JPH10173166A - 電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents
電界効果トランジスタ及びその製造方法Info
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- JPH10173166A JPH10173166A JP34266496A JP34266496A JPH10173166A JP H10173166 A JPH10173166 A JP H10173166A JP 34266496 A JP34266496 A JP 34266496A JP 34266496 A JP34266496 A JP 34266496A JP H10173166 A JPH10173166 A JP H10173166A
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- thickness
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 Pt埋め込み型のGaAsMESFETにお
いて、ピンチオフ電圧等の素子特性の製造工程における
ばらつきや、素子動作中の熱による素子特性の変化をな
くし、信頼性を向上させる。 【解決手段】 半絶縁性GaAs基板11の能動層13
の上に、Pt/Mo/Ti/Pt/Auからなるゲート
電極22を形成する。ついで、約350℃で熱処理を施
して最下層のPt層を能動層に完全に拡散させる。能動
層13に拡散したPtはGaAsと反応し、PtAsや
PtGa等からなる反応層23を生成する。ゲート電極
22は、この反応層23により能動層13と良好なショ
ットキー接合を形成する。
いて、ピンチオフ電圧等の素子特性の製造工程における
ばらつきや、素子動作中の熱による素子特性の変化をな
くし、信頼性を向上させる。 【解決手段】 半絶縁性GaAs基板11の能動層13
の上に、Pt/Mo/Ti/Pt/Auからなるゲート
電極22を形成する。ついで、約350℃で熱処理を施
して最下層のPt層を能動層に完全に拡散させる。能動
層13に拡散したPtはGaAsと反応し、PtAsや
PtGa等からなる反応層23を生成する。ゲート電極
22は、この反応層23により能動層13と良好なショ
ットキー接合を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電界効果トランジス
タ及びその製造方法に関する。特に、高出力用のGaA
sMESFET等の電界効果トランジスタとその製造方
法に関する。
タ及びその製造方法に関する。特に、高出力用のGaA
sMESFET等の電界効果トランジスタとその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のGaAsMESFETにおいて
は、半導体基板の能動層の上に、Ti/Pt/Au、T
i/Pt/Al、Ti/Al、Alなどの金属を蒸着し
てゲート電極を形成していた。しかしながら、このよう
な電極を有するGaAsMESFETにおいては、0.
6〜0.7ボルト程度の順方向電圧を掛けると、リーク
電流が流れて特性劣化、さらには素子破壊に至り、大き
な順方向電圧を掛けることができなかった。
は、半導体基板の能動層の上に、Ti/Pt/Au、T
i/Pt/Al、Ti/Al、Alなどの金属を蒸着し
てゲート電極を形成していた。しかしながら、このよう
な電極を有するGaAsMESFETにおいては、0.
6〜0.7ボルト程度の順方向電圧を掛けると、リーク
電流が流れて特性劣化、さらには素子破壊に至り、大き
な順方向電圧を掛けることができなかった。
【0003】これに対し、ゲート電極として埋め込み型
のPt電極を用いると、0.9ボルト程度まで順方向電
圧を掛けることができ、大電力用に用いることができる
ことが分かっている。この埋め込み型のPt電極とは、
能動層の上にPt電極を形成されたGaAs基板に約4
00℃程度の温度で熱処理を施してゲート電極を形成し
たものである。Ptは蒸着によって形成しただけでは、
良好なショットキー特性を得ることができず、リーク電
流が大きく、また膜ストレスの影響で密着性も十分では
ないが、能動層の上のPt電極に熱処理を施すと、Pt
がGaAsに拡散してPtAsやPtGa等からなる反
応層(合金層)を生成し、この反応層は良好なショット
キー接合となり、高いショットキー障壁が実現される。
また、Pt電極と能動層との密着性も得られる。
のPt電極を用いると、0.9ボルト程度まで順方向電
圧を掛けることができ、大電力用に用いることができる
ことが分かっている。この埋め込み型のPt電極とは、
能動層の上にPt電極を形成されたGaAs基板に約4
00℃程度の温度で熱処理を施してゲート電極を形成し
たものである。Ptは蒸着によって形成しただけでは、
良好なショットキー特性を得ることができず、リーク電
流が大きく、また膜ストレスの影響で密着性も十分では
ないが、能動層の上のPt電極に熱処理を施すと、Pt
がGaAsに拡散してPtAsやPtGa等からなる反
応層(合金層)を生成し、この反応層は良好なショット
キー接合となり、高いショットキー障壁が実現される。
また、Pt電極と能動層との密着性も得られる。
【0004】図1は従来のPt埋め込み型のGaAsM
ESFET(以下、PtゲートFETという)9の製造
工程を示す断面図である。図1(a)はゲート電極及び
ソース、ドレイン電極を形成する前の半絶縁性GaAs
基板1を示す図であって、GaAs基板1の表面にはn
型イオン注入層からなる能動層2が形成され、その下に
はp層3が形成されている。また、能動層2及びp層3
の両側には、それぞれn型イオンを高濃度に注入された
n+領域4(ソース領域、ドレイン領域)が形成されて
いる。まず、このGaAs基板1のn+領域4の上に
は、フォトリソグラフィ法により、図1(b)に示すよ
うに、n+領域とオーミック接合するソース電極5及び
ドレイン電極6が形成される。ついで、能動層2の上面
にゲート電極7となるPtが真空蒸着法などによって堆
積される。この後、H2ガス中において約400℃で熱
処理を施すと、Ptが能動層に拡散してPtとGaAs
が固相反応し、PtAsやPtGa等を主とする金属化
合物を形成する。このPtAsやPtGa等からなる反
応層8は良好なショットキー接合となり、固相反応の進
行に伴って接合位置はGaAs中へ移動してゆき、図1
(d)のような埋め込み型Ptゲート電極7を備えたP
tゲートFET9が形成される。
ESFET(以下、PtゲートFETという)9の製造
工程を示す断面図である。図1(a)はゲート電極及び
ソース、ドレイン電極を形成する前の半絶縁性GaAs
基板1を示す図であって、GaAs基板1の表面にはn
型イオン注入層からなる能動層2が形成され、その下に
はp層3が形成されている。また、能動層2及びp層3
