JP2506914B2 - ディジタルサ―ボ装置 - Google Patents

ディジタルサ―ボ装置

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像信号等を回転磁気ヘッドにより磁気テ
ープ上に斜め方向に記録したり、または再生を行う、い
わゆるヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置におけ
るディジタルサーボ装置に関するものである。
従来の技術 映像信号磁気記録再生装置(以下、VTRと略称す
る。)において、磁気テープ(以下、テープと略す。)
を間欠送りし、スローモーション再生(以下、スロー再
生と略す。)を行なう装置は種々知られている。しかし
ながら、映像信号を再生する回転ヘッドを備えたシリン
ダモータの回転速度が一定であっても、テープの移動速
度が急激に変化すると、磁気テープ送りの間に回転ヘッ
ドがテープの記録トラックをトレースする速度が変わ
り、映像信号中の水平同期信号周波数が変わるという欠
点がある。これによりテープ走行時に、再生画面が横に
揺れるという不都合が生じる。この不都合を解決する方
法として特開昭57−8945号公報では、テープとシリンダ
モータに取り付けられた磁気ヘッドとの相対速度をシリ
ンダモータの速度制御系に補正を行なうことにより一定
になるようにして、再生画面が横揺れしないようにして
いる。また、速度補正時には位相制御を行なわないよう
にして、位相制御の影響を受けないようにしている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、シリンダモータ
の制御は位相制御を行なっていないため速度制御のみで
行なわれるので、速度誤差出力回路とシリンダモータド
ライブの誤差信号入力回路との間にオフセットなどがあ
れば、シリンダモータの回転速度は基準速度からずれて
しまい、停止動作時の再生画面において色ずれなどの現
象を生ずる。また、位相制御を行なわないためにスロー
モードからノーマルモードへ移行したときに、スムーズ
に移行することができずに再生画面が乱れてしまう。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明のディジタルサーボ
装置は、磁気テープを走行駆動するキャプスタンモータ
と、前記磁気テープに記録された信号を再生すべく回転
ヘッドを回転駆動するシリンダモータと、前記シリンダ
モータの回転速度を一定にすべく制御する速度制御手段
と、前記シリンダモータの回転位相の基準となる基準位
相信号を発生する基準位相信号発生手段と、前記シリン
ダモータの回転位相信号と前記基準位相信号発生手段の
出力する基準位相信号との差を一定にすべく制御する位
相制御手段と、前記位相制御手段の出力を低域補償する
ディジタルフィルタと、前記キャプスタンモータを間欠
的駆動する間欠駆動手段と、前記間欠駆動手段が前記磁
気テープを間欠駆動するタイミングと同期して、前記シ
リンダモータに前記磁気テープの移動速度に応じた速度
の補正を前記速度制御手段に与える速度補正手段と、前
記間欠駆動動作モードの期間に前記ディジタルフィルタ
の特性を切り換える特性切り換え手段と、前記シリンダ
モータの回転位相信号により、前記基準位相信号発生手
段の基準位相信号と前記回転位相信号との位相差をあら
かじめ設定された位相差になるように前記基準位相発生
手段に基準信号の位相を変更させる位相合わせ手段とを
具備したことを特徴とするものである。
作用 本発明は上記した構成によって、スロー動作時のシリ
ンダモータの速度制御出力の補正を行なうときに、位相
系の低減補償フィルタの特性を変え、さらにシリンダモ
ータの回転位相と基準位相の位相差をあらかじめ設定さ
れた位相差になるように基準位相信号の位相を変更する
ことにより位相制御による影響を受けにくいようにして
いるので、スロー時の再生画面に.色ずれをおこすこと
なく横揺れを補正できると共にスローモードからノーマ
ルモードへの移行も再生画面を乱すことなくスムーズに
行なうことができる。
実施例 以下、本発明の一実施例のディジタルサーボ装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例を示したブロックダイアグ
ラムであり、1はテープであり、2はテープ1を駆動す
