JP2535028B2 - アミノプロピルアルコキシシラン類の製造方法 - Google Patents

アミノプロピルアルコキシシラン類の製造方法

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JP2535028B2 JP62192263A JP19226387A JP2535028B2 JP 2535028 B2 JP2535028 B2 JP 2535028B2 JP 62192263 A JP62192263 A JP 62192263A JP 19226387 A JP19226387 A JP 19226387A JP 2535028 B2 JP2535028 B2 JP 2535028B2
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    • C07F7/1876Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20 by reactions involving the formation of Si-C linkages

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、アミノプロピルアルコキシシラン類の製造
方法に関し、さらに詳しくは、ロジウムホスフィド錯体
を用いた、シランカップリング剤として用いられるアミ
ノプロピルアルコキシシラン類の製造方法に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 シランカップリング剤は、分子内に有機官能性基と、
無機物と反応する加水分解性基とを持った化合物であ
る。このようなシランカップリング剤は、上記のような
官能性基を有するため、有機ポリマーとシリカ等の無機
物とを化学的に結合することができ、有機ポリマーの機
械的強度を飛躍的に向上させることができるので、先端
複合材料の開発に不可欠なものとして需要は拡大すると
考えられる。
上記のようシランカップリング剤の1つとして、γ−
アミノプロピルアルコキシシラン類が用いられている。
このγ−アミノプロピルアルコキシシラン類は、N−置
換アリルアミンを含むアリルアミン類と、ヒドロシラン
類とのヒドロシリル化反応によって製造しうることが知
られている。
たとえば特開昭60−81189号公報には、アリルアミン
類とヒドロシラン類とを、塩化白金酸などの白金触媒を
用いて、無水炭酸ナトリウムなどの反応促進剤の存在下
に反応させることによるアミノアルコキシシラン類の製
造方法が開示されている。しかしながら、塩化白金酸な
どの白金触媒を用いて、アリルアミン類とヒドロシラン
類とを反応させると、γ−アミノプロピルアルコキシシ
ラン類(γ−体ということがある)に加えて多量のβ−
アミノプロピルアルコキシシラン類(β−体ということ
がある)が生成し、γ−体とβ−体との比は4〜6程度
となり、目的化合物としてのγ−体の選択率が低いとい
う問題点があった。なおγ−体とβ−体とを蒸留によっ
て分離しようとすると、かなり高い段数の蒸留塔が必要
となってしまうため、γ−体とβ−体とを蒸留によって
分離することは好ましくない。
また特開昭61−229885号公報には、アリルアミン類と
ヒドロシラン類とを、ロジウム−有機第3級ホスフィン
錯体そして必要によりトリフェニルホスフィンを含んで
なる触媒を用いて反応させることによるアミノプロピル
アルコキシシラン類の製造方法が開示されている。この
方法によれば、高い選択率でγ−アミノプロピルアルコ
キシシラン類を得ることができるが、転化率を高めるた
めには反応に長時間を要するという問題点があった。し
かもγ−体を高い選択率で得るためには、過剰のトリフ
ェニルホスフィンを存在させなれければならず、このた
め蒸留によって得られる製品としてのγ−アミノプロピ
ルアルコキシシラン類中にトリフェニルホスフィンが混
入してくるという問題点があった。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決
しようとするものであって、アリルアミン類とヒドロシ
ラン類とから高い選択率でγ−アミノプロピルアルコキ
シシラン類を製造しうるような、アミノプロピルアルコ
キシシラン類の製造方法を提供することを目的としてい
る。
発明の概要 本発明に係るアミノプロピルアルコキシシラン類の製