の両側には、それぞれn型イオンを高濃度に注入された
n+領域4(ソース領域、ドレイン領域)が形成されて
いる。まず、このGaAs基板1のn+領域4の上に
は、フォトリソグラフィ法により、図1(b)に示すよ
うに、n+領域とオーミック接合するソース電極5及び
ドレイン電極6が形成される。ついで、能動層2の上面
にゲート電極7となるPtが真空蒸着法などによって堆
積される。この後、H2ガス中において約400℃で熱
処理を施すと、Ptが能動層に拡散してPtとGaAs
が固相反応し、PtAsやPtGa等を主とする金属化
合物を形成する。このPtAsやPtGa等からなる反
応層8は良好なショットキー接合となり、固相反応の進
行に伴って接合位置はGaAs中へ移動してゆき、図1
(d)のような埋め込み型Ptゲート電極7を備えたP
tゲートFET9が形成される。
【0005】このようなPtゲートFETによれば、高
いショットキー障壁を有する良好なショットキー接合を
実現でき、大きな順方向電圧を掛けることができる。し
かし一方で、このようなPt単体のゲート電極では、P
tがAuやAlに比べて比抵抗が高いため、ゲート抵抗
が大きくなるという問題があった。
いショットキー障壁を有する良好なショットキー接合を
実現でき、大きな順方向電圧を掛けることができる。し
かし一方で、このようなPt単体のゲート電極では、P
tがAuやAlに比べて比抵抗が高いため、ゲート抵抗
が大きくなるという問題があった。
【0006】そこで、Pt層の上に比抵抗の小さなAu
層やAl層を積層し、熱処理を施してPt層をGaAs
に拡散させてPtとGaAsを反応させることが考えら
れた。このようなPt/Au又はPt/Alからなるゲ
ート電極では、ゲート抵抗を小さくできるが、Pt層の
上にAu層やAl層を積層して熱処理を施すと、下のP
t層と上のAu層やAl層が相互拡散し、AuやAlま
でもがGaAs中に拡散する。その結果、ピンチオフ電
圧Vpのばらつきが大きくなり、目標とする素子特性を
得ることが困難であった。
層やAl層を積層し、熱処理を施してPt層をGaAs
に拡散させてPtとGaAsを反応させることが考えら
れた。このようなPt/Au又はPt/Alからなるゲ
ート電極では、ゲート抵抗を小さくできるが、Pt層の
上にAu層やAl層を積層して熱処理を施すと、下のP
t層と上のAu層やAl層が相互拡散し、AuやAlま
でもがGaAs中に拡散する。その結果、ピンチオフ電
圧Vpのばらつきが大きくなり、目標とする素子特性を
得ることが困難であった。
【0007】そのため、例えば、特開昭54−1076
70号公報に開示されているように、Pt層とAu層の
間に拡散バリア層としてMo層を介在させることによ
り、Au層とPt層との相互拡散を阻止することが提案
された。
70号公報に開示されているように、Pt層とAu層の
間に拡散バリア層としてMo層を介在させることによ
り、Au層とPt層との相互拡散を阻止することが提案
された。
【0008】ところが、このような拡散バリア層を用い
たPtゲートFETにあっても、依然として製造工程で
ピンチオフ電圧Vpがシフトして素子特性がばらついた
り、素子動作により経時的にピンチオフ電圧Vpが変化
して不安定になったりするという欠点があった。
たPtゲートFETにあっても、依然として製造工程で
ピンチオフ電圧Vpがシフトして素子特性がばらついた
り、素子動作により経時的にピンチオフ電圧Vpが変化
して不安定になったりするという欠点があった。
【0009】そこで、本発明の発明者らは、このように
素子特性がばらついたり、不安定になったりする原因を
調べ、実験等を通して考察した結果、以下のように推測
した。すなわち、従来のPtゲートFETでは、能動層
の上に比較的厚みの大きなPt層を形成し、Ptの一部
だけをGaAsに拡散させ、所望のピンチオフ電圧その
他の特性が得られる時点で熱処理を終了することにより
(つまり、ゲート電極の熱処理温度と熱処理時間を管理
することにより)所望のピンチオフ電圧、電流値、高耐
圧等の素子特性を達成していた。しかし、半導体装置製
造工程においては、ゲート電極形成後の後工程において
も、ゲート電極の熱処理温度と同じくらいの温度で熱処
理されることがあるので、このような後工程における熱
処理によって、反応することなく残っていたPtが再度
拡散してGaAsと反応し、その結果、ピンチオフ電圧
等の素子特性が変化し、素子特性のばらつきが発生する
と考えられた。同様に、素子動作時の発熱によっても経
時的にPtが再度拡散してGaAsと反応し、その結果
ピンチオフ電圧等の素子特性が変化して不安定になると
考えられた。
素子特性がばらついたり、不安定になったりする原因を
調べ、実験等を通して考察した結果、以下のように推測
した。すなわち、従来のPtゲートFETでは、能動層
の上に比較的厚みの大きなPt層を形成し、Ptの一部
だけをGaAsに拡散させ、所望のピンチオフ電圧その
他の特性が得られる時点で熱処理を終了することにより
(つまり、ゲート電極の熱処理温度と熱処理時間を管理
することにより)所望のピンチオフ電圧、電流値、高耐
圧等の素子特性を達成していた。しかし、半導体装置製
造工程においては、ゲート電極形成後の後工程において
も、ゲート電極の熱処理温度と同じくらいの温度で熱処
理されることがあるので、このような後工程における熱
処理によって、反応することなく残っていたPtが再度
拡散してGaAsと反応し、その結果、ピンチオフ電圧
等の素子特性が変化し、素子特性のばらつきが発生する
と考えられた。同様に、素子動作時の発熱によっても経
時的にPtが再度拡散してGaAsと反応し、その結果
ピンチオフ電圧等の素子特性が変化して不安定になると
考えられた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記知見に
基づいてなされたものであって、その目的とするところ
は、ピンチオフ電圧等の素子特性が安定で、ばらつきが
少ないPt埋め込み型の電界効果トランジスタとその製
造方法を提供することにある。
基づいてなされたものであって、その目的とするところ
は、ピンチオフ電圧等の素子特性が安定で、ばらつきが
少ないPt埋め込み型の電界効果トランジスタとその製
造方法を提供することにある。
【0011】
【発明の開示】本発明による電界効果トランジスタは、
半導体基板に形成された能動層に、能動層とショットキ
ー接合するゲート電極を形成されたものである。この電
界効果トランジスタのゲート電極は、Ptと能動層との
反応層を最下層としており、その反応層の上にはPtを
含まない金属層が形成されている。
半導体基板に形成された能動層に、能動層とショットキ
ー接合するゲート電極を形成されたものである。この電
界効果トランジスタのゲート電極は、Ptと能動層との
反応層を最下層としており、その反応層の上にはPtを
含まない金属層が形成されている。
