作を説明する。従っ
て、全閉検出光スイッチ4は遮光検出をしており、その
受光信号4sは図4に示すとおり0である。また、全開
検出光スイッチ5は受光検出をしており、その受光信号
5sは1である。エレベータ制御盤30からの戸開指令
が入出力ポート29を介して取り込まれたとする。
【0021】1.全開検出光スイッチ5が外光に照射さ
れていない場合 手順S11で、位置演算カウンタ7の計数値は、全閉検
出光スイッチ4の遮光検出が入出力ポート29を介して
取り込まれ、上記遮光検出により位置演算カウンタ7は
リセットされる。従って、位置演算カウンタ7は全閉位
置P1からの戸3の位置を検出することになる。手順S
12でタイマtをリセットする。手順S13で位置演算
カウンタ7の計数値が入出力ポート29を介して読み取
られ、手順S14で上記計数値に基づいて制御手段8が
戸閉電動機9の速度を制御して戸3を戸開駆動する。
【0022】戸閉電動機9の回動に伴ってパルス発生器
6はパルスを発生し、このパルスを位置演算カウンタ7
が計数する。従って、上記パルスの計数値から戸3の移
動距離が算出される。手順S15で計数値が変化してい
るか調べ、変化している場合は、手順S16でタイマt
をリセットして手順S13に戻り、以下手順S13→手
順S14→手順S15→手順S16→手順S13の処理
が繰り返され、戸閉電動機9は、戸3の位置に基いて速
度制御されて戸開きを継続する。
【0023】戸3が全開位置P4の手前の遮光検出位置
P3に達すると全開検出光スイッチ5が遮光検出する。
更に戸3が開いて全開位置P4に達すると停止する。こ
のため、位置演算カウンタ7の計数値は変化しなくな
り、手順S15から手順S17に移る。ここで全開検出
光スイッチ5が遮光検出をしているか調べる。正常な戸
開きの場合は遮光検出となっているから手順S17でY
ESとなって処理を終了する。
【0024】2.全開検出光スイッチ5が外光に照射さ
れている場合 全開検出光スイッチ5が外光に照射されている場合も、
戸3は手順S11から手順S16までの処理によって全
開位置P4まで開く。戸3が全開位置P4で停止する
と、位置演算カウンタ7の計数値は変化しなくなり、手
順S15から手順S17に移る。全開検出光スイッチ5
は外光に照射されているので手順S17から手順S18
に移る。
【0025】タイマtが所定時間Tsに達していない場
合は、手順S13に戻り、戸開きの処理がなされる。位
置演算カウンタ7の計数値が所定時間Ts以上一定であ
るのに全開検出光スイッチ5が受光検出をしている場合
は、手順S18で全開検出光スイッチ5は外光によって
照射されているものと判断して手順S19に移り、保護
回路10を作動させて開閉器10aを開放し、手順S2
0で戸閉電動機9を消勢して処理を終了する。ここで、
所定時間Tsは、戸3の開閉動作に遅れがあること等を
考慮し、そうした遅れを除外するためのものである。従
って、動作遅れ等の時間よりも長い所定の時間に設定さ
れる。なお、上記は全閉位置P1から戸3を全開位置P
4まで開く場合を説明したが、逆に全開位置P4から全
閉位置P1まで戸3を閉じる場合も同様であり、説明を
省略する。
【0026】上記実施の形態1によれば、位置演算カウ
ンタ7の計数値が所定時間Ts以上一定であるのに全開
検出光スイッチ5が受光検出をしている場合は、開閉器
10aを開放し、戸閉電動機9を消勢したので、全開検
出光スイッチ5が外光に照射されていて遮光検出位置P
3が検出されず、このため次の戸閉動作で位置演算カウ
ンタ7が正常な戸3の位置を検出できなくなった場合で
も、戸3の誤動作を未然に防止することができる。戸閉
動作で外光に照射され場合の次の戸開動作も同様であ
る。
【0027】実施の形態2.この実施の形態2は、照射
光4hをパルス状に変化させるようにしたものである。
図6から図8はこの発明の実施の形態2を示し、図1か
ら図5と同符合は同一部分を示す。図6において、+及
び−は電源、45はパルス信号を発生させるパルス回
路、46はこのパルス回路45に駆動されてON/OF
Fするスイッチングトランジスタ、47はこのスイッチ
