JPH11270230A - パワーウインド装置の挟み込み検知方法 - Google Patents

パワーウインド装置の挟み込み検知方法

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JPH11270230A
JPH11270230A JP10074046A JP7404698A JPH11270230A JP H11270230 A JPH11270230 A JP H11270230A JP 10074046 A JP10074046 A JP 10074046A JP 7404698 A JP7404698 A JP 7404698A JP H11270230 A JPH11270230 A JP H11270230A
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幸夫 三浦
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/08Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors
    • H02H7/085Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load
    • H02H7/0851Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load for motors actuating a movable member between two end positions, e.g. detecting an end position or obstruction by overload signal

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2相パルスの正規のパルスエッジ間隔が得ら
れないとき、挟み込みの検知を停止するパワーウインド
装置の挟み込み検知方法を提供する。 【解決手段】 ウインド開閉用モーター4、モーター駆
動部3、2相パルスを発生するパルス発生部5、MCU
2、スイッチ装置1を有し、MCU2は、ウインド開閉
時に2相パルスのパルスエッジ間隔からモータートルク
を検出し、このモータートルクと予設定された加算値を
比較し、モータートルクが加算値を超えたとき挟み込み
を生じたものと判断し、モーター4の駆動停止や逆転駆
動するパワーウインド装置の挟み込み検知方法であり、
MCU2内に2相パルスのパルスエッジが到来する毎に
新たに時間設定するタイマー14を配置し、MCU2
は、2相パルスの1つのパルスエッジの到来後、タイマ
ー14の設定時間を過ぎても次のパルスエッジが到来し
ない時、ウインドの挟み込みの有無の判断を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーウインド装
置の挟み込み検知方法に係わり、特に、ウインド開閉用
モーターに結合されたパルス発生部から2相パルスの供
給が停止した際、正規のパルスエッジ間隔を検出できな
いことに伴うウインドの挟み込み検知の誤動作をなくす
ようにしたパワーウインド装置の挟み込み検知方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のウインドの開閉に用いら
れているパワーウインド装置においては、ウインドの開
閉時に、何等かの物体がウインドに挟み込まれ、その物
体が損傷したり、ウインド開閉用モーターに余分な負荷
が加わるのを回避するため、物体のウインドへの挟み込
みを検知し、検知時にウインド開閉用モーターを停止さ
せたり、ウインドを開いたりするパワーウインド装置が
知られている。
【0003】この場合、挟み込み検知を行う既知のパワ
ーウインド装置は、少なくとも、ウインドを開閉するモ
ーターと、モーターを回転駆動するモーター駆動部と、
モーターに結合され、モーター回転時にパルスを発生す
るパルス発生器と、装置の全体の動作を制御するマイク
ロ制御ユニット(MCU)と、手動操作によりウインド
を開閉させる操作スイッチとを備えている。
【0004】前記挟み込み検知を行う既知のパワーウイ
ンド装置の動作は、操作スイッチの中のいずれかのスイ
ッチが操作されると、マイクロ制御ユニットから駆動信
号がモーター駆動部を介してモーターに供給され、操作
されたスイッチに対応するようにモーターを正方向また
は逆方向に回転させ、ウインドを開方向または閉方向に
移動させる。モーターが回転すると、モーターに結合さ
れているパルス発生器が動作し、パルス発生器からパル
スが出力される。このとき、マイクロ制御ユニットは、
クロック信号のカウントによりパルス発生器から出力さ
れるパルスのパルスエッジ間隔を算出し、算出したパル
スエッジ間隔からモータトルク値を求め、求めたモータ
トルク値を予め内部メモリ内に設定されている基準中央
値と比較し、モータトルク値が基準中央値よりも相当量
大きくなったとき、ウインドに挟み込みが発生したもの
と判断し、直ちにモーターを停止させたり、回転方向を
逆転させるようにしている このように、挟み込み検知を行う既知のパワーウインド
装置は、ウインドを開閉する際に、パルス発生器から出
力される2相パルスのパルスエッジ間隔に基づいてモー
タトルク値を求め、このモータトルク値を基準中央値と
比較することによってウインドへの挟み込みの有無を判
断しているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記挟み込みの検知が
行われる既知のパワーウインド装置は、ウインドを開閉
する際に、パルス発生器からパルスが出力されている間
中、そのパルスのパルスエッジ間隔に基づいてウインド
への挟み込みの有無の判断を行うことができるものであ
るが、ウインドの開閉時に、何等かの理由、例えば、パ
ルス発生器に内蔵されている磁気センサーの故障、磁気
センサーが出力したパルスをマイクロ制御ユニットにま
で導くケーブルの断線、パルス発生器側やマイクロ制御
ユニット側に配置されているケーブルコネクタの断線や
接触不良等が生じると、パルス発生器からパルスが出力
されなかったり、マイクロ制御ユニットに伝送されなか
ったりする。そして、パルス発生器から出力されるパル
スがマイクロ制御ユニットに全く伝送されない場合は、
マイクロ制御ユニットにおいてパルスエッジ間隔を得る
ことができず、パルスエッジ間隔に基づいたモータトル
ク値を取得することができないため、この間にウインド
に挟み込みが発生しても、その検知を行うことができな