【0012】このような構造の電界効果トランジスタ
は、半導体基板に形成された能動層の上に所定膜厚のP
t層を最下層とし、当該Pt層の上にPtを含まない金
属層を有するゲート電極用金属層を形成した後、当該ゲ
ート電極用金属層に熱処理を施すことによって最下層の
Pt層のうち、能動層と接している領域のPtを能動層
と完全に反応させて反応層を形成することによって製造
される。
は、半導体基板に形成された能動層の上に所定膜厚のP
t層を最下層とし、当該Pt層の上にPtを含まない金
属層を有するゲート電極用金属層を形成した後、当該ゲ
ート電極用金属層に熱処理を施すことによって最下層の
Pt層のうち、能動層と接している領域のPtを能動層
と完全に反応させて反応層を形成することによって製造
される。
【0013】このような電界効果トランジスタにあって
は、Pt層が完全に能動層と反応しているので、ゲート
電極形成後の後工程において、さらに他の熱処理工程を
経ても、さらにPt層がGaAsと反応して接合位置が
移動することがない。従って、半導体装置製造工程にお
いて、ピンチオフ電圧等の素子特性がばらつきにくくな
り(プロセス安定性)、電界効果トランジスタの信頼性
が向上する。また、素子動作中においても、素子の発熱
によって経時的にPt層とGaAsとの反応が進行する
ことがなく(熱的安定性)、素子特性が安定する。
は、Pt層が完全に能動層と反応しているので、ゲート
電極形成後の後工程において、さらに他の熱処理工程を
経ても、さらにPt層がGaAsと反応して接合位置が
移動することがない。従って、半導体装置製造工程にお
いて、ピンチオフ電圧等の素子特性がばらつきにくくな
り(プロセス安定性)、電界効果トランジスタの信頼性
が向上する。また、素子動作中においても、素子の発熱
によって経時的にPt層とGaAsとの反応が進行する
ことがなく(熱的安定性)、素子特性が安定する。
【0014】また、このような電界効果トランジスタで
は、能動層の上に形成されたPt層を完全に拡散させて
能動層と反応させるので、能動層の上に形成するPt層
の膜厚によって電界効果トランジスタのピンチオフ電圧
等の素子特性を制御することができ、製造工程における
素子特性の制御及び管理が容易になる。
は、能動層の上に形成されたPt層を完全に拡散させて
能動層と反応させるので、能動層の上に形成するPt層
の膜厚によって電界効果トランジスタのピンチオフ電圧
等の素子特性を制御することができ、製造工程における
素子特性の制御及び管理が容易になる。
【0015】また、このような電界効果トランジスタに
おいては、Pt層(熱処理後は反応層)の上にMo、
W、Ta、Cr等の金属(以下、Mo等の金属という)
を形成しておけば、Pt層が能動層と完全に反応し終わ
った時点で、ゲート電極と能動層との反応を停止させる
ことができる。つまり、Mo、W、Ta、Cr等の金属
は能動層と反応しにくいので、Pt層が能動層と完全に
反応し終わってMo等の金属が能動層もしくは反応層と
接触した時点で能動層との反応が進まなくなる。また、
Mo等の金属は他の金属と反応しにくいので、Pt層と
Mo層等の上の他の金属層との相互拡散を防止でき、M
o層等の上の他の金属層がPt層や能動層へ拡散するの
を防止できる。従って、Pt層の上にMo等の金属を形
成しておくことにより、Pt層を能動層と完全に反応さ
せることが可能になり、かつ、他の金属と能動層との反
応を阻止することができ、製造工程や素子動作中におい
て当該電界効果トランジスタの素子特性がばらついた
り、変化したりするのを防止し、素子特性をより安定さ
せることができる。
おいては、Pt層(熱処理後は反応層)の上にMo、
W、Ta、Cr等の金属(以下、Mo等の金属という)
を形成しておけば、Pt層が能動層と完全に反応し終わ
った時点で、ゲート電極と能動層との反応を停止させる
ことができる。つまり、Mo、W、Ta、Cr等の金属
は能動層と反応しにくいので、Pt層が能動層と完全に
反応し終わってMo等の金属が能動層もしくは反応層と
接触した時点で能動層との反応が進まなくなる。また、
Mo等の金属は他の金属と反応しにくいので、Pt層と
Mo層等の上の他の金属層との相互拡散を防止でき、M
o層等の上の他の金属層がPt層や能動層へ拡散するの
を防止できる。従って、Pt層の上にMo等の金属を形
成しておくことにより、Pt層を能動層と完全に反応さ
せることが可能になり、かつ、他の金属と能動層との反
応を阻止することができ、製造工程や素子動作中におい
て当該電界効果トランジスタの素子特性がばらついた
り、変化したりするのを防止し、素子特性をより安定さ
せることができる。
【0016】具体的にいえば、ゲート電極の構成として
は、Pt層(熱処理後には、反応層)の上にMo層、そ
の上にTi層、その上方にAu層もしくはAl層を形成
したものが望ましい。このような電極構成によれば、最
下層のPt層を能動層と完全に反応させることによって
良好なショットキー接合を得ることができ、順バイアス
下においても良好な動作を行なわせることができる。さ
らに、比抵抗の小さなAu層もしくはAl層によってゲ
ート抵抗を小さくすることができる。また、Mo層の働
きによって、Pt層とTi層との相互拡散を防止し、ま
た、Pt層が能動層と完全に反応し終えた時点でゲート
電極と能動層との反応を停止させることができる。さら
に、Mo層は、膜ストレスが大きいため、形成できる膜
厚には制限があり、上層のAu、Alの拡散を防止する
に十分な厚さを実現するには技術的困難が生じる。この
ため、Pt、GaAs反応層への上層金属の拡散抑制と
兼ねてTi層をMo層と上層金属との間に挿入した。
は、Pt層(熱処理後には、反応層)の上にMo層、そ
の上にTi層、その上方にAu層もしくはAl層を形成
したものが望ましい。このような電極構成によれば、最
下層のPt層を能動層と完全に反応させることによって
良好なショットキー接合を得ることができ、順バイアス
下においても良好な動作を行なわせることができる。さ
らに、比抵抗の小さなAu層もしくはAl層によってゲ
ート抵抗を小さくすることができる。また、Mo層の働
きによって、Pt層とTi層との相互拡散を防止し、ま
た、Pt層が能動層と完全に反応し終えた時点でゲート
電極と能動層との反応を停止させることができる。さら
に、Mo層は、膜ストレスが大きいため、形成できる膜
厚には制限があり、上層のAu、Alの拡散を防止する
に十分な厚さを実現するには技術的困難が生じる。この
ため、Pt、GaAs反応層への上層金属の拡散抑制と
兼ねてTi層をMo層と上層金属との間に挿入した。
【0017】さらに、能動層の上に形成されたPt層を
熱処理によって完全に能動層と反応させるためには、P
t層(ゲート電極用金属層における最下層のPt層)の
厚みは薄くする必要がある。すなわち、能動層上に形成
する最下層のPt層の厚みは500Å以下とするのが好
ましい。Pt層の膜厚が500Åよりも厚くなると、相
