JPH10174045A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JPH10174045A
JPH10174045A JP8326688A JP32668896A JPH10174045A JP H10174045 A JPH10174045 A JP H10174045A JP 8326688 A JP8326688 A JP 8326688A JP 32668896 A JP32668896 A JP 32668896A JP H10174045 A JPH10174045 A JP H10174045A
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tape
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Yoshiyuki Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ状記録媒体走行時にテープ状記録媒体
と走行機構の間に滑りが発生した場合でも、常に適正な
速度でテープ状記録媒体を走行させることができ、常に
トラッキングを正確にとることができるモータ制御装置
を提供する。 【解決手段】 トラッキング検出手段110は、トラッ
キングがとれているか否かを検出する。モータ倍速可変
手段106は、トラッキング検出手段110の検出結果
により、トラッキングがとれていない場合には、同一モ
ード設定時であっても、モータ102の回転速度を低下
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、キャプス
タンモータとピンチローラによりテープ状記録媒体を走
行させる際の制御を行うモータ制御装置に関するもので
あり、高速テープ走行モードや高速サーチモード等の特
殊再生機能を有し、ヘリカルスキャン方式を採用したビ
デオテープレコーダ等に用いられるモータ制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図3に示すような8mmビデオ
テープレコーダ(以下、8mmVTRと言う)200で
は、小型軽量化のためにテープリールを直接駆動させる
ためのモータが設けられていない。このため、操作部2
10の操作により、8mmVTR200のモードが早送
/巻戻モード等の高速テープ走行モードに設定された場
合、8mmVTR200は、通常の記録モードや再生モ
ード設定時と同様に、キャプスタンモータ202とピン
チローラ204を圧着してその間にテープ203を挟
み、この状態でキャプスタンモータ202を高速回転さ
せることにより、テープ203の高速走行を実現するよ
うになされている。
【0003】ところで、上述のような8mmVTR20
0には、通常のサーチモード以外に、早送/巻戻モード
設定時と同様のテープ速度で再生画を出力する高速サー
チモードといった特殊再生機能を有するものがある。当
然、この高速サーチモードの設定時においても、8mm
VTR200は、ドラムモータ201と、テープ203
との走行をロックすることにより、通常のサーチモード
設定時と同様に、画面上に現れる複数本のノイズバンド
をその画面上に安定して固定するような制御を行うよう
になされている。尚、上述のような制御を行うことを、
以下、「トラッキングをとる」と言う。
【0004】また、8mmVTR200は、テープカウ
ンタ方式として、例えば、トラッキングがとれた状態で
テープ203上のトラック数をカウントすることにより
テープ203の長さを求める方式を採用している。この
ようなテープカウンタ方式を採用した8mmVTR20
0は、再生画を出力しない早送/巻戻モード設定時の動
作においても、トラッキングがとれていることが重要と
なる。
【0005】そこで、8mmVTR200は、トラッキ
ングをとるために、以下のようなモータ制御処理を行う
ようになされている。
【0006】例えば、8mmVTR200が高速テープ
走行モードに設定された場合、倍速設定回路206は、
高速テープ走行モード対応した所定速度を速度制御回路
205に設定する。速度制御回路205は、キャプスタ
ンモータ202上の図示していない周波数発電機により
得られた回転速度検出信号と、倍速設定回路206によ
り設定された所定速度とから速度エラー信号を生成す
る。一方、ATF(Automatic Track Finding )制御回
路207は、ドラムモータ201上の図示していない再
生ヘッドの出力信号から得られた基準信号と、ドラムモ
ータ201上の図示していない周波数発電機により得ら
れた回転速度検出信号とからATFエラー信号を生成す
る。これらのエラー信号は、加算器208で加算され、
その加算出力に基づいて、ドライバ209は、キャプス
タンモータ202を駆動する。これにより、キャプスタ
ンモータ202は、高速テープ走行モードに対応した目
標回転数が維持される。また、ドラムモータ201は、
装置内部で決定されるドラム回転数に固定して回転する
ように制御される。
【0007】これにより、テープ203の走行速度が制
御され、ドラムモータ201上の図示していない再生ヘ
ッドがテープ203を1度に走査するトラック数が所定