るキャプスタンモータ、3は映像信号の記録または再生
を行なう回転磁気ヘッド3a,3bを定速回転駆動するため
のシリンダモータ、4はテープ1の縁部近くにテープ送
りを制御する目的で制御信号を記録または再生するヘッ
ド(以下、コントロールヘッドと称す。)、5はキャプ
スタンモータ2の速度制御用の信号(FG信号)とコント
ロールヘッド4からの再生信号とシリンダモータ3の位
相信号が入力され、これらの信号に基づいてテープ1の
送りを制御するテープ送り制御手段、6はテープ送り制
御手段5の出力信号に基づいてキャプスタンモータ2を
駆動する駆動回路、7はキャプスタンモータ2によるテ
ープ1の送り量に応じてシリンダモータ3の回転速度を
補正する速度補正手段、8はシリンダモータ3の速度制
御用の信号(FG信号)の周期をあらかじめ設定された周
期になるように速度制御する速度制御手段であり、速度
補正手段7の出力信号も入力されている。9はシリンダ
モータ3の基準位相信号を出力する基準位相信号発生手
段であり、10はシリンダモータ3の位相信号(以下、HS
W信号と称す。)と基準位相信号発生手段9の出力信号
との位相差を一定に保つように位相制御を行なう位相制
御手段である。11はシリンダモータ3のHSW信号のトレ
ーリングエッジをもとに基準位相信号との位相誤差が
‘0'となるように基準位相信号発生手段9の基準位相を
合わせる位相合わせ手段である。12は位相制御手段10の
出力信号をフィルタリングし低域補償を行なうディジタ
ルフィルタである。13はテープ1の送り状態によりディ
ジタルフィルタ12の特性を切り換える特性切り換え手段
である。14はシリンダモータ3の位相制御系の出力であ
るディジタルフィルタ12の出力信号と速度系の出力であ
る速度制御手段8の出力信号を加算した信号に基づいて
シリンダモータ3を駆動する駆動回路である。なお、15
はピンチローラである。第2図は、スロー再生時の動作
を説明するための各部の動作波形図である。
スロー動作はテープの間欠送りと停止(スチル動作)
の繰り返しであり、第2図では間欠送り時の動作につい
て説明する。第2図において、aは基準位相信号発生手
段9より出力される基準位相信号であり、bは位相合わ
せ手段11によって基準位相発生手段の位相がシリンダモ
ータ3の位相に合わせられたときの基準位相信号であ
る。cはシリンダモータ3のHSW信号波形であると共に
磁気ヘッド3a,3bの切り換え信号にもなっている。dは
キャプスタンモータ2を駆動する駆動電流波形であり、
eはキャプスタンモータ2によって走行するテープ1の
テープ速度である。fは速度補正手段7より出力される
シリンダモータ3の速度補正信号である。gはテープ1
と磁気ヘッド3a,3bの相対速度を示し、hはシリンダモ
ータ3の位相制御手段10の誤差出力の信号波形である。
まず、時刻t2までの期間はスチル動作状態であり、d
の駆動電流波形が‘0'であるので、キャプスタンモータ
2は停止し、テープ1も停止している。また、シリンダ
モータ3のHSW信号が時刻t1に位相制御手段10に入力さ
れ、位相制御手段10はディジタルフィルタ12に位相誤差
出力を出力するが、シリンダモータ3は時刻t1まで十分
安定に定速回転しているので位相制御手段10の出力は
‘0'となり、ディジタルフィルタ12の出力は前のHSW信
号が入力されたときと同じ出力信号を出力する。
シリンダモータ3の回転速度が一定であり、テープ1
も停止しているので、テープ1とシリンダモータ3に取
り付けられている磁気ヘッド3a,3bの相対速度はgに示
すように一定となっている。相対速度が一定であるので
速度補正を行なう必要はなく、速度補正手段7の出力信
号はfに示すように‘0'となっている。
次に、時刻t2にスロー再生の間欠送り動作が始まる
と、キャプスタンモータ2に駆動電流が流れ、キャプス
タンモータ2が回転し始める。キャプスタンモータ2が
回転するとテープ1が走行し、シリンダモータ3の回転
速度がテープ1が停止しているときと同じであればgの
破線で示したように相対速度は一定でなく遅くなってい
く。このように、相対速度が一定でなくなると再生画面
に画面の横揺れとして現われる。それで、速度補正手段
7はテープ1の送り速度に応じた補正量を速度制御手段
8に送出し、シリンダモータ3の回転速度とテープ1の
相対速度が常に一定になるようにシリンダモータ3の回