互コンダクタンスの立ち上がりの急峻性が急速に低下
し、また、膜ストレスが大きくなる結果、半導体基板と
の密着性も悪くなる。
熱処理によって完全に能動層と反応させるためには、P
t層(ゲート電極用金属層における最下層のPt層)の
厚みは薄くする必要がある。すなわち、能動層上に形成
する最下層のPt層の厚みは500Å以下とするのが好
ましい。Pt層の膜厚が500Åよりも厚くなると、相
互コンダクタンスの立ち上がりの急峻性が急速に低下
し、また、膜ストレスが大きくなる結果、半導体基板と
の密着性も悪くなる。
【0018】また、能動層上のPt層はその膜厚の約2
倍の深さまで拡散させると、その反応層が熱的に安定と
なって信頼性が増し、ピンチオフ電圧等の素子特性が安
定する。
倍の深さまで拡散させると、その反応層が熱的に安定と
なって信頼性が増し、ピンチオフ電圧等の素子特性が安
定する。
【0019】また、熱処理前における能動層の厚みは、
能動層上に形成された最下層のPt層の厚みの2〜10
倍であることが好ましい。反応層の好ましい厚みは、P
t層の厚みの約2倍であるから、能動層の厚みがPt層
の厚みの2倍以上なければ、反応層下の能動層が無くな
るからである。また、能動層の厚みがPt層の厚みの1
0倍以上になると、相互コンダクタンスが急峻でなくな
り、特性が劣化するためである。
能動層上に形成された最下層のPt層の厚みの2〜10
倍であることが好ましい。反応層の好ましい厚みは、P
t層の厚みの約2倍であるから、能動層の厚みがPt層
の厚みの2倍以上なければ、反応層下の能動層が無くな
るからである。また、能動層の厚みがPt層の厚みの1
0倍以上になると、相互コンダクタンスが急峻でなくな
り、特性が劣化するためである。
【0020】また、Pt層の熱処理温度としては、25
0℃以上400℃以下が好適である。その理由は、熱処
理温度が250℃以下になると、理想係数やショットキ
ー障壁高さが劣化するためであり、熱処理温度が400
℃以上になると、オーミック電極が劣化すると共に相互
コンダクタンスの急峻性が悪くなって素子特性に悪影響
を与えるためである。
0℃以上400℃以下が好適である。その理由は、熱処
理温度が250℃以下になると、理想係数やショットキ
ー障壁高さが劣化するためであり、熱処理温度が400
℃以上になると、オーミック電極が劣化すると共に相互
コンダクタンスの急峻性が悪くなって素子特性に悪影響
を与えるためである。
【0021】ここで述べたような電界効果トランジスタ
の構造や製造方法を用いる対象としては、化合物半導体
を基板とするものが好ましく、特にGaAsMESFE
Tが好ましい。
の構造や製造方法を用いる対象としては、化合物半導体
を基板とするものが好ましく、特にGaAsMESFE
Tが好ましい。
【0022】
(実施例)図2(a)〜(h)は本発明の一実施例によ
るPt埋め込み型のGaAsMESFET(Ptゲート
FET)の製造工程を示す概略断面図である。以下、図
2に従って本発明の最適な実施例を説明する。まず、図
2(a)に示すように、半絶縁性GaAs基板11の表
面にp型イオン、例えばBe、Mgを加速エネルギー2
00keV、注入イオン密度2×1012/cm2で注入し
てp層12を形成する。ついで、図2(b)に示すよう
に、n型イオン、例えばSiを加速エネルギー100k
eV、注入イオン密度5×1012/cm2で注入してn型
能動層13を形成する。
るPt埋め込み型のGaAsMESFET(Ptゲート
FET)の製造工程を示す概略断面図である。以下、図
2に従って本発明の最適な実施例を説明する。まず、図
2(a)に示すように、半絶縁性GaAs基板11の表
面にp型イオン、例えばBe、Mgを加速エネルギー2
00keV、注入イオン密度2×1012/cm2で注入し
てp層12を形成する。ついで、図2(b)に示すよう
に、n型イオン、例えばSiを加速エネルギー100k
eV、注入イオン密度5×1012/cm2で注入してn型
能動層13を形成する。
【0023】つぎに、図2(c)に示すように、GaA
s基板11の表面をフォトレジスト14により覆い、フ
ォトリソグラフィによりソース領域及びドレイン領域を
形成しようとする領域においてフォトレジスト14を開
口し、このフォトレジスト14をマスクとし、マスク開
口を通して選択的にn型イオン、例えばSiを加速エネ
ルギー180keV、注入イオン密度1×1013/cm2
で注入し、n+領域15(ソース領域、ドレイン領域)
を形成する。その後、図2(d)に示すように、n+領
域15の上にAu−Ge系からなる金属を用いてソース
電極16及びドレイン電極17を形成し、両電極16,
17を熱処理によって合金化してn+領域15にオーミ
ック接合させる。
s基板11の表面をフォトレジスト14により覆い、フ
ォトリソグラフィによりソース領域及びドレイン領域を
形成しようとする領域においてフォトレジスト14を開
口し、このフォトレジスト14をマスクとし、マスク開
口を通して選択的にn型イオン、例えばSiを加速エネ
ルギー180keV、注入イオン密度1×1013/cm2
で注入し、n+領域15(ソース領域、ドレイン領域)
を形成する。その後、図2(d)に示すように、n+領
域15の上にAu−Ge系からなる金属を用いてソース
電極16及びドレイン電極17を形成し、両電極16,
17を熱処理によって合金化してn+領域15にオーミ
ック接合させる。
【0024】ついで、GaAs基板11の表面にレジス
ト膜19を形成し、フォトリソグラフィを行なって、図
2(e)に示すように、ゲート長に等しい幅を有し、逆
テーパ状をした開口20をレジスト膜19にあける。こ
の後、リン酸系のエッチング液に浸漬してリセス18を
形成する。
ト膜19を形成し、フォトリソグラフィを行なって、図
2(e)に示すように、ゲート長に等しい幅を有し、逆
テーパ状をした開口20をレジスト膜19にあける。こ
の後、リン酸系のエッチング液に浸漬してリセス18を
形成する。
【0025】この後、図2(f)に示すように、蒸着法
により、レジスト膜19の開口20を通して能動層13
の上に、膜厚250ÅのPt、膜厚200ÅのMo、膜
厚1000ÅのTi、膜厚500ÅのPt、膜厚350
0ÅのAuからなるゲート電極用金属層21を順次堆積
させ、レジスト膜19の上に堆積したPt/Mo/Ti
/Pt/Auからなるゲート電極用金属層21をレジス
ト膜19とともに剥離(リフトオフ)し、図2(g)及
び図3に示すような、Pt/Mo/Ti/Pt/Auか
らなるゲート電極22を形成する。
により、レジスト膜19の開口20を通して能動層13
の上に、膜厚250ÅのPt、膜厚200ÅのMo、膜
厚1000ÅのTi、膜厚500ÅのPt、膜厚350
0ÅのAuからなるゲート電極用金属層21を順次堆積
させ、レジスト膜19の上に堆積したPt/Mo/Ti
/Pt/Auからなるゲート電極用金属層21をレジス
ト膜19とともに剥離(リフトオフ)し、図2(g)及