数にロックされる。これと同時に、上記再生ヘッドがテ
ープ203の所定のトラック上を走査するように、テー
プ203の位相を制御するためのATF制御も行われ、
この結果、トラッキングがとられることとなる。
【0008】尚、ATF制御とは、テープ203上のト
ラックに記録された映像信号や音声信号等の主記録信号
に重畳して循環的に記録された複数種類の周波数信号の
再生状態に従ってキャプスタンモータ202を制御し、
自動的にトラッキングをとりながらテープ203を走行
させる制御のことを言う。また、上述した「テープ20
3を1度に走査するトラック数」は、テープ203の走
行速度に対応するものであり、「倍速」とも呼ばれる。
すなわち、「倍速」が大きいということは、テープ20
3の走行速度が速いことを意味している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の8mmVTR200では、キャプスタン
モータ202とピンチローラ204の圧着力の変化や、
テープ203表面の摩擦係数等の要因により、キャプス
タンモータ202とピンチローラ204間で滑りが発生
した場合、ATF制御を行ってもノイズバンドを画面上
に安定して固定させることができず、これと同時にテー
プカウンタもずれてしまうことがあった。このため、ト
ラッキングを正確にとることができなかった。特に、8
mmVTR200が早送/巻戻モード等の高速テープ走
行モードに設定された場合には、テープ203の走行速
度が目標速度に達しないため、この問題は顕著となる。
また、テープ203が、例えば、メタルの粉をテープ素
材に蒸着して生成された蒸着型テープ(以下、MEテー
プとも言う)であった場合には、テープ表面の摩擦係数
の低下により、テープ滑りが大きくなり、このテープ滑
りは、テープ203の走行速度が速いほど大きいもので
ある。したがって、このような場合、上述したような問
題が発生しやすかった。
【0010】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、テープ状記録媒体走行時にテー
プ状記録媒体と走行機構の間に滑りが発生した場合で
も、常に適正な速度でテープ状記録媒体を走行させるこ
とができ、常にトラッキングを正確にとることができる
モータ制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るモータ制御
装置は、ピンチローラに圧着されたキャプスタンモータ
によりテープ状記録媒体を走行させる制御を行うモータ
制御装置であって、上記テープ状記録媒体と、上記キャ
プスタンモータ及び上記ピンチローラとの間の滑り量を
検出する滑り量検出手段を備え、上記滑り量検出手段に
より、任意の所定値以上の滑り量が検出された場合に
は、上記キャプスタンモータの速度を低下させることを
特徴とする。本発明に係るモータ制御装置は、テープ状
記録媒体上に走行方向に対して斜め方向に形成されたト
ラックに沿って磁気的に記録された記録信号に重畳して
トラッキングをとるための循環的に記録された複数種類
の周波数信号に従って、自動的にトラッキングを取りな
がら上記テープ状記録媒体を走行させるモータを制御す
るモータ制御装置であって、再生時にトラッキングがと
れているか否かを検出するトラッキング検出手段と、同
一モードであっても上記モータの回転速度を可変させる
を可能とするモータ倍速可変手段とを備え、上記モータ
倍速可変手段は、上記トラッキング検出手段の検出結果
により、トラッキングがとれていない場合に、上記モー
タの回転速度を低下させることを特徴とする。また、上
記テープ状記録媒体上に記録信号が存在するか否かを検
出する無記録検出手段を備え、上記モータ倍速可変手段
は、上記無記録検出手段の検出結果により、上記テープ
状記録媒体上に記録信号が存在しない場合に、上記モー
タの回転速度を低下させる動作を停止すると同時に、上
記モータの回転速度を初期状態に戻すことを特徴とす
る。本発明に係るモータ制御装置は、テープ状記録媒体
上に走行方向に対して斜め方向に形成されたトラックに
沿って磁気的に記録された記録信号に重畳してトラッキ
ングをとるための循環的に記録された複数種類の周波数
信号に従って、自動的にトラッキングを取りながら上記
テープ状記録媒体を走行させるモータを制御するモータ
制御装置であって、走行させるテープ状記録媒体の種類
を検出するテープ種類検出手段と、同一モードであって
も上記モータの回転速度を可変させるを可能とするモー
タ倍速可変手段とを備え、上記モータ倍速可変手段は、
上記テープ種類検出手段の検出結果により、上記テープ
状記録媒体が任意の特定種類のものであった場合に、上
記モータの回転速度を低下させることを特徴とする。本
発明に係るモータ制御装置は、ピンチローラに圧着され
たキャプスタンモータによりテープ状記録媒体を走行さ
せる制御を行うモータ制御装置であって、上記テープ状
記録媒体と、上記キャプスタンモータ及び上記ピンチロ
ーラとの間の滑り量を検出する滑り量検出手段と、上記
滑り量検出手段の検出結果に基づいて上記キャプスタン
モータの速度を制御する制御手段とを備えることを特徴
とする。また、上記制御手段は、上記滑り量検出手段の
検出結果により、上記滑り量が所定値以上であった場合
に、上記キャプスタンモータの速度が低下するように制