ングトランジスタ46のエミッタと電源−の間に接続さ
れた抵抗器、48は受光信号4sを処理する受光信号処
理回路、49は全閉光スイッチ4と電源−の間に接続さ
れた抵抗器である。
【0028】即ち、投光器4aはスイッチングトランジ
スタ46にON/OFFされて図7(a)に示すとおり
繰返し周期Tpのパルス状の投光信号4asを出力し、
この出力に基いてパルス状の照射光4hが全閉検出光ス
イッチ4を照射する。このため、全閉検出光スイッチ4
は、照射光4hによって正常に照射されている場合は、
図7(b)に示すとおり繰返し周期Tpに等しいパルス
間隔Trcの受光信号4sを出力する。
【0029】次に、図7(b)において、時刻t1で照
射光4hが遮光されたとすると、時刻t0で立ち上がっ
て1になった受光信号4sが、時刻t1で立ち下がって
0となり、時刻t0から繰返し周期Tp経過した時点で
も受光信号4sは0のままであることから、遮光検出を
することができる。
【0030】また、図7(b)において、時刻t3で外
光に照射されたとすると、受光信号4sは立ち上がって
1となる。外光が一定光であったとすると、時刻t3
ら繰返し周期Tp経過した時点t4でも受光信号4sは
1のままである。外光がパルス状に変化する場合であっ
ても、そのパルス間隔は、投光器4aによる照射光4h
の繰返し周期Tpと一致しないことから、外光を検知す
ることができる。
【0031】図8に基いて受光信号処理回路48の動作
を説明する。ここでは、パルス信号の立上り及び立下り
を検出するものとし、また、タイマtで繰返し周期Tp
を検出する。全閉検出光スイッチ4が投光器4aの照射
光4hを正常に受光している場合は、繰返し周期Tpの
間で受光信号4sが立ち上がり又は立ち下がるからであ
る。
【0032】1.全閉検出光スイッチ4が投光器4aの
照射光4hを正常に受光している場合 手順S31でタイマtをリセットする。手順S32で受
光信号4sの立上りを調べる。立ち上がっていないとき
は手順S33でタイマtが繰返し周期Tpを超えたかを
調べる。受光信号4sが投光信号4asの繰返し周期T
p以内で立ち上がった場合は、手順S32から手順S3
4に移り、タイマtをリセットする。更に、受光信号4
sが投光信号4asの繰返し周期Tp以内で立ち上がっ
た場合は、手順S35から手順S37に移り、タイマt
をリセットする。更に、受光信号4sが繰返し周期Tp
以内で立ち上がった場合は、手順S38から手順S40
に移り、その時のタイマtのカウント値を受光信号4s
のパルス間隔Trcとする。手順S41でパルス間隔T
rcがパルス繰返し周期Tpに等しいとされた場合は、
全閉検出光スイッチ4は投光器4aの照射光4hを正常
に受光しているので処理を終了する。
【0033】2.全閉検出光スイッチ4が遮光検出をし
ている場合 手順S32と手順S33で繰返し周期Tpを経過しても
受光信号4sが立ち上がらなかった場合は、手順S43
で受光信号4sが0か1かを調べ、0の場合は当初から
遮光検出であるから処理を終了する。また、手順S35
で一旦立ち下がった受光信号4sが繰返し周期Tpを経
過しても立ち上がらなかった場合は、遮光検出であるか
ら手順S38と手順S39を介して処理を終了する。図
7の時刻t2の場合である。
【0034】3.全閉検出光スイッチ4が外光に照射さ
れている場合 手順S41でパルス間隔Trcがパルス繰返し周期Tp
に等しくないとされた場合は、全閉検出光スイッチ4は
投光器4a以外の外光の照射を受けたことになり、手順
S42で保護回路10を作動させて開閉器10aを開放
し、手順S43で戸閉電動機9を消勢して処理を終了す
る。また、手順S32と手順S33で繰返し周期Tpを
経過しても受光信号4sが立ち上がらなかった場合は、
手順S43で受光信号4sが0か1かを調べ、1の場合
は当初から受光検出であり、全閉検出光スイッチ4は外
光の照射を受けていることになる。従って、手順S42
と手順S43により戸閉電動機9を消勢して処理を終了
する。更に、手順S32で一旦立ち上がった受光信号4
sが繰返し周期Tpを経過しても受光信号4sが立ち下
らなかった場合は、手順S35と手順S36を介して外