び図3に示すような、Pt/Mo/Ti/Pt/Auか
らなるゲート電極22を形成する。
【0026】この後、GaAs基板22を約350℃で
熱処理を行う。熱処理を行なうと、図4(a)(b)に
模式的に示すように、最下層のPtがGaAs中へ拡散
し、GaAsと反応して合金化し、PtAsやPtGa
等の化合物を生成する。この熱処理工程においては、P
tが能動層中へ約500Å拡散し、GaAsと固相反応
してPtAsやPtGa等を含む反応層23を生成し、
ゲート電極22を能動層13とショットキー接合させ
る。その結果、図2(h)に示すように、反応層(Pt
As、PtGa)/Mo/Ti/Pt/Auからなる、
良好なショットキー接合のPt埋め込み型のゲート電極
22を備えたPtゲートFET24が形成される。
熱処理を行う。熱処理を行なうと、図4(a)(b)に
模式的に示すように、最下層のPtがGaAs中へ拡散
し、GaAsと反応して合金化し、PtAsやPtGa
等の化合物を生成する。この熱処理工程においては、P
tが能動層中へ約500Å拡散し、GaAsと固相反応
してPtAsやPtGa等を含む反応層23を生成し、
ゲート電極22を能動層13とショットキー接合させ
る。その結果、図2(h)に示すように、反応層(Pt
As、PtGa)/Mo/Ti/Pt/Auからなる、
良好なショットキー接合のPt埋め込み型のゲート電極
22を備えたPtゲートFET24が形成される。
【0027】(Pt層の働き)この実施例においては、
ゲート電極は、Pt(又は、反応層)/Mo/Ti/P
t/Auからなっている。このうち、最下層のPt層は
上記のように能動層と反応し、PtAsやPtGa等か
らなる反応層を生成して埋め込み型のゲート電極を形成
し、良好なショットキー接合を実現するものである。
ゲート電極は、Pt(又は、反応層)/Mo/Ti/P
t/Auからなっている。このうち、最下層のPt層は
上記のように能動層と反応し、PtAsやPtGa等か
らなる反応層を生成して埋め込み型のゲート電極を形成
し、良好なショットキー接合を実現するものである。
【0028】従来例で説明したように、GaAsと反応
していないPt層が残っていたり、Pt以外の金属がG
aAs中に拡散してGaAsと反応したりすると、熱処
理工程における熱や素子動作時の熱によって反応層が変
化し、素子特性がばらついたり、不安定になったり、劣
化したりする。これに対し、本発明のPtゲートFET
は、能動層の上に形成されたPt層をGaAsと完全に
反応させて反応層を形成している点に特徴がある。Pt
層が能動層と完全に反応しているので、ゲート電極形成
後の後工程において、ゲート電極の熱処理温度と同程度
もしくはそれ以上の熱処理温度におかれても、Pt層と
GaAsとの反応はそれ以上進むことがなく、素子特性
が変化することがない。特に、素子のピンチオフ電圧が
変動することがない。同じように、素子動作時の発熱に
よっても、ピンチオフ電圧等の素子特性が変化して不安
定になる恐れがない。
していないPt層が残っていたり、Pt以外の金属がG
aAs中に拡散してGaAsと反応したりすると、熱処
理工程における熱や素子動作時の熱によって反応層が変
化し、素子特性がばらついたり、不安定になったり、劣
化したりする。これに対し、本発明のPtゲートFET
は、能動層の上に形成されたPt層をGaAsと完全に
反応させて反応層を形成している点に特徴がある。Pt
層が能動層と完全に反応しているので、ゲート電極形成
後の後工程において、ゲート電極の熱処理温度と同程度
もしくはそれ以上の熱処理温度におかれても、Pt層と
GaAsとの反応はそれ以上進むことがなく、素子特性
が変化することがない。特に、素子のピンチオフ電圧が
変動することがない。同じように、素子動作時の発熱に
よっても、ピンチオフ電圧等の素子特性が変化して不安
定になる恐れがない。
【0029】(熱処理温度)Pt層をGaAsと反応さ
せてショットキー接合させるための、ゲート電極の熱処
理温度は、250〜400℃が好ましい。その理由を以
下に述べる。能動層の上に形成された膜厚250ÅのP
t層を完全に反応させて反応層を形成したPtゲートF
ETにおいて、熱処理温度を200〜450℃まで変化
させた場合の、ショットキー接合の理想係数とショット
キー障壁高さの変化を図5に示す。図5から分かるよう
に、250℃以下の熱処理温度ではPt層の拡散が十分
でなく、理想係数もショットキー障壁高さも共に大幅に
劣化している。従って、安定した、良好な素子特性を得
るためには、熱処理温度の下限は250℃程度である。
せてショットキー接合させるための、ゲート電極の熱処
理温度は、250〜400℃が好ましい。その理由を以
下に述べる。能動層の上に形成された膜厚250ÅのP
t層を完全に反応させて反応層を形成したPtゲートF
ETにおいて、熱処理温度を200〜450℃まで変化
させた場合の、ショットキー接合の理想係数とショット
キー障壁高さの変化を図5に示す。図5から分かるよう
に、250℃以下の熱処理温度ではPt層の拡散が十分
でなく、理想係数もショットキー障壁高さも共に大幅に
劣化している。従って、安定した、良好な素子特性を得
るためには、熱処理温度の下限は250℃程度である。
【0030】同様に、図5によると、熱処理温度400
℃以上では、ショットキー障壁高さが劣化している。さ
らに、熱処理温度が400℃以上になると、前工程で形
成されているオーミック電極が劣化し、デバイス特性に
悪影響を与える。従って、熱処理温度の上限は400℃
となる。
℃以上では、ショットキー障壁高さが劣化している。さ
らに、熱処理温度が400℃以上になると、前工程で形
成されているオーミック電極が劣化し、デバイス特性に
悪影響を与える。従って、熱処理温度の上限は400℃
となる。
【0031】(Pt層の膜厚)ここで、Pt層は熱処理
によって能動層と完全に反応させる必要があるので、P
t層の厚みは薄くする必要がある。試作によれば、Pt
層の厚みは、500Å以下にすることが好ましい。特
に、上記実施形態においては、最適な値としてPt層の
厚みを250Åにしている。Pt層の厚みが大きくなる
と、Pt層を能動層と完全に反応させるための熱処理時
間が長くなるばかりでなく、Pt層の厚みが大きくなる
に従って、同じピンチオフ電圧Vpを実現する時、相互
コンダクタンスgmの立ち上がり急峻性も低下し、また
膜厚が大きくなるとPt層の膜ストレスが増大してGa
As基板との密着性も悪くなる。
によって能動層と完全に反応させる必要があるので、P
t層の厚みは薄くする必要がある。試作によれば、Pt
層の厚みは、500Å以下にすることが好ましい。特
に、上記実施形態においては、最適な値としてPt層の
厚みを250Åにしている。Pt層の厚みが大きくなる
と、Pt層を能動層と完全に反応させるための熱処理時
間が長くなるばかりでなく、Pt層の厚みが大きくなる
に従って、同じピンチオフ電圧Vpを実現する時、相互