転速度を補正する。
テープ送り制御手段5は時刻t3までキャプスタンモー
タ2を加速するので、テープ1の移動速度も速くなりシ
リンダモータ3の速度補正手段7の補正量も同様に増加
していく。
時刻t3から時刻t5まではキャプスタンモータ2は一定
の回転速度で回転するので、テープ1の移動速度も一定
となり、シリンダモータ3の速度補正量も一定となる。
時刻t4において、シリンダモータ3のHSW信号が位相
制御手段10に入力されると位相制御手段10は位相誤差を
算出する。この時、速度制御手段8に入力される速度補
正によりシリンダモータ3の位相はaに示すように基準
位相信号発生手段9が出力する基準位相信号より進んで
いる。したがって、位相制御手段10は位相を遅らせるよ
うな誤差信号、すなわちhのように誤差信号を出力す
る。そして、この誤差出力が低減補償用のディジタルフ
ィルタ12に入力される。
次に、シリンダモータ3に取り付けられた磁気ヘッド
3a,3bが映像トラックにオントラックした状態で停止さ
せるために、コントロールヘッドの出力信号をもとに時
刻t6に駆動回路6はキャプスタンモータ2へ逆方向へ回
転するような駆動電流を出力する。(フィールドスロー
時においてはコントロール信号がないフィールドがあ
り、コントロール信号がないフィールドではコントロー
ル信号が入力されてからのキャプスタンモータ2のFG信
号をカウントすることによって磁気ヘッド3a,3bが映像
トラックにオントラックするように位置決めすることが
できる。)したがって、キャプスタンモータ2の回転速
度は減速し、それに応じて、テープ1の移動速度も減少
するのでシリンダモータ3の回転速度が時刻t3において
速度補正手段7によって補正された回転速度であると、
テープ1とヘッド3a,3bの相対速度はgの波線のように
速くなってしまう。それで、時刻t6からはキャプスタン
モータ2の回転速度の減速に応じて速度補正手段7はシ
リンダモータ3の回転速度が減速するように補正出力を
変更する。
テープ送り制御手段5はキャプスタンモータ2が逆転
し始める直前、または逆転し始めた時点、すなわち時刻
t7においてキャプスタンモータ2を停止させる出力を駆
動回路6に出力する。したがって、時刻t7以後ではキャ
プスタンモータ2は停止し、テープ1も停止することに
なる。速度補正手段7もテープ1が停止するのでシリン
ダモータ3の回転速度の速度補正を行なわなくなる。時
刻t7以降は、テープ1が停止するのでスチル動作となり
時刻t2までの状態と同じであるので、シリンダモータ3
の回転速度が時刻t2の時の回転速度と同じであればテー
プ1と磁気ヘッド3a,3bの相対速度は一定となる。
しかしながら、時刻t4において位相誤差手段10が位相
誤差をディジタルフィルタ12に出力しており、その出力
によってシリンダモータ3の回転速度がわずかながら変
動している。その回転速度の変動によりテープ1と磁気
ヘッド3a,3bとの相対速度が変動し、再生画面の横揺れ
となって現われる。また、位相誤差制御手段10の出力は
ディジタルフィルタ12を介して駆動回路14に入力される
ので相対速度の変動はテープ1が停止状態となってもし
ばらくの期間継続する。したがって、時刻t10において
も位相制御手段10の出力は‘0'にならない。
スチル時に再生画面に横揺れが現われないようにする
にはテープ1が停止状態になった時点で位相誤差手段10
の出力が‘0'すなわち、位相ロック状態であると共にデ
ィジタルフィルタ12の出力がテープ1の停止状態時の出
力であればよいので、シリンダモータ3のHSW信号を用
いて基準位相信号発生手段9の位相を位相誤差が‘0'に
なるように位相あわせするとともに、ディジタルフィル
タ12の特性を通常の再生時と切り換えて、位相制御手段
10の出力が駆動回路14に現われにくいようにする。こう
することにより、スチル動作に移行したときの位相制御
手段10の誤差出力は‘0'となり、駆動回路14の入力信号
であるディジタルフィルタ12の出力はほぼ前のスチル時
の出力と同じになる。
以後、位相合わせの方法について説明する。時刻t4に
おいて、HSW信号が入力されると、位相制御手段10は位
相誤差を算出しディジタルフィルタ12に出力する。その
ときに、位相合わせ手段11は位相誤差が‘0'となるよう
に基準位相信号発生手段9の位相をずらす。すなわち、
