JP2777521B2 - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

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JP2777521B2
JP2777521B2 JP5066282A JP6628293A JP2777521B2 JP 2777521 B2 JP2777521 B2 JP 2777521B2 JP 5066282 A JP5066282 A JP 5066282A JP 6628293 A JP6628293 A JP 6628293A JP 2777521 B2 JP2777521 B2 JP 2777521B2
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envelope
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哲也 谷
和彦 中村
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオテープレコー
ダに関し、特にたとえば、スロー再生時におけるノイズ
発生を防止するビデオテープレコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】図7を参照して、従来のビデオテープレ
コーダ1では、スロー再生時におけるキャプスタンモー
タ2の起動タイミングが、予めマイコン3のROM4に
メモリされており、これに従ってサーボ回路5によって
キャプスタンモータ2を制御している。したがって、起
動特性が正常な場合、図8のようにテープトラックがト
レースされる。しかし、マイコン3が正常に動作しても
キャプスタンモータ2の温度が変化することによって起
動タイミングがずれたり、また、テープ6が堅かったり
ギア(図示せず)が回りにくいために、キャプスタンモ
ータ2の回転速度が変化したりした場合(起動特性が変
化した場合)、テープトラックが図9のようにトレース
され、画面にノイズが発生する。 このような不都合を解
決するために、たとえば平成2年10月23日付で出願
公開された特開平2−260265号公報において、間
欠再生時のエンベロープレベルに基づいてキヤプスタン
モータの起動タイミングを制御する方法が提案されてい
る。この方法では、具体的には、クロマ補正期間、すな
わち、制動直前のキャプスタンモータ定速期間のエンベ
ロープレベルの大小を判定することによって起動タイミ
ングを最適化する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、起
動特性が変化したときの画面上のノイズを改善すること
ができるものの、たとえば記録トレース幅と再生トレー
ス幅とが異なるとき、具体的には、録画したビデオテー
プレコーダと再生するビデオテープレコーダとが違うよ
うな場合等においては、この従来技術の方法ではエンベ
ロープレベルの変化があまり大きくなく、したがって、
そのレベル判定が正確に行えず、起動タイミングのずれ
が生じてしまうことがあった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、
ロー再生時のキャプスタンモータの起動タイミングを一
層正確に最適化することができる、ビデオテープレコー
ダを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、キャプスタ
ンモータを間欠駆動することによってテープをスロー再
生するときに再生信号のエンベロープによってキャプス
タンモータの起動タイミングを調整するビデオテープレ
コーダにおいて、キャプスタンモータの起動時のエンベ
ロープ量と制動時のエンベロープ量とが一致するように
起動タイミングを調整するようにしたことを特徴とす
る、ビデオテープレコーダである。
【0006】
【作用】たとえばマイコンによってキャプスタンモータ
の起動時および制動時のエンベロープ量が算出され、両
者が比較される。そして、起動時のエンベロープ量の方
が大きい場合は、起動タイミングが早められる。一方、
制動時のエンベロープ量が大きい場合は、起動タイミン
グが遅らされる。したがって、たとえば第1フィールド
とそれに続く第2フィールドをトレースする場合、ヘッ
ドが最適のタイミングで第1フィールドから第2フィー
ルドに移行するので、第1フィールドのトレース量と第
2フィールドのトレース量とがほぼ等しくなり、したが
って、ノイズが低減される。 なお、その後、再び起動時
および制動時のエンベロープ量が比較され、両者が一致
したときはその起動タイミングが最適値として設定され
る。なお、最初の比較の際エンベロープ量が一致したと
きは、その起動タイミングが最適値として設定される。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、キャプスタンモータ
の起動時および制動時におけるエンベロープ量が一致す
るように起動タイミングが調整される。そのため、たと
えば記録時のトレース幅と再生時のトレース幅とが異な
るような場合であっても、起動タイミングを最適化する
ことができるので、画面にノイズが生じることがない。
【0008】
【実施例】図1を参照して、この実施例のビデオテープ
レコーダ10はキャプスタンモータ12を含む。このキ
ャプスタンモータ12は、スロー再生モードに移行した
当初は、初期起動タイミングで動作する。これによっ
て、ビデオヘッド14が図2(A)のように磁気テープ
16をトレースすると、図2(B)のような再生エンベ