コンダクタンスgmの立ち上がり急峻性も低下し、また
膜厚が大きくなるとPt層の膜ストレスが増大してGa
As基板との密着性も悪くなる。
【0032】例えば、相互コンダクタンスgmの急峻性
については、図6に示すような測定データが得られた。
図6は、膜厚が250ÅのPt層を能動層と反応させた
場合と、膜厚が500ÅのPt層を能動層と反応させた
場合において、ゲート−ソース間電圧Vgsに対する相互
コンダクタンスgmの変化を測定したものである。この
図6から分かるように、膜厚500ÅのPt層では、膜
厚250ÅのPt層に比べて、熱処理の前後にかかわり
なく、相互コンダクタンスgmの急峻性が悪くなってい
る。Pt層の膜厚が250Åの場合には、浅いイオン注
入で急峻なキャリアプロファイルが得られる、能動層
(n層)の膜厚を薄くでき(この場合、約1000
Å)、相互コンダクタンスgmの立ち上がりが良くな
る。しかし、Pt層の膜厚が500Åより厚くなると、
それに応じて能動層厚も大きくしなければならず、相互
コンダクタンスgmの急峻性が損われる。これらのこと
から、Pt層の厚みは500Å以下が好ましい。
については、図6に示すような測定データが得られた。
図6は、膜厚が250ÅのPt層を能動層と反応させた
場合と、膜厚が500ÅのPt層を能動層と反応させた
場合において、ゲート−ソース間電圧Vgsに対する相互
コンダクタンスgmの変化を測定したものである。この
図6から分かるように、膜厚500ÅのPt層では、膜
厚250ÅのPt層に比べて、熱処理の前後にかかわり
なく、相互コンダクタンスgmの急峻性が悪くなってい
る。Pt層の膜厚が250Åの場合には、浅いイオン注
入で急峻なキャリアプロファイルが得られる、能動層
(n層)の膜厚を薄くでき(この場合、約1000
Å)、相互コンダクタンスgmの立ち上がりが良くな
る。しかし、Pt層の膜厚が500Åより厚くなると、
それに応じて能動層厚も大きくしなければならず、相互
コンダクタンスgmの急峻性が損われる。これらのこと
から、Pt層の厚みは500Å以下が好ましい。
【0033】また、図7は、Pt層の膜厚と相互コンダ
クタンスgmの急峻性、熱処理温度の関係を示してい
る。ここで、熱処理温度はPt層を十分に拡散させる温
度である。相互コンダクタンスgmの急峻性を示す指標
としては、相互コンダクタンスgmをゲート−ソース間
電圧Vgsで微分したΔgm/ΔVgsを用いている。この
場合の測定点は、飽和ドレイン電流Idssの1/2とな
るポイントであり、Pt層の膜厚に応じて注入条件を変
えてピンチオフ電圧Vpが約−0.8Vとなるようにして
いる。図7によれば、Pt層の膜厚が500Åを超える
と、熱処理温度が400℃以上に及ぶことがわかる。4
00℃以上の熱処理温度では熱処理温度の上限温度を超
え、また、オーミック電極が劣化し、デバイス特性に悪
影響を与える。また、Pt層の膜厚が増えるに従って、
相互コンダクタンスgmの急峻性Δgm/ΔVgsも低下す
る。また、Pt層の膜厚が大きくなると、膜ストレスが
大きくなり、GaAsとの密着性が悪くなる。これらの
点からも、Pt層の膜厚は500Åを上限とするのが望
ましい。
クタンスgmの急峻性、熱処理温度の関係を示してい
る。ここで、熱処理温度はPt層を十分に拡散させる温
度である。相互コンダクタンスgmの急峻性を示す指標
としては、相互コンダクタンスgmをゲート−ソース間
電圧Vgsで微分したΔgm/ΔVgsを用いている。この
場合の測定点は、飽和ドレイン電流Idssの1/2とな
るポイントであり、Pt層の膜厚に応じて注入条件を変
えてピンチオフ電圧Vpが約−0.8Vとなるようにして
いる。図7によれば、Pt層の膜厚が500Åを超える
と、熱処理温度が400℃以上に及ぶことがわかる。4
00℃以上の熱処理温度では熱処理温度の上限温度を超
え、また、オーミック電極が劣化し、デバイス特性に悪
影響を与える。また、Pt層の膜厚が増えるに従って、
相互コンダクタンスgmの急峻性Δgm/ΔVgsも低下す
る。また、Pt層の膜厚が大きくなると、膜ストレスが
大きくなり、GaAsとの密着性が悪くなる。これらの
点からも、Pt層の膜厚は500Åを上限とするのが望
ましい。
【0034】一方、Pt層の膜厚が100Åよりも薄く
なると、現在の技術では、膜厚の制御が困難であると共
に、十分にPtの拡散が行なわれず、良好なショットキ
ー接合が得られなくなるので、Pt層の膜厚は100Å
以上が好ましい。
なると、現在の技術では、膜厚の制御が困難であると共
に、十分にPtの拡散が行なわれず、良好なショットキ
ー接合が得られなくなるので、Pt層の膜厚は100Å
以上が好ましい。
【0035】(Pt層の拡散深さ)Pt層を熱処理によ
り能動層へ完全に拡散させる場合には、ピンチオフ電圧
Vpを所望の値に制御することが重要である。ここで、
Pt層をその膜厚の2倍程度能動層へ拡散させ、反応層
の厚みがPt層膜厚の2倍程度になるようにすると、反
応層が熱的に安定となって信頼性が増し、素子特性が安
定することが実験的に分かっている。上記実施例の場合
には、Pt層の膜厚を250Åとしているから、反応層
の厚みが500Å程度となるようにすればよく、そのた
めには350℃の熱処理温度で十分であった。
り能動層へ完全に拡散させる場合には、ピンチオフ電圧
Vpを所望の値に制御することが重要である。ここで、
Pt層をその膜厚の2倍程度能動層へ拡散させ、反応層
の厚みがPt層膜厚の2倍程度になるようにすると、反
応層が熱的に安定となって信頼性が増し、素子特性が安
定することが実験的に分かっている。上記実施例の場合
には、Pt層の膜厚を250Åとしているから、反応層
の厚みが500Å程度となるようにすればよく、そのた
めには350℃の熱処理温度で十分であった。
【0036】(能動層の厚みとPt層の膜厚との関係)
また、熱処理前における能動層の厚みは、その上のPt
層の膜厚の2〜10倍であることが好ましい。Pt層の
拡散深さはPt層の膜厚の2倍程度が望ましいから、能
動層全体が反応層によって塞がれないようにするために
は、能動層の厚みはPt層の膜厚の2倍以上必要とな
る。また、能動層の厚みがPt層の膜厚の10倍以上に
なると、相互コンダクタンスgmの急峻性が低下して素
子の特性が劣化する。
また、熱処理前における能動層の厚みは、その上のPt
層の膜厚の2〜10倍であることが好ましい。Pt層の
拡散深さはPt層の膜厚の2倍程度が望ましいから、能
動層全体が反応層によって塞がれないようにするために
は、能動層の厚みはPt層の膜厚の2倍以上必要とな
る。また、能動層の厚みがPt層の膜厚の10倍以上に
なると、相互コンダクタンスgmの急峻性が低下して素
子の特性が劣化する。
【0037】(Mo層の働き)Mo層は、拡散バリア層
として働くものであって、Pt層を能動層と完全に反応
させることを確実ならしめ、かつ、他の金属と能動層と