御することを特徴とする。本発明に係るモータ制御装置
は、テープ状記録媒体上に走行方向に対して斜め方向に
形成されたトラックに沿って磁気的に記録された記録信
号に重畳して循環的に記録された複数種類の周波数信号
を用いて、自動的にトラッキングを取りながら上記テー
プ状記録媒体を走行させるモータを制御するモータ制御
装置であって、トラッキングがとれているか否かを検出
するトラッキング検出手段と、上記トラッキング検出手
段の検出結果に応じて、上記モータの回転速度を可変さ
せるモータ倍速可変手段とを備えることを特徴とする。
また、上記モータ倍速可変手段は、上記トラッキング検
出手段の検出結果により、再生時にトラッキングがとれ
ていない場合に、上記モータの回転速度を低下させるこ
とを特徴とする。また、上記テープ状記録媒体上に記録
信号が存在するか否かを検出する無記録検出手段を備
え、上記モータ倍速可変手段は、上記無記録検出手段及
びに応じて、上記モータの回転速度を可変させることを
特徴とする。また、上記モータ倍速可変手段は、上記無
記録検出手段の検出結果により、上記テープ状記録媒体
上に記録信号が存在する場合のみ、上記モータの回転速
度を可変させ、上記テープ状記録媒体上に記録信号が存
在しない場合には、上記モータの回転速度を初期状態に
戻すして固定することを特徴とする。また、走行させる
テープ状記録媒体の種類を検出するテープ種類検出手段
を備え、上記モータ倍速可変手段は、上記テープ種類検
出手段の検出結果に応じて、上記モータの回転速度を可
変することを特徴とする。また、上記モータ倍速可変手
段は、上記テープ種類検出手段の検出結果により、上記
テープ状記録媒体が低い摩擦係数を有する種類のもので
あった場合に、上記モータの回転速度を低下させること
を特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、テープ状記録媒体と、キャプ
スタンモータ及びピンチローラとの間の滑り量が任意の
所定値以上であった場合には、上記キャプスタンモータ
の速度が低下する。これにより、テープ状記録媒体と、
キャプスタンモータ及びピンチローラとの間に滑りが発
生した場合には、上記テープ状記録媒体は、低い速度で
走行する。本発明によれば、再生時にトラッキングがと
れていない場合には、同一モードであっても、モータの
回転速度が低下する。これにより、この場合には、テー
プ状記録媒体は、低い速度で走行する。また、上記テー
プ状記録媒体上に記録信号が存在しない場合には、上記
モータの回転速度を低下させる動作が停止され、これと
同時に、上記モータの回転速度が初期状態に戻される。
これにより、この場合には、上記テープ状記録媒体は、
初期状態の速度で走行し、その速度が保たれる。本発明
によれば、走行させるテープ状記録媒体の種類が任意の
特定種類のものであったには、モータの回転速度が低下
する。これにより、任意の特定種類のテープ状記録媒体
は、低い速度で走行する。本発明によれば、テープ状記
録媒体と、キャプスタンモータ及びピンチローラとの間
の滑り量に基づいて、上記キャプスタンモータの速度が
制御される。これにより、上記テープ状記録媒体は、上
記滑り量を考慮した速度で走行する。また、上記滑り量
が所定値以上であった場合には、上記キャプスタンモー
タの速度が低下する。これにより、テープ状記録媒体
と、キャプスタンモータ及びピンチローラとの間に滑り
が発生した場合には、上記テープ状記録媒体は、低い速
度で走行する。本発明によれば、トラッキングがとれて
いるいか否かに応じて、モータの回転速度が可変され
る。これにより、テープ状記録媒体は、トラッキング状
態に応じた速度で走行する。また、再生時にトラッキン
グがとれていない場合には、上記モータの回転速度が低
下する。これにより、この場合には、上記テープ状記録
媒体は、低い速度で走行する。また、上記テープ状記録
媒体上の記録信号の記録状態に応じて、上記モータの回
転速度が可変される。これにより、上記テープ状記録媒
体は、その記録状態に応じた速度で走行する。また、上
記テープ状記録媒体上に記録信号が存在しない場合に
は、上記モータの回転速度の可変制御が行われず、上記
モータの回転速度が初期状態に戻されて固定される。こ
れにより、上記テープ状記録媒体上に記録信号が存在す
る場合のみ、上記テープ状記録媒体の回転速度が可変さ
れ、再び上記テープ状記録媒体上に記録信号が存在する
状態となったときには、上記テープ状記録媒体は初期状
態の速度で走行し、この速度が保たれる。また、走行さ
せるテープ状記録媒体の種類に応じて、上記モータの回
転速度が可変される。これにより、上記テープ状記録媒
体は、その種類に応じた速度で走行する。また、上記テ
ープ状記録媒体が低い摩擦係数を有する種類のものであ
った場合には、上記モータの回転速度が低下する。これ
により、低い摩擦係数を有するテープ状記録媒体は、他
の種類のテープ状記録媒体の走行速度より低い速度で走
行する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0014】本発明に係るモータ制御装置は、例えば、
図1に示すような8mmVTR100に適用される。
【0015】この8mmVTR100は、カセット11
