JPH10193814A - 溶融転写型インク受像シート - Google Patents
溶融転写型インク受像シートInfo
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- JPH10193814A JPH10193814A JP9004524A JP452497A JPH10193814A JP H10193814 A JPH10193814 A JP H10193814A JP 9004524 A JP9004524 A JP 9004524A JP 452497 A JP452497 A JP 452497A JP H10193814 A JPH10193814 A JP H10193814A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録感度が高く、ドット再現性、階調再現
性、およびカラー鮮明性が良好で、かつインク剥離のな
い溶融転写型受像シートを提供する。 【解決手段】 シート状支持体と、この支持体の一面上
に、水性樹脂を主成分とする樹脂含有液に機械的攪拌を
施して塗布・乾燥することにより形成された多数の微細
気孔を有している多孔性インク受像層とを有し、前記樹
脂含有液が融点50〜130℃の熱可融性物質を含有
し、前記受像層表面の平均気孔直径が0.5〜30μm
の範囲にあり、かつ、前記シート状支持体と前記受像層
からなる積層体のレーザーフラッシュ法による熱伝導率
が0〜0.25kw/m・kである溶融転写型インク受
像シート。
性、およびカラー鮮明性が良好で、かつインク剥離のな
い溶融転写型受像シートを提供する。 【解決手段】 シート状支持体と、この支持体の一面上
に、水性樹脂を主成分とする樹脂含有液に機械的攪拌を
施して塗布・乾燥することにより形成された多数の微細
気孔を有している多孔性インク受像層とを有し、前記樹
脂含有液が融点50〜130℃の熱可融性物質を含有
し、前記受像層表面の平均気孔直径が0.5〜30μm
の範囲にあり、かつ、前記シート状支持体と前記受像層
からなる積層体のレーザーフラッシュ法による熱伝導率
が0〜0.25kw/m・kである溶融転写型インク受
像シート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融転写型インク
受像シートに関するものである。更に詳しく述べるなら
ば、本発明は熱ヘッドを用いる溶融転写型熱転写用プリ
ンターに使用されたとき、記録濃度とともに階調再現性
およびドット再現性が優れたプリントインク画像が得ら
れる溶融転写型インク受像シートに関するものである。
受像シートに関するものである。更に詳しく述べるなら
ば、本発明は熱ヘッドを用いる溶融転写型熱転写用プリ
ンターに使用されたとき、記録濃度とともに階調再現性
およびドット再現性が優れたプリントインク画像が得ら
れる溶融転写型インク受像シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱転写インクシートとサーマルヘッドと
を利用する熱溶融転写記録方式は、機構が簡単で保守が
容易なため、ワードプロセッサーやファクシミリ等のプ
リンターに広く用いられており、この記録方式用受像シ
ートとしては上質紙が使用されてきた。しかし近年、熱
転写記録のフルカラー化に伴い従来より高い階調再現性
を得るため、プリンターにおいてはひとつのドットの大
きさを変えずに階調を得る従来の方法から、各ドットの
大きさを変更するドット可変方式に移行している。また
受像シートにおいては、低い印加エネルギーから高い印
加エネルギーにわたるフルカラー記録において、溶融転
写されたインクのドット形状が忠実に再現されるドット
再現性に優れ、かつ充分な量のインクが転写され、記録
濃度が高いことが記録画像の重要な品質になっている。
を利用する熱溶融転写記録方式は、機構が簡単で保守が
容易なため、ワードプロセッサーやファクシミリ等のプ
リンターに広く用いられており、この記録方式用受像シ
ートとしては上質紙が使用されてきた。しかし近年、熱
転写記録のフルカラー化に伴い従来より高い階調再現性
を得るため、プリンターにおいてはひとつのドットの大
きさを変えずに階調を得る従来の方法から、各ドットの
大きさを変更するドット可変方式に移行している。また
受像シートにおいては、低い印加エネルギーから高い印
加エネルギーにわたるフルカラー記録において、溶融転
写されたインクのドット形状が忠実に再現されるドット
再現性に優れ、かつ充分な量のインクが転写され、記録
濃度が高いことが記録画像の重要な品質になっている。
【0003】上記のような熱転写画像のフルカラー化に
対して、受像シートの特性も適切に対応する必要が生じ
ている。すなわち、フルカラー熱溶融転写方式において
通常の印刷用の非塗工紙を用いると、断熱性の低さに起
因すると考えられる記録感度の低下や、クッション性の
不足によるドット再現性不良が発生することがある。ま
た、その表面が粗すぎる場合には、インクが転写されな
い部分、すなわちヌケが発生したり、逆に表面が平滑す
ぎる場合には、インクの投錨効果が働かず、転写された
インクがインクリボンに逆転写してしまうということに
よるヌケが発生しやすくなる。これらはいずれもドット
再現性不良の原因となる。上記のようなドット再現性の
不良に起因する記録濃度の低下の他に、溶融インク受像
層のインク吸収性の低さに起因する記録濃度の低下も発
生することがある。
対して、受像シートの特性も適切に対応する必要が生じ
ている。すなわち、フルカラー熱溶融転写方式において
通常の印刷用の非塗工紙を用いると、断熱性の低さに起
因すると考えられる記録感度の低下や、クッション性の
不足によるドット再現性不良が発生することがある。ま
た、その表面が粗すぎる場合には、インクが転写されな
い部分、すなわちヌケが発生したり、逆に表面が平滑す
ぎる場合には、インクの投錨効果が働かず、転写された
インクがインクリボンに逆転写してしまうということに
よるヌケが発生しやすくなる。これらはいずれもドット
再現性不良の原因となる。上記のようなドット再現性の
不良に起因する記録濃度の低下の他に、溶融インク受像
層のインク吸収性の低さに起因する記録濃度の低下も発
生することがある。
【0004】これらの問題を解決する試みとして、受像
シートのクッション性の向上のために、支持体上に中空
粒子を含有するアンダーコート層を設けることが提案さ
れている(特開平2−89690号公報、特開昭64−
27996号公報)。しかし、この方法でも得られる受
像シートのクッション性や断熱性が未だ不十分である。
また、中空粒子が受像層の有機溶媒などに溶解する場合
には、耐有機溶剤性の高分子を中空粒子の接着剤として
使用するか、あるいは中空粒子をふくむ層上に耐有機溶
剤性の高分子層を設けることが必要であり、この必要性
は、受像シートの製造工程を複雑にし、かつ高コスト化
になるという問題がある。
シートのクッション性の向上のために、支持体上に中空
粒子を含有するアンダーコート層を設けることが提案さ
れている(特開平2−89690号公報、特開昭64−
27996号公報)。しかし、この方法でも得られる受
像シートのクッション性や断熱性が未だ不十分である。
また、中空粒子が受像層の有機溶媒などに溶解する場合
には、耐有機溶剤性の高分子を中空粒子の接着剤として
使用するか、あるいは中空粒子をふくむ層上に耐有機溶
剤性の高分子層を設けることが必要であり、この必要性
は、受像シートの製造工程を複雑にし、かつ高コスト化
になるという問題がある。
【0005】上記問題を解決するための他の試みとして
は、プラスチックを主成分とするシート状支持体上に、
水中で溶出する成分を含んだ樹脂層を形成し、この樹脂
層から水溶性成分を溶出除去し、それによって受像シー
トのインク受像能力を向上させた例もあるが(特開平2
−41287号公報)、この場合十分な最高濃度が得ら
れないか、あるいは印画像に光沢がないなどの欠点があ
り、受像シートに対し高まりつつある要求品質を満足す
るには至っていない。また、この受像シートはプラスチ
ックを主成分としているため資源のリサイクルが困難で
ある。
は、プラスチックを主成分とするシート状支持体上に、
水中で溶出する成分を含んだ樹脂層を形成し、この樹脂
層から水溶性成分を溶出除去し、それによって受像シー
トのインク受像能力を向上させた例もあるが(特開平2
−41287号公報)、この場合十分な最高濃度が得ら
れないか、あるいは印画像に光沢がないなどの欠点があ
り、受像シートに対し高まりつつある要求品質を満足す
るには至っていない。また、この受像シートはプラスチ
ックを主成分としているため資源のリサイクルが困難で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
上記問題点を解消し、熱転写カラープリンターに使用し
たときに、ドット再現性、階調再現性およびカラー鮮明
性が良好で、かつ高い記録感度を有する溶融転写型イン
ク受像シートを提供しようとするものである。
上記問題点を解消し、熱転写カラープリンターに使用し
たときに、ドット再現性、階調再現性およびカラー鮮明
性が良好で、かつ高い記録感度を有する溶融転写型イン
ク受像シートを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の溶融熱転写型イ