の反応を阻止する。本発明においては重要な働きをする
ものである。
として働くものであって、Pt層を能動層と完全に反応
させることを確実ならしめ、かつ、他の金属と能動層と
の反応を阻止する。本発明においては重要な働きをする
ものである。
【0038】上記のように、製造ばらつきが小さく、安
定したPtゲートFETを作製するためには、Pt層が
能動層に完全に拡散して反応層を形成した時点でゲート
電極の能動層への拡散を停止させ、Pt以外の金属が能
動層に拡散しないようにする必要がある。まず、Moは
GaAsと反応しにくいので、図4(b)に示すよう
に、Pt層が能動層と反応し、その反応層とMo層とが
接触した時点でゲート電極と能動層との反応が停止す
る。また、Moは他の金属の拡散を阻止する拡散バリア
層として働くので、TiやAu等が能動層ないし反応層
へ拡散してピンチオフ電圧Vp等の素子特性を変化させ
るのを防止する。さらに、Mo層は最下層のPtがTi
層へ拡散するのも防止するので、Pt層がTi層へ拡散
してGaAsに拡散する量が変動し、反応層の深さにば
らつきが生じるのを防止できる。従って、Pt層の上に
一定の厚さを有するMo層を形成しておくことにより、
Pt層のみを能動層と完全に反応させるための工程制御
や処理時間管理などの要求精度も緩和される。
定したPtゲートFETを作製するためには、Pt層が
能動層に完全に拡散して反応層を形成した時点でゲート
電極の能動層への拡散を停止させ、Pt以外の金属が能
動層に拡散しないようにする必要がある。まず、Moは
GaAsと反応しにくいので、図4(b)に示すよう
に、Pt層が能動層と反応し、その反応層とMo層とが
接触した時点でゲート電極と能動層との反応が停止す
る。また、Moは他の金属の拡散を阻止する拡散バリア
層として働くので、TiやAu等が能動層ないし反応層
へ拡散してピンチオフ電圧Vp等の素子特性を変化させ
るのを防止する。さらに、Mo層は最下層のPtがTi
層へ拡散するのも防止するので、Pt層がTi層へ拡散
してGaAsに拡散する量が変動し、反応層の深さにば
らつきが生じるのを防止できる。従って、Pt層の上に
一定の厚さを有するMo層を形成しておくことにより、
Pt層のみを能動層と完全に反応させるための工程制御
や処理時間管理などの要求精度も緩和される。
【0039】このMo層も、Pt層と同様、薄く形成さ
れており、上記実施例では、200Åの膜厚となってい
る。Mo層は、膜ストレスが大きいため、ゲート長が短
い場合、厚い膜を作製すると密着性が悪くなる。そのた
めMo層の厚みを薄くしている。
れており、上記実施例では、200Åの膜厚となってい
る。Mo層は、膜ストレスが大きいため、ゲート長が短
い場合、厚い膜を作製すると密着性が悪くなる。そのた
めMo層の厚みを薄くしている。
【0040】また、Ti層は、この薄いMo層の持つ拡
散防止効果を補助するためのもので、上層のAu、Al
層のPt/GaAs反応層への拡散を抑制するためと、
Mo層と中間のPt層との密着性を高めるのに必須であ
る。
散防止効果を補助するためのもので、上層のAu、Al
層のPt/GaAs反応層への拡散を抑制するためと、
Mo層と中間のPt層との密着性を高めるのに必須であ
る。
【0041】なお、このような拡散バリアとして働くも
のとしては、W、Ta、Cr等が知られているので、M
o層に代えて、W、Ta、Cr等の金属を拡散バリア層
として用いてもよい。
のとしては、W、Ta、Cr等が知られているので、M
o層に代えて、W、Ta、Cr等の金属を拡散バリア層
として用いてもよい。
【0042】(その他の金属層)最上層のAu層はゲー
ト電極の抵抗を小さくするための層であって、最も大き
な膜厚を有している。すなわち、上記実施例では、35
00Åの膜厚としている。従って、このAu層の代り
に、同じように比抵抗の小さなAlなどを用いてもよ
い。
ト電極の抵抗を小さくするための層であって、最も大き
な膜厚を有している。すなわち、上記実施例では、35
00Åの膜厚としている。従って、このAu層の代り
に、同じように比抵抗の小さなAlなどを用いてもよ
い。
【0043】Ti層の上の中間Pt層は、TiとAuの
反応を防ぐ、拡散バリアの働きをしている。Ptの代り
にCrを用いてもよい。
反応を防ぐ、拡散バリアの働きをしている。Ptの代り
にCrを用いてもよい。
【0044】ゲート長が短い場合、厚いMo層を最下層
のPt層の上に積むと密着性の問題などがあって、厚い
Mo層を積むことが困難であり、逆に、Mo層を薄くす
ると、Pt層とTi層との相互拡散を阻止できなくな
る。そこで、本発明のゲート構造においては、Mo層を
非常に薄くすることによってMo層の成膜を容易にし、
さらに、中間Pt層やTi層によっても相互拡散を防止
すると共に、特にTi層はMo層との密着性を高めるの
に、重要である。
のPt層の上に積むと密着性の問題などがあって、厚い
Mo層を積むことが困難であり、逆に、Mo層を薄くす
ると、Pt層とTi層との相互拡散を阻止できなくな
る。そこで、本発明のゲート構造においては、Mo層を
非常に薄くすることによってMo層の成膜を容易にし、
さらに、中間Pt層やTi層によっても相互拡散を防止
すると共に、特にTi層はMo層との密着性を高めるの
に、重要である。
【0045】しかして、本発明によるPtゲートFET
によれば、良好なショットキー特性を有するPt埋め込
み型のGaAsMESFET等の電界効果トランジスタ
を製作することができる。特に、順方向バイアス下にお
いても良好な動作をし、ゲート抵抗が小さく、ショット
キー障壁高さも高く、相互コンダクタンスの立ち上がり
が急峻で、しかもピンチオフ電圧等の素子特性のばらつ
きも小さく、熱に対する安定性も高く、信頼性の高い高
出力用の素子を製作することができる。
によれば、良好なショットキー特性を有するPt埋め込
み型のGaAsMESFET等の電界効果トランジスタ
を製作することができる。特に、順方向バイアス下にお
いても良好な動作をし、ゲート抵抗が小さく、ショット
キー障壁高さも高く、相互コンダクタンスの立ち上がり
が急峻で、しかもピンチオフ電圧等の素子特性のばらつ
きも小さく、熱に対する安定性も高く、信頼性の高い高
出力用の素子を製作することができる。
【0046】なお、上記のようにイオン注入法を用いて
能動層を最適範囲内で形成することによっても、相互コ
ンダクタンスgmの立ち上がり急峻性を良好にすること
ができ、素子の高出力化と高効率化を実現できる。
能動層を最適範囲内で形成することによっても、相互コ
ンダクタンスgmの立ち上がり急峻性を良好にすること
ができ、素子の高出力化と高効率化を実現できる。
【図1】(a)〜(d)は、従来例のPtゲートFET
の製造工程を示す概略断面図である。
の製造工程を示す概略断面図である。
【図2】(a)〜(h)は、本発明の一実施例によるP
tゲートFETの製造工程を示す概略断面図である。
tゲートFETの製造工程を示す概略断面図である。