4内に収められているテープ103がヘリカルに巻き付
けられたドラムモータ101と、ドラムモータ101を
出たテープ103が圧着されたキャプスタンモータ10
2及びとピンチローラ104と、ドラムモータ101上
の図示していない再生ヘッドの出力が供給されるATF
制御回路107と、キャプスタンモータ102の出力が
供給される速度制御回路105と、ATF制御回路10
7及び速度制御回路105の各出力が供給される加算器
108と、加算器108の出力が供給されるドライバ1
09と、装置のモードを設定するための操作部113の
出力が供給される倍速設定回路106とを備えており、
ドライバ109の出力はキャプスタンモータ102に供
給され、倍速設定回路106の出力は速度制御回路10
5に供給されるようになされている。
【0016】また、8mmVTR100は、上述した各
構成部に加えて、上記再生ヘッドの出力が供給される無
記録検出回路111と、ATF制御回路107の出力が
供給されるATFロック検出回路110と、無記録検出
回路111及びATFロック(ATFLock)検出回
路110の各出力が供給されるスイッチ112と、カセ
ット114上に設けられた検出スイッチ115とを備え
ており、倍速設定回路106には、無記録検出回路11
1、スイッチ112、及び検出スイッチ115の各出力
も供給されるようになされている。
【0017】上述のような8mmVTR100は、操作
部113で設定されたモードに応じて、テープ103を
そのモードに対応した所定速度で走行させ、再生モー
ド、サーチモード、及び高速サーチモード等、トラッキ
ングを要するモードが操作部113で設定された場合に
は、ATF制御も行うようになされている。
【0018】すなわち、まず、ドラムモータ101に
は、図示していない再生ヘッドのほかに記録ヘッドも搭
載されている。また、ドラムモータ101には、回転速
度を検出する周波数発電機(Frequency Generator )が
設けられている。そして、上記再生ヘッドにより得られ
た再生信号には、ATF制御を行うための基準信号が含
まれている。すなわち、テープ203には、映像信号や
音声信号等の主記録信号に重畳して、複数種類の周波数
信号である基準信号が循環的に記録されている。
【0019】キャプスタンモータ102は、テープ10
3を挟むようにしてピンチローラ104と圧着されるこ
とでテープ103を走行させるようになされている。ま
た、キャプスタンモータ102には、ドラムモータ10
1と同様に、回転速度を検出する図示していない周波数
発電機が設けられており、その周波数発電機の出力(以
下、FG:Frequency Generator 信号と言う)Sa を速
度制御回路105に供給する。
【0020】速度制御回路105は、キャプスタンモー
タ102からのFG信号Sa 、及び倍速設定回路106
により設定された倍速Mを参照することにより、速度エ
ラー信号Sc を生成して加算器108に供給する。
【0021】ATF制御回路107は、ドラムモータ1
01上の図示していない再生ヘッドにより得られた基準
信号、及びドラムモータ101上の図示していない周波
数発電機が出力するRF信号とから(以下、これらの信
号をPBRF信号Sb と言う)、ATFエラー信号Sd
を生成すると共に、ATF電圧サンプル値Sg も生成す
る。そして、ATF制御回路107は、ATFエラー信
号Sd を加算器108に供給し、ATF電圧サンプル値
Sg をATFロック検出回路110に供給する。
【0022】加算器108は、速度制御回路105から
の速度エラー信号Sc と、ATF制御回路107からの
ATFエラー信号Sd とを加算し、その加算結果をキャ
プスタン駆動信号Se としてドライバ109に供給す
る。
【0023】ドライバ109は、加算器108からのキ
ャプスタン駆動信号Se に基づいて、キャプスタンモー
タ102を駆動する。
【0024】一方、ATFロック検出回路110は、A
TF制御回路107からのATF電圧サンプル値Sg に
より、トラッキングがとれているか否かの判断(以下、
この判断をATFLock判別とも言う)を行い、その
判別結果に基づいて、後述するコマンドSi をスイッチ
112に供給する。
【0025】無記録検出回路111は、ドラムモータ1
01からのPBRF信号Sb により、テープ103に主
記録信号が記録されているか否かを判別し、その判別結
果を制御信号Sh として出力する。
【0026】スイッチ112は、無記録検出回路111
から出力される制御信号Sh により、テープ103に主
記録信号が記録されている場合には、ON状態となる。
これにより、ATFロック検出回路110から出力され
るコマンドSi は、倍速設定回路106に供給される。
また、スイッチ112は、無記録検出回路111から出
力される制御信号Shにより、テープ103に主記録信
号が記録されていない場合には、OFF状態となる。こ
れにより、ATFロック検出回路110の出力が遮断さ
れる。また、この場合には、無記録検出回路111から
出力される制御信号Sh は、リセットを示す信号として
倍速設定回路106に供給される。
【0027】ここで、カセット114には、カセット内
に収められているテープ103の種類、例えば、塗布型
