JP2665250B2 - アミノプロピルアルコキシシランの製造法 - Google Patents

アミノプロピルアルコキシシランの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヒドロシラン化合物とアリルアミン化合物
とから、アミノプロピルアルコキシシランを得る製造法
に関し、更に詳しくは、リン窒素結合を有するリン化合
物とロジウム化合物の存在下で反応させる製造法に関す
る。
〔従来の技術及び解決しようとする課題〕
本発明はガラスとプラスチックのような無機充填材ま
たは基材と有機樹脂との間の接着力を向上するためのア
ミノプロピルアルコキシシランの製造法である。
従来γ−アミノプロピルトリアルコキシシランは、ア
クリロニトリルにトリアルコキシシランを付加させた後
に、ニトリル基を水添しアミンとすることにより得られ
ている。しかし、この方法ではニトリルの水添における
収率が良くないため高価なものとなる。
一方、アリルアミンにトリアリコキシシランを付加さ
せることによってもアミノプロピルトリアルコキシシラ
ンは合成可能で、一段反応でもあり安価に製造可能であ
るが、アクリロニトリルとトリアルコキシシランとの合
成の場合はγ体のみが生成するに対し、アリルアミンと
トリアルコキシシランとの反応ではβ−アミノプロピル
トリアルコキシシランの副生が起こる。
本発明の目的は、γ体であるアミノプロピルアルコキ
シシランを得ることにあるので、副生するβ体を可能な
限り少く抑制することが必要となる。アリルアミンとヒ
ドロシランの反応の触媒としては、色金系が公知であ
る。しかし、白金系触媒では、付加反応に際し、所望の
γ体の他にβ体が約6%副生する(米国特許4,481,364
号参照)。β体の副生を抑える方法としてロジウム−ト
リ有機燐−錯体触媒が開示されている(特開昭61−2298
85参照)。ここにトリ有機燐とは各有機残基が炭素原子
又は脂肪族エーテル酸素原子を通して燐原子に1価で結
合している化合物と定義付けられている。
しかし、この場合もβ体の副生は改善されているが、
いまだ十分とは云えないのである。更に、触媒であるト
リ有機燐化合物を多量に加えなければならないのであ
る。
ロジウムカルボニル錯体を触媒にすることにより、β
体の副生を少くし、アリルアミンとヒドロシランの反応
を促進する方法が開示されている(特開昭64−89)。
この場合、β体の副生は5〜6%であり、いまだ改善
の余地がある。ロジウムカルボニル錯体触媒のロジウム
金属の価数は0又はマイナスであって、配位子としてト
リフェニルホスフィンなどの有機基を有していないもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の課題を克服するため鋭意研究を
重ねた結果、ヒドロシラン化合物とアリルアミン化合物
とからロジウム化合物とリン−窒素結合を有するリン化
合物の少くとも一種とを触媒に用いることにより、工業
的に可能な量の触媒の使用で、かつアミノプロピルアル
コキシシランのγ体を選択的に製造しうる、例えば98.5
%以上のγ体純度を有する製造法を見い出だし、本発明
を完成するに至った。
本発明でいうヒドロシラン化合物とは、 一般式 で示されるシラン化合物であって、R1は水素、炭素1〜
8の脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基を表わし、
R2は低級アルキル基、nは0,1または2を表わす化合物
をいう。
本発明に有用なヒドロシランとしては、トリメトキシ
シラン、トリエトキシシラン、トリプロポキシシラン、
トリイソプロポキシシラン、トリブトキシシラン、トリ
イソブトキシシラン、メチルジメトキシシラン、メチル
ジエトキシシラン、メチルジプロポキシシラン、メチル
ジブトキシシラン、エチルジメトキシシラン、エチルジ
エトキシシラン、ビニルジメトキシシラン、ビニルジエ
トキシシラン、フェニルジメトキシシラン、フェニルジ
エトキシシラン、ジメチルメトキシシラン、ジメチルエ
トキシシランなどを挙げることができるがこれらに限ら
