JPH0732539Y2 - エレベータ扉の安全装置 - Google Patents
エレベータ扉の安全装置Info
- Publication number
- JPH0732539Y2 JPH0732539Y2 JP12925790U JP12925790U JPH0732539Y2 JP H0732539 Y2 JPH0732539 Y2 JP H0732539Y2 JP 12925790 U JP12925790 U JP 12925790U JP 12925790 U JP12925790 U JP 12925790U JP H0732539 Y2 JPH0732539 Y2 JP H0732539Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- elevator door
- light
- photoelectric
- safety device
- Prior art date
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- Elevator Door Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はエレベータの出入り口に設けられた、光電装
置によるエレベータ扉安全装置の改良に関するものであ
る。
置によるエレベータ扉安全装置の改良に関するものであ
る。
エレベータ扉の安全装置の1つに光電装置がある。これ
は、エレベータ扉或いはその付近に1対の光電装置を取
り付け、この光電装置からの光線が乗客等によりしゃ断
されると、戸閉を阻止して、扉が乗客等に衝突するのを
防止するものである。
は、エレベータ扉或いはその付近に1対の光電装置を取
り付け、この光電装置からの光線が乗客等によりしゃ断
されると、戸閉を阻止して、扉が乗客等に衝突するのを
防止するものである。
従来の光電装置による扉安全装置ではカゴ扉等に1対の
光電装置(投光器,受光器)を取り付けているが、乗場
付近に窓があったり、或いは乗場が直接屋外に面してい
るところでは、太陽光線等の強い外乱光が受光器に入り
易く、不具合が生じていた。
光電装置(投光器,受光器)を取り付けているが、乗場
付近に窓があったり、或いは乗場が直接屋外に面してい
るところでは、太陽光線等の強い外乱光が受光器に入り
易く、不具合が生じていた。
このことを第2図により説明する。
第2図において、PH1-Aは投光器,PH1-Bは受光器であ
り、この投光器と受光器により1組の光電装置を構成し
ている。また、1及び2はエレベータ扉、S1及びS2はそ
れぞれ時刻t1及びt2における太陽を示す。ここで投光器
PH1-Aより出た光線は、受光器PH1-Bで検出され、乗客等
の有無が判断される。
り、この投光器と受光器により1組の光電装置を構成し
ている。また、1及び2はエレベータ扉、S1及びS2はそ
れぞれ時刻t1及びt2における太陽を示す。ここで投光器
PH1-Aより出た光線は、受光器PH1-Bで検出され、乗客等
の有無が判断される。
第2図に示すように、時刻t1では太陽S1から放射された
光線は投光器PH1-Aには到達するが、受光器PH1-Bには到
達しないため正常に動作する。
光線は投光器PH1-Aには到達するが、受光器PH1-Bには到
達しないため正常に動作する。
だが、時刻t2では太陽S2から放射された光線は、受光器
PH1-Bに到達するので常に受光状態となるなどの誤動作
をし、不具合が発生した。この不具合は、特に朝・夕や
冬に太陽光線が低角度から入射する場合に発生してい
た。そしてこの不具合を防止するには、光電装置を戸袋
の奥深くに取り付けるなどの方法が考えられるが、この
方法によると光軸合せを正確に行う必要があり、さら
に、保守時の調整にも時間と手間がかかるなどの問題が
あった。また、屋外用の外乱に強い光電装置も市販され
ているが、非常に高価であり、太陽光線が直接当たれば
誤動作は防げなかった。
PH1-Bに到達するので常に受光状態となるなどの誤動作
をし、不具合が発生した。この不具合は、特に朝・夕や
冬に太陽光線が低角度から入射する場合に発生してい
た。そしてこの不具合を防止するには、光電装置を戸袋
の奥深くに取り付けるなどの方法が考えられるが、この
方法によると光軸合せを正確に行う必要があり、さら
に、保守時の調整にも時間と手間がかかるなどの問題が
あった。また、屋外用の外乱に強い光電装置も市販され
ているが、非常に高価であり、太陽光線が直接当たれば
誤動作は防げなかった。
本考案は、上記の事情に着目してなされたもので、その
目的とする所は、エレベータがどのような現場に設置さ
れようとも太陽光線の影響を受けることなく正常に動作
するエレベータ扉の安全装置を提供することにある。
目的とする所は、エレベータがどのような現場に設置さ
れようとも太陽光線の影響を受けることなく正常に動作
するエレベータ扉の安全装置を提供することにある。