光による照射として、同じく手順S42と手順S43に
より戸閉電動機9を消勢して処理を終了する。なお、上
記は全閉検出光スイッチ4について述べたが全開検出光
スイッチ5についても同様である。
【0035】上記実施の形態2によれば、受光信号のパ
ルス間隔Trcと投光信号4asのパルスの繰返し周期
Tpとを比較し、両者が異なる場合は外光による照射と
して戸閉電動機9を消勢するようにしたので、全閉検出
光スイッチ4が外光に照射されて遮光検出位置P2が検
出されず、このため位置演算カウンタ7をリセットする
ことができず、次の戸開動作で正常な戸3の位置を検出
できなくなった場合でも、戸3の誤動作を未然に防止す
ることができる。また、外光が一定光の場合も同様であ
る。更に、受光信号のパルス間隔Trcと投光信号4a
sのパルスの繰返し周期Tpとを比較するようにしたの
で、戸3の位置に関係なく外光を早期に検出することが
できる。戸開検出光スイッチ5の場合も同様である。
【0036】実施の形態3.この実施の形態3は、投光
信号4asと受光信号4sとの位相を比較することによ
り外光による照射を検出するものである。図9から図1
1はこの発明の実施の形態3を示し、図1から図8と同
符合は同一部分を示す。
【0037】図9において、50は投光信号4asと受
光信号4sの位相を比較する位相比較回路である。即
ち、投光器4aはスイッチングトランジスタ46にON
/OFFされて図10(a)に示すとおり繰返し周期T
pのパルス状の投光信号4asを出力し、この出力に基
いてパルス状の照射光4hが全閉検出光スイッチ4を照
射する。このため、全閉検出光スイッチ4は、照射光4
hによって正常に照射されている場合は、図10(a)
と(b)に示すとおり投光信号4asと受光信号4sは
同位相であり、その排他的論理和EORは、同図(c)
に示すとおり0となる。
【0038】次に、図10(b)において、時刻t1
照射光4hが遮光されたとすると、時刻t0で立ち上が
って1になった受光信号4sが、時刻t1で立ち下がっ
て0となる。このため、投光信号4asと受光信号4s
の排他的論理和EORをとると、同図(c)に示すとお
り投光信号4asと同相の信号となる。
【0039】また、図10(b)において、時刻t3
外光に照射されたとすると、受光信号4sは立ち上がっ
て1となる。外光が一定光であったとすると、投光信号
4asと受光信号4sの排他的論理和EORをとると、
同図(c)に示すとおり投光信号4asと逆位相の信号
となる。つまり、投光信号4asと受光信号4sが同位
相の場合、両者の排他的論理和EORは0の一定値とな
るが、投光信号4asと受光信号4sが異なる場合は、
両者の排他的論理和EORが一定値にならない。一定値
にならない場合は受光信号4sが0であるか1であるか
によって、遮光と外光の別を検知することができる。
【0040】図11に基いて位相比較回路50の動作を
説明する。 1.全閉検出光スイッチ4が投光器4aの照射光4hを
正常に受光している場合 手順S51でタイマtをリセットする。手順S52で投
光信号4asと受光信号4sの排他的論理和EORをと
る。手順S53で排他的論理和EORの値が0であるか
調べる。0の場合は手順54でタイマtのカウント値が
受光信号4asの繰返し周期Tpを超えたか調べる。即
ち、手順S52、手順S53及び手順S54で、排他的
論理和EORの値が繰返し周期Tpの間継続して0の場
合は、全閉検出光スイッチ4は投光器4aの照射を受け
ていることになり、正常照射となって処理を終わる。図
10(c)で時刻t1までの状態が該当する。
【0041】2.全閉検出光スイッチ4が遮光検出をし
ている場合 排他的論理和EORの値が0でない場合は、手順S53
から手順S55に移り、タイマtをリセットする。受光
信号4sが繰返し周期Tpの間0の場合は、手順S56
と手順S57を介して遮光が検知されて処理を終了す
る。図10(b)で時刻t1から時刻t3までの状態が該
当する。 3.全閉検出光スイッチ4が外光に照射されている場合 手順S56で受光信号4sが0でない場合は、全閉検出