れるものではない。
本発明でいうアミン化合物とは、 一般式 で示されるアミン化合物であって、R3は水素又は低級ア
ルキル基を表わし、R4及びR5それぞれ独立に水素、低級
アルキル基又は少なくとも窒素原子を1ケ含む低級アル
キル基を表わす化合物をいう。
本発明に有用なアリルアミンとしては、モノアリルア
ミン、ジアリルアミン、トリアリルアミン、メタリルア
ミン、N−メチルアリルアミン、N,N−ジメチルアリル
アミン、N−エチルアリルアミン、N,N−ジエチルアリ
ルアミン、N−アリルアニリン、N,N−メチルアリルア
ニリン、アリルエチレンジアミン、アリルジエチレント
リアミン、N,N−ジメチル−N′−アリルエチレンジア
ミンを挙げることができるが、これらに限られるもので
はない。
本発明の触媒としてのロジウム化合物は、ロジウム金
属(Rh)の価数が+1〜+3を有するものであって、 Rhの価数が+1の化合物としては、 RhCl〔P(C6H53, 〔RhCl(CO)2, RhCl(C8H142, RhCl(t−BuNc)4, 〔RhCl(C2H4)〕2, RhCl(CO) 〔P(C6H5 等である。
Rhの価数が+2の化合物としては、 〔Rh(OCOCH32, 〔Rh(OCOCF3 等である。
Rhが価数が+3の化合物としては、 RhCl3, Rh(CH2COCH2COCH3 等を挙げることができる。
本発明の特徴は、上記ロジウム化合物と共に存在させ
るリン−窒素結合を有するリン化合物にあるが、本願の
リン−窒素結合は化合物中にP−N結合を必須とするも
のであり、 下記式 〔式中、Z1,Z2,Z3,Z4,Z5,及びZ6は、各々独立に、水
素、炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素
基又は芳香族炭化水素基を表わす。〕 で示されるリン−窒素結合を有するリン化合物の少なく
とも一種を用いることにある。
本発明に有用なリン化合物としては、 P〔N(CH33, P〔N(C2H53, P〔N(n−C3H73, P〔N(iso−C3H73, P〔N(n−C4H93, P〔N(iso−C4H93, P〔N(t−C4H93, P〔N(CH3〔N(C2H5〕, P〔N(CH3〕〔N(C2H52, P〔N(CH3)(C6H5)〕3, P〔N(CH3)(cyclo−C6H11)〕3, P〔N(C3H53, P〔N(CH3〔N(CH3)(C6H5)〕, P(C6H5〔N(n−C4H92, P(C2H5〔N(CH3〕, P(C6H5)〔N(n−C4H92, P(n−C4H9〔N(n−C4H9〕, P(OC2H5〔N(n−C4H9〕, P(OCH3)〔N(CH32, P(OC6H5〔N(C2H5〕, P(C6H5〔N(CH3)C6H5〕 等を挙げることができるが、これらに限定されるもので
はない。
本発明の反応は、ロジウム化合物とリン−窒素結合を
有するリン化合物の他に、水素が共存すると、この反応
は有利に進行する。
水素ガスの共存量は、常温時の水素圧として1/1000〜
10kg/cm2、好ましくは1/10〜3kg/cm2である。
更に、本反応にはカルボン酸が共存することにより有
利に進行する。
用いることのできるカルボン酸としては、安息香酸、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、
無水フタル酸、シクロヘキサンカルボン酸及び酢酸等を
挙げることができるが、これらに限定されるものでもな
い。
本発明の方法においては、上記のごとくロジウム化合
物とリン−窒素結合を1つ以上有するリン化合物を組み
合わせてなる触媒をヒドロシラン化合物の1モルに対し
て1/10〜1/100,000、好ましくは1/50〜1/20,000モルの
量で用いるのが望ましい。また、この場合、リン化合物
は、ロジウム化合物のロジウム金属に対するモル比で1
〜20の量で用いることが可能であり、20〜100の過剰で
あっても支障はない。ロジウム化合物中にリン−窒素結
合を1つ以上有するリン化合物が含まれている場合は更
に、リン−窒素結合を1つ以上有するリン化合物を用い