ンク受像シートは、シート状支持体と、この支持体の一
面上に水性樹脂を主成分とする樹脂含有液に機械的攪拌
を施して塗布・乾燥することにより形成された多数の微
細気孔を有している多孔性インク受像層とを有し、前記
樹脂含有液が融点50〜130℃の熱可融性物質を含有
し、前記受像層表面の平均気孔直径が0.5〜30μm
の範囲にあり、かつ、前記シート状支持体と前記受像層
からなる積層体のレーザーフラッシュ法による熱伝導率
が0〜0.25kw/m・kであることを特徴とするも
のである。
ンク受像シートは、シート状支持体と、この支持体の一
面上に水性樹脂を主成分とする樹脂含有液に機械的攪拌
を施して塗布・乾燥することにより形成された多数の微
細気孔を有している多孔性インク受像層とを有し、前記
樹脂含有液が融点50〜130℃の熱可融性物質を含有
し、前記受像層表面の平均気孔直径が0.5〜30μm
の範囲にあり、かつ、前記シート状支持体と前記受像層
からなる積層体のレーザーフラッシュ法による熱伝導率
が0〜0.25kw/m・kであることを特徴とするも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明者は、上記の目的を達成す
べく鋭意検討した結果、シート状支持体の一面上に水性
樹脂を主成分とする樹脂含有液に機械的攪拌を施して塗
布・乾燥することにより形成された多数の微細気孔を有
している多孔性インク受像層を有する溶融転写型インク
受像シートにおいて、前記樹脂含有液中に、融点が50
〜130℃の範囲にある熱可融性物質を含有せしめて、
多孔性インク受像層を形成することにより、溶融熱転写
プリンターによる記録において、記録感度が高く、ドッ
ト再現性、階調再現性およびカラー画像の鮮明性などの
極めて優れた受像シートが得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。さらに、本発明の多孔性インク
受像層の平均気孔直径は、0.5〜30μmの範囲にあ
り、かつ、受像シートのレーザーフラッシュ法による熱
伝導率は0〜0.25kw/m・kの範囲である。
べく鋭意検討した結果、シート状支持体の一面上に水性
樹脂を主成分とする樹脂含有液に機械的攪拌を施して塗
布・乾燥することにより形成された多数の微細気孔を有
している多孔性インク受像層を有する溶融転写型インク
受像シートにおいて、前記樹脂含有液中に、融点が50
〜130℃の範囲にある熱可融性物質を含有せしめて、
多孔性インク受像層を形成することにより、溶融熱転写
プリンターによる記録において、記録感度が高く、ドッ
ト再現性、階調再現性およびカラー画像の鮮明性などの
極めて優れた受像シートが得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。さらに、本発明の多孔性インク
受像層の平均気孔直径は、0.5〜30μmの範囲にあ
り、かつ、受像シートのレーザーフラッシュ法による熱
伝導率は0〜0.25kw/m・kの範囲である。
【0009】多数の微細気孔を有している多孔性インク
受像層を有する受像シートの優れた溶融インク転写性能
の発現メカニズムは、断熱性、構造的特性、圧縮特性等
の物理的特性が関与しているものと考えられる。構造特
性の面においては、支持体上に形成された本多孔性イン
ク受像層の表面には微細な孔が多数存在するために、毛
細管力による溶融インクの吸収性があること、さらには
多孔性インク受像層内に含有されている多数の気孔が相
互に連通している(連続気泡を構成している)ので、多
孔性インク受像層内への溶融インクの浸透性が良好とな
って、高いインク受像能力を発現すると考えられる。
受像層を有する受像シートの優れた溶融インク転写性能
の発現メカニズムは、断熱性、構造的特性、圧縮特性等
の物理的特性が関与しているものと考えられる。構造特
性の面においては、支持体上に形成された本多孔性イン
ク受像層の表面には微細な孔が多数存在するために、毛
細管力による溶融インクの吸収性があること、さらには
多孔性インク受像層内に含有されている多数の気孔が相
互に連通している(連続気泡を構成している)ので、多
孔性インク受像層内への溶融インクの浸透性が良好とな
って、高いインク受像能力を発現すると考えられる。
【0010】この点において、受像シート上に形成され
た、多孔性インク受像層表面の気孔直径は、そのサイズ
(大きさ)に起因する毛細管現象により溶融インクを捕
獲する能力と関係しており、気孔が小さいほどその能力
は大きい。気孔のサイズが過大になると、気孔内に転写
インクが埋没したり、インクリボンと多孔性インク受像
層表面との良好な接触を阻害するために、転写不良ある
いは転写むらの原因となり、またドット再現不良を起こ
して良好な画像が形成できなくなる。
た、多孔性インク受像層表面の気孔直径は、そのサイズ
(大きさ)に起因する毛細管現象により溶融インクを捕
獲する能力と関係しており、気孔が小さいほどその能力
は大きい。気孔のサイズが過大になると、気孔内に転写
インクが埋没したり、インクリボンと多孔性インク受像
層表面との良好な接触を阻害するために、転写不良ある
いは転写むらの原因となり、またドット再現不良を起こ
して良好な画像が形成できなくなる。
【0011】本発明においては、多孔性インク受像層表
面の平均気孔直径は0.5〜30μmの範囲であり、溶
融インクを転写したとき、良好な画像を受像シート表面
上に形成することが可能であり、好ましくは0.5〜2
0μmの範囲である。平均気孔直径が0.5μm未満で
は、インクを受理する空隙が不十分であるため、十分な
最高濃度が得られないことが多い。一方30μmを越え
ると熱転写記録時に多孔性インク受像層の膜強度が不十
分となり、良好な記録画像を得ることができないことが
多い。なお、多孔性インク受像層表面の気孔直径は、光
学顕微鏡もしくは走査型電子顕微鏡写真と画像解析装置
を用いて、計測することが可能である。
面の平均気孔直径は0.5〜30μmの範囲であり、溶
融インクを転写したとき、良好な画像を受像シート表面
上に形成することが可能であり、好ましくは0.5〜2
0μmの範囲である。平均気孔直径が0.5μm未満で
は、インクを受理する空隙が不十分であるため、十分な
最高濃度が得られないことが多い。一方30μmを越え
ると熱転写記録時に多孔性インク受像層の膜強度が不十
分となり、良好な記録画像を得ることができないことが
多い。なお、多孔性インク受像層表面の気孔直径は、光
学顕微鏡もしくは走査型電子顕微鏡写真と画像解析装置
を用いて、計測することが可能である。
【0012】本発明においては、多孔性インク受像層の
溶融インクを捕獲する能力を高め、優れた階調再現性、
ドット再現性、カラー再現性を達成するために、多孔性
受像層中に熱可融性物質を含有せしめるものである。溶
融熱転写プリンターによる記録において、サーマルヘッ
ドからの熱が受像層中の熱可融性物質を軟化させ、イン
クリボンと受像層の密着性が向上し、ドット再現性が良
好となる。また、熱可融性物質はインクとの相溶性が優
れ、溶融インクの受像層への浸透を促進し、記録感度が
高く良好な画像を得ることができる。
溶融インクを捕獲する能力を高め、優れた階調再現性、
ドット再現性、カラー再現性を達成するために、多孔性
受像層中に熱可融性物質を含有せしめるものである。溶
融熱転写プリンターによる記録において、サーマルヘッ
ドからの熱が受像層中の熱可融性物質を軟化させ、イン
クリボンと受像層の密着性が向上し、ドット再現性が良
好となる。また、熱可融性物質はインクとの相溶性が優
れ、溶融インクの受像層への浸透を促進し、記録感度が
高く良好な画像を得ることができる。
【0013】本発明で使用可能な熱可融性物質として
は、例えばキャンデリラワックス、カルナウバワック
ス、ライスワックス、木ろう、ホホバ油などの天然植物
系ワックス、みつろう、ラノリン、鯨ろうなどの天然動
物系ワックス、モンタンワックス、オゾケライト、セレ
シンなどの天然鉱物系ワックス、パラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタムなどの石
油系ワックス、フィッシャー・トロプシュワックス、ポ
リエチレンワックスなどの合成炭化水素、モンタンワッ
クス誘導体、パラフィンワックス誘導体、マイクロクリ
スタリンワックス誘導体などの変性ワックス、硬化ひま
し油、その誘導体などの水素化ワックス、12−ヒドロ
キシステアリン酸などの脂肪酸、ステアリン酸アミドな
どの脂肪酸アミド、ラウロン、ステアロンなどのケトン
系、無水フタル酸イミドなどのイミド系、ステアリン酸
オクタデシルなどの脂肪酸エステルなどが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。これらの熱可融
性物質は必要に応じて、単独あるいは2種類以上混合し
て使用することができる。
は、例えばキャンデリラワックス、カルナウバワック
ス、ライスワックス、木ろう、ホホバ油などの天然植物
系ワックス、みつろう、ラノリン、鯨ろうなどの天然動
物系ワックス、モンタンワックス、オゾケライト、セレ
シンなどの天然鉱物系ワックス、パラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタムなどの石