のメタルテープ(MPテープ)や蒸着型のメタルテープ
(MEテープ)等のテープの種類を示す図示していない
判別穴が設けられている。そこで、検出スイッチ115
は、上記判別穴の有無を検出し、その検出結果をテープ
種類判別信号Sj として倍速設定回路106に供給す
る。
【0028】したがって、倍速設定回路106には、操
作部113により設定されたモード情報が供給されると
共に、検出スイッチ115からのテープ種類判別信号S
j が供給され、また、テープ103に記録有りの場合に
は、ATFロック検出回路110が出力するコマンドS
i 、テープ103に記録無しの場合には、無記録検出回
路111からのリセットを示す制御信号Sh が供給され
ることとなる。
【0029】そこで、倍速設定回路106は、操作部1
13からのモード情報により、早送/巻戻モード等の設
定されたモードに対応すると共に、検出スイッチ115
からのテープ種類判別信号Sj に対応した倍速Mを速度
制御回路105に設定する。また、倍速設定回路106
は、スイッチ112からコマンドSi が供給された場
合、すなわちテープ103が記録有りでそのときのAT
FLock判別結果に基づいたコマンドSi が供給され
た場合、そのコマンドSi に基づいて、速度制御回路1
05に設定する倍速Mを低下させる。さらに、倍速設定
回路106は、無記録検出回路111から制御信号Sh
が供給された場合、すなわちテープ103が記録無しで
リセットを示す信号Sh が供給された場合、速度制御回
路105に設定した倍速Mをリセットする。
【0030】これにより、速度制御回路105には、操
作部113により設定されたモード、及び使用されるテ
ープ103の種類に対応した倍速Mが設定されると共
に、テープ103が記録有り時の場合には、トラッキン
グがとれているか否かの判別結果に応じて、低い倍速M
に設定され、テープ103が記録無し時の場合には、設
定された倍速Mがリセットされる。
【0031】尚、速度制御回路105に設定される倍速
Mについての詳細な説明は後述する。
【0032】上述のように、8mmVTR100では、
キャプスタンモータ102とピンチローラ104でテー
プ103を挟むようにして圧着され、この状態でキャプ
スタンモータ102の速度が、倍速設定回路106で設
定された倍速Mに従って制御されることにより、テープ
103は、所定速度で走行することとなる。また、操作
部113で設定されたモードが、再生モード、サーチモ
ード、及び高速サーチモード等のトラッキングを要する
モードであった場合には、同時にATF制御も行われ、
速度制御回路105で得られた速度エラー信号Sc とA
TF制御回路107で得られたATFエラー信号Sd を
加算した結果に応じて、キャプスタンモータ102の速
度が制御される。
【0033】ところで、キャプスタンモータ102とピ
ンチローラ104の間には、必ずテープ滑りが存在す
る。
【0034】このため、従来では、実際のテープ走行速
度は、キャプスタンモータ軸の外形の回転速度より必ず
小さい値となる。このようなテープ滑りは、通常、テー
プの走行速度に応じて大きくなるため、特に、高速サー
チモード等に設定された場合には、実際のテープ走行速
度は、所定速度よりかなり小さくなる。このような状態
になると、ATF制御を行っても、トラッキングをとる
ことが不可能となり、画面上にノイズバンドが固定され
ない。また、テープカウント方式がトラックカウント方
式であった場合には、そのカウント値がずれてしまう。
【0035】上述のことから、「トラッキングをとるこ
とができない」ということは、「テープの走行機構とテ
ープの間に滑りが存在している」ということを意味して
おり、この現象は、装置の機能を低下させるような、多
方面にわたる問題点を引き起こすこととなる。
【0036】そこで、8mmVTR100は、上述した
ように、ATFロック検出回路110によりトラッキン
グがとれているか否かを検出すると共に、検出スイッチ
115によりテープ103に種類を検出し、これらの検
出結果をも考慮して速度制御回路105に設定する倍速
Mを決定して、テープ103を走行させるキャプスタン
モータ102の速度制御を行うようになされている。
【0037】ここで、図2は、ATFロック検出回路1
10で得られるトラッキング状態、速度制御回路105
に設定される倍速M、無記録検出111で得られるテー
プ103の記録状態(制御信号Sh )、及びテープ10
3の滑り率Kの変化を示すタイミングチャートである。
【0038】以下、上記図2を用いて、速度制御回路1
05に設定する倍速Mについて具体的に説明する。
【0039】まず、テープ103とキャプスタンモータ
102及びピンチローラ104の間の滑り率Kは、走行
されるテープ位置によっても変化するものであり、例え
ば、高速早送(FF)サーチモードでは、テープ103
の終端付近になると急激に増加する傾向がある。すなわ
ち、上記図2では、滑り率Kが、位置PK1から位置PK2
にかけて急激に増加している。
【0040】すると、それまでトラッキングがとれた状
態で安定して回転していたキャプスタンモータ102に
変化が生じ、急激にトラッキングがとれない状態とな
る。この状態は、ATFロック検出回路110により検
出され、ATFロック検出回路110は、その検出結果
