JPH10182666A - アシルオキシシランの製造方法 - Google Patents

アシルオキシシランの製造方法

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JPH10182666A
JPH10182666A JP8355255A JP35525596A JPH10182666A JP H10182666 A JPH10182666 A JP H10182666A JP 8355255 A JP8355255 A JP 8355255A JP 35525596 A JP35525596 A JP 35525596A JP H10182666 A JPH10182666 A JP H10182666A
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carbon atoms
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acyloxysilane
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JP8355255A
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Youichi Kimae
洋一 木前
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 腐食性化合物からなる原料を使用することな
く、且つ腐食性化合物からなる副生物の生成しないアシ
ルオキシシランの製造方法を開発すること。 【解決手段】 分子内に少なくとも1個のけい素−水素
結合部位を持つヒドロシランと、分子内に少なくとも1
個のヒドロキシカルボニル基をもつカルボン酸との触媒
的脱水素反応によって製造すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0010】
【発明の属する技術分野】本発明は、アシルオキシシラ
ンを製造する方法に関する。
【0011】
【従来の技術】従来、アシルオキシシランはクロロシラ
ンとカルボン酸との脱塩化水素反応で合成されていた。
このような合成例は、Scheimらの報文(Jour
nalof Organometallic Chem
istry 293(1985)29−36)などに開
示されている。また、クロロシランとカルボン酸との上
記反応の変法として、クロロシランと酸無水物との反応
によるアシルオキシシランの合成例も、上記報文に開示
されている。特開昭63ー21578号公報にはクロロ
シランとカルボン酸との脱塩化水素反応の改良法とし
て、塩基存在下で反応する方法が開示されている。これ
とは別に、クロロシランとカルボン酸エステルとのルイ
ス酸触媒反応でアシルオキシシランを合成する例が、G
odfreyらの報文(Journalof Orga
nometallic Chemistry 271
(1989)77−82)に開示されている。また、上
記の報文において酸ハロゲン化物とオクタメチルシクロ
テトラシロキサンとのルイス酸触媒反応でアシルオキシ
シランを合成する例も開示されている。特開平5ー25
188にはトリオルガノシラノ−ルとカルボン酸との脱
水反応で合成する例が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クロロ
シランとカルボン酸との脱塩化水素反応でアシルオキシ
シランを合成する方法は、腐蝕性のクロロシランを使用
しなければならないとともに、腐蝕性のガスである塩化
水素が副生するという欠点を有している。また、この置
換反応が本質的に平衡反応であるために、反応終了後も
原料であるクロロシランやカルボン酸が必ず残るという
欠点がある。このために、未反応のクロロシランやカル
ボン酸を除去する工程が難しくなるといった問題があっ
た。特開昭63ー21578号公報にはクロロシランと
カルボン酸との脱塩化水素反応を塩基存在下に行なって
いるが、この方法は、塩化水素が発生するという欠点
と、平衡反応であるために原料であるクロロシランやカ
ルボン酸が残るという欠点を回避することに成功してい