【図3】能動層の上に形成されたゲート電極を示す概略
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図4】(a)(b)は能動層の上のPt層がGaAs
中に拡散して合金化するようすを模式的に示す図であ
る。
中に拡散して合金化するようすを模式的に示す図であ
る。
【図5】膜厚250ÅのPt層を拡散させたPtゲート
FETを用いて測定された、熱処理温度とショットキー
接合の理想係数、ショットキー障壁高さとの関係を示す
図である。
FETを用いて測定された、熱処理温度とショットキー
接合の理想係数、ショットキー障壁高さとの関係を示す
図である。
【図6】Pt層の厚みが250Åと500Åの場合にお
ける、熱処理前の相互コンダクタンス特性と熱処理後の
相互コンダクタンス特性を示す図である。
ける、熱処理前の相互コンダクタンス特性と熱処理後の
相互コンダクタンス特性を示す図である。
【図7】Pt層の膜厚に対する、相互コンダクタンスの
急峻性と熱処理温度の関係を示す図である。
急峻性と熱処理温度の関係を示す図である。
11 半絶縁性GaAs基板 13 能動層 16 ソース電極 17 ドレイン電極 21 ゲート電極用金属層 22 ゲート電極 23 反応層
Claims (9)
- 【請求項1】 半導体基板に形成された能動層に、当該
能動層とショットキー接合するゲート電極を形成された
電界効果トランジスタであって、 当該ゲート電極は、Ptと前記能動層との反応層を最下
層とし、当該反応層の上にPtを含まない金属層が形成
されていることを特徴とする電界効果トランジスタ。 - 【請求項2】 前記反応層の上に形成されている金属層
は、Mo、W、Ta、Cr等の前記能動層とほとんど反
応しない金属からなることを特徴とする、請求項1に記
載の電界効果トランジスタ。 - 【請求項3】 前記反応層の上にMo層が形成され、そ
の上にTi層が形成され、その上方にAu層もしくはA
l層が形成されていることを特徴とする、請求項1に記
載の電界効果トランジスタ。 - 【請求項4】 前記半導体基板は、化合物半導体基板で
あることを特徴とする、請求項1に記載の電界効果トラ
ンジスタ。 - 【請求項5】 半導体基板に形成された能動層の上に所
定膜厚のPt層を最下層とし、当該Pt層の上にPtを
含まない金属層を有するゲート電極用金属層を形成した
後、 当該ゲート電極用金属層に熱処理を施すことによって最
下層のPt層のうち、能動層と接している領域のPtを
能動層と完全に反応させて反応層を形成することを特徴
とする電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項6】 能動層上に形成される前記ゲート電極用
金属層における最下層のPt層の厚みが、500Å以下
であることを特徴とする、請求項5に記載の電界効果ト
ランジスタの製造方法。 - 【請求項7】 前記反応層の厚みが、能動層上に形成さ
れた前記ゲート電極用金属層における最下層のPt層の
厚みの約2倍であることを特徴とする、請求項5に記載
の電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項8】 能動層の厚みが、能動層上に形成された
前記ゲート電極用金属層における最下層のPt層の厚み
の2倍以上10倍以下であることを特徴とする、請求項
5に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。 - 【請求項9】 前記熱処理の温度が、250℃以上40
0℃以下であることを特徴とする、請求項5に記載の電
界効果トランジスタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34266496A JPH10173166A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34266496A JPH10173166A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10173166A true JPH10173166A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18355539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34266496A Pending JPH10173166A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10173166A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009016928A1 (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-05 | Rohm Co., Ltd. | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2015204333A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | 豊田合成株式会社 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
CN110326090A (zh) * | 2017-02-27 | 2019-10-11 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置及其制造方法 |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP34266496A patent/JPH10173166A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009016928A1 (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-05 | Rohm Co., Ltd. | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2015204333A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | 豊田合成株式会社 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
CN110326090A (zh) * | 2017-02-27 | 2019-10-11 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置及其制造方法 |
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