JP2582100B2 - アミノプロピルアルコキシシラン類の製造方法 - Google Patents

アミノプロピルアルコキシシラン類の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、アミノプロピルアルコキシシラン類の製造
方法に関し、さらに詳しくは、少なくとも1つの一酸化
炭素を含む無機配位子を有し、かつ有機燐配位子を有し
ないロジウム錯体(以後、単にロジウムカルボニル錯体
という)を用いた、シランカップリング剤として用いら
れるアミノプロピルアルコキシシラン類の製造方法に関
する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 シランカップリング剤は、分子内に有機官能性基と、
無機物と反応する加水分解性基とを持った化合物であ
る。このようなシランカップリング剤は、上記のような
官能性基を有するため、有機ポリマーとシリカ等の無機
物とを化学的に結合することでき、有機ポリマーの機械
的強度を飛躍的に向上させることができるので、先端複
合材料の開発に不可欠なものとして需要は拡大すると考
えられる。
上記のようなシランカップリング剤の1つとして、γ
−アミノプロピルアルコキシシラン類が用いられてい
る。このγ−アミノプロピルアルコキシシラン類は、N
−置換アリルアミンを含むアリルアミン類と、ヒドロシ
ラン類とのヒドロシリル化反応によって製造しうること
が知られている。
たとえば特開昭60−81189号公報には、アリルアミン
類とヒドロシラン類とを、塩化白金酸などの白金触媒を
用いて、無水炭酸ナトリウムなどの反応促進剤の存在下
に反応させることによるアミノアルコキシシラン類の製
造方法が開示されている。しかしながら、塩化白金酸な
どの白金触媒を用いて、アリルアミン類とヒドロシラン
類とを反応させると、γ−アミノプロピルアルコキシシ
ラン(γ−体ということがある)に加えて多量のβ−ア
ミノプロピルアルコキシシラン(β−体ということがあ
る)が生成し、γ−体とβ−体との比は4〜6程度とな
り、目的化合物としてのγ−体の選択率が低いという問
題点があった。
また特開昭61−229885号公報には、アリルアミン類と
ヒドロシラン類とを、ロジウム−有機第3級ホスフィン
錯体そして必要によりトリフェニルホスフィンを含んで
なる触媒を用いて反応させることによるアミノプロピル
アルコキシシラン類の製造方法が開示されている。この
方法によれば、高い選択率でγ−アミノプロピルアルコ
キシシランを得ることができるが、転化率を高めるため
には反応に長時間を要するという問題点があった。しか
もγ−体を高い選択率で得るためには、過剰のトリフェ
ニルホスフィンを存在させなければならないという問題
点もあった。
また、J.of Organomet.Chem・,149,29〜36(1978)
では、コバルトカルボニル、ロジウムカルボニル、イリ
ジウムカルボニル、鉄カルボニルなどの金属カルボニル
触媒存在下でのオレフィンのヒドロシリル化反応が検討
されている。そしてこの論文では、N,N−ジメチルアリ
ルアミンとトリエトキシシランとから、高収率でN,N−
ジメチルアミノプロピルトリエトキシシランが得られる
ことが報告されている。そして同論文では、アミン類と
してアリルアミン類を用いた場合には、アミンの窒素原
子にシリル化反応が優先的に起こると報告されており、
このことはアリルアミン類とヒドロシラン類とからはア
ミノプロピルアルコキシシラン類を得ることができない
ことを意味している。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を解
決しようとするものであって、アリルアミン類とヒドロ
シラン類とから高い選択率でγ−アミノプロピルアルコ
キシシランを製造しうるような、アミノプロピルアルコ
キシシラン類の製造方法を提供することを目的としてい
る。
発明の概要 本発明に係るアミノプロピルアルコキシシラン類の製
造方法は、 式[I] [式中、R1は水素、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数
2〜10のアルケニル基、フェニル基または置換フェニル
基、−CH2CH2NHCH2CH2NH2、または−CH2CH2NH2であり、
R2は水素または炭素数1〜6のアルキル基である。]で
示されるアリルアミン類と、 式[II] [式中、R3およびR4は、同一であってもよく、また異な
っていてもよく、それぞれ炭素数1〜8のアルキル基で
あり、nは0、1または2である。]で示されるヒドロ
シラン類とを、ロジウムカルボニル錯体の存在下に反応
させることを特徴としている。
本発明に係るアミノプロピルアルコキシシラン類の製
造方法では、アリルアミン類とヒドロシラン類とを反応