造方法は、 式[I] [式中、R1およびR2は水素、炭素数1〜10のアルキル
基、炭素数2〜10はアルケニル基、フェニル基または置
換フェニル基、−CH2CH2NHCH2CH2NH2、または−CH2CH2N
H2であり、R3は水素または炭素数1〜6のアルキル基で
ある。]で示されるアリルアミン類と、 式[II] [式中、R4、R5およびR6はアルキル基またはアルコキシ
基であり、R4、R5およびR6のうち少なくとも1つはアル
コキシ基である]で表わされるヒドロシラン類とを、 式 RhP(R82Ln (式中、R8はアルキル基、アリール基またはアルコキシ
基であり、Lはオレフィン、ジオレフィン、芳香族アミ
ン、ニトリルまたはカルボニルであり、nは1〜2であ
る)で表わされるロジウムホスフィドまたはそのオリゴ
マーの存在下に反応させることを特徴としている。
本発明に係るアミノプロピルアルコキシシラン類の製
造方法では、アリルアミン類とヒドロシラン類とを反応
させるに際して、ロジウムホスフィドまたはそのオリゴ
マーを用いているので、γ−アミノプロピルアルコキシ
シラン類を高選択率かつ高収率で短時間で得ることがで
きる。
発明の具体的説明 以下本発明に係るアミノプロピルアルコキシシラン類
の製造方法について具体的に説明する。
アリルアミン類 本発明ではアミノプロピルアルコキシシラン類を製造
する際の原料として、上記式[I]で示されるような、
アリルアミン類が用いられる。
このようなアリルアミン類としては、具体的には、ア
リルアミン、N,N−ジメチルアリルアミン、N,N−ジエチ
ルアリルアミン、N−メチルアリルアミン、N−エチル
アリルアミン、2−メチルアリルアミン、ジアリルアミ
ン、アリルエチルジアミンなどが用いられる。
ヒドロシラン類 本発明では、アミノプロピルアルコキシシラン類を製
造するため、上記のようなアリルアミン類と、上記式
[II]で示されるヒドロシラン類とが反応せしめられ
る。
上記式[II]で示されるヒドロシラン類としては、具
体的には、トリエトキシシラン、トリメトキシシラン、
トリプロポキシシラン、トリブトキシシラン、メチルジ
メトキシシラン、エチルジメトキシシラン、メチルジエ
トキシシラン、ジメチルメトキシシラン、トリオクチロ
キシシラン、メチルジオクチロキシシラン、ジメチルオ
クチロキシシランなどが用いられる。
ロジウムホスフィド 本発明では、上記のようなアリルアミン類とヒドロシ
ラン類とを反応させる際に、触媒として式RhP(R82Ln
で示されるロジウムホスフィドまたはそのオリゴマーが
用いられる。
上記式において、R8はアルキル基、アリール基または
アルコキシ基であり、Lはオレフィン、ジオレフィン、
芳香族アミン、ニトリルまたはカルボニルであり、nは
1〜2である。
ロジウムに配位するP(R8としては、具体的に
は、ジメチルホスフィド、ジブチルホスフィド、ジ−t
−ブチルホスフィド、ジフェニルホスフィド、ジトリル
ホスフィド、フェニルエチルホスフィド、ジブトキシホ
スフィド、ジフェノキシホスフィドなどが挙げられる。
またロジウムに配位するLとしては、具体的には、エ
チレン、プロピレン、シクロオクテンなどのモノオレフ
ィン、1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−シ
クロヘキサジエンなどの共役ジエン、1,5−シクロオク
タジエン、ノルボルナジエン、1,4−ペンタジンエンな
どの非共役ジエン、ピリジンジピリジル、オルトフェナ
ントロリンなどの芳香族アミン、ニトリル、イソニトリ
ル、カルボニルなどが挙げられる。
これらのロジウムホスフィドは、一般的には単量体と
しては安定に存在せず、二量体、三量体などのオリゴマ
ーとして存在する。ただし反応条件下では単量体として
存在する可能性もある。
このようなロジウムホスフィドのオリゴマーとして
は、具体的には、以下のようなものが用いられる。
[Rh(CO)2PPh2 (n=3〜4) [Rh3(PPh2(CO)] [Rh4(CO)(PPh2 [Rh(CO)2P(t−Bu) (n=2〜3) [Rh(COD)PPh2 (式中、CODはシクロオクタジエンである) [Rh(COD)PMePh]など。
このようなロジウムホスフィドまたはそのオリゴマー
は、予めこのロジウムホスフィドまたはそのオリゴマー
を調製した後に反応系に添加してもよく、また場合によ
っては、反応系でロジウムホスフィドまたはそのオリゴ
