JPH07228065A - 溶融転写型インク受像シート - Google Patents

溶融転写型インク受像シート

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JPH07228065A
JPH07228065A JP6020806A JP2080694A JPH07228065A JP H07228065 A JPH07228065 A JP H07228065A JP 6020806 A JP6020806 A JP 6020806A JP 2080694 A JP2080694 A JP 2080694A JP H07228065 A JPH07228065 A JP H07228065A
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JP
Japan
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image receiving
bubble
resin
containing layer
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Application number
JP6020806A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Kimura
美和 木村
Masakazu Hakomori
正和 箱守
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れたドット再現性を有し、記録濃度の高い
プリントが得られる溶融転写型インク受像シートを提供
する。 【構成】 シート状支持体と、この支持体の一面上に形
成され、かつ樹脂および顔料、または樹脂を主成分とし
て含む気泡含有層と、この気泡含有層上に形成され、か
つ樹脂および顔料を主成分として含むインク受像層とを
有し、前記支持体上に前記気泡含有層を形成した基紙の
レーザーフラッシュ法による熱伝導率が0.25W/m
・K以下であり、この気泡含有層上に、直接またはアン
ダーコート層を介して前記インク受像層が設けられてい
ることを特徴とする溶融転写型インク受像シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融転写型インク受像
シートに関するものである。更に詳しく述べるならば、
本発明は熱ヘッドを用いる溶融転写型熱転写用プリンタ
ーに使用された時、記録濃度と共にドット再現性が優れ
たプリントインク画像が得られる溶融転写型インク受像
シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱転写インクシートとサーマルヘッドと
を利用する熱溶融転写記録方式は、機構が簡単で保守が
容易なため、ワードプロセッサーやファクシミリ等のプ
リンターに広く用いられており、この記録方式用受像シ
ートとしては上質紙が使用されてきた。しかし近年、熱
転写記録のフルカラー化に伴い、従来より高い階調再現
性を得るため、プリンターにおいては、ひとつのドット
の大きさを変えずに階調を得る従来の方法から、各ドッ
トの大きさを変更するドット可変方式に移行している。
また受像シートにおいては、低い印加エネルギーから高
い印加エネルギーにわたるフルカラー記録において、溶
融転写されたインクのドット形状が忠実に再現されるド
ット再現性に優れ、かつ、十分な量のインクが転写さ
れ、記録濃度が高いことが記録画像の重要な品質になっ
ている。
【0003】上記のような熱転写画像のフルカラー化に
対して、受像シートの特性も適切に対応する必要が生じ
ている。すなわち、フルカラー熱溶融転写記録方式にお
いて通常の印刷用の非塗工紙を用いると、断熱性の低さ
に起因すると考えられる記録濃度の低下や、クッション
性の不足によるドット再現性不良が発生することがあ
る。また、その表面が粗すぎる場合には、インクが転写
されない部分、すなわちヌケが発生したり、逆に表面が
平滑すぎる場合には、インクの投錨効果が働かず、転写
されたインクがインクリボンに逆転写してしまうという
ことによるヌケが発生しやすくなる。これらはいずれも
ドット再現性不良の原因となる。上記のようなドット再
現性の不良に起因する記録濃度の低下の他に、受像層の
インク吸収性の低さに起因する記録濃度の低下も発生す
ることがある。
【0004】受像シートのクッション性の向上のため
に、支持体上に中空粒子を含有するアンダーコート層を
設けることが提案されている(特開平2−89690
号、特開昭64−27996)。しかし、この方法でも
得られる受像シートのクッション性や断熱性が未だ不十
分である。また、中空粒子が受像層の有機溶媒などに溶
解するために、耐有機溶剤性の高分子を中空粒子の接着
剤として使用するか、あるいは中空粒子をふくむ層上に
耐有機溶剤性の高分子層を設けるなどをする必要があ