させるに際して、ロジウムカルボニル錯体を用いている
ので、γ−アミノプロピルアルコキシシラン類を高選択
率かつ高収率で短時間で得ることができる。
発明の具体的説明 以下本発明に係るアミノプロピルアルコキシシラン類
の製造方法について具体的に説明する。
アリルアミン類 本発明ではアミノプロピルアルコキシシラン類を製造
する際の原料の1つとして、上記式[I]で示されるよ
うな、窒素に少なくとも1つの水素原子が結合したアリ
ルアミン類が用いられる。
このようなアリルアミン類としては、具体的には、ア
リルアミン、N−メチルアリルアミン、N−エチルアリ
ルアミン、2−メチルアリルアミン、ジアリルアミン、
アリルエチレンジアミンなどが用いられる。
ヒドロシラン類 本発明では、アミノプロピルアルコキシシラン類を製
造するため、上記のようなアリルアミン類と、上記式
[II]で示されるヒドロシラン類とが反応せしめられる
が、上記式中、nが0または1であり、そしてR3および
R4がメチル基またはエチル基であるヒドロシラン類が好
ましく用いられる。
上記式[II]で示されるヒドロシラン類としては、具
体的には、トリエトキシシラン、トリメトキシシラン、
トリプロポキシシラン、トリブトキシシラン、メチルジ
メトキシシラン、エチルジメトキシシラン、メチルジエ
トキシシラン、ジメチルメトキシシラン、トリオクチロ
キシシラン、メチルジオクチロキシシラン、ジメチルオ
クチロキシシランなどが用いられる。
ロジウムカルボニル錯体 本発明では、上記のようなアリルアミン類とヒドロシ
ラン類とを反応させる際に、触媒としてロジウムカルボ
ニル錯体が用いられる。この錯体に用いられる無機配位
子としては、一酸化炭素の他に水素、硫黄、炭素、アミ
ン、ニトリル、塩素、チオカルボニルなどが挙げられる
が、好ましくは一酸化炭素、水素、硫黄あるいは炭素が
用いられる。
ロジウムカルボニル錯体としては、具体的には以下の
ような化合物が用いられる。
1)Rh2(CO)、Rh4(CO)12、Rh6(CO)16などの
[O]価錯体。
2)Rh(CO)4 -、[Rh4(CO)112-、[Rh6(CO)15
2-、 [Rh6(CO)144-、 [Rh7(CO)163-、 [Rh12(CO)302-などのアニオン錯体。
なおこのようなアニオン錯体では、対カチオンとして
はアンモニウムイオン、アルキルアンモニウムイオン、
アリカリ金属イオンなどが用いられる。
3)Rh12(CO)25(C2)、 Rh8(CO)19Cなどのヘテロ原子を含むロジウムカルボニ
ル錯体。
4)[Rh6(CO)152-、 [Rh17(CO)32(S)3-、 HRh(CO)、[H3Rh13(CO)242-、[H2Rh13(CO)
243-などのようなロジウムカルボニル錯体。
本発明におけるロジウムカルボニル錯体は、配位子と
してトリフェニルホスフィンなどの有機基を有していな
いものが用いられる。
このようなロジウムカルボニル錯体は、予めこのロジ
ウムカルボニル錯体を調製した後に反応系に添加しても
よく、また場合によっては、反応系でロジウムカルボニ
ル錯体を生成させ、これを触媒として用いることもでき
る。
反応条件 上記のようなアリルアミン類とヒドロシラン類とは、
アリルアミン類:ヒドロシラン類とのモル比が1.3:1〜
1:1.3の範囲で用いられることが好ましい。
反応は、常圧下で行なってもよく、また加圧下で行な
ってもよい。また反応温度は50℃以上好ましくは50〜25
0℃さらに好ましくは100〜200℃であることが望まし
い。反応温度が50℃未満では、γ−アミノプロピルアル
コキシシラン類がほとんど生成しないため好ましくな
く、一方反応温度が250℃を越えると、β−アミノプロ
ピルアルコキシシラン類が多量に生成し、目的とするγ
−アミノプロピルアルコキシシランの選択率が低下する
ため好ましくない。
反応系におけるロジウムカルボニル錯体は、多量に用
いることもできるが、アリルアミン類1モル対して、金
属ロジウムとして10-6〜10-3モル程度存在しておれば充
分である。
反応は、溶媒の存在下に行なってもよく、また不存在
下に行なってもよい。溶媒を用いる場合には、トルエ
ン、キシレン、ヘプタン、ドデカンなどの炭化水素系溶
媒が用いられる。
反応時間は、反応温度によって大きく変化するが、通
常0.5〜2.0時間程度で充分である。
アリルアミン類とヒドロシラン類との反応を、ロジウ
ムカルボニル錯体を用いて行なうと、γ−アミノプロピ
ルアルコキシシラン類が、高い選択率で得られ、たとえ
ば15〜16にも達するγ−体/β−体比でγ−体が得られ
る。しかもアリルアミン類とヒドロシラン類との反応が
迅速に進行し、したがって50〜70%にも達する高い収率
でγ−アミノプロピルアルコキシシラン類が得られる。
これに対して、アリルアミン類とヒドロシラン類との