ロープがプリアンプ18を介して再生エンベロープ検波
回路20および映像回路(図示せず)に入力される。再
生エンベロープ検波回路20で検波された図2(D)の
ようなエンベロープ検波信号は、マイコン22に入力さ
れ、マイコン22で図2(E)のようにキャプスタンモ
ータ12の起動時および制動時のエンベロープの総和が
サンプリングされる。これに基づいて、マイコン22か
らサーボ回路24に、図2(C)のようなヘッド切換信
号と一定の位相関係をもつ起動タイミング信号が出力さ
れ、これに応じてサーボ回路24から図2(F)のよう
な駆動パルスが出力される。したがって、キャプスタン
モータ12は定速回転を始める。コントロールヘッド2
6が磁気テープ16に記録された図2(G)のようなコ
ントロール信号CTLを検出し、このコントロール信号
CTLがサーボ回路24に入力されると、サーボ回路2
4は入力から一定時間経過後図2(H)のような制動パ
ルスを出力する。したがって、キャプスタンモータ12
は定速回転を停止する。その後、起動タイミング信号に
基づく起動パルスおよびコントロール信号CTLに基づ
く制動パルスによって、キャプスタンモータ12の回転
が制御される。
【0009】マイコン22の処理動作は以下の通りであ
る。まず、ステップS1において初期起動タイミングを
0 と設定する。次に、ステップS3において、初期起
動タイミングに基づいてキャプスタンモータ12が動作
することによって得られた再生エンベロープから、磁気
テープ16の起動時のエンベロープをサンプリングし、
その総和Aを算出する。また、ステップS5において、
この再生エンベロープから磁気テープ16の制動時のエ
ンベロープをサンプリングし、その総和Bを算出する。
その後、ステップS7において総和Aと総和Bとを比較
し、総和A=総和Bであれば、ステップS9においてこ
のときの起動タイミングを最適値として設定する。した
がって、次回以降キャプスタンモータ12はこの起動タ
イミングに基づいて動作する。一方、総和A>総和Bで
あれば、ステップS11において現在の起動タイミング
に一定時間tを減算し、ステップS3からS7の処理を
繰り返し、総和A<総和Bであれば、ステップS13に
おいて現在の起動タイミングに一定時間tを加算し、ス
テップS3からS7の処理を繰り返す。
【0010】動作において、図4(D)に示すタイミン
グで起動パルスが出力され、その後図4(E)のコント
ロール信号CTLに基づいて図4(F)のような制動パ
ルスが出力されたために、図4(A)のように磁気テー
プ28がヘッドトレースされたときは、図4(B)から
わかるようにキャプスタンモータ12の起動時と制動時
とのエンベロープ総和が等しくなるので、起動タイミン
グは変更されない。しかし、キャプスタンモータ12の
起動特性が変化して図5(A)のようにヘッドトレース
されたときは、図5(B)からわかるように制動時のエ
ンベロープ総和が開始時のエンベロープ総和よりも小さ
くなるので、マイコン22によってキャプスタンモータ
12の起動タイミングが調整される。すなわち、図6
(D)のように起動タイミングが早められる。この結
果、図6(A)のように磁気テープ16がヘッドトレー
スされ、図5(B)からわかるようにキャプスタンモー
タ12の起動時および制動時におけるエンベロープ総和
が等しくなるため、次回以降このタイミングでキャプス
タンモータ12が駆動される。
【0011】なお、この実施例においては、スロー再生
開始時のみ起動タイミングを調整しているが、キャプス
タンモータ12を間欠駆動する毎に起動タイミングを調
整するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1実施例の動作の一部を示す図解図である。
【図3】図1実施例の動作の一部を示すフロー図であ
る。
【図4】図1実施例の動作の一部を示す図解図である。
【図5】図1実施例の動作の一部を示す図解図である。
【図6】図1実施例の動作の一部を示す図解図である。
【図7】従来技術を示すブロック図である。
【図8】従来技術の動作の一部を示す図解図である。
【図9】従来技術の動作の一部を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …ビデオテープレコーダ 12 …キャプスタンモータ 20 …再生エンベロープ検波回路 22 …マイコン 24 …サーボ回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャプスタンモータを間欠駆動することに
    よってテープをスロー再生するときに再生信号のエンベ
    ロープによってキャプスタンモータの起動タイミングを
    調整するビデオテープレコーダにおいて、 前記キャプスタンモータの起動時のエンベロープ量と
    動時のエンベロープ量とが一致するように前記起動タイ
    ミングを調整するようにしたことを特徴とする、ビデオ
    テープレコーダ。
JP5066282A 1993-03-25 1993-03-25 ビデオテープレコーダ Expired - Fee Related JP2777521B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60223274A (ja) * 1984-04-18 1985-11-07 Sanyo Electric Co Ltd Vtrの自動トラツキング装置
JPH0770116B2 (ja) * 1989-03-31 1995-07-31 シャープ株式会社 磁気記録信号再生装置

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