る。インク受像シートとして、表面に多孔層を形成した
例があるが(特開平2−41287)、最高濃度がでな
かったり印画像に光沢がないという性能上の問題もあ
り、受像シートとして充分とはいえない。また、プラス
チックシートなどを支持体として用いているために、リ
サイクルが不可能という欠点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
欠点を解消し、熱転写カラープリンターに使用した場合
でもドット再現性が良好で、記録濃度の高い良好なイン
ク画像記録が得られる溶融転写型インク受像シートを提
供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく鋭意検討した結果、支持体上に気泡含有
層を設けた基紙のレーザーフラッシュ法による熱伝導率
が0.25W/m・K以下、より好ましくは0.20W
/m・K以下とし、この基紙の気泡含有層上に樹脂およ
び顔料を主成分とするインク受像層を設けるか、または
樹脂および顔料を主成分として含むアンダーコート層を
介してインク受像層を形成することにより、上記課題を
解決することを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明の溶融転写型受像シート
は、シート状支持体と、この支持体の一面上に形成さ
れ、かつ樹脂および顔料、または樹脂を主成分として含
む気泡含有層と、この気泡含有層上に形成され、かつ樹
脂および顔料を主成分として含むインク受像層とを有
し、前記支持体上に前記気泡含有層を形成した基紙のレ
ーザーフラッシュ法による熱伝導率が0.25W/m・
K以下であることを特徴とする溶融転写型インク受像シ
ート。前記インク受像層と前記気泡含有層とは、直接に
接合していてもよく、或は、アンダーコート層を介して
接合していてもよい。
【0008】
【作用】溶融熱転写プリンターによる記録において、レ
ーザーフラッシュ法による熱伝導率が0.25W/m・
K以下、より好ましくは0.20W/m・Kである気泡
含有層を形成した基紙を用いて、その上にアンダーコー
ト層および/または受像層を有する受像シートを用いる
と、従来の熱転写用インク受像シートよりもドット再現
性および高濃度記録が実現できる。0.25W/m・K
をこえると気泡含有層の断熱性が低下して、高い記録濃
度およびドット再現性が得られない。
【0009】レーザーフラッシュ法による熱伝導率と
は、例えば、理学電機(株)より市販されているLF/
TCM(FA8510B型)等で測定されるものであ
る。すなわち、本法は試料表面にルビーレーザー光を照
射し、照射直後から試料裏面の温度上昇を赤外線センサ
ーで追跡し、温度上昇が最高値の2分の1になるまでの
時間、t1/2(秒)を測定し、下式によって熱拡散率α
(cm2/sec)を求める。
【0010】
【数1】 ここでLは試料の厚さ(cm)を表す。
【0011】さらに、別途測定した米坪および厚さから
求めた密度ρ(g/cm3 )と前記の熱拡散率α(cm
2 /sec)および比熱Cp(J/g・K)とから下式
により熱伝導率λ(W/m・K)を算出するものであ
る。
【0012】
【数2】 本発明の支持体上に形成される気泡含有層は、樹脂およ
び顔料、または樹脂単独を主成分として含むものであ
る。この気泡含有層塗料に用いられる樹脂は、例えば種
々の分子量のポリビニルアルコールおよびその誘導体、
デンプンおよびその誘導体、メトキシセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、メチルセルロース、およびエ
チルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸
ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリル酸アミド−ア
クリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド−アクリ
ル酸エステル−メタクリル酸エステル共重合体、スチレ
ン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、ポリアクリ
ルアミドおよびその誘導体、並びに、ポリ酢酸ビニル、
ポリウレタン、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリア
クリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
ポリブチルメタクリレート、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、スチレン−ブタジエン−アクリル系共重合体、ポ
リ塩化ビニリデン等のエマルジョンまたはラテックス、
さらには、ニカワ、カゼイン、大豆タンパク、ゼラチ
ン、アルギン酸ナトリウム等を用いることができるが、
これらに限定されるものではない。これらの樹脂は、必
