JP2936420B2 - 建築用電動開閉体の防犯装置 - Google Patents

建築用電動開閉体の防犯装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建築物の出入り口や窓に取付けられる電動
シヤツター等の建築用電動開閉体の防犯装置に関するも
のである。
[従来技術及び発明が解決しようとする課題] 一般に、この種建築用電動開閉体は、電動モータの駆
動により開閉作動するべく構成されるが、閉鎖状態にお
いては、強引な手動操作により開閉される惧れがあるた
め、防犯性が問題となる。そこで、開閉体の閉鎖状態を
検知する検知スイツチを設け、該検知スイツチが電動モ
ータの非作動時に切換つた場合に手動開放であると判断
して警報等を行う防犯装置が提案される。しかるにこの
ものは、検知スイツチの組込みや配線によつて電動開閉
体の構造を複雑にする許りでなく、開閉体が中間位置に
停止している場合には何ら防犯機能を果たさないもので
あつた。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃
することができる建築用電動開閉体の防犯装置を提供す
ることを目的として創案されたものであつて、開閉体を
開閉作動せしめる電動モータに、該電動モータの回転に
伴つて発電作動する発電機を連動連結すると共に、電動
モータの駆動制御をするモータ駆動制御部には、発電機
が発電した電圧に基づいて異常の発生を判断する異常判
断手段を設けてなる建築用電動開閉体において、前記モ
ータ駆動制御部に、電動モータ非作動時における発電機
の発電作動に基づいて開閉体の手動による開閉作動を検
知する手動開閉検知手段を設けたことを特徴とするもの
である。
そして本発明は、この構成によつて、構造を複雑化す
ることなく電動開閉体の防犯性を著しく向上させること
ができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1は電動シヤツターのシヤツターカーテ
ンであつて、該シヤツターカーテン1は、電動モータ2
の正逆駆動に伴う巻胴3の巻取、巻戻作動により、開口
部左右両側に立設されるガイドレール4に沿つて上下昇
降することで開口部を開閉するが、これらの基本構成は
何れも従来通りである。
一方、5は前記電動モータ2のモータ軸に連動連結さ
れる交流式のタコジエネレータ(速度発電機)であつ
て、該タコジエネレータ5は、電動モータ2の駆動に伴
う発電作動により交流電圧を発生するが、該交流電圧
は、交流電圧を半波整流する整流回路と、半波整流され
た脈流を基準電圧と比較して最高振幅の矩形波に変換す
る比較回路と、矩形波の一周期において発生する基準パ
ルスをカウントするカウント回路とを備える信号変換回
路6を介して後述する制御部7にカウント値として入力
されるようになつている。
前記制御部7は、所謂マイクロコンピユータからな
り、シヤツター制御盤8内のシヤツター制御回路に設け
られるが、このものは、前記タコジエネレータ5、三点
押釦スイツチPBU、PBS、PBD、上限および下限リミツト
スイツチLSU、LSD等の信号を入力し、これら入力信号に
基づく判断によつて、前記電動モータ2、電気錠9、モ
ニタランプ10、警報ブザー11等に対して作動信号を出力
するようになつている。
次に、制御部7の制御手順を第3図〜第8図に示すフ
ローチヤートに基づいて説明する。制御部7のメイン制
御は、前記上昇および下降用押釦スイツチPBU、PBDの操
作に基づいて電動モータ2を正逆駆動させることにより
シヤツターカーテン1を昇降作動せしめると共に、該昇
降作動を、停止用押釦スイツチPBSの操作や、上限およ
び下限リミツトスイツチLSU、LSDの作動に基づいて停止
するものであるが、昇降作動中には基準値設定制御およ
び異常判断制御を行なうと共に、異常判断制御において
異常であると判断された場合には異常処理制御を行う一
方、定時状態においては防犯制御および基準値変更制御
を行うようになつている。
上記基準値設定制御では、まず上昇作動であるか否
か、基準値が未設定であるか否か、さらには全閉もしく
は全開位置からの作動であるか否かが連続的に判断され
ることになる。即ち、基準値の設定は、電源投入後、初
回の上昇作動もしくは下降作動が全区間作動(全閉→全
開もしくは全開→全閉)である場合に、上昇作動、下降
作動においてそれぞれ別々に行われるようになつてい
る。そして上記条件を満たす場合は、モータ駆動時の不
安定な回転数に基づいた設定を避けるべくT1時間(実施
例では0.5秒)待機した後、前記カウント値に基づいて
電動モータ2の最低回転数、最高回転数、回転数最大変
動値の検出が行われることになるが、シヤツターカーテ
ン1の昇降作動が全開もしくは全閉位置まで達すること
なく停止した場合には基準値の設定を中止するようにな
つており、一方、全開もしくは全閉位置まで達した場合
には、検出した最低回転数、最高回転数、回転数最大変
動値にそれぞれ所定の常数a1〜a3を乗じて基準値を設定
するようになつている。
上記基準値設定制御に続く異常判断制御においては、
まず、モータ起動からT2時間(実施例では0.5秒)後に
正常なカウント値が入力されるか否かが判断され、ここ
でカウント値の入力がない場合には電動モータ2の起動
異常であると判断してメイン制御に復帰するが、電動モ
ータ2が正常に起動した場合には、電動モータ2の最低
回転数、最高回転数、回転数最大変動値がそれぞれの基