油系ワックス、フィッシャー・トロプシュワックス、ポ
リエチレンワックスなどの合成炭化水素、モンタンワッ
クス誘導体、パラフィンワックス誘導体、マイクロクリ
スタリンワックス誘導体などの変性ワックス、硬化ひま
し油、その誘導体などの水素化ワックス、12−ヒドロ
キシステアリン酸などの脂肪酸、ステアリン酸アミドな
どの脂肪酸アミド、ラウロン、ステアロンなどのケトン
系、無水フタル酸イミドなどのイミド系、ステアリン酸
オクタデシルなどの脂肪酸エステルなどが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。これらの熱可融
性物質は必要に応じて、単独あるいは2種類以上混合し
て使用することができる。
【0014】通常、熱可融性物質は、例えば、サンドグ
ラインダー処理などにより微細化したものが使用され、
その平均粒子径は0.05〜3μm程度が好ましく、よ
り好ましくは0.05〜1μmである。平均粒子径が3
μmより大きいと、樹脂含有液を攪拌する際に均一な直
径の気泡が得られない場合があり、形成される受像層の
強度も不十分となる場合がある。
ラインダー処理などにより微細化したものが使用され、
その平均粒子径は0.05〜3μm程度が好ましく、よ
り好ましくは0.05〜1μmである。平均粒子径が3
μmより大きいと、樹脂含有液を攪拌する際に均一な直
径の気泡が得られない場合があり、形成される受像層の
強度も不十分となる場合がある。
【0015】熱可融性物質の融点は50〜130℃の範
囲が好ましく、熱可融性物質の融点が50℃未満では受
像シートの高温下での保管時に熱可融性物質が融け出し
て、記録画質が低下したり、あるいは受像シート同士が
ブロッキングを起こすことがある。一方、熱可融性物質
の融点が130℃を越えるとサーマルヘッドからの熱に
よる軟化が不十分となり、良好な画像が得られない。な
お、熱可融性物質の融点はJIS K 2235−19
80によって測定される値である。
囲が好ましく、熱可融性物質の融点が50℃未満では受
像シートの高温下での保管時に熱可融性物質が融け出し
て、記録画質が低下したり、あるいは受像シート同士が
ブロッキングを起こすことがある。一方、熱可融性物質
の融点が130℃を越えるとサーマルヘッドからの熱に
よる軟化が不十分となり、良好な画像が得られない。な
お、熱可融性物質の融点はJIS K 2235−19
80によって測定される値である。
【0016】上記熱可融性物質の使用量は、樹脂液、あ
るいは樹脂液と顔料との混合液中の全固形分100重量
部に対して、熱可融性物質の固形分が1〜30重量部で
あることが好ましく、より好ましくは1〜20重量部で
ある。熱可融性物質の添加量が1重量部未満では、溶融
インクの受像層への浸透を十分に促進することができな
いため、良好な記録画像が得られない場合がある。一
方、熱可融性物質の添加量が30重量部を越える場合に
は、その効果は飽和し、経済的に不利になるばかりでな
く、多孔性インク受像層の膜強度が低下する場合があ
る。
るいは樹脂液と顔料との混合液中の全固形分100重量
部に対して、熱可融性物質の固形分が1〜30重量部で
あることが好ましく、より好ましくは1〜20重量部で
ある。熱可融性物質の添加量が1重量部未満では、溶融
インクの受像層への浸透を十分に促進することができな
いため、良好な記録画像が得られない場合がある。一
方、熱可融性物質の添加量が30重量部を越える場合に
は、その効果は飽和し、経済的に不利になるばかりでな
く、多孔性インク受像層の膜強度が低下する場合があ
る。
【0017】さらに、本発明の受像シートは、シート状
支持体と受像層からなる積層体であり、レーザーフラッ
シュ法による熱伝導率が0〜0.25kw/m・kの範
囲であることが好ましい。この熱伝導率が0.25kw
/m・kを越えて、断熱性が低い場合には、熱可融性物
質の融点が50〜130℃であってもサーマルヘッドか
らの熱が拡散され熱可融性物質の軟化が不十分となり、
良好な画像が得られない。一般に多孔性構造物の断熱性
は、その密度に関係しており、 密度が低いほど断熱性が
良好になる。従って、受像シート全体のレーザーフラッ
シュ法による熱伝導率を0〜0.25kw/m・kにコ
ントロールするには、多孔性インク受像層の見かけの密
度を概ね0.05〜0.5g/cm2 の範囲にコントロ
ールする必要がある。
支持体と受像層からなる積層体であり、レーザーフラッ
シュ法による熱伝導率が0〜0.25kw/m・kの範
囲であることが好ましい。この熱伝導率が0.25kw
/m・kを越えて、断熱性が低い場合には、熱可融性物
質の融点が50〜130℃であってもサーマルヘッドか
らの熱が拡散され熱可融性物質の軟化が不十分となり、
良好な画像が得られない。一般に多孔性構造物の断熱性
は、その密度に関係しており、 密度が低いほど断熱性が
良好になる。従って、受像シート全体のレーザーフラッ
シュ法による熱伝導率を0〜0.25kw/m・kにコ
ントロールするには、多孔性インク受像層の見かけの密
度を概ね0.05〜0.5g/cm2 の範囲にコントロ
ールする必要がある。
【0018】レーザーフラッシュ法による熱伝導率と
は、例えば、 理学電気(株)より市販されているLF/
TCM(FA8510B型)等で測定されるものであ
る。すなわち、本法は試料表面にルビーレーザー光を照
射し、照射直後から試料裏面の温度上昇を赤外線センサ
ーで追跡し、温度上昇が最高値の2分の1になるまでの
時間t1/2 (秒)を測定して、下記式によって熱拡散率
α(cm2 /sec)を求める。 α=0.1388×L2 /t1/2 ここでLは試料の厚さ(cm)を表す。また、前記のレ
ーザーフラッシュ法によって測定した比熱(J/g・
k)、さらには別途測定した米坪および厚さから求めた
密度ρ(g/cm3 )と前記の熱拡散率α(cm2 /s
ec)とから下記式により熱伝導率λ(w/m・k)を
算出することができる。 λ=1.0×102 ×α×Cp×ρ なお、比熱については支持体および気泡含有インク受像
層主成分の個別の比熱をもとに加重平均法によって計算
した受像シートの平均比熱(J/g・k)を用いても差
し支えない。
は、例えば、 理学電気(株)より市販されているLF/
TCM(FA8510B型)等で測定されるものであ
る。すなわち、本法は試料表面にルビーレーザー光を照
射し、照射直後から試料裏面の温度上昇を赤外線センサ
ーで追跡し、温度上昇が最高値の2分の1になるまでの
時間t1/2 (秒)を測定して、下記式によって熱拡散率
α(cm2 /sec)を求める。 α=0.1388×L2 /t1/2 ここでLは試料の厚さ(cm)を表す。また、前記のレ
ーザーフラッシュ法によって測定した比熱(J/g・
k)、さらには別途測定した米坪および厚さから求めた
密度ρ(g/cm3 )と前記の熱拡散率α(cm2 /s
ec)とから下記式により熱伝導率λ(w/m・k)を
算出することができる。 λ=1.0×102 ×α×Cp×ρ なお、比熱については支持体および気泡含有インク受像
層主成分の個別の比熱をもとに加重平均法によって計算
した受像シートの平均比熱(J/g・k)を用いても差
し支えない。
【0019】受像層表面の開孔面積率、および気孔直径
とその面積分布は、気泡形成・分散処理前の樹脂含有混
合液の組成、すなわち材料の種類、配合比率、起泡、塗
工、乾燥後に多孔性インク受像層中の膜厚さに直接関係
する成分として残存する量、あるいは前記の発泡倍率、
塗工方式など、種々の要因によって影響されることが多
いので適正な条件の設定が必要である。さらに本発明に
おける多孔性インク受像層の表面の気孔の大きさは、機
械的撹拌によって得た、気泡含有樹脂液中の気泡の大き
さと、安定性に関係しており、おおむね樹脂含有液中の
気泡が小さく、安定であるほど、塗工、乾燥後のインク
受像層表面の気孔も小さくなる傾向にある。
とその面積分布は、気泡形成・分散処理前の樹脂含有混
合液の組成、すなわち材料の種類、配合比率、起泡、塗
工、乾燥後に多孔性インク受像層中の膜厚さに直接関係
する成分として残存する量、あるいは前記の発泡倍率、
塗工方式など、種々の要因によって影響されることが多
いので適正な条件の設定が必要である。さらに本発明に
おける多孔性インク受像層の表面の気孔の大きさは、機
械的撹拌によって得た、気泡含有樹脂液中の気泡の大き
さと、安定性に関係しており、おおむね樹脂含有液中の
気泡が小さく、安定であるほど、塗工、乾燥後のインク
受像層表面の気孔も小さくなる傾向にある。
【0020】また、本発明において、シート状支持体上
に形成される多孔性インク受像層は、樹脂を主成分とし
て含むものであり、必要により顔料を併用することも可
能である。このような多孔性インク受像層は、樹脂、あ
るいは樹脂と顔料との混合物を含む液状物に機械的撹拌
を施して、これに微細な多数の気泡を形成分散させ、こ
の気泡含有樹脂液を支持体に塗工、乾燥して形成するこ
とができる。
に形成される多孔性インク受像層は、樹脂を主成分とし
て含むものであり、必要により顔料を併用することも可
能である。このような多孔性インク受像層は、樹脂、あ
るいは樹脂と顔料との混合物を含む液状物に機械的撹拌
を施して、これに微細な多数の気泡を形成分散させ、こ
の気泡含有樹脂液を支持体に塗工、乾燥して形成するこ