要に応じて単独にまたは2種以上混合して使用すること
ができる。
【0013】顔料としては、例えば酸化亜鉛、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、珪酸、珪酸塩、クレー、タルク、
マイカ、焼成クレー、水酸化アルミ、硫酸バリウム、リ
トポン、コロイダルシリカ等の無機顔料、ポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エポキシ樹脂、ス
チレン−アクリル共重合体等の有機顔料やデンプン粉
末、セルロース粉末等を用いることができるが、これら
に限定されるものではない。また、これらの顔料は必要
に応じて単独にまたは2種以上混合して使用することが
できる。
【0014】なお、これらの樹脂と顔料の配合比は、樹
脂が固形分で10から100重量部、顔料が90から0
重量部の配合比で混合するのが好ましい。顔料成分が9
0重量部をこえると、塗膜を得た際に必要な塗膜強度が
得られず塗膜が剥離してしまうために90重量部以下で
ある必要がある。
【0015】さらに必要に応じて公知の粘度調節剤、分
散剤、染色剤、耐水化剤、潤滑剤、架橋剤、可塑剤など
を添加することができる。その塗工量に関しても特に厳
格な制限はないが、好ましくは通常2から40g/m2
の範囲が適正と判断される。塗工量が2g/m2 より少
ない場合、支持体の表面の粗さを被覆できないため、適
性な平滑性を持った表面の受像紙が得られないことに加
え、充分な断熱性が得られない。一方、40g/m2
り多い場合は、塗膜が厚くなるために画像形成した際に
塗膜が剥離し、画像が形成できないことがある。
【0016】気泡含有層は、前記の樹脂および顔料を主
成分として含む塗料を発泡させて得た気泡含有塗料を支
持体に塗工することによって得ることができるが、発泡
法、発泡機等は特に制限がなく、また塗工方法にも特に
制限はない。気泡含有塗料の発泡状態にも特に制限はな
いが、発泡倍率は1倍より大きく10倍以下、好ましく
は1倍より大きく5倍以下である。ここでいう発泡倍率
とは、発泡処理前後の塗料の体積の比を表したものであ
る。すなわち、発泡倍率は気泡含有塗料中の気泡含有率
を示す尺度であり、発泡倍率が大きくなると泡を構成す
る膜成分の厚さが薄くなることを意味しているので、充
分な塗膜強度を維持することが困難になることがある。
発泡倍率が1倍とは発泡前後の体積変化がない状態、す
なわち無発泡状態である。
【0017】また、泡の大きさは、塗料の一部を光学顕
微鏡で写真撮影し、画像解析装置で計測することによっ
て知ることができる。気泡の大きさは特に制限はない
が、平均泡径が0.5〜100μm、好ましくは0.5
〜50μmの泡を塗料中に分散、混合する。
【0018】塗料中の気泡は小さくなると、より大きな
泡と合体しやすくなる。すなわち、小さな気泡の内部圧
pは大きな泡よりも大きいため、ラプラスの法則にした
がつて、隣接するより大きな泡との間に圧力移動を生じ
て、大きな泡に合体吸収され消失しやすい。一方、大き
な気泡は塗工により支持体上に気泡含有層を形成した際
に大きな孔となる。そのため、この気泡含有層の表面上
にアンダーコート層または受像層を形成する際、これら
の層を形成するための塗料が気泡含有層表面の孔に埋没
してしまい均一な表面が得られず、アンダーコート層ま
たは受像層の機能が十分に発揮できず、良好な画像形成
が困難になる。
【0019】発泡方法は、通常の遊星運動をしつつ回転
する撹拌翼を有する発泡機、気体を挿入しつつ撹拌する
気体挿入法発泡機や密閉系内に空気と原料を送り込み機
械的に撹拌して混合、発泡させる公知の二重円筒型連続
発泡機などを用いることができるが、設備の能力等が不
足であったり、工程上塗料を一定時間安定に保つ必要が
ある場合には、発泡剤、起泡剤あるいは整泡剤と呼ばれ
る界面活性効果のある薬品を配合することができる。
【0020】例えば、疎水基が炭素原子のみの鎖状結合
よりなる界面活性剤、すなわち高級脂肪酸塩、高級アル
キルジカルボン酸塩、第1級あるいは第2級の高級アル
コール硫酸エステル塩や高級アルキルスルホン酸塩、高
級アルキルジスルフォン酸塩、スルフォン化高級脂肪
酸、高級アルキル燐酸エステル塩等、または疎水基が炭
素以外の元素を含有する鎖状結合よりなる界面活性剤、
すなわち高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂
肪酸エステルのスルフォン酸塩、高級脂肪酸アミドのア
ルキル化スルフォン酸塩、スルフォ琥珀酸エステル塩、
高級脂肪酸アミドのアルキル化スルフォン酸塩、高級ア
ルコール・エーテルのスルフォン酸塩、高級脂肪酸とア
ミノ酸の縮合物等、または疎水基に炭素のみよりなる環
を有する界面活性剤、すなわちアルキルベンゼンスルフ
ォン酸塩、アルキルフェノールスルフォン酸塩、アルキ
ルジフェニール環を有するスルフォン酸塩等、疎水基に
炭素以外の元素を含有する環を有する界面活性剤、すな