本考案は上記不具合を解消するために、2組の光電装置
を投光方向が互いに逆向きになるように、エレベータ扉
或いはその付近に取り付け、太陽光線が受光器に入射し
ない1組の光電装置のみが動作するように時刻に応じて
選択回路で切り換えることを特徴とするものである。
を投光方向が互いに逆向きになるように、エレベータ扉
或いはその付近に取り付け、太陽光線が受光器に入射し
ない1組の光電装置のみが動作するように時刻に応じて
選択回路で切り換えることを特徴とするものである。
上記手段により、太陽光線は動作中の受光器には入射せ
ず、太陽光線による不具合を防止でき、取り付け及び調
整が容易で、信頼性の高い安全装置が得られる。
ず、太陽光線による不具合を防止でき、取り付け及び調
整が容易で、信頼性の高い安全装置が得られる。
以下、本考案の一実施例を第1図,第3図により説明す
る。第2図で示した同一部分については、同一番号を付
してその説明を省略する。
る。第2図で示した同一部分については、同一番号を付
してその説明を省略する。
第1図は本考案の一実施例説明図である。ここで、PH2-
Aは光電装置の投光器、PH2-Bは同じく受光器で、PH1-A
及びPH1-Bからなる光電装置とは投光方向が逆向きにな
るようにエレベータ扉に取付ている。また第3図は、第
1図に示した2組の光電装置のうち何れか1組の光電装
置のみを時間に応じて動作させる選択回路である。
Aは光電装置の投光器、PH2-Bは同じく受光器で、PH1-A
及びPH1-Bからなる光電装置とは投光方向が逆向きにな
るようにエレベータ扉に取付ている。また第3図は、第
1図に示した2組の光電装置のうち何れか1組の光電装
置のみを時間に応じて動作させる選択回路である。
ここでTはタイマーであり、あらかじめ切換え時刻t0を
設定しておくと、例えば午前0時〜時刻t0までは接点Ta
が閉成(接点Tbは開放)し、時刻t0〜午後12時までは接
点Taが開放(接点Tbは閉成)し、毎日これを繰り返すよ
うに構成されている。
設定しておくと、例えば午前0時〜時刻t0までは接点Ta
が閉成(接点Tbは開放)し、時刻t0〜午後12時までは接
点Taが開放(接点Tbは閉成)し、毎日これを繰り返すよ
うに構成されている。
また、P1はPH1-A及びPH1-Bの投受光器からなる第1の光
電装置を動作させる光電装置動作回路、P2はPH2-A及びP
H2-Bの投受光器からなる第2の光電装置を動作させる光
電装置動作回路である。
電装置を動作させる光電装置動作回路、P2はPH2-A及びP
H2-Bの投受光器からなる第2の光電装置を動作させる光
電装置動作回路である。
以上の構成において、次に動作について説明する。
まず、あらかじめタイマーTに切換え時刻t0を設定して
おく。この時刻t0は、太陽の位置が光電装置の光軸に対
してほぼ垂直方向となる時刻とする。
おく。この時刻t0は、太陽の位置が光電装置の光軸に対
してほぼ垂直方向となる時刻とする。
いま時刻がt1であるとすると、第1図に示すように、太
陽からの光線は受光器PH2-Bに入射するが、この時点で
は前述のようにタイマーの接点Tbは開放、すなわち第2
の光電装置の動作回路P2は切離されているので何ら影響
がなく、一方、接点Taは閉成しすなわち第1の光電装置
の動作回路P1は動作しており、受光器PH1-Bは太陽光線
の影響を受けていないので、第1の光電装置は正常に動
作する。
陽からの光線は受光器PH2-Bに入射するが、この時点で
は前述のようにタイマーの接点Tbは開放、すなわち第2
の光電装置の動作回路P2は切離されているので何ら影響
がなく、一方、接点Taは閉成しすなわち第1の光電装置
の動作回路P1は動作しており、受光器PH1-Bは太陽光線
の影響を受けていないので、第1の光電装置は正常に動
作する。
やがて時刻t0になると接点Taが開放、接点Tbは閉路し、
すなわち今度は第1の光電装置は無効、第2の光電装置
が有効となる。従ってその後時刻t2になると、太陽光線
は受光器PH1-Bに入射するようになるが、このときすで
に第1の光電装置は無効となっているので何ら影響を受
けることはなく、一方第2の光電装置は正常に動作す
る。
すなわち今度は第1の光電装置は無効、第2の光電装置
が有効となる。従ってその後時刻t2になると、太陽光線
は受光器PH1-Bに入射するようになるが、このときすで
に第1の光電装置は無効となっているので何ら影響を受
けることはなく、一方第2の光電装置は正常に動作す
る。
そして午後の12時になると再び接点が元の状態に切り換
わり、上記の動作を繰り返す。
わり、上記の動作を繰り返す。
このように2組の光電装置を投光方向が互いに逆向きに
なるように取り付け、あらかじめタイマーに切り換え時
刻を設定しておき、受光器に太陽光線が入射しない1方
の光電装置のみを動作させることにより、太陽がいかな
る位置にあっても、その光線の影響を受けることなく誤
動作等の不具合を防止することができる。