とができる。
【0021】また、本発明で使用可能な水性樹脂として
は、例えば、種々の分子量およびケン化度のポリビニル
アルコールおよびその誘導体、デンプン、デンプンの誘
導体(例えば酸化デンプン、カチオン化デンプンのよう
な各種化工デンプン)、メトキシセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポ
リビニルピロリドン、アクリル酸アミド−アクリル酸エ
ステル共重合体、アクリル酸アミド−アクリル酸エステ
ル−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体のアルカリ塩、ポリアクリルアミドお
よびその誘導体、ポリエチレングリコール等の水溶性樹
脂、並びに、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレン
−ブタジエン共重合体(SBRラテックス)、アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合体(NBRラテックス)、
ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリル系共重合
体、ポリ塩化ビニリデン等の水分散性樹脂、さらにはニ
カワ、カゼイン、大豆タンパク、ゼラチン、アルギン酸
ナトリウム等を用いることができるが、これらに限定さ
れるものではない。これらの樹脂は必要に応じて、単独
あるいは2種類以上混合して使用することができる。
は、例えば、種々の分子量およびケン化度のポリビニル
アルコールおよびその誘導体、デンプン、デンプンの誘
導体(例えば酸化デンプン、カチオン化デンプンのよう
な各種化工デンプン)、メトキシセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポ
リビニルピロリドン、アクリル酸アミド−アクリル酸エ
ステル共重合体、アクリル酸アミド−アクリル酸エステ
ル−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体のアルカリ塩、ポリアクリルアミドお
よびその誘導体、ポリエチレングリコール等の水溶性樹
脂、並びに、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレン
−ブタジエン共重合体(SBRラテックス)、アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合体(NBRラテックス)、
ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリル系共重合
体、ポリ塩化ビニリデン等の水分散性樹脂、さらにはニ
カワ、カゼイン、大豆タンパク、ゼラチン、アルギン酸
ナトリウム等を用いることができるが、これらに限定さ
れるものではない。これらの樹脂は必要に応じて、単独
あるいは2種類以上混合して使用することができる。
【0022】本発明において、多孔性インク受像層に含
ませることができる顔料としては、例えば酸化亜鉛、酸
化チタン、炭酸カルシウム、珪酸、珪酸塩、クレー、タ
ルク、マイカ、焼成クレー、水酸化アルミニウム、硫酸
バリウム、リトポン、コロイダルシリカ等の無機顔料、
ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エポキ
シ樹脂、スチレン−アクリル共重合体等の真球、中空あ
るいは、さまざまな形状に加工されたタイプのプラスチ
ックピグメントと称される有機顔料やデンプン粉末、セ
ルロース粉末等を用いることができるが、これらに限定
されるものではない。また、これらの顔料は必要に応じ
て単独にあるいは2種以上混合して使用することができ
る。多孔性インク受像層を形成する場合に、水性樹脂含
有液に過剰の顔料を配合すると塗膜強度が低下して、記
録の際に、画像剥離を生じるなどのトラブルの原因とな
ることもある。したがって、受像シートとしての総合的
な品質を考慮して、適正な配合率で顔料を使用すること
は当然である。
ませることができる顔料としては、例えば酸化亜鉛、酸
化チタン、炭酸カルシウム、珪酸、珪酸塩、クレー、タ
ルク、マイカ、焼成クレー、水酸化アルミニウム、硫酸
バリウム、リトポン、コロイダルシリカ等の無機顔料、
ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エポキ
シ樹脂、スチレン−アクリル共重合体等の真球、中空あ
るいは、さまざまな形状に加工されたタイプのプラスチ
ックピグメントと称される有機顔料やデンプン粉末、セ
ルロース粉末等を用いることができるが、これらに限定
されるものではない。また、これらの顔料は必要に応じ
て単独にあるいは2種以上混合して使用することができ
る。多孔性インク受像層を形成する場合に、水性樹脂含
有液に過剰の顔料を配合すると塗膜強度が低下して、記
録の際に、画像剥離を生じるなどのトラブルの原因とな
ることもある。したがって、受像シートとしての総合的
な品質を考慮して、適正な配合率で顔料を使用すること
は当然である。
【0023】気泡形成前の樹脂あるいは樹脂および顔料
の混合物を含む液状物中には、必要に応じて公知の粘度
調節剤(いわゆる増粘剤)、分散剤、染色剤、耐水化
剤、潤滑剤、架橋剤、可塑剤などを添加することができ
る。また、所期の気泡含有状態を創出し、気泡の安定性
を向上するためには、陰イオン界面活性剤、非イオン界
面活性剤等の界面活性剤を添加することが可能である。
の混合物を含む液状物中には、必要に応じて公知の粘度
調節剤(いわゆる増粘剤)、分散剤、染色剤、耐水化
剤、潤滑剤、架橋剤、可塑剤などを添加することができ
る。また、所期の気泡含有状態を創出し、気泡の安定性
を向上するためには、陰イオン界面活性剤、非イオン界
面活性剤等の界面活性剤を添加することが可能である。
【0024】本発明で使用可能な陰イオン界面活性剤と
しては、例えば脂肪酸のアンモニウム塩やナトリウム塩
などの脂肪酸石鹸類、N−アシルアミノ酸塩、アルキル
エーテルカルボン酸塩、アシル化ペプチド、アルキルス
ルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル
ナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩ホル
マリン重縮合物、メラミンスルホン酸塩ホルマリン重縮
合物、ジアルキルスルホコハク酸エステル塩、アルキル
スルホ酢酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N−アシ
ルメチルタウリン、硫酸化油、高級アルコール硫酸エス
テル塩、アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル硫酸塩、モノグリサルフェー
ト、脂肪酸アルキロールアマイドの硫酸エステル塩、ア
ルキルエーテルリン酸エステル塩、アルキルリン酸エス
テル塩等の陰イオン界面活性剤等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。
しては、例えば脂肪酸のアンモニウム塩やナトリウム塩
などの脂肪酸石鹸類、N−アシルアミノ酸塩、アルキル
エーテルカルボン酸塩、アシル化ペプチド、アルキルス
ルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル
ナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩ホル
マリン重縮合物、メラミンスルホン酸塩ホルマリン重縮
合物、ジアルキルスルホコハク酸エステル塩、アルキル
スルホ酢酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N−アシ
ルメチルタウリン、硫酸化油、高級アルコール硫酸エス
テル塩、アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル硫酸塩、モノグリサルフェー
ト、脂肪酸アルキロールアマイドの硫酸エステル塩、ア
ルキルエーテルリン酸エステル塩、アルキルリン酸エス
テル塩等の陰イオン界面活性剤等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。
【0025】また本発明で使用可能な非イオン界面活性
剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンステロールエーテル、ポリオキシエチ
レンラノリン誘導体、アルキルフェノールホルマリン縮
合物の酸化エチレン誘導体、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ひまし油および硬化ひまし油、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトー
ル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコール脂肪
酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリプロピ
レングリコール脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸エステ
ル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂
肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アル
キルアミンオキサイド等の非イオン界面活性剤等が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。陰イオン
界面活性剤、および非イオン界面活性剤は必要に応じ
て、単独あるいは2種類以上混合して使用することがで
きる。界面活性剤の使用量は、樹脂液、あるいは樹脂液
と顔料との混合液の固形分100重量部に対して、1〜
30重量部であることが好ましく、より好ましくは1〜
20重量部である。
剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンステロールエーテル、ポリオキシエチ
レンラノリン誘導体、アルキルフェノールホルマリン縮
合物の酸化エチレン誘導体、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ひまし油および硬化ひまし油、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトー
ル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコール脂肪
酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリプロピ
レングリコール脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸エステ
ル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂
肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アル
キルアミンオキサイド等の非イオン界面活性剤等が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。陰イオン
界面活性剤、および非イオン界面活性剤は必要に応じ
て、単独あるいは2種類以上混合して使用することがで
きる。界面活性剤の使用量は、樹脂液、あるいは樹脂液
と顔料との混合液の固形分100重量部に対して、1〜
30重量部であることが好ましく、より好ましくは1〜
20重量部である。
【0026】本発明において、樹脂含有液に気泡を形成
含有分散させる方法(以下これを発泡方法と記す)は、
例えば遊星運動をしつつ回転する撹拌翼を有するいわゆ
る製菓用の発泡機、一般に乳化分散等に利用されている
ホモミキサー、カウレスディゾルバー等の撹拌機あるい
は密閉系内に空気と樹脂含有液の混合物とを連続的に送
入しながら機械的に撹拌を施し、空気を微細な気泡に分
散、混合できる装置、例えば米国ガストンカウンティー
社、オランダのストーク社等の連続発泡機を用いること
ができるが、特に厳格な制限はない。
含有分散させる方法(以下これを発泡方法と記す)は、
例えば遊星運動をしつつ回転する撹拌翼を有するいわゆ
る製菓用の発泡機、一般に乳化分散等に利用されている
ホモミキサー、カウレスディゾルバー等の撹拌機あるい
は密閉系内に空気と樹脂含有液の混合物とを連続的に送
入しながら機械的に撹拌を施し、空気を微細な気泡に分
散、混合できる装置、例えば米国ガストンカウンティー
社、オランダのストーク社等の連続発泡機を用いること
ができるが、特に厳格な制限はない。
【0027】樹脂含有混合液の気泡含有状態には特に制
限はないものの、平均直径が0.5から30μmの微小
気泡が分散、混合されていることが好ましく、より好ま
しくは、平均直径が0.5から20μmの範囲にあるの
が良い。樹脂含有混合液の気泡平均直径が0.5から2
0μmの範囲にあると、概ね多孔性インク受像層の表面
の平均気孔直径が0.5〜30μmの範囲となる。含有
された気泡の大きさは、その一部を光学顕微鏡で写真撮
影し、画像解析装置で計測することが可能である。
限はないものの、平均直径が0.5から30μmの微小
気泡が分散、混合されていることが好ましく、より好ま
しくは、平均直径が0.5から20μmの範囲にあるの
が良い。樹脂含有混合液の気泡平均直径が0.5から2
0μmの範囲にあると、概ね多孔性インク受像層の表面
の平均気孔直径が0.5〜30μmの範囲となる。含有
された気泡の大きさは、その一部を光学顕微鏡で写真撮
影し、画像解析装置で計測することが可能である。
【0028】シート状支持体上の多孔性インク受像層の
塗設量は、即ち塗工量は、得られる支持体の一面上の1
m2 当たりの乾燥重量が2から40g(2〜40g/m
2 )の範囲にあるようにするのが好ましい。塗工量が2
g/m2 より少ない場合には、支持体の表面の粗さを充
分に被覆するのが困難になることが多く、適正な平滑性
を持った表面の受像シートが得られなかったり、充分な
断熱性や圧縮変形性が得られないことがある。一方それ
が40g/m2 を越えるような場合は、多孔性インク受
像層の厚さが過大となり、多孔性インク受像層内の結合
強度が低下して、画像を形成した際にこのインク受像層
が剥離するなどのトラブルを発生し、良好な画像が形成
できないこともある。従って、多孔性インク受像層の塗
工量の適正化は、樹脂含有液組成の適正化と同様に充分
な注意を払うのは当然である。
塗設量は、即ち塗工量は、得られる支持体の一面上の1
m2 当たりの乾燥重量が2から40g(2〜40g/m
2 )の範囲にあるようにするのが好ましい。塗工量が2
g/m2 より少ない場合には、支持体の表面の粗さを充
分に被覆するのが困難になることが多く、適正な平滑性
を持った表面の受像シートが得られなかったり、充分な
断熱性や圧縮変形性が得られないことがある。一方それ
が40g/m2 を越えるような場合は、多孔性インク受
像層の厚さが過大となり、多孔性インク受像層内の結合
強度が低下して、画像を形成した際にこのインク受像層
が剥離するなどのトラブルを発生し、良好な画像が形成
できないこともある。従って、多孔性インク受像層の塗
工量の適正化は、樹脂含有液組成の適正化と同様に充分
な注意を払うのは当然である。
【0029】本発明において多孔性インク受像層は、前
記の水性樹脂液、あるいは水性樹脂および顔料を主成分
として含む混合物液に多数の微細気泡を含有させ、これ
をシート状支持体上に塗工し、乾燥することによって得
ることができるが、気泡を形成、含有させる方法や設
備、および塗工方法には特に厳格な制限はない。また気
泡を含有する水性樹脂含有液の気泡含有状態にも特に制
限はないが、好ましくは気泡含有液の原液に対する体積
比(以下発泡倍率と記す)が1倍を越え10倍以下であ
ることが好ましく、より好ましくは1倍を越え5倍以下
である。すなわち発泡倍率は気泡含有水性樹脂含有液中
の気泡含有率を示す尺度であり、発泡倍率が大きくなる
と気泡を構成する樹脂膜(壁)の厚さが薄くなることを
意味している。また、同じ発泡倍率である場合には、発
泡前の水性樹脂含有混合液の固形分濃度が低いほど、樹
脂膜が薄くなることを意味している。このように、樹脂
膜が薄くなると、得られる多孔性インク受像層の強度を
十分なレベルに維持することが困難になることがあり、
この点において、発泡倍率と水性樹脂含有混合液組成と
のバランスには十分な注意を払うべきである。
記の水性樹脂液、あるいは水性樹脂および顔料を主成分
として含む混合物液に多数の微細気泡を含有させ、これ
をシート状支持体上に塗工し、乾燥することによって得
ることができるが、気泡を形成、含有させる方法や設
備、および塗工方法には特に厳格な制限はない。また気
泡を含有する水性樹脂含有液の気泡含有状態にも特に制
限はないが、好ましくは気泡含有液の原液に対する体積
比(以下発泡倍率と記す)が1倍を越え10倍以下であ
ることが好ましく、より好ましくは1倍を越え5倍以下
である。すなわち発泡倍率は気泡含有水性樹脂含有液中
の気泡含有率を示す尺度であり、発泡倍率が大きくなる
と気泡を構成する樹脂膜(壁)の厚さが薄くなることを
意味している。また、同じ発泡倍率である場合には、発
泡前の水性樹脂含有混合液の固形分濃度が低いほど、樹
脂膜が薄くなることを意味している。このように、樹脂
膜が薄くなると、得られる多孔性インク受像層の強度を
十分なレベルに維持することが困難になることがあり、
この点において、発泡倍率と水性樹脂含有混合液組成と
のバランスには十分な注意を払うべきである。
【0030】多孔性インク受像層を支持体上に形成する
ための塗工方式としては、メイヤーバー方式、グラビア
ロール方式、ロール方式、リバースロール方式、ブレー
ド方式、ナイフ方式、エアーナイフ方式、押し出し方
式、キャスト方式等の既知の方法から任意に選定するこ
とができる。
ための塗工方式としては、メイヤーバー方式、グラビア
ロール方式、ロール方式、リバースロール方式、ブレー
ド方式、ナイフ方式、エアーナイフ方式、押し出し方
式、キャスト方式等の既知の方法から任意に選定するこ
とができる。
【0031】本発明の多孔性インク受像層を有するシー
トは、気泡含有樹脂液をシート状支持体上に塗工、乾燥