る。しかしながら、この方法は副生する塩化水素を塩基
でトラップする方法であり、塩基の塩酸塩を副生すると
いう新たな問題が生じる。このために、この塩酸塩を取
り除く工程が必要となる。Scheimらの報文にある
クロロシランと酸無水物との反応によってアシルオキシ
シランを合成する方法も、腐蝕性の酸ハロゲン化物を副
生するという欠点を有している。Godfreyらの報
文にあるクロロシランとカルボン酸エステルとのルイス
酸触媒反応でアシルオキシシランを合成する方法も、ハ
ロゲン化炭化水素を副生するという欠点を有している。
また、Godfreyらの報文にある酸ハロゲン化物と
オクタメチルシクロテトラシロキサンとのルイス酸触媒
反応でアシルオキシシランを合成する方法は、目的とす
るアシルオキシシランを任意に選べないという欠点を有
している。特開平5ー25188号公報にあるトリオル
ガノシラノ−ルとカルボン酸との脱水反応で合成する例
は、以上のような腐蝕性の副生成物の発生をなくすこと
に成功している。しかし、トリオルガノシラノ−ルとい
う工業的に入手困難で安定性の欠く原料を使用しなけれ
ばならない問題を持っている。
【0013】本発明は、上記問題点を回避すべく、アシ
ルオキシシランを製造する方法において、製造工程を簡
略化し、副生成物が分離容易な方法を提供することにあ
る。詳しくは、ヒドロシランとカルボン酸の脱水素反応
によりアシルオキシシランを製造する際の触媒を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
を回避するために、鋭意検討した結果、工業的に入手容
易なヒドロシランとカルボン酸との脱水素反応によって
アシルオキシシランを製造すれば、腐蝕性の原料や副生
成物を取り扱わなくてもよいという結論に達した。さら
に検討した結果、特定の触媒を用いることにより、上記
の脱水素反応が達成されることが判明し、本発明に至っ
た。脱水素反応によってアシルオキシシランを製造する
方法は、副生成物が水素であるために、副生成物の分離
が容易であるという特徴をもっている。
【0015】本発明は下記の(1)乃至(7)の構成を
有している。 (1)分子内に少なくとも1個のけい素−水素結合部位
を持つヒドロシランと、分子内に少なくとも1個のヒド
ロキシカルボニル基をもつカルボン酸との触媒的脱水素
反応によって製造することを特徴とするアシルオキシシ
ランの製造方法。 (2)Cr、Mo、W、Mn、Tc、Reの化合物から
なる群から選ばれる1種または2種以上を触媒として用
いることを特徴とする前記第(1)項記載のアシルオキ
シシランの製造方法。 (3)ヒドロシランが一般式(I)で表され、カルボン
酸が一般式(I')で表され、アシルオキシシランが一般
式(II)で表される前記第(1)項記載のアシルオキシ
シランの製造方法。 R123SiH …(I) R4COOH ・・・(I') R123Si(OCOR4) …(II) [式中、R1、R2、R3はそれぞれ独立に炭素数が1〜
20のアルキル基、炭素数が2〜20のアルケニル基、
アルキニル基または炭素数が6〜20のアリール基であ
り、R4は炭素数が1〜8のアルキル基または炭素数が
2〜8のアルケニル基またはフェニル基もしくはハロゲ
ン原子を含む炭素数が1〜8のアルキル基である。] (4)ヒドロシランが一般式(III)で表され、カルボ
ン酸が一般式(I')で表され、アシルオキシシランが一
般式(IV)で表される前記第(1)項記載のアシルオキ
シシランの製造方法。 R56SiH2 …(III) R4COOH ・・・(I') R56Si(OCOR42 …(IV) [式中、R5,R6はそれぞれ独立に炭素数が1〜20の
アルキル基、炭素数が2〜20のアルケニル基、アルキ
ニル基または炭素数が6〜20のアリール基であり、R
4は炭素数が1〜8のアルキル基または炭素数が2〜8
のアルケニル基またはフェニル基もしくはハロゲン原子
を含む炭素数が1〜8のアルキル基である。] (5)ヒドロシランが一般式(V)で表され、カルボン
酸が一般式(I')で表され、アシルオキシシランが一般
式(VI)で表される前記第(1)項記載のアシルオキシ
シランの製造方法。 R7SiH3 …(V) R4COOH ・・・(I') R7Si(OCOR43 …(VI) [式中、R7は炭素数が1〜20のアルキル基、炭素数