準値を越えたか否かが判断されることになり、そして何
れがYESと判断された場合には、異常であると判断して
メイン制御に復帰するようになつている。つまり、最低
回転数が基準値を越えた場合には、シヤツターカーテン
1と障害物の接当に伴うモータ回転数の低下であると判
断し、最高回転数が基準値を越えた場合には、シヤツタ
ーカーテン1を作動方向に人為的に押し引きしたのに伴
うモータ回転数の増大であると判断し、また回転数最大
変動値が基準値を越えた場合には、上記両異常も含めた
何らかの異常に伴う回転数変動であると判断するように
なつている。
そして、上記異常判断制御において異常であると判断
された場合に行われる異常処理制御では、直ちに電動モ
ータ2の停止および警報が行われるが、最低回転数が基
準値を越えた場合、つまり障害物による異常であると判
断された場合には、これが下降作動時であれば、T3時間
(実施例では0.5秒)後に電動モータ2を上昇側に駆動
してシヤツターカーテン1を退避上昇せしめると共に、
T4時間(実施例では5秒)後に退避作動を停止させるよ
うになつている。また、各異常の発生に伴つて警報作動
する警報ブザー11は、停止用押釦スイツチPBSが操作さ
れるまでは警報作動状態を維持するようになつている。
一方、シヤツターカーテン1の非作動時に行われる防
犯制御においては、タコジエネレータ5の作動に伴うカ
ウント値入力があつたか否かを常時判断するようになつ
ている。即ち、電動モータ2の非作動状態においてカウ
ント値が入力された場合には、シヤツターカーテン1の
停止位置に拘らず、何者かがシヤツターカーテン1を強
引に手動で開放しようとしていると判断して警報を発す
るようになつている。
さらに、基準値変更制御は、前記基準値設定制御にお
いて最低回転数、最高回転数、回転数最大変動値にそれ
ぞれ乗ぜられる乗数の変更(感度調整)、初期値の再セ
ツト、初期値の消去等を行うものであるが、その操作は
全て押釦スイツチPBU、PBS、PBDにおいて行うことがで
きるうになつている。
叙述のごとく構成された本発明の実施例において、電
動モータ2の非作動時にタコジエネレータ5の発電作動
に伴うカウント値入力があつた場合には、シヤツターカ
ーテン1の停止位置に拘らず、シヤツターカーテン1の
強引な手動開放であると判断して警報を発することにな
る。
この様に、本発明にあつては、閉鎖状態のシヤツター
カーテン1が手動開放された場合に警報を発するように
したものでありながら、電動モータ2に連動連結される
タコジエネレータ5の発電作動に基づいて手動開放を検
知するため、シヤツターカーテン1の停止位置に拘らず
手動開放を検知して警報を発することができる。従つ
て、中間停止状態のシヤツターカーテン1が手動開放さ
れた場合に警報が発せられないという従来の不具合を解
消することができ、この結果、電動開閉体の防犯性を著
しく向上させることができる。
しかも、モータ回転数を検出するために設けられるタ
コジエネレータ5をそのまま防犯装置に兼用しているの
で、殊更検知スイツチを設けたり、その配線によつて電
動開閉体の構造を複雑化してしまうこともないものであ
る。
[作用効果] 以上要するに、本発明は叙述の如く構成されたもので
あるから、開閉体の手動開放を検知するものでありなが
ら、電動モータに連動連結される発電機の発電作動に基
づいて手動開放を検知するものであるから、開閉体の停
止位置に拘らず手動開放を検知して警報等を発すること
ができる。従つて、中間停止状態における手動開放を検
知し得ないという従来の不具合を解消することができ、
この結果、電動開閉体の防犯性を著しく向上させること
ができる。
しかも、障害物の挟み込み等の異常を判断するために
設けられる発電機をそのまま防犯装置に兼用しているの
で、殊更検知スイツチを設けたり、その配線によつて電
動開閉体の構造を複雑化してしまうこともないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係る建築用電動開閉体の防犯装置の一
実施例を示したものであつて、第1図は建築用電動シヤ
ツターの正面図、第2図はシヤツター制御回路を示す回
路図、第3図はメイン制御を示すフローチヤート、第4
図は基準値設定制御を示すフローチヤート、第5図は異
常判断制御を示すフローチヤート、第6図は異常処理制
御を示すフローチヤート、第7図は防犯制御を示すフロ
ーチヤート、第8図は設定値変更制御を示すフローチヤ
ート、第9図は作用を示す波形図、第10図は従来例を示
す波形図である。 図中、1はシヤツターカーテン、2は電動モータ、5は
タコジエネレータ、7は制御部である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉体を開閉作動せしめる電動モータに、
    該電動モータの回転に伴つて発電作動する発電機を連動
    連結すると共に、電動モータの駆動制御をするモータ駆
    動制御部には、発電機が発電した電圧に基づいて異常の
    発生を判断する異常判断手段を設けてなる建築用電動開
    閉体において、前記モータ駆動制御部に、電動モータ非
    作動時における発電機の発電作動に基づいて開閉体の手
    動による開閉作動を検知する手動開閉検知手段を設けた
    ことを特徴とする建築用電動開閉体の防犯装置。
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