くなるという問題があり、一方、パルス発生器から出力
されるパルスが2相パルスである場合、2相パルスの中
の1相分だけがマイクロ制御ユニットに伝送されない場
合は、マイクロ制御ユニットにおいてパルスエッジ間隔
を得ることができたとしても、そのパルスエッジ間隔が
本来のパルスエッジ間隔の約2倍になるので、パルスエ
ッジ間隔に基づいたモータトルク値も約2倍になってし
まい、ウインドに挟み込みが発生していなくても、挟み
込みが発生したとの誤った検知が行われるという問題が
ある。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、その目的は、パルス発生器が出力するパルスの規
定のパルスエッジ間隔が得られないとき、挟み込みの検
知を停止するパワーウインド装置の挟み込み検知方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によるパワーウインド装置の挟み込み検知方
法は、ウインド開閉用モーター、モーター駆動部、パル
スを発生するパルス発生部、マイクロ制御ユニット、ス
イッチ装置を備え、マイクロ制御ユニット内に2相パル
スが到来する度ごとに新たに時間を設定するタイマーを
配置し、マイクロ制御ユニットは、パルスの1つのパル
スエッジが到来した後、タイマーの設定時間を経過して
も次のパルスエッジが到来しないとき、ウインドへの挟
み込みの有無の判断を停止する手段を具備している。
【0008】前記手段によれば、パルス発生器から出力
されるパルスの1つのパルスエッジが到来する度ごとに
設定するタイマーの設定時間をパルスの規定のパルスエ
ッジ間隔より若干長くなるように選んでおき、パルスの
1つのパルスエッジが到来し、次のパルスエッジが到来
するまでのパルスエッジ間隔が規定の長さである場合、
次のパルスエッジによってタイマーがリセットされると
ともに次の時間の設定が行われるだけで、パワーウイン
ド装置による挟み込みの検知が通常のように行われる
が、何等かの故障や障害が発生し、パルスエッジ間隔が
規定の長さよりもかなり長くなった場合、タイマーの設
定時間がタイムアップされ、パワーウインド装置による
挟み込みの検知が行われなくなるもので、現実にウイン
ドへの挟み込みが発生していなくても、挟み込みが発生
したとの誤った判断をすることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、パ
ワーウインド装置の挟み込み検知方法は、ウインド駆動
機構を介してウインドを開閉するモーターと、モーター
を駆動するモーター駆動部と、モーターの回転に対応し
たパルスを発生するパルス発生部と、全体的な制御駆動
処理を行うマイクロ制御ユニットと、ウインドの開閉を
手動操作するスイッチ装置とを有し、マイクロ制御ユニ
ットは、モーターを駆動してウインドを開閉する際にパ
ルス発生部が発生するパルスのパルスエッジ間隔からモ
ータートルク値を検出し、検出したモータートルク値と
予設定された基準中央値及び加算値を比較し、モーター
トルク値が加算値を超えたときにウインドへの挟み込み
を生じたものと判断し、モーターを駆動停止または逆転
駆動させるものであって、マイクロ制御ユニット内にパ
ルスのパルスエッジが到来する度ごとに新たに時間を設
定するタイマーを配置し、マイクロ制御ユニットは、パ
ルスの1つのパルスエッジが到来した後、タイマーの設
定時間を経過しても次のパルスエッジが到来しないと
き、ウインドへの挟み込みの有無の判断を停止するもの
である。
【0010】本発明の実施の形態において、パワーウイ
ンド装置の挟み込み検知方法は、マイクロ制御ユニット
がウインドへの挟み込みの有無の判断を停止した際に、
モーター駆動部を介してウインドを開く方向に移動させ
るものである。
【0011】これらの本発明の実施の形態によれば、マ
イクロ制御ユニット内にタイマーを配置し、ウインドの
開閉時において、パルス発生器からパルスが出力される
とき、このタイマーの設定時間をパルスの1つのパルス
エッジが到来する度ごとに、パルスの規定のパルスエッ
ジ間隔より若干長くなるような時間を新たに設定するよ
うにする。そして、マイクロ制御ユニットは、パルスの
1つのパルスエッジが到来し、次のパルスエッジが到来
するまでのパルスエッジ間隔が規定の長さであることを
タイマーの設定時間によって検出した場合、次のパルス
エッジによってタイマーをリセットし、かつ、タイマー
の次の時間の設定を行うだけで、パワーウインド装置に
よる挟み込みの検知を通常のように行う。これに対し
て、パルス発生器やその出力伝送経路に何等かの故障や
障害が発生したことにより、マイクロ制御ユニットは、
パルスエッジ間隔が規定の長さよりもかなり長くなった
ことをタイマーの設定時間のタイムアップによって検出
した場合、直ちにパワーウインド装置による挟み込みの
検知を行われないようにするもので、その結果、現実に
ウインドへの挟み込みが発生していない状態のとき、挟
み込みが発生したとの誤った判断が行われない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】図1は、本発明によるパワーウインド装置
の挟み込み検知方法の一実施例が実施されるパワーウイ
ンド装置の構成を示すブロック図である。
【0014】図1に示されるように、パワーウインド装
置は、スイッチ装置1と、マイクロ制御ユニット(MC
U)2と、モーター駆動部3と、モーター4と、パルス
発生器5と、プルアップ抵抗6と、分圧抵抗器7と、パ
ルス伝送路8とを備える。
【0015】また、図2(a)は、図1に図示のパワー
ウインド装置に用いられるパルス発生器のパルス発生原
理構造図であり、図2(b)は、モーターの駆動時に、
パルス発生器から発生される2相パルスを示す波形図で
ある。
【0016】図2(a)に示されるように、パルス発生
器5は、回転体51 と、ホール素子52 、53 とを備え
ている。
【0017】そして、スイッチ装置1は、個別に操作さ
れるウインド上昇スイッチ11 、ウインド下降スイッチ
2 、自動スイッチ13 を具備する。ウインド上昇スイ
ッチ11 は、ウインドの上昇(閉)動作を指令するもの
であり、ウインド下降スイッチ12 は、ウインドの下降
(開)動作を指令するためのものであって、ウインド上
昇スイッチ11 、ウインド下降スイッチ12 を操作して
いるときだけ、ウインドが指定された方向に移動し、ウ
インド上昇スイッチ11 、ウインド下降スイッチ12
操作を停止すると、ウインドの移動も停止する。自動ス
イッチ13 は、動作の自動継続を指令するものであっ