光スイッチ4は外光による照射を受けているものと判断
して手順S58に移り、保護回路10を作動させて開閉
器10aを開放し、手順S59で戸閉電動機9を消勢し
て処理を終了する。
【0042】上記実施の形態3によれば、投光信号4a
sと受光信号4sの排他的論理和EORをとり、その結
果が0の場合は両者は同位相であり、全閉検出光スイッ
チ4は投光器4aからの照射を受けているものとし、排
他的論理和EORが0でなく、かつ、受光信号4sが0
の場合は遮光状態であり、位置演算カウンタ7をリセッ
トすることができる状態にあるとし、受光信号4sが0
でない場合は外光による照射として戸閉電動機9を消勢
するようにしたので、全閉検出光スイッチ4が外光に照
射されて遮光検出位置P2が検出されず、このため次の
戸開動作で位置演算カウンタ7が正常な戸3の位置を検
出できない状態になった場合でも、戸3の誤動作を未然
に防止することができる。また、投光信号4asと受光
信号4sとを比較するようにしたので、戸3の位置に関
係なく外光を検出することができる。特に、位相の一
致、不一致は検出が容易である。戸開検出光スイッチ5
の場合も上記と同様である。
【0043】実施の形態4.この実施の形態4は、全閉
検出手段17及び全開検出手段18に、それぞれ光の照
射が互いに逆向きとなるように2個の投光器を取り付
け、各投光器に対してそれぞれ光スイッチを設けたもの
である。
【0044】図12から図15は実施の形態4を示し、
図中、図1から図11と同符合は同一部分を示す。図1
2は全閉検出手段17を示し、41aは第1照射光41
hを発する第1投光器、41は第1照射光41hの照射
を受けて受光検出をする第1光スイッチ、42aは第1
照射光41hとは逆向きの第2照射光42hを発する第
2投光器、42は第2照射光42hの照射を受けて受光
検出をする第2光スイッチで、遮光板14によって第1
光スイッチ41と同時的に遮光されるように第1光スイ
ッチ41の上部に取り付けられている。
【0045】図13は遮光板14で反射して第1外光4
1gが第1光スイッチ41を、また、第2外光42gが
第2光スイッチ42を照射する状況を示す。更に、第2
照射光42hが第1光スイッチ41を、また、第1照射
光41hが第2光スイッチ42を照射する状況も示す。
【0046】図14は全閉検出手段17の電気回路図
で、符合中数字部分の末尾は第1と第2の別を示す。第
1投光信号41asは、繰返し周期Tp1のパルスから
なり、第2投光信号42asは、繰返し周期Tp2のパ
ルスからなり、繰返し周期Tp1とは異なるものであ
る。各回路構成は図9と同じであり、詳細説明は省略す
る。
【0047】図15に基いて、第1位相比較回路501
と第2位相比較回路502の動作を説明する。なお、手
順S200及び手順S201は、第2位相比較回路50
2の処理を示す。 1.第1光スイッチ41及び第2光スイッチ42ともに
正常に受光している場合 手順S71でタイマtをリセットする。手順S72で第
1投光信号41asと第1受光信号41sの排他的論理
和EOR1をとる。その結果が0の場合は、手順S74
→手順S72→手順S73→手順S74のループで繰返
し周期Tp1の間0であるか否か調べる。0が確認され
た場合は、第1光スイッチ41は正常に第1等光器41
aの照射光41hを受光していることになり、手順S7
4から第2位相比較回路502による手順S75に移
る。
【0048】手順S75でタイマtをリセットし、手順
S76で第2投光信号42asと第2受光信号42sの
排他的論理和EOR2をとる。その結果が0の場合は、
同様に手順S78→手順S76→手順S77→手順S7
8のループで繰返し周期Tp2の間0であるか否か調べ
る。0が確認された場合は、第2光スイッチ42は正常
に第2投光器42aの照射光42hを受光していること
になる。従って、第1光スイッチ41及び第2光スイッ
チ42ともに正常に受光しており、処理を終了する。
【0049】2.第1光スイッチ41及び第2光スイッ
チ42ともに遮光とされる場合 手順S73で排他的論理和EOR1が0でない場合は、
第1光スイッチ41は遮光されているか外光による照射