したままの状態でも良好な溶融熱転写画像を示すことが
できるが、さらに金属製ロール2段以上で構成されるマ
シンカレンダー、あるいは金属製ロールおよび樹脂製ロ
ールあるいは金属製ロールとコットン製ロールなどを適
宜組み合わせて構成されるスーパーカレンダーを使用し
て、この多孔性インク受像層に仕上げ処理を施し、その
表面の平滑性をさらに向上させることができる。また塗
工後、半乾燥状態もしくは乾燥状態にあるシートの多孔
性インク受像層の表面を鏡面仕上げを施した加温あるい
は非加温状態のキャストドラム等に接触させて、その表
面平滑性を向上させてもよい。しかし過度の加圧力下で
上記平滑仕上げ処理を施すと、多孔性インク受像層中の
気泡を取り囲む樹脂壁が破壊され、インク受像層の緻密
化が生じて、断熱性やクッション性が低下するあるいは
インク受像層表面の気孔の変形や破壊が起こるため、多
孔性インク受像層が有する優れた溶融インク転写性能が
得られなくなることもある。従って、前記の平滑仕上げ
処理に際しては処理条件を十分に検討することが必要で
ある。
トは、気泡含有樹脂液をシート状支持体上に塗工、乾燥
したままの状態でも良好な溶融熱転写画像を示すことが
できるが、さらに金属製ロール2段以上で構成されるマ
シンカレンダー、あるいは金属製ロールおよび樹脂製ロ
ールあるいは金属製ロールとコットン製ロールなどを適
宜組み合わせて構成されるスーパーカレンダーを使用し
て、この多孔性インク受像層に仕上げ処理を施し、その
表面の平滑性をさらに向上させることができる。また塗
工後、半乾燥状態もしくは乾燥状態にあるシートの多孔
性インク受像層の表面を鏡面仕上げを施した加温あるい
は非加温状態のキャストドラム等に接触させて、その表
面平滑性を向上させてもよい。しかし過度の加圧力下で
上記平滑仕上げ処理を施すと、多孔性インク受像層中の
気泡を取り囲む樹脂壁が破壊され、インク受像層の緻密
化が生じて、断熱性やクッション性が低下するあるいは
インク受像層表面の気孔の変形や破壊が起こるため、多
孔性インク受像層が有する優れた溶融インク転写性能が
得られなくなることもある。従って、前記の平滑仕上げ
処理に際しては処理条件を十分に検討することが必要で
ある。
【0032】また本発明に用いられるシート状支持体と
しては、セルロースを主成分とする紙、塗工紙、ラミネ
ート紙等の紙類をはじめとして、織布、不織布等の布類
が使用可能である。またポリオレフィン、メタクリレー
ト、酢酸セルロース等のプラスチックフィルム類、ポリ
オレフィンと顔料からなる合成紙や発泡ポリエチレンテ
レフタレートフィルム、発泡ポリプロピレンフィルム等
の多孔質合成樹脂フィルム等を使用することができる。
これらの支持体は、断熱性の良好なものほど同一印加エ
ネルギーでドット再現性や階調再現性が良好であり、記
録感度の増加を達成することができ、また、同一濃度、
および記録品質を得るために必要なエネルギー量が少な
くてすむため、省エネルギーにも有効である。またパル
プを主成分として含む紙や塗工紙を支持体として用いた
場合には、特にリサイクルが可能であるという利点もあ
る。
しては、セルロースを主成分とする紙、塗工紙、ラミネ
ート紙等の紙類をはじめとして、織布、不織布等の布類
が使用可能である。またポリオレフィン、メタクリレー
ト、酢酸セルロース等のプラスチックフィルム類、ポリ
オレフィンと顔料からなる合成紙や発泡ポリエチレンテ
レフタレートフィルム、発泡ポリプロピレンフィルム等
の多孔質合成樹脂フィルム等を使用することができる。
これらの支持体は、断熱性の良好なものほど同一印加エ
ネルギーでドット再現性や階調再現性が良好であり、記
録感度の増加を達成することができ、また、同一濃度、
および記録品質を得るために必要なエネルギー量が少な
くてすむため、省エネルギーにも有効である。またパル
プを主成分として含む紙や塗工紙を支持体として用いた
場合には、特にリサイクルが可能であるという利点もあ
る。
【0033】さらに前記のシート状支持体上に気泡含有
水性樹脂液を塗工して、本発明の受像シートを製造する
際、塗工、乾燥および巻き取りなどの工程において、シ
ート自体がその塗工面を内側あるいは外側にしてカール
することがある。この場合、当該シートを断裁により所
定寸法の画像形成用シートに加工したのち使用すると、
熱転写プリンターへの給紙が正常に行われないことがあ
り、あるいは該プリンター内部における走行性が悪化す
るなどのトラブルを発生することがある。
水性樹脂液を塗工して、本発明の受像シートを製造する
際、塗工、乾燥および巻き取りなどの工程において、シ
ート自体がその塗工面を内側あるいは外側にしてカール
することがある。この場合、当該シートを断裁により所
定寸法の画像形成用シートに加工したのち使用すると、
熱転写プリンターへの給紙が正常に行われないことがあ
り、あるいは該プリンター内部における走行性が悪化す
るなどのトラブルを発生することがある。
【0034】また溶融転写記録方式は熱源をインクリボ
ンと接触せしめ、リボン中の染料成分を記録用シート上
に転写する方式であるため、画像形成面である多孔性イ
ンク受像層と、支持体層の加熱に伴う収縮の差、もしく
は膨張特性の差に起因して、受像シートが装置内部でカ
ールを発生し、前記のようなトラブルが発生する。この
ようなカール発生のために画像が正常な紙面方向に対し
て斜めに形成されたり、装置内部でシートにしわが発生
しやすくなり、このためインクリボンと受像シートとの
接触が正常に行われず、インク転写不良を起こし、その
結果、画像品質が悪化することがある。
ンと接触せしめ、リボン中の染料成分を記録用シート上
に転写する方式であるため、画像形成面である多孔性イ
ンク受像層と、支持体層の加熱に伴う収縮の差、もしく
は膨張特性の差に起因して、受像シートが装置内部でカ
ールを発生し、前記のようなトラブルが発生する。この
ようなカール発生のために画像が正常な紙面方向に対し
て斜めに形成されたり、装置内部でシートにしわが発生
しやすくなり、このためインクリボンと受像シートとの
接触が正常に行われず、インク転写不良を起こし、その
結果、画像品質が悪化することがある。
【0035】このようなカールが原因で生じる各種のト
ラブルを防止するためには、多孔性インク受像層と支持
体層との加熱による収縮特性の差、もしくは膨張特性の
差をできる限り小さくすることが望ましい。そのために
該シートの裏面、すなわち多孔性インク受像層に対し反
対側の面にカール防止層を塗工あるいはラミネートして
もよい。このカール防止層の材料、形成方法、塗工量、
ラミネート量等にはまったく制限はなく、支持体の種
類、厚さ、あるいは多孔性インク受像層の性状、すなわ
ち材料組成、発泡倍率、塗工量など種々の要因を勘案し
て最適化をはかることができる。
ラブルを防止するためには、多孔性インク受像層と支持
体層との加熱による収縮特性の差、もしくは膨張特性の
差をできる限り小さくすることが望ましい。そのために
該シートの裏面、すなわち多孔性インク受像層に対し反
対側の面にカール防止層を塗工あるいはラミネートして
もよい。このカール防止層の材料、形成方法、塗工量、
ラミネート量等にはまったく制限はなく、支持体の種
類、厚さ、あるいは多孔性インク受像層の性状、すなわ
ち材料組成、発泡倍率、塗工量など種々の要因を勘案し
て最適化をはかることができる。
【0036】また支持体の材料選定によっては、得られ
る受像シートがプリンター内で走行する際に装置の機構
上、種々の摩擦力を受けたり、加熱による装置内部の湿
度低下等の影響が単独に、あるいは複合してこの受像シ
ートに静電気を帯電させることがある。このような状態
において連続的の多数枚の画像形成を行うと、この受像
シートの画像形成面と、次の受像シートの裏面とが静電
気的に密着して剥しにくくなる。とくに各種プラスチッ
クシート類あるいは合成紙等は本質的に帯電しやすい性
質があるために、これらを支持体として利用する際は、
断裁によるシート化工程において、あるいは加工後の保
管中に、静電気発生のためシートの表裏が剥しにくくな
る。当然のことながら紙類を支持体とした場合でも前記
のようなトラブルは起こり得る。このような帯電に伴う
トラブル防止のために、いわゆる帯電防止層を受像シー
トの裏面に形成することはきわめて有効である。また帯
電は帯電防止材料を使用すること、あるいは該シート裏
面と多孔性インク受像層とのシート間の摩擦係数を低減
することにより達成することができる。従って帯電防止
層をカール防止層形成と同様に広範な材料および方法の
中から適宜選定して形成することができる。
る受像シートがプリンター内で走行する際に装置の機構
上、種々の摩擦力を受けたり、加熱による装置内部の湿
度低下等の影響が単独に、あるいは複合してこの受像シ
ートに静電気を帯電させることがある。このような状態
において連続的の多数枚の画像形成を行うと、この受像
シートの画像形成面と、次の受像シートの裏面とが静電
気的に密着して剥しにくくなる。とくに各種プラスチッ
クシート類あるいは合成紙等は本質的に帯電しやすい性
質があるために、これらを支持体として利用する際は、
断裁によるシート化工程において、あるいは加工後の保
管中に、静電気発生のためシートの表裏が剥しにくくな
る。当然のことながら紙類を支持体とした場合でも前記
のようなトラブルは起こり得る。このような帯電に伴う