て、自動スイッチ13 とウインド上昇スイッチ11 とを
同時操作すると、前述のようにウインドが上昇(閉)動
作を始めるが、その後、自動スイッチ13 とウインド上
昇スイッチ11 の操作を停止しても、ウインドの上昇
(閉)動作が継続され、ウインドが窓枠の最上部に達し
たときに停止する。また、自動スイッチ13 とウインド
下降スイッチ12 とを同時操作すると、やはり前述のよ
うにウインドが下降(開)動作を始めるが、その後、自
動スイッチ13 とウインド下降スイッチ12 の操作を停
止しても、ウインドの下降(開)動作が継続され、ウイ
ンドが窓枠の最下部に達したときに停止する。
【0018】マイクロ制御ユニット2は、制御・演算部
9と、メモリ10と、モーター駆動電圧検出部11と、
パルスエッジカウンタ12と、タイマー13と、第2の
タイマー14とを具備する。これらの構成要素の中で、
制御・演算部9は、スイッチ装置1の操作状態に対応し
た制御信号を発生し、この制御信号をモーター駆動部3
を介してモーター4に供給し、モーター4を回転駆動さ
せ、同時に、モーター駆動電圧検出部11やパルスエッ
ジカウンタ12から供給されるデータやメモリ10に記
憶されている記憶データに基づいて、所定のデータ処理
やデータ演算等を行い、モーター駆動部3を介してモー
ター4の回転状態を制御する。メモリ10は、基準中央
値記憶エリア101 、基準許容値記憶エリア102 、ト
ルクデータ加算値記憶エリア103 、起動キャンセル記
憶エリア104 、移動領域内トルクデータ数記憶エリア
105 、総トルクデータ数記憶エリア106 からなる6
つの記憶エリアを具備する。なお、これら6つの記憶エ
リア101 乃至106 への記憶内容については後述す
る。モーター駆動電圧検出部11は、分圧抵抗器7の分
圧点に得られる車載電源(バッテリー)電圧を表す分圧
電圧の検出を行う。パルスエッジカウンタ12は、パル
ス発生器5から供給された2相パルスのパルスエッジの
検出を行う。タイマー13は、制御・演算部9内で種々
のデータ処理が行われる際の時間を設定したり、時間を
計測するものであり、第2のタイマー14は、パルスエ
ッジウンタ12にパルスエッジが到来する度ごとにリセ
ットされ、その時点に得られる正規のパルスエッジ間
隔、即ち、1つのパルスエッジが到来してから次のパル
スエッジが到来までの間隔よりも若干、例えば約50%
程度長い新たな時間が設定されるものである。
【0019】モーター駆動部3は、制御信号反転用の2
つのインバータ31 、32 と、モーターの回転を正転、
逆転、停止のいずれかに切替設定する2つのリレー
3 、34 と、火花発生防止用の2個のダイオード
5 、36 とを具備し、マイクロ制御ユニット2から供
給される制御信号の状態に応じて、モーター4の回転駆
動を行う。
【0020】モーター4は、回転軸が図示されていない
ウインド駆動機構を介して自動車のウインドに結合され
ており、モーターの回転時、例えば、正方向回転時にウ
インドを閉じ、逆方向回転時にウインドを開く。
【0021】パルス発生器5は、モーター4に直接装着
されているもので、図2(a)に示されるように、モー
ター4の回転軸に取り付けられ、対向円周部分にS極及
びN極が着磁された回転体51 と、この回転体51 の円
周部分の近くに、モーター4の回転時に互いに90°位
相を異にする2相パルスを発生するように配置されたホ
ール素子52 、53 とを具備している。そして、モータ
ー4が回転すると、その回転によって回転体51 も同時
回転し、図2(b)に示されるように、2個のホール素
子52 、53 が回転体51 の着磁部分を検出し、2個の
ホール素子52、53 からそれぞれモーター4の1回転
時に1周期となる、互いに1/4周期ずれた2相パルス
が出力される。
【0022】プルアップ抵抗6は、スイッチ装置1の出
力及びマイクロ制御ユニット2の入力と、8V電源(例
えば8V)との間に接続された3個の並列結合抵抗から
なるもので、各ウインド上昇スイッチ11 、ウインド下
降スイッチ12 、自動スイッチ13 の非操作時にマイク
ロ制御ユニット2の入力に電源電圧(8V)を供給す
る。
【0023】分圧抵抗器7は、車載電源(バッテリー)
と接地間に直列接続された2個の抵抗からなり、これら
の抵抗の接続点がマイクロ制御ユニット2のモーター駆
動電圧検出部11に接続される。
【0024】パルス伝送路8は、パルス発生器5の出力
と電源(例えば8V)との間に接続された2個のプルア
ップ抵抗と、パルス発生器5の出力と接地間に接続され
たコンデンサと、パルス発生器5の出力とマイクロ制御
ユニット2のパルスエッジカウンタ12の入力との間に
接続された2個の直列抵抗とからなり、パルス発生器5
から出力された2相パルスをパルスエッジカウンタ12
に伝送する。
【0025】モーター4が回転し、ウインドの開閉動作
が行われているとき、パルス発生器5で発生された2相
パルスは、パルス伝送路8を介してマイクロ制御ユニッ
ト2に供給される。このとき、パルスエッジカウンタ1
2は、2相パルスのそれぞれのパルスエッジ(立上り及
び立下り)を検出し、パルスエッジが到来する度にエッ
ジ検出信号を制御・演算部9に供給する。制御・演算部
9は、パルスエッジ検出信号の供給タイミングをタイマ
ー13でカウントし、1つのパルスエッジ検出信号とそ
れに続く1つのパルスエッジ検出信号との到来時間間隔
(以降、これをパルスエッジ間隔データという)を測定
する。なお、このパルスエッジ間隔データは、モーター
4が1/4回転する度に1つ得られるものである。
【0026】ところで、図1に図示のパワーウインド装
置においては、ウインドへの挟み込みの有無を検知する
ため、その検出パラメータ値としてウインド開閉時のモ
ータートルク値を用いており、このモータートルク値は
前述のパルスエッジ間隔データから計算によって求めら
れる。また、このモータートルク値は、実際にはウイン
ドの重量やウインドとサッシの間の摩擦力等を含んでい
る。また、図1に図示のパワーウインド装置は、ウイン
ドの全移動領域(全開位置と全閉位置との間の有効移動
領域)を、パルスエッジ間隔データの到来毎にカウント
されるカウント数に基づいて複数に分割した移動領域が
設定されており、各移動領域に対して、予設定された基
準中央値及び基準許容値が設定されている。
【0027】図3は、図1に図示のパワーウインド装置
におけるウインドの全移動領域を36の移動領域に分割
した場合の、各移動領域にそれぞれ設定されたモーター
トルク値の基準中央値及び基準許容値の一例を示す特性
図である。