わちアルキルベンゾイミダゾールスルフォン酸塩等、ま
たは疎水基に天然原料を使用する多環性界面活性剤、す
なわちナフテン酸塩、リグニンスルフォン酸塩、脂肪酸
塩等、または脂肪族アミン塩系の界面活性剤、すなわち
第1級、第2級および第3級アミン塩等、第4級アンモ
ニウム塩系の界面活性剤、すなわちアルキル第4級アン
モニウム塩、窒素環を有する第4級アンモニウム塩等、
またはスルフォニウム塩およびアルソニウム塩系の界面
活性剤、またはベタイン型、グリシン型、アラニン型、
スルフォベタイン型等の両性界面活性剤、またはポリオ
キシ化合物の脂肪酸エステル型界面活性剤、すなわち高
級脂肪酸のグリセリンエステル、脂肪酸のグリコールエ
ステル等、またはポリエチレン・オキサイド縮合型界面
活性剤、すなわち高級アルコール縮合物、高級脂肪酸縮
合物、高級脂肪酸アミド縮合物、ポリプロピレンオキサ
イド縮合物等、広範な物質から選択することができる。
これらの選定には特に厳格な制限はないが、塗料の流動
性を阻害するもの、塗工面にハジキ等を生じるものの使
用は避けるべきである。
【0021】気泡含有層を支持体上に形成するには、公
知の塗工方式、すなわちメイヤーバー方式、グラビアロ
ール方式、ロール方式、リバースロール方式、ブレード
方式、ナイフ方式、エアーナイフ方式、押し出し方式、
キャスト方式等の中から任意に選定することが可能であ
る。
【0022】このような本発明の気泡含有層は、内部に
多量の空隙を有するために、断熱性、クッション性に優
れる。さらに本発明の気泡含有層上に形成されるアンダ
ーコート層および受像層は、いずれもインクを良好に受
容し、ドットの再現性が良好でかつ高い記録濃度を得る
ために設けられるものであって、樹脂および顔料を主成
分として含むものである。
【0023】受像層やアンダーコート層には、公知の樹
脂および顔料が混合使用されていても良い。これらの樹
脂としては、ポリビニルアルコール、酸化デンプン、エ
ーテル化デンプン、メトキシセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カゼイ
ン、ゼラチン、大豆タンパク、ポリビニルピロリドン、
ポリアクリルアミドおよびポリアクリル酸等のような水
溶性樹脂、並びに塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル−
塩化ビニリデン樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、
メタクリル酸エステル共重合樹脂、ブチラール樹脂、シ
リコン樹脂、ポリエステル樹脂、フッ化ビニリデン樹
脂、ニトロセルロース樹脂、スチレン樹脂、スチレン−
アクリル共重合体樹脂、スチレン−ブタジエン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂などのような非水
溶性樹脂が用いることができるが、これらに限定される
ものではない。塗工層形成の際には、上記樹脂は溶液、
エマルジョン、またはラテックスとして用いられる。こ
れらの樹脂は必要に応じて単独にまたは2種以上混合し
て使用することができる。受像層およびアンダーコート
層の形成に樹脂と共に用いる顔料としては、例えば酸化
亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、珪酸、珪酸塩、ク
レー、タルク、マイカ、焼成クレー、水酸化アルミ、硫
酸バリウム、リトポン、コロイダルシリカ等の無機顔
料、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
ポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、スチレン
−アクリル共重合体等の有機顔料やデンプン粉末、セル
ロース粉末、マイクロスフェアー、中空粒子等が用いる
ことができるが、これらに限定されるものではない。こ
れらの顔料は、必要に応じて単独にまたは2種以上混合
して使用できる。
【0024】本発明におけるアンダーコート層および受
像層に使用される樹脂の合計量は、全塗料固形分の20
から100重量部の範囲にあることが好ましく、顔料の
合計量は80から0重量部の範囲内にあることが好まし
い。全樹脂の使用料が20重量部よりも少ないと、得ら
れる受像層のインク転写性が不十分になり、ドット再現
性の向上および記録濃度の増加が不十分になるおそれが
ある。
【0025】上記アンダーコート層および受像層の樹脂
および顔料は、既に工業化されている方法で分散し、塗
料化することができる。すなわち、樹脂をそれぞれ液状
化した溶液と、顔料あるいは顔料分散物とを所定の比率
で混合し、場合によっては分散媒とともに撹拌機、サン
ドグラインダー等の適当な分散機を用いて混合、分散し
その濃度、液状などを調節することができる。さらに必
要に応じて公知の粘度調節剤、分散剤、染色剤、耐水化
剤、潤滑剤、架橋剤等を添加することができる。