が、状態(Lock)Pi1から状態(Not Loc
k)Pi2に変化したことを認識すると、コマンドSi を
スイッチ112を介して倍速設定回路106に供給する
こととなる。尚、ここでは、テープ103が記録有りの
状態とする。
【0041】したがって、倍速設定回路106は、AT
Fロック検出回路110からのコマンドSi により、速
度制御回路205に設定する倍速Mを、例えば、「19
倍」から「15倍」に低下させる。これにより、テープ
103の滑り率Kは、倍速Mが低下されると同時に一旦
低下し(上記図2では、位置PK2)、再びATF制御に
よるトラッキングをとることが可能な状態となる。そし
て、ATFロック検出回路110で検出されるトラッキ
ング状態は、状態(Not Lock)Pi2から、状態
(Lock)Pi3に変化し、ATFロック検出回路11
0からは、倍速低下を指示するためのコマンドSi は出
力されず、テープ103は、安定した適正な速度で走行
することとなる。
【0042】その後、テープ103が適正な速度で安定
して走行され、テープ103の記録部分が終了し、無記
録部分に突入すると、無記録検出回路111は、これを
検出して、スイッチ112及び倍速設定回路106に与
える制御信号Sh を、記録有状態Ph1から記録無状態P
h2に変化させる。この制御信号Sh により、スイッチ1
12はOFF状態となり、倍速低下を指示するコマンド
Si は、倍速設定回路106に供給されず、また、これ
と同時に、倍速設定回路106は、速度制御回路105
に設定した倍速M(=15)をリセットして、初期状態
の倍速M(=19)に戻す。
【0043】上述のように、この8mmVTR100
は、トラッキング状態の検出を、テープ103の滑り状
態の検出と略等価であるとみなして、トラッキングがと
れていない場合には、速度制御回路105に設定する倍
速Mを低下させるようになされているため、テープ10
3を常に安定して適正な速度で走行させることができ
る。これにより、トラッキングを安定して、且つ正確に
とることができる。また、テープ103が無記録状態と
なった場合には、速度制御回路105に設定する倍速M
を低下させることを指示するコマンドSi が倍速設定回
路106に供給されないようにすることにより、無記録
状態での再生モードにおいて、ATFロック検出回路1
10から出力されるコマンドSi により倍速Mが低下さ
れるというような誤動作を防ぐことができる。また、こ
の場合には、速度制御回路105に設定する倍速Mをリ
セットすることにより、テープ103が再び記録状態に
突入したとき、テープ103を初期状態の速度で走行さ
せることができ、上述したような倍速Mの設定処理を初
期段階から開始することができる。また、この場合に
は、テープ103の滑り率Kが再び増加することとなる
が(上記図2では、位置PK3)、テープ103は既に無
記録状態であるため問題とはならない。
【0044】また、8mmVTR100は、テープ10
3の種類によっても、速度制御回路105に設定する倍
速Mを可変させるようになされている。
【0045】すなわち、検出スイッチ115の検出結果
により、例えば、テープ103が蒸着型のメタルテープ
であった場合、倍速設定回路106は、早送/巻戻モー
ド等のモードが設定された初期状態から、速度制御回路
105に設定する倍速Mを、例えば、「15倍」という
ように、他の種類のテープに対する倍速より低い倍速を
設定する。これにより、上述したようなテープ103の
滑り率Kが低くなり、テープ103を走行開始時点から
常に安定して適正な速度で走行させることができる。こ
のため、テープ走行開始時の時点からノイズバンドの流
れ、テープカウンタのずれ等を防ぐことができる。
【0046】したがって、上述のことにより、8mmV
TR100は、再生系のモード設定時においてテープ1
03の滑りが増加した場合でも、それに追従して安定し
て、且つ正確にトラッキングをとることができ、サーチ
モード設定時のノイズバンドの流れやテープカウンタの
ずれ等を防ぐことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、テ
ープ状記録媒体と、キャプスタンモータ及びピンチロー
ラとの間の滑り量が所定値以上であった場合には、キャ
プスタンモータの速度が低下するように構成したことに
より、テープ状記録媒体と、キャプスタンモータ及びピ
ンチローラとの間の滑りが発生した場合でも、上記滑り
量を所定量以下に押さえるための適正な速度でテープ状
記録媒体を走行させることができる。したがって、テー
プ状記録媒体を常に安定して適正な速度で走行させるこ
とができる。本発明によれば、同一モード設定時であっ
ても、トラッキングがとれていない状態であった場合に
は、モータの回転速度が低下するように構成したことに
より、テープ状記録媒体を常に安定して適正な速度で走
行させることができる。これにより、常に正確なトラッ
キングをとることができる。例えば、ヘリカルスキャン
方式を採用したビデオテープレコーダにおいて、テープ
状記録媒体とその走行機構の間で滑りが発生した場合で
も、その滑りに追従してトラッキングをとることができ
る。また、上記テープ状記録媒体上に記録信号が存在し
ない場合には、モータの回転速度の可変動作を停止する