【0028】図3において、縦軸はモータートルクを示
し、横軸はウインドが全開位置から全閉位置に向かって
移動したとき、パルスエッジ間隔データの到来毎にカウ
ントしたカウント数を示す。そして、下側の階段状特性
(S)はモータートルクの基準中央値、上側の階段状特
性(A)はモータートルクの基準値(基準中央値+基準
許容値)であり、実線(M)はウインドへの物体の挟み
込みがない場合のモータートルクの経緯曲線、一点鎖線
(H)はウインドへの物体の挟み込みがあった場合のモ
ータートルクの経緯曲線である。
【0029】ここで、図3に示されたモータートルクの
基準中央値は、ウインドへの実質的な挟み込みがないと
きのウインドの移動に必要とされるモータートルク値で
あって、挟み込みがないときに計測されたモータートル
ク値に基づいて決定され、ウインドが移動する度ごと
に、それまでの基準中央値が新たな基準中央値に更新さ
れる、いわゆる学習されるものである。また、モーター
トルクは、後述するように、パルスエッジ間隔データや
モーター駆動電圧から算出されるものであるが、パルス
エッジ間隔データは、モーター4が1/4回転する度に
1つ得られ、ウインドが全開位置から全閉位置までの範
囲を移動した際、即ち、36の移動領域を移動した際
に、それぞれの移動領域で32のパルスエッジ間隔デー
タが得られることから、全体で約1200のパルスエッ
ジ間隔データが得られ、従って同数のモータートルクの
データが得られることになる。
【0030】また、図3に示されたモータートルクの基
準許容値は、移動領域の位置に係りなく、一定値であっ
て、一般には、規格等により決められるもので、ウイン
ドに挟み込みが生じた時の挟み込み物体に印加可能な最
大許容力をモータートルクに換算した値か、その値に何
等かの補正を加えた値が用いられる。基準値は基準中央
値に基準許容値を加えたもので、挟み込みの判断は、こ
の値と現在のモータートルク値とを比較することによっ
て行われる。
【0031】ここで、図1に図示されたパワーウインド
装置においては、概略、次のような動作が実行される。
【0032】スイッチ装置1の中の1つのスイッチ、例
えば、ウインド上昇スイッチ11 を操作すると、ウイン
ド上昇スイッチ11 に接続されたマイクロ制御ユニット
2の入力が8V電位から接地電位に変化する。このと
き、マイクロ制御ユニット2の制御・演算部9は、入力
された接地電位に応答してモーター制御部3にモーター
4を正方向回転させる制御信号を供給し、モーター制御
部3は、制御信号に応答して2つのリレー33 、34
切替え、モーター4を正方向回転させる。モーター4が
正方向に回転すると、モーター4に連結されたウインド
駆動機構を介してウインドを閉じる方向に移動させる。
また、モーター4の回転により、モーター4に取り付け
られたパルス発生器5が2相パルスを発生し、発生した
2相パルスがパルス伝送路8を介してマイクロ制御ユニ
ット2のパルスエッジカウンタ12に供給される。
【0033】ウインド上昇スイッチ11 の操作を停止す
ると、ウインド上昇スイッチ11 に接続されたマイクロ
制御ユニット2の入力が接地電位から8V電位に変化す
る。このとき、制御・演算部9は、入力された8V電位
に応答してモーター制御部3にモーター4の回転を停止
する制御信号を供給し、モーター制御部3は、この制御
信号に応答して2つのリレー33 、34 を切替え、モー
ター4への電源の供給を止め、モーター4の回転を停止
させる。モーター4の回転が停止すると、モーター4に
連結されたウインド駆動機構の動作が停止し、ウインド
が現在の位置で移動を停止する。また、モーター4の回
転が停止すると、モーター4に取り付けられたパルス発
生器5も2相波パルスの発生を停止し、パルスエッジカ
ウンタ12に2相パルスが供給されなくなる。
【0034】次に、スイッチ装置1中の他のスイッチ、
例えば、ウインド下降スイッチ12を操作すると、前述
の場合と同様に、ウインド下降スイッチ12 に接続され
たマイクロ制御ユニット2の入力が接地電位に変化す
る。このとき、マイクロ制御ユニット2の制御・演算部
9は、入力された接地電位に応答してモーター制御部3
にモーター4を逆方向に回転させる制御信号を供給し、
モーター制御部3は、この制御信号に応答して2つのリ
レー33 、34 を切替え、モーター4を逆方向に回転さ
せる。モーター4が逆方向に回転すると、モーター4に
連結された駆動機構を介してウインドを開く方向に移動
させる。この場合においても、モーター4が回転する
と、モーター4に取り付けられたパルス発生器5が2相
パルスを発生し、発生した2相パルスがパルス伝送路8
を介してパルスエッジカウンタ12に供給される。
【0035】その後、ウインド下降スイッチ12 の操作
を停止すると、ウインド下降スイッチ12 に接続された
マイクロ制御ユニット2の入力が接地電位から8V電位
に変化する。このとき、制御・演算部9は、入力された
8V電位に応答してモーター制御部3にモーター4の回
転を停止する制御信号を供給し、モーター制御部3は、
この制御信号に応答して2つのリレー33 、34 を切替
え、モーター4への電源の供給を止め、モーター4の回
転を停止させる。モーター4の回転が停止すると、モー
ター4に連結されたウインド駆動機構の動作が停止し、
ウインドが現在の位置で移動を停止する。また、モータ
ー4の回転が停止すると、モーター4に取り付けられた
パルス発生器5も2相波パルスの発生を停止し、パルス
エッジカウンタ12に2相パルスが供給されなくなる。
【0036】さらに、ウインド上昇スイッチ11 と自動
スイッチ13 とを同時操作した場合、ウインド下降スイ
ッチ12 と自動スイッチ13 とを同時操作した場合の各
動作についても、前述の各動作とほぼ同じ動作が行われ
るか、または、前述の各動作に準じた動作が行われる。
【0037】次いで、図4及び図5は、図1に図示され
たパワーウインド装置の前述のような動作時において、
ウインドへの挟み込みの検知を含む詳細な動作経緯を示
すフローチャートである。
【0038】図4及び図5に図示されたフローチャート
を用いて、図1に図示されたパワーウインド装置の詳細
な動作経緯について説明すると、次の通りである。
【0039】まず、ステップS1において、マイクロ制
御ユニット2の制御・演算部9は、スイッチ装置1の中
のウインド上昇スイッチ11 、ウインド下降スイッチ1
2 、自動スイッチ13 の中のいずれかが操作(押圧)さ
れたか否かを判断する。そして、いずれかのスイッチ1
1 、12 、13 が操作されたと判断した(Y)ときは、