【0026】アンダーコート層および受像層を気泡含有
層上に形成するには、公知の塗工方式、すなわちメイヤ
ーバー方式、グラビアロール方式、ロール方式、リバー
スロール方式、ブレード方式、ナイフ方式、エアーナイ
フ方式、押し出し方式、キャスト方式等の中から任意に
選定することが可能である。
【0027】一般に受像層の機能を充分に発揮させるた
めには、受像層またはアンダーコート層の塗工量は4〜
20g/m2 であることが好ましい。
【0028】本発明の支持体上に気泡含有層を形成した
基紙、さらにその上に前記アンダーコート層を形成した
塗工紙、さらにその上に前記受像層を形成した受像シー
トおよび基紙に受像層を形成した受像シートについて、
塗工紙表面に必要な平滑性を得るために公知のマシンカ
レンダー、スーパーカレンダー等を使用して仕上げ処理
を行うことが可能である。また塗工後、乾燥状態にある
基紙を鏡面仕上げを施したいわゆるキャストドラムに接
触させて表面平滑性を向上させることはなんら問題がな
い。
【0029】しかし過度の加圧力のもとで仕上げ処理を
行うと、気泡含有層が破壊され、塗膜の緻密化が起こり
熱伝導率が低下するために所期の性能が得られないこと
もあるので、前記の仕上げ処理に際して充分な条件検討
が必要なことは言うまでもない。
【0030】本発明に用いられるシート状支持体として
は、セルロースを主成分とする紙、塗工紙、ポリオレフ
ィン等の樹脂を紙基材にラミネートしたラミネート紙等
の紙、織布、不織布等の布、ポリエステル、ポリオレフ
ィン、ポリメタアクリレート、酢酸セルロース等のプラ
スチックフィルム、ポリオレフィン樹脂と無機顔料を主
成分とする合成紙や多孔シート、発泡ポリエチレンテレ
フタレートフィルム、発泡ポリプロピレン等の多孔質合
成樹脂フィルム等を使用することができる。
【0031】さらに本発明の受像シートは、塗工、乾燥
そして巻き取り操作の過程において塗工面を内側あるい
は外側にしてカールを発生することがある。そのため該
シートを断裁により所定寸法の画像形成用シートに加工
した後使用するときに、画像形成装置への給紙が正常に
行われない、あるいは該装置内部における走行性が悪化
する等のトラブルを発生することがある。また溶融転写
記録方式は熱源であるサーマルヘッドをインクリボンと
接触せしめリボン表面の染料成分を受像シート上に転写
する方式であるため、画像形成面である気泡含有層と支
持体の加熱に伴う収縮もしくは膨張特性の差に起因して
装置内部でカールを発生し、前記のようなトラブルが起
こる。このようなカール発生のために画像が正常な紙面
方向に対して斜めに形成されたり、装置内部で受像シー
トにしわが発生しやすくなってインクリボンとの接触が
正常に行われずインク転写不良を起こし、その結果ドッ
トのずれ等の画像品質が悪化することがある。このよう
なカールが原因で生じる各種のトラブルを防止するため
には、加熱に伴う塗工層と支持体の収縮もしくは膨張特
性の差をできる限り小さくすることが望ましい。そのた
めに該受像シートの裏面、すなわち気泡含有層を形成し
た面と反対の面にカール防止層を塗工あるいはラミネー
トすることができる。このカール防止層の材料、形成方
法、塗工量、ラミネート量等には全く制限はなく支持体
の種類、厚さあるいは気泡含有層、アンダーコート層、
受像層の性状、すなわち材料組成、発泡倍率、塗工量な
ど種々の要因を勘案して最適化をはかることが許容され
る。
【0032】また支持体の材料選定によっては、画像形
成装置内で走行する際に装置の機構上、種々の摩擦を受
けたり、加熱による装置内部の湿度低下等が単独あるい
は複合して該受像シートが静電気によって帯電すること
がある。そのため連続的に何枚も画像形成を行うと、該
受像シートの画像形成面と次の受像シートの裏面とが静
電気的に密着して剥がしにくくなる。特に各種プラスチ
ックフィルム類あるいは合成紙等は本質的に帯電しやす
い性質があるためにこれらを支持体として利用する際は
断裁による受像シート化工程、加工後の保管中にも静電
気発生のために受像シートの表裏が剥がしにくくなる。
当然のことながら紙類を支持体とした場合でも前記のよ
うなトラブルは起こりうる。このような帯電に伴うトラ
ブル防止のために、いわゆる帯電防止層を該受像シート
の裏面に形成することは必要に応じて有効である。また
帯電は帯電防止材料を使用することあるいは該受像シー
ト裏面と受像層とのシート間の摩擦係数を低減しても達
成することが可能であり、カール防止層形成と同様に広
範な材料および方法の中から適宜選定して形成すること
ができる。
【0033】前記のカール防止層、帯電防止層は支持体
の裏面に個別に形成して所期性能を得ることは可能であ
るが、製造工程の簡略化、製造コストの低減あるいは所
期の機能水準等、必要に応じて材料、形成方法を適宜選
定することにより共用して目的を達成する。すなわち、
単一層でトラブル防止性能を付与することも可能であ
り、該受像シート裏面に形成される層の数の点において
はなんら制限はない。