る必要がないこともある。本発明においては、リン−窒
素結合を1つ以上有するリン化合物を用いることが必須
であるが、トリアリールホスフィン、トリアルキルホス
フィン、トリアリールホスファイトあるいはトリアルキ
ルホスファイトのようなトリ有機リン化合物が共存して
も何らさしつかえない。
本発明の方法において、アリルアミン化合物は、ヒド
ロシラン化合物に対するモル比で1/100〜100、好ましく
は1/10〜10の量で用いられるのが望ましい。ヒドロシラ
ン化合物とアリルアミンとの反応は0〜200℃、好まし
くは30〜170℃の温度で行なわれるのがよい。
本発明の方法は、溶媒の存在下にもしくは溶媒の存在
なしに実施することができる。有用な溶媒の例としては
ベンゼン、トルエン、キシレン、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエ
ーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、
ジオキサン、シリコンオイル等を挙げることができる。
〔実 施 例〕
以下、実施例を挙げて、本発明をさらに説明する。
実施例 1 マグネチックスターラー入り50ccステンレス製ミクロ
オートクレーブに〔Rh(OCOCH320.01g、ベンゼン
5g、P〔N(CH3)(cyclo−C6C11)〕30.1gを入れた
後、トリエトキシシラン8.62gおよびモノアリルアミン
2.85gを仕込んだ。100℃で2時間撹拌下に反応を行なっ
た。
生成物としてγ−アミノプロピルトリエトキシシラン
8.7gを得た。γ−アミノプロピルトリエトキシシランの
モノアリルアミン基準の選択性は87%であった。β−ア
ミノプロピルトリエトキシシランは0.09g副生した。こ
れはアミノプロピルトリエトキシシラン中の1.03%に相
当する。
尚生成物の確認および定量は、ガスクロマトグラフィ
(GC)、NMR GC−MS等にて行なった。
実施例2〜13 実施例1と同様の操作にて反応を行なった。条件およ
び結果は表1に示した。
実施例 15 マグネチックスターラー入り100ccステンレス製ミク
ロオートクレーブに〔Rh(OCOCH320.002g、ベン
ゼン5g、P(C6H5〔N(n−C4H9〕0.027g(0.
09mmol)を入れた後、トリエトキシシラン18.70gおよび
モノアリルアミン5.70gを仕込んだ。栓を閉めた後水素
ガスをオートオクレーブ内にゲージ圧2kg/cm2まで導入
した。150℃で3時間撹拌下に反応を行なった。
生成物としてγ−アミノプロピルトリエトキシシラン
13.29gを得た。このとき副生したβ体は0.2gで、これは
アミノプロピルトリエトキシシラン中の1.48%に相当す
る。
実施例 16 マグネチックスターラー入り100ccステンレス製ミク
ロオートクレーブに〔Rh(OCOCH320.01g、P(OC
2H5〔N(n−C4H9〕0.1gを入れた後、トリエ
トキシシラン18.70gおよびモノアリルアミン5.70gを仕
込み、100℃で2時間撹拌下に反応を行なった。
生成物としてγ−アミノプロピルトリエトキシシラン
16.90gを得た。このときβ体が0.21g副生した。これは
アミノプロピルトリエトキシシラン中の1.23%に相当す
る。
実施例 17 マグネチックスターラー入り50ccステンレス製ミクロ
オートクレーブに〔Rh(OCOCH320.01g、P〔N
(CH3)(cyclo−C6H11)〕30.1gを入れた後、トリエト
キシシラン8.62gおよびCH2=CH−CH2−NH−CH2−CH2
NCH326.40gを仕込んだ。100℃で3時間撹拌下に反
応を行なった。
生成物として、γ体(C2H5O)3Si−CH2−CH2−CH2−N
H−CH2−CH2−NCH328.54gを得た。このときβ体が
0.12g生じた。
実施例 18 マグネチックスターラー入り100ccステンレス製ミク
ロオートクレーブに〔Rh(OCOCH320.0005g、ベン
ゼン5g、P〔(C6H5〔N(n−C4H9〕0.018gお
よび安息香酸0.40gを入れた後、トリエトキシシラン16.