を受けているか何れかである。そこで、手順S79でタ
イマtをリセットし、手順S80で第1受光信号41s
が0か否かを調べる。0の場合は手順S81→手順S8
0→手順S81のループで繰返し周期Tp1の間0であ
るか否か調べる。0が確認された場合は、第1光スイッ
チ41は遮光されていることになり、手順S81から第
2位相比較回路502による手順S82に移る。
【0050】手順S82でタイマtをリセットし、手順
S83で第2投光信号42asと第2受光信号42sの
排他的論理和EOR2をとる。その結果が0でない場合
は、手順S86でタイマtをリセットし、手順S87で
第2受光信号42sが0か否か調べる。0の場合は手順
S87→手順S88→手順S87のループで繰返し周期
Tp2の間0であるか否か調べる。0が確認された場合
は、第2光スイッチ42も遮光されていることになり処
理を終了するる。従って、第1光スイッチ41及び第2
光スイッチ42共に遮光されており、位置演算カウンタ
7の計数値をリセットして全閉位置P1からの戸3の位
置を検出することができる。
【0051】3.第1光スイッチ41は正常に受光して
いるが、第2光スイッチ42が遮光されているか又は外
光に照射されている場合 手順S74で第1光スイッチ41は正常に照射されてい
ることが検知されたが、第2光スイッチ42が手順S7
7で外光照射又は遮光とされた場合は異常である。そこ
で、手順S89に移り保護回路10を作動させて開閉器
10aを開放し、手順S90で戸閉電動機9を消勢して
処理を終了する。
【0052】4.第1光スイッチ41は遮光とされた
が、第2光スイッチ42は正常に受光している場合 第1光スイッチ41は手順S81で遮光とされたが、第
2光スイッチ42は、手順S83→手順S84→手順S
85→手順S83のループで、繰返し周期Tp2の間、
排他的論理和EOR2が0となって、手順S85で正常
照射とされた場合は、第1光スイッチ41と第2光スイ
ッチ42は元来同期的に動作すべきであるから、異常と
されて手順S89に移り、保護回路10を作動させて開
閉器10aを開放し、手順S90で戸閉電動機9を消勢
して処理を終了する。
【0053】5.第1光スイッチ41は遮光とされた
が、第2光スイッチ42は外光に照射されている場合 第1光スイッチ41は手順S81で遮光とされたが、第
2光スイッチ42は、手順S87で第2投光器42a以
外の外光による照射とされた場合も同様に異常とされて
手順S89に移り、保護回路10を作動させて開閉器1
0aを開放し、手順S90で戸閉電動機9を消勢して処
理を終了する。
【0054】上記実施の形態4によれば、第1光スイッ
チ41及び第2光スイッチ42が共に遮光検出をしたと
きに、遮光板14によって遮光されたものとしたので、
全閉位置P1を確実に検出することができる。このた
め、位置演算カウンタ7の計数値をリセットして全閉位
置P1からの戸3の位置を検出することができる。ま
た、第1投光器41aと第2投光器42aは、光の照射
が互いに逆向きとなるように取り付けられたので、第1
投光器41aによって第2光スイッチ42が照射される
こと、又は第2投光器42aによって第1光スイッチ4
1が照射され難くすることができる。
【0055】更に、第1投光信号41asの繰返し周期
Tp1と第2投光信号42asの繰返し周期Tp2は異
なるようにしたので、仮に、図13に示したとおり、第
1投光器41aによって第2光スイッチ42が照射され
たとしても、第1照射光41hは外光とされるので、第
2光スイッチ42が第1投光器41aに照射されて誤動
作することはない。更にまた、受光信号と投光信号を比
較するようにしたので、戸3の位置に関係なく外光を早
期に検出することができる。上記は戸閉検出光スイッチ
4について述べたが、戸開検出光スイッチ5の場合も同
様である。
【0056】実施の形態5.図16は実施の形態5を示
し、図中、図1から図15と同符合は同一部分を示す。
即ち、全閉検出光スイッチ4は、基体17b内に取り付
けられ、上記基体17bに形成された開口17hを介し
て投光器4aからの照射光4hを受光するようにしたも