が2〜20のアルケニル基、アルキニル基または炭素数
が6〜20のアリール基であり、R4は炭素数が1〜8
のアルキル基または炭素数が2〜8のアルケニル基また
はフェニル基もしくはハロゲン原子を含む炭素数が1〜
8のアルキル基である。] (6)ヒドロシランが一般式(VII)で表され、カルボ
ン酸が一般式(I')で表され、アシルオキシシランが一
般式(VIII)で表される前記第(1)項記載のアシルオ
キシシランの製造方法。 R8910SiH …(VII) R4COOH ・・・(I') R8910Si(OCOR4) …(VIII) [式中、R8はオルガノポリシロキシル基であり、R9
10はそれぞれ独立に炭素数が1〜20のアルキル基、
炭素数が2〜20のアルケニル基、アルキニル基、炭素
数が6〜20のアリール基またはオルガノポリシロキシ
ル基であり、R4は炭素数が1〜8のアルキル基または
炭素数が2〜8のアルケニル基またはフェニル基もしく
はハロゲン原子を含む炭素数が1〜8のアルキル基であ
る。] (7)ヒドロシランが一般式(IX)で表され、カルボン
酸が一般式(I')で表され、アシルオキシシランが一般
式(X)で表される前記第(1)項記載のアシルオキシ
シランの製造方法。 HSiR1112XR1314SiH …(IX) R4COOH ・・・(I') (R4COO)SiR1112XR1314Si(OCOR4)…(X) [式中、Xはオルガノポリシロキシレン基であり、
11、R12、R13、R14はそれぞれ独立に炭素数が1〜
20のアルキル基、炭素数が2〜20のアルケニル基、
アルキニル基、炭素数が6〜20のアリール基またはオ
ルガノポリシロキシル基であり、R4は炭素数が1〜8
のアルキル基または炭素数が2〜8のアルケニル基また
はフェニル基もしくはハロゲン原子を含む炭素数が1〜
8のアルキル基である。]
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いることができるヒドロシランは、分子内に
少なくとも1個のけい素−水素結合部位を持つけい素化
合物であり、例えば、前記式(I)、(III)、
(V)、(VII)若しくは(IX)で表すことができる。
これらのうち、式(VII)中のR8はオルガノポリシロキ
シル基であり、例えば、以下に示す式(XI)で示される
基である。 上式に於いてR15、R16及びR17は独立にメチル基若し
くはフェニル基であり、nは1〜1000の整数であ
り、好ましくは1〜5の整数である。また、式(IX)中
のXはオルガノポリシロキシレン基であり、例えば、以
下に示す式(XII)で示される基である。 上式に於いてR18及びR19は独立にメチル基若しくはフ
ェニル基であり、nは0〜1000の整数であり、好ま
しくは1〜5の整数である。
【0017】本発明で用いることができるヒドラシロン
の具体例として、トリエチルシラン、フェニルジメチル
シラン、ジフェニルメチルシラン、トリフェニルシラ
ン、ジフェニルシラン、フェニルシラン、フェニルメチ
ルシラン、1,1,1,3,3−ペンタメチルジシロキ
サン、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、S
i−H基含有ポリシロキサンなどがあげられる。
【0018】本発明に用いることができるカルボン酸
は、分子内に少なくとも1個のヒドロキシカルボニル基
をもつ有機化合物であり、例えば、前記式(I')で示さ
れる化合物である。具体例として、蟻酸、酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、安息香
酸、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン
酸などがあげられる。
【0019】本発明で用いることのできる触媒は、C
r、Mo、W、Mn、Tc、Reを含有する化合物で、
たとえば、クロムカルボニル、ベンゼンクロムトリカル
ボニル,ビス(ベンゼン)クロム,ビス(シクロペンタ
ジエニル)クロム,ビス(ペンタメチルシクロペンタジ
エニル)クロム,クロムアセチルアセトナート,クロム
2−エチルヘキサノエート,クロムヘキサフルオロアセ