次のステップS2に移行し、一方、いずれのスイッチ1
1 、12 、13 も操作されていないと判断した(N)と
きは、このステップS1の動作が繰り返し実行される。
【0040】次に、ステップS2において、制御・演算
部9は、パルスエッジカウンタ12のカウンタ内容を廃
棄し、初期化する。
【0041】次いで、ステップS3において、制御・演
算部9は、第2タイマー14に初期時間を設定する。こ
の初期時間は、その後に第2タイマー14に設定される
時間よりもかなり長いものである。
【0042】続く、ステップS4において、制御・演算
部9は、モーター駆動部3を介してモーター4を駆動
し、モーター4を起動開始させる。
【0043】続いて、ステップS5において、制御・演
算部9は、パルスエッジカウンタ12においてパルス発
生器5から供給された2相パルスの最初のパルスエッジ
を検出したか否かを判断する。そして、最初のパルスエ
ッジを検出したと判断した(Y)ときは、タイマー13
による計時を開始して次のステップS6に移行し、一
方、最初のパルスエッジを未だ検出していないと判断し
た(N)ときは、他のステップS24に移行する。
【0044】このステップS5は、スイッチ1が押され
た後で、モーター4が回転を開始したか否かを最初のパ
ルスエッジの検出によって確認するステップであって、
最初のパルスエッジが確認されればモーター4が正常に
回転を開始したものと判断できる。
【0045】次に、ステップS6において、制御・演算
部9は、パルスエッジカウンタ12においてパルス発生
器5から供給された2相パルスの次のパルスエッジを検
出したか否かを判断する。そして、次のパルスエッジを
検出したと判断した(Y)ときは、次のステップS7に
移行し、一方、次のパルスエッジを未だ検出していない
と判断した(N)ときは、他のステップS29に移行す
る。
【0046】このステップS6は、モーター4が回転を
継続していることを次のパルスエッジの検出によって確
認するステップであって、次のパルスエッジが確認され
ればモーター4が回転を継続しているものと判断でき
る。
【0047】続く、ステップS7において、制御・演算
部9は、パルスエッジカウンタ12がパルスエッジの検
出を行った際に、タイマー13のカウントによって先の
パルスエッジとその今度のパルスエッジとのパルスエッ
ジ間隔を表すパルスエッジ間隔データを取得する。
【0048】続いて、ステップS8において、制御・演
算部9は、ステップS7で求めたパルスエッジ間隔の倍
数値、例えばパルスエッジ間隔の1.5倍数値を算出す
る。
【0049】続く、ステップS9において、制御・演算
部9は、1つのパルスエッジを検出する度ごとに、直ち
に第2のタイマーにステップS8で算出した直前のパル
スエッジ間隔の1.5倍数値に相当する時間を設定す
る。
【0050】次に、ステップS10において、制御・演
算部9は、取得したパルスエッジ間隔データが規定時間
(例えば、3.5msec)以上のものであるか否か、
即ち、正規のパルスエッジ間隔データであるかまたはノ
イズであるかを判断する。そして、パルスエッジ間隔デ
ータが規定時間以上のものであると判断した(Y)とき
は、次のステップS11に移行し、エッジ間隔データが
規定時間を満していない、即ち、ノイズであると判断し
た(N)ときは、ステップS6に戻り、ステップS6以
降の動作が繰り返し実行される。なお、この判断におい
て、パルスエッジ間隔データにノイズが重畳加算されて
いる場合は、正規のパルスエッジ間隔データであると判
断している。
【0051】次いで、ステップS11において、制御・
演算部9は、モーター駆動電圧検出部11において分圧
抵抗器7で検出した分圧電圧をモーター駆動電圧Eとし
て取得する。
【0052】続く、ステップS12において、制御・演
算部9は、取得したモーター駆動電圧Eとパルスエッジ
間隔データPwとを用いて演算を行い、モータートルク
Tcを算出する。この場合、モータートルクTcは、次
式(1)に基づいて算出される。即ち、
【0053】
【数1】
【0054】続いて、ステップS13において、制御・
演算部9は、モーター4の起動時の動作が終了したか否
か、即ち、起動時キャンセルが終了したか否かを判断す
る。そして、起動時の動作が終了したと判断した(Y)
ときは、次のステップS14に移行し、一方、起動時の
動作が未だ終了していないと判断した(N)ときは、前
のステップS18に移行する。
【0055】ここで、モーター4の起動時の動作が終了
したか否かを判断する理由は、モーター4の起動時に、
モーター4の内部トルクが極大の状態から定常状態に変
化する段階であることから、このとき計測されたモータ
ートルク値に基づいて挟み込みを判断してしまうと、大
きなモータートルク値の計測によって、ウインドに挟み
込みが生じたものとの誤判断を生じる結果になるためで
あり、また、この大きなモータートルク値を基準中央値
の更新のために用いると、新たな基準中央値が実態に合
わない誤った値に設定されることがあるためである。
【0056】この場合、モーター4の起動時の動作が終
了したか否かの判断は、最初のパルスエッジを検出して
から所定回数のパルスエッジを検出するまでの期間に基
づいて行われるもので、モーター4の起動時の動作が終
了していない場合、メモリ10の起動キャンセル記憶エ
リア104 にその旨が記憶される。
【0057】次に、ステップS14において、制御・演
算部9は、ステップS12で算出したモータートルクと
基準中央値及び基準許容値を加算した基準値とを比較す
る。この場合、基準中央値は、ウインドの全移動領域毎
に予め設定されている値であって、メモリ10の基準中
央値記憶エリア101 に記憶されており、また、基準許
容値は、ウインドの全移動領域に、移動領域に係わりな
く予め設定されている一定値であって、メモリ10の基
準許容値記憶エリア102 に記憶されている。
【0058】次いで、ステップS15において、制御・
演算部9は、ステップS14で比較したモータートルク
と基準値との間で、モータートルクが基準値よりも小さ
いか否かを判断する。そして、モータートルクが基準値
よりも小さいと判断した(Y)ときは、次のステップS
16に移行し、一方、モータートルクが基準値よりも小
さくないと判断した(N)ときは、他のステップS33
に移行する。
【0059】このステップS15において、モータート
ルクの増加が検知された場合には、挟み込みが発生した
可能性があるので、ステップS33以降においてさらに
検討が加えられる。
【0060】続く、ステップS16において、制御・演
算部9は、ウインドが移動中の移動領域において検出し