のである。上記実施の形態5によれば、全閉検出光スイ
ッチ4は外光による照射を受け難くなる。全開検出光ス
イッチ5についても同様である。
【0057】
【発明の効果】この発明は上記のとおり構成されている
ので、以下の効果を奏する。請求項1に記載のエレベー
タの戸の制御装置は、戸の全閉位置で遮光されることに
より全閉位置を検出する全閉検出光スイッチと、戸の全
開位置で遮光されることにより全開位置を検出する全開
検出光スイッチと、戸の移動に伴って発生するパルスを
計数し、全閉検出光スイッチ及び全開検出光スイッチの
遮光検出によって上記計数値をリセットして全閉位置又
は全開位置からの戸の位置を検出する位置演算カウンタ
とを備え、戸が全閉又は全開したことによって位置演算
カウンタの計数値が所定時間継続して一定値であるにも
拘らず全閉検出光スイッチ及び全開検出光スイッチのい
ずれもが受光検出をしている場合、保護回路を作動させ
て戸閉電動機を消勢するようにしたものである。このた
め、全閉検出光スイッチ又は全開検出光スイッチが外光
に照射されて全閉位置又は全開位置が検出されず、位置
演算カウンタ7が正常な戸の位置を検出できなくなった
場合は、戸閉電動機が作動しないので、戸の誤動作を未
然に防止できる、という効果を奏する。
【0058】請求項2に記載のエレベータの戸の制御装
置は、投光器からパルス状に変化する光の照射を受けて
上記パルスの繰返し周期と同じパルス間隔の受光信号を
出力し、戸の全閉位置で上記光が遮断されたことにより
遮光検出をする全閉検出光スイッチと、全開位置で上記
光が遮断されることにより遮光検出をする全開検出光ス
イッチのうちの少なくともいずれかが、上記投光器から
照射された上記光のパルス繰返し周期と一致しない受光
信号を出力したとき、保護回路を作動させて戸閉電動機
を消勢するようにしたものである。このため、上記請求
項1に係る発明と同様の効果を奏すると共に、投光信号
の繰返し周期と受光信号のパルス間隔とを比較するよう
にしたので、戸の位置に関係なく外光を早期に検出でき
る、という効果も奏する。
【0059】請求項3に記載のエレベータの戸の制御装
置は、投光器からパルス状に変化する光の照射を受けて
上記パルスの繰返し周期と同じパルス間隔の受光信号を
出力する全閉検出光スイッチ及び全開検出光スイッチの
うちの少なくともいずれかが、投光器から照射された光
の位相と一致していなかったとき、保護回路を作動させ
て戸閉電動機を消勢するようにしたものである。このも
のにあっても、上記請求項2に係る発明と同様の効果を
奏すると共に、特に、投光信号と受光信号の位相の一致
は検出が容易である、という効果を奏する。
【0060】請求項4に記載のエレベータの戸の制御装
置は、第1の投光器から光の照射を受けて受光検出をす
る第1の光スイッチと、逆向きに光を照射する第2の投
光器から光の照射を受けて受光検出をする第2の光スイ
ッチとからなり、戸の全閉位置で第1の光スイッチ及び
第2の光スイッチのいずれもが遮光検出をする全閉検出
光スイッチと、第3の投光器から光の照射を受けて受光
検出をする第3の光スイッチと、逆向きに光を照射する
第4の投光器から光の照射を受けて受光検出をする第4
の光スイッチとからなり、戸の全開位置で第3の光スイ
ッチ及び上記第4の光スイッチのいずれもが遮光検出を
する全開検出光スイッチとを設け、第1の光スイッチ及
び第2の光スイッチのいずれか一方が受光検出をし、か
つ、いずれか他方が遮光検出をしたとき、又は、第3の
光スイッチ及び第4の光スイッチのいずれか一方が受光
検出をし、かつ、いずれか他方が遮光検出をしたとき、
保護回路を作動させて戸閉電動機を消勢するようにした
ものである。このため、全閉位置又は全開位置を確実に
検出することができる、という効果を奏する。
【0061】請求項5に記載のエレベータの戸の制御装
置は、全閉検出光スイッチ及び全開検出光スイッチを、
それぞれ基体内に取り付け、この基体に開口を形成して
投光器からの光を受光するようにしたものである。この
ため、外光による照射を受け難い、という効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における全体構成を