【0034】これらの支持体は、断熱性の良好なものほ
ど同一印加エネルギーでドット再現性が良好であり、記
録濃度の増加を達成することができる。また、同じ濃
度、記録品質を得るために必要なエネルギー量が少なく
てすむため、省エネルギーに有効である。また、パルプ
を主成分として含む紙や塗工紙を支持体として用いた場
合には特にリサイクルが可能であるという利点もある。
【0035】
【実施例】下記実施例によって本発明をさらに具体的に
説明する。但し本発明はこれらによって制限されるもの
ではない。なお、実施例および比較例中の「部」はすべ
て「重量部」である。
【0036】実施例1 下記に示す組成を有する混合物(30%濃度、固形分)
を発泡機(商標:「ケンミックスアイコーPRO」、愛
工舎製作所製)を用い、撹拌速度490rpmにおいて
15分間撹拌し発泡処理を行った。発泡倍率は、2.0
倍であった。
【0037】 気泡含有層塗料(1) 成 分 重量部 重質炭酸カルシウム(商標:ソフトン2200、 白石工業製) 75部 ポリカルボン酸系分散剤(商標:アロンT−40、 東亜合成化学製) 1.5部 スチレン−ブタジエンラテックス(商標:JSR0619、 日本合成ゴム製) 25部 上記塗料を発泡後直ちに、米坪75g/m2 の上質紙上
にアプリケーターバーで塗工量が10g/m2 となるよ
うに塗工し乾燥して、顔料配合気泡含有層を形成した。
【0038】上記気泡含有層上に、下記に示す組成を有
する混合物を撹拌機で混合して得られたアンダーコート
層塗料(1)を、乾燥後の塗工量が8g/m2 となるよ
うに塗布し、乾燥・固化してアンダーコート層を形成
し、さらにその上に下記に示す組成を有する混合物を撹
拌機で混合して得られた受像層塗料(1)を、乾燥後の
塗工量が8g/m2 となるように塗布し、乾燥・固化し
て受像層を形成し、溶融転写型インク受像シートを作製
した。
【0039】 アンダーコート層塗料(1) 成 分 重量部 中空球状プラスチック顔料液(商標:ローペイクHP−91、 ロームアンドハース製、粒子径:1.0μm) 100部 スチレン−ブタジエンラテックス(商標:JSR0619、 日本合成ゴム製) 50部 受像層塗料(1) 成 分 重量部 EVAエマルジョン(商標:モビニール081F、 ヘキスト合成製) 80部 ポリエチレン分散液(商標:ポリロン393、 中京油脂製) 20部実施例2 下記に示す組成を有する混合物(20%濃度、固形分)
を発泡機(商標:「ケンミックスアイコーPRO」、愛
工舎製作所製)を用い、撹拌速度490rpmにおいて
15分間撹拌し発泡処理を行った。発泡倍率は、5.8
倍であった。
【0040】 気泡含有層塗料(2) 成 分 重量部 重質炭酸カルシウム(商標:ソフトン2200、 白石工業製) 75部 ポリカルボン酸系分散剤(商標:アロンT−40、 東亜合成化学製) 1.5部 スチレン−ブタジエンラテックス(商標:JSR0619、 日本合成ゴム製) 25部 ステアリン酸系整泡剤(商標:SNフォーム200、 サンノプコ製) 2部 上記塗料を発泡後直ちに、米坪75g/m2 の上質紙上
にアプリケーターバーで塗工量が5g/m2 となるよう
に塗工し乾燥して、顔料配合気泡含有層を形成した。こ
の気泡含有層上に実施例1と同様のアンダーコート層と
受像層を形成し、溶融転写型インク受像シートを作製し
た。
【0041】実施例3 上記実施例2と同様に気泡含有層を形成し、その層上に
直接実施例1と同様の受像層を形成し、溶融転写型イン
ク受像シートを作製した。
【0042】実施例4 下記に示す組成を有する混合物(15%濃度、固形分)
を発泡機(商標:「ケンミックスアイコーPRO」、愛
工舎製作所製)を用い、撹拌速度490rpmにおいて
15分間撹拌し発泡処理を行った。発泡倍率は、4.5
倍であった。気泡含有層塗料(3) 成 分 重量部 酸化デンプン(商標:王子エースA、 王子コーンスターチ製) 50部 スチレン−ブタジエンラテックス(商標:JSR0619、 日本合成ゴム製) 50部 ステアリン酸系整泡剤(商標:SNフォーム200、 サンノプコ製) 2部 上記塗料を発泡後直ちに、米坪75g/m2 の上質紙上
にアプリケーターバーで塗工量が25g/m2 となるよ
うに塗工し乾燥して、気泡含有層を形成した。この気泡
含有層上に実施例1と同様にアンダーコート層と受像層
を形成し、溶融転写型インク受像シートを作製した。
【0043】実施例5 下記に示す組成を有する混合物(35%濃度、固形分)
を発泡機(商標:「ケンミックスアイコーPRO」、愛
工舎製作所製)を用い、撹拌速度490rpmにおいて
15分間撹拌し発泡処理を行った。発泡倍率は、9.0
倍であった。
【0044】 気泡含有層塗料(3) 成 分 重量部 PVA(商標:NM−11、 日本合成化学工業製) 100部 グリセリン(一級試薬、和光純薬工業製) 5部 上記塗料を発泡後直ちに、米坪100g/m2 のPET
フィルム上にアプリケーターバーで塗工量が15g/m