た全モータートルク値の加算値を得るために、モーター
トルクのデータをメモリ10のトルクデータ加算値記憶
エリア103 に加算して記憶する。
【0061】続いて、ステップS17において、制御・
演算部9は、ウインドが移動中の移動領域において検出
したモータートルク数をカウントするために、メモリ1
0の移動領域内トルクデータ数記憶エリア105 に記憶
された移動領域内トルクデータ数に1を加算して記憶す
る。
【0062】次に、ステップS18において、制御・演
算部9は、ウインドの全開位置から現在ウインドが移動
している移動領域までの間で得られる全モータートルク
値の総数をカウントするために、メモリ10の総トルク
データ数記憶エリア106 に記憶された総トルクデータ
数に1を加算して記憶する。
【0063】次いで、ステップS19において、制御・
演算部9は、総トルクデータ数記憶エリア106 に記憶
されている総トルクデータ数に基づいてウインドの現在
の移動領域を判断する。
【0064】続く、ステップS20において、制御・演
算部9は、ステップS19の判断に基づいて、ウインド
の現在の移動領域が1つの移動領域から次の移動領域に
移動したか否かを判断する。そして、ウインドの移動領
域が次の移動領域に移動したと判断した(Y)ときは、
次のステップS21に移行し、一方、ウインドの移動領
域が未だ次の移動領域に移動していないと判断した
(N)ときは、前のステップS6に戻り、ステップS6
以降の動作が繰り返し実行される。
【0065】続いて、ステップS21において、制御・
演算部9は、直前の移動領域で得られたモータートルク
値に基づいて、直前の移動領域に新たな基準中央値を設
定する。この新たな基準中央値の設定は、得られた各モ
ータートルクの平均値を用いて行うもので、メモリ10
のトルクデータ加算値記憶エリア103 に記憶されてい
るトルクデータ加算値を呼出し、移動領域内トルクデー
タ数記憶エリア105に記憶されている移動領域内トル
クデータ数を呼出して、呼出したトルクデータ加算値を
呼出した移動領域内トルクデータ数で除算することによ
って行われる。
【0066】次に、ステップS22において、制御・演
算部9は、ステップS22において新たに設定した基準
中央値を、メモリ10内の基準中央値記憶エリア101
にそれまで書き込まれていた基準中央値に代えて書き込
む。
【0067】次いで、ステップS23において、制御・
演算部9は、モータートルク値の平均値を求めるために
用いたメモリ10内のトルクデータ加算値記憶エリア1
3と移動領域内トルクデータ数記憶エリア105 を初
期化する。この初期化が行われるた後、前のステップS
6に戻り、再び、ステップS6以降の動作が繰り返し実
行される。
【0068】ここで、ステップS13乃至ステップS2
3は、基準中央値の学習更新のためのステップである。
【0069】このようなフローチャートにおける繰り返
しの動作は、ウインド上昇スイッチ11 またはウインド
下降スイッチ12 等の操作によってモーター4の駆動が
停止され、ウインドの移動が停止するまで行われるか、
または、後述するステップS25において、ウインドの
挟み込みが検知され、それによりモーター4の駆動が停
止され、ウインドの移動が停止するようなるかもしくは
モーター4が反対方向へ回転駆動され、ウインドの移動
が逆方向になるようになるまで行われる。
【0070】以下のステップS24乃至ステップS28
は、スイッチ1が押された直後の装置の故障または挟み
込みの発生を検出するステップであって、スイッチ1が
押されてから第2のタイマー14に設定された所定時間
内にモーター4の回転が開始されるか否かを監視し、所
定時間内に開始されなかった場合に、ウインドが全開ま
たは全閉状態、即ち、これ以上ウインドの移動が不可能
な状態であることを確認し、ウインドが全開または全閉
状態でないとき、パワーウインド装置に何等かの故障が
発生した、まはた挟み込みが発生していると判断して処
理を行うステップである。ここで、パワーウインド装置
の故障の種類としては、モーター駆動部3の故障によっ
てモーター4の回転しないこと、パルス発生部5または
パルス伝送路8に故障が生じたこと等である。
【0071】ステップS24において、制御・演算部9
は、最初のパルスエッジを検出した後、第2のタイマー
14に設定されている時間が経過したか否かを判断す
る。そして、第2のタイマー14に設定されている時間
が経過したと判断した(Y)ときは、次のステップS2
5に移行し、一方、第2のタイマー14に設定されてい
る時間が未だ経過していないと判断した(N)ときは、
前のステップS5に戻り、ステップS5以降の動作が繰
り返し実行される。
【0072】次に、ステップS25において、制御・演
算部9は、ウインドが全部閉じた位置(全閉位置)また
は全部開いた位置(全開位置)にあるか否かを判断す
る。そして、ウインドが全閉位置または全開位置にある
と判断した(Y)ときは、次のステップS26に移行
し、一方、ウインドが全閉位置または全開位置以外の位
置であると判断した(N)ときは、他のステップS28
に移行する。
【0073】次いで、ステップS26において、制御・
演算部9は、ウインドが全閉位置または全開位置にある
場合に、モーター駆動部3に駆動停止信号を供給し、モ
ーター4の駆動を停止させる。
【0074】モーター駆動停止動作に続いて、ステップ
S27において、制御・演算部9は、第2のタイマー1
4の計時動作を停止させ、この一連の動作を終了させ
る。
【0075】また、ステップS28において、制御・演
算部9は、ウインドが全閉位置または全開位置以外の位
置である場合に、モーター駆動部3に駆動信号を供給
し、ウインドを開く方向にモーター4を駆動する。
【0076】以下のステップS29乃至ステップS34
は、ウインドが移動中の装置の故障を検出し、処理を行
うステップである。
【0077】ステップS29において、制御・演算部9
は、次のパルスエッジが未だ検出されない場合に、最初
のパルスエッジを検出した後、第2のタイマー14に設
定されている時間が経過したか否かを判断する。そし
て、第2のタイマー14に設定されている時間が経過し
たと判断した(Y)ときは、次のステップS30に移行
し、一方、第2のタイマー14に設定されている時間が
未だ経過していないと判断した(N)ときは、前のステ
ップS6に戻り、ステップS6以降の動作が繰り返し実
行される。
【0078】次に、ステップS30において、制御・演
算部9は、ウインドが全部閉じた位置(全閉位置)また
は全部開いた位置(全開位置)にあるか否かを判断す