チルアセトナート,ペンタメチルシクロペンタジエニル
クロムジカルボニルダイマー,モリブデンカルボニル、
ビス(シクロペンタジエニル)モリブデンジクロライ
ド,シクロヘプタトリエンモリブデントリカルボニル,
シクロペンタジエニルモリブデントリカルボニルダイマ
ー,モリブデンアセテートダイマー,モリブデンジオキ
シドビス(アセチルアセトナート),ペンタメチルシク
ロペンタジエニルモリブデンジカルボニルダイマー,タ
ングステンカルボニル、メシチルタングステントリカル
ボニル,タングステンエトキサイド,ビス(シクロペン
タジエニル)マンガン,マンガンカルボニル、ビス(ペ
ンタメチルシクロペンタジエニル)マンガン,シクロペ
ンタジエニルマンガントリカルボニル,マンガンアセチ
ルアセトナート,マンガンシクロヘキサンブチレート,
マンガン2−エチルヘキサノエート,マンガンペンタカ
ルボニルブロミド,メチルシクロペンタジエニルマンガ
ントリカルボニル,テクネチウムカルボニル、レニウム
カルボニル,ペンタメチルシクロペンタジエニルレニウ
ムトリカルボニル,シクロペンタジエニルレニウムトリ
カルボニル,イソプロピルシクロペンタジエニルレニウ
ムトリカルボニル,レニウムペンタカルボニルクロリ
ド,レニウムペンタカルボニルブロミドなどがあげられ
る。
【0020】本反応においては、上記のヒドロシラン
に、カルボン酸と上記の触媒とを加えて、脱水素反応を
行なわせる。反応温度はとくには限定されないが、一般
には−20゜C〜300゜Cが採用される。触媒を活性化さ
せる目的で光を照射させる方法も採用される。光とは可
視光線から紫外線を含む光線である。具体的には、ハロ
ゲンランプ、低圧紫外灯、高圧紫外灯などで照射する方
法を例示することができる。
【0021】上記反応に溶剤を用いるかどうかは実施者
の任意による。本質的には溶剤を必要とはしない。しか
しこれは溶剤を使用することができないという意味では
ない。使用可能な溶剤としては、ベンゼン、トルエン、
キシレンなどの芳香族炭化水素系溶剤、酢酸エチル、酢
酸ブチルなどのエステル系溶剤、ジエチルエ−テル、テ
トラヒドロフランなどのエ−テル系溶剤、ヘキサン、ヘ
プタンなどの脂肪族炭化水素系溶剤などがあげられる。
これらの溶剤はできる限り水分を除いた方がよいが、工
業的に入手できる溶剤に混入している程度であれば充分
である。
【0022】この様にして、例えば、前記式(II)、
(IV)、(VI)、(VIII)若しくは(X)で示される化
合物を合成することができる。これらの化合物は、シラ
ンカップリング剤、シランカップリング剤の原料、ポリ
シロキサンの原料、ポリシロキサンの製造時に於ける末
端停止剤、各種基材の表面処理剤、各種樹脂の変性材料
等の幅広い用途に適用可能である。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細を説明す
る。なお、本実施例は本発明をなんら限定するものでは
ない。
【0024】(実施例1)n−酪酸1.9ml(21mm
ol)、フェニルジメチルシラン3.1ml(20mmo
l)、マンガンカルボニル36.1mg(0.9mmo
l)の混合物を、ハロゲンランプで光を照射しながら、
窒素気流下2時間攪拌した。反応混合物を減圧下に蒸留
し、110〜120゜C/2mmHgの留分を3.97g
得た。このようにして得られたアシルオキシシランは、
その収率が82%であった。
【0025】(実施例2)iso−酪酸1.9ml(21
mmol)、フェニルジメチルシラン3.1ml(20m
mol)、マンガンカルボニル36.1mg(0.9m
mol)の混合物を、ハロゲンランプで光を照射しなが
ら、窒素気流下2時間攪拌した。反応混合物を減圧下に
蒸留し、105〜120゜C/1.5mmHgの留分を
3.84g得た。このようにして得られたアシルオキシ
シランは、その収率が79%であった。
【0026】実施例2で得られたアシルオキシシランが
iso−酪酸とフェニルジメチルシランの脱水素反応生
成物であることを1H−NMRで確認した。以下にその
測定値を示す。なお測定溶媒はC66であり、内部標準
はC66の残留プロトン(δ=7.20)である。 δ0.56(s,6H)、1.06(d,6H)、2.