2 となるように塗工し乾燥して、気泡含有層を形成し
た。
【0045】上記気泡含有層上に実施例1と同様のアン
ダーコート層と受像層を形成し、溶融転写型インク受像
シートを作製した。比較例1 実施例1と同じ組成の気泡含有塗料を、発泡させずに乾
燥後の塗工量が10g/m2 となるように塗工し、乾
燥、固化した以外は、実施例1と同様にアンダーコート
層と受像層を形成し、溶融転写型インク受像シートを作
製した。
【0046】比較例2 米坪75g/m2 の上質紙上に実施例1と同様にアンダ
ーコート層と受像層を直接形成し、溶融転写型インク受
像シートを作製した。
【0047】比較例3 下記に示す組成を有する混合物(20%濃度、固形分)
を発泡機(商標:ケンミックスアイコーPRO」、愛工
舎製作所製)を用い、撹拌速度490rpmにおいて1
5分間撹拌し発泡処理を行った。発泡倍率は、12倍で
あった。
【0048】 気泡含有層塗料(4) 成 分 重量部 重質炭酸カルシウム(商標:ソフトン2200、 白石工業製) 75部 ポリカルボン酸系分散剤(商標:アロンT−40、 東亜合成化学製) 1.5部 スチレン−ブタジエンラテックス(商標:JSR0619、 日本合成ゴム製) 25部 ステアリン酸系整泡剤(商標:SNフォーム200、 サンノプコ製) 20部 上記塗料を発泡後直ちに、米坪75g/m2 の上質紙上
にアプリケーターバーで塗工量が10g/m2 となるよ
うに塗工し乾燥して、顔料配合気泡含有層を形成した。
この気泡含有層上に実施例1と同様にアンダーコート層
と受像層を形成し、溶融転写型インク受像シートを作製
した。
【0049】比較例4 実施例1と同じ組成の気泡含有塗料を乾燥後の塗工量が
45g/m2 となるように塗工し、乾燥、固化した以外
は、実施例1と同様にアンダーコート層と受像層を形成
し、溶融転写型インク受像シートを作製した。
【0050】比較例5 下記に示す組成を有する混合物(20%濃度、固形分)
を発泡機(商標:「ケンミックスアイコーPRO」、愛
工舎製作所製)を用い、撹拌速度490rpmにおいて
15分間撹拌し、発泡処理を行った。発泡倍率は9.0
倍であった。
【0051】 気泡含有塗料(5) 成 分 重量部 重質炭酸カルシウム(商標:ソフトン2200、 白石工業製) 95部 ポリカルボン酸系分散剤(商標:アロンT−40、 東亜合成化学製) 1.9部 スチレン−ブタジエンラテックス(商標:JSR0619、 日本合成ゴム製) 5部 ステアリン酸系整泡剤(商標:SNフォーム200、 サンノプコ製) 20部 上記塗料を発泡後直ちに、米坪75g/m2 の上質紙上
にアプリケーターバーで塗工量が10g/m2 となるよ
うに塗工し乾燥して、顔料配合気泡含有層を形成した。
この気泡含有層上に実施例1と同様にアンダーコート層
と受像層とを形成し、溶融転写型インク受像シートを作
製した。
【0052】上記実施例の気泡含有塗料(1)から
(5)を塗工した基紙、比較例1の実施例1の塗料を発
泡させずに塗工した基紙および比較例2の原紙につい
て、前記のレーザーフラッシュ法によって熱伝導率を測
定した。
【0053】さらに上記実施例1から5および比較例1
から5の各々の溶融転写型インク受像シートについての
記録性能を評価した。シートを、20℃、65%RHの
環境下で一夜調湿後、市販の熱転写カラープリンター
(商標:Trueprint2200、日本ビクター
製)によりインク画像を溶融転写記録した。得られたイ
ンク画像を下記のようにして評価した。
【0054】(1)17階調で形成されるインク画像の
最高記録濃度を、マクベス反射型濃度計RD−914
(商標)により評価した。
【0055】(2)ドット再現性は、インクリボンから
受像層に転写されたインクのドットを観察し、それが良
好に再現されているものから順に○、△、×の3段階に
評価した。
【0056】以上のレーザーフラッシュ法による熱伝導
率と画像の評価結果を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】本発明により、溶融熱転写インク画像の
ドット再現性が良好で、高い記録濃度を得られる溶融転
写インク受像シートを実用することが可能となり、産業
界に寄与するところが大である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】塗料中の気泡は小さくなると、より大きな
泡と合体しやすくなる。すなわち、小さな気泡の内部圧
力は大きな泡よりも大きいため、ラプラスの法則にした
がって、隣接するより大きな泡との間に圧力移動を生じ
て、大きな泡に合体吸収され消失しやすい。一方、大き
な気泡は塗工により支持体上に気泡含有層を形成した際
に大きな孔となる。そのため、この気泡含有層の表面上
にアンダーコート層または受像層を形成する際、これら
の層を形成するための塗料が気泡含有層表面の孔に埋没
してしまい均一な表面が得られず、アンダーコート層ま
たは受像層の機能が十分に発揮できず、良好な画像形成