反応を、塩化白金酸触媒を用いて行なうと、γ−体の収
率は40〜50%程度であり、しかもγ−体/β−体の比は
4程度にしか達しない。またアリルアミン類とヒドロシ
ラン類との反応を、ロジウムヒドリドカルボニルトリス
(トリフェニルホスフィン)錯体を用いて行なうと、高
いγ−体/β−体比でγ−体が得られるが、反応速度が
遅いため、反応にたとえば6時間もの長時間を必要とし
てしまう。
発明の効果 本発明に係るアミノプロピルアルコキシシラン類の製
造方法では、アリルアミン類とヒドロシラン類とを反応
させるに際して、ロジウムカルボニル錯体を用いている
ので、γ−アミノプロピルアルコキシシラン類を高選択
率かつ高収率で短時間で得ることができる。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
実施例1 還流冷却管、撹拌棒、温度計を備えた3つ口フラスコ
に、アリルアミン14g(0.25モル)、トリエトキシシラ
ン41g(0.25モル)およびトルエン30mlを加え、110℃の
恒温油槽で加熱し、内容物の温度が85℃になった時点
で、触媒としてのテトラロジウムドデカルカボニル0.22
gを加えた。触媒添加後約30分で、反応温度は110度にな
った。反応終了後、得られた反応混合物をガスクロマト
グラフィー分析により、分析したところ、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシランが68%、β−アミノプロピル
トリエトキシシランが4.9%の収率(アリルアミン基
準)で得られていることがわかった。
実施例2 実施例1において、触媒としてヘキサロジウムヘキサ
デカカルボニル0.3gを用い、溶媒としてキシレンを用い
た以外は、実施例1と同じ条件で、アリルアミンとトリ
エトキシシランとの反応を行なった。反応終了後、得ら
れた反応混合物をガスクロマトグラフィー分析により分
析したところ、γ−体が71%、β−体が4.4%の収率
(アリルアミン基準)で得られていることがわかった。
実施例3 実施例1において、触媒としてヘキサロジウムペンタ
デカカルボニルテトラエチルアンモニウム塩0.38gを用
い、溶媒としてキシレンを用いた以外は、実施例1と同
じ条件でアリルアミンとトリエトキシシランとの反応を
行なった。反応終了後、得られた反応混合物をガスクロ
マトグラフィー分析により分析したところ、γ−体が51
%、β−体が3.5%の収率(アリルアミン基準)で得ら
れていることがわかった。
実施例4 実施例1において、触媒としてテトラロジウムドデカ
カルボニル0.2g、トリメトキシシラン30.6g(0.25モ
ル)、溶媒としてトルエンを用いた以外は、実施例1と
同じ条件でアリルアミンとトリメトキシシランとの反応
を行なった。反応終了後、得られた反応混合物をガスク
ロマトグラフィー分析により分析したところ、γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシランが62%、β−アミノプロ
ピルトリメトキシシランが4.0%の収率(アリルアミン
基準)で得られていることがわかった。
実施例5 還流冷却管、撹拌棒、温度計を備えた3つ口フラスコ
に、アリルエチレンジアミン25g(0.25モル)、トリエ
トキシシラン41g(0.25モル)およびn−ドデカン30ml
を加え、150℃の恒温油槽で加熱し、内容物の温度が130
℃になった時点でテトラロジウムドデカカルボニル0.1g
を加え、さらに約30分間、150℃に保った。反応終了
後、得られた反応混合物をガスクロマトグラフィー分析
により分析したところ、γ−エチレンジアミノプロピル
トリエトキシシランが63%の収率(アリルエチレンジア
ミン基準)で得られていることがわかった。
実施例6 実施例1において、触媒としてロジウムテトラカルボ
ニルテトラエチルアンモニウム塩0.41gを用い、溶媒と
してトルエンの代わりにキシレンを用いた以外は、実施
例1と同じ条件で、アリルアミンとトリエトキシシラン
との反応を行なった。
反応終了後、得られた反応混合物をガスクロマトグラ
フィーにより分析したところ、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシランが65%、β−アミノプロピルトリエトキ
シシランが4.3%の収率(アリルアミン基準)で得られ
ていることがわかった。
実施例7 実施例1において、触媒としてテトラロジウムウンデ
カカルボニルテトラエチルアンモニウム塩0.251gを用
い、溶媒としてトルエンの代わりにキシレンを用いた以
外は、実施例1と同じ条件で、アリルアミンとトリエト
キシシランとの反応を行なった。
反応終了後、得られた反応混合物をガスクロマトグラ
フィーにより分析したところ、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシランが68%、β−アミノプロピルトリエトキ