示すブロック図。
【図2】 この発明の実施の形態1における電気回路を
示すブロック図。
【図3】 この発明の実施の形態1における要部の斜視
図。
【図4】 この発明の実施の形態1における要部の動作
説明用図。
【図5】 この発明の実施の形態1における動作を示す
流れ図。
【図6】 この発明の実施の形態2における要部の電気
回路図。
【図7】 この発明の実施の形態2における要部の動作
説明用図。
【図8】 この発明の実施の形態2における動作を示す
流れ図。
【図9】 この発明の実施の形態3における要部の電気
回路図。
【図10】 この発明の実施の形態3における要部の動
作説明用図。
【図11】 この発明の実施の形態3における動作を示
す流れ図。
【図12】 この発明の実施の形態4における要部の平
面図。
【図13】 この発明の実施の形態4における要部の平
面図。
【図14】 この発明の実施の形態4における要部の電
気回路図。
【図15】 この発明の実施の形態4における動作を示
す流れ図。
【図16】 この発明の実施の形態5における要部の断
面図。
【符号の説明】
1 かご、2 出入口、3 戸、4 全閉検出光スイッ
チ、4a 投光器、4h 照射光、4s 受光信号、5
全開検出光スイッチ、5s 受光信号、6パルス発生
器、6s 出力信号、7 位置演算カウンタ、8 制御
手段、9 戸閉電動機、10 保護回路、10a 遮断
器、10s 電源、11 ドアハンガ、12 ローラ、
13 レール、14 遮光板、15 ベルト、16 連
結具、17 全閉検出手段、17b 基体、17h 開
口、18 全開検出手段、21コンバータ、22 コン
デンサ、23 DCチョッパ回路、24 PWM回路、
25 ゲート駆動回路、26 CPU、27 ROM、
28 RAM、29入出力ポート、30 エレベータ制
御盤、41 第1光スイッチ、41a 第1投光器、4
1as 第1投光信号、41g 第1外光、41h 第
1照射光、41s 第1受光信号、42 第2光スイッ
チ、42a 第2投光器、42as第2投光信号、42
g 第2外光、42h 第2照射光、42s 第2受光
信号、45 パルス回路、46 スイッチングトランジ
スタ、47 抵抗器、48受光信号処理回路、49 抵
抗器、50 位相比較回路、451 第1パルス回路、
452 第2パルス回路、461 スイッチングトラン
ジスタ、462 スイッチングトランジスタ、471
抵抗器、472 抵抗器、491 抵抗器、492 抵
抗器、501 第1位相比較回路、502 第2位相比
較回路。
フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA08 BA02 CA06 DA04 DB04 EA16 EB01 EC01 GA06 GA09 GA10 GB12 GB13 GB20 GC01 GC05 GD03 GD09 KA13 KA15 KA16 3F307 AA02 EA18 EA35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光器から光の照射を受けて受光検出を
    し、戸の全閉位置で上記光が遮断されることにより遮光
    検出をする全閉検出光スイッチと、上記戸の全開位置で
    上記光が遮断されることにより遮光検出をする全開検出
    光スイッチと、上記戸の移動に伴って発生するパルスを
    計数し、上記全閉検出光スイッチ及び上記全開検出光ス
    イッチの上記遮光検出によって上記計数値をリセットし
    て上記全閉位置又は上記全開位置からの上記戸の位置を
    検出する位置演算カウンタとを有し、この位置演算カウ
    ンタによる上記戸の位置に基いて戸閉電動機の開閉速度
    を制御するエレベータの戸の制御装置において、上記位
    置演算カウンタの上記計数値が所定時間一定であるのに
    上記全閉検出光スイッチ及び上記全開検出光スイッチが
    いずれも受光検出をしている場合上記戸閉電動機を消勢
    する保護回路を備えたエレベータの戸の制御装置。