トラブル防止のために、いわゆる帯電防止層を受像シー
トの裏面に形成することはきわめて有効である。また帯
電は帯電防止材料を使用すること、あるいは該シート裏
面と多孔性インク受像層とのシート間の摩擦係数を低減
することにより達成することができる。従って帯電防止
層をカール防止層形成と同様に広範な材料および方法の
中から適宜選定して形成することができる。
【0037】前記のカール防止層、および帯電防止層
は、支持体の裏面に個別に形成して所期性能を得ること
は可能であるが、製造工程の簡略化、製造コストの低減
あるいは所期の機能水準等、必要に応じて材料、形成方
法を適宜選定することにより、単一層に形成して目的を
達成するすることができる。すなわち単一層でカール防
止、および帯電防止などのトラブル防止性能を付与する
ことも可能である。従ってシート状支持体の裏面に形成
される層の数においてはなんら制限はない。
は、支持体の裏面に個別に形成して所期性能を得ること
は可能であるが、製造工程の簡略化、製造コストの低減
あるいは所期の機能水準等、必要に応じて材料、形成方
法を適宜選定することにより、単一層に形成して目的を
達成するすることができる。すなわち単一層でカール防
止、および帯電防止などのトラブル防止性能を付与する
ことも可能である。従ってシート状支持体の裏面に形成
される層の数においてはなんら制限はない。
【0038】
【実施例】下記の実施例によって、本発明をさらに具体
的に説明する。但し本発明の範囲はこれらによって制限
されるものではない。なお、下記の実施例および比較例
中の「部」および「%」は、特に断りのない限り「固形
分重量部」および「重量%」を表す。 実施例1 下記の組成を有する樹脂混合液(固形分濃度35%)
を、撹拌機(商標:ケンミックスアイコーPRO、愛工
舎製作所製)を使用して、撹拌速度490rpmで6分
間撹拌してこれに発泡処理を施した。発泡倍率は5.0
倍であった。 樹脂混合液組成 スチレン−ブタジエン(SBR)ラテックス樹脂 (商標:L−1919、旭化成工業製) 100部 パラフィンワックス(商標:ハイドリンD−336、 中京油脂製、平均粒子径0.85μm) 5部 脂肪酸アンモニウム塩系陰イオン性界面活性剤 (商標:DC−100A、サンノプコ製) 10部 増粘剤:カルボキシメチルセルロースナトリウム (商標:AGガム、第一工業製薬製) 5部 上記の気泡含有樹脂混合液を、発泡処理後ただちに、米
坪75g/m2 の上質紙の表面上にアプリケーターバー
を用いて塗工量(乾物量)が10g/m2 となるように
塗工し、乾燥して、多孔性インク受像層を形成し、受像
シートを作製した。
的に説明する。但し本発明の範囲はこれらによって制限
されるものではない。なお、下記の実施例および比較例
中の「部」および「%」は、特に断りのない限り「固形
分重量部」および「重量%」を表す。 実施例1 下記の組成を有する樹脂混合液(固形分濃度35%)
を、撹拌機(商標:ケンミックスアイコーPRO、愛工
舎製作所製)を使用して、撹拌速度490rpmで6分
間撹拌してこれに発泡処理を施した。発泡倍率は5.0
倍であった。 樹脂混合液組成 スチレン−ブタジエン(SBR)ラテックス樹脂 (商標:L−1919、旭化成工業製) 100部 パラフィンワックス(商標:ハイドリンD−336、 中京油脂製、平均粒子径0.85μm) 5部 脂肪酸アンモニウム塩系陰イオン性界面活性剤 (商標:DC−100A、サンノプコ製) 10部 増粘剤:カルボキシメチルセルロースナトリウム (商標:AGガム、第一工業製薬製) 5部 上記の気泡含有樹脂混合液を、発泡処理後ただちに、米
坪75g/m2 の上質紙の表面上にアプリケーターバー
を用いて塗工量(乾物量)が10g/m2 となるように
塗工し、乾燥して、多孔性インク受像層を形成し、受像
シートを作製した。
【0039】実施例2 樹脂混合液組成において、パラフィンワックス(商標:
ハイドリンD−336、中京油脂製)の配合量を20部
に変えた以外は、実施例1と同様にして受像シートを作
製した。
ハイドリンD−336、中京油脂製)の配合量を20部
に変えた以外は、実施例1と同様にして受像シートを作
製した。
【0040】実施例3 樹脂混合液組成において、パラフィンワックス(商標:
ハイドリンD−336、中京油脂製)5部の代わりに、
ステアリン酸亜鉛(商標:ハイドリンF−115、中京
油脂製、平均粒子径0.15μm)20部を用いた以外
は、実施例1と同様にして受像シートを作製した。
ハイドリンD−336、中京油脂製)5部の代わりに、
ステアリン酸亜鉛(商標:ハイドリンF−115、中京
油脂製、平均粒子径0.15μm)20部を用いた以外
は、実施例1と同様にして受像シートを作製した。
【0041】実施例4 樹脂混合液組成において、パラフィンワックス(商標:
ハイドリンD−336、中京油脂製)5部の代わりに、
ステアリン酸アミド(商標:ハイミクロンG270、中
京油脂製、平均粒子径0.5μm)20部を用いた以外
は、実施例1と同様にして受像シートを作製した。
ハイドリンD−336、中京油脂製)5部の代わりに、
ステアリン酸アミド(商標:ハイミクロンG270、中
京油脂製、平均粒子径0.5μm)20部を用いた以外
は、実施例1と同様にして受像シートを作製した。
【0042】実施例5 下記の組成を有する樹脂混合液(固形分濃度35%)を
用いた以外は、実施例1と同様にして受像シートを作製
した。 樹脂混合液組成 水性ポリウレタン樹脂(商標: アデカボンタイターHUX−410、旭電化工業製) 100部 パラフィンワックス (商標:ハイドリンD−336、中京油脂製) 10部 ステアリン酸アミド(商標:ハイミクロンG140、 平均粒子径0.4μm、中京油脂製) 10部 脂肪酸アンモニウム塩系陰イオン性界面活性剤 (商標:DC−100A、サンノプコ製) 10部 増粘剤:カルボキシメチルセルロースナトリウム (商標:AGガム、第一工業製薬製) 5部
用いた以外は、実施例1と同様にして受像シートを作製
した。 樹脂混合液組成 水性ポリウレタン樹脂(商標: アデカボンタイターHUX−410、旭電化工業製) 100部 パラフィンワックス (商標:ハイドリンD−336、中京油脂製) 10部 ステアリン酸アミド(商標:ハイミクロンG140、 平均粒子径0.4μm、中京油脂製) 10部 脂肪酸アンモニウム塩系陰イオン性界面活性剤 (商標:DC−100A、サンノプコ製) 10部 増粘剤:カルボキシメチルセルロースナトリウム (商標:AGガム、第一工業製薬製) 5部
【0043】実施例6 樹脂混合液の発泡処理において、2分間攪拌し、発泡倍
率1.5倍の気泡含有樹脂混合液を調製した以外は、実
施例2と同様にして受像シートを作製した。
率1.5倍の気泡含有樹脂混合液を調製した以外は、実
施例2と同様にして受像シートを作製した。
【0044】実施例7 樹脂混合液の発泡処理において、8分間攪拌し、発泡倍
率9.0倍の気泡含有樹脂混合液を調製した以外は、実
施例2と同様にして受像シートを作製した。
率9.0倍の気泡含有樹脂混合液を調製した以外は、実
施例2と同様にして受像シートを作製した。
【0045】比較例1 樹脂混合液の発泡処理を行わないで、支持体上に塗工し
た以外は、実施例2と同様にして受像シートを作製し
た。
た以外は、実施例2と同様にして受像シートを作製し
た。
【0046】比較例2 樹脂混合液組成において、パラフィンワックス(商標:
ハイドリンD−336、中京油脂製)を除いた以外は、
実施例1と同様にして、受像シートを作製した。
ハイドリンD−336、中京油脂製)を除いた以外は、
実施例1と同様にして、受像シートを作製した。
【0047】比較例3 樹脂混合液組成において、パラフィンワックス(商標:
ハイドリンD−336、中京油脂製)5部の代わりに、
エチレンビスステアリン酸アミド(商標:ハイドリンD
−336、中京油脂製)20部を用いた以外は、実施例
1と同様にして受像シートを作製した。
ハイドリンD−336、中京油脂製)5部の代わりに、
エチレンビスステアリン酸アミド(商標:ハイドリンD
−336、中京油脂製)20部を用いた以外は、実施例
1と同様にして受像シートを作製した。
【0048】比較例4 樹脂混合液の塗工において、塗工量(乾物量)が1.5
g/m2 となるように塗工した以外は、実施例2と同様
にして受像シートを作製した。
g/m2 となるように塗工した以外は、実施例2と同様
にして受像シートを作製した。
【0049】テスト 上記実施例1〜7および比較例1〜4において、用いた
樹脂含有液の発泡倍率、および得られた受像シートの品
質などについて、下記のような方法で測定、評価を行
い、その結果を表1に示した。 〔樹脂含有液の発泡倍率測定〕発泡処理前の樹脂含有液
(原液)100mlの重量を、発泡処理後の気泡を含有
する樹脂含有液100mlの重量で除して発泡倍率を求
めた。
樹脂含有液の発泡倍率、および得られた受像シートの品
質などについて、下記のような方法で測定、評価を行
い、その結果を表1に示した。 〔樹脂含有液の発泡倍率測定〕発泡処理前の樹脂含有液
(原液)100mlの重量を、発泡処理後の気泡を含有
する樹脂含有液100mlの重量で除して発泡倍率を求
めた。
【0050】〔気孔直径の測定方法〕多孔性インク受像