なるように取り付け、あらかじめタイマーに切り換え時
刻を設定しておき、受光器に太陽光線が入射しない1方
の光電装置のみを動作させることにより、太陽がいかな
る位置にあっても、その光線の影響を受けることなく誤
動作等の不具合を防止することができる。
なお、本考案は、エレベータ扉安全装置としてだけでな
く、屋外等で光電装置を使用する場合、例えば、エスカ
レータの乗込乗客検出装置、等に適用でき、太陽光線に
よる不具合が防止できる。
く、屋外等で光電装置を使用する場合、例えば、エスカ
レータの乗込乗客検出装置、等に適用でき、太陽光線に
よる不具合が防止できる。
本考案によれば、エレベータをどのような現場に設置し
ても、また太陽がいかなる位置にあっても、太陽光線に
よる不具合が防止でき、信頼性・安定性に優れたエレベ
ータ扉の安全装置が提供できる。また、取り付けや光軸
合せ等の調整が容易で、保守時間の短縮がはかれるなど
の効果がある。
ても、また太陽がいかなる位置にあっても、太陽光線に
よる不具合が防止でき、信頼性・安定性に優れたエレベ
ータ扉の安全装置が提供できる。また、取り付けや光軸
合せ等の調整が容易で、保守時間の短縮がはかれるなど
の効果がある。
第1図は、本考案になるエレベータ扉安全装置の一実施
例を示す図、第2図は、従来の光電装置による扉安全装
置を示す図、第3図は、タイマーによる光電装置の選択
回路を示す図である。 PH1-A,PH2-A……光電装置の投光器 PH1-B,PH2-B……光電装置の受光器 1,2……エレベータカゴの扉 S1……時刻t1での太陽 S2……時刻t2での太陽 T……タイマー P1……第1の光電装置の動作回路 P2……第2の光電装置の動作回路
例を示す図、第2図は、従来の光電装置による扉安全装
置を示す図、第3図は、タイマーによる光電装置の選択
回路を示す図である。 PH1-A,PH2-A……光電装置の投光器 PH1-B,PH2-B……光電装置の受光器 1,2……エレベータカゴの扉 S1……時刻t1での太陽 S2……時刻t2での太陽 T……タイマー P1……第1の光電装置の動作回路 P2……第2の光電装置の動作回路
Claims (1)
- 【請求項1】エレベータ扉あるいはその付近に投光器と
受光器からなる光電装置を設けてエレベータの出入口に
光線を通し、この光線が乗客等によってしゃ断されると
戸閉を阻止するようにしたエレベータ扉の安全装置にお
いて、 前記光電装置を投光方向が互いに逆向きになるように2
組設けると共に、該2組の光電装置のうち1組の光電装
置だけを時刻に応じて選択し動作させる選択回路を備え
たことを特徴とするエレベータ扉の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12925790U JPH0732539Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | エレベータ扉の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12925790U JPH0732539Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | エレベータ扉の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0486683U JPH0486683U (ja) | 1992-07-28 |
JPH0732539Y2 true JPH0732539Y2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=31876668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12925790U Expired - Lifetime JPH0732539Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | エレベータ扉の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732539Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4640883B2 (ja) * | 2000-08-09 | 2011-03-02 | 三菱電機株式会社 | エレベータの戸の制御装置 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP12925790U patent/JPH0732539Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0486683U (ja) | 1992-07-28 |
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