シシランが4.4%の収率(アリルアミン基準)で得られ
ていることがわかった。
比較例1 還流冷却管、撹拌棒、温度計を備えた3つ口フラスコ
に、トリエトキシシラン41g(0.25モル)、触媒として
の塩化白金(IV)酸のイソプロピルアルコール溶液を白
金として2×10-5モルに相当する量を加え、120℃の恒
温油槽で加熱しながら、アリルアミン14g(0.25モル)
を滴下ロートから1時間かけて滴下した。さらに9時
間、120℃に保った。反応終了後、得られた反応混合物
をガスクロマトグラフィー分析により分析したところ、
γ−アミノプロピルトリエトキシシランが44%、β−ア
ミノプロピルトリエトキシシランが10%の収率(アリル
アミン基準)で得られていることがわかった。
比較例2 還流冷却管、撹拌棒、温度計を備えた3つ口フラスコ
に、トリエトキシシラン41g(0.25モル)、触媒として
のロジウムヒドリドカルボニル−トリス(トリフェニル
ホスフィン)0.12gおよびトリフェニルホスフィン1.4g
を加え、内容物を110℃に加熱し、続いてアリルアミン1
4g(0.25モル)を滴下ロートから1時間かけて滴下し
た。さらに1時間、温度を110℃に維持した。反応終了
後、得られた反応混合物をガスクロマトグラフィー分析
により分析したところ、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシランが34%、β−アミノプロピルトリエトキシシラ
ンが3.8%の収率(アリルアミン基準)で得られている
ことがわかった。続いてさらに4時間、温度を110℃に
維持した。反応終了後、得られた反応混合物をガスクロ
マトグラフィー分析により分析したところ、γ−アミノ
プロピルトリエトキシシランが71%、β−アミノプロピ
ルトリエトキシシランが6.9%の収率(アリルアミン基
準)で得られていることがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 義治 東京都新宿区下落合3丁目6番29―112 号 (72)発明者 今井 千裕 神奈川県横浜市緑区美しが丘4丁目49番 地の5 (56)参考文献 特開 昭61−229885(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式[I] [式中、R1は水素、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数
    2〜10のアルケニル基、フェニル基または置換フェニル
    基、−CH2CH2NHCH2CH2NH2、または−CH2CH2NH2であり、
    R2は水素または炭素数1〜6のアルキル基である。]で
    示されるアリルアミン類と、 式[II] [式中、R3およびR4は、同一であってもよく、また異な
    っていてもよく、それぞれ炭素数1〜8のアルキル基で
    あり、nは0、1または2である。]で示されるヒドロ
    シラン類とを、少なくとも1つの一酸化炭素を含む無機
    配位子を有し、かつ有機燐配位子を有しないロジウム錯
    体の存在下に反応させることを特徴とする、アミノプロ
    ピルアルコキシシラン類の製造方法。
  2. 【請求項2】アリルアミン類が、アリルアミン、N−メ
    チルアリルアミン、N−エチルアリルアミン、2−メチ
    ルアリルアミン、ジアリルアミンまたはアリルエチレン
    ジアミンである特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】ヒドロシラン類が、トリエトキシシラン、
    トリメトキシシラン、トリプロポキシシラン、トリブト
    キシシラン、メチルジメトキシシラン、エチルジメトキ
    シシラン、メチルジエトキシシラン、ジメチルメトキシ
    シラン、トリオクチロキシシラン、メチルジオクチロキ
    シシランまたはジメチルオクチロキシシランである特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  4. 【請求項4】ロジウム錯体が、テトラロジウムドデカカ
    ルボニル、ヘキサロジウムヘキサデカカルボニル、ヘキ
    サロジウムペンタデカカルボニルテトラエチルアンモニ
    ウム塩、ロジウムテトラカルボニルテトラエチルアンモ
    ニウム塩、またはテトラロジウムウンデカカルボニルテ
    トラエチルアンモニウム塩である特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。
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