  2. 【請求項2】 投光器からパルス状に変化する光の照射
    を受けて受光検出をし、戸の全閉位置で上記光が遮断さ
    れることにより遮光検出をする全閉検出光スイッチと、
    上記戸の全開位置で上記光が遮断されることにより遮光
    検出をする全開検出光スイッチと、上記戸の移動に伴っ
    て発生するパルスを計数し、上記全閉検出光スイッチ及
    び上記全開検出光スイッチの上記遮光検出によって上記
    計数値をリセットして上記全閉位置又は上記全開位置か
    らの上記戸の位置を検出する位置演算カウンタとを有
    し、この位置演算カウンタによる上記戸の位置に基いて
    戸閉電動機の開閉速度を制御するエレベータの戸の制御
    装置において、上記全閉検出光スイッチ及び上記全開検
    出光スイッチが受光検出した検出信号のうちの少なくと
    もいずれかが、上記投光器から照射された上記光のパル
    ス繰返し周期と一致しなかったとき上記戸閉電動機を消
    勢する保護回路を備えたエレベータの戸の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のエレベータの戸の制御
    装置において、受光検出された検出信号が、投光器から
    照射された光のパルス繰返し周期と一致しなかったとき
    戸閉電動機を消勢する保護回路に代えて、全閉検出光ス
    イッチ及び全開検出光スイッチが受光検出した検出信号
    のうちの少なくともいずれかが、上記投光器から照射さ
    れた上記光の位相と一致していなかったとき上記戸閉電
    動機を消勢する保護回路としたエレベータの戸の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 光の照射が互いに逆向きとなるように第
    1の投光器と第2の投光器をそれぞれ取り付け、上記第
    1の投光器から光の照射を受けて受光検出をする第1の
    光スイッチと、上記第2の投光器から光の照射を受けて
    受光検出をする第2の光スイッチとからなり、戸の全閉
    位置で上記第1の光スイッチ及び上記第2の光スイッチ
    のいずれもが遮光検出をする全閉検出光スイッチと、光
    の照射が互いに逆向きとなるように第3の投光器と第4
    の投光器をそれぞれ取り付け、上記第3の投光器から光
    の照射を受けて受光検出をする第3の光スイッチと、上
    記第4の投光器から光の照射を受けて受光検出をする第
    4の光スイッチとからなり、上記戸の全開位置で上記第
    3の光スイッチ及び上記第4の光スイッチのいずれもが
    遮光検出をする全開検出光スイッチと、上記戸の移動に
    伴って発生するパルスを計数し、上記第1の光スイッチ
    と上記第2の光スイッチのいずれもが上記遮光検出をし
    たとき、又は、上記第3の光スイッチと上記第4の光ス
    イッチのいずれもが上記遮光検出をしたとき、上記計数
    値をリセットして上記全閉位置又は上記全開位置からの
    上記戸の位置を検出する位置演算カウンタとを有し、こ
    の位置演算カウンタによる上記戸の位置に基いて戸閉電
    動機の開閉速度を制御するエレベータの戸の制御装置に
    おいて、上記第1の光スイッチ及び上記第2の光スイッ
    チのいずれか一方が受光検出をし、かつ、いずれか他方
    が遮光検出をしたとき、又は、上記第3の光スイッチ及
    び上記第4の光スイッチのいずれか一方が受光検出を
    し、かつ、いずれか他方が遮光検出をしたとき、上記戸
    閉電動機を消勢する保護回路を備えたエレベータの戸の
    制御装置。
  5. 【請求項5】 全閉検出光スイッチ及び全開検出光スイ
    ッチは、それぞれ基体内に取り付けられ、上記基体に形
    成された開口を介して投光器からの照射光を受光するも
    のとした請求項1から4に記載のエレベータの戸の制御
    装置。
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