と同時に、モータの回転速度を初期状態に戻すように構
成したことにより、テープ状記録媒体上に記録信号が存
在しない部分を再生するときの誤動作を防ぐことができ
る。したがって、常に正確なトラッキングをとることが
できる。本発明によれば、テープ状記録媒体が任意の特
定種類のテープ状記録媒体であった場合には、モータの
回転速度が低下するように構成したことにより、テープ
状記録媒体を、走行開始時点から適正な速度で走行させ
ることができる。したがって、常に正確なトラッキング
をとることができる。本発明によれば、テープ状記録媒
体と、キャプスタンモータ及びピンチローラとの間の滑
り量に基づいて、キャプスタンモータの速度を制御する
ように構成したことにより、その滑り量を押さえるため
の適正な速度でテープ状記録媒体を走行させることがで
きる。したがって、テープ状記録媒体を常に安定して適
正な速度で走行させることができる。また、上記滑り量
が所定値以上であった場合には、キャプスタンモータの
速度が低下するように構成したことにより、上記滑り量
を所定量以下に押さえるための適正な速度でテープ状記
録媒体を走行させることができる。本発明によれば、ト
ラッキング状態に応じて、モータの回転速度を可変させ
るように構成したことにより、トラッキング状態に応じ
てテープ状記録媒体の速度を可変することができる。こ
れにより、常に正確なトラッキングをとることができ
る。また、トラッキングがとれていない状態であった場
合には、上記モータの回転速度が低下するように構成し
たことにより、直ちにトラッキングをとることができる
状態にすることができる。これにより、さらに正確なト
ラッキングをとることができる。また、上記テープ状記
録媒体上の記録信号の記録状態に応じて、上記モータの
回転速度を可変させるように構成したことにより、上記
テープ状記録媒体上の記録信号の記録状態に応じてテー
プ状記録媒体の速度を可変することができる。また、上
記テープ状記録媒体上に記録信号が存在する場合のみ、
上記モータの回転速度を可変させ、上記テープ状記録媒
体上に記録信号が存在しない場合には、モータの回転速
度を初期状態に戻して固定するように構成したことによ
り、テープ状記録媒体上に記録信号が存在しない部分を
再生するときの誤動作を防ぐことができる。したがっ
て、常に正確なトラッキングをとることができる。ま
た、上記テープ状記録媒体の種類に応じて、モータの回
転速度を可変させるように構成したことにより、テープ
状記録媒体が如何なる種類のものであっても、その種類
に応じた適正な速度で、走行開始時点からテープ状記録
媒体を走行させることができる。これにより、常に正確
なトラッキングをとることができる。また、上記テープ
状記録媒体が摩擦係数が低いテープ状記録媒体であった
場合には、モータの回転速度が低下するように構成した
ことにより、滑りが大きいテープ状記録媒体であった場
合でも、テープ走行の走行開始時点から正確なトラッキ
ングをとることができる。したがって、さらに正確なト
ラッキングをとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ制御装置を適用した8mm
VTRの構成を示すブロック図である。
【図2】上記8mmVTRにおいて、速度制御回路への
設定倍速を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】従来のモータ制御装置を適用した8mmVTR
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 8mmVTR 101 ドラムモータ 102 キャプスタンモータ 103 テープ 104 ピンチローラ 105 速度制御回路 106 倍速設定回路 107 ATF制御回路 108 加算器 109 ドライバ 110 ATFロック検出回路 111 無記録検出回路 112 スイッチ 113 操作部 114 カセット 115 検出スイッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピンチローラに圧着されたキャプスタン
    モータによりテープ状記録媒体を走行させる制御を行う
    モータ制御装置であって、 上記テープ状記録媒体と、上記キャプスタンモータ及び
    上記ピンチローラとの間の滑り量を検出する滑り量検出
    手段を備え、 上記滑り量検出手段により、任意の所定値以上の滑り量
    が検出された場合には、上記キャプスタンモータの速度
    を低下させることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 テープ状記録媒体上に走行方向に対して
    斜め方向に形成されたトラックに沿って磁気的に記録さ
    れた記録信号に重畳してトラッキングをとるための循環
    的に記録された複数種類の周波数信号に従って、自動的
    にトラッキングを取りながら上記テープ状記録媒体を走
    行させるモータを制御するモータ制御装置であって、 再生時にトラッキングがとれているか否かを検出するト
    ラッキング検出手段と、 同一モードであっても上記モータの回転速度を可変させ
    るを可能とするモータ倍速可変手段とを備え、 上記モータ倍速可変手段は、上記トラッキング検出手段