bに示すように本来位相誤差が‘0'になる時刻t5とHSW
信号が入力された時刻t4の時間差を用いて、位相合わせ
手段11は次の基準位相のリーディングエッジを時刻t9か
ら時刻t8に補正する。それにしたがって、次の周期にお
いて位相誤差が‘0'になる時刻はt12からt11となる。
HSW信号のトレーリングエッジが時刻t10に位相制御手
段10に入力されると、位相誤差は時刻t12と時刻t10の差
ではなく、時刻t11と時刻t10の差となる。したがって、
位相誤差は位相合わせをすることにより小さくなってい
る。ここで、位相合わせを行なっているにもかかわらず
位相誤差が‘0'になっていないのは、時刻t4からt7まで
速度補正が行なわれるため、その影響により位相が時刻
t4で設定した値より少し進むためである。
時刻t10においても時刻t4で行なったような位相合わ
せ手段11により位相合わせを行なうと、時刻t11と時刻t
10の時間差より次の基準位相のリーディングエッジの時
刻はt13となり、基準位相信号は位相合わせを行なわな
かったときより時刻t13と時刻t14の時間差だけ位相が進
む。ここで位相合わせ手段11はスロー動作時のみその動
作を行ないノーマル再生時には動作しないが、位相引込
を速くする目的で位相合わせを行なうこともある。
時刻t15にHSW信号が入力されると時刻t13において位
相合わせを行なっているので位相誤差は‘0'となる。
次に、低域補償を行なうディジタルフィルタ12の周波
数特性を第3図に示す。第3図において、Aはスロー動
作以外の動作におけるフィルタの特性であり、Bはスロ
ー動作時の特性である。ディジタルフィルタ12の特性の
切り換えは特性切り換え手段13が行なっている。
Aは特性は通常の記録、再生においてシリンダモータ
3の低域における外乱抑制特性を最適にするようにフィ
ルタを設計したときの特性である。Bはスロー動作時の
ディジタルフィルタ12の特性であり、Aの特性と比べる
とAの折れ点周波数f1より高い周波数領域においてゲイ
ンが下がっている。これは、位相制御手段10の出力が変
化してもディジタルフィルタ12の出力はすぐに応答しな
いということである。
このことにより、キャプスタンモータ2によるテープ
1の間欠送り時に、シリンダモータ3の位相制御手段10
の出力が変化しても、ディジタルフィルタ12の特性がB
のように折れ点周波数f1より高い周波数領域でゲインを
低くしているのでディジタフィルタ12の出力には変化が
ほとんど現われず、シリンダモータ3の回転速度は位相
制御系の影響を受けにくくなっている。したがって、間
欠動作後のスチル動作時でのシリンダモータ3の回転速
度に変動は現われないので、テープ1とシリンダモータ
3に取り付けられた磁気ヘッド3a,3bの相対速度にも変
動が現われずに一定となる。
特性切り換え手段13は指令(たとえば、VTRの状態を
制御しているシステムコントローラの出力)に基づいて
間欠動作モードかどうかを判断し、間欠動作モードであ
ればディジタルフィルタ12の特性をBに切り換える。ま
た、間欠動作時だけでなく、スロー動作を行なっている
期間中ディジタルフィルタの特性をBに切り換えていて
も何等差しつかえない。
以上のように本実施例によれば、スロー動作時のシリ
ンダモータの速度制御出力の補正を行なうときに、速度
補正により発生する位相誤差出力を次の周期において位
相誤差‘0'になるように位相合わせを行なうと同時に、
位相系の低域補償フィルタの特性を変えることにより位
相制御による回転速度への影響を受けにくくしているの
で、スロー時の再生画面が横揺れを起こさないようにす
ることができる。また、位相系を切っていないので色ず
れをおこすこともない。さらに、スローモードからノー
マルモードへの移行も再生画面を乱すことなくスムーズ
に行なうことができる。
なお、本実施例において速度制御,位相制御,テープ
送り制御手段については詳しい動作説明を行なわなかっ
たが、たとえば「橋本他『VTRの信号処理および制御用I
C』p181〜p196,池田他『VHS方式2−6フィールドスロ
ーVTR』p29〜p38〔ナショナルテクニカルポート(Natio
nal Techical Report)Vol28 No.3 June 1982〕」に
記載されているような方法を用いれば実現できる。
また、マイクロプロセッサを用いてソフトウェアによ
り上記手段を実現することもできる。