マーを生成させ、これを触媒として用いることもでき
る。
反応条件 上記のようなアリルアミン類とヒドロシラン類とは、
アリルアミン類:ヒドロシラン類とのモル比が1.3:1〜
1:1.3の範囲で用いられることが好ましい。
反応は、常圧下で行なってもよく、また加圧下で行な
ってもよい。また反応温度は50℃以上好ましくは50〜25
0℃さらに好ましくは100〜200℃であることが望まし
い。反応温度が50℃未満では、γ−アミノプロピルアル
コキシシラン類がほとんど生成しないため好ましくな
く、一方反応温度が250℃を越えると、β−アミノプロ
ピルアルコキシシラン類が多量に生成し、目的とするγ
−アミノプロピルアルコキシシラン類の選択率が低下す
るため好ましくない。
反応系におけるロジウムホスフィドまたはそのオリゴ
マーは、多量に用いることもできるが、アリルアミン類
1モル対して、金属ロジウムとして10-6〜10-3モル程度
存在しておれば充分である。
反応は、溶媒の存在下に行なってもよく、また不存在
下に行なってもよい。溶媒を用いる場合には、トルエ
ン、キシレン、ヘプタン、ドデカンなどの炭化水素系溶
媒、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエー
テル類などが用いられる。
反応時間は、反応温度によって大きく変化するが、通
常0.5〜2.0時間程度で充分である。
アリルアミン類とヒドロシラン類との反応を、ロジウ
ムホスフィドまたはそのオリゴマーを用いて行なうと、
γ−アミノプロピルアルコキシシラン類が、高い選択率
で得られ、たとえば80以上のγ−体/β−体比でγ−体
が得られる。しかもアリルアミン類とヒドロシラン類と
の反応が迅速に進行し、したがって80%にも達する高い
収率でγ−アミノプロピルアルコキシシラン類が得られ
る。
これに対して、アリルアミン類とヒドロシラン類との
反応を、塩化白金酸触媒を用いて行なうと、γ−体の収
率は40〜50%程度であり、しかもγ−体/β−体の比は
4程度にしか達しない。またアリルアミン類とヒドロシ
ラン類との反応を、ロジウムヒドリドカルボニルトリス
(トリフェニルホスフィン)錯体を用いて行なうと、高
いγ−体/β−体比でγ−体が得られるが、反応速度が
遅いため、反応にたとえば6時間もの長時間を必要とし
てしまう。
発明の効果 本発明に係るアミノプロピルアルコキシシラン類の製
造方法では、アリルアミン類とヒドロシラン類とを反応
させるに際して、ロジウムホスフィドまたはそのオリゴ
マーを用いているので、γ−アミノプロピルアルコキシ
シラン類が高選択率かつ高収率で短時間を得ることがで
きる。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
実施例1 還流冷却管、攪拌棒、温度計を備えた3つ口フラスコ
に、アリルアミン14g(0.25モル)、トリエトキシシラ
ン41g(0.25モル)、パラキシレン20mlおよび[Rh(μ
−PPh2)(COD)]すなわち[ロジウム(μ−ジフェ
ニルホスフィド)(1,5−シクロオクタジエン)ダイマ
ー]をトリエトキシシランに対して0.1モル%(ロジウ
ムとして)加え、110℃の恒温油槽で加熱した。反応開
始後約1時間で、反応温度は110℃になった。反応終了
後、得られた反応混合物をガスクロマトグラフィー分析
により、分析したところ、γ−アミノプロピルトリエト
キシシランが81%、β−アミノプロピルトリエトキシシ
ランが0.7%の収率(トリエトキシシラン基準)で得ら
れていることがわかった。
実施例2 実施例1において、トリエトキシシランの代わりにト
リメトキシシラン30.6g(0.25モル)を用い、溶媒とし
てトルエンを用いた以外は、実施例1と同じ条件で、ア
リルアミンとトリメトキシシランとの反応を行った。反
応終了後、得られた反応混合物をガスクロマトグラフィ
ー分析により分析したところ、γ−アミノプロピルトリ
メトキシシランが70%、β−アミノプロピルトリメトキ
シシランが0.9%の収率(トリメトキシシラン基準)で
得られていることがわかった。
実施例3 実施例1において、アリルアミンの代わりにアリルエ
チレンジアミン25g(0.25モル)を用い、溶媒としてn
−ドデカンを用いた以外は、実施例1と同じ条件でアリ
ルアミンとトリエトキシシランとの反応を行った。反応
終了後、得られた反応混合物をガスクロマトグラフィー
分析により分析したところ、γ−体が67%、β−体が0.