る。そして、ウインドが全閉位置または全開位置以外の
位置であると判断した(N)ときは、次のステップS3
1に移行し、一方、ウインドが全閉位置または全開位置
にあると判断した(Y)ときは、他のステップS33に
移行する。
【0079】続く、ステップS31において、制御・演
算部9は、パルス発生部5またはパルス供給経路に何等
かの故障または障害が発生したものと見做し、以後、ウ
インドの挟み込みの検知機能を停止させる。
【0080】続いて、ステップS32において、制御・
演算部9は、既にウインドへの挟み込みが発生している
場合もあると想定し、モーター駆動部3に短時間、例え
ば500msecだけ駆動信号を供給し、ウインドを開
く方向にモーター4を駆動する。
【0081】ステップS31において挟み込みの検知が
停止したとき、自動車の運転者に対して、パワーウイン
ド装置の挟み込み検知部に異常が発生したこと、及び、
以後パワーウインド装置が挟み込みの検知を停止するこ
とを適切な手段で報知する。その報知手段の例にはダッ
シュパネル部に組み込んだ警告灯が用いられる。警告灯
による警告があった場合、運転者は、警告に従い故障箇
所を修理することになり、故障箇所修理が終わるまでの
間は、ウインドの開閉を行う際に挟み込みの検知が停止
していることを念頭におき、目視により安全性を確認し
ながらスイッチ1を操作する必要がある。
【0082】また、他のステップS33において、制御
・演算部9は、モータトルクが加算値を超えている場合
に、ウインドが全部閉じた位置(全閉位置)にあるか否
かを判断する。そして、ウインドが全閉位置にあると判
断した(Y)ときは、次のステップS34に移行し、一
方、ウインドが全閉位置以外の位置であると判断した
(N)ときは、他のステップS35に移行する。
【0083】次に、ステップS34において、制御・演
算部9は、ウインドへの挟み込みが生じていないと見做
し、モーター駆動部3に駆動停止信号を供給し、モータ
ー4の駆動を停止させる。
【0084】また、ステップS35において、制御・演
算部9は、既にウインドへの挟み込みが発生している場
合もあると想定し、モーター駆動部3に駆動信号を供給
してウインドを開く方向にモーター4を駆動し、この一
連の動作を終了させる。
【0085】このように、本実施例のパワーウインド装
置の挟み込み検知方法によれば、図4及び図5に図示さ
れたフローチャートに従った動作が行われ、その際にウ
インドが全開位置から全閉位置まで移動し、その移動時
にウインドへの挟み込みを生じなかった場合、モーター
トルク値として図3の実線(M)に示すような特性が得
られ、ウインドの全移動領域において、モータートルク
値が各移動領域に設定された基準値(基準中央値と基準
許容値との加算値)を超えることはない。
【0086】これに対して、ウインドが全開位置から全
閉位置方向に移動し、その移動時にウインドへの挟み込
みを生じた場合、モータートルク値として図3の一点鎖
線(H)に示すような特性が得られ、挟み込みを生じた
移動領域におけるモータートルク値がその移動領域に設
定された基準値(基準中央値と基準許容値との加算値)
を超えるようになる。このとき、制御・演算部9は、モ
ーター制御部3に制御信号を供給して、2つのリレー3
3 、34 を切替え、モーター4の回転を停止させてウイ
ンドの移動を停止させるか、または、モーター4の回転
をそれまでの回転方向と逆の方向に回転させてウインド
の移動をそれまでの方向と逆の方向に移動させ、ウイン
ドに挟み込まれた物体を損傷から保護するように動作す
る。
【0087】また、本実施例のパワーウインド装置の挟
み込み検知方法によれば、図4及び図5に図示されたフ
ローチャートに従った動作時に、パルス発生部5または
パルス供給経路に何等かの故障または障害が発生し、パ
ルスエッジ間隔が規定のパルスエッジ間隔よりも大きく
なったとき、制御・演算部9は、直ちにウインドの挟み
込みの検知機能を停止させるので、ウインドへの挟み込
みが発生していない場合に挟み込みの発生が検知される
というような誤判断が行われることはない。
【0088】次いで、図6は、図1に図示のパワーウイ
ンド装置において、2相パルスと第2のタイマーの時間
設定状態の一例を示す説明図である。
【0089】図6において、横軸は時間であり、上段の
波形はパルス発生部5が出力する2相パルスを示し、下
段の横線は第2のタイマー14の設定時間を示す。
【0090】ここで、図6の説明図を用いて、2相パル
スの供給状態と第2のタイマーの時間設定状態との関係
を説明する。
【0091】まず、時間t0 は第2のタイマー14がセ
ットされ時点であって、同時に、モーター4が起動さ
れ、パルス発生部5が能動状態になる。このとき、第2
のタイマー14は、比較的長い時間、例えば時間t0
ら後述する時間t3 を超える時間TBが設定される。こ
れはモーター4の起動が比較的ゆっくりと行われるた
め、最初のパルスが発生されるまでの時間が長いからで
ある。
【0092】次に、時間t1 になると、2相パルスの中
のA相パルスが立上がり、最初のパルスエッジが到来す
る。このパルスエッジの検出はフローチャートのステッ
プS6で行われる。
【0093】次いで、時間t1 から時間T1を経た時間
2 になると、2相パルスの中のB相パルスが立上が
り、次のパルスエッジが到来し、フローチャートのステ
ップS6で検出される。このとき、ステップS7におい
て、第2のタイマー14は、時間T1の1.5倍の時間
(T1×1.5)が設定される。
【0094】続いて、時間t2 から時間T2を経た時間
3 になると、2相パルスの中のA相パルスが立下が
り、次(3番目)のパルスエッジが到来する。このと
き、第2のタイマー14は、時間T2の1.5倍の時間
(T2×1.5)が設定される。
【0095】以下同様にして、時間t11になると、2相
パルスの中のA相パルスが立下がり、パルスエッジが到
来する。このとき、第2のタイマー14は、時間T10
(ここで、T10は時間t10から時間t11までの時
間)の1.5倍の時間(T10×1.5)が設定され
る。
【0096】次いで、時間t11から時間T11を経た時
間t12になると、2相パルスの中のB相パルスが立下が
り、パルスエッジが到来する。このとき、第2のタイマ
ー14は、時間T11の1.5倍の時間(T11×1.
5)が設定される。
【0097】続いて、時間t12から時間T12を経た時
間t13になると、2相パルスの中のA相パルスが立上が
り、パルスエッジが到来する。このとき、第2のタイマ
ー14は、時間T12の1.5倍の時間(T12×1.