が困難になる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】受像層やアンダーコート層には、公知の樹
脂および顔料が混合使用されていても良い。これらの樹
脂としては、ポリビニルアルコールおよびその誘導体、
デンプンおよびその誘導体、エーテル化デンプン、メト
キシセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、カゼイン、ゼラチン、大豆タン
パク、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミドおよ
びポリアクリル酸等のような水溶性樹脂、並びに塩化ビ
ニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化
ビニリデン樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン樹脂、ア
クリル酸エステル共重合樹脂、メタクリル酸エステル共
重合樹脂、ブチラール樹脂、シリコン樹脂、ポリエステ
ル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、ニトロセルロース樹
脂、スチレン樹脂、スチレン−アクリル共重合体樹脂、
スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合樹脂などのような非水溶性樹脂が用いることがで
きるが、これらに限定されるものではない。塗工層形成
の際には、上記樹脂は溶液、エマルジョン、またはラテ
ックスとして用いられる。これらの樹脂は必要に応じて
単独にまたは2種以上混合して使用することができる。
受像層およびアンダーコート層の形成に樹脂と共に用い
る顔料としては、例えば酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、珪酸、珪酸塩、クレー、タルク、マイカ、焼
成クレー、水酸化アルミ、硫酸バリウム、リトポン、コ
ロイダルシリカ等の無機顔料、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、
フェノール樹脂、スチレン−アクリル共重合体等の有機
顔料やデンプン粉末、セルロース粉末、マイクロスフェ
アー、中空粒子等が用いることができるが、これらに限
定されるものではない。これらの顔料は、必要に応じて
単独にまたは2種以上混合して使用できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】本発明におけるアンダーコート層および受
像層に使用される樹脂の合計量は、全塗料固形分の20
から100重量部の範囲にあることが好ましく、顔料の
合計量は80から0重量部の範囲内にあることが好まし
い。全樹脂の使用量が20重量部よりも少ないと、得ら
れる受像層のインク転写性が不十分になり、ドット再現
性の向上および記録濃度の増加が不十分になるおそれが
ある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状支持体と、この支持体の一面上
    に形成され、かつ樹脂および顔料、または樹脂を主成分
    として含む気泡含有層と、この気泡含有層上に形成さ
    れ、かつ樹脂および顔料を主成分として含むインク受像
    層とを有し、 前記支持体上に前記気泡含有層を形成した基紙のレーザ
    ーフラッシュ法による熱伝導率が0.25W/m・K以
    下であることを特徴とする溶融転写型インク受像シー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記インク受像層と前記気泡含有層との
    間に樹脂および顔料を主成分として含むアンダーコート
    層が配設されている、請求項1に記載の溶融転写型イン
    ク受像シート。
JP6020806A 1994-02-18 1994-02-18 溶融転写型インク受像シート Pending JPH07228065A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6261670B1 (en) 1998-06-16 2001-07-17 Oji Paper Co., Ltd. Hot melt ink transfer recording sheet and process for producing same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6261670B1 (en) 1998-06-16 2001-07-17 Oji Paper Co., Ltd. Hot melt ink transfer recording sheet and process for producing same

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