8%の収率(トリエトキシシラン基準)で得られている
ことがわかった。
実施例4 実施例1において、触媒をトリエトキシシランに対し
て0.02モル%(ロジウムとして)で用い、さらにテトラ
ヒドロフランを20ml反応系に添加した以外は、実施例1
と同じ条件でアリルアミンとトリエトキシシランとの反
応を行った。反応終了後、得られた反応混合物をガスク
ロマトグラフィー分析により分析したところ、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシランが92%、β−アミノプロ
ピルトリエトキシシランが1.1%の収率(トリエトキシ
シラン基準)で得られていることがわかった。
実施例5 [ロジウム(ジカルボニル)(μ−クロロ)]ダイマ
ー([Rh(CO)2Cl])0.48g(2.5ミリモル)のテト
ラヒドロフラン10mlを溶液に、別に調製したジフェニル
ホスフィドリチウム(Ph2PLi)のテトラヒドロフラン溶
液(約3ミリモル)を滴下し、その後約3時間攪拌し
た。
次いでテトラヒドロフランを除去し、得られた固体を
ヘキサンで抽出した。ヘキサンを蒸発させると黒緑色の
固体が得られた。
このようにして得られた[ロジウム(μ−ジフェニ
ル)ホスフィドジカボニル]オリゴマー([RhP(Ph)
(CO))を、[Rh(μ−PPh2)(COD)]
代わりに触媒として用いた以外は、実施例1と同様にし
て反応を1時間行なった。反応終了後、得られた反応混
合物をガスクロマトグラフィー分析により分析したとこ
ろ、γ−アミノプロピルトリエトキシシランが81%、β
−アミノプロピルトリエトキシシランが0.9%の収率
(トリエトキシシラン基準)で得られていることがわか
った。
比較例1 還流冷却管、攪拌棒、温度計を備えた3つ口フラスコ
に、トリエトキシシラン41g(0.25モル)、触媒として
の塩化白金(IV)酸のイソプロピルアルコール溶液を白
金として2×10-5モルに相当する量を加え、120℃の恒
温油槽で加熱しながら、アルリアミン14g(0.25モル)
を滴下ロートから1時間かけて滴下した。さらに9時
間、120℃に保った。反応終了後、得られた反応混合物
をガスクロマトグラフィー分析により分析したところ、
γ−アミノプロピルトリエトキシシランが44%、β−ア
ミノプロピルトリエトキシシランが10%の収率(トリエ
トキシシラン基準)で得られていることがわかった。
比較例2 還流冷却管、攪拌棒、温度計を備えた3つ口フラスコ
に、トリエトキシシラン41g(0.25モル)、触媒として
のロジウムヒドリドカルボニル−トリス(トリフェニル
ホスフィン)0.12gおよびトリフェニルホスフィン1.4g
を加え、内容物を110℃に加熱し、続いてアリルアミン1
4g(0.25モル)を滴下ロートから1時間かけて滴下し
た。さらに1時間、温度を110℃に維持した。反応終了
後、得られた反応混合物をガスクロマトグラフィー分析
により分析したところ、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシランが34%、β−アミノプロピルトリエトキシシラ
ンが3.8%の収率(アリルアミン基準)で得られている
ことがわかった。続いてさらに4時間、温度を110℃に
維持した。反応終了後、得られた反応混合物をガスクロ
マトグラフィー分析により分析したところ、γ−アミノ
プロピルトリエトキシシランが71%、β−アミノプロピ
ルトリエトキシシランが6.9%の収率(トリエトキシシ
ラン基準)で得られていることがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 義治 東京都新宿区下落合3丁目6番29−112 号

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式[I] [式中、R1およびR2は水素、炭素数1〜10のアルキル
    基、炭素数2〜10はアルケニル基、フェニル基または置
    換フェニル基、−CH2CH2NHCH2CH2NH2、または−CH2CH2N
    H2であり、R3は水素または炭素数1〜6のアルキル基で
    ある。]で示されるアリルアミン類と、 式[II] [式中、R4、R5およびR6はアルキル基またはアルコキシ
    基であり、R4、R5およびR6のうち少なくとも1つはアル
    コキシ基である]で表わされるヒドロシラン類とを、 式 RhP(R82Ln (式中、R8はアルキル基、アリール基またはアルコキシ
    基であり、Lはオレフィン、ジオレフィン、芳香族アミ
    ン、ニトリルまたはカルボニルであり、nは1〜2であ
    る)で表わされるロジウムホスフィドまたはそのオリゴ
    マーの存在下に反応させることを特徴とするアミノプロ
    ピルアルコキシシラン類の製造方法。
  2. 【請求項2】アリルアミン類が、アリルアミン、N−メ
    チルアリルアミン、N−エチルアリルアミン、2−メチ
    ルアリルアミン、ジアリルアミンまたはアリルエチレン
    ジアミンである特許請求の範囲第1項に記載の方法。
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