5)が設定される。
【0098】図6の説明図から明らかなように、第2の
タイマー14に設定される時間は、1つ前に到来したパ
ルスエッジと今回到来したパルスエッジとの時間間隔を
1.5倍したものが設定されるもので、モーター4が起
動された直後のように、2相パルスのパルスエッジの到
来間隔が比較的長いときは、第2のタイマー14に設定
される時間も長くなっており、定常時のように、2相パ
ルスのパルスエッジの到来間隔が比較的短いときは、第
2のタイマー14に設定される時間も短くなっている。
【0099】そして、パルス発生部5の動作及び2相パ
ルスのパルス伝送路8がともに正常である場合は、1つ
のパルスエッジが到来してから次のパルスエッジが到来
するまでの間隔、即ち、パルスエッジ間隔は第2のタイ
マー14に設定される時間よりも短いので、パルスエッ
ジ間隔内に第2のタイマー14の設定時間が経過してし
まうことはなく、本実施例に用いられるパワーウインド
装置は、正常にウインドの挟み込みの検知を行う。
【0100】これに対して、パルス発生部5の動作及び
2相パルスのパルス伝送路8のいずれかが異常になった
とき、例えば、時間T12が経過する間に、B相パルス
側に何等かの障害が発生してパルスエッジが到来しなく
なったとすると、時間t13から時間(T12×1.5)
を経た後、即ち、A相パルスの立上がりによるパルスエ
ッジが到来してからA相パルスの立下がりによるパルス
エッジが到来するまでのパルスエッジ間隔内に、第2の
タイマー14に設定されている時間が経過してしまうよ
うになる。このとき、制御・演算部9は、第2のタイマ
ー14の設定時間の経過を検知すると、直ちにウインド
の挟み込み検知機能を停止させ、以後、本実施例に用い
られるパワーウインド装置は、ウインドの挟み込みの検
知を行わなくなる。
【0101】なお、図6に図示された例においては、2
相パルスにおけるB相パルスのパルスエッジが到来しな
くなった場合を示すものであるが、2相パルスにおける
A相パルスのパルスエッジが到来しなくなった場合も同
様であり、2相パルスにおけるA相パルス及びB相パル
スのパルスエッジが到来しなくなった場合も同様であ
る。
【0102】また、図6に図示された例においては、第
2のタイマー14に設定される時間を、1つ前に到来し
たパルスエッジと今回到来したパルスエッジとの時間間
隔の1.5倍に選んでいるが、この倍数は必ずしも1.
5倍でなくてもよいもので、1.2倍乃至1.8倍の範
囲内であれば、任意の倍数に選んでもよい。
【0103】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マイク
ロ制御ユニット内にタイマーを配置し、ウインドの開閉
時に、パルス発生器から2相パルスが出力されるとき、
このタイマーの設定時間を2相パルスの1つのパルスエ
ッジが到来する度ごとに、2相パルスの規定のパルスエ
ッジ間隔より若干長くなるような時間を新たに設定する
ようにしているもので、マイクロ制御ユニットは、2相
パルスの1つのパルスエッジが到来し、次のパルスエッ
ジが到来するまでのパルスエッジ間隔が規定の長さであ
ることをタイマーの設定時間によって検出した場合、次
のパルスエッジによってタイマーをリセットし、かつ、
タイマーの次の時間の設定を行うだけで、パワーウイン
ド装置による挟み込みの検知を通常のように行うことが
でき、一方、パルス発生器やその出力伝送系に何等かの
故障や障害が発生したことによって、マイクロ制御ユニ
ットは、パルスエッジ間隔が規定の長さよりもかなり長
くなったことをタイマーの設定時間のタイムアップによ
って検出した場合、直ちにパワーウインド装置による挟
み込みの検知を行われないようにしているので、現実に
ウインドへの挟み込みが発生していない状態のとき、挟
み込みが発生したとの誤った判断が行われるのを回避で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパワーウインド装置の挟み込み検
知方法の一実施例が実施されるパワーウインド装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に図示のパワーウインド装置に用いられる
パルス発生器のパルス発生原理構造図及びパルス発生器
から発生される2相パルスを示す波形図である。
【図3】図1に図示のパワーウインド装置におけるウイ
ンドの全移動領域を36の移動領域に分割した場合の各
移動領域にそれぞれ設定されたモータートルク値の基準
中央値及び基準許容値の一例を示す特性図である。
【図4】図1に図示されたパワーウインド装置の動作時
におけるウインドへの挟み込みの検知を含む詳細な動作
経緯を示すフローチャートの一部である。
【図5】図1に図示されたパワーウインド装置の動作時
におけるウインドへの挟み込みの検知を含む詳細な動作
経緯を示すフローチャートの残りの一部である。
【図6】図1に図示のパワーウインド装置において、2
相パルスと第2のタイマーの時間設定状態の一例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 スイッチ装置 11 ウインド上昇スイッチ 12 ウインド下降スイッチ 13 自動スイッチ 2 マイクロ制御ユニット(MCU) 3 モーター駆動部 31 、32 インバータ 33 、34 リレー 35 、36 ダイオード 4 モーター 5 パルス発生器 6 プルアップ抵抗 7 分圧抵抗器 8 パルス伝送路 9 制御・演算部 10 メモリ 101 基準中央値記憶エリア 102 基準許容値記憶エリア 103 トルクデータ加算値記憶エリア 104 起動キャンセル記憶エリア 105 分割移動領域内トルクデータ数記憶エリア 106 総トルクデータ数記憶エリア 11 モーター駆動電圧検出部 12 パルスエッジカウンタ 13 タイマー 14 第2のタイマー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインド駆動機構を介してウインドを開
    閉するモーターと、前記モーターを駆動するモーター駆
    動部と、前記モーターの回転に対応したパルスを発生す
    るパルス発生部と、全体的な制御駆動処理を行うマイク
    ロ制御ユニットと、前記ウインドの開閉を手動操作する
    スイッチ装置とを有し、前記マイクロ制御ユニットは、
    前記モーターを駆動して前記ウインドを開閉する際に前
    記パルス発生部が発生するパルスのパルスエッジ間隔か
    らモータートルク値を検出し、前記検出したモータート
    ルク値と予設定された加算値とを比較し、前記モーター
    トルク値が前記加算値を超えたときにウインドへの挟み
    込みを生じたものと判断し、前記モーターを駆動停止ま
    たは逆転駆動させるパワーウインド装置の挟み込み検知
    方法であって、前記マイクロ制御ユニット内に前記パル
    スのパルスエッジが到来する度ごとに新たに時間を設定
    するタイマーを配置し、前記マイクロ制御ユニットは、
    前記パルスの1つのパルスエッジが到来した後、前記タ
    イマーの設定時間を経過しても次のパルスエッジが到来
    しないとき、前記ウインドへの挟み込みの有無の判断を
    停止することを特徴とするパワーウインド装置の挟み込
    み検知方法。
  2. 【請求項2】 前記マイクロ制御ユニットは、前記ウイ
    ンドへの挟み込みの有無の判断を停止する際に、前記モ
    ーター駆動部を介して前記ウインドを開方向に移動させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のパワーウインド装
    置の挟み込み検知方法。
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