39(septette,1H)、7.24(m,2
H)、7.69(m,3H)
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によるアシ
ルオキシシランの製造方法によれば、使用する原料がヒ
ドロシランという工業的に入手容易な化合物であるとと
もに、従来の方法のようにクロロシランなどの腐蝕性の
原料使用することもなく、塩化水素ガスのような腐蝕性
の副生成物ができることもない。また、反応の副生成物
は水素ガスであり、反応中に気化し、系外に排出される
ために副生成物を除去する必要がない。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子内に少なくとも1個のけい素−水素
    結合部位を持つヒドロシランと、分子内に少なくとも1
    個のヒドロキシカルボニル基をもつカルボン酸との触媒
    的脱水素反応によって製造することを特徴とするアシル
    オキシシランの製造方法。
  2. 【請求項2】 Cr、Mo、W、Mn、Tc、Reの化
    合物からなる群から選ばれる1種または2種以上を触媒
    として用いることを特徴とする請求項1に記載のアシル
    オキシシランの製造方法。
  3. 【請求項3】 ヒドロシランが一般式(I)で表され、
    カルボン酸が一般式(I')で表され、 アシルオキシシ
    ランが一般式(II)で表される請求項1に記載のアシル
    オキシシランの製造方法。 R123SiH …(I) R4COOH ・・・(I') R123Si(OCOR4) …(II) [式中、R1、R2、R3はそれぞれ独立に炭素数が1〜
    20のアルキル基、炭素数が2〜20のアルケニル基、
    アルキニル基または炭素数が6〜20のアリ−ル基であ
    り、R4は炭素数が1〜8のアルキル基または炭素数が
    2〜8のアルケニル基またはフェニル基もしくはハロゲ
    ン原子を含む炭素数が1〜8のアルキル基である。]
  4. 【請求項4】 ヒドロシランが一般式(III)で表さ
    れ、カルボン酸が一般式(I')で表され、アシルオキシ
    シランが一般式(IV)で表される請求項1記載のアシル
    オキシシランの製造方法。 R56SiH2 ・・・(III) R4COOH ・・・(I') R56Si(OCOR42 …(IV) [式中、R5,R6はそれぞれ独立に炭素数が1〜20の
    アルキル基、炭素数が2〜20のアルケニル基、アルキ
    ニル基または炭素数が6〜20のアリール基であり、R
    4は炭素数が1〜8のアルキル基または炭素数が2〜8
    のアルケニル基またはフェニル基もしくはハロゲン原子
    を含む炭素数が1〜8のアルキル基である。]
  5. 【請求項5】 ヒドロシランが一般式(V)で表され、
    カルボン酸が一般式(I')で表され、アシルオキシシラ
    ンが一般式(VI)で表される請求項1記載のアシルオキ
    シシランの製造方法。 R7SiH3 …(V) R4COOH ・・・(I') R7Si(OCOR43 …(VI) [式中、R7は炭素数が1〜20のアルキル基、炭素数
    が2〜20のアルケニル基、アルキニル基または炭素数
    が6〜20のアリール基であり、R4は炭素数が1〜8
    のアルキル基または炭素数が2〜8のアルケニル基また
    はフェニル基もしくはハロゲン原子を含む炭素数が1〜
    8のアルキル基である。]
  6. 【請求項6】 ヒドロシランが一般式(VII)で表さ
    れ、カルボン酸が一般式(I')で表され、アシルオキシ
    シランが一般式(VIII)で表される請求項1記載のアシ
    ルオキシシランの製造方法。 R8910SiH …(VII) R4COOH ・・・(I') R8910Si(OCOR4) …(VIII) [式中、R8はオルガノポリシロキシル基であり、R9
    10はそれぞれ独立に炭素数が1〜20のアルキル基、
    炭素数が2〜20のアルケニル基、アルキニル基、炭素
    数が6〜20のアリール基またはオルガノポリシロキシ
    ル基であり、R4は炭素数が1〜8のアルキル基または
    炭素数が2〜8のアルケニル基またはフェニル基もしく
    はハロゲン原子を含む炭素数が1〜8のアルキル基であ
    る。]
  7. 【請求項7】 ヒドロシランが一般式(IX)で表され、
    カルボン酸が一般式(I')で表され、アシルオキシシラ
    ンが一般式(X)で表される請求項1記載のアシルオキ
    シシランの製造方法。 HSiR1112XR1314SiH …(IX) R4COOH ・・・(I') (R4COO)SiR1112XR1314Si(OCOR4)…(X) [式中、Xはオルガノポリシロキシレン基であり、
    11、R12、R13、R14はそれぞれ独立に炭素数が1〜
    20のアルキル基、炭素数が2〜20のアルケニル基、
    アルキニル基、炭素数が6〜20のアリール基またはオ
    ルガノポリシロキシル基であり、R4は炭素数が1〜8
    のアルキル基または炭素数が2〜8のアルケニル基また
    はフェニル基もしくはハロゲン原子を含む炭素数が1〜
    8のアルキル基である。]
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