層の表面の気孔直径は、走査型電子顕微鏡もしくは光学
顕微鏡を使用して、受像層の表面を写真撮影した後、表
面の気孔の輪郭を正確に透明フィルム上に黒色のペン等
で描き写し、さらに、ドラムスキャナー(商標:260
5型ドラムスキャンデンシトメーター、(株)阿部設計
製)により、光学的に気孔の輪郭の情報を読み取り、こ
れを画像解析装置(商標:ルーゼックスIII 、(株)ニ
レコ製)を用いて測定した。なお、本多孔性インク受像
層表面上に形成された気孔の形状は、必ずしも真円では
ないので、気孔直径は画像解析で得られる気孔の輪郭内
の面積をもとに、円相当直径に換算して気孔直径を表示
した。
層の表面の気孔直径は、走査型電子顕微鏡もしくは光学
顕微鏡を使用して、受像層の表面を写真撮影した後、表
面の気孔の輪郭を正確に透明フィルム上に黒色のペン等
で描き写し、さらに、ドラムスキャナー(商標:260
5型ドラムスキャンデンシトメーター、(株)阿部設計
製)により、光学的に気孔の輪郭の情報を読み取り、こ
れを画像解析装置(商標:ルーゼックスIII 、(株)ニ
レコ製)を用いて測定した。なお、本多孔性インク受像
層表面上に形成された気孔の形状は、必ずしも真円では
ないので、気孔直径は画像解析で得られる気孔の輪郭内
の面積をもとに、円相当直径に換算して気孔直径を表示
した。
【0051】〔受像シートの熱伝導率測定〕受像シート
の熱伝導率は、理学電気(株)製のLF/TCM(FA
8510B型)を用いて、レーザーフラッシュ法により
測定した。
の熱伝導率は、理学電気(株)製のLF/TCM(FA
8510B型)を用いて、レーザーフラッシュ法により
測定した。
【0052】〔記録性能〕得られた受像シートについて
20℃、相対湿度65%の環境下で一昼夜調湿した後、
熱転写カラープリンター(商標:Trueprint2
200、日本ビクター(株)製:本来は昇華型転写の画
像形成装置だが、溶融転写方式の画像形成もできるよう
に改造した)に供給して、その表面にインク画像を溶融
転写記録した。得られたインク転写画像について下記の
ように、その反射濃度をマクベス反射型濃度計により測
定するとともに目視評価した。 (1)17階調で形成されるインク画像(黒単色画像)
について、マクベス反射型濃度計RD−914(商標)
を用いて、印加エネルギー別にその反射濃度を測定し
た。各受像シートの記録感度については、低印加エネル
ギー側より15階調目の反射濃度で評価した。階調再現
性については、良好に再現されているものから順に◎、
○、△、×の4段階で評価した。 (2)ドット再現性は、インクリボンから受像層に転写
されたインクのドットを観察し、階調再現性と同様に良
好に再現されているものから順に◎、○、△、×の4段
階で評価した。 (3)カラー画像の鮮明性を観察し、良好なものから順
に◎、○、△、×の4段階で評価した。 (4)剥離状態は、受像層上に形成された画像を観察
し、インク剥離のない良好なものから順に○、△、×の
3段階で評価した。なお、上記評価において、◎、○レ
ベルは十分に実用可能であり、△、×レベルは実用不可
である。
20℃、相対湿度65%の環境下で一昼夜調湿した後、
熱転写カラープリンター(商標:Trueprint2
200、日本ビクター(株)製:本来は昇華型転写の画
像形成装置だが、溶融転写方式の画像形成もできるよう
に改造した)に供給して、その表面にインク画像を溶融
転写記録した。得られたインク転写画像について下記の
ように、その反射濃度をマクベス反射型濃度計により測
定するとともに目視評価した。 (1)17階調で形成されるインク画像(黒単色画像)
について、マクベス反射型濃度計RD−914(商標)
を用いて、印加エネルギー別にその反射濃度を測定し
た。各受像シートの記録感度については、低印加エネル
ギー側より15階調目の反射濃度で評価した。階調再現
性については、良好に再現されているものから順に◎、
○、△、×の4段階で評価した。 (2)ドット再現性は、インクリボンから受像層に転写
されたインクのドットを観察し、階調再現性と同様に良
好に再現されているものから順に◎、○、△、×の4段
階で評価した。 (3)カラー画像の鮮明性を観察し、良好なものから順
に◎、○、△、×の4段階で評価した。 (4)剥離状態は、受像層上に形成された画像を観察
し、インク剥離のない良好なものから順に○、△、×の
3段階で評価した。なお、上記評価において、◎、○レ
ベルは十分に実用可能であり、△、×レベルは実用不可
である。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】本発明により、溶融転写インク画像の記
録感度が高く、ドット再現性、階調再現性およびカラー
鮮明性が良好で、かつインク剥離のない溶融転写型イン
ク受像シートを実用することが可能となり、産業界に寄
与するところが大である。
録感度が高く、ドット再現性、階調再現性およびカラー
鮮明性が良好で、かつインク剥離のない溶融転写型イン
ク受像シートを実用することが可能となり、産業界に寄
与するところが大である。
Claims (1)
- 【請求項1】 シート状支持体と、この支持体の一面上
に、水性樹脂を主成分とする樹脂含有液に機械的攪拌を
施して塗布・乾燥することにより形成された多数の微細
気孔を有している多孔性インク受像層とを有し、前記樹
脂含有液が融点50〜130℃の熱可融性物質を含有
し、前記受像層表面の平均気孔直径が0.5〜30μm
の範囲にあり、かつ、前記シート状支持体と前記受像層
からなる積層体のレーザーフラッシュ法による熱伝導率
が0〜0.25kw/m・kであることを特徴とする溶
融転写型インク受像シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9004524A JPH10193814A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 溶融転写型インク受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9004524A JPH10193814A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 溶融転写型インク受像シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10193814A true JPH10193814A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11586445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9004524A Pending JPH10193814A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 溶融転写型インク受像シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10193814A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004223882A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 高光沢でオフセット印刷性良好な耐水性シート |
JP2014151541A (ja) * | 2013-02-07 | 2014-08-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
JP2020116819A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、及びこれを用いて作製される印画物 |
JP2020131470A (ja) * | 2019-02-14 | 2020-08-31 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、及びこれを用いて作製される印画物 |
-
1997
- 1997-01-14 JP JP9004524A patent/JPH10193814A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004223882A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 高光沢でオフセット印刷性良好な耐水性シート |
JP2014151541A (ja) * | 2013-02-07 | 2014-08-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
JP2020116819A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、及びこれを用いて作製される印画物 |
JP2020131470A (ja) * | 2019-02-14 | 2020-08-31 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、及びこれを用いて作製される印画物 |
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