発明の効果 以上のように本発明は、磁気テープを走行駆動するキ
ャプスタンモータと、前記磁気テープに記録された信号
を再生すべく回転ヘッドを回転駆動するシリンダモータ
と、前記シリンダモータの回転速度を一定にすべく制御
する速度制御手段と、前記シリンダモータの回転位相の
基準となる基準位相信号を発生する基準位相信号発生手
段と、前記シリンダモータの回転位相信号と前記基準位
相信号発生手段の出力する基準位相信号との差を一定に
すべく制御する位相制御手段と、前記位相制御手段の出
力を低域補償するディジタルフィルタと、前記キャプス
タンモータを間欠的駆動する間欠駆動手段と、前記間欠
駆動手段が前記磁気テープを間欠駆動するタイミングと
同期して、前記シリンダモータに前記磁気テープの移動
速度に応じた速度の補正を前記速度制御手段に与える速
度補正手段と、前記間欠駆動動作モードの期間に前記デ
ィジタルフィルタの特性を切り換える特性切り換え手段
と、前記シリンダモータの回転位相信号により、前記基
準位相信号発生手段の基準位相信号と前記回転位相信号
との位相差をあらかじめ設定された位相差になるように
前記基準位相発生手段に基準信号の位相を変更させる位
相合わせ手段とを具備したことを特徴とするもので、ス
ロー動作時のシリンダモータの速度制御出力の補正を行
なうときに、速度補正により発生する位相誤差出力を次
の周期において位相誤差が‘0'になるように位相合わせ
を行なうと同時に、位相系の低域補償フィルタの特性を
変えることにより位相制御による回転速度への影響を受
けにくくしているので、スロー時の再生画面が横揺れを
起こさないようにすることができる。また、位相系を切
っていないので色ずれをおこすこともない。さらに、ス
ローモードからノーマルモードへの移行も再生画面を乱
すことなくスムーズに行なうことができるというきわめ
て大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるディジタルサーボ装
置のブロックダイアグラム、第2図は第1図の動作を説
明するための信号波形図、第3図はディジタルフィルタ
の特性図である。 2……キャプスタンモータ、3……シリンダモータ、4
……コントロールヘッド、5……テープ送り制御手段、
6,14……駆動回路、7……速度補正手段、8……速度制
御手段、9……基準位相信号発生手段、10……位相制御
手段、12……ディジタルフィルタ、13……特性切り換え
手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを走行駆動するキャプスタンモ
    ータと、前記磁気テープに記録された信号を再生すべく
    回転ヘッドを回転駆動するシリンダモータと、前記シリ
    ンダモータの回転速度を一定にすべく制御する速度制御
    手段と、前記シリンダモータの回転位相の基準となる基
    準位相信号を発生する基準位相信号発生手段と、前記シ
    リンダモータの回転位相信号と前記基準位相信号発生手
    段の出力する基準位相信号との差を一定にすべく制御す
    る位相制御手段と、前記位相制御手段の出力を低域補償
    するディジタルフィルタと、前記キャプスタンモータを
    間欠的駆動する間欠駆動手段と、前記間欠駆動手段が前
    記磁気テープを間欠駆動するタイミングと同期して、前
    記シリンダモータに前記磁気テープの移動速度に応じた
    速度の補正を前記速度制御手段に与える速度補正手段
    と、前記間欠駆動動作モードの期間に前記ディジタルフ
    ィルタの特性を切り換える特性切り換え手段と、前記シ
    リンダモータの回転位相信号により、前記基準位相信号
    発生手段の基準位相信号と前記回転位相信号との位相差
    をあらかじめ設定された位相差になるように前記基準位
    相発生手段に基準信号の位相を変更させる位相合わせ手
    段とを具備したことを特徴とするディジタルサーボ装
    置。
  2. 【請求項2】積分項と比例項からなるディジタルフィル
    タの特性の比例項のゲインを切り換えることにより前記
    ディジタルフィルタの特性を切り換えることを特徴とす
    る請求項(1)記載のディジタルサーボ装置。
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