    の検出結果により、トラッキングがとれていない場合
    に、上記モータの回転速度を低下させることを特徴とす
    るモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 上記テープ状記録媒体上に記録信号が存
    在するか否かを検出する無記録検出手段を備え、 上記モータ倍速可変手段は、上記無記録検出手段の検出
    結果により、上記テープ状記録媒体上に記録信号が存在
    しない場合に、上記モータの回転速度を低下させる動作
    を停止すると同時に、上記モータの回転速度を初期状態
    に戻すことを特徴とする請求項2記載のモータ制御装
    置。
  4. 【請求項4】 テープ状記録媒体上に走行方向に対して
    斜め方向に形成されたトラックに沿って磁気的に記録さ
    れた記録信号に重畳してトラッキングをとるための循環
    的に記録された複数種類の周波数信号に従って、自動的
    にトラッキングを取りながら上記テープ状記録媒体を走
    行させるモータを制御するモータ制御装置であって、 走行させるテープ状記録媒体の種類を検出するテープ種
    類検出手段と、 同一モードであっても上記モータの回転速度を可変させ
    るを可能とするモータ倍速可変手段とを備え、 上記モータ倍速可変手段は、上記テープ種類検出手段の
    検出結果により、上記テープ状記録媒体が任意の特定種
    類のものであった場合に、上記モータの回転速度を低下
    させることを特徴とするモータ制御装置。
  5. 【請求項5】 ピンチローラに圧着されたキャプスタン
    モータによりテープ状記録媒体を走行させる制御を行う
    モータ制御装置であって、 上記テープ状記録媒体と、上記キャプスタンモータ及び
    上記ピンチローラとの間の滑り量を検出する滑り量検出
    手段と、 上記滑り量検出手段の検出結果に基づいて上記キャプス
    タンモータの速度を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とするモータ制御装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記滑り量検出手段の
    検出結果により、上記滑り量が所定値以上であった場合
    に、上記キャプスタンモータの速度が低下するように制
    御することを特徴とする請求項5記載のモータ制御装
    置。
  7. 【請求項7】 テープ状記録媒体上に走行方向に対して
    斜め方向に形成されたトラックに沿って磁気的に記録さ
    れた記録信号に重畳して循環的に記録された複数種類の
    周波数信号を用いて、自動的にトラッキングを取りなが
    ら上記テープ状記録媒体を走行させるモータを制御する
    モータ制御装置であって、 トラッキングがとれているか否かを検出するトラッキン
    グ検出手段と、 上記トラッキング検出手段の検出結果に応じて、上記モ
    ータの回転速度を可変させるモータ倍速可変手段とを備
    えることを特徴とするモータ制御装置。
  8. 【請求項8】 上記モータ倍速可変手段は、上記トラッ
    キング検出手段の検出結果により、再生時にトラッキン
    グがとれていない場合に、上記モータの回転速度を低下
    させることを特徴とする請求項7記載のモータ制御装
    置。
  9. 【請求項9】 上記テープ状記録媒体上に記録信号が存
    在するか否かを検出する無記録検出手段を備え、 上記モータ倍速可変手段は、上記無記録検出手段及びに
    応じて、上記モータの回転速度を可変させることを特徴
    とする請求項7記載のモータ制御装置。
  10. 【請求項10】 上記モータ倍速可変手段は、上記無記
    録検出手段の検出結果により、上記テープ状記録媒体上
    に記録信号が存在する場合のみ、上記モータの回転速度
    を可変させ、上記テープ状記録媒体上に記録信号が存在
    しない場合には、上記モータの回転速度を初期状態に戻
    すして固定することを特徴とする請求項9記載のモータ
    制御装置。
  11. 【請求項11】 走行させるテープ状記録媒体の種類を
    検出するテープ種類検出手段を備え、 上記モータ倍速可変手段は、上記テープ種類検出手段の
    検出結果に応じて、上記モータの回転速度を可変するこ
    とを特徴とする請求項7記載モータ制御装置。
  12. 【請求項12】 上記モータ倍速可変手段は、上記テー
    プ種類検出手段の検出結果により、上記テープ状記録媒
    体が低い摩擦係数を有する種類のものであった場合に、
    上記モータの回転速度を低下させることを特徴とする請
    求項11記載のモータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100584532B1 (ko) * 1999-02-09 2006-05-30 삼성전자주식회사 디지털 비디오 캠코더의 서보 제어장치 및 그 방법

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