94gおよびモノアリルアミン6.39gを仕込んだ。栓を閉め
た後水素ガスをオートクレーブ内にゲージ圧2kg/cm2
で導入した。150℃で6時間撹拌下に反応を行なった。
生成物として、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン11.57gを得た。このとき副生したβ体は0.16gでこれ
はアミノプロピルトリエトキシシラン中の1.36%に相当
する。
実施例19〜25 実施例18と同様の操作にてカルボン酸存在下の反応を
行った。条件及び結果は表2に示した。
実施例 26 マグネチックスターラー入り100ccステンレス製ミク
ロオートクレーブに〔Rh(OCOCH320.0005g、P
(C6H5〔N(n−C4H9〕0.012gを入れた後トリ
エトキシシラン18.72gおよびモノアリルアミン6.39gを
仕込み150℃で6時間撹拌下に反応を行なった。生成物
として、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン6.26g
を得た。このとき、β体が0.08g副生した。これはアミ
ノプロピルトリエトキシシラン中の1.40%に相当する。
実施例 27 マグネチックスターラー入り100ccステンレス製ミク
ロオートクレーブに〔Rh(OCOCH320.0005g、P
(C6H5〔N(n−C4H9〕0.012gを入れた後トリ
エトキシシラン18.82gおよびモノアリルアミン6.27gを
仕込んだ。栓を閉めた後水素ガスをオートクレーブ内に
ゲージ圧2kg/cm2まで導入した。
150℃で6時間撹拌下に反応を行なった。生成物とし
てγ−アミノプロピルトリエトキシシラン8.07gを得
た。このとき副生したβ体は0.11gでこれはアミノプロ
ピルトリエトキシシラン中の1.34%に相当する。
本発明の反応は、ロジウム化合物とリン−窒素結合を
有するリン化合物の他に、水素が共存すると有利に進行
する。例えば水素が共存する実施例27におけるγ−アミ
ノプロピルトリエトキシシランの収量は、水素が共存し
ない実施例26の場合より40%以上向上している。
水素ガスの共存量は、常温時の水素圧として1/100〜1
0kg/cm2好ましくは1/10〜3kg/cm2である。
更に本反応にはカルボン酸が共存することにより有利
に進行する。すなわち、実施例18および表2に見られる
ようにカルボン酸が共存しない実施例26に比べ70〜130
%収量が向上している。
用いることのできるカルボン酸としては安息香酸、フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、無
水フタル酸、シクロヘキサンカルボン酸及び酢酸等を挙
げることができるこれらに限定されるものではない。
実施例 28 マグネチックスターラー入り100ccステンレス製ミク
ロオートクレーブにRhCl3・3H2O0.0006g、ベンゼン5g、
P(C6H5〔N(n−C4H920.002gおよび安息
香酸0.4gを入れた後、トリエトキシシラン16.94gおよび
モノアリルアミン6.2gを仕込んだ。栓を閉めた後水素ガ
スをオートクレーブ内にゲージ圧2kg/cm2まで導入し
た。
150℃で6時間撹拌下に反応を行なった。
生成物としてγ−アミノプロピルトリエトキシシラン
8.37gを得た。このとき副生したβ体は0.13gでこれはア
ミノプロピルトリエトキシシラン中の1.53%に相当す
る。
〔比 較 例〕
マグネチックスターラー入り100ccステンレス製ミク
ロオートクレーブに〔Rh(OCOCH320.002g、ベン
ゼン5g、トリフェニルホスフィン0.024g(0.1mmol)を
入れた後、トリエトキシシラン18.68gおよびモノアリル
アミン5.70gを仕込んだ。150℃で3時間撹拌下に反応を
行なった。
生成物としてγ−アミノプロピルトリエトキシシラン
2.10gを得た。このとき副生したβ体は0.098gで、これ
はアミノプロピルトリエトキシシラン中の4.46%に相当
する。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、ヒドロシラン化合物とアリル
アミン化合物を原料として用い、β体の副生を1.5%以
下に抑えつつ、アミノプロピルアルコキシシランを収率
よく得ることができ、極めて効率的かつ安価にアミノプ
ロピルアルコキシシランを製造することができる。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒドロシラン化合物とアリルアミン化合物
    とを、 下記式 〔式中、Z1,Z2,Z3,Z4,Z5,及びZ6は、各々独立に、水
    素、炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素
    基又は芳香族炭化水素基を表わす。〕 で示されるリン−窒素結合を有するリン化合物の少なく
    とも一種とロジウム化合物の存在下に、反応させること
    を特徴とするアミノプロピルアルコキシシランの製造
    法。
  2. 【請求項2】前記リン−窒素結合を有するリン化合物の
    少なくとも一種とロジウム化合物及び水素ガスの存在下
    に反応させることを特徴とする第1項記載の製造法。
  3. 【請求項3】前記リン−窒素結合を有するリン化合物の
    少なくとも一種とロジウム化合物及びカルボン酸の存在
    下に反応させることを特徴とする第1項及び第2